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彩 裕季_GIRLFRIEND ◇ 2007年 10月 06日
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今回紹介するのは、その純真で質朴としたヴォーカルが秋にぴったりな感じの彩 裕季(あや ゆき)の1993年のデビュー・ミニ・アルバム『GIRLFRIEND』です。
私が彼女に興味を持った理由は、彼女が今井 優子の実妹であること。それと長年角松 敏生のマネージャーを務めてきた小林 秀俊が発掘、プロデュースを手掛けているということでした。その関係で、角松が2曲提供しているというのも聴いてみようかと思ったきっかけになりました。

ジャケット写真を見ると、失礼ながらお姉さんとは違ってお世辞にも美人といった感じではありません。しかしながら、ジャケットの写真から見て取れる質朴とした感じがそのまま歌になっているのが彩 裕季の魅力だと思います。プロデューサーの小林 秀俊は、彼女のそんな魅力を十分に引き出せるような楽曲を用意し、どちらかと言えば起伏の少ないメロディーの曲が多いために地味な印象を与えかねないことを考慮したのか、全6曲というミニ・アルバムでリリースしたのも功を奏していると思います。
姉妹であってもお姉さんの今井 優子とは全く違うタイプのシンガーですね。姉妹のアルバムを聴き比べてみるのも面白いと思います。

『彩 裕季 / GIRLFRIEND』
01. 白いシャツ追いかけて / 作詞:こばやしユカ 作曲:井上大輔 編曲:梁邦彦
02. ガールフレンド / 作詞:こばやしユカ 作曲:財津和夫 編曲:梁邦彦
03. 同級生 / 作詞:こばやしユカ 作曲:財津和夫 編曲:瀬尾一三
04. さよならが止まるまで / 作詞:加藤健 作曲:角松敏生 編曲:瀬尾一三
05. 陽のあたる坂道 / 作詞:加藤健 作曲:財津和夫 編曲:梁邦彦
06. 紙飛行機 / 作詞:加藤健 作曲:角松敏生 編曲:瀬尾一三

秋晴れの草原で聴きたいような爽やかな01。梁 邦彦のピアノ、古川 望のアコースティック・ギターが心地良く、牧 恵美子と彩 裕季のコーラス・ワークが美しいナンバーです。アルバムの中で1番ポップな曲です。

耳にすっと馴染む財津 和夫の書いたメロディーが印象的な02。地味とも思える梁 邦彦のアレンジが実に曲にマッチしているナンバーです。心地良い秋風のような曲ですね。

02と似た感じのナンバーの03。心地良さも02をそのまま引き継いでいます。財津 和夫らしいメロディーの曲で、瀬尾 一三のアレンジもオーソドックスなんですがツボを抑えたおり、いかにも秋らしさを感じさせます。

ミディアム・テンポの洒落たナンバー04。角松 敏生のセンスが光るナンバーです。角松がこれほど起伏の少ないメロディーを書いているのも珍しいですね。おそらく彩 裕季に合わせているのでしょう。残念ながら角松自身は演奏に加わっていませんが、瀬尾 一三のアレンジが素晴らしく江口 信夫(ds)、青木 智仁(b)、鈴木 茂(g)、倉田 信雄(key)、土岐 英史(sax)、比山 貴咏史(cho)、Raji(cho)等という豪華メンバーが揃っています。

柔らかな陽射しを感じさせる05。春でも秋でも似合いそうな曲ですが、私には秋のイメージが強いです。この曲を聴くと、何故か漫画「めぞん一刻」を思い出してしまいます(笑)

角松の書いたメロディーを実に瀬尾 一三が上手くアレンジを施している06。この手の曲は、角松自身がアレンジするよりも瀬尾 一三の方がピッタリかも知れません。サビのメロディーに角松らしさを感じます。

季節感を感じさせない曲が多くなった最近のJ-POPの状況の中、こういう音楽を聴くとホッとしますね。確かに爆発的に売れるタイプの音楽だとは思いませんが、このような音楽を排他してしまう音楽業界が今の音楽業界だとしたら、きっとこれからのJ-POPはつまらないものになってしまうでしょうね。聴いてもらえば分かりますが、地味なんですが聴く者を無垢な気持ちにさせてくれる、そんなアルバムに仕上がっています。
調べてみたら、現在は結婚されて海外で暮らしているようです。こんな歌を唄う人ですから、逆にその方が似合っているのかも知れませんね。
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by kaz-shin | 2007-10-06 04:30 | J-POP | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by まつのすけ at 2007-10-06 23:26 x
こんばんみーです♪

