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石井 明美_MONA LISA ◇ 2008年 03月 14日
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今回紹介するのは、BOOK OFFで250円で購入したアルバムです。昔から知ってはいましたが、聴くタイミングを失っていた作品です。そのアルバムとは、石井 明美の1986年リリースの1stアルバム『MONA LISA』です。石井 明美と言えばやはりこのアルバムにも収録されている大ヒット曲「CHA-CHA-CHA」ですね。イタリアのグループ、フィンツィ・コンティーニのカヴァーなんですが、人気ドラマ「男女7人夏物語」の主題歌に使用されたこともあり大ヒットしました。ただ、この曲のイメージが強すぎてなかなかアルバムに手を伸ばせなかったというのが本音です。80年代後半の洋楽の日本語カヴァー・ブームの火付け役とも言えるのではないかと思います。

おそらく洋楽カヴァーが多いのだろうなと思っていましたが、案の定収録曲9曲中6曲が洋楽カヴァーです。どうしても「CHA-CHA-CHA」のイメージが強すぎたせいか、正直あまり期待はしていませんでした。しかし、これが良い意味で裏切られまして・・・結構良いんですよ(笑)
都会的でCITY POP風ナンバーもありますし、石井 明美のヴォーカルも表現力豊かで実力のあるヴォーカリストだと思います。

『石井 明美 / MONA LISA』
01. O LA LA
02. インスピレーションの夜 (Oh What A Night For Love)
03. CHA-CHA-CHA
04. YOU MAKE ME HAPPY
05. 死んでもいい (Take My Breath Away)
06. ジュテーム~悲しみの見える窓~
07. 恋は不滅 (Indestructible)
08. 流されて
09. 愛は嵐 (Ouragan)

「CHA-CHA-CHA」のオリジナルを歌うフィンツィ・コンティーニのカヴァー01。オリジナルを聴いたことはありませんが、軽快なダンス系ミュージックという趣きのナンバーです。ミュージシャン・クレジットが記載されていないのが残念なんですが、間奏のベースによるメロディー弾きがなかなか良いです。アレンジは戸塚 修。

02も洋楽カヴァーです。色々調べたんですがオリジナルは分かりませんでした。ご存知の方がいらっしゃったら、御教授下さい。と言うのもこの曲が格好良いんですよね。CITY POP風なミディアム・ナンバーで、戸塚 修らしい洒落たアレンジと石井 明美の艶っぽいヴォーカルが大好きです。

お馴染み大ヒット・ナンバー03。考えてみると石井 明美のヒット曲はカヴァーが圧倒的に多いですね。「オリーブの首飾り」や「ランバダ」くらいしか記憶に無いですが、いずれもカヴァーですから・・・。訳詞は今野 雄二(知ってますか?)なんですが、いかにもらしいですね(笑)

作詞が阿木 燿子、作曲が天才・筒美 京平、アレンジが山川 恵津子によるメロウ・チューン04。これがまた良い曲なんですよ!穏やかな日曜の午後を歌ったナンバーなんですが、メロディーとアレンジが絶妙にマッチしております。私的にはCITY POP色が強くて大満足の1曲です。

1986年の映画「Top Gun」 に使用されて大ヒットしたBerlin の「Take My Breath Away (愛は吐息のように)」のカヴァー05。重たいタイトルだなと思ったら、訳詞がなかにし 礼なので妙に納得してしまいました。しっとりと歌う石井 明美のヴォーカルが魅力的です。

作詞が森 浩美、作曲が吉実 明宏、編曲が戸塚 修によるオリジナル曲06。サビのメロディーが印象的な歌謡曲チックなナンバーです。Aメロ、Bメロは大したことは無いのですが、サビのメロディーは秀逸ですね。耳に残る1曲です。

07も洋楽カヴァーなんですが、オリジナルは不明です。メロディーの印象だとヨーロピアンな感じです。可も無く不可も無くって感じの1曲です。

作詞がなかにし 礼、作曲が筒美 京平、編曲が戸塚 修によるオリジナル・ナンバー08。筒美 京平の凄いところは、04のようなCITY POP風な洒落たメロディーを書くと思えば、この曲みたいにベタな歌謡曲風メロディーをあっさりと書き分けるところなんですね。岩崎 宏美が歌っても似合いそうなタイプの曲です。こういう曲のヴォーカルを聴くと、石井 明美って上手いなと改めて感じます。

最後の09も洋楽カバーですが、オリジナルは分かりませんでした。やはりヨーロピアンなナンバーです。

個人的には、02、04、06の3曲がお気に入りなんですが、洋楽カヴァーであってもオリジナルを知らない分すんなり聴けてしまうのかも知れませんね。私の1番のお薦め曲は何と言っても04ですね。筒美 京平はやはり天才です。本当に凄い曲を書く人で、筒美 京平の書いたCITY POP風作品の中では、桑名 正博の「さよならの夏」に肩を並べる名曲だと思います。
BOOK OFFでは250円コーナーの常連でもある石井 明美。この3曲が聴けただけでも250円は安かったと思えたアルバムでした。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2008-03-14 00:03 | 250 - BOOK OFF | Trackback | Comments(11) | |
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Commented by gemini at 2008-03-14 01:19 x
こんばんは
このアルバムは聴いたことがないのですが、セカンドの「JOY」というアルバムを去年125円で購入しました。
全曲筒美京平作曲ということと、「JOY」という曲をHISTORYという京平オムニバスで聴いて良かったので買ったのですが、これが予想外に名曲ばかりだったのでショックを受けて一時期ハマって聴き倒しました。
たいした期待もせずに聴いたCDが予期せず良いアルバムだったりするとうれしさもひとしおですよね。
Commented by kotaro at 2008-03-14 09:42 x
お早うございます。
最近、kaz-shinさん、傾向が、うーん。
きのうbabeのことを調べるのに当時の歌謡曲雑誌をめくってたら
ちょうど石井明美も目についてたところです。
次は金妻の小林明子になるかも、えっ。
先々週の朝日新聞の日曜版に先を越されていました(笑)

こういうブレンド歌謡曲が、フツーの喫茶店で飲むコーヒーのように味わえた最後の時代ですね。
いまはスタバの時代だから、おじさん、ついていけましぇん。

kyo-hei tutumi blendedとかtetsuji hayashi blendedとか、
CD特選でいきましょ。
1986 Omega Triveとか、喫茶kaz-shinで出ませんか。
Commented by 猫になりたい哲学者 at 2008-03-14 22:08 x
先に書かれちゃいましたが、アルバムの出来というかまとまりはこの次のアルバム「JOY」の方がいいと思います。全曲作曲筒美京平作品でバブル期の都会的女性像を洋楽トレンドに載せ展開したオシャレなPOPアルバムです。筒美御大の功績は今後も様々面で語られるでしょうが、80年代においてあまり語られない功績の一つに松本伊代、河合奈保子、柏原芳恵、小泉今日子、中山美穂、本田美奈子等一つのアルバム全曲筒美作品というアルバムを作り、そのどれもがハズレ無しと言う所です。あんなにヒット曲を連発して超多忙だったはずのなのに、あまり目立たないアルバム製作でも手を抜かない氏の姿勢は、その後において一時代を築いた某人が明らかに力を入れてる曲とその他の曲という乱発の仕事ぶりを見た時、改めてその凄さ・偉大さを認識せずにはいられませんでした。本当に石井さんのような洋楽とのブレンド歌謡曲というものが簡単に聴けたこの時代は贅沢だったなぁとやはりオジサンの私も最近つくづく思います。それにしても土着の私と違って、音楽的にオシャレなkaz-shinさんが筒美御大を認めてくれるのはうれしいですぅ~。80年代明らかに林さんの最大のライバルでしたもんね(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-03-15 01:32
geminiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
アルバム『JOY』はオリジナル曲だけなんですね~。これはぜひとも聴いてみたいです。
「CHA-CHA-CHA」が大ヒットした時、良い曲だとは思ったんですが、歌が上手いとかは
特に感じていなかったんですが、アルバムを聴いてみるとしっかりしたシンガーですよね。
京平さんのオリジナル曲が良かったので、尚更『JOY』は聴いてみたくなります。
お薦め頂いてありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2008-03-15 01:44
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最近、色々お薦め頂いたアイドル系中心に聴いてますので、ついそういう感じが多くなってしまってます。
なにせ、未体験なものばかりなので・・・(笑)
南野陽子さん、木之内みどりさんなどもいずれ紹介しようと思っています。
今日は久しぶりにCITY POPなアルバムを紹介してみました。

実現は難しいでしょうが、密かな夢を持っております。
J-POPの隠れた名曲(と言うより単に自分が好きな曲)だけを流すラジオ番組を作ってみたいですね。
あとコンパイラーもやってみたいですね。
私の拙い文章よりも曲を聴いてもらった方が断然伝わりますから(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-03-15 01:59
猫になりたい哲学者さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
散々林哲司さんフリークだと書いてきている私ですが、筒美京平さんは別格なんですよ。
はっきり言えば雲の上の人ですね。おそらく林さんも筒美さんをリスペクトしていたと思いますね。
あの達郎さんも尊敬している人なんですから・・・。
とのかくヒット曲を狙って書ける作曲家なんて、そうは存在しませんよ。
しかもシングル用のインパクトのある曲とアルバム用の燻し銀な曲とを明確に分けながらも
シンガーの個性を上手く引き出すそのメロディー・センスは日本の宝と言えると思いますね。
Commented by Thunderer at 2008-10-17 22:35 x
GW以来なんですが、久々にのぞいてみました。
前回は気づいてなかったんですが、MONA LISAですか。
## 前のときはTINNA以外に接点がないのかなとも思ったんですが
## 石井明美とはまた、思い切り想像外の人でした。

石井明美は
MONA LIZA/JOY/FANNATIQUEの3枚は一時期よく聞いていたのですが、どれもそれなりによくできていたと思います。
(でも、いつの間にか聞かなくなってしまった。)
こういう記事を見るとついつい聞いてみたくなって
今、久しぶりに聞いてます。

>BOOK OFFでは250円コーナーの常連でもある石井 明美
いいですね。こっちのBOOK OFFでは普通のコーナーでも見ないのに。。。(こないだWinkのは250円コーナーに並んでましたが、こちらではもう少し新しい人ばっかりです。)
Commented by kaz-shin at 2008-10-19 23:11
Thundererさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみませんでした。

TINNAのアルバムは一体いつになったらCD化されるんでしょうかねぇ。
さて、石井明美さんは最近聴き始めた一人なんです。
当初は「CHA-CHA-CHA」のイメージが強過ぎて敬遠していたんですが、実際聴いてみると想像以上に良かったです。
近いうちに全曲筒美京平さんの作曲のアルバム『JOY』も紹介したいなと思っています。
『MONA LIZA』も『JOY』も近所のBOOK OFFで250円で入手出来ました。
私の住んでいる所は車で30分圏内に5軒程BOOK OFFがありますので、色々見つけられるのでラッキーです。
Commented by Thunderer at 2008-10-19 23:34 x
kaz-shinさん。
こんばんわ。長いことご無沙汰ですいません。

>私の住んでいる所は車で30分圏内に5軒程BOOK OFFがありますので
うらやましいですね。私は、近所に1軒と遠いけど時々いく駅に1軒。他に古本市場(CDもある。あまりめぼしいものは無いがCDSingle 38円の中にたまにほしいものがあって喜ぶことも。)
等・・・。

>TINNAのアルバムは一体いつになったらCD化されるんでしょうかねぇ。
ほんと。いつになるのでしょう。。。
実は先日、コンピレーション・アルバム 『CITY POP』をレンタル屋で見つけて借りました。
(中古はネットであったけど1万円もしていたので、よう買わなかった。…他はそれほど聞きたいわけでもないし、1曲1万円では…)
やっぱり、CDのほうが音がいい。。。(レコードにはそれなりの魅力があるのでしょうけど、比較相手がテープからデジタル化した音源では…)
『LONG DISTANCE』も『童夢』もCDで聞きた~い。
と思ってました。(TINNA_LONG DISTANCEに書いたほうがよかったかも?と思いつつ)

Commented by kaz-shin at 2008-10-20 00:54
Thundererさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>やっぱり、CDのほうが音がいい。。。
そうなんですよね~。音質的には不満は無くても、アナログ盤特有のノイズをどうしても削除しきれないですからね。
ある程度フィルターを強くかければある程度ノイズを消すことも可能ですが、そうなると音質も変わってしまいますし・・・。
これだけCD化が盛んになってもTINNAがCD化されないのには、他に何か問題でもあるんでしょうか?
以前ベスト盤のCD化の話はあったんですけどね。
気長に待つしかないですね。
Commented by Onatsuki at 2016-11-24 10:20 x
僕は香港から、当時大好きはこのアルバム1と4怪作呼ぶの2曲目シングル響きはtutu, アルバム2作目豐島たづみのカバーもう海へ行かないchachachaは同じ時の荻野目洋子と長山洋子カバー好対照
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