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永井 博 VS 鈴木 英人 ◇ 2007年 05月 20日
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便利な世の中になったもので、ネットで自分の好きな曲だけ、あるいはアルバム単位でDLするだけという簡単な方法で購入出来るようになりました。提供されている楽曲も多く、中には現在では廃盤で入手困難なアルバムも購入可能なのはすごく魅力的ですね。

しかし、私のような古い人間にはどうしても今一つ馴染めません(笑)
手軽さや便利さを理解しつつも、やはり私にとって音楽(アルバム)とは

①音楽が記録されている丸い媒体である=耳で聴いて楽しむ
②ジャケットが存在する=目で見て楽しむ
③歌詞カード、ライナー・ノーツ、帯が存在する=①をより楽しむ為の情報

という3つの要素が含まれているものなんですね。
若い世代の人に「嫌だなー、おじさんは!」と笑われそうですが、上の3つの要素が揃っていないと物足りないんですね。志村 けん風に言えば、「そうです!私が頑ななおじさんです!」(笑)

上記3つの要素の中でも②は、私にとって結構購買意欲を左右する重要なファクターなんです。
今回はアルバム・レビューではなくジャケットに関する話です。
ジャケット写真は、80年代の音楽が好きな方にはお馴染みのイラストレーターが手掛けたアルバムです。
写真左は、大瀧 詠一の『A LONG VACATION』(1981年)のジャケットを手掛けて一躍有名になったイラストレーター・永井 博の描いたジャケットで、写真右は、山下 達郎の『FOR YOU』(1982年)のジャケットで有名になった鈴木 英人の描いたジャケットです。
二人のイラストは、タッチや手法が全く違いますがどちらもリゾート感が溢れていて、日本という狭い島国で育った私には憧れの風景が描かれています。
二人のイラストは人気も高く、80年代のアルバム・ジャケットに二人のイラストが沢山使われていました。
今でもCDショップで彼等のイラストが使われたジャケットを見ると、必ず手に取ってしまいます。もちろんジャケットのみで購入することはありませんが、ジャンルやアーティストに関係無く手に取って眺めてしまいます(笑)

70~80年代の音楽がまた脚光を浴びて、リイシューやコンピレーション・アルバムのリリースが盛んになると同時に、永井 博や鈴木 英人のイラストもまた数多く登場するようになりました。
そんな中で、2000年代にリリースされた人気コンピレーションで私も大好きなアルバムを2枚紹介します。もちろん、ジャケットのイラストは永井 博と鈴木 英人が手掛けています。

永井 博のイラスト(ジャケット写真:左)を使用しているのは、2005年にリリースされた人気コンピレーション・シリーズの中の1枚である『breeze AOR J-Selection Cruising』。
70~80年代のJ-POP等の楽曲をAORという観点からセレクトしたコンピレーションです。

『breeze AOR J-Selection Cruising』
01. 君は天然色 / 大瀧 詠一
02. ふたりの夏物語 Never Ending Summer / 杉山 清貴&オメガトライブ
03. ピンク・シャドウ / ブレッド&バター
04. 夏のクラクション / 稲垣 潤一
05. 恋のブギ・ウギ・トレイン / アン・ルイス
06. CALIFORNIA SHOWER / 渡辺 貞夫
07. 思いきりアメリカン / 杏里
08. Got That Feeling / 秋山 一将
09. モンロー・ウォーク2004 / 南 佳孝
10. 思い出は美しすぎて / 八神 純子
11. 虹とスニーカーの頃 / チューリップ
12. BLUE CURACAO / サディスティックス
13. 今夜だけきっと / スターダスト・レビュー
14. Hello Again / 村田 和人
15. SOMEDAY / 佐野 元春


鈴木 英人のイラスト(ジャケット写真:右)を使用しているのは、2004年にリリースされたコンピレーション・アルバム『Melodies - The Best of Ballads』。
2003年にリリースされ、セールス的にも好調だった『Melodies - The Best of AOR』に続く第2弾で、2枚組です。

『Melodies - The Best of Ballads』
Disc.1
01. ニューヨーク・シティ・セレナーデ / クリストファー・クロス
02. オープン・アームズ / ジャーニー
03. ケアレス・ウィスパー / ジョージ・マイケル
04. STAY WITH ME / ピーター・セテラ
05. パラダイス~愛のテーマ / アン・ウィルス&マイク・レノ
06. 見つめて欲しい / フィル・コリンズ
07. トゥルー / スパンダー・バレエ
08. タイム・アフター・タイム / シンディ・ローパー
09. エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ / ポール・ヤング
10. 涙のフィーリング / REO スピードワゴン
11. さよならロンリー・ラヴ / エア・サプライ
12. 涙は今夜だけ / ビル・ラバウンティ
13. 99 / TOTO
14. 君に想いを / スティーヴン・ビショップ
15. スウィート・ベイビー / スタンリー・クラーク&ジョージ・デューク
16. 愛をもう一度 / セルジオ・メンデス
17. オール・バイ・マイセルフ / エリック・カルメン
18. トワイライト・ハイウェイ / ボズ・スキャッグス

Disc.2
01. カサブランカ / バーティー・ヒギンズ
02. アイ・ニード・ユー / モーリス・ホワイト
03. 君こそすべて / シカゴ
04. ウーマン・ニーズ・ラヴ / レイ・パーカーJr.&レイディオ
05. チェリッシュ / クール&ザ・ギャング
06. スウィート・ラヴ / アニタ・ベイカー
07. スルー・ザ・ファイア / チャカ・カーン
08. オールウェイズ / アトランティック・スター
09. セーラ / スターシップ
10. ドライヴ / カーズ
11. ガール・ライク・ユー / フォリナー
12. ベイビー、カム・トゥ・ミー
13. セクシャル・ヒーリング / マーヴィン・ゲイ
14. 愛はかげろうのように / シャーリーン
15. ユー・ガット・イット・オール / ジェッツ
16. スーパーウーマン / キャリン・ホワイト
17. ミス・ユー・ライク・クレイジー / ナタリー・コール
18. カム・トゥ・ミー / ボビー・コールドウェル

どちらのコンピレーション・アルバムも既に所有している音源ばかりが収録されていましたが、ジャケットが気に入って購入してしまいました。選曲自体は悪くないので、車で聴くには重宝しています(笑)
皆さんは、永井 博のイラストと鈴木 英人のイラストではどちらがお好みですか?
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by kaz-shin | 2007-05-20 04:23 | Compilation / Cover | Trackback(2) | Comments(14) | |
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Tracked from 3度のメシよりCD at 2007-05-20 08:41
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Commented by rs at 2007-05-20 06:39 x
上記、三か条激しく同意です(笑)

自分も物理的フォーマット(HDD・MEMORY論外)が存在し、
ジャケが存在しないと所持してる気分になりません。

きっと今の若者にはジャケ買いなんて行為は
考えられない事なのかもしれませんが。

さて、永井さんと英人ですが両者共に好きなので
どちらか選べと言われても・・・。

昨今のAORコンピで両者のジャケを見かけると
80年代当時を思い出します。

それだけジャケって重要なんですよね、
なのでジャケの無い配信は言語道断!
Commented by shintan_shintan at 2007-05-20 08:48
おはようございます。過去記事ですがTBさせていただきました。
「永井 博」「鈴木 英人」どちらも良いですね。「夏」「アメリカ」を感じさせてくれて大好きです。鈴木英人は、中学の時にずっと購入してた雑誌「FMステーション」でもカバーを手掛けていて、彼の作品をみると昔懐かしくなります。
Commented by kotaro at 2007-05-20 09:35 x
ちょっと話はそれますが、今はデジカメでもスキャナーでも
家庭にあっておかしくない時代。
でも当時、LPアルバムのジャケットを小型化して手製のカセットの
ラベルにできたら、どんなにいいかといろいろトライしました。
カメラで撮ったり…
またワープロもない時代、ラベル背表紙の文字を凝りたくて
転写スクリーン文字をひろって均等に並べたり…
永井氏や鈴木氏のイラストがカセットラベルサイズでFM誌の付録になってたら、それは購入意欲を増したものです。
でもこだわり性のオイらはそれをさらに加工してたりして…

いま思えば一体何のための努力だったのでしょう?
 デモソレダケ、音楽ガ好キダッタンダヨオ〜
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 10:19
rsさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり、ジャケットの無いアルバムは味気無いですよね。
LPからCDになってサイズが小さくなりましたが、それでもジャケットの持つ
重要性とか芸術性は昔と私の中ではちっとも変わっていません(笑)
永井さんと鈴木さんのイラストは、80年代の素晴らしい音楽を耳だけで
なく、見ることでも気分爽快にさせてくれましたよね。
実は私も永井さん、鈴木さんのどちらも大好きで、選べと言われても無理なんです(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 10:25
shintanさん、こんにちは。コメントとTBありがとうございます。
収録されている曲のほとんどを既に所有していながらも、ジャケットに誘惑されて
購入してしまいました(笑)
それだけ、永井さんと鈴木さんのイラストに80年代以降惚れ込んでおります。

私もFM誌は「FM Station」でしたよ。付録で付いてくる鈴木さんのイラストの
カセットのインデックス・ラベル目当てでしたけど・・・。
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 10:43
kotaroさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
コメントを読ませて頂いてら、80年代が一気に蘇ってきました。

>またワープロもない時代、ラベル背表紙の文字を凝りたくて
>転写スクリーン文字をひろって均等に並べたり…
全く同じことを私もしてましたよ。ただ、洋楽の場合はアルファベットの転写シートで
対応できて良かったのですが、問題は邦楽でして・・・。
自分の汚い字で書くのが嫌でしたね~。それでも仕方無く手書きしていたんですが、
極細のレタリング用のペンを買って、一文字ずつ時間をかけて丁寧に書いてました。
今では考えられないくらいに、ラベル作成に時間をかけてました。
でもそれが楽しかった時代でした。
Commented by martha1961 at 2007-05-20 18:28 x
こんにちは
私はこれですね。

>③歌詞カード、ライナー・ノーツ、帯が存在する=①をより楽しむ為の情報

3か条全てうなづけますが特に③は必須です。(笑)
曲目追うと、聴きたくなってしまうのが人情。
大半はオリジナルCDで既に所有しているのにたった1曲を聴きたくて買いたくなってしまうのがこの手のアルバムですね。
完全にマーケットに踊らされている感もありますが、欲求を抑えきれませんよね~~~(笑)
Commented by chikazo-toto at 2007-05-20 21:51
kaz-shinさん、まいど♪
3ヶ条、同意見でございます。ジャケットは重要ですよね。
どちらのCDも内容が良好で、特におっしゃるとおり車内ではCDの交換の必要がなく、ドライブには重宝ですよね。
う~ん、どちらも好きなんですが、どっちかというと鈴木 英人さん派ですかね。80年代後半にFMステーションを買って、山下達郎さんとか夏用テープに使用するのが好きでした。カセットに合わせてあって、シールとかもありましたね。 う~ん、あの頃の夏がなつかしいですね。

ありがとう、 kaz-shinさん。 サンキュ!
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 22:50
martha1961さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>3か条全てうなづけますが特に③は必須です。(笑)
そうですね、分かりますよ。
中古CD買って歌詞カードやライナー・ノーツが入っていないとがっかりします。
昔のLPと違って、CDのジャケットではミュージシャン・クレジットなど掲載する
スペースが無い分、③の重要性は増しましたよね。

こういうコンピって作ろうと思えば、自分で同じ選曲のCD-Rを作ることは可能ですが、
ジャケットは自分ではどうやっても書けません(笑)
音楽を聴きながら、ジャケットやライナー・ノーツを読むというのも醍醐味ですから
私もつい買ってしまいますね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 22:59
chikazoさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
永井さんのイラストは"南国"、"海"というイメージのものが多いですが、
鈴木 英人さんの場合は、リゾート感覚溢れるものもありますが、いかにも
アメリカを感じさせる風景を描いたものが多いので、AOR作品等ジャンルも
多岐に渡って使用されていましたよね。
そういう意味では一般的には英人さんのイラストの方が人気が高いかも知れませんね。
Commented by hisa at 2007-05-20 23:10 x
私も三ヶ条、同意です。音楽配信なんて考えられません。
CDがでた当初、レコードなら3000円だけどCDに3000円払うのに抵抗があった記憶もあります。
コンピもついつい買ってしまうのは同じですね。
Commented by kaz-shin at 2007-05-20 23:40
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
三ヶ条について賛同してくれる方が沢山いらしたので、ホッとしています。
なんせ当方、完全なおっさん(初老に近いかも・・・笑)ですからね。
今時古いのかも知れないなと思っていましたから・・・。
アナログ盤からCDになった時、手持ちのLPを持ち込めば、同じアルバムのCDを
1000円位の手数料で交換してくれないかと思ってましたよ。
持っているアナログ盤をCDで買い直すのにいくらかかると思ってるんだと
まじで腹立たしかったのを憶えています(笑)
Commented by 山本英靖 at 2011-01-12 14:43 x
私は80年代に東京で友人でしたながいひろしさんの原版プールサイドを結婚祝いでプレゼントされたものですが。このような今、貴重な品を私がいただいたままでいいのか?ながいひろしさんに連絡相談したいのですが?
Commented by kaz-shin at 2011-01-13 00:11
山本英靖さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
私は永井博さんのイラストは大好きですが、永井さん自身とは縁もゆかりもありません。
従って連絡、相談したいと尋ねられても正直困ります。

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お力になれずすみません。
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