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CECILIO & KAPONO_NIGHT MUSIC ◇ 2007年 05月 25日
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今週は仕事がハードでかなりお疲れモード・・・。明日も早朝から日帰り出張です。疲れている時というのは、聴く音楽も変わってきますね。派手なサウンドよりもシンプルなサウンドのものが聴きたくなります。しかし、あまりにシンプルだと物足りないですから、明日への活力を残しつつもリラックス出来るモノとして私がよく聴くのが、今回紹介するセシリオ&カポノが1977年にリリースしたAORファンにもお馴染みのアルバム『NIGHT MUSIC』です。

カラパナと並んでハワイの音楽界を代表するデュオとして有名で、アコースティックなサウンドを主体にハワイアンと言うトラディショナルな香りも残しつつ、ソウルフル、JAZZYな雰囲気を取り入れたコンテンポラリーなサウンドが魅力ですね。
私が最初にカラパナやセシリオ&カポノを聴いたのは70年代も終りに近い頃でした。友人にサーファーがおりまして、その友人によく聴かされたのがきっかけです。
当時はサーフィンがブームで海だけでなく街中にもムスクの香り漂わせたサーファーが沢山おりました。まさに石を投げればサーファーに当たる状態・・・(笑)
そんなサーファー達が好んで聴いていたんで、カラパナやセシリオ&カポノの音楽も自然と耳にする機会が多かったですね。そんな中でも大好きなのが、この『NIGHT MUSIC』でした。

ブルース・ボトニックのプルデュースを担当し、録音はハワイではなく西海岸。リズム・アレンジはセシリオ&カポノ、ストリングス・アレンジはニック・デカロ。トム・スコット(sax)がゲスト参加しています。

『CECILIO & KAPONO / NIGHT MUSIC』
01. The Nightmusic
02. Love By The Numbers
03. After The Omen
04. We're All Alone
05. Have You Ever Had That Feelin'
06. Climb The Line
07. Make It Up To You
08. Here With You
09. I Love You
10. Longing
11. Sailin'

名曲01。イントロを聴いただけでリラックス・モードの切り替わってしまいます。"心地良い風"を感じる曲です。ニック・デカロのアレンジによるストリングスが、乾いた気持ちの良い風を吹かせてくれています。

都会的な印象さえ受ける洒落たアレンジ曲の02。真夜中の大都会を車で走りながら聴いても似合う、そんな曲だと思います。コーラス・ワークが美しく、間奏のギター・ソロも渋いです。

タイトルの"THE OMEN"はあの恐怖映画のオーメンだという03。映画のイメージとは全く違うカラッとしたカントリー調のナンバーです。

ボズ・スキャッグスの名曲のカヴァー04。説明の必要の無いこの名曲をいかにも彼等らしいサウンドで聴かせてくれます。二人のヴォーカルのコンビネーションとストリングスの美しさが際立ちます。

スロー・テンポで始まり、軽快なギター・カッティングと共にテンポ・アップする05。軽快なナンバーで、トム・スコットが素晴らしいフルートを披露してくれます。こういう軽さが疲れた時には丁度良いですね。

軽やかなギターのカッティングが印象的な06。ウエスト・コーストの香りが漂います。シンセの音が時代を感じさせますが、不思議と今聴いても違和感を感じません。トム・スコットのサックスが光っています。

ミディアムAORナンバー07。洒落たアレンジですね。適度に力の抜けた感じのヴォーカルが、聴いている者をリラックスさせてくれますね。

ミディアム・バラード08。二人のハーモニーと心地良いギター・サウンドが特徴ですね。アレンジとしてはオーソドックスな感じですが、ハーモニーを聴かせるにはピッタリなアレンジだと思います。ここでもトム・スコットのリリカルなフルートが聴けます。

サビのメロディーが印象的なナンバー09。都会的な香りが漂う、何とも渋いナンバーですね。このアルバムで大活躍しているトム・スコットが、この曲でも熱いブロウで活躍しています。

カントリー風なサウンドとメロディー・ラインを持った短い曲10。

波の音や鳥の鳴き声のSEの入ったバラード曲11。水平線に消えゆく夕陽を見ながら、浜辺で聴いたらどんなに気持ち良いだろうかと思わせる曲です。セシリオの吹くハーモニカが優しくそよぐ風のようですね。アルバムの最後に相応しいバラード曲です。

何故、こんなにも彼等の音楽を聴いていると気持ちが良いのでしょうか。きっと、どの曲を聴いても"風"を感じさせてくれるからかも知れません。ただ"涼しい風"ばかりでなく、ある時は都会的で、ある時はちょっとぬるい感じの風だったり・・・。曲によって、その風の強さ、温かさ、匂いは違うのですが、聴いていると風を感じるんですよね。これが同じ風ばかりだと、きっと風を感じなくなってしまうのですが、曲毎に風が違うのでアルバムを通して風を運んでくれてる気がします。
この風を運んでくるのは、彼等の作ったメロディーでありアレンジだと思うのですが、1番大きなポイントはニック・デカロのストリングス・アレンジの素晴らしさだと思います。
これから夏に向けて出番が多くなるアルバムです。皆さんも彼等の音楽を聴いて、ぜひ"風"を感じてみて下さい。心地良さは保証しますよ(笑)
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by kaz-shin | 2007-05-25 00:01 | 洋楽系 | Trackback(4) | Comments(8) | |
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Commented by Sken at 2007-05-25 17:13 x
こんにちは。
これはいいアルバムですねー。
みかけによらず、しっかりしたプロダクションですね。
プロデューサーの力も大きいです。
もちろん、曲もいいのは確かです。
Commented by kaz-shin at 2007-05-26 02:18
Skenさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本当に良いアルバムだと思います。
曲自体も良いですし、リズム・アレンジも良いですね。そこにニック・デカロの
アレンジによるストリングスが加わって何とも心地良いサウンドに仕上がってますね。
ブルース・ボトニックは、レス・デューデックのアルバム等良い作品を送り出していますし、
好きなプロデューサーの一人です。
Commented by shintan_shintan at 2007-05-26 06:39
こちらにもコメント&TBさせていただきます。
これはいいですよね。これから夏にかけての季節にはピッタリの爽やかな音楽ですね。賛否両論ありそうなジャケットも含め大好きですなアルバムです。
Commented by 240_8 at 2007-05-26 09:27
おはようございます!
ついに記事書かれていたんですね。
爽やかな①もいいのですが、個人的にはやっぱり⑦⑧のメロウAORにしびれますね~。
ストリングスアレンジなどにフィリーの香りも少しするところも大好きです。
先に記事TBしておきます。
Commented by kaz-shin at 2007-05-26 11:23
shintanさん、こちらにもコメントとTBありがとうございます。
今日のような爽やかな天気にはピッタリな1枚かも知れませんね。
午後からベットに寝転びながら、また聴こうかと思ってます(笑)
ジャケット写真、結構好きですね。ただ写ってる彼等からこんな音楽を
奏でるという違和感も多少ありますけど・・・。
Commented by kaz-shin at 2007-05-26 11:28
240_8さん、こんにちは。TBとコメントありがとうございます。
ブルース・ボトニックのプロデューサーとしての手腕を発揮した1枚ですね。
曲とアレンジ(ストリングス含む)が、この時代にしては素晴らしい仕上がりだと思いますね。
だからAORファンにも注目されたんだと思います。
ハワイの香りもするけど、西海岸もあり、都会的なのもありで聴いていて飽きないアルバムですね。
Commented by ohiro at 2007-05-27 00:48 x
こんばんは!いつも楽しく拝見しています。最近マイブログでもこのアルバムを取り上げましたが、色彩感溢れる夏向きの好盤ですね!
これからもよろしく!
Commented by kaz-shin at 2007-05-27 01:01
ohiroさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
本当に夏向きの良いアルバムですよね。私の場合、毎年GWを過ぎると
何故か聴きたくなってきます(笑)

私は洋楽には詳しく無いのですがAORは好きで聴いてました。
ohiroさんのブログにもこれからお邪魔して色々教わりたいと思います。
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
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