Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
香坂 みゆき_NOUVELLE ADRESSE ◇ 2007年 12月 22日
e0081370_1211041.jpg 

今年も残すところ、あと10日間程になってしまいましたね。年の瀬は何故か忙しいですね。私も例外ではなく、忙しい日々を送っており少々疲れ気味です。そんな疲れた時、聴きたくなるのが私にとっての癒しの歌声・・・、それが香坂 みゆきです。

今回紹介するのは、1987年にリリースされたフォーライフ・レコードへの移籍後第1弾となるアルバム『ヌーヴェル・アドレッセ』です。私にとって香坂 みゆきは、単なるアイドル歌手ではありません。実力と表現力を兼ね備えた立派なシンガーだと思っていますし、その音楽性は歌謡曲では無くCITY POPだと思っています。特にフォーライフへ移籍してからは、大人の雰囲気が増してきて、聴いているだけで心地良い空間に誘ってくれる作品が多いですね。

『ヌーヴェル・アドレッセ』は楽曲の素晴らしさはもちろんですが、瀬尾 一三のアレンジが秀逸ですし、腕利きミュージシャン達の演奏も極上です。参加しているのは、山木 秀夫(ds)、青山 純(ds)、江口 信夫(ds)、美久月 千晴(b)、松原 正樹(g)、山田 秀俊(key)、中西 康晴(key)、富樫 春生(key)、土岐 英史(sax)、EVE(cho)、瀬尾 一三(cho)、比山 貴咏史(cho)、木戸 やすひろ(cho)、広谷 順子(cho)という豪華な顔触れです。

『香坂 みゆき / NOUVELLE ADRESSE』
01. 夏の夜は三たび微笑む (SOMMARNATTENS LEENDE)
02. 水の中のナイフ (NOZ W WODZIE)
03. ラストショウ (LAST PICTURE SHOW)
04. 生活の設計 (PLAN OF LIFE)
05. チェルシー・ガールズ (CHELSEA GIRLS)
06. 夜の終りに (AFTER MIDNIGHT)
07. 十月のレーニン (LENIN V OKTYABRE)
08. パサジェルカ (PASAZERKA)

重厚なシンセ・サウンドと軽快なテンポが心地良いナンバー01。美久月 千晴のベースと松原 正樹のギター・プレイ、特にアコースティック・ギターのソロが素晴らしいです。作詞:吉元 由美、作曲:羽場 仁志によるナンバーです。

個人的に名曲と信じて疑わないCITY POPナンバー02。ミディアム・スローなナンバーですが、こういう曲を歌わすと本当に上手いですね。歌い始めの歌詞♪湾岸の夜景は宇宙ステイション♪が非常に印象的です。01と同じ作詞:吉元 由美、作曲:羽場 仁志によるナンバーですが、羽場のメロディー・センスが光る1曲。

作詞:吉元 由美、作曲:杏里による03は、杏里自身も歌詞を英語詞に翻訳した「LAST PICTURE SHOW」として歌っているので、知っている人もいるでしょう。正直なところ、杏里ヴァージョンよりもはるかに香坂 みゆきの歌の方が好きです。土岐 英史のエモーショナルなサックスがフィーチャーされています。美久月 千晴のスラップ・ベースも良い感じです。

作詞:吉元 由美、作曲:尾崎 亜美による04。真夏の昼下がりを歌ったものですが、メロディーもアレンジも穏やかで今の時期に聴いても違和感のない曲です。広谷 順子が中心となったコーラスが美しいですね。

シングル・カットされた05は、作詞:吉元 由美、作曲:羽場 仁志による軽快なポップ・チューンです。始めはスローな感じでスタートしますが、重いビートと松原 正樹の軽快なギター・カッティングとソロ、そしてEVEならではのコーラス・ワークが良いですね。

作詞:石川 あゆ子、作曲:羽場 仁志によるミディアム・ナンバー06。シンセ・ベースを使った重厚感と軽めのギター・カッティングのコンビネーションが面白い曲です。羽場 仁志はキャッチーなメロディーを書きますね。CITY POPな1曲です。

作詞:石川 あゆ子、作曲:岡本 朗による07。秋の雰囲気が良く出ている瀬尾 一三のアレンジが見事です。しっとりとしたメロディーで、香坂 みゆきの声質の良さや上手さが際立って聴こえます。土岐 英史のサックスが素晴らしいですね。

作詞:石川 あゆ子、作曲:青木 恵美子による08は、シンセを上手く使ってゴージャスな都会の夜を表現しています。門 あさ美の世界にも通じる大人の女を感じさせる曲です。間奏のピアノ・ソロも素晴らしく、全体的にJAZZYな雰囲気が漂っていて心地良い1曲です。

先日紹介した松本 伊代にしても、香坂 みゆきにしても現在も活躍されていますが、あくまでもタレントとしてであって、実力があるにも関わらず歌手として活動出来ない、していないというのは淋しい話ですし、個人的には腹立たしいです(笑)
逆に今人気のJ-POPのアーティスト達が20年後、こういうブログ等で「20年前にこんな素晴らしいシンガーがいたんですよ」と誰かが紹介してくれる存在になりうるのか、甚だ疑問に思っています。香坂 みゆきさんの歌をじっくり聴いたことが無い人は1度ぜひ聴いてみて下さい。初期の作品のCDは中古店でも見かけることはほとんどありませんが、フォーライフ時代のアルバムならばBOOK OFF等でもたまに見かけます。私の一押しのシンガーです。
[PR]
by kaz-shin | 2007-12-22 02:56 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(10) | |
トラックバックURL : http://musicave.exblog.jp/tb/6978514
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 哲学者になりたい猫 at 2007-12-22 06:34 x
香坂さんは私の世代はもう子供の時に既にアイドルではなく二時間ドラマなどで主役等を張りながら化粧品のコマーシャルソングも歌う歌の上手い女優さんってイメージでした。後年BOXを買った時にこの人の曲を聴いてみた所、正直アイドル時代の曲は歌は抜群に上手いのですがあまり印象に残らない曲が多いなぁ…と(ご免なさい!)ところがフォーライフ移籍後の曲やカバー曲集であるカントスシリーズなどは非常に合ってるなぁと思いました。(BOXではその時代の収録曲が少ないのが玉に傷だったのですが…)勝手な思い込みなのですが、この人は歌唱力は文句の付けようのない資質がある人ですから、渡辺有三さんみたいな稀代のPDと出会っていれば歌に関しては運命が違っていたのかもしれないなぁと思ってます。またこの人は子役上がりの事もあり演技力は確かで、頭も良くて番組の司会進行などをそつなくこなし、歌唱力は抜群、そして美人(笑)もちろん現在でも活躍していられるのですからたいしたもんなのですが、これだけの能力のある人(総合でこれだけ揃ってる人ってなかなかいないと思うんです)が過小評価されている事に、芸能(界)の難しさを考えさせられる一人です。
Commented by hisa at 2007-12-22 23:47 x
このころの曲はいいと思いますが、私的には当時は、ここまでこられるとちょっときついかなと感じてました。でも、声と歌い方が好きなので何でもOKですけどね。
評価についてですが、結局彼女たちの生き方だと思います。歌で生きていくという強い思いがないということですね。想像ですが多分当たっていると思います。私はそれでいいと思うし、香坂みゆきのように好きな歌を歌ってアルバムを出して呉れればいいと思います。逆にセールスがそんなに見込めないのに新譜を出せるのはすごいと思います。業界にシンパがいっぱいいるんだと思いますよ。
Commented by kaz-shin at 2007-12-23 00:22
哲学者になりたい猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
香坂みゆきさんにしても松本伊代さんにしても、歌手としての才能以外にも
タレント性が豊かだったので今でも活躍されているんでしょうね。
ただ残念なのは、これだけのアルバム達が多くの人の耳に届いていなかったという事実ですね。
これから新譜をリリースというのは難しいにしても、過去の素晴らしい作品を埋もれさせないように
して欲しいですし、機会があれば多くの人に聴いて欲しいなと思います。
そういう意味も含めて、このブログで紹介しています。本当に微力だとは思うのですが、
何かの役に立てれば嬉しいのですが・・・。
Commented by kaz-shin at 2007-12-23 00:54
hisaさん、コメントありがとうございます。
声と歌い方が魅力的だというhisaさんの意見、全く同感です。
私にとっての香坂さんの1番の魅力がやはり歌声なんですよね。
これだけ歌の上手いアイドル系歌手というのを他に知りません。

香坂さんの持つタレント性でいまもなお現役で活躍されていますが、歌手としての活動も視野に入れて欲しいですね。
hisaさんの仰る歌で生きていくという強い思いが香坂さんにあったのかどうかは不明ですが、
歌以外の部分で活躍する場があったことが、現在の香坂さんのポジションなのでしょうね。
もし、彼女の歌がもっと多くの人に支持されていたら、今でも歌っていた可能性はあったかも知れませんね。
Commented by kotaro at 2007-12-24 02:19 x
アルバムを通して聴いたことはないのですが、往時エアチェックした
「水の中のナイフ」は長年のお気に入りです。
出だしの歌詞のアンニュイさがなんとも若い色っぽさを感じます。

この人は確かに器用なんとかかもしれません。早くから岩崎宏美を
目して彼女の佳曲「愛よおやすみ」をシングルBサイドで入れてみたり、
レコード歌手としてブレークしたことがないのが気の毒なくらいですが、
反面“一発屋”で終わらなかったから、これだけ幅広い活躍や
いまでも仕事のオファーが来るのでは、と思いませんか。

このブログでは結構そういう人にも光が当たるので、Kaz-Shinさんの
人徳だと僕は思います。
早熟と晩器大成、ま、いろいろありますが、音楽というメディアはそう簡単には滅びませんので、またいい歌を歌ってくれないかなぁ~
Commented by ギムリン at 2007-12-24 15:41 x
香坂みゆきさんは、可愛いアイドルでありながら、歌が上手いということで、ちょっと欠点のあるところを応援してあげたいというアイドル歌手の売れる法則からズレてしまったかもしれませんね。
事務所の演歌歌手分類に不平があって衝突していたという裏事情もあったとは思いますが。みゆきさん自身に、歌手で頑張っても浮かばれないみたいな諦めのような心理があるなら残念ですね。
「愛よおやすみ」はA面でしたね。B面は「乾杯シンデレラ」という曲だそうです。元歌が収録された岩崎宏美さんのアルバム『ファンタジー』のライナーノーツに、宏美さんがみゆきさんに"カバーしてくれてありがとう"みたいなコメントを出しています。よろしければこちらもトライしてください。
ボーナストラックの14曲目の方が糸居五郎さんのDJがかぶらず聞きやすいです。ギターは水谷・矢島組がクレジットされています。
www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=VICL-62268
Commented by kaz-shin at 2007-12-25 00:02
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
香坂さんの歌の実力があったからこそ、ヒットの有無に関わらず多くのアルバムをリリースしてきたのでしょうね。
逆に制作スタッフは何故もっと売れないのだろうというジレンマがあったかも知れませんし、
或いは分かってもらえるファンに良い作品を出そうと頑張っていたのか、その両方だったのかも知れませんね。

現在のタレント活動も頑張って欲しいですが、いつの日か香坂さんの新作が聴けることを祈っていたいと思います。
Commented by kaz-shin at 2007-12-25 00:16
ギムリンさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
香坂さんは宏美さんの歌もカヴァーしていたんですね。知りませんでした。
もちろん「ファンタジー」は当時好きな歌でシングル・レコードを持っていますが、アルバムは聴いたことがありません。
糸井五郎さんのDJ入りのアルバムだったんですね。
機会があれば、「愛よおやすみ」の香坂バージョンと岩崎バージョンを
聴き比べてみたいです。
情報ありがとうございました。
Commented by さゆき at 2010-09-13 08:30 x
香坂みゆきさん 可愛くてスタイル抜群 それだけでも十分素敵なのに それ以上に稀な歌声の素晴らしさ美声 歌唱力抜群 初めてみゆきちゃんの歌に感動したのは青春舗道煜中二だったんですね信じられないくらい天才だと思いました!衝撃でした煜素晴らしい歌唱力をどうして世の中の人は解らないのだろうと私もずっと思いながら応援していました。まだまだ歌声をこれからをも聞きたいですみゆきちゃんの大ファンです
Commented by kaz-shin at 2010-09-14 01:58
さゆきさん、はじめまして(かな?笑)。コメントありがとうございます。
歌がいくら上手くても歌で成功するとは限らないのが、この世界の難しいところですね。
色んな要因があるのでしょうが、運が無かったのかななんて気もします。
ぜひ過去のアルバムを再発して欲しいと思いますし、また歌を歌ってもらって彼女の歌の魅力を多くの人に知ってもらえるといいなと思います。
<< Toshiki Kadomat... ページトップ 渡辺 香津美_ROMANESQUE >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon