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BaBe_Brand-new ◇ 2008年 03月 12日
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今回紹介するのは、近藤 智子と二階堂 ゆかりの女性デュオで、1987年にマイケル・フォーチュナティのカヴァー「Give Me Up」でデビューしたBaBeの通算5枚目となるアルバム『Brand-new』(1989年)です。
BaBeはデビュー当時、歌って踊れる元気一杯印のアイドルといった感じで、'87年末の新人賞レースでも賞を獲得していた記憶があります。私も当時はTV等で彼女達の存在は知っていました。ともかく元気な印象が強く、翌年も活躍するのだろうなと思っていた矢先の'88年4月にはWinkがデビュー。その儚げで頼りなさそうな女性デュオに人気が一気に集中してしまい、可哀想でしたがBabeの影は薄れてしまいました。
結局1990年までの3年間、Babeとして活動したようです。

この『Brand-new』は、私が唯一所有しているBaBeのアルバムなんですが、このアルバムを買った時のことは今でも憶えています。BaBeの初期のアルバム『Bravo!』か『Nice!』だったか忘れましたが、聴いたことがありました。その時は特別印象に残るような事は無く、多分歌自体も下手という印象を持っていたように思います。そんな私がレコード店でこのアルバムを見つけた時に、ふと感じるものがあったんでしょうね。アルバム・ジャケット写真を見て、これまでにない大人の雰囲気を醸し出しており、何故か良さそうな予感がして購入しました。やはりアルバムというのは、ジャケット写真も重要ですね。音楽配信ではこういうインスピレーションが働きませんから・・・(笑)

当時の流行を反映してか、アルバム収録曲10曲中3曲が洋楽の日本語カヴァーで、残り7曲がオリジナルという構成です。オリジナル曲は作詞に高橋 研、森 雪之丞、田口 俊等が、作曲には羽場 仁志、羽田 一郎、MAYUMI、山口 美央子等が曲を提供しています。アレンジは、中村 哲が6曲、白井 良明が4曲手掛けています。残念ながらミュージシャン・クレジットは記載されていませんでした。
驚いたのは、やはり彼女達の歌の成長ぶりでした。かなり上手くなっていて表現力も豊になっており、落ち着きのある大人を感じさせるヴォーカルが魅力と言えるでしょう。

『BaBe / Brand-new』
01. Train
02. Stay
03. Kiss in your dream
04. You never know
05. She has a Dream
06. Simon Says ~恋のMilky Way~
07. One,Two,Three
08. Upside Down
09. For You
10. Brand-new Generation

当時のディスコ・ブームを反映している打ち込みによるダンス・ナンバー01。1910 Fruit Companyというグループのカヴァーのようです。ビートの効いた曲なんですが、落ち着いた雰囲気のヴォーカルとよくマッチしています。

羽場 仁志作曲、中村 哲編曲によるオリジナル・バラード曲02。これが実にメロウなCITY POPナンバーで、素晴らしい仕上がりの1曲なんです。この曲はもうアイドルという範疇では語れないレベルの曲だと思っています。名曲ですよ。

ダンス系のナンバー03。羽田 一郎作曲による歌謡曲チックなメロディーと、白井 良明のスパニッシュ風味のアレンジが印象的な1曲です。ここでもBabeの二人のヴォーカルは落ち着いた雰囲気で、とても耳に馴染んでくるきます。

このアルバムではバラード系の曲の良さが光っているのですが、この04もそんなミディアム・バラード・ナンバーです。渡辺 格の作曲、白井 良明のアレンジによるナンバーで、これも都会的でメロウな雰囲気を持った1曲です。二人のヴォーカルのコンビネーションが光っています。

グルーヴ感溢れるミディアム・ナンバー05。MAYUMIの作曲、中村 哲のアレンジ曲です。Winkが歌っても似合いそうなナンバーで、当時の流行を敏感に取り入れたMAYUMIの作曲センスの良さを感じます。

オリエンタル・ムード溢れるユーロ・ビートといった感じのダンス・ナンバー06。この曲も1910 Fruit Companyのカヴァーのようですね。メロディーは悪くないですが、ここまで来ると年齢的にはキツイものがありますね(笑)

続く07もオリジナルは誰だか分かりませんが洋楽カヴァーで、軽快なナンバーです。中村 哲であろうサックスがフィーチャーされており、06に比べると同じ打ち込み系でもずっと聴きやすく(あくまでも私にとってですが・・・汗)仕上がってます。

おそらく二階堂 ゆかりのソロだと思われる07。山口 美央子の作曲、白井 良明の編曲によるヨーロピアン調なミディアム・ナンバーです。山口 美央子らしいキャッチーでアンニュイなメロディーが二階堂 ゆかりのヴォーカルとよくマッチしている気がします。

代わって近藤 智子のソロと思われるナンバー08。山口 美央子の作曲、中村 哲の編曲によるバラード・ナンバーです。美しいメロディーが印象的で、近藤 智子がしっとりと歌い上げている好ナンバーです。歌の上手さで言えば近藤 智子の方が上かも知れません。

ラスト・ナンバー10は、今までに無いようなロック色の強いナンバーです。白井 良明の本領発揮といった感じのアレンジが良いです。

正直なところ、全曲オリジナルで勝負しても良かったのでは?と思えるアルバムです。当時の流行を考えれば仕方ないのかも知れませんが、02、04、05、08、09というような好ナンバーが揃っていただけに残念な気がします。洋楽カヴァーを当時の時代にはマッチしませんが、CITY POP風、AOR風なアップ・テンポ曲を入れていたら私の好みとしては満点に近かったかも知れません。
今回記事を書くにあたって久しぶりに聴きましたが、結構良いですね。少し他のアルバムも聴いてみたくなりました。特にラスト・アルバムになる『CONTRAST』(1990年)はBOOK OFFで根気良く探してみたいと思います。間違い無く250円程度で入手出来るでしょうから・・・(笑)
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by kaz-shin | 2008-03-12 00:03 | J-POP | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by まるいチ-ズ at 2008-03-12 07:54 x
おはようございます
告白しますとBabeのアルバムはアナログ盤全部とシングル「I Don't Know!」を持ってます(汗)、ダンスはWinkよりも彼女たちの方が上ですね(笑)
近藤智子さんのアイドルらしからぬト-クなど、Winkにはないジャンク・フ-ド(失礼!)のような魅力があります。当時の映像を見ますとバブル期の賑やかさ、華やかさが感じられ懐かしいですね。
あっという間に現れ消えていった二人ですが、彼女たちには元気をたくさん貰ったような気がします(笑)
Commented at 2008-03-12 21:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by しげぞう at 2008-03-12 23:42 x
こんばんは
Babeは僕も一枚持ってました
たぶん『Bravo!』だったかな、と
アレンジ含め、サウンドがなかなか良かった記憶があります
この作品は聴いたかどうかちょっと定かではありません
しかしそうですか・・・、羽場 仁志にMAYUMIですか
いやはや、気になります
Commented by kotaro at 2008-03-13 03:01 x
WINKよりマニアック、でも大衆から見れば一緒こた、か亜流に思われてた
Babeさんでした。
10年さかのぼればピンクレディーよりキャッツアイの方が可愛いぞといってるような。

87年という年はフジテレビがおニャン子に完全に重心を移し始めた年。
同じグループのポニキャンのBabeはいろいろと割を食ったことでしょうね。
カバー中心のアイドル系ガールポップ、ルーツは60年代の森山加代子や弘田三枝子に遡り、さらに米欧のシフォンズだとか、50年代のマクガイアシスターズにまでたどり着きます。
80年代はイギリスのノーランシスター、そして日本はこのBabeとWINKがトリを飾ったのでしょう。
Babeの方が原典に忠実ですね。

Commented by kaz-shin at 2008-03-13 23:44
まるいチ-ズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみません。

買った時の2~3回しか聴いていないアルバムが沢山あって、このBaBeのアルバムも
そんな1枚でした。随分経ってから聴くと、当時より数段良く聴こえるケースが結構あるので
なかなか買ったCDは手放せません(笑)
このアルバムも正直こんなに良かったっけ?と思わせてくれました。
もっと評価されても良かったデュオかも知れませんね。
Commented by kaz-shin at 2008-03-13 23:50
鍵コメさん、はじめまして。心温まるコメントありがとうございます。
色々と教えて下さって、ありがとうございます。
これからもあれこれ紹介していきますので、たまに覗いて下さると嬉しいです。
Commented by kaz-shin at 2008-03-13 23:52
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
しげぞうさんなら、このアルバムは気に入ると思います。
BOOK OFFなら250円だと思いますので、ぜひ聴いてみて下さい。
『Bravo!』の時に比べて、成長した彼女達の歌を堪能出来ますし、曲も結構良いですよ。
Commented by kaz-shin at 2008-03-14 00:03
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
仰るようにアイドル時代の終焉期を飾ったのがWinkであり、BaBeだったかも知れませんね。
70年代のアイドル全盛時代において女性グループと言えば、やはりキャンディーズと
ピンク・レディーが双璧でしたね。
ポスト・キャンディーズとして"トライアングル"や"アパッチ"が出てきたり・・・。
楽しい時代でした(笑)
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