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EVERYTHING BUT THE GIRL_THE LANGUAGE OF LIFE ◇ 2007年 07月 31日
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私のブログには"洋楽系"というカテゴリがあって、たまに洋楽のアルバムを紹介しているのですが、よくよく考えてみると私のブログ仲間の皆さんは洋楽に精通している方ばかり・・・。
私の紹介しているアルバムなんて、1970年代後半~1980年代初め頃に流行したAORが中心で、いわゆる"ベタ"な部類なんですよね(笑)

「そんなことではいけない!もっと勉強せねば!」と一念発起しまして、最近BOOK OFF等の中古店でも洋楽コーナーをじっくり探索しております。とは言え、悲しいかな洋楽の知識が乏しいので何を聴こうか迷うばかりで・・・。しかし、そこは昔とった杵柄でクレジット買いという手が残っておりました(笑)

今回紹介するアルバムはまさにクレジット買いの1枚です。私は初めて接するアーティストですが、皆さんの中には既にお馴染みのアーティストなのかも知れませんね・・・汗。
1982年デビューのトレイシー・ソーンとベン・ワットという英国人の男女二人のグループ"EVERYTHING BUT THE GIRL (略してEBTG)"が1990年にリリースした通算6作目となるアルバム『THE LANGUAGE OF LIFE』を紹介します。
まさに典型的なクレジット買いでしたが、大当たりでした。購入の決めてになったのは、裏ジャケを覆う程の大きな帯に書かれたいたコピーでした。

「ジャズ~フュージョン界の名プロデューサー、トミー・リピューマを迎えた本作によって注目を集めているEBTG。彼らは、トレイシー・ソーンとベン・ワットからなるデュオである。二人は英ネオ・アコースティック・シーンを代表するソロ・アーティストとして活躍していたが、82年にEBTGを結成。以来、4枚のアルバムを発表。イギリスでは、シンプルな中にもハートウォームなサウンドとシリアスな詩が、すでに高い評価を得ていた。今回初めてイギリスを離れ、L.A.でレコーディングされた本作には、オマー・ハキム、ジョー・サンプル、スタン・ゲッツ、マイケル・ブレッカーら一流ミュージシャンが参加。90年代のオープニングを飾るスタンダード・アルバムである。」
このコピーを読んだ後、すぐにこのCDをレジに持って行ったのは言うまでもありません(笑)

『EVERYTHING BUT THE GIRL / THE LANGUAGE OF LIFE』
01. DRIVING
02. GET BACK TOGETHER
03. MEET ME IN THE MORNING
04. ME AND BOBBY D
05. THE LANGUAGE OF LIFE
06. TAKE ME
07. IMAGINING AMERICA
08. LETTING LOVE GO
09. MY BABY DON'T LOVE ME
10. THE ROAD

前置きが長かったので曲のレビューはあっさり目に・・・(笑)
曲のタイトルからは疾走感溢れる曲なのかという印象ですが、極上のメロウ・ナンバー01。マイケル・ブレッカーのテナーがむせび泣きます。真夜中のドライブ向けですね。

息の合ったコーラスを聴かせてくれるAORなナンバー02。マイケル・ランドゥのJAZZYなギター・プレイが聴き所です。

朝靄立込める風景を連想させる美しいバラード曲03。ラッセル・フェランテのピアノとベン・ワットのアコースティック・ギター、そしてジェリー・ヘイのフリューゲル・ホーンの美しい音色が印象的です。

ブリティッシュ・ポップといった趣きの04。カーク・ウェイラムのテナー・サックス、マイケル・ランドゥらしいギター・カッティング、ジョン・パティトゥーチのベース・プレイなど贅沢な演奏に聴き入ってしまうナンバーです。

メロウなバラードのアルバム・タイトル曲05。ピアノはジョー・サンプルです。ジェリー・ヘイのアレンジによる控え目なホーン・セクションがお洒落ですが、やはりジョー・サンプルのピアノ・ソロに尽きる曲です。

軽快なリズムが心地良い06。オマー・ハキムのキレのあるドラミング、ラッセル・フェランテのピアノ、カーク・ウェイラムのテナー、マイケル・ランドゥのギター・リフ、派手は無いのですが素晴らしい演奏が実に心地良いです。

タイトルとは裏腹に独特な陰のムードが漂う07。決して暗い訳ではないですよ。洒落たメロディーですが、アメリカのイメージとは結び付かない感じです。この曲でドラムを叩いているのはヴィニー・カリウタで、泣きのサックスはカーク・ウェイラムです。

ミディアム・スローのメロウ・ナンバー08。トレイシー・ソーンの歌声が実に気持ち良く響きます。ジョン・パティトゥーチのベース・プレイとマイケル・ブレッカーのサックス・ソロがたまりません。

明るくポップな09。実にアメリカ西海岸らしいサウンドのナンバーですね。シンプルなアレンジなんですが、実に西海岸を感じさせてくれる演奏です。

しっとりとしたバラード曲10。渋いサックスは、なんと大御所・スタン・ゲッツです。何とも贅沢なナンバーです。間奏のスタン・ゲッツのテナーのソロは年季の成せる技でしょうね。ベン・ワットが味のあるヴォーカルを聴かせてくれます。

EBTGの他のアルバムを聴いたことが無いので比較は出来ませんが、このアルバムを聴いて率直に思うのはトミー・リピューマの手掛けた作品は素晴らしいということですね。
アレンジはベン・ワットとラリー・ウィリアムスで大半を手掛け、録音がアル・シュミット、ミキシングがビル・シュネーです。これもまた贅沢な布陣ですね(笑)
とにかく曲もアレンジも演奏もお洒落なアルバムで驚きました。
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by kaz-shin | 2007-07-31 00:01 | 洋楽系 | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by Kenny U at 2007-07-31 00:48 x
ええー、貴方も洋楽に精通しているではありませんか!!(笑)
1970年代~1980年代のAORは、私も知らない事が多くまだまだ勉強中で
とても楽しく拝見していますよー!!

私の持っているのは輸入盤なんで、CDのウラを見ても
プロデュ-スがトミー・リピューマとしか
わからないんですが、それでも買いました!
これは、私もブックオフだったかなー(笑)

さて、EBTGは、この後、典型的なドラムンベースやハウスサウンドに
傾倒していくんですよねー。
ご紹介の作品から比べれば、そんなサウンドの変化が見られる
90年代後半のCDも私は持っています。
打込みサウンドには、好き嫌いはあるでしょうが、
EBTGの場合は、とっても気持ち良い仕上がりですよー。
Commented by kaz-shin at 2007-07-31 01:39
Kennyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
お気遣い頂いてありがとうございます。
私の場合、ミュージシャンには精通しているのですが、肝心のアーティストを知らないのです(笑)
特にAORの場合、参加しているミュージシャン次第で購入する、しないを
決めていたんで特に知識が必要でなかったから楽でした。

EBTGはネットで色々調べたんですが、アルバム毎に違うカラーで
なかなか面白そうですね。
彼等の書く曲も良いですし、これから探していろいろ聴いてみようと思います。
Commented by ucchi at 2007-07-31 18:28 x
ご無沙汰してます。

ワタクシも個人的にはこのアルバム好きなんですが、デビュー当初のネオアコ系のファンからは評判悪かったみたいですね。

ボクはドッチも聴けるんですが、AOR系のポップ路線なら3枚目の『Baby The Stars Shine Bright』、ネオアコ系ならちょいボッサの入った1枚目『Eden』がオススメですな(^^)(その後のハウスは聴いてません)
Commented by DENTA at 2007-07-31 21:32 x
スタン・ゲッツがこういうのに参加するってのは珍しいことなんでしょうね。
まあ、しかし、豪勢なメンバーだこと。
流石、リピューマ!
Commented by at 2007-07-31 23:31 x
今月も〝皆勤賞〟お疲れさまでした。(笑)
毎日これだけのレビューを書かれるkaz-shinさんには本当に頭がさがります。

さてEBTGのこの作品、イイッすねー。
アルバム全体を通してはさらりと聴きながせるのですが、1曲1曲の質はなかなか高いものがありますよね。
特に前半の展開はいいですね、確かに05のJ.Sampleの〝コロコロアコピ〟のソロなんて最高です。
あと意外に心地よく感じられるのがニ人のハーモニーですね、特にT.Thornの高音部を抑えた歌い方には一種のゾクゾク感さえ感じてしまいます。

ちょうどこのアルバムが出た90年代前後には確かにこういったオシャレなサウンドが台頭し始めて、なんとなくその気持ちよさに嵌っていったような覚えがあります。Swing Out SisterやWorkshyといったユニットも好きでしたね。
Commented by kaz-shin at 2007-08-01 00:44
ucchiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
世の中には、まだまだ良い音楽(作品)が沢山あるんだなぁと実感しました(笑)
音楽鑑賞を趣味にした時点で、終わりが無い訳ですから日々勉強は必要ですね。
本当にucchiさんをはじめとして、多くの皆さんに教えてもらえて幸せです。

1枚目の『Eden』、3枚目の『Baby The Stars Shine Bright』ともに聴いてみたくなりました。
今度探してみます。情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2007-08-01 00:46
DENTAさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
それにしても凄いメンバーでしょ?この面子の演奏聴くだけでも価値が
あると思えるアルバムですが、内容も良いんですよ。
本当にリピューマのセンス、人脈には驚かされますね(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-08-01 00:57
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>今月も〝皆勤賞〟お疲れさまでした。(笑)
ありがとうございます。今月は出張が無かったので皆勤でした(笑)
しんどい時もあるのですが、PCのキーを叩き始めると夢中になってしまうので、
最近は昔に比べれば大変だと思うことは無くなりました。
ただ、問題が残ってるとすればいつまでネタが持つか・・・ということです(汗)

完全なクレジット買いのアルバムでしたが、本当に買って正解でした。
耳にやさしいと言うか、夢さんの仰るようにさらりと聴けるのですが1曲1曲の
完成度も高いですよね。演奏に負けていない二人のヴォーカル、コーラスも素晴らしいですし・・・。
良いアルバムに出会えて嬉しいです。しかも750円で買えました(笑)

"Swing Out Sister"に"Workshy"はどちらも聴いたことがありません。
しっかりメモさせていただきました。ありがとうございます。
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