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SOUTHERN ALL STARS_人気者で行こう ◇ 2008年 04月 02日
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今回紹介するのは、サザンオールスターズの1984年リリースの7枚目のアルバム『人気者で行こう』です。あくまでも私個人の見解ですが、この頃の桑田 佳祐がソングライターとしての才能が1番光り輝いていたと思っています。初めてこのアルバムを聴いた時に、まさに"桑田は天才"だと感じたことを今でもよく覚えています。現在でもアルバムやシングルをリリースすれば必ずヒットするサザン。決して今が悪いと云う訳ではありませんが、1985年リリースの8thアルバム『KAMAKURA』辺りまでが、ソングライター・桑田 佳祐の絶頂期だったと思っています。

歌詞カードを見ないと何を歌っているか分からないし、あくまで語呂を大事にしたもので内容的には難解なものが多く、日本語なのに英語にしか聴こえない歌詞は、良い悪いとか好みを別にしても桑田ならではのもので、本当に斬新でした。彼ほど日本語のロックに拘ったアーティストも少ないかも知れませんね。メロディーに関しても洋楽のエッセンスに溢れたものが多く、1980年代という時代に、出るべくして出たアーティストの一人だと思っています。

『SOUTHERN ALL STARS / 人気者で行こう』
01. JAPANEGGAE
02. よどみ萎え、枯れて舞え
03. ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)
04. 開きっ放しのマシュルーム
05. あっという間の夢のTONIGHT
06. シャボン
07. 海
08. 夕方Hold On Me
09. 女のカッパ
10. メリケン情緒は涙のカラー
11. なんば君の事務所
12. 祭りはラッパッパ
13. Dear John

うまいタイトルを付けたと感心しきりの01。まさに和風レゲエといった雰囲気が漂うナンバーで、古風な言い回しが逆に英語で歌っているかのような錯覚に陥ります。アイディアに富んだナンバーですね。

私が大好きなナンバーのひとつ02。洒落たリズム・アレンジが印象的なAORナンバーだと思っています。桑田にしては落ち着いた雰囲気のヴォーカルも大好きで、さりげない中にも才能の煌きを感じさせます。名曲だと信じてます。

20枚目のシングル曲03。もちろんヒットしたナンバーですが、個人的にはそれほど好きではありませんでした。サザンの場合、シングルを切る曲はどれもインパクトを重視した、印象に残る曲が多いんですが、好きな曲は圧倒的にアルバムの中の曲の方が沢山あります。

エキサイティングなナンバー04。本来桑田がやりたい音楽なんだろうなと想像させる1曲ですね。ロッカー・桑田 佳祐を堪能できる1曲ですね。

ポップな桑田の一面が前面に出た感のある05。これも好きな曲なんです。それにしても現在はもちろん、当時でさえ"眉目麗しく(みめうるわしく)"なんて言葉、誰も歌詞で使ってないですよね(笑)

原 由子が歌う06。メロディアスで歌謡曲チックなナンバー。桑田の凄いところは、こういう歌謡曲チックな曲をも書けてしまうところですね。あくまでも歌謡曲路線を狙って書いているんだと思いますが、万人受けする曲をもいとも簡単に書いてしまう才能には脱帽です。

07も大好きな曲で、しっとりとしたアレンジとメロディーがよくマッチしている素晴らしいナンバーだと思います。昔は次の08と共に海辺のドライブには欠かせない曲になってました。

ホーン・セクションを上手く使った桑田流R&Bナンバー08。この曲も大好きで、名曲だと信じて疑わない曲になっています。♪~夢でいいじゃないか 今にも夕方(You've Got a)Hold On Me~♪なんて洒落てますよね。それにしてもあらゆるタイプの曲を書ける人ですね、桑田 佳祐は。

タイトルとは裏腹に渋いブルース系ナンバー09。ファンの方には失礼かも知れませんが、サザンの曲の場合は雰囲気を楽しまば良いのではないかと思います。歌詞の意味を見出そうとしても難しいですよね。この曲にしても私には全く意味不明ですから・・・(笑)

