Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
微熱少年 MOVIE SONGS ◇ 2007年 04月 16日
e0081370_23331224.jpg 

ジャケット写真がUPされていない?と思われた方も多いかも知れませんが、実は今回紹介するのは真っ白なジャケットで、エンボス加工の「微熱少年」という文字が入っているだけなので真っ白にしか写らないのです。
ご了承下さい(笑)

さて、紹介するアルバムは作詞家・松本 隆が自らの小説を監督した1987年の映画「微熱少年」のために様々なアーティストが書き下ろした(一部既発表曲も含む)曲を集めた、言わばサウンド・トラック盤『微熱少年 MOVIE SONGS』です。映画の音楽監督も松本 隆が務めましたし、このアルバムのプロデュースも彼自身です。私は小説も読んでませんし、もちろん映画も観ておりません。どんな内容の話で、このアルバムがどのように映画の中で使われたかも知りませんが、このアルバムの為に書き下ろされた曲が多いということで興味を持ちました。聞いた話によると、映画は興行的には失敗で上映打ち切りの映画館も多かったとか・・・。
でもこのアルバムはなかなか面白いアルバムだと思っています。

『微熱少年 MOVIE SONGS』
01. Monotone Boy / REBECCA
02. Brushing (Instrumental) / 鈴木 茂
03. くずせるものなら、くずしてごらん -Movie Version- / CLAXON
04. 君の名前を呼びたい / The 東南西北
05. Do You Feel Me
06. 空飛ぶ電車 (Instrumental) / 細野 晴臣
07. 恋するカレン / 大瀧 詠一
08. 雪のファンタジー / 松田 聖子
09. 夢見るナタリー / 関口 誠人
10. GIRL / 南 佳孝
11. 長い髪のMaria / CLAXON

いかにもレベッカらしい01。土橋 安騎夫の書くメロディーと、NOKKOのヴォーカルこそがレベッカなんだと改めて感じた1曲です。NOKKOのヴォーカリストとしての資質は、素晴らしいものがありますね。

鈴木 茂の作・編曲によるインスト・ナンバー02。アコースティックな音を主体に、ゆったりとしたメロディーが印象的です。爽やかな微風のようなナンバーです。

1987年にデビューしたCLAXONのデビュー曲だった03。私はこのバンドのことは全く知りませんでした。このアルバムで初めて聴きましたが、ポップなメロディーと少しロック色の強いアレンジとヴォーカルが印象深いです。

The 東南西北のナンバー04。作曲は久保田 洋司、編曲は村松 邦男です。フォーク調な雰囲気ながらも、間奏でのストリングスがどことなくバロック調だったりして、妙に存在感のあるナンバーですね。

杉 真理作・編曲による05。いかにも杉らしいオールディーズ風のボップ・ナンバーです。何故か彼の曲を聴いていると、気持ちが和むのが不思議です(笑)

細野 晴臣作・編曲による06は、シンセ・サウンドによるインスト曲。タイトル通り、夜空をゆっくり飛んでいるようなイメージの曲です。

大瀧 詠一の名盤『A LONG VACATION』からの07。既存曲を使用しています。

故・大村 雅朗作・編曲による08は、松田 聖子が1982年にリリースした企画アルバム『金色のリボン』に収録されていたナンバー「星のファンタジー」に、松本 隆が新たに詞を書きヴォーカルをリテイクし、リミックスされたナンバーのようです。クリスマス・ソングです。

関口 誠人作曲、鈴木 茂編曲の09。ポップでキャッチーなメロディーな中にも、関口らしいオリエンタルなムードが漂う1曲です。

南 佳孝作曲、清水 信之編曲による10。清水 信之の美しいアレンジが特徴のバラード曲で、南 佳孝と松本 隆の相性の良さを感じる大人の曲と言える1曲ですね。

CLAXONのナンバー11。03と同じようなロック色の強いアレンジですが、ポップなメロディーを持ったナンバーです。個人的にはヴォーカルが好きなタイプでは無いのが残念です(笑)

本来であればサウンド・トラック的なアルバムですから、曲を聴きながら映像を思い出したりしながら聴くのが1番なんでしょうが、このアルバムに限っては映画を観ていなくても"松本 隆作品集"みたいな聴き方で楽しめる1枚だと思います。インスト曲2曲を除けば、当然全曲作詞は松本 隆です。参加しているアーティストが作詞家・松本 隆の作品を各々の個性や音楽性で表現しているものを集めたコンピレーション・アルバムとして楽しめると思います。松本 隆の詞の世界観が好きな方にはお薦めです。
[PR]
by kaz-shin | 2007-04-16 01:21 | Compilation / Cover | Trackback(1) | Comments(10) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/5516251
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 春樹の小部屋 at 2007-04-17 13:35
タイトル : 振替休日
本日、たまった休日出勤届の消化のため、振替休日をとり、吉祥寺に行ってきました。 目的は3つ。 ・ホープ軒の中華そば「味玉」に特製調味料「唐華」を入れて食べる。 ・三菱東京UFJ銀行に使えなくなった通帳を直してもらう。 ・中古CD買い出し。 最初の二つは簡単に終了しました。 昨日は20日であんなに混んでいた銀行も、今日は嘘のようにすいていました。 で、吉祥寺には何店か中古CDショップがあるので、残り時間でこれらを物色すべくCD店回りを敢行。 山本達彦のCDがお買い得コーナーにあっ...... more
Commented by たにぴ at 2007-04-17 00:52 x
斉藤由貴の弟が主演でしたよね、確か。
小説は、すごく良かった。で映画はね、仕方がないのかも。
なんじゃそりゃ。
しかし、松本隆らしくもありました。だから彼はコケたりしなかったんだと想います。
だって普通さ、色々手を広げると、ピークを過ぎて転がってくじゃないすか。
カー○スモーキー、秋○康、小田さんでさえ、映画で少しポイント落とした(復活したけど)じゃないすか。
松本隆は、作詞家としてその後も凄い切れ味の作品で、ヒットも出したし。
かつ微熱世代をくすぐる切なさも忘れない。
Commented by kaz-shin at 2007-04-17 01:26
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
活字(小説)の映像化って、本当に難しいと思いますね。
昔、角川映画のコピーに「観てから読むか、読んでから観るか」みたいなのが
ありましたが、私は断然「観てから読む」派でしたね(笑)
活字の場合、読む人間のイメージが膨らんでしまうから、そのイメージと
映像が一致しないとつまらなく思えてしまったりしますしね。
私も松本さんは、活字の人だと思いますね。
Commented by hallucinations at 2007-04-17 13:45
小説は面白かったのですが、映画はかなり微妙な出来でしたね。
関口の演じるビートルズかぶれのバンドマンがかなり胡散臭くて、原作っぽかったのだけ覚えています。
翻ってこのアルバムはかなり聴き応えがあります。
部屋のオーディオセットで聴くのも良いのですが、真夏の海岸に車を止めて重低音をカットしたカーステレオの軽い音で聴くのも良いと思います…原作的には。
Commented by kaz-shin at 2007-04-18 01:43
hallucinationsさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに軽い音が似合うアルバムかも知れませんね。
エンジンを切って、窓を開けて風を感じながら聴くのも良いですね。
原作を読んで、このアルバムを聴くのも面白そうですね。
今度、原作を読んでみようかと思ってます。
Commented by kotaro at 2007-04-18 04:20 x
「微熱少年」の本には2つあって、最初の本は自家製の詞歌集みたいな
はっぴいえんど在籍時代の本です。
後年の小説は80年代、松田聖子で一角当てて、まだ日本でそう
誰も買えなかったBMW ALPINAに乗ってた頃に出した中間小説です。
私は両方読みましたが、残しているのは最初の本です。
70年代は阿久悠、80年代は松本隆、この2人が力量とも戦後の歌謡曲全盛時代の代表だと思います。

非常に失敗作の少ない松本ですが、僕はkaz-shinさんが、敢て取り上げたのだと思いました。
この失敗のあと、一時F1小説など書きましたが、これも駄作です。
性描写が下手なんです。だから松本隆の世界は永遠の微熱少年、きれいなままで好いと思うし、太田裕美の世界が一番完成度が高いと思います。
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-04-18 06:29 x
F1小説!まじっすか!?
知らなかったなあそれは。流石に読んでないです。
「三日月姫」は良かったです。
性描写はなかにし礼に任せましょ、なんちて。
Commented by kaz-shin at 2007-04-19 13:05
kotaroさん、コメントありがとうございます。
松本 隆さんの書いた小説は残念ながら1冊も読んではいませんが、
歌詞に関してはやはり80年代を代表する作詞家であることは間違いありませんね。
kotaroさんの仰るように、太田 裕美さんへ提供した歌詞は素晴らしいものが多いですね。
以前、ブログでも書きましたが『木綿のハンカチーフ』の歌詞は、衝撃的でした。
あとは、南 佳孝さんや安部 恭弘さんへ提供していたハード・ボイルド系の歌詞も好きですね。
Commented by kaz-shin at 2007-04-19 13:07
たにぴさん、毎度です。コメントありがとうございます。
なにせ小説読んでないので、会話に参加出来ません(笑)
すいません!
Commented by momayucue at 2007-04-19 22:48
たにぴ@すっかりレギュラーです。
ぼくは松本隆だと、
原田真二の初期の歌詞とか、すごかったと想います。
太田裕美はねー、筒見京平と3人での組み合わせがまた良かった。
Commented by kaz-shin at 2007-04-20 00:17
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
原田 真二さんの作品も確かに松本さんでしたね。
今度久しぶりに聴き直してみたくなりました(笑)
でも正直な話をしちゃうと、松本 隆さんの詞も良いけど康 珍化さんの
詞が大好きだったりします(笑)
<< 葛谷 葉子_MUSIC GRE... ページトップ Toshiki Kadomat... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon