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堀井 勝美プロジェクト_SUMMER'S ◇ 2007年 07月 29日
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今回紹介するのは、まさに夏本番にピッタリなFUSIONアルバムです。1990年にリリースされた堀井 勝美プロジェクトの通算6作目となる『SUMMER'S』です。
堀井 勝美プロジェクトのアルバムを何枚か所有しているので、何を紹介しようか迷いましたがタイトルがまんま"夏"の本作をチョイスしました。初の海外録音、そして海外のミュージシャンを起用しているということも本作の魅力でもあります。

堀井 勝美プロジェクトはご存知の方も多いかも知れませんが、名前の通り堀井 勝美を中心にしたプロジェクトで、堀井 勝美自身は基本的には演奏には加わらずにコンポーザー、アレンジャー、プロデューサーに徹しており、国内外の凄腕ミュージシャンを集めての演奏というのが特徴です。
本作の参加ミュージシャンは国内からは石川 雅春(ds)、青木 智仁(b)、梶原 順(g)、難波 正司(key)、難波 弘之(key)、森山 良(key)、本田 雅人(sax)、土岐 英史(sax)、八木 のぶお(jazz harp)で、海外からはティム・グラハム(b)、ラス・フリーマン(g)、バジー・フェイトン(g)、ブランダン・フィールド(sax)、ジェラルド・アルブライト(sax)が参加しています。

『堀井 勝美プロジェクト / SUMMER'S』
01. SUMMER'S
02. GREEN
03. WALKING ON AIR
04. JUST NEWLY BORN !!
05. WILD NIGHT (Guitar Version)
06. LUCKY RASCAL
07. VANITY FAIR
08. WILD NIGHT (Sax Version)
09. ALONE AT LAST, FOR THIS SUMMER

イントロから夏らしさを感じる軽快なギター・カッティングが爽やかなアルバム・タイトル曲01。梶原 順のギターが爽やかにメロディーを奏で、石川 雅春と青木 智仁による強いビートとがアクセントとなって心地良いサウンドとなっています。本田 雅人らしいちょっと尖がったサックス・プレイも曲によくマッチしています。

当時、NHKの連続テレビ小説「凛々と」のテーマ曲だった02。メロウなナンバーで、ブランダン・フィールドのソプラノ・サックスがフィーチャーされています。緑が眩しい夏の早朝といった趣きがあって、涼しげな感じがたまらない1曲ですね。

ラス・フリーマンのギターをフィーチャーした03。軽やかにウォーキングしているような雰囲気がよく出ています。やはり、この曲の主役はラス・フリーマンですね。アコギとエレキのユニゾンによるメロディーは音色が柔らかくとても心地良いですし、ソロもメロディアスで聴きやすいです。

ブランダン・フィールドのソプラノ・サックスをフィーチャーした美しいバラード曲04。バッキングに徹したラス・フリーマンのギターも聴き逃せませんし、全般的に美しい雰囲気を作っている難波 弘之のキーボード・プレイが素晴らしいです。

FUNKYながらもメロディアスなナンバー05。バジー・フェイトンがギターを弾きまくります。この曲のベースはティム・グラハムなんですが、青木 智仁の方が良かったかも知れないと思います。バジーのギター・プレイが好きな人にはたまらない1曲ではないでしょうか。

八木 のぶおのジャズ・ハープをフィーチャーした06。イントロではブルース色の強いハープでしたが、メロディーでは軽やかなハープを聴かせてくれます。さすが、ハープの第一人者だけあって変幻自在のハープは素晴らしいの一言です。青木 智仁のジャコ・パストリアスを彷彿させるベース・プレイにも注目です。

デジタル色の強いダンス・ナンバーといった趣きの07。跳ねた感じのリズムは、個人的に好きなんでお気に入りの1曲です。土岐 英史のエモーショナルなアルト・サックスが素晴らしいですね。シンセを巧みに使ったダンサブルなナンバーで、都会的なイメージの1曲ですね。

05のサックス・ヴァージョン08。メロディーとの相性で考えると、このサックス・ヴァージョンの方が個人的には好きです。素晴らしいアルト・サックスを吹いているのはジェラルド・アルブライトです。

ラストは堀井 勝美プロジェクトではお馴染みのバラード"ALONE AT LAST"シリーズです。今回は打ち込みを一切使用せずにミュージシャンのみの演奏による1発録音だとか・・・。シンプルですが凄く良いですね。土岐 英史のソプラノ・サックス、難波 弘之のローズのソロ、青木 智仁のベース・プレイなど聴き所が一杯ですが、土岐 英史のサックスは鳥肌モノですよ。

堀井 勝美の書くメロディーはキャッチーで聴きやすいものが多く、アレンジも凝ったものからシンプルなものまで幅広くセンスの良さを感じます。ただ、どうも堀井 勝美の好みなのか強いビートの曲が多く、個人的にはもう少し軽いビートの方が似合うような気がします・・・。これは単に好みの問題ですね。
高中 正義と同じく夏になると必ず聴きたくなる堀井 勝美プロジェクト。高中の作品の多くは"海"をイメージさせる曲が多いですが、堀井 勝美の場合は"海"に限らず、"山"でも似合いそうな曲があり、オールマイティーのシチュエーションに似合うFUSIONといった印象です。夏の行楽のお供に最適な1枚だと思います。
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by kaz-shin | 2007-07-29 00:01 | FUSION系 | Trackback | Comments(16) | |
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Commented by しげぞう at 2007-07-29 21:12 x
こんばんは
堀井勝美作品は、どれも良いですよね
ALONE AT LASTシリーズ、僕も大好きです
kaz-shinさんが言われるように、確かに「山」が似合うものもありますね
それも、ちょっと霧がかかったような気配が似合いそうな感じ
まさに、様々な夏のリゾートを演出してくれる音楽だと思います
Commented by FUSION at 2007-07-29 22:21 x
お邪魔します。
堀井さんは私にとってある意味で憧れの方でもあります。アルバム全てが聴き易い作品では有りますが、実に緻密な構築性を感じます。たまに何となく似た様な曲がなかったりしなくも無いのですが(汗)。曲から感じられるイマジネーションに共通するものがあるからなのかな?なんて思ったりします。
余談ですが、青木さんと鳴瀬さん(今回のアルバムには不参加ですが)そして土岐さんのプレイが光る作品が多いのも嬉しいですネ
Commented by kaz-shin at 2007-07-29 23:33
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
堀井さんのアルバムは、言葉は悪いですが外れが無いですよね。
逆に突出した傑作というのも・・・ですが(笑)
でも心地良い一時を提供してくれる音楽であることは間違い無いですよね。
堀井さんのアルバムも夏になると聴きたくなりますね。
Commented by kaz-shin at 2007-07-29 23:43
FUSIONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>実に緻密な構築性を感じます。
自分が演奏に加わらずに自分のイメージした音を表現してくれるミュージシャンを
想定してアレンジしているんでしょうね。
ミュージシャンの個性を知り尽くしており、尚且つサウンド・イメージがしっかりと
構築出来ていないとここまでのアルバムは作れないでしょうね。
青木さんや鳴瀬さんのベースは、堀井さんには欠かせないサウンドだったのだと思います。
Commented by Kenny U at 2007-07-30 07:50 x
ベストサウンドっていうNHKの番組がありましたね・・・
ここに堀井 勝美プロジェクトがゲストで来て演奏していたよー、
松岡直也とか和田アキラとかが司会していた番組です。

Commented by kaz-shin at 2007-07-31 00:08
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実はこの番組見たことがないんですよ。
村田 和人さんの司会のNHKの番組は見たことがあるんですけど(笑)
TV出演の時は、堀井さん自身も演奏に加わったのでしょうね。
Commented by Kenny U at 2007-07-31 00:54 x
そうでーす。TV出演の時、堀井氏自身もキーボードに向かって
演奏しているシーンが映りました。
しかしーー、アレだけの腕たっしゃなスタジオミュージシャンに
囲まれてですから、彼の演奏、やや自信が無さそうに見えたのは、
私だけでは無いかも・・・という感じでしたねー。
(堀井氏の本職は、作曲家&編曲家ですから…)

そういえばこのシリーズで、村田和人氏が司会していた時もあったかな…
でも、これは、はっきりとは覚えてはいないです。
Commented by kaz-shin at 2007-07-31 01:42
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはり自分のプロジェクトですし、TV出演したら演奏に加わってないと
格好つかないですよね(笑)
こういう番組って再放送は難しいのでしょうね。
今観ても楽しめそうなので、再放送してくれると嬉しいのですが・・・。
Commented by rs at 2007-08-01 08:50 x
確か一曲目のSUMMER'Sって当時サマーランドか何かの
プールのCMに使用されてましたね、
それを聞いてレンタルで借りて探しまくったものです。

なんか最近は夏系FUSIONが全然元気ないんで
寂しい限りです。
Commented by kaz-shin at 2007-08-01 23:24
rsさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
堀井さんの音楽がCMやTVで結構使われたんでしょうね。
私が記憶しているものだと、『OCEAN DRIVE』に収録されていた
「CRUISING BOY」がシャンプー(だったと思います)のCMに使われてましたね。

>なんか最近は夏系FUSIONが全然元気ないんで寂しい限りです。
言われてみればその通りですね。
昔は夏になると聴きたくなるFUSIONて沢山ありましたね。
温暖化で季節感が無くなってきてしまってるんでしょうか?(笑)

Commented by Kenny U at 2009-06-06 19:36 x
ずいぶん前のコメントの追記なんですが
珍しくYouTubeを見ていたら過去にコメントした映像が
アップされていましたんでリンク貼らせていただきますね!

HOT CORNER / 堀井勝美プロジェクト (ベストサウンド)
http://www.youtube.com/watch?v=i6Jhc7P0O18&feature=related

THROUGH THE SKY / 堀井勝美プロジェクト (ベストサウンド)
http://www.youtube.com/watch?v=0BSDQkcVsQg

この二曲です!良かったらご覧下さいませ。

どちらもサードアルバム『オーシャン・ドライブ』からの演奏です。
Commented by kaz-shin at 2009-06-07 00:56
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
それにしてもYou Tubeって何でもあるんですね~(笑)
この頃のFUSIONって元気があったなというのが感想ですね。
2曲とも堪能させて頂きました。情報ありがとうございました。
Commented by マック at 2009-07-14 00:34 x
アンナさんが歌った曲 You Tubeにないでしょうか?僕は、コメントにある かつてあった「六本木ピットイン」のライブを見に行きました。もう 集まることはないのかもしれないけど、ライブ 聴きたいなぁ
Commented by kaz-shin at 2009-07-14 23:38
マックさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
アンナさんというのは、角松敏生さんが1stアルバムをプロデュースした
アンナさんのことでしょうか?
すみません。勉強不足で・・・。
Commented by Kenny U at 2009-07-16 21:37 x
私も、たぶんそうだと思ったんですがーー???

まず・・・該当曲ですけど・・・
「On wings of our love / anna」でしょう!
ちなみに、この曲の収録アルバムは『Views Collection』1992
堀井 勝美プロジェクトの第八作目です。

で、お尋ねの動画、一応、IT検索で探してみましたけど、
うーん、アップされている訳もないかー?????(笑)

おおー、調べてみるとお友達の"FUSION MUSIC 研究所"のHPに参考となる文章が!!


結論:やっぱり、別人ですね。
Anna Gholstonっていう人です。

ANNA(from VOCALAND)は、1975年9月生まれで、
1996年6月にシングル「Heart to you」で出てきましたから
年齢的にも同一人物という事は無いですねー。
Commented by kaz-shin at 2009-07-18 01:57
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみません!ごめんなさい。
しかも私の変わりに調べて下さって、感謝感謝です。

堀井さんのアルバムは数枚所有してますが、『Views Collection』は
聴いたことがありません。
ヴォーカル曲もあったんですね。
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