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SAYURI_ウイスキーが、お好きでしょ ◇ 2007年 08月 19日
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昨日のボズ・スキャッグスに続いての紹介が、石川 さゆりというのも我ながら凄いなと思う訳で・・・。
例えば、鰻と一緒に梅干を食べるとか、天麩羅を食べた後にスイカを食べるような食い合わせの悪さを感じますが、記事を読む分には腹は壊さないと思うのでご容赦下さい(笑)

今回紹介するのは、石川 さゆりがSAYURI名義で1991年にリリースしたミニ・アルバム『ウイスキーが、お好きでしょ』です。アルバム・タイトル曲である「ウイスキーが、お好きでしょ」は、憶えている方も多いかも知れませんが、当時サントリー・ウイスキー「サントリー・クレスト12年」のCMに使われていた曲で、彼女自身もCMに出演していました。演歌の世界では大御所と呼べる位になっていた石川 さゆりが、ムード歌謡みたいな曲を唄っているのが新鮮でしたし、驚きました。
しかも、作詞が田口 俊、作曲が杉 真理のコンビというのですから、2度ビックリです(笑)

本作は、ずばり石川 さゆりが演歌ではなく、ムード歌謡に挑戦したという趣きのあるアルバムです。おそらく石川 さゆりの歌手として、より一層の成長を見越して制作されたのでしょうね。
それにしても今では全くと言って良いほど、ムード歌謡風な音楽って聴かなくなりましたね。今でも頑張っているのは、ムーディー勝山くらいでしょうか・・・?(笑)
ただ、そんじょそこらのムード歌謡アルバムではありません。6曲中4曲の作曲を杉 真理が、残り2曲を林 哲司が作曲しているとなると、CITY POP好きな私は見過ごす訳にはいかないのです。真夜中に一人グラスを傾ける、そんな時のBGMに最適な1枚になっています。

『SAYURI / ウイスキーが、お好きでしょ』
01. ウイスキーが、お好きでしょ (You & Night & Whisky)
02. 甘いスキャンダル (Sweet Scandal)
03. 一瞬の炎 (Feeling of Love)
04. あやまらなくていいの (You don't have to say sorry)
05. 抱きしめてサンバ (Summer time has gone)
06. 余韻 (After the love affair)

作詞:田口 俊、作曲:杉 真理、編曲:斉藤 毅による01。石川 さゆりがこういうJAZZYな曲を唄うといことに驚きましたが、それを上回る驚きだったのが杉 真理がこの曲を書いたということでした。参加ミュージシャンのクレジットが無いのが残念ですが、終盤のJAZZYなギター・ソロを聴いている限り、かなりの腕利きが集められていると思います。

作詞:田口 俊、作曲:杉 真理、編曲:前田 憲男による02。同じJAZZYなナンバーですが、テンポがあって明るい曲調に杉 真理らしさを感じます。キャッチーなメロディーを彩る前田 憲男のアレンジが素晴らしく、ホーン・セクションとストリングスの使い方はさすがです。

作詞:森 浩美、作曲:林 哲司、編曲:前田 憲男による03。しっとりとしたバラード曲なんですが、サビのメロディーに林 哲司らしさを感じるナンバーです。しかし、アイドルに提供するバラードとは一味違う、いかにも大人の為のメロディーというのが林 哲司の凄いところです。本当にバラードの職人ですね、林 哲司は。

作詞:田口 俊、作曲:杉 真理、編曲:羽田 健太郎による04。故・羽田 健太郎のピアノをフィーチャーしたスローな4ビート・ナンバーです。美しいストリングスも印象的ですが、とにかくハネケンのピアノの素晴らしさに尽きる1曲です。このピアノを聴いていると、実に素晴らしいピアニストを失ったものだと実感せずにはいられませんね。

作詞:森 浩美、作曲:林 哲司、編曲:前田 憲男による05。前田 憲男によるスロー・サンバ調のアレンジが雰囲気満点の1曲。この曲は、03とは違って林 哲司らしくない曲と言えるかも知れませんが、実にムード歌謡という言葉がピッタリくるメロディーが耳に溶け込んできます。

