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濱田 金吾_HEART COCKTAIL (Part 2) ◇ 2008年 10月 15日
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今回は、ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。取り上げるのは、私にとってはCITY POPの代名詞とも言えるアーティストの一人、濱田 金吾が1985年にリリースした通算6枚目となるアルバム『HEART COCKTAIL』です。

前回このアルバムを取り上げたのが、2005年10月10日(過去記事はコチラですが、あまり読んで欲しくないです・・・汗)。ブログを初めて1ヶ月も経っていない時の記事で、その文章たるや酷いもので、恥ずかしくて仕方がありません。今が決して上手い文章だという意味ではありませんよ(笑)
大好きなアルバムであるのに、あんな記事では申し訳無いのでPart.2という形でレビュー記事を書くことにしました。

濱田 金吾のアルバムはどれもキャッチーで洒落たメロディーと、しっとりとした甘い歌声という魅力に溢れたものばかりなんですが、そんな中でも私はこの『HEART COCKTAIL』が大のお気に入りなんです。
CITY POPと言うと、都会でお洒落に暮らす人達の生活を綴った音楽っていうイメージがありますが、このアルバムにはそんなお洒落な部分だけでなく、兄が失恋した妹を想う歌や、東京で暮らし恋をし、そして恋に破れて故郷へ帰ることになった女性の歌があったりして、東京を舞台に様々な人間模様が歌われているところが、単にお洒落という言葉だけのCITY POPではないところが大好きなんです。

作詞には大津 あきら、小林 和子、山川 啓介、吉元 由美といったキャリア豊かな作家陣を集め、作曲はもちろん全曲、濱田 金吾。アレンジは全曲、松下 誠です。松下 誠のアレンジの仕事の中でも、特に濱田 金吾のアルバムでのアレンジは特に良いなと感じています。
ミュージシャンは、松下 誠の仕事ではお馴染みの顔触れで、宮崎 全弘(ds)、富倉 安生(b)、松下 誠(g)、山田 秀俊(key)、松田 真人(key)、松風 鉱一(sax)、木戸 やすひろ(cho)等が参加しています。

『濱田 金吾 / HEART COCKTAIL』
01. クールハート
02. 夜風のインフォメーション
03. エイプリル・フール
04. 夕映えのDown Town Kid
05. Silent Rouge
06. SISTER MY LOVE
07. GOOD-BYE, AGAIN
08. 昼下がりのセレクション
09. 東京Come & Gone

大都会・東京の真夜中を疾走する車・・・。そんなスリリングで疾走感溢れるアレンジが心地良い01。CITY POPのアルバムの冒頭を飾るに相応しく、このアルバムに対する期待が膨らんでくる、そんな1曲です。スリリングなのにメロディーはあくまでもキャッチー、それが濱田 金吾です。

01とは雰囲気がガラリと変わり、夜風の心地良さがそのまま歌になったようなミディアム・ナンバー02。はっきり言って名曲です!こういう曲こそがCITY POPであると感じさせてくれる曲です。何回聴いても厭きのこない素晴らしい曲です。

富倉 安生のベース・プレイが光るシックなナンバー03。お洒落な中にも憂いを感じるメロディーと、闇に溶け込みそうな濱田 金吾のヴォーカルがこの曲の魅力になっています。

曲のタイトル通り、ビル群の間からのぞくオレンジ色の夕陽を感じさせる松下 誠のアレンジが秀逸な04。濱田 金吾の歌声と同じように優しく、夕陽のように柔らかい曲と言えば感じが伝わるでしょうか。

シンセと打ち込みを駆使して、どこかテクノ・ポップ風なアレンジが印象的なCITY POPナンバー05。決して安っぽい感じになっておらず、都会的でクールな感じがメロディーにマッチしています。サビのメロディーなんてインパクトが強くCM向きの曲かも知れません。

切々と妹への想いを歌うバラード・ナンバー06。エレピと濱田 金吾のヴォーカルだけで構成されており、とてもシンプルな曲です。そんなシンプルさの中にも洒落たメロディー・センスを感じさせます。

軽快なポップ・チューン07。松下 誠のギターが冴えている1曲です。AORチックなリズム・リフと親しみやすいメロディー・ラインが、まさにCITY POPなナンバーですね。それにしても濱田 金吾の書く曲は、どうしてこんなにもキャッチーなんでしょうか?(笑)

真夏の昼下がりを歌った08。真夏のオフィス街の昼下がりが、こんなに気持ち良ければどんなに良いかと思うほど心地良い風を感じるアレンジと、涼しげな歌声が印象的な1曲です。

濱田 金吾の作ったバラード曲の中でも断トツで好きなバラード曲が、この09です。失恋の挙句、故郷へ帰る女友達を見送るという内容のどこか切ない歌なんですが、サビのメロディーでは"頑張れよ"というエールを感じてしまうような曲なんですね。このサビのメロディーがたまらなく好きなんです(笑)

自信を持ってお薦め出来るアルバムなんですが、残念ながら今は入手困難です。このアルバムから東芝EMIに移籍しました。それまで在籍していたAirレーベル、Moonレーベル時代の音源は再発されたり、ベスト盤がリリースされているのですが、東芝EMI時代の音源はCD化されたものの再発されていないようです。
実は私もこの『HEART COCKTAIL』は、長い間CDを探していたんですが見つけることが出来ませんでした。ずっとアナログ盤をデジタル化したものを愛聴してました。このアルバムの後にリリースされた7作目のアルバム『Fall In Love』は運良くCDを入手出来たのですが・・・。
ところが少し前になるのですが、ブログを通じて知り合い、色々と音楽の情報交換をさせて頂いていた"K"さんが、私の為にとこのアルバムを譲って下さいました。申し訳無いという思いがありながらも、やはり本音は嬉しい気持ちは隠しきれませんでした。
"K"さん、その節はありがとうございました。これからも大切に聴いていきます。

このMusic Avenueというブログは、本当に沢山の皆さんに支えられているブログなんだと痛感しています。こんな拙いブログにどれだけの影響力があるのか(全く無いに近いと思いますが・・・)分かりませんが、こういう埋もれた良いアルバムを紹介し続けることで、再発やCD化のきっかけが作れたら良いなと心から願っています。これからも頑張って記事を書かないといけませんね!(笑)
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by kaz-shin | 2008-10-15 22:55 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(13) | |
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Commented by Sugar Time at 2008-10-16 00:44 x
濱田金吾さん、中里あき子さんをプロデュースした偉大なお方ですね!彼女のアルバムは本当に毎日のように聴いていますが、残念ながら濱田さんご本人の歌はまだ聴いていません。

是非、聴いてみたいと思います!

タイトルも泣かせますね。あのマンガが一世を風靡したのもこの頃だったような(^-^)
Commented by ぐま at 2008-10-16 07:35 x
懐♪
私は先にアルバム「Fall in Love」を聴いて『Fool in the City』にヤられ。次に本作を聴いて『Come&Gone』に打たれ。
レコードを失くした今でも、殆どの歌詞を諳んじています♪
どちらのアルバムか忘れましたが、オビの「浜田といえば金吾です」ってなフレーズがツボだったのを覚えております。

毎度思うんですが。
他のことでは「モノ覚え」が悪いのに、気に入った歌だと恐るべき記憶力w。音楽のチカラって凄ぇなぁ・・・と、感心している次第。
この記憶力を別のところに使っていれば……_| ̄|○
Commented by てつ at 2008-10-16 20:37 x
いつもお久しぶりのコメントになりましてすみません!
濱田さんは、本当に「CITY」「都会的」という言葉が似合うかたですね。
このアルバムでは「クールハート」と「SilentRouge」が好きな曲です。
なお、毎度申しておりますが、一度にまとめて数曲のコメントをさせて頂きますので、お返事は、くれぐれもお気になさらないでくださいね。
また、最近記憶力が落ちてきましたので(笑)、以前このブログにコメントさせて頂いたことと同じようなことを書いてしまうこともあるかもしれませんが、ご容赦お願いいたします・・・
Commented by kaz-shin at 2008-10-16 23:20
Sugar Timeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
濱田さんが中里あき子さんをプロデュースしていたとは知りませんでした。
中里さんの音楽を聴いたことが無かったんですが、そうなると興味が湧いてきますね。
私は、是非中里さんを聴いてみたいと思います。
BOOK OFFや中古店で探してみます。
情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2008-10-16 23:28
ぐまさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
確かに「浜田と言えば金吾です」というコピーは存在してましたね。懐かしいです(笑)

私の場合、歌詞を覚えるのが苦手なんで、完全に覚えているのは少ないです。
でも不思議なのはメロディーですね。覚えようと思わなくても自然と口から出てきます。
目から入ってくる情報量というのは本当に凄いものだと思いますが、記憶に残るという点では
耳から入ってくる音楽の方が上なのかも知れませんね。
音楽って不思議ですけど、それだけ魅力のあるモノなんですね。

Commented by kaz-shin at 2008-10-16 23:41
てつさん、本当にお久しぶりでした。元気でしたか?
私信になっちゃいますが、例のアルバム、今年の夏も大活躍でしたよ。
本当に良いアルバムです!

さて、CITY POPというフレーズに似合うアーティストを考えた時、私の場合は
安部 泰弘さんと濱田 金吾さんが真っ先に頭に浮かびます。
他にも沢山いるんですが、洋楽からの影響を然程感じさず、日本人ならではの繊細さを兼ね備えているPOPSを作っているという点では
やはり安部さんと濱田さんがその筆頭なのではないかと感じています。
Commented by Sugar Time at 2008-10-17 23:09 x
こんばんは。

あらためて見返したところ、濱田金吾さんは中里あき子さんの2ndアルバムから関わっているようです。
ですが、1stも林哲司さんの提供曲もありますし、なかなかいいですよ!

それと、ミニアルバムを1つ出していますが、こちらは6曲すべて洋楽カバーなので、濱田さん、林さんの名前はありませんでした。

なお、彼女のアルバムは希少なこともあってか、BOOK OFFの250円コーナーでは見たことがありません。ご健闘を祈ります!
Commented by Peninsula at 2008-10-18 23:07 x
濱田金吾の名前はどこかで聞いたような、と思ってCDの山を覗いてみればありました。高河ゆんさんの漫画「アーシアン」のオリジナルサウンドトラック3作が彼の作品でした。vol.1が出たのが80年代後半なのでちょうどHEART COCKTAIL(深夜のフジテレビでショートストーリーもやってましたね)の頃と重複していると思います。というかkaz-shinさんの記事を読んで初めて濱田さんがHEARTの方だったと知りました(遅すぎ)。アーシアン3作もCITY POPに高河さんのパステルカラーが混じったような作品に仕上がってます。内容はずばり「永遠の愛」!!1作め発表が89年、今も新鮮なままなのが、すごいです。
Commented by kaz-shin at 2008-10-19 23:14
Sugar Timeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみません。
そう言えば中里さんのアルバムをBOOK OFFで見かけた記憶がありませんね。
でも根気良く探してみますね。
最悪の場合、ネットオークションという手もありますし・・・(笑)
オークションでは結構出品されていますね。
とにかくアルバムを1枚でも見つけてみようと思います。
情報ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2008-10-19 23:35
Peninsulaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
漫画やアニメには疎くてごめんなさい。
「アーシアン」も全く知りませんが、濱田さんがアニメ系の音楽に関わっていたというのは知っていました。
ただ、まだ聴いたことが無いので機会があればぜひ聴いてみたいと思います。
BOOK OFFでもアニメ関連のCDも沢山売られていますが、「アーシアン」もありますかね?
今度探してみます。
Commented by Kenny U at 2008-10-26 13:45 x
また、素敵なプレゼントをもらったんですね!
いろんな所にお友達がおられて羨ましいです。

さて、中里あき子は、私も一枚持っています!
1989年の『A PART OF DAYS』です。
私、この記事を読むまですっかり見過ごしていて
"棚に置きっぱなし・・・"にしてました。

確かに、プロデュースは濱田金吾ってなっていますよーー!

濱田金吾が作曲しているのは二曲だけなんですが、
驚くべきは、ギターが松下誠ではなくて、芳野藤丸なんですよ!
Commented by Kenny U at 2008-10-26 13:49 x
浜田金吾が作曲している曲を、今日もう一つ発見!

クリスタルキング「愛情AGAIN」です!

作詞:篠塚満由美
作曲:浜田金吾
編曲:武部聡志

この曲、Singleレコードもリリースされて出てました!

ベスト盤に収録されていて気がついたんです。
全然、知らなかったなー!
Commented by kaz-shin at 2008-10-27 20:00
Kenny Uさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみません。
そうなんですよね。私のブログに集ってくれる皆さんは本当に良い人ばかりで、
私のブログのネタになればとか、聴いてみたいと記事に書いたアルバムを送って下さったりとか・・・。
皆さんの善意とご好意で成り立っているブログなんです。
この感謝の気持ちを形にするなら、これからもレビュー記事を書き続けて少しでも楽しんでもらうしかないと思っています。

金吾さんと藤丸さんの組み合わせは珍しいですね~。
でもAB'S繋がりと考えると、なんとなく頷けちゃいますね(笑)
クリキンは例の「ああ~~果てしない」しか知りませんが、結構良いライターを起用していたんですね。
全部オリジナルかと思ってました。
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