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林田 健司_GEBO ◇ 2008年 08月 04日
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今回紹介するのは、私のfavoriteアーティストの一人である林田 健司が1993年にリリースした通算4枚目(ミニ・アルバム『VOX』含む)のアルバム『GEBO』です。実はこのアルバムが大好きで、林田 健司のアルバムの中でも1番お気に入りと言っても良いアルバムなんです。彼のソング・ライティング、類稀なるヴォーカリストとしての才能が、一気に開花したアルバムだと思っています。
林田 健司の魅力と言えば、やはりその独特なヴォーカル・スタイルでしょう。決してR&B系なスタイルに止まらないFUNKYなヴォーカル、また反面バラード曲では優れた歌唱力を活かして、エモーショナルな歌声を聴かせてくれます。日本人離れしたリズム感のヴォーカルという事では、久保田 利伸もその代表選手だと思いますが、型に嵌らない自由なヴォーカル・スタイルということでは林田 健司の方が好きだったりします。

優れた歌唱力のみならず、ソング・ライティングでも素晴らしい才能を持っており、自身のヒット曲は少ないものの、SMAPに提供(カヴァー)した「KANSHAして」、「$10」、「青いイナズマ」や隠れた名曲としてファンの間では人気の高い「君色思い」等、多くの人を魅了する楽曲を書いています。この『GEBO』は全9曲、捨て曲無しの素晴らしい楽曲が揃った名盤です。お得意のFUNKYなナンバーを始め、馴染み易いPOPなナンバー、しっとりと聴かせるバラードまで林田 健司の魅力が凝縮されている1枚だと思います。

『林田 健司 / GEBO』
01. 君に好きと言ってから
02. 踊るパッション・ダモーレ
03. Heart Of Gold
04. Frozen Time
05. Wonder Destiny
06. 俺んち来るべ
07. Gebo ~心をほどいて~
08. 遠い日の二人
09. Shake×2

アルバムの冒頭から名曲が炸裂します(笑)。"君に好きと告白してから、自分はこんなに変わったんだよ"という内容のPOPなラブ・ソング01。打ち込みの多い林田の曲には珍しく、石川 雅春(ds)、岡沢 章(b)、梶原 順(g)、西脇 辰弥(key、arrangement)、川瀬 正人(per)、本田 雅人(sax)、佐々木 久美(cho)、Candee(cho)という凄い顔触れの素晴らしい演奏が、林田のヴォーカルを盛り上げます。名曲です!コーラス・アレンジを佐々木 久美と後に林田夫人となり、若くして天に召されたCandee(高尾 のぞみ)の二人が手掛けています。この曲を結婚披露宴の時に、新郎が新婦へ向けて歌ってあげたらきっと新婦は感激の涙を流すことは間違い無いでしょう(笑)

当時の林田 健司サウンドには欠かせないChokkakuのアレンジによるグルーヴィーなナンバー02。サビのキャッチーなメロディーや佐々木&Candeeのコーラス・ワークと林田 健司のヴォーカルとのコンビネーションが見事です。それにしてもChokkakuのアレンジは見事の一言です。

人気の高いFUNKYなナンバー03。林田 健司らしさが全開のナンバーです。アレンジはChokkakuなんですが、彼はギタリストとしても相当な凄腕で、この曲でも素晴らしいギター・ワークを披露しています。林田 健司のメロディーは、どれも素直で聴き易いキャッチーなものばかりですね。そのメロディーをChokkakuが上手く調理しているという感じです。

しっとりと歌い上げるバラード・ナンバー04。タイトル通りひんやりとした空気感を持った美しいメロディーの曲で、夏真っ盛りのこの季節には涼しげで気持ち良いです(笑)。本田 雅人のエモーショナルなサックス・ソロも聴けます。

どことなくゴスペルを感じさせるミディアム・ナンバー05。ヘヴィーな打ち込みのビートとリラックス・ムード漂う林田のヴォーカルとの組み合わせが絶妙で、個人的に大のお気に入りナンバーになっています。Chokkakuのアレンジが相変わらず冴えていて、ラップを交えたR&B色の強い曲です