作詞:田口 俊、作曲:杉 真理、編曲:前田 憲男による06。ムード歌謡風な雰囲気を持ったバラード曲ですが、メロディー自体は杉 真理が唄っても可笑しくないものだと思います。石川 さゆりの声に1番似合うようにアレンジしている前田 憲男のセンスに脱帽の1曲です。

石川 さゆり自身、演歌ではなくJAZZYな曲を唄うということで戸惑いもあったのかも知れません。
若干ヴォーカルに固さがあるかな?とも思いますが、それでも上手いですね。やはり一流の歌手です。
こういう企画が続いていたならば、相当凄いアルバムが出来上がったのではないかと思います。
「天城越え」を熱唱する石川 さゆりも素晴らしいですが、抑えに抑えて唄うSAYURIも素晴らしいですよ。
機会があれば、CITY POP好きな方にも聴いて欲しいアルバムです。
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by kaz-shin | 2007-08-19 03:59 | J-POP | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by kotaro at 2007-08-20 03:10 x
連夜の熱帯夜に、隠し球の日本酒のようなSAYURI Ishikawaの
ピックアップです。
>田口俊、杉真理とは、今まで見過ごしていました。

サントリーのCMディレクターはSeikoのsweet memoliesといい
人の裏を描くのが上手ですね。

このサイトではあまり話題になりませんでしたが、田口俊、堀口和男の
Reicoも結構好きでした。2枚出して終わったプロジェクトでしたが、
CITYPOPの王道だったのに、反響はもう一つ。Nobodyのような
弾けた代表作もなく、ユーミン&杉真理ファミリーの一員で終わってしまいました。
人が良すぎるデュオ、というのも印象に残らなかったのかな。
Commented by kaz-shin at 2007-08-21 00:45
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
まさか石川さゆりさんの記事にコメント頂けるとは思っていませんでした。
このアルバムは作家陣の良さで買ったようなものですが、石川さんの
歌の上手さは流石ですね。

さて、REICOですね。以前記事を書きましたが、REICOもCD化して欲しいアーティストです。
アルバム2枚とも持っており、いずれはCD-Rに焼こうかと思ってます。
歌もコーラスも良いですし、ソング・ライティングのセンスも良かったですよね。
Commented by santaro at 2007-08-25 22:13 x
「ウイスキーが、お好きでしょ」は関西の暴れん坊(笑)
やしきたかじん氏があの酒井政利Pをコメンテーターに迎えた
自身の番組の特集「お酒にもっとも合う楽曲」で
見事に一位に選ばれました!!杉真理フリークの私には
彼の作品が一番に選ばれ誇らしかったです(爆)
Commented by kaz-shin at 2007-08-26 03:36
santaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最初、この曲が杉さんの曲と聴いて驚きました。
本当に色んなタイプが書ける人ですね。
日本のポール・マッカートニーと言われているのは、大袈裟では無いような気がします。
本当に素晴らしいソング・ライターだと思います。
Commented by WESING at 2008-01-29 22:12 x
録画していたのをやっと見ましたが、杉さんの歌もなかなか良かったですよ。
♪ウイスキーは、お好きでしょ
         ↑URLのところに書いている通りに書きました。
Commented by kaz-shin at 2008-01-30 01:43
WESINGさん、コメントありがとうございます。
スカパーには、色んな専門チャンネルがあるんですね~。
我が家は有料のチャンネルとは無関係なので・・・(笑)

杉さんの歌う「ウイスキーは、お好きでしょ」は聴いてみたいですね。
Commented by SaToshi at 2009-02-28 23:23 x
最近、ゴスペラーズ・バージョンを2回見たんですが、CMに出演している小雪さんが「・・の夜は・・・」と、地元の県名を言ってるんですけど、そちらでもCMやってますか?
Commented by kaz-shin at 2009-03-01 04:54
SaToshiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
小雪さんの台詞まで注意して聞いてませんでしたが、ゴスペラーズが歌う「ウイスキーが、お好きでしょ 」のCMは流れてますよ。
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