Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
KARLA BONOFF_KARLA BONOFF ◇ 2007年 09月 07日
e0081370_2335642.jpg 

今日紹介するのは、1977年にリリースされたカーラ・ボノフのデビューアルバム『KARLA BONOFF』です。今年の7月に紙ジャケで再発され、多くのブログでも紹介されていましたね。
しかし、私の所有しているのは輸入盤のプラ・ケースです(笑)
リマスターで音が良くなっているのは分かるのですが、同じアルバムを買い直すのであれば他のアーティストなど幅広く聴きたいという願望がありまして、このCDで我慢してます。

カーラ・ボノフと言えば、1979年リリースの2ndアルバム『Restless Nights (邦題:ささやく夜)』が人気が高いようですが、私は結構この1stが何故か好きなんですよね。
この1stがリリースされた当時、リンダ・ロンシュタットの1976年リリースのアルバム『Hasten Down The Wind (邦題:風にさらわれた恋)』に収められた3曲、「Someone To Lay Down Beside Me」、「Lose Again」、「If He's Ever Near」の作者ヴァージョンが聴けるということで話題になったようです。
リンダの歌い上げるような歌唱法とは違って、素朴という言葉がぴったりくるカーラ・ボノフのヴォーカルが魅力的です。

プロデュースは、当時リンダの参謀の一人だったケニー・エドワーズです。本作はケニー・エドワーズのプロデューサーとしてのデビュー作だったようです。バックのメンバーはラス・カンケル(ds)、マイケル・ボッツ(ds)、リーランド・スクラー(b)、アンドリュー・ゴールド(g / key)、ワディ・ワクテル(g)、ダン・ダグモア(g)、ジェイ・ワインディング(key)、スティーヴ・フォアマン(per)、グレン・フライ(cho)、J.D.サウザー(cho)、そしてリンダ・ロンシュタットももちろんコーラスで参加しています。

『KARLA BONOFF / KARLA BONOFF』
01. SOMEONE TO LAY DOWN BESIDE ME
02. I CAN'T HOLD ON
03. LOSE AGAIN
04. HOME
05. FACES IN THE WIND
06. ISN'T IT ALWAYS LOVE
07. IF HE'S EVER NEAR
08. FLYING HIGH
09. FALLING STAR
10. ROSE IN THE GARDEN

カーラ・ボノフ自身のプレイによるピアノで始まる01。ワディ・ワクテルのギターとストリングスに耳を奪われますが、よく聴くとカーラのピアノ・プレイも悪くないですね。素朴なカーラのヴォーカルにお似合いの1曲です。

アルバムの中ではアップテンポの曲で、明るい感じのウエスト・コースト・ロック・ナンバー02。アンドリュー・ゴールドがギターで大活躍している1曲。

ピアノの弾き語りスタイルで歌われている03。リンダ・ロンシュタットのヴァージョンとはまったく異なる雰囲気です。でもこれが実にシンプルで沁みてきます。もちろんピアノはカーラ自身です。

穏やかな気持ちにさせるカントリー・ナンバー04。ジョン・ウェア(ds)とエモリー・ゴーディ(b)というカントリー系のミュージシャンを迎えて、アンドリュー・ゴールドとケニー・エドワーズのアコースティック・ギターとダン・ダグモアのスティール・ギターがカントリー色をより一層濃くしています。

しっとりと聴かせるバラード曲05。どこか哀愁のある曲調をカーラが歌うと、より切なく聴こえてきます。

名曲06。こういうポップな曲も書けるのですから、素晴らしいソング・ライターとしての才能を持っていますね。ワディ・ワクテルのギターとカーラ・ボノフとウェンディ・ウォルドマンによるコーラスが印象的です。

カーラ・ボノフのお世辞にも上手いとは言えぬアコースティック・ギターを軸にした07。ジェイ・ワインディングのピアノと、ケニー・エドワーズ、グレン・フライ、J.D.サウザーの3人によるコーラスのおかげで安っぽくなっていません(笑)

ウエスト・コースト風なサウンドの08。カントリーっぽさもありますが、ポップなメロディーなんでコテコテのカントリーという感じでもない、不思議な魅力のナンバーです。

カーラ・ボノフのアコースティック・ギター、ケニー・エドワーズのアコースティック・ギターとベース、そしてアンドリュー・ゴールドのハーモニウムという実にシンプルな09。でも物足りなさは全然感じないですね。

カーラ・ボノフのピアノをフィーチャーしたバラード曲10。どちらかと言えば地味な演奏ですが、カーラ・ボノフにはお似合いなんですよね。決して派手なサウンドは彼女には必要無いのかも知れませんね。コーラスでリンダ・ロンシュタットが参加しています。

非常に地味なアルバムだと思いますね。演奏も垢抜けない感じですし、本来ならば私が好きな路線とは違うんですよね。でも、何故か惹かれるし、聴いていると癒されますね。
これはプロデューサーのケニー・エドワーズが、カーラ・ボノフをどうすれば1番輝くかを見抜いた上で、このようなアルバムを制作したんだと思います。
聴いてもらえれば分かると思いますが、このアルバムの主役はカーラ・ボノフです。当たり前のようですが、こういうアルバムって結構少ないのではないでしょうか。
台風の夜、部屋で静かにこのアルバムを聴くのも一興かも知れません(笑)
[PR]
by kaz-shin | 2007-09-07 00:01 | 洋楽系 | Trackback(3) | Comments(10) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/6414890
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 音楽なしは、人生なし! at 2007-09-08 12:02
タイトル : 明けた
昨日のニュースで言ってました。梅雨明け。 何年前だったか、実は明けてました、って いう年も有った。 確かに例年、こちらでは祇園祭の時期に明ける。 Karla Bonoff『Karla Bonoff』1977年... more
Tracked from AORな日々をあなたに at 2008-08-07 23:02
タイトル : Karla Bonoff/KARLA BONOFF(77)
最近の寝苦しい夜にうってつけの癒し系女性ボーカルと言えば、このヒトに止めを刺します。AORというよりウエスト・コーストサウンドと言った方がピタリとくる爽やかなそれでいてシットリとした歌声。今回は、そのカーラさんのデビューアルバムをご紹介します。 総合評価★★★★★... more
Tracked from Kenny's Musi.. at 2009-05-06 14:04
タイトル : カーラ・ボノフ『プレミアム・ベスト』1998
カーラ・ボノフ『プレミアム・ベスト』1998 今回は、珍しく、AOR系シンガーの 考察をして見ました。 私が学生時代に所属していた サークルのバンドが 演奏レパートリーにしていたので ずーっと気にかかっていたんですが 今回キチンと情報整理をして見ました。 <リンダ・ロンシュタットとカーラ・ボノフの関係について> リンダ・ロンシュタットは、カーラ・ボノフの曲を6曲、自分のアルバムで取り上げています。 まず、リンダ・ロンシュタット(Linda R...... more
Commented by 元うぃんどおやぢ at 2007-09-08 09:12 x
たしかに、カーラボノフって、Trouble Againが収録されていたアルバムが売れましたよね。ベストヒットUSAのオープニングのアルバムジャケットの紙芝居でもそのアルバムだったような。。
カーラ・ボノフたしかにいいですよね。リンダ・ロンシュタットとちがってカーラ・ボノフバージョンも。
Commented by Sken at 2007-09-08 12:03 x
これと次作はよく聴きます。
といってもオリジナル・アルバムって4作ですかね?
曲も歌もいいですね。
Commented by kaz-shin at 2007-09-09 01:41
元うぃんどおやぢさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
リンダ・ロンシュタットに比べると地味で華がない感じがしますが、そこが
カーラ・ボノフの魅力ですよね。
でも気に入ってる曲とか、自分で歌いたい歌はどんなに頼まれても譲らないという
頑なな部分も持っていたようですね。
Commented by kaz-shin at 2007-09-09 01:45
Skenさん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
私は1stと2ndしか聴いたことがありません。
アルバム4枚だけというのはかなり寡作ですよね。
機会があれば、残り2枚も聴いてみたい気がします。
Commented by ocean at 2007-09-10 22:24 x
>同じアルバムを買い直すのであれば…
同感

>私は結構この1stが…
同感 Vol.2 (笑

カーラの素朴さが一番表れているのが、このアルバムだと思います♪
Commented by kaz-shin at 2007-09-11 02:06
oceanさん、こんばんは。賛同頂きましてありがとうございます(笑)
最近の再発では、敵もボーナス・トラックという汚い手を使ってきますので
非常に我慢し辛い状況になっています(笑)
ボートラが無ければ迷わずに済むんですけれど・・・。

>カーラの素朴さが一番表れているのが、このアルバムだと思います♪
同感・・・(笑)
Commented by アンクル・タロ at 2007-11-15 21:18 x
ひっそりと知らない間にカーラのライブCDが発売されました
今日買って聴きながら書き込みをしてます。
この2枚組のアルバムの21曲中8曲がファースト・アルバムに収録
されている曲をあの頃と変わらない瑞々しい声で歌っており
そしてコーラスとギターでケニー・エドワーズも参加してます。
映画のサントラやブリンドルで歌っていたのは知ってましたが
こうやってカーラが1人でフルに歌うアルバムは何年振りの事か....。
また忘れた頃に新しいアルバムを出してくれるかもしれませんね
その時まで待ってみる事にします(笑)。

私も1stが素朴で以前よりも好きなアルバムになりました。それに
こんなにも横顔の美しいジャケットって見た事ないですよね♪

Commented by kaz-shin at 2007-11-16 00:37
アンクル・タロさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ライブ・アルバムがリリースされたのは知りませんでした。
あとで調べてみます。
カーラ・ボノフって頻繁には聴かないのですが、時々無性に聴きたくなるんです。
今思えば、何となく疲れた時とかストレスが溜まった時に聴いている気がしますね。
カーラの歌声はいわば私にとっては癒しなんですね、きっと(笑)
Commented by ohiro at 2008-08-07 23:09 x
こんばんは!お久しぶりです。
マイブログでもこのアルバムをレビューしましたのでTBさせて頂きました。kaz-shinさんも書かれているとおりホント癒されますね。地味な地味な作品たちなんですがね。リンダロンシュタットの「涙に染めて」も聴いたことがありますが、こんなに違うものか!と思った記憶があります。
多分、動のリンダに対して、静のカーラといった感じで対象的な二人なんでしょうね。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:53
ohiroさん、こんばんは。お久しぶりです。
コメントとTBありがとうございます。
ohiroさんの記事にも書かれていましたが、本当にカーラの歌声は癒し系ですね。
時に弾けたり、時に癒されたりと音楽というものは、それぞれのアーティストの色によって楽しみ方も千差万別・・・。
逆にだからこそ音楽って素晴らしいのかも知れませんよね。
<< 松岡 直也&WESING_TH... ページトップ 南 佳孝_夏の終りに僕は君を失う >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon