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MICHAEL OMARTIAN_THE RACE ◇ 2008年 06月 09日
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今回は久しぶりに洋楽のアルバムを紹介します。とは言っても私自身、洋楽について多くを語れる程知識も音源も持ち合わせてはいませんので、私の紹介する洋楽系のアルバムなぞは洋楽好きな方には何を今更っていう感じのものばかりで、お恥ずかしいのですが・・・。

さて今回紹介するのは、1970年代終わり頃から1980年代半ば頃のAORブームの立役者の一人とも言えるキーボード奏者であり、名プロデューサーでもあるマイケル・オマーティアンが1991年にリリースしたリーダー作『THE RACE』です。
マイケル・オマーティアンは、キーボード奏者として数々のアーティストのサポートしてきましたし、クリストファー・クロス、ジェイ・グルスカ、マクサス、ピーター・セテラ、スティーヴン・ビショップ等のアルバムのプロデュースを手掛けたことで知られていますね。

1980年代半ば以降衰退気味だったAORが再び脚光を浴びてきたのが、このアルバムがリリースされた1990年代初め頃だったような気がします。そんな流れの一環として、マイケル・オマーティアンにも白羽の矢が立ったのかも知れませんね。
アルバムは全10曲中9曲がヴォーカル曲で、歌っているのはもちろん、ほとんど全ての楽器、プログラミングをマイケル・オマーティアンがこなしているのが特徴ですね。

『MICHAEL OMARTIAN / THE RACE』
01. FAITHFUL FOREVER
02. HEARTBREAK CITY
03. LET MY HEART BE THE FIRST TO KNOW
04. KINGDOMS
05. CRY FROM THE EAST
06. ALONE
07. LAST NIGHT ON EARTH
08. MORNING LIGHT
09. BURN IT UP
10. KINGDOMS (Instrumental Reprise)

どことなく歌声がフィル・コリンズに似ている01。ミディアム・テンポでキャッチーなメロディーを持ったAORナンバーです。決して派手なアレンジではありませんが、キーボード・ソロや美しいコーラス・ワークが印象的なナンバー。

雰囲気がガラリと変わって打ち込みのビートを効かせたハードなFUNKチューン02。ハードなギター・サウンドが耳に残ります。1990年代のAORといった感が強い1曲です。ギターはDon Kirkpatrickです。

跳ねた生ドラムのビートが印象的なPOP ROCKナンバー03。間奏のサックス・ソロもソウルフルで格好良いのですが、この曲ではDave Ravenの強烈なドラミングが主役でしょう。

幻想的でアコースティック・ピアノの調べが美しいバラード・ナンバー04。しっとりと歌い上げるオマーティアンのヴォーカルが光ります。

オリエンタル・ムード全開の05。インパクトが強く耳に残る不思議な魅力を持ったナンバーですね。オマーティアンのアレンジの妙と言える曲だと思います。ゲストのSusanne Schwartzのヴォーカルが良いアクセントになっています。

格式高いスコットランド民謡のサウンドを意識したようなアレンジが面白い06。メロディーとアレンジが見事にマッチングしている曲ですね。David Boruffがサックスで参加。

都会的な洒落たサウンドとサビのメロディーが耳に残る07。初めて聴いた時はとっつきにくい感じがしますが、聴くほどに魅力的に思えてくる1曲です。ギター・ソロ風のシンセ・ソロが聴き所のひとつです。

軽快で爽やかな雰囲気とゴスペルっぽい雰囲気を併せ持つミディアム・ナンバー08。AORよりもCCMといった趣の強い曲ですが、このアルバムのレーベル"ワード"自体がクリスチャン・レーベルらしいので、別の言い方をすれば"ワード"レーベルらしい曲なのかも知れませんね。

FUNKYでパワフルな09。この曲のアレンジは好きです。マイケル・オマーティアンのセンスの良さが光っています。ドライヴィング・ミュージックにも最適なナンバーです。80年代のAORの香りが漂っています。

