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アン・ルイス_六本木心中 ◇ 2007年 08月 17日
アン・ルイス_六本木心中_e0081370_22522862.jpg 

名曲と言うのはアレンジや歌うアーティストが代わっても、つまりカバー・バージョンにおいてもそれなりの味わいがあるものだと思うのですが、中にはオリジナルがあまりに凄すぎて他のアーティストが唄うことなど考えられない、他のアーティストに唄って欲しくない名曲というのも存在すると思いませんか?
今回紹介する曲はまさにそんな1曲で、どんなに歌の上手いアーティストが唄ってもオリジナルには絶対に勝てないであろうと思う曲です。

その曲とは、1984年のアン・ルイスのヒット・シングル「六本木心中」です。有名な曲ですし、カラオケのレパートリーに入れている方も多いかも知れませんね。
1971年にアイドル系の歌謡曲歌手としてデビューし、70年代終盤には山下 達郎のバック・アップを得てCITY POP系のディスコ・サウンドや、オールディーズ・ポップスを取り上げて徐々にスタイルを変化させ、同時に歌謡曲とロックの融合を試みていたアン・ルイス。そんなアン・ルイス流"歌謡ロック"のひとつの完成形とも言えるのが「六本木心中」かも知れません。

私が初めて「六本木心中」を聴いたのは、当時テレビ朝日系列で深夜に放送されていた「トライアングルブルー」というドラマの主題歌としてでした。このドラマを覚えている人はいますかね?まだ売り出す中といった感じのとんねるず、故・可愛 かずみ、川上 麻衣子や前田 耕陽なんかが出てたドラマなんですが、内容は全然覚えていません(笑)
ただ、主題歌の「六本木心中」を聴いた時は衝撃的で、すぐにレコードを探しに行ったのを覚えています。
とにかく格好良かったですね。それまでに無いハードなサウンドに乗せて、パワフルに唄いまくるアン・ルイスのヴォーカルが印象的でした。

上のジャケット写真の左が、私が買ったシングル盤のジャケットです。暫くすると右のジャケットに替わってました。多くの人は右のジャケットの方に馴染みがあるかも知れませんね。
実は同じシングルなんですが、「六本木心中」のバージョンが違うんです。私が最初に買ったシングル盤はいわゆるオリジナル・バージョンと呼ばれているものです。ただ、広く聴かれていたのは後発のバージョンのようですね。主な違いはミックスなんですが、1番分かりやすい部分としてはイントロ部でアン・ルイスの「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントが入っているかどうかです。カウントが入っていないのがオリジナル・バージョンになります。
ベスト盤の『WOMANISM』には、オリジナル・バージョンと明記してありますので、聴き比べると面白いと思いますよ。ちなみに私は断然オリジナル・バージョンが好きです。ずっと聴いていたバージョンなので、思い入れが強いのかも知れませんが・・・(笑)

「アン・ルイス / 六本木心中」
Side. A : 六本木心中
作詞: 湯川 れい子 / 作曲: NOBODY / 編曲: 伊藤 銀次
Side. B : IN PLEASURE
作詞: 柴山 俊之 / 作・編曲: 伊藤 銀次

「六本木心中」の作曲はNOBODY。こういうキャッチーなメロディーのノリの良い曲を書かせたら抜群の二人ですね。矢沢 永吉のバック・バンド出身というのは有名ですね。
アレンジは伊藤 銀次ですが、この頃銀次はアンのアルバム『ROMANTIC VIOLENCE』をプロデュースしており、その流れで制作されたシングルだろうと思います。この曲の演奏メンバーは不明ですが、おそらくギターは北島 健ニ辺りだろうと思います。
この曲を聴くと不思議に元気になれる1曲です。

「IN PLEASURE」は、アルバム『ROMANTIC VIOLENCE』に収録されていたナンバーです。

久しぶりに二つのバージョンを聴いて思ったのは、「六本木心中」はアン・ルイスの為に生まれてきた曲なんだろうということです。この歌が彼女以外に似合いそうな人が思い付きません。少し前に相川 七瀬がカバーしてましたが、ん~~?でしたね(笑)
いかにも80年代と感じさせる曲ですが、たまに聴くと楽しいものですね。
by kaz-shin | 2007-08-17 00:20 | Singles | Comments(6) | |
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-08-17 11:23 x
でもね、ぼくはNobodyの「六本木心中」聴いたことあるんですよ。
凄かったですよそれは。
だいたいあの二人は、
「Love ya」も「Last Good-bye(山本達彦)」も、
自分達でやった方が豪快で強力なものになるみたいな気がします。
アンルイスの演歌っぽさ(第一印象はこの曲、演歌っぽくて嫌いだった、とインタビューで言ってました)、
山本達彦の都会っぽさは、それはそれで魅力ですが。
Commented by kaz-shin at 2007-08-17 11:38
たにぴさん、こんちは。コメントありがとうございます。
私もNOBODYが歌っているのは知ってます。
ただし、ほとんど英語バージョンですよね。
「六本木心中」の場合、この演歌っぽい歌詞が私にとってひとつの魅力
になっているので、やはりアン・ルイスが1番かなと思っております。
NOBODYは大好きですよ。
Commented by kotaro at 2007-08-17 11:46 x
ゲセワでカッコイイというか、
キモカワみたいな造語で語りたくなる1曲ですね。
Nobodyは清志郎に発音させるとノーボデーになるとか(笑い)
吉川晃司に書いてたあたりもカッコよかったなあ、

山本達彦もこの頃はのっていました。 「太陽がいっぱい」とか、今でも
夏に聴く1枚です。
Commented by smiletiny at 2007-08-17 20:02

夜のヒットスタジオで吉川晃司とからみながら歌っていたのを思い出します。
映像持ってますヨ~ ド迫力!
ハデでケバケバしくてワイルドあの頃のアンは兼備えてましたね

カラオケでかっこよく歌いたいものですが、どうも女性の歌は苦手で…
Commented by kaz-shin at 2007-08-18 01:20
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>ゲセワでカッコイイ・・・
確かにその言葉がピッタリな1曲ですね。
この下世話な感じがアン・ルイスの特徴でした。
Nobodyは当時、提供曲が結構ヒットしましたね。メロディーが分かりやすくて
好きでした。

山本 達彦も良いですね。久しぶりに聴きたくなりました(笑)
Commented by kaz-shin at 2007-08-18 01:23
smiletinyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
その「夜のヒットスタジオ」は私も見てましたよ。
吉川さんがアンさんに背後からピッタリくっついて、妖しげな腰使いを
していたやつですよね?(笑)

この曲を格好良く歌っている女性を今まで見たことも、聴いたことも無いですね。
メロディーは歌いやすいと思いますが、雰囲気を出すのが難しいでしょうね。
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