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伊秩 弘将_BANG! ◇ 2009年 01月 03日
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少々遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。本年も"Music Avenue"をよろしくお願いします。
年末・年始は忙しくてゆっくりPCの前に座る時間もありませんでした。コメントを頂戴しておきながらレスも出来ず、失礼してしまいました。
今日から"Music Avenue"の2009年がスタートです。

今回紹介するのは、音楽プロデューサーとして知られる伊秩 弘将が、1993年にリリースした自身の3rdアルバム『BANG!』です。
私が彼の名前を初めて目にしたのは、確か渡辺 美里の楽曲のコンポーザーとしてだったような気がします。当時は特に興味も湧きませんでしたが、やはり彼の名前を広く知らしめたSPEEDに提供した楽曲やプロデューサーとしての活躍で興味を持ち、ソロ・アルバムもリリースしていることを知り、入手したのがこの『BANG!』でした。

SPEEDの数々のヒット曲を提供したメロディー・メーカーですから、SPEEDが歌っていたような曲調を期待すると若干裏切られるかも知れません。それもそのはずで、このアルバムはSPEEDをプロデュースする前の作品ですし、また自身がアーティストとして歌う楽曲と作曲家としての楽曲とでは、若干雰囲気が違うというのは当然なのかも知れません。
それでもメロディー・メーカーとして、上昇気流に乗っているというのを感じさせるアルバムですね。

『伊秩 弘将 / BANG!』
01. 君を愛して
02. いっしょに暮らそう
03. 遠く離れてても
04. 抱きしめたい
05. 天気雨
06. Have a Good Time!
07. 心の記念碑
08. ナーバスな君はなんてゴージャス
09. Partyしよう
10. X'mas Song for You

作詞:森 雪之丞、作曲:伊秩 弘将、編曲:西本 明によるPOPチューン01。オーソドックスという感じですが、キャッチーなサビのメロディーが印象に残る曲です。良い曲ですが、少しインパクトに欠ける感じがします。

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:奈良部 匠平によるミディアム・バラード・ナンバー02。コーラス・ワークの美しさが際立っている曲です。曲毎のクレジットが記載されていないのが残念なんですが、コーラスで参加しているのが安部 恭弘、村田 和人、山根 麻衣、山根 栄子、比山 貴詠史、木戸 泰弘、広谷 順子という贅沢な顔触れです。

作詞:谷亜 ヒロコ、作曲:伊秩 弘将、編曲:清水 信之による疾走感あるPOPナンバー03。聴き易いメロディーと清水 信之のPOPフィーリング溢れるアレンジがよくマッチしている感じです。この頃の伊秩 弘将の曲は、どこかKANの楽曲に似ていると思うのは私だけでしょうか(笑)

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:奈良部 匠平のシングル曲04。どの曲もある程度纏まっているので、この曲も聴き易いのですがシングル向けだとは思えません。サビのメロディーは凄くキャッチーなんですが、曲全体の印象としては薄いものになってしまうのが残念です。

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:清水 信之によるミディアム・ナンバー05。聴き込むほどに味わい深い曲で、私のお気に入りの1曲になっています。やはり清水 信之のアレンジがメロディーを上手く際立たせていて、POPな曲における清水 信之のアレンジのセンスの良さを感じさせます。

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:清水 信之によるノリの良いアップ・テンポのナンバー06。どこかで聴いたようなギター・リフを軸にスピード感溢れる演奏が心地良いのですが、曲自体はお世辞にも面白いとは言い難いです。アレンジに耳を奪われてしまう曲という感じでしょうか。

作詞:作曲:伊秩 弘将、編曲:西本 明によるメロディアスでありながらも何処か野暮ったさを感じるバラード・ナンバー07。馴染み易いメロディーを持っていますが、1990年代の曲としてが地味な印象が残りますね。

作詞:森 雪之丞、作曲:伊秩 弘将、編曲:奈良部 匠平によるダンサブルなナンバー08。後の伊秩 弘将の活躍を予感させるような曲のひとつと言える曲かも知れません。伊秩 弘将の場合、アレンジは自分では手掛けない人なんで、アレンジ次第で印象も随分変わってしまう危険性もありますね。この曲は時代(当時)にマッチしている感じで、個人的には好きな曲です。

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:清水 信之による明るいPOPナンバー09。清水 信之らしさ全開のアレンジが楽しい1曲です。とてもキャッチーなメロディーで、メロディー・メーカーとしての才能を感じさせます。

作詞・作曲:伊秩 弘将、編曲:清水 信之によるバラード・ナンバー10。クリスマス・ソングですが、特にクリスマスっぽいという印象を与えず、美しいバラード・ナンバーとして聴ける1曲に仕上がっています。

このアルバムの評価の難しいところは、伊秩 弘将というアーティストとしてのアルバムとしては正直良いとは思えません。しかし、コンポーザー・伊秩 弘将としてメロディーに集中して聴くと結構良いなと思えるんですね。この印象の違いは、伊秩 弘将のヴォーカルにあるような気がします。歌が上手くないというのは良いのですが、声質も平凡で特徴が無く印象に残りづらいんですね。同じ曲を違うアーティストが歌っていたら、きっと印象はかなり違ってくると思います。そういう意味からも伊秩 弘将はコンポーザー、つまり裏方でこそ活きる人なのではないかと思います。
作詞家や作曲家に興味がある人や拘りのある人は、聴いてみるのも良いかなとお薦め出来ますが、アーティストとしての魅力は"?"ですね・・・。
私の場合、アーティスト同様にコンポーザーに強い興味を持っていますので、結構楽しんで聴けました。
新年1発目の記事なんですが、こんなのも聴いてますって感じのユルイ記事にしてみました(笑)
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by kaz-shin | 2009-01-03 19:12 | J-POP | Trackback | Comments(8) | |
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Commented by mackymusic at 2009-01-04 01:20
新年あけましておめでとうございます。今年もちょっとマニ
アックな所をくすぐってくれたらうれしいです。どうぞよろしく。

そう、伊秩さんは歌を歌っていたわけで、いきなりSPEEDの
プロデュースなんか始めちゃったものですから、正直なところ
「おい、おい、大丈夫かよ…。」などと思ったりしましたよ、当時。
確かに、自らがアーティストになってしまうのは「?」という感じ
の人ではありましたから、今歩んでいる道でよかったのでは
ないかと思いますがね。

それよりもなによりも、かつて平松愛理さんの旦那さんでも
あった清水信之さんが、こんな所でも仕事をしていたとは
驚きました。彼も素晴らしい編曲家だと思います。
Commented by kotaro at 2009-01-05 13:00 x
kaz-shinさん、皆様、今年もよろしくお願いします。
「音楽のある生活」だけは今年も維持しまするぞ。
伊秩さんは私はSPEEDの仕事しか知りませんが、それ以前には
たまに名前を見かけるくらいでした。SPEED以降の仕事もあまり知りません
昨年復活したSPEEDの曲が昔と一緒のような調子だったので、そうなのかなと思ったくらいです。
大沢誉志幸、織田哲郎、どの段階で売れて知られるのがいいのか、時間が経ってから考えることは興味深いです。
でも本人らはたまたまやってたら、そうなった、のでしょうね。

清水信之氏のこと、興味ありますね。
初期のEPOは殆ど手がけていたと記憶します。
まだ売れる前の「CORNER TOP」という自身のアルバムを持っています。
長門大幸とかと少しつながりがあるようですね。

Commented by kaz-shin at 2009-01-06 00:37
mackyさん、明けましておめでとうございます。
新年早々、コメントありがとうございます。

伊秩さんは、自身が歌うよりもやはり作家としての方が魅力的に思えます。
そして、80年代のJ-POPにおいて清水信之さんは絶対に欠かせない
アレンジャーだと思います。
特に私の大好きなCITY POPにおいても彼のアレンジ無くしては語れないとも思ってます(ちょっと大袈裟ですかね・・・笑)
Commented by sihuku at 2009-01-06 00:42 x
2009年ですね。明けまして、こんばんわ!

TBは出来なかったもので、以前記事にしていた(スピードの)をURL先にさせて頂きました。。
スピードの各楽曲の詞世界はとても大人の男性が書き下ろしているには、全く思えません(苦笑)!!
伊秩氏本人の描き出す(描きたい!?)世界はきっとこちらのが方が色濃いのかも・・・ですよね~

遅くなってしまいましたが・・本年もどうぞ宜しくします☆
Commented by kaz-shin at 2009-01-06 00:42
kotaroさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

清水信之さんのEPOや安部恭弘の楽曲のアレンジは特に素晴らしかったですね。
器用な人で、楽器はほとんどこなせる人ですし、ミュージシャンとしても素晴らしいです。
『CORNER TOP』は当ブログでも取り上げました。かなり前ですけど・・・(笑)
アレンジャーとして大好きな人です。
Commented by kaz-shin at 2009-01-06 00:47
sihukuさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

私も伊秩さんの書いたSPEEDの楽曲は凄く好きです。
彼女達の声の魅力を活かした素晴らしい歌詞、メロディーを書いていますよね。
このアルバムの中にも、後のSPEEDに提供した曲を彷彿させるような雰囲気を持った曲があります。
きっとSPEEDを手掛けたことで、彼の才能が開花したのかも知れませんね。
Commented by まつのすけ at 2009-01-07 22:17 x
kazさん、遅きながら、明けましておめでとうございます♪

伊秩さんのアルバムは、Airレーベル時代のを持っています。都会的なロックサウンドに仕上がっています。
kazさんもSPEEDもお好きなんですね。ひょっとしてMAXも??
ともかく、kazさんって、本当に柔軟ですよね。引き出しがまだあるんじゃないかなと思っちゃいます。
Commented by kaz-shin at 2009-01-08 00:11
まつのすけさん、明けましおめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

SPEEDもMAXも好きですよ(笑)
MAXに関しては、私が好きな横山輝一さんも曲を提供していましたし、結構聴きました。
私の場合、底の浅い小さい引き出しですが、数は結構あるようです(笑)
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