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STEPHEN BISHOP_CARELESS ◇ 2007年 05月 04日
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GWも後半に入りましたね。今日は天気が良かったのですが、外に出かけず家でのんびりしておりました。ハードディスクに録り溜めていたアナログ音源の、ノイズ除去処理やCD-Rへ焼く作業をしてました。天気が良かったので部屋の窓を少し開けて、気持ち良い風を感じながらの作業でした。

さて、今回は気持ちの良いこの季節にぴったりな1枚を紹介します。スティーヴン・ビショップが1976年にリリースした1stアルバム『CARELESS』です。
デビュー前からソング・ライターとして活動していたようですが、アート・ガーファンクルの1975年のアルバム『愛への旅立ち』のビショップの曲が2曲取り上げられ、それを機にレコード会社との契約にこぎつけてデビューに至っています。アート・ガーファンクルが取り上げた2曲の内の1曲は、このアルバムにも収録されています。

楽曲は全てスティーヴン・ビショップの作品で、アンドリュー・ゴールド、リー・リトナー、ジェイ・グレイドン、ラリー・カールトン、エリック・クラプトン、チャカ・カーン、アート・ガーファンクル等のミュージシャンが参加しています。アコースティックなサウンドを軸に、尖ったところの無い優しく心地良い音楽を聴かせてくれます。

『STEPHEN BISHOP / CARELESS』
01. ON AND ON
02. NEVER LETTING GO
03. CARELESS
04. SINKING IN AN OCEAN OF TEARS
05. MADGE
06. EVERY MINUTE
07. LITTLE ITALY
08. ONE MORE NIGHT
09. (GUITAR INTERLUDE) (間奏曲)
10. SAVE IT FOR A RAINY DAY (雨の日の恋)
11. ROCK AND ROLL SLAVE
12. THE SAME OLD TEARS ON A NEW BACKGROUND

スティーヴン・ビショップの代名詞のひとつと言えるヒット曲01。何とも気持ちの良い風のようなナンバーですね。ケニー・ランキンが1977年リリースのアルバム『The Kenny Rankin Album』でカヴァーしていましたね。

私が大好きな1曲02。リー・リトナーがアコースティック・ギターで、チャカ・カーンがコーラスで参加しています。切なさが漂うメロディーが印象的です。フィービ・スノウがカヴァーしていました。

美しいメロディー・ラインを持ったナンバー03。アート・ガーファンクルが繊細なヴォーカルを披露してくれています。間奏のトロンボーンは、クレジットによるとスティーヴン・ビショップです。

軽快なポップ・チューン04。ジェイ・グレイドンがギターで、エリック・クラプトンがスライド・ギターで参加しています。ホーン・セクションをフィーチャーした明るい曲調が特徴ですね。

スティーヴン・ビショップのアコースティック・ギターと美しいストリングスのみで奏でられる05。彼の根本にある音楽はフォーク・ソングなんだろうなと思わせる1曲です。

再びアート・ガーファンクルの歌声が聴けるバラード曲06。ジェイ・グレイドンがアコースティック・ギター、アンドリュー・ゴールドがギターで参加しています。優しく包み込まれるようなビショップとガーファンクルの歌声が魅力的なナンバーです。

異国情緒豊かな07。ラリー・カールトンの素晴らしいアコースティック・ギターと、溌剌としたチャカ・カーンのヴォーカルに注目です。マンドリンやアコーディオンという楽器を上手く使っていて、眩しい光りが差し込むようなイメージが膨らんできます。

バーバラ・ストレイザンドがカヴァーしたという08も美しいメロディーが特徴のナンバーです。スケールの大きさを感じるバラード曲で、バーバラが取り上げたというのも頷けますね。

短いアコースティック・ギターのインタールード09に続く10は、テンポのある軽快なナンバーです。ラス・カンケルがドラム、チャカ・カーンがコーラス、エリック・クラプトンがギター・ソロで参加しています。フォー・トップスがカヴァーしているようです。

曲のタイトルとは裏腹なスロー・ナンバー11。ファルセットを上手く使ったビショップのヴォーカルとアート・ガーファンクルのコーラスとのコンビネーションが抜群です。

アート・ガーファンクルが『愛への旅立ち』で取り上げた1曲である12。スティーヴン・ビショップのアコースティック・ギター1本による弾き語りです。おそらく彼は、こういう弾き語りスタイルで活動してきたのかなと思います。しっくりとくる演奏と歌が魅力です。

このアルバムを聴いていると、AORな作品と言うよりSSWの作品というイメージの方が強いですね。1976年という時代を考えれば、ある意味当然かも知れませんね。AORがブームとなり、「ON AND ON」みたいな曲にスポットが当たったといった感じかも知れませんね。
とにかく大人の音楽ですね。初夏の休日の午前中の陽射しの柔らかく、風の爽やかな時間帯に、ビールや珈琲でも飲みながら聴いたら最高に贅沢な1枚だと思いますよ。大勢集まった時のBGMで使うより、一人でじっくりと静かに聴きたいアルバムです。
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by kaz-shin | 2007-05-04 00:03 | 洋楽系 | Trackback(2) | Comments(17) | |
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Commented by 240_8 at 2007-05-04 00:13
こんばんは!
スティーブン・ビショップは大好きなアーチストです。特に彼の1stと2ndは大好きで、よく聴いてます。
本作では①②④⑧⑩あたりが好きですね。もっと英語力があれば、彼の詞の世界も堪能できるのですが、残念ながらそこまでスキルアップが図れていないもので、あまりコメントできません^^。
いいアーチストですよね。
Commented by kaz-shin at 2007-05-04 00:27
240_8さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
ビショップのアルバムは、一人でいる時によく聴きます。
不思議と穏やかな気分にさせてくれます。音数も多くなくてシンプルですね。
私も英語は駄目なんで内容についてはよく分かりませんが、これだけの
メロディーが書けるだけでも凄いもんだと感心してしまいます(笑)
Commented by まるいチーズ at 2007-05-04 00:44 x
こんばんは
これはまた見逃せない作品の紹介ですね~(笑)、この頃の洋楽ではケニー・ランキンと共に最もよく聴いた人です。こういうの何て言うんでしょうね?AOR、SSW、メローミュージック?おじさんになってから聴くとまた新たな楽しみ方が出来ますよね、若い頃より気持ちゆっくり聴けると言うか、う~ん、確かに初夏のイメージですよね~(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-05-04 00:55
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
昨晩はアナログ音源をデジタル化したりして明け方まで起きてまして、
目が覚めたのが10時過ぎ。ベランダに出てみると実に気持ちの良い
天気で、ふとこのアルバムが聴きたくなりました(笑)
それでついでに紹介しようかと思い立った次第で・・・。
若い頃は地味な印象もあったのですが、この歳になって聴くと妙に
良く感じたりしてます。
Commented by momayucue at 2007-05-04 01:41
はい、たにぴです。
Bishまにあです。Bishのアルバムは、発売されたものも、
されてるはずのないものも、
みぃんな持ってます。
本人のサインも持ってるし。
直接話もしました。
あるコンサートの最前列で、彼の得意なボブディランの真似のまね!を、
やっちゃったことすらあります。
こないだ出たライヴDVDでも、最前列にいます。
ははは、坂本龍一オタクで、ライクーダーオタクでありながら、
スティーブンビショップおたくでもあるんです。
まぁ、只の自慢ですな。失礼しました。
Commented by kaz-shin at 2007-05-04 11:29
たにぴさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
坂本さんやライ・クーダーのマニアだったことは知っておりましたが、
Bishのマニアとは思いませんでしたよ(笑)
私の場合、この1stと2ndくらいしか聴いたことが無いのですが
他にも良い作品があるんでしょうね。
本人と話をしたというのも凄いですね~。もしかしてたにぴさんは
英語が堪能だったりします?
Commented by Sken at 2007-05-04 16:33 x
私もこれは好きですよ。
このレーベル以降でしたら、RHINOから出ているベスト盤が
いいですよ。幻のアルバムからとか、シングル・ヴァージョン
なども入っています。
Commented by kaz-shin at 2007-05-04 23:10
Skenさん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
そのベスト盤は今でも入手可能ですかね?
出来れば聴いてみたいですね。Bishの音楽を聴くと、不思議と気分が
和んできます。素晴らしいSSWですね。
Commented by momayucue at 2007-05-05 02:09
はいはい、たにぴです。
そのBEST盤はですね、save it for a rainy days でのエリッククラプトンのギターソロが、
なんと8小節あるんです!
って、マニア向けなネタだなー。すいません。
http://momayucue.exblog.jp/4712270
に、ぼくの持ちネタがどぉっと並んでます。
最新作saudageも、近々来ますよー。
5/6のライヴでは、Bishコミュのmixi仲間、マエヤマ=タカミさんと共演するんです。
Commented by momayucue at 2007-05-05 02:11
ごめんね連投。
Red cab to Manhattanというアルバムは、マイク・マイニエリとトミー・リピューマのプロデュースで、NYレコーディングですよ。
kaz-shinさん、気になるでしょ。うふふ。
Commented by kaz-shin at 2007-05-05 21:11
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ブログの記事拝見しました。あんなにアルバムがあるとは思ってませんでした。
少し前の話なんですが、たにぴさんのブログの写真にも載っていた
青いギターを抱いたベスト盤を都内のBOOK OFFで見つけましたが、
値段的に躊躇しまして、後日やはり欲しくてお店へ行ったのですが売れてしまってました(涙)
やはり、悩んだ時は絶対に買うべきですね。こういう時って必ず後悔していますから・・・(笑)
『Red cab to Manhattan』って今でも買えます?
これは聴きたいですね~。
Commented by momayucue at 2007-05-06 00:14
いえーい、たにぴです。
あしたライヴなのに、わけあって夜更かしです。
練習し過ぎで腱鞘炎です。
『Red cab to Manhattan』は、緑が丘のタワーに、ごく最近の紙ジャケ・リイシューがまだありますよー!
具体的過ぎだ。
ちなみにぼくらのblogのあの写真は、映画トッツィーのサントラとか、
ジャケット違いのアコースティックベストとか、
自主制作のデモ盤などなども含んでます。
余談ですが私の英語は、……、
あい、はば、ぶっく。いず、でぃさ、ぺんしる?
とかのレベルっすよ。
N.Y.に住んでた時も、解んなくても「なっしん、なっしん」で半年。ははは。
Commented by kaz-shin at 2007-05-06 00:49
たにぴさん、毎度です。いつもありがとうございます。
緑ヶ丘のタワーだけで通じる私達って凄いですよね(笑)
まだ、入手可能なんですね。情報ありがとうございます。

