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BOBBY KING_BOBBY KING ◇ 2007年 06月 24日
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昼間は暑くかったので、高中 正義三昧で夏気分を思い切り満喫しておりましたが、夜になって涼しいというより若干肌寒い感じになっています。真夏になってもこういう気候だとありがたいのですが・・・(笑)
心地良い夜風に似合うアルバムを聴きたいということで選んだのが、ボビー・キングが1981年にリリースした1stアルバム『BOBBY KING』です。ボビー・キングは、ライ・クーダーを始めとして数多くのアーティストをサポートしてきた黒人シンガー。CDもリリースされているとは思いますが、私の持っているのは輸入盤のLPです。当時の輸入盤というのは本当に味も素っ気も無くて、歌詞カードすら入っておりませんでした。

何故、このアルバムを買ったのかはっきりとした事は憶えていませんが、おそらくクレジット買いだったと思います。裏ジャケットに、アレンジがマイケル・オマーティアンとジェイ・グレイドンの名前が載っていましたし、参加メンバーもエド・グリーン(ds)、デヴィッド・フォスター(key)、ポール・ジャクソンJr.(g)、ジェイ・グレイドン(g)、ティム・ウエストン(g)、エイブラハム・ラボリエル(b)、ポリーニョ・ダ・コスタ(per)、ヴィクター・フェルドマン(per)という顔触れだったので、これはクレジット買いだった可能性が高いですね(笑)

聴こえてくるサウンドは、アレンジャーや参加ミュージシャンの顔触れを見ても察しがつくと思いますが、ライト&メロウという言葉がピッタリなAORな作品になっています。

『BOBBY KING / BOBBY KING』
01. FOOL FOR THE NIGHT
02. HAVING A PARTY
03. A FOOL AND HIS LOVE
04. MAKE IT THIS TIME
05. SUMMER NIGHTS
06. MIND READER
07. IF YOU DON'T WANT MY LOVE
08. LOVERS BY NIGHT
09. HEART TO HEART

軽快なリスムとシンセ・サウンドが印象的な01は、ボビーのファルセット・ヴォイスをフィーチャーしたライトなポップ・ナンバー。

サム・クックのカヴァー曲02。アルバムの中では最も泥臭い曲ですが、ボビーが実に気持ち良さそうに歌っています。ボビーの本来得意とする分野なのかも知れませんね。美しいストリングスとジム・ホーンの太いサックス・ソロが光っています。

ジェイ・グレイドンのアレンジによるミディアム・バラードで、まさにAORなナンバー03。エレキ・シタールを使ったサウンドや、ファルセット・ヴォイスを巧みに使ったボビーの歌声を聴いていると、フィリー・サウンドを連想させます。デヴィッド・フォスターのピアノのプレイが渋いです。

ボビーの中低音域の魅力を強調したようなディスコ・ナンバー風な04。間奏でのマイケル・オマーティアンのシンセ・ソロが冴えています。

軽快なリズムが心地良いAORナンバー05。タイトルから洒落てます。サビのメロディーとコーラス・ワークのコンビネーションが抜群です。

ギターのリフが印象的で都会的な香り漂う渋いナンバー06。個人的に大好きで、最もAORと呼ぶに相応しいナンバーだと思っています。キム・ハッチクロフトのメロウなサックス・ソロが曲を渋いものにしています。

ジェイ・グレイドンのアレンジ曲07。割りとオーソドックスなリズム・アレンジです。この曲でもデヴィッド・フォスターのピアノが目立っています(笑)

メロディーそのものよりも、アレンジの良さとビル・チャンプリンのコーラスに耳を奪われるナンバー08。単調なリズムと印象的なギター・リフの組み合わせが絶妙で、マイケル・オマーティアンのセンスを感じる1曲。

最後の10もAORなミディアム・ナンバーで、キャッチーなメロディーとボビーとコーラス隊の絡み、エイブラハム・ラボリエルのベース・プレイ、ストリングスと聴き所の多い1曲です。

1曲1曲の出来は結構良いのですが、アルバムを通して聴くと軽すぎてインパクトに欠けるのが残念です。演奏に関しても非常にバランスが良いのですが、ソロと言えばシンセとサックスだけというのも、このアルバムを地味な印象にしてしまっているかも知れません。
それでも、この軽さというのは心地良さにも繋がっているのは事実でして、今夜のような涼しい夜に音量を絞ってBGM的に聴くには最高の1枚だと思います。
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by kaz-shin | 2007-06-24 02:16 | 洋楽系 | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by Kenny U at 2007-06-24 08:15 x
BOBBY KING…
こりゃまたメロウ系ブラコンシンガーを紹介されましたねー。
残念ながらこの人のアルバムは、まだ聴いた事がないので、
さっそく「Black Contemporary Music Guide」(金澤寿和編)で
チェックしてみましたー。
私、結構、デヴィッド・フォスターのフリークだったりするので…
聴く価値ありそうですね…
Commented by Musicman at 2007-06-24 09:16 x
夏の昼間が「高中」だとしたら、夏の夜のドライブ・ミュージックには「ボビー」ですねー。
私もそろそろ取り上げようかと思ってたところでした(笑)。
「フォスター&グレイドン」好きにはきっと気に入る作品ですね。
夜風が心地よいこの時期にピッタリです!!
Commented by kaz-shin at 2007-06-24 10:44
Kenny Uさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
このアルバムをCDで聴きたくて、中古店等を探しているのですがなかなか見つかりません。
そもそもCD化されているのかどうかも・・・(笑)
このアルバムに関しては、ブラコンというよりもAOR色が強いです。
ただ、歌はファルセットの使い方も上手いですし、素晴らしいシンガーですね。
まさにライト&メロウという形容に相応しい1枚だと思います。
デヴィッド・フォスターも2曲だけピアノで参加しています。
Commented by kaz-shin at 2007-06-24 10:50
Musicmanさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
多分、Musicmanさんも同じだと思いますが、アルバムを聴いた時に
このアルバムは、こういう場所でこういう時間帯に聴きたいというのを
考えながら聴いてませんか?(笑)

私は、昔カセットでマイ・ベストみたいなのを作るのが好きでして、曲毎に
この曲は朝に海辺で聴きたいとか、夜にBARで聴きたいとかを考えながら
聴いてましたから、今でもその癖が抜けません。

このアルバムは、仰るように"夏の夜のドライブ"向きですね。
Commented by momayucue at 2007-06-24 16:29
ぼくは何しろライクーダー派なので、
ライのプロデュースした、Live an let live とか、大好きです(テリーエバンスとのデュオ名義)。
スライドソロとか最高だし、ライ絡みにしてはコンテンポラリーな曲もあるし。
やっぱり顔は音楽を表すというか、このソロアルバムに比べると、
本人はアーシーなキャラみたいですねー。
この顔で「サムクックなんて暑苦しい!」とか言ったら、うそつきだぁ。
Commented by Musicman at 2007-06-24 21:46 x
>アルバムを聴いた時にこのアルバムは、こういう場所でこういう時間帯に聴きたいというのを考えながら聴いてませんか?(笑)

おっしゃる通りです!!
昔はカセット・テープに自分で選曲して作ってましたから、そういうクセがついているみたいで(笑)。
あの頃はカセット作るのに徹夜してたなぁ・・・(遠い目)。
Commented by kaz-shin at 2007-06-24 23:09
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
本来はアーシーな音楽が1番似合うと思いますよ。
サム・クックのカヴァーなんて、本当に楽しそうに歌ってますから(笑)
きっと80年代初め頃の作品なんで、セールス的に見込めるAOR路線で
制作されたんでしょうね。
モータウンへ移籍後のアルバムは聴いたことがないので、聴いてみたいと思っています。
Commented by kaz-shin at 2007-06-24 23:22
Musicmanさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはりそうでしたか(笑)
何であんなにカセット作りが楽しかったのでしょうね。今思うと不思議ですけど・・・。
やはり良いシチュエーションで良い音楽を聴きたいという一心だったのでしょうね。

基本的には今も変わっていませんが・・・(笑)
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