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原田 真二_Feel Happy 2007 ~Debut 30th Anniversary~ ◇ 2007年 10月 27日
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今回はブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズ・・・だと思って下さい(笑)
2005年の12月に1度紹介したのですが(紹介記事はコチラ)、ちょうどその頃何故か『Feel Happy』が無性に聴きたくなったんですね。しかし、CDでは所有してなくてアナログ盤を引っ張り出してレビュー記事(とは言い難い内容ですが・・・汗)を書いたのです。中古店等でCDを見つけたら購入しようと思っていたんですが、あれから1年10ヶ月が経過した今月24日に何とデビュー30周年記念盤として、紙ジャケット、フルデジタル・リマスタリングにボーナス・トラック4曲付きで再発されたのです。
これを機会にCDを購入、改めて良い音でアルバムを聴いてみると、昔書いた記事とはまた違った印象を受けました。そこで新たに記事を書いてみようと思い立った訳です。

原田 真二は、1977年10月に弱冠18歳で「てぃーんず ぶるーす」でデビュー。翌11月に「キャンディ」、12月に「シャドーボクサー」と3ヶ月連続レコードリリースという当時としては画期的な形でデビューを飾り、リリースされた3曲共にヒット・チャートの上位に入る快挙を達成しました。
原田 真二と私はまさに同年代(ひとつ私が下になりますが)ですので、この時の事を鮮明に覚えています。また、翌1978年にリリースされた1stアルバム『Feel Happy』も大ヒットしました。当時はアイドル的な扱いを受けていましたが、彼の作った作品を聴くと音楽的な才能に関しては高いポテンシャルを有するアーティストだと分かりますね。
人気者の辛いところは、人気が高くなるにつれ雑言も増え、"生意気"だとか"天狗になってる"等と言われていた事もあったとか・・・。"頑な"とか"頑固"を"生意気"と捉えられていたのかも知れませんね。

『原田 真二 / Feel Happy 2007 ~Debut 30th Anniversary~』
01. ビギニング / 作・編曲:原田 真二
02. Curtain Rise / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:原田 真二・瀬尾 一三
03. Sports / 作詞:松本 隆、 作・編曲:原田 真二
04. キャンディ / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:原田 真二・阿部 雅士
05. Plastic Doll / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:瀬尾 一三
06. Good Luck / 作詞:松本 隆、 作・編曲:原田 真二
07. 風をつかまえて / 作詞:松本 隆、 作・編曲:原田 真二
08. てぃーんず ぶるーす / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:鈴木 茂・瀬尾 一三
09. High-Way 909 / 作詞:松本 隆、 作・編曲:原田 真二
10. ANGEL FISH / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:鈴木 茂・瀬尾 一三
11. 黙示録 / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:原田 真二・瀬尾 一三
Bonus Tracks
12. シャドー・ボクサー / 作詞:松本 隆、作曲:原田 真二、編曲:後藤 次利
13. タイム・トラベル / 作詞:松本 隆、 作・編曲:原田 真二
14. てぃーんず ぶるーす 2007
15. タイム・トラベル 2007

ストリングス以外の楽器を原田 真二一人でこなしている短いインスト・ナンバー01。

美しいアカペラ・コーラスで始まる02は、意外にもミディアム・バラード・ナンバーです。曲の構成やメロディーの繋ぎ方など、デビュー・アルバムにも関わらずセンスの良さを感じさせます。

タイトル通り躍動的溢れるナンバー03。パーカッシヴな原田 真二のピアノやホーン・スペクトラムのホーンが印象的です。

2ndシングル・ナンバー04。キャッチーなメロディーのナンバーですが、当時も今もあまり好きになれない曲です。理由は別にないのですが・・・(笑)

私のお気に入りの1曲である05。林 立夫(ds)、後藤 次利(b)、矢島 賢(g)、浜口 茂外也(per)という安心して聴けるメンバーの演奏と、原田 真二の弾くクラヴィネットとが絶妙なバランスですね。流石にプロ(瀬尾 一三)のアレンジだと思わされた1曲。

キャッチーなメロディーながら凝ったアレンジが施されているミディアム・ポップ・チューン06。原田 真二のアレンジが光る曲だと思います。当時18~19歳位だったことを考えると、やはりその才能は素晴らしいですね。

ストリングス・アレンジまで自身でアレンジしている軽快で爽やかなポップ・ナンバー07。不思議な魅力を持っている曲で、原田 真二のキャラクターには似合わない感じもするのですが一緒に口ずさみたくなるような、そんな曲に仕上がっています。

デビュー曲にしてインパクト十分な08。30年経過した今聴いても魅力のあるナンバーですね。タイトルをあえて"ひらがな"表記にするあたり、松本 隆らしさを感じます。特にサビらしいところの無い曲がここまでヒットしたというのも面白いなと思います。

ウエスト・コースト・ロック風な軽快なドライブ・ミュージック09。これもお気に入りの1曲になっています。捻りの無いストレートなメロディーと吉川 忠英のアコースティック・ギターが印象的です。

今となっては弱冠チープなシンセの音に微笑んでしまう10。ポップ・ロックといった趣きのナンバーです。鈴木 茂らしいギターが炸裂します(笑)

当時、原田 真二のメロディー・メイカーとしての才能を1番感じたのが、この11でした。今でも大好きな1曲です。ストリングスに原田 真二自らが弾くアコースティック・ギターが中心になっているシンプルな演奏なんですが、これがメロディーとヴォーカルを際立たせていて良いんですよ。

ボーナス・トラック1曲目は3rdシングル曲だった12。このアルバムにこの曲がボートラで収録されたのは嬉しいですね。この曲が結構好きだったんで・・・。坂本 龍一、林 立夫、後藤 次利、鈴木 茂という顔触れの演奏はやはり良いですね。

4thシングル曲だった13。この4枚目までのシングルはヒットしたので憶えている人も多いでしょうね。「この曲、こんなに良い曲だったっけ?」と思わされた1曲なんですが、かなりの作曲センスを今となって感じる曲。

ボーナス・トラックの目玉である14と15は、2007年にリテイクされたナンバーです。ボッサ調の14や原曲に割と忠実なアレンジ15。何年経過しても原田 真二らしさが失われていないのが嬉しいですね。

このアルバムは私と同年代の人には懐かしさもあり、受け入れられるだろうと思いますが、80年代の煌びやかなCITY POPが好きな人に受け入れられるかは疑問に思っています。それは70年代のニューミュージックの流れの中の作品であるというところかも知れません。
それでもニューミュージックからCITY POPへの橋渡しをしたという意味では、原田 真二の存在は大きかったと思います。今でも現役で活躍していますが、このアルバムの輝きは格別だと思っていますので、興味のある方は聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2007-10-27 22:13 | J-POP | Trackback | Comments(10) | |
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Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2007-10-28 17:59 x
このボーナストラックは、反則ですね。原田真二の他のアルバム要らなくなっちゃう。
あ、でも Our Song という名曲もあったな。
Commented by アンクル・タロ at 2007-10-28 20:56 x
先週 門あさ美のCDを買った時に迷ったあげく諦めて購入を
見送りましたが Kaz-shinさんのブログの記事を読んで
今日買って来ました........もちろん買って正解でした!
もう30年にもなるのですね 当時は姉が好きでよく聴かされました(笑)
ボーナス・トラックもそうですがKaz-shinさんも触れていますが
『タイム・トラベル』って曲がこんなに良い曲だとは...。
当時は変な歌(失礼)だなぁ〜と思って聴いてました。
いいアルバムを紹介していただきありがとうございます!!
Commented by hisa at 2007-10-28 22:09 x
このアルバムいいですよね。結局、原田真二はこれが最高ですかね。
当時はこの先どうなるのだろうかと期待してましたが、訳のわからない方向にいってしまったという印象です。
CDは買おうかどうか迷ってます。杉真理も門あさ美もたまる一方です。
Commented by kaz-shin at 2007-10-28 22:24
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このボーナストラックが付いてなかったら買わなかったかも知れないです(笑)
結果的に音も良かったですし、買って正解でした。
2007ヴァージョンもなかなかでしたよ。
Commented by kaz-shin at 2007-10-28 22:29
アンクル・タロさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
アルバム買われたんですね。気に入ってもらって良かったですよ。
このレビュー読んで、アルバムを買って好みでは無かったら申し訳無いですから・・・(汗)
私も今回改めて聴き直して、全開レビューした時よりも一層良いなと思っています。
ボーナス・トラックもなかなか良かったですよね。
Commented by kaz-shin at 2007-10-28 22:37
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
間違い無くこのアルバムが原田 真二の最高傑作でしょうね。
私もこのアルバム以外に2枚程所有していますが、作曲のセンスの素晴らしさを感じるものの
サウンド的には好みではありません。
やはりこのアルバムが1番好きですね。
音も良いですし、ボートラも良いのでお薦めですが、再発ラッシュなんで
よく検討して下さいね。
Commented by kotaro at 2007-10-29 02:57 x
たま~に、気が向いたときに、ピアノで弾いてみる「タイムトラベル」
古びて錆びないコード展開の好きな曲のひとつです。
導入部の半音下がりで進んでいく中の淋しげなマイナーコードの使い方、
また一転アップテンポで元気に展開する「転」の部分のM7や7Sコードの遊び方、
サビの部分、「ウゥ~ウ」から始まる人類の淋しい未来と儚い夢を予感させる部分、どれを取っても完成度の高い名曲です。

ひまがあったらきちんとコード理論で説明しま(笑)

原田真二は早熟でした。でもここで終わっていません。時間があったら
原田知世に書いたNEXTDoorの中の「異国の娼婦」とか聴いてみてください。なかなかいけてますよ!
Commented by kaz-shin at 2007-10-30 00:59
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ピアノが弾けるんですか~、凄いですね!尊敬します(笑)
専門的な事は分からないのですが、「タイムトラベル」は聴く者を惹き付ける
魅力のある曲だというのは分かります。
すんなり聴けてるけど構成が凝っているような気がします。

原田さんの書いた提供曲は結構好きなんですよ。
松田聖子さんや八神純子さんに提供した曲なんか好きでしたね。
ただ、自身で歌っている曲がアレンジの関係なのか今ひとつピンとくるものが無かったです。

原田知世さんて聴いてみたいと思いながら、聴いたことのないアーティストです。
どうしても「時をかける少女」のイメージが強く、どうしても歌に関しては?なイメージが抜けません(笑)
Commented by at 2007-10-30 12:45 x
デビュー直後、あの伝説的TV番組『ザ・ベストテン』で3曲同時にチャートインさせたSSWとして、すごく強烈なインパクトがありました。
ちょうど初来日したばかりのB.Joelと、何かと比較されることも多かったと記憶しています。
はたまた〝ロック御三家〟として、特に女性マーケットからの支持も絶大なものがありましたよね。

このデビューアルバムでは、彼の潜在能力の高さに加えて、彼の音楽ルーツをも垣間見ることができますね。
ビートルズ(04)、エルトン・ジョン(06)、はたまたコモドアーズ(10)からの影響もすごく感じますし、リズム的には高中(03)の臭いも感じたりします。
その後彼はプログレッシブなサウンドを追及していくことになりましたが、特に09あたりにその片鱗を感じ取ることができると思います。

確かに昨今、松田聖子のプロデューサーその他?(笑)でしか表舞台に取り上げられることがないようですが、もう少し評価されていいアーティストではないかと思います。
Commented by kaz-shin at 2007-10-30 23:06
夢さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
原田さんのデビューはインパクトがありましたね。本当に華々しいデビューでした。
逆にそれがアイドル視されることにも繋がったのでしょうけど・・・。
元々アーティスト志向が強い人でしたから、早い内に路線変更したようなイメージがあります。

夢さんの書かれた音楽ルーツは、まさにその通りで感心しました。
夢さんのコメントを読んでからアルバムを聴くと、本当によく分かります。
ぜひとも頑張ってもらって、また私達が喜びそうな曲を聴かせて欲しいですね。
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