明日のライブ、頑張って下さいね。1度お伺いしたいと思ってはいるのですが、
日曜日が多いですよね。結構日曜は用事で出かけてしまうことが多いもので・・・すみません。
いつも成田街道を走っているので、場所は分かっているんですよ!
Commented by かわちゃん at 2007-05-13 03:08 x
こんばんは。僕はこの「ケアレス」を恥ずかしながら聴いたことがありません。が是非聴きたいです。BISHOPの作品は、「BISH」を一枚持ってます。これは僕のAORのCDの中でも大好きな一枚です。
Commented by kaz-shin at 2007-05-13 11:05
かわちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私も『BISH』も凄く好きなアルバムです。ぜひこの1stも聴いてみて下さい。
きっと気に入ると思いますよ。
Commented by かわちゃん at 2007-05-13 20:58 x
早速「ケアレス」、聴かせて頂きました。「ビッシュ」もよかったけれど、こちらもよかったです。まだそんなにも聴き込んでないのですが、never letting goなんかはよかったですね。チャカカーンの後半の力強い中に気持ち良く耳に入ってくるコーラス、NEVER LETTING GO………、と続きフェイドアウトへ。よかったです。
Commented by kaz-shin at 2007-05-13 21:19
かわちゃんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
早速聴かれたんですね。気に入ってもらえて何よりです。
私も「Never Letting Go」は大好きな曲です。

「Never Letting Go」と言えば、石川セリさんの洋楽カヴァー・アルバム
『NEVER LETTING GO』も素晴らしい作品で、日本のアーティストの
洋楽カヴァー・アルバムでは1番好きなアルバムです。
以前ここでも紹介しましたが、機会があったらこちらも素晴らしいアルバムで
「Never Letting Go」も素晴らしい仕上がりなのでお薦めです。

ちなみに書いた記事は↓
http://musicave.exblog.jp/4290431
です。
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