1年前の11月24日から12月25日迄の1ヶ月の間、毎回クリスマス・ソングならびにクリスマス・ソングを含んだアルバムやシングルを紹介するという企画をしまして、えらく苦労しました(笑)
今年は・・・もうやりません!でも、まだ紹介していないクリスマスに関連した曲やアルバムがありますので、これからクリスマス迄の間何回か紹介しようかと思います。
なんせ、クリスマス・ソングが好きなもので・・・(恥)
第1弾として今回紹介するのは、今月21日に発売されたばかりのクリスマス・アルバムです。アン・ルイスの洋楽カヴァー・アルバムとしてお馴染みの"Cheek"シリーズの第4弾となる最新作『Pink Christmas ~Cheek Ⅳ~』です。アン・ルイス自身が"Cheek Ⅳ"を作るなら以前よりクリスマス・アルバムと決めていたとの事。今年の夏にカリフォルニアで録音されたもののようですね。プロデュースは、アン・ルイスとは古い付き合いで、パフィーの作品等にも関わっているギタリストのFrank Simes。書き下ろした1曲を含んだ13曲が収録されており、お馴染みのクリスマス・ソングばかりが収録されています。息子の美勇士とのデュエット曲も収録されているのが興味深いです。
『アン・ルイス / Pink Christmas ~Cheek Ⅳ~』
01. Carol of the Bells (Overture)
02. Christmas Song
03. Happy XMAS (War is over)
04. Winter Wonderland
05. Let it Snow! Let it Snow! Let it Snow!
06. Have Yourself a Merry Little Christmas
07. White Christmas
08. Santa Baby
09. Blue Christmas
10. Rockin' Around the Christmas Tree
11. I Saw Mommy Kissing Santa Claus
12. Pink Christmas
13. I'll Be Home For Christmas
美しいアカペラ・コーラス(アン・ルイスは歌っていないと思います)の01は、ウクライナの民謡ですね。
ナットキング・コールの歌で有名な02。数え切れない程カヴァーされているクリスマスのスタンダードとも言えるナンバーで、美しいオーケストラをバックにアン・ルイスがしっとりと歌い上げています。
息子・美勇士との共演曲03。ジョン・レノンのクリスマス・ソングの名曲、定番曲です。オリジナルのイメージを大切にしたアレンジが好感が持てます。何より美勇士のヴォーカルが良いですよ。
JAZZYなアレンジがお洒落で、大人向きという感じの仕上りの04。あまりに有名な曲ですのでオリジナル・シンガーが誰なのかは知りませんが、ビング・クロスビーが歌が広く知られているのかも知れませんね。
どこか南国風な仕上がりの05。雪の歌を南国風のアレンジというミス・マッチが面白いです。これも1940年代に作られた曲で、もはやスタンダード・ナンバーですよね。
06も1940年代に作られたナンバーです。ミュージカル映画の為に作られた曲のようですね。JAZZYなアレンジで、ゆったりとしたリズムと美しいストリングスが印象的です。
名曲07。もはや知らない人はいないであろうクリスマス・ソングの定番中の定番のナンバーですね。この曲も1940年代に映画の挿入歌として作られた曲で、1番有名なのはビング・クロスビーでしょうね。オーソドックスなアレンジですが、間奏のヴァイオリン・ソロは美しく聴き所です。
08も数多くのアーティストがカヴァーしているキュートなナンバーですね。オリジナルは誰なんでしょうか?ここではブルースっぽく仕上げています。
1940年代にラス・モーガンがヒットさせ、1950年代にエルビス・プレスリーが取り上げ大ヒットした09。オールディーズ風に仕上げています。ドゥーワップ・スタイルのコーラスも良いですね。
ブレンダ・リーが1950年代にリリースしたクリスマス・ソング10。いかにも50's風なアレンジで、軽さが実に心地良いですね。
邦題「ママがサンタにキッスした」でお馴染み11。コーラス・ワークが美しい1曲です。
オリジナル曲12。アコースティックなサウンドを主体にしたバラード曲です。メロディアスで良い曲です。
邦題「クリスマスは我が家で」で知られる12も、もはやスタンダード化したナンバー。しっとりと歌い上げているアン・ルイスのヴォーカルが光っています。
正直に書きますが、私は"Cheek"シリーズが好きだったので迷わず購入しましたが、あまりお薦めする気にはなれません。理由は、まずアン・ルイスの声が変わってしまったことですね。年齢的な問題なのか、長いこと歌っていなかったことが影響しているのか計り知れないのですが、声が枯れてしまってます。ハスキーな声になってしまって、アン・ルイスらしさを感じません。
そしてもう一つ、アルバムを聴いていてあまりクリスマスらしい感じなかったですね。ある意味"Cheek"シリーズのひとつとして考えればOKなんでしょうが、クリスマス・アルバムとしては物足りない感じは否めません。まぁ、ジャケット写真からしてクリスマス・アルバムとは思えませんが・・・(笑)
こんなクリスマス・アルバムがリリースされましたという紹介記事だと思って下さいね。
私は、このCheekシリーズではカーペンターズをカヴァーした
アルバムが好きでLP&CDを持ってます。
本作はあまりオススメできないんですか?
聴いてみたい気もしますけど。
『Cheek Ⅲ』は良いアルバムですね。私も大好きなんです。
このアルバムは、正直洋楽カヴァーとしては悪くないと思います。
ただ、クリスマス・アルバムとしては盛り上がりに欠けるのと、1番ショック
だったのは声が変わってしまったことですね。
『Cheek Ⅲ』の頃のような綺麗な声は出ていません。少しハスキーな感じ
になってしまいました。
可能ならば試聴してから購入を検討されることをお薦めします。
去年のクリスマス企画を喜んでくれていた方がいらっしゃって、本当に感激です(笑)
さすがに今年は、去年ほとんど所有しているアルバムや曲を紹介してしまったので
紹介出来るアルバムや曲が左程ありません。
でも何枚かは紹介してみたいと思っています。
早速今日も紹介してしまいました・・・(笑)