04のインスト・ヴァージョン10。正直04よりも数段格好良い仕上がりです。「世界遺産」等のドキュメンタリーな番組のテーマとしても使えそうな壮大な雰囲気がたまりません。

完全に私個人の思い込みなんですが、1970年代~1980年代というのは不思議な時代で、何か得体の知れないパワーを感じるんですね。私はこれを勝手に"時代のパワー"と呼んでますが・・・(笑)。
この『THE RACE』も曲もアレンジも良いのですが、やはり時代のパワーが後押ししていた70年代、80年代の作られた音楽のような強いインパクトはありません。私自身も年齢を重ねることで感受性も変化しているはずですから、これは仕方無いかも知れません。
しかし、新しい時代においてもAOR全盛期を支えてきたミュージシャン、アーティストが活躍し続けてくれる事は本当に嬉しいですし、彼等の作る音楽は本物だなというのを感じます。
私は本当に良い時代に生まれ、良い時代に音楽に出会ってきたんだなとつくづく思います。
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by kaz-shin | 2008-06-09 00:01 | 洋楽系 | Trackback | Comments(7) | |
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Commented by kotaro at 2008-06-10 11:12 x
いま中古で買ったAmy GrantのHouse of Loveを偶然聴いていました。
Michael OmaertianをWikiで検索するとエイミーの名前があったので
プロデュースに気づきました。
修理に出していたDENONのCDレシーバーがやっと帰ってきたので
続きを聴いてみます。
オマーティアンのことは不勉強で、クリストファー・クロスくらいしか
知りませんでした。少し系統だって聴いてみます。ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2008-06-11 00:15
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私もマイケル・オマーティアンはプロデューサー、キーボード奏者としてのイメージが強かったのですが、
このアルバムを聴いて結構歌が歌えることや、ソング・ライターとしても非凡な才能を持っていることを知りました。
機会があったら聴いてみて下さい。なかなかの出来だと思います。
Commented by kotaro at 2008-06-11 11:05 x
最近思うのですが、皆さん自分のひいきなミュージシャンがお好きなのは判るのですが、このサイトの良さはkaz-shinさんの客観的な音楽検証と味のある解説だと思います。
それと他にない場を提供してくださっていることの感謝と敬意は投稿子として当然なのですが、「?」な意見も目につきます。
書き込む前の一瞬、どうかなと思うくらいの配慮はどうでしょう。
1記事に1回1本のコメントで十分ではと思うのですが。
Commented by mimoza at 2008-06-12 02:15 x
kotaro さま
多分私の書き込みに対して仰っておられるのかと思われた(他に該当の方がおられるのか他人のコメント逐一読んでないのでわかりませんが)のですが、お言葉ですが、少なくとも私は、あなたの仰るところの「客観的な音楽検証と味のある解説」のブログ記事に対して何かれと申し上げてはおりません。私のコメントの返信として書かれてたことで思い違いをされてると思われることが2,3ありましたので、~ですよと述べた次第です。複数になったのは字数制限で1回で送信できなかったからです。

>1記事に1回1本のコメントで十分ではと思うのですが。

コメントの返信に返信を返してはいけないのですか?
Commented by たにぴ@もまゆきゅ at 2008-06-12 22:09 x
何だか荒れてますね。
ここ、好きなのにな。
Commented by kaz-shin at 2008-06-12 23:59
kotaroさん、こんばんは。お気遣いありがとうございます。
ご存知のように私のブログは、私が聴いてきた沢山の作品の中でお気に入りの作品(アルバム)を紹介しているブログです。
いわゆる作品ありきで記事を投稿しているブログで、アーティストありきではありません。
様々なアーティストの作品を取り上げていても、それはアーティストのごく断片的なもの。
ですからアーティストのファンの方から見れば、その断片的な部分に違和感や物足りなさを感じるのかも知れません。
それでも私はずっとこういう音楽の聴き方をしてきましたし、これからも変わりません。
こんなブログですが、今後ともお付き合いの程よろしくお願いします(笑)
Commented by kaz-shin at 2008-06-13 00:19
たにぴさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>ここ、好きなのにな。
その言葉だけで十分です。ありがとうございます。
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