実は、私もこのアルバムは持っています。でも、音が私の好みとは違うせいか、そんなに聴きません。優子さんの妹さんなんて、信じられませんでした。
もう一枚のアルバムは、気になるのですが、なかなか入手できません。

プロデューサーの小林さんは、意外とゴスペラーズが所属している事務所の社長でもあります。

このアルバムで注目すべき点は、加藤健さんが作詞をされている点です。現在は、EXILE、伊藤由奈さん、中島美嘉さんなどの作詞を手掛ける売れっ子です。彩さんの曲からは、想像しにくいですが。どうも、角松さんとの出会いが出世につながったようですね。
Commented by kaz-shin at 2007-10-06 23:54
まつのすけさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かにまつのすけさんの好みの音楽では無いでしょうね(笑)
2ndアルバム『HEARTSTRINGS』もこのアルバムの延長線上にある
感じなので、
まつのすけさんの好みとは違うとは思いますよ。
加藤健さんは現在はそんなに売れっ子だったんですね。知りませんでした。
2ndアルバムでも3曲作詞されてましたよ。
Commented by halfskits at 2007-12-01 09:45
昨日、ブックオフでこのCD見つけましたよー!
角松プロデュースかどうか自信が無かったので、
レジでライナーを確認して買いましたー!!
今日、Music Avenueで取り上げられているのを発見したので
ご報告がてらコメント書きました!
今後ともよろしくお願いします!
Commented by kaz-shin at 2007-12-02 01:26
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
安く購入出来ましたか?(笑)
わざわざ、ご報告ありがとうございました。
Commented by Kenny U at 2007-12-04 00:17 x
750円でしたよー!
それでレジでのライナー確認が必要になった訳・・・(笑)

あと、アガルタのインディース盤(その1)とミポリンの『サマーブリーズ』も
持っていなかったので、一緒に買いましたー!
この二枚は250円でしたよー!・・・っと、報告してみましたー!

アガルタのインディース盤(その1)は、確か前に紹介されていましたよね??
もちろん、正規リリース版は以前から持っていたんですが・・・
収録曲は同じでも
私も角松フリークの端くれですからねー
ジャケットだけでも楽しもうかと・・・
Commented by kaz-shin at 2007-12-04 01:15
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
750円でしたか~。意外に高いですね(笑)
私はこのアルバムをGEOで180円で売られているのを見たことがあったので、
BOOK OFFでは250円位かと思ってました。
アガルタのインディーズ盤(その1)は正規盤と同じですね。
(その2)の方だったら良かったかも知れませんね。
『サマーブリーズ』は良いですね。角松さんの歌いっぷりが凄いですから・・・(笑)
Commented by Kenny U at 2007-12-04 20:34 x
またまた、GEOのお話が出ましたね!
いったいぜんたい、
ゲオの180円コーナーってどんなだろうと思いまして、
今日始めて西宮店へ行ってみました!
私の住んでいる阪神間では、行った西宮店しかないそうです。
関東ではあちこちにあるんでしょうね!

肝心の収穫ですが、180円コーナーで
鈴木雅之『dear tears』をゲット出来ましたよ!
ジャパニーズ・シティ・ポップスのガイド本に
紹介されているサードアルバムです!
Commented by kaz-shin at 2007-12-05 01:38
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
関西方面はGEOって少ないのですか・・・。それは残念ですね。
レンタルCDをやっているので、そこから流れてくるのが多いと思います。
その関係で結構面白いアルバムが安く入手出来ます。
私の住んでいる所は、車で30分圏内に5~6軒あるので重宝してます(笑)
Commented by Kenny U at 2007-12-05 04:00 x
さて肝心のこのアルバム、やっと聴いてみましたー!

角松敏生の曲も私が思っていたのとは
かなり感じが違っていて面白かったです。
編曲まで担当していないせいかも知れませんが、
80年代、彼流アレンジとして聴きなじみしてきたサウンドとは
全然違っていてすごーく優しい感じですねー!
でもこれはこれで聴き易くて良いと思います。
Commented by kaz-shin at 2007-12-05 23:38
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
角松さんの提供曲の多くが、彼自身がアレンジも担当している場合が
多いのである意味癖みたいなものが出ますが、アレンジャーが変わる
だけで確かに雰囲気変わりますね。
そういう意味では、もうすぐリリースさせるバラード・アルバムは面白い
かも知れませんね。
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