桑田流歌謡ロックといった趣のある10。インパクトは決して強くは無いのですが、繰り返し聴いていると味が出てくる、そんな曲ですね。

タイトルだけでは曲調が全く想像出来ないのがサザンの特徴ですが、この曲もそんな1曲でしょう。大森 隆志作曲によるインスト・ナンバー11。

FUNKYなナンバー12。どこまでが日本語で、どこまでが英語なのか全く分からない曲というのが、いかにも桑田らしいです。こういう曲を聴くと、改めて桑田が曲先行型のソング・ライターだというのが分かります。

もはやサザンのブレーンの一人といっても良い八木 正生が、作曲(桑田と共同)とアレンジを手掛けたJAZZYなバラード・ナンバー13。良い曲です。ジョン・レノンを偲んだ曲をJAZZ風に歌うというアイディアもなかなかお洒落です。

サザンを好きな人は、各々に思い入れの強い好きなアルバムがあると思いますが、私の場合はやはり1st『熱い胸さわぎ』から8th『KAMAKURA』までが、私にとってのサザンオールスターズなんですね。そんな中において、捨て曲無しで何度聴いても厭きない名盤がこの『人気者で行こう』だと思います。"サザン=夏"というイメージを抱いている人も多いと思います。私もそんな一人なんですが、陽気が良くなるこれからの季節は必然とサザンを聴く機会が増えてきそうです。でも聴くのは古いアルバムばかりなんですけどね・・・(汗)
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by kaz-shin | 2008-04-02 00:01 | J-POP | Trackback(1) | Comments(18) | |
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Tracked from MUSICBOX at 2008-04-02 23:54
タイトル : 人気者で行こう ( サザンオールスターズ ) (7月2..
記録を調べてみました。23年前、1984年の今日、7月28日。今年と同じ土曜日でした。その日の福岡は朝から快晴。暑い一日でした。同年(1984年)7月7日にリリースされたこのアルバムを引っさげたサザンオールスターズの全国5ヶ所の野外ツアー「熱帯絶命!ツアー夏”出席とりま....... more
Commented by 猫になりたい哲学者 at 2008-04-02 01:44 x
私もまったく同感でやはりこの時期がサザンの頂点であり、私の中での最高傑作は「KAMAKURA」なんですよね。原坊の妊娠による無期限休養と85年からの桑田の活発なソロ活動の中でkaz-shinさん達大人の人達はまた再活動すると分っていたのかもしれませんが、子供の私にはなんとなくもう再結成しないかもしれない…という恐れの中で受け取った「KAMAKURA」はその出来と共に一生忘れない作品です。サザンは「TUNAMI」などの誰からも好まれる桑田さんの作詞・メロディセンスは未だに脱帽することが多いのですが、自分の中では休養前の持っていたサザンの輝きは二度と戻っていないのが現状です。角松さんの所で書こうかと思ったのですが、オリジナリティを追求する真逆に恐らく桑田さんのような偉大なるマンネリ、桑田さんの場合はそれに加えてパターン化した下世話さ(エロさ)に行った人なんだと思うんですよね、長期的音楽活動していく上で。 ただ商業的成功はともかく、全盛期の輝きは無くなっていくのはどちらも避けられていない点で難しい選択だなとは思いますよね。受け手はただ全盛期の輝きの音楽を求めるだけなんですが人間それが続かないのはジジィになった私には痛いほど分りますしね…。
Commented by PON at 2008-04-02 11:02 x
曲名だけ見ても、多彩で「聴いてみたい!」と
思わされるアルバムですね~
タイトルのつけ方からして、面白いです。
ある種マニアックな面もあるのに、今でも大人気なサザンって
すごいです。
今年がデビュー30周年なので、何か記念イベントや新譜の発売を
期待しています^^
Commented by sihuku at 2008-04-02 11:41 x
こんにちわ。ボクも全くの同感でしかも(猫になりたい哲学者さんと)同じく「KAMAKURA」好きです。この頃のサザンは非のうちどころがありません!桑田ボイスをメインにオリジナリティも高く感じられますし・・・

この「人気者で行こう」も友だちの家でよく聴きました~♪(聴かされた?^^)
Commented by hisa at 2008-04-02 22:01 x
サザンは微妙な存在です。その昔、TVに出るのはダメ、みたいなときがあって、TVに出まくっていたサザンは何となく悪い印象が残ったままです。アルバムも2から3枚くらい、ベストのようなものだけです。アルバムを聴くほどのものでもないという感じでした。そろそろ、冷静に聴いてみるのもいいかなと思ってます。
Commented by martha1961 at 2008-04-03 00:02 x
こんばんは。
トラクバックさせていただきました。
私の記事にも書きましたが、このアルバムリリース直後の野外コンサートが何度も観た私のサザンコンサート歴で最高のライブでした。
それだけにこのアルバムへの思い入れは強いですね。
Commented by kotaro at 2008-04-03 02:42 x
シャボンは長山洋子だよね。今は演歌歌手だけど。

このアルバムが5年目くらいでアミューズがいっぱしの企業化して
それから桑田圭祐はタモリやたけしみたいになったんじゃない
でしょうか。

80年代が面白かったのはある意味前半で、それ以降は
守りに入ってしまった。
90年代は文化の2世3世化状態で、さらなる今は
どうにかしなきゃいけない時期じゃないでしょうか。
Commented by しげぞう at 2008-04-03 20:49 x
こんばんは
やはり・・・「海」です
僕の場合、サザンで一曲といわれたら迷わずコレを挙げます
好きで好きで、折に触れて聴き続けている一曲です
たぶんこれからもずっと聴き続けます
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 22:48
猫になりたい哲学者さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなり、すみませんでした。
最近歳のせいか、疲れやすくてちょっと休憩のつもりで横になっても、そのまま
寝てしまったりして・・・お恥ずかしい限りです。

さて、今回サザンの紹介記事を書いてみて、やはりこの頃のサザンが好きだという方が
多くて驚くと同時に妙に納得している自分がいます。

この頃の桑田さんは本当に才能が溢れ出てくるという感じで、斬新で素晴らしい楽曲が沢山ありました。
猫になりたい哲学者さんも仰るように、最近のサザン(桑田さん)の曲はバラードはまだしも
勢いのある曲に精彩を感じません。確かに下世話にマンネリ化しているというのも頷けます。

決してマンネリが悪い訳ではありません。ある意味マンネリを強い武器にしているアーティストも沢山いますしね。
昨日TVで観た竹内まりやさんもそんな一人だと思います。
いかにも「まりや節」というのが、逆に心地良いのですから・・・。
長年続けるということの難しさを改めて感じますね。
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 22:51
PONさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。ごめんなさい。

PONさんのような若い世代の人には、この頃のサザンてあまり馴染みが無いかも知れませんね。
もし良かったらレンタルでも良いので、聴いてみて下さい。
ひょっとするとサザン(桑田さん)に対する認識が変わるかも知れませんよ。
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 22:55
sihukuさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみませんでした。
意外にも『KAMAKURA』人気ありますね。確かに私も大好きな1枚です。
ただ私個人的には2枚組というボリュームは正解だったのかな?と思っている部分もあります。
それでも名盤だとは思います(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 23:08
hisaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなり、すみませんでした。

>サザンは微妙な存在です。
分かりますよ。実は私も最初に「勝手にシンドバッド」を聴いた時、なんだこのバンド!って正直思いましたしね。
当時友人がサザンを好きで1stをよく聴かされたんですが、本当に良いと思い始めたのは
2ndの『10ナンバーズ・からっと』からでした。
時を経て聴きなおすというのも、新たな発見があったりして面白いかも知れませんね。
レンタル屋に行けば、どこでもサザンのアルバムは揃ってますしね(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 23:11
martha1961さん、こんばんは。コメントとTBありがとうございます。
私はサザンを生で観たことが無いのですが、ライブで映えるグループでしょうね。
ましてやこの頃の曲が中心だったなら尚更だと思います。
このアルバムの評価は結構高いようですね。本当に捨て曲無しの良いアルバムだと思います。
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 23:25
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうそう、「シャボン」は長山さんがカヴァーしていたんでしたね。
ずっと誰が歌ってたか思い出そうとして浮かんでこなかったんですよ。
高田みずえも研ナオコも違うし・・・頭抱えてました。
おかげですっきりしました。ありがとうございます。

80年代が面白かったのは前半だという意見、凄くよく分かります。
理屈ではない部分で、音楽自体が80年代後半へ向かうほど精彩を欠いていったという印象があります。
それでも探せばまだ楽しめた時代でした。今は探すこと自体が難しい気がします。
Commented by kaz-shin at 2008-04-03 23:28
しげぞうさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やはり「海」ですか・・・、本当に良い曲ですね。
私も夏場になり、海が恋しくなると同時に必ず聴きたくなる1曲です。
自分にとっての大切な歌を大事にしていきたいものですね。
Commented by kadomania at 2008-04-05 07:59 x
このエントリーがアップされてから、「人気者~」と「Kamakura」をリピートしまくってしまいました(笑)。で、「無人島に持って行くならどっち?」と自問自答して、一人悶絶しながら悩みまくった結果、「人気者~」に軍配です・笑。

今回ばかりはkazさんとドンピシャで、02と08にKOされた口です。全体にシンセを多用し始めた頃だと思いますが、メンバーのアナログな演奏と見事にマッチしていて、「どんだけカッコいいんだ!」と、当時聴きながら思っておりました。珠玉という陳腐な表現を用いるなら、このアルバムの全曲が当てはまるのではないでしょうか?。

そして、あの桑田さんの直筆の歌詞カードが、何ともアーティスティックな書体で、サウンドと相まって一大芸術作品の様相を呈しているなあと勝手に思っています。kamakuraと合わせたこの二大アルバムは、桑田さんの「曲を書きたくてしょーがない」パワーが溢れ出ていて大好きです。後生まで聴き継がれる事、必至でしょうし、そうあって欲しい作品ですね。

Commented by kaz-shin at 2008-04-05 12:29
kadomaniaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やはりこの頃のサザンがお好みのようで・・・(笑)
実際問題、桑田さんの才能が迸っていた時代ですよね。
休業するまでのアルバムは、理屈抜きで斬新でインパクトがありました。
どれも好きなアルバムばかりなんですが、特に「桑田は天才」と強く感じたアルバムが
この『人気者で行こう』を取り上げてみました。
Commented by Harriet at 2008-04-07 03:33 x
こんばんは。ご無沙汰してます。

学生時代にサザンのコピーをやっていたのですが,このアルバムからサウンドが厚くなり,キーボードが一人ではできなくなってコピーを断念しました。私は,このアルバムが現在のサザンのはじまりで,KAMAKURAがそれまでの総大成,KUWATA BANDが「桑田のやりたかったこと」の具現,以降それを「ファン」が望む「いかにもサザン」な曲とどうバランスを取るかが試行錯誤され続けている,というような感じで捉えています。

ただ,サザンというのはやっぱり凄いバンドで,50歳になってもまだ3時間ライブをやるんですよ。しかも,ダンサーがいるわ風船が飛ぶわ,完全にお祭りで,そういうサービス精神はこの頃よりもずっと旺盛になってます。しかも,ファン層をよくわかっていて,先日の桑田のソロではほぼ全曲スクリーンの字幕に歌詞が出ました。(爆) 

で,私は今も社会人バンドでサザンをやってるんですが(笑),キーボードは必要な音だけ拾ってあとは捨ててます。(笑) 

なんか,すっごくサザンファンっぽいおしゃべりになってしまいました。^^; 私はサザンも好きですが,AB'Sのファンです。(笑) 
Commented by kaz-shin at 2008-04-08 01:34
Harrietさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ご無沙汰しておりました。

さすがにサザンのコピー・バンドをしていただけあって、その鋭い洞察力に感心しました。
『KAMAKURA』がそれまでの総大成というのはよく分かります。
私もエンターテイメントとは何かをよく知っているバンドだと思いますね。
日本では客を楽しませることに関しては、サザンとスタレビは双璧かも知れませんね。
50歳を過ぎて大人になったサザンも聴いてみたい気もしますね(笑)
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