サビのメロディーに"俺んち来るべ"という歌詞が入るFUNKYなナンバーというのを想像出来ますか?(笑)。それを可能としているのがこの06。林田 健司だからこそ出来た曲かも知れません。歌も和製マイケル・ジャクソンとも言える林田 健司らしさが全開です。

アルバム・タイトル曲07。軽やかなPOPチューンで、気持ちが暖かくなるラブ・ソングです。こういうサラッとしたラブ・ソングというのも良いものですね。アレンジはChokkaku、コーラス・アレンジが椎名 和夫という異色な組み合わせ。このコーラスが素晴らしく、椎名 和夫、佐々木 久美、Candee、高尾 直樹が参加しています。

聴くほどに味わい深くなるバラード・ナンバー08。当初地味とも思える西脇 辰弥のアレンジですが、林田の繊細なヴォーカルにはこのアレンジが正解だったと思いますね。コーラス・アレンジは07同様、椎名 和夫です。控え目ですが素晴らしいコーラス・ワークです。

テンポのあるFUNKYかつダンサブルなナンバー09。ライブで映えるタイプの曲ですね。皆で踊りながら楽しめるような曲調が印象的です。林田の一人多重コーラスも堪能出来ますよ。

これだけの才能を持っているのですから、もっとメジャーになっても良いとおもうのですが・・・。この世界の難しいところですね。
おそらくその独特なヴォーカル・スタイルに好き嫌いがはっきり分かれるのかも知れませんね。私の嫁さんは角松 敏生よりも林田 健司の方が好きらしいです(笑)。私にとって、90年代に最も注目していたアーティストの一人でしたし、現在も地道に頑張っています。ぜひともブレイクして欲しいなと密かに願っています。根強いファンも多いですから期待しています。
悲しいかなこの頃の林田 健司のアルバムは、BOOK OFFでは250円コーナーの常連です。もしこのレビューを呼んで興味が湧いたらぜひ聴いてみて下さい。本当に良い曲が揃っていますから・・・。例えヴォーカル・スタイルが好みでなくても、250円なら推薦した私を許してもらえますね?(笑)
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by kaz-shin | 2008-08-04 23:13 | J-POP | Trackback | Comments(12) | |
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Commented by ぎっちゃん at 2008-08-06 23:03 x
昨日、BOOK OFFにて「GEBO」ゲットしました!ちなみに、「RAPHLES」、「Unbalance」もゲット致しました。GEBOは、750円でしたよ。(好評価?)林田さんは、ベスト盤から入ったので、初期の作品は買わなくていいかなと思っていたのですが、kaz-shinさんのレビューを見て無性に欲しくなっちゃいました。林田さんの曲は、ほんとにキャッチーで、また、遊び心満載で大好きです。今でも、気分が落ち込んだ時には、「青春謳歌」を聞くとパワーが溢れてきます!なんか、林田さんの声って病みつきになりますね。メリハリの効いた歌声が、脳内に染み渡ります!(笑)
Commented by jyubon at 2008-08-06 23:29
このアルバム確かに250円で出てますね。
私は「東洋一」を250円になるまで待ってるんですけどね(笑)
↑の記事を読んで今度BOOK OFFに行った時に買おうと思います!
林田健司さんと言えば「花に水やるラブ・ソング」を初めて聴いた時の衝撃を思い出します。
Commented by kadomania at 2008-08-07 23:18 x
ジャパニーズ・ウルトラ・ファンクアルバムとでも言いましょうか?笑

01、03、06、07あたりがお気に入りです。01が名曲とkazさんが、おっしゃるのは大納得ですわ。あれだけ、先鋭的でダンサンブルな生サウンドに、生活感のある歌詞(笑)、サイコーです。

桑田さん的言葉遊びに加え、久保田さんが居たり、katsumiさん、米倉さん、角松さんが居てとそれぞれの良いトコ取りしたように聞こえつつ、それでもやっぱり、これぞ「林田健司のGEBO」にまとめあげてしまう、その力量にただひれ伏すばかりのアルバムだと思っております。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:36
ぎっちゃんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
『GEBO』を気に入ってもらえてホッとしています。
記事を読んで、興味を持ってもらえて実際に聴いて良くなかったとしたら責任感じてしまいますし・・・(笑)
「青春謳歌」は確かに元気をもらえる曲ですね。私も好きです。
まだまだ紹介していない林田さんのアルバムがありますから、機会を見てまた紹介しますね。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 00:41
jyubonさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実は私、隠れ林田健司フリークでございます。(別に隠れている訳ではありませんが・・・笑)
『東洋一』は値段が高めなんですか?確かに『東洋一』はBOOK OFFでもあまり見かけませんね。
いずれ『東洋一』も紹介しますね。
もちろん「花に水やるラブ・ソング」の収録されている『RAPHLES V』もきっと紹介しますので、
その時はまたコメントをよろしくお願いします。
Commented by kaz-shin at 2008-08-08 01:00
kadomaniaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
kadoさんのブログで、私のブログを取り上げて下さってありがとうございます。
本来はお礼のコメントを寄せなければいけないのに、失礼しました。
お許し下さい。
自分の記事を書くのに手一杯で、ブログは拝見していますがコメントを残す余裕があまり無い状態が続いてしまってます。
本当にすみません。いつもお気遣い頂いて、本当に感謝しております。

それにしてもkadoさんも守備範囲と言うか、ストライクゾーンが広いですね~、驚きます。
数々のAORのアナログ盤紹介にも驚かされましたが、林田さんもOKとは趣味が似てますね(笑)
今度はぜひクラシックについて色々教えて頂けると嬉しいのですが・・・。
よろしくお願い致します。
Commented by てつ at 2008-10-16 21:26 x
kaz-shinさんのおっしゃるとおり、林田さんのアルバムの中でも、特に良い曲が揃っていますよね。林田さんの曲は、ジャニーズ事務所のアーティストが以前からいろいろ歌っていて、Heart of Goldもデビュー前のKinki Kidsが歌ったりしていました。最近のKinkiのシングル曲でも、何曲か林田さんが作曲された曲がありますね!
ところで、本日のコメントは、ここまでとさせていただきます。次回は、こんなに期間が開かないよう(笑)、また書き込みさせていただきますね!
Commented by kaz-shin at 2008-10-16 23:58
てつさん、コメントありがとうございます。
正直なところ、林田さんのアルバムってムラがあるんですよね。
そんな中で個人的に全曲捨て曲無しと感じているのが本作なんです。
ソング・ライターとして、シンガーとして魅力的であり実力もあるアーティストなんで
もっともっと注目されてもおかしくないんですけどね。
今も頑張って活躍されていますが、これからも良い曲を沢山聴かせて欲しいアーティストの一人です。

次回の書き込みを心待ちにしてますよ(笑)
Commented by じゅん at 2009-10-31 02:19 x
いや~これだけ林田健二で語っているのをみて感動ですね。
私はデビュー当時からのファンでうれしい限りです!
今度ゆっくり語りたいですね!
Commented by kaz-shin at 2009-11-01 08:17
じゅんさん、はじめまして(ですよね?)。コメントありがとうございます。
私もデビュー曲"SHERRY"を聴いて衝撃を受けました(笑)
90年代に私が嵌った数少ないアーティストの一人です。
ぜひ林田さんについて語って下さい。楽しみにしてます。
Commented by じゅん at 2009-11-03 23:42 x
ご挨拶忘れまして申し訳ありません。はじめましてです!
私、自宅でPC開通したのも最近でこんなやり取りできるのも感動です(^-^)
詳しい方にお聞きしたいのですが、古いところでは「運命はnon・・・」はオールナイトフジとかでラッシュが歌ってましたか?

好きなアルバムといえば・・
[marron」かな・・
オール海外レコーディングは新鮮でした。

最近の活動はどうなってるんでしょう?
山梨でラジオ番組やってるんですかね?
ライブも見たいなぁ・・
Commented by kaz-shin at 2009-11-05 01:13
じゅんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そしてご丁寧なご挨拶恐れ入ります。
オールナイトフジはほとんど見ていなかったので、ちょっと分かりません。
すみません。お役に立てず・・・。
ラジオ番組を持っているのかも不明ですが、ライブ活動はされてますね。
私も最近ライブへ出かけてませんが、林田さんのライブは良いですよ~。
CDでは打ち込みメインですが、ライブでは生のリズム隊を使うことが多いので迫力もあります。
ぜひ機会があったらライブに出かけて下さい。お薦めです。
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