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杉 真理_HAVE A HOT DAY! ◇ 2007年 08月 13日
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毎日暑い日が続いていますが、皆さん如何お過ごしですか?
私は夏休み2日目ということで、今日は午前中から嫁さんと買い物に出かけたり、BOOK OFFを2件はしごしたり、レイト・ショーで話題の映画「トランスフォーマー」を観てきました。今日もうんざりするほどの暑さでしたが、充実した1日でした。
BOOK OFFでは和モノ4枚、洋モノFUSION1枚の計5枚を2,000円で購入してきました。かなりレアな音源がしかも格安で入手出来てご機嫌です。
そして、夜は「トランスフォーマー」を観たんですが、これが予想以上に面白かったです。超娯楽大作で、家族揃って楽しめる映画だと思いますのでお薦めです。

さて、今回紹介するアルバムは毎日これだけ暑い日が続くと、ふと思い出したように聴きたくなるアルバムです。杉 真理が1987年にリリースした『HAVE A HOT DAY!』です。杉 真理と言えば"夏っぽい"というイメージがありますが、全篇夏をテーマにしたアルバムというのはこのアルバムが初めてだと思います。CD盤では記載されてませんが、アナログ盤では収録曲12曲の前半6曲(アナログ盤A面)が"POOLSIDE"、後半6曲(アナログ盤B面)が"SEASIDE"という構成になっていて、いかにも杉 真理らしく洒落てました。

このアルバムの特徴は、"夏"をテーマにしているのは先述した通りですが、L.A.でのレコーディングに加え、新曲6曲と過去の作品のリテイクやリミックスが6曲収録されていることでしょう。
まさに夏を満喫出来る、そんなアルバムに仕上がっています。

『杉 真理 / HAVE A HOT DAY!』
01. あの娘にダイビング
02. Melting World
03. 小説家と結ばれる方法
04. 夢みる渚
05. キッチンのマーメイド
06. 素敵なSummer days
07. Diamond Eyes
08. 渚で会いたい
09. 街で見かけた君
10. フランシス泣かないで
11. 恋のかけひき
12. Crying Angel

切ない片想いをポップなメロディーに乗せた01。小室 和之、楠瀬 誠志郎等のコーラス・ワークが美しいナンバーです。アルバムの冒頭の割には地味目なアレンジが珍しいですね。

ギターのリフが印象的な02は、真夏の暑い午後を歌っています。ジリジリと照る陽射しを感じさせるアレンジが面白いです。

杉 真理らしさ全開のポップ・チューン03。ビーチ・ボーイズ風のコーラスが心地良いです。

『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』(1982年)に収録されていた曲のセルフ・カヴァー04。杉 真理の作品の中でもベスト3に入るくらい好きな曲です。今回のリテイクではビートを効かせて、より夏らしさを協調している感じがします。良い曲は、どんなスタイルになっても良いですね。

アコースティックなサウンドが爽やかな05。この手の曲を聴いていると、杉 真理が和製ポール・マッカートニーと呼ばれるのが頷けますね。特にポールの曲に似ているという訳でも無いのですが、曲の展開とかがどこかポールの曲を彷彿させます。

『STARGAZER』(1983年)の収録曲のリテイク06。60年代のホットロッド風サウンドが楽しいナンバーです。ビーチ・ボーイズ風コーラスとベンチャーズ風なエレキ・サウンドが合体したような夏色全開の1曲です。

しっとりとしたバラード曲07は、杉 真理にとって初めてのデュエット曲です。デュエットのお相手はMANNA(マナ)です。杉 真理、MANNAともに独特な声の持ち主、その二人がデュエットというのは独特な味わいがありますね。

加山 雄三を彷彿させるミディアム・ナンバー08。加山 雄三の湘南サウンドを80年代風にアレンジしたという趣きのある1曲です。

1981年リリースのシングル「ガラスの恋人」のカップリング曲のリテイク09。アコースティック・ギターの弾き語り風に仕上がっています。シンセによるストリングスが入っていますが・・・。

『OVERLAP』(1982年)の収録曲のリテイク(リミックスかも・・・)10。美しいメロディーが印象的なラブ・ソングで、初期の作品の中でも傑作の1曲だと思っています。

記念すべきソロ・デビュー・アルバム『SONG WRITER』(1980年)の収録曲のリミックス・バージョン11。若き日の竹内 まりやのコーラスが印象的なナンバーです。

1985年にリリースした『SYMPHONY#10』の収録曲のリテイク12。オールディーズ風なナンバーで、夏を感じさせてくれる名曲のひとつです。水平線に太陽が沈んでゆく、そんなイメージの曲です。

前半6曲はテンポのある曲が多く、これから海へ向かうという高揚した気分に似合っていますし、後半6曲はしっとりとした曲が多く、夕陽を眺めながら家路に向かう車で聴くのにお似合いです。
曲順もよく練られていて、杉 真理のセンスを感じますね。杉 真理のアルバムの中で、これほど夏を意識したアルバムは他にはありませんし、暑ければ暑いほどこのアルバムは輝いてきます。
暦の上ではもう秋ですが、まだまだ暑い日が続きそうですね。そうなるとこのアルバムがあと何回か活躍してくれそうです(笑)
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by kaz-shin | 2007-08-13 03:31 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by kotaro at 2007-08-14 08:40 x
杉さんの曲はどれも甘くて切なくて
現実にこんな歌を目の前で歌われたら、女性は引いちゃうかも。
それは2000年時代の空気なんですが、この時代はまだオッケーでしたね(笑)
とはいえ80年代後半でさえ、山下ー竹内の現実的、計算された成功路線に近いサウンドワールドと、杉ー須藤薫的な甘くて非現実的なカップルと、君ならどちらを選ぶか、というのは重大な問題でした。
伊藤銀次の曲にファニーガールというのがありますが、むかしファニーな女の子とデートする時は、やはりクルマに後者のカセットを積んで出かけた方が、「らしくて」良かったような気がいたします。

今や娘たちの父親になった私でも、娘たちがどんな青春を送るのか
イメージ湧かせるなら、杉ー須藤路線の方が楽しいだろうなとか、考えたりします。

名曲とは世界を持ち、未だに私はクーラーもない、「ガタのきたクーペ」を持ち続けています。
それで楽しければ、いいんじゃないでしょうか。世の中って。
Commented by kaz-shin at 2007-08-14 19:44
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は歌の世界においては、断然杉ー須藤コンビを選びます(笑)
非現実的ではあるにせよ、そこには甘い香りと夢があるような気がします。
曲を提供する側も、聴く側も夢物語だと分かっていながら、
その夢物語に浸っていられた時代だったのかも知れませんね。
だから私の中では、達郎さんの音楽とは違った輝きではあるのですが、
杉さんや須藤さんの作品が色褪せないで光っているのかも知れません。

>名曲とは世界を持ち・・・
良い言葉ですね。本当にその通りだと思います。
その世界は現実的、非現実的に関わらず聴く者の共感や憧れを呼ぶからこそ、
いつまでも輝いていられるのかも知れません。
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