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THE BROTHERS JOHNSON_BLAM!! ◇ 2007年 05月 13日
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今回紹介するのは、ブラザーズ・ジョンソンが1978年にリリースした3rdアルバム『BLAM!!』です。
ブラザーズ・ジョンソンは名前の通り、ジョージ・ジョンソン(g)とルイス・ジョンソン(b)兄弟を中心としたバンドで、1976年にクインシー・ジョーンズのプロデュースで制作されたアルバム『LOOK OUT FOR #1』でデビューしました。
ブラザーズ・ジョンソンと言えば、やはり有名なのは弟・ルイス・ジョンソンのベース・プレイですしょう。
チョッパー奏法(スラッピング奏法)のパイオニア的な存在で、チョッパーを広く一般に普及させた立役者と言えるプレイヤーではないでしょうか。サンダー・サム(雷の親指)の異名を持つ、そのチョッパー奏法に当時は度肝を抜かれたものでした(笑)
クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子とも言われ、彼のプロデュース作品には欠かせないベーシストですね。

『BLAM!!』もクインシー・ジョーンズのプロデュース作品で、参加しているミュージシャンもバンド・メンバー以外にもクインシーの人脈により素晴らしい面子が揃っています。
デヴィッド・フォスター(key)、リチャード・ティー(key)、ハーヴィー・メイソン(ds)、ラリー・カールトン(g)、スティーヴ・カーン(g)、スティーヴ・ポーカロ(per)、スティーヴ・フォアマン(per)、ホーン・セクションにはマイケル・ブレッカーとシーウィンド・ホーン・セクションが参加しています。

アルバムは、当時流行っていたディスコ系のダンス・ミュージックが中心で特に突出した曲は無いのですが、名匠クインシー・ジョーンズの緻密なアレンジは健在です。私の場合は、優れた演奏を聴いて楽しむアルバムとして大好きな1枚です。

『THE BROTHERS JOHNSON / BLAM!!』
01. AIN'T WE FUNKIN' NOW
02. SO WON'T YOU STAY
03. BLAM!!
04. ROCKET COUNTDOWN / BLASTOFF
05. RIDE-O-ROCKET
06. MISTA' COOL
07. IT'S YOU GIRL
08. STREETWAVE

当時、ディスコでよくかかっていた彼等の代表曲の一つ01。邦題は「ファンキン・ナウ」でした。ディスコ系ナンバー特有の単調なリズムの中、光っているのはやはりルイス・ジョンソンのチョッパー・ベースとシーウィンド・ホーン・セクションのホーンですね。明らかにディスコで流行らす意図で作られた曲ですね。

ハーヴィー・メイソンとデヴィッド・フォスターの共作によるメロウなナンバー02。美しいメロディーを持ったミディアム・バラード曲で、大好きなナンバーです。全篇にラリー・カールトンのギターがフィーチャーされ、間奏でのマイケル・ブレッカーのメロウなテナー・サックスのソロが素晴らしいです。

アルバム・タイトル曲03はライト・ファンクといった趣きのナンバーです。ルイス・ジョンソンのチョッパーではないオーソドックスなベース・プレイが堪能出来る1曲です。この曲もシーウィンド・ホーン・セクションが大活躍です。

1分弱の壮大な感じのイントロダクション04に続く05。軽快なファンキー・チューンです。この曲ではリチャード・ティーのピアノが大活躍です。そしてルイス・ジョンソン特有の軽めのチョッパー・ベースにどうしても耳を奪われてしまいます(笑)

ほとんどインスト・ナンバーという感じの06。ジョージ・ジョンソンのギター・カッティングとルイス・ジョンソンのチョッパーがフィーチャーされたFUNKチューンです。注目はシーウィンドのラリー・ウィリアムスのシンセ・ソロです。この人はサックスだけでなくシンセを弾かせても一流ですね。

ジョンソン兄弟とクインシー・ジョーンズの共作によるミディアム・ナンバー07。ソフト&メロウ路線のロマンティックな曲です。スティーヴ・カーンの渋いギター・プレイが光る1曲で、特にソロでのプレイは個性的ですね。

アルバムの目玉曲とも言えるインスト・ナンバー08。ブラザーズ・ジョンソンの素晴らしい演奏力を味わえる1曲です。まさにFUNK FUSIONと言った感じですね。シーウィンド・ホーン・セクションのアンサンブル、ルイス・ジョンソンの重厚なベース・プレイ、ラリー・ウィリアムスのシンセ・ソロ等聴き所が沢山ある1曲です。

このアルバムで聴けるルイス・ジョンソンのチョッパー奏法は、今の時代ならおそらくアマチュアでも弾ける人は大勢いるでしょうけど、当時はやはり衝撃的でしたね。この頃、チョッパーと言えばルイス・ジョンソンと後藤 次利でした。この二人は私にとってアイドルでしたね(笑)
あとこのアルバムで1番貢献しているのは、おそらくシーウィンド・ホーン・セクションですね。2ndアルバム『RIGHT ON TIME』ではタワー・オブ・パワーのホーン・セクションを起用していましたが、人気・実力共に昇り調子だったシーウィンド・ホーン・セクションに注目したクインシー・ジョーンズの眼力には脱帽です。その後のシーウィンド・ホーン・セクションの活躍はご承知の通りですね。
音楽的には時代を感じますが、サウンド的には30年も経過していながらも十分今でも通用するもので、改めてクインシー・ジョーンズのプロデューサーとしてのセンスを感じることの出来る1枚です。
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by kaz-shin | 2007-05-13 11:05 | 洋楽系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by at 2007-05-13 14:01 x
名匠Q・ジョーンズの秘蔵っ子?として、彼らが一番輝いていた頃の作品ですね、この頃は彼らは他数々の名盤に客演していたと思います。
特に彼のチョッパーが印象的に残っているFusionの名曲として、以前レビューされていた「Finger Paintings」(アール・クルー)の〝dance with me〟での曲中のアクセントは、今でも光輝いていると思います。
この作品ではB面(レコードとして)がFunk Fusionとしてはなかなか聴きやすいですね、特に04は当時話題のMovie「スターウォーズ」にインスパイアされていたのは明白ですね。(笑)

久しぶりに聴き入っておりましたが、全曲で30分程度とあっという間に聴き終わってしまいました。
また当時TVで売れに売れていた小林克也がこの作品のライナーノーツを書いていたというのも振り返ると非常に懐かしいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-05-13 21:05
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
これだけクインシー絡みの仕事をしていれば、秘蔵っ子という事はないですね(笑)
当時のルイス・ジョンソンの活躍ぶりは凄かったですよね。夢さんの仰るように
アール・クルーの作品やクインシー絡みであればマイケル・ジャクソンの作品であったり・・・。
アルバム中の曲もディスコ、メロウ、FUNK、FUSION等多彩で楽しいものですが、
ブラザーズ・ジョンソンとしての色をどうやって全面に出していくか試行錯誤していたのかも
知れないですね。
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