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松田 聖子_Vanity Fair ◇ 2009年 03月 08日
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最近BOOK OFFで仕入れたアルバムの中に、結構お気に入りのアルバムが数枚ありまして、ここ数日はそのお気に入りのアルバムを繰り返し聴いています。その中の1枚が今回紹介する、松田 聖子が1996年にリリースした通算27枚目となるアルバム『Vanity Fair』です。それまで15年間所属していたソニーを離れ、マーキュリー・ミュージックエンタテインメントへの移籍第一弾となったアルバムでもあります。収録曲10曲中8曲のプロデュースを松田 聖子と小倉 良が手掛けており、サウンド・プロデュースを鳥山 雄司が手掛けています。残り2曲はRobbie Nevilが作・編曲とプロデュースを手掛けています。また、全曲松田 聖子の作詞で、松田 聖子がプロデュースした8曲の作曲は松田 聖子と小倉 良の共同名義、アレンジは鳥山 雄司です。

松田 聖子というアーティストは、私にとっては実に面白い存在です。デビュー当時から、容姿やキャラクターに関しては全く好きになれません。それなのに楽曲や歌声は私にとっては実に魅力的なんですね。アイドル全盛期のあの独特な語尾がしゃくれ上がる歌い方が耳に付くのにそれが魅力にさえ思えてくる始末・・・。何だかんだ言っても松田 聖子のアルバムは当ブログで既に6枚紹介していますので、単純に彼女の歌、歌声が好きなんでしょうね(笑)
このアルバムがリリースされた当時は彼女は34歳で世間的には立派な大人なんですが、どこかアイドルっぽさ、少女っぽさも残しつつ大人の歌も聴かせるという絶妙なバランスを保っている気がします。
彼女は自分がどういう風に歌えば、自分の歌声が魅力的に聴こえるのかを本能的に知っているのだと思います。加えて、美空 ひばり、山口 百恵と並んで素晴らしい"耳"を持ったシンガーではないかと思っています。

『松田 聖子 / Vanity Fair』
01. 明日へと駆け出してゆこう
02. Crazy Shopper
03. Darling You're The Best
04. あなたに逢いたくて ~Missing You~
05. 白いバラをあなたに・・・
06. 未来への扉
07. ロマンティックにKissしましょう!!
08. あふれる想い
09. もし、もう一度戻れるなら
10. Dear My Children

新しいレコード会社で「心機一転頑張るぞ!」という意気込みのようなものを感じさせる01。前向きな歌詞とキャッチーなメロディーで、アルバムの冒頭に相応しい曲だと言えると思います。鳥山 雄司のアレンジは、打ち込み主体なんですが、非常に聴きやすく耳に馴染んできます。そして素晴らしいギター・プレイも聴かせてくれるのが嬉しいですね。

流行を追いかける女性の歌02。色んなブランド名が登場する曲で、歌詞の内容としてはベタな感じなんですが、メロディーとアレンジのおかげで魅力的な曲になりました。ある意味松田 聖子の魅力の詰まった曲なのかも知れません。私もこの曲大好きなんです。特に鳥山 雄司のアレンジは秀逸ですね。

Robbie Nevilの作・編曲による03。いかにも洋楽チックなメロディーですが、ヴォーカルをイコライザー処理したような感じで面白く、単調な曲でありながら耳に残る曲ですね。私のそれまで聴いてきた松田 聖子の曲とは違った感じで新鮮な曲でしたね。この曲も好きな曲のひとつです。

8年振りにチャートの1位を獲得したという名バラード曲04。文句無しに良い曲、良いメロディーだと思います。特にこの曲の松田 聖子のヴォーカルには人を惹き付ける何かを持っている気がしてなりません。鳥山 雄司の繊細で打ち込みらしさをかんじさせないアレンジが見事です。

私にはアイドル時代の松田 聖子を彷彿させるミディアム・ナンバー05。ゆったりとしたリズムと鳥山 雄司のギターが実に心地良い1曲です。

松田 聖子風ウエディング・ソングといった感じの06。派手さはありませんが、なかなか沁みる曲です。披露宴のBGMに使っても良いでしょうね。それにしても鳥山 雄司のアレンジはどの曲も素晴らしく、このアルバムの影の立役者が彼であることは間違いないですね。どんなタイプの曲でも主役はいつも松田 聖子の歌声だということが伝わってくるアレンジは凄いの一言です。

軽快でPopなナンバー07。ありがちな歌詞なんですが、松田 聖子が歌うと不思議に嵌るんですよね(笑)

Robbie Nevilの作・編曲による08。Robbie Nevilも松田 聖子の魅力をよく知っているのか、彼女によく似合うメロディーを書きますね。日本人に馴染み易いメロディーだと思います。聴くほどに魅力的に思えてきたナンバーです。

09と10はしっとりと聴かせるバラード曲です。2曲とも決して悪い曲では無いのですが、面白みに欠けている気がして私個人とてはただ聴いているといった感じの曲になってしまっています。それまでの8曲が気に入っていただけにちょっと残念な気持ちがありますね。

このアルバムは本当に気に入ってまして(特に01~08)毎日のように聴いています。松田 聖子が嫌いという人は私の周りにも沢山います。しかし、嫌いな理由というのは大抵歌に関してではないようです。冒頭に書いた私と同じで、容姿やキャラクターが駄目というケースが多いのではないでしょうかね。
そんな聖子嫌いの人には、一度じっくり彼女のアルバムを聴いて欲しいなと思いますね。歌の上手い下手を超越したところで、人を惹き付けることの出来る声質と歌を歌えるシンガーというのはそうは存在しません。
その証拠に80年代をアイドルとして活躍して、現在も歌で勝負している、勝負出来ている人は松田 聖子くらいなものでしょう。喋りや芝居が下手だから、歌で勝負するしかなかったのかも知れませんが・・・(汗)
一度騙されたと思って聴いてみて下さい。結構良いですよ、お薦めです。
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by kaz-shin | 2009-03-08 02:26 | J-POP | Trackback | Comments(7) | |
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Commented by 伊勢音頭 at 2009-03-09 00:40 x
 若い頃の聖子ちゃんの曲にはいい曲が多くて、今も時々聴きたくなります。
おっしゃるように歌、うまいですね、文句無く!でも「愛のコリーダ」や寺尾聡の「シャドーシティ」は(テレビで歌ってtた)いただけなかったなあ。
Commented by kaz-shin at 2009-03-09 20:25
伊勢音頭さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
山口百恵さんにしても松田聖子さんにしても本当に楽曲に恵まれているので、どのアルバムを聴いても外れというのがありませんね。
20歳代の松田さんのアルバムも良いですが、歌に磨きがかかった30歳代のアルバムも良いなというのをこのアルバムで教えてもらいました。
小倉良さんや鳥山雄司さんという素晴らしいブレーンに囲まれて、良い楽曲を作り上げていると思います。

確かに松田聖子さんにはカヴァーというのは似合わない気がします。
Commented by ギムリン at 2009-03-11 23:38 x
聖子さんは、昨日が誕生日だったということからか、「あなたに逢いたくて」を稲垣潤一&松浦亜弥でカバーというニュースが出ていました。
mainichi.jp/enta/geinou/news/20090310mog00m200044000c.html

聖子さんの初期のアルバムは、実はあまりに売れすぎていて、私が買わなくても良いでしょうという反抗心?で、エアチェックかレンタルで済ましてきたことが多いです。でも、意外に中古屋さんにも初期のCDは出ていないですね。見かけるのは'88年の『CITRON』以降でしょうか?
Commented by kaz-shin at 2009-03-14 00:51
ギムリンさん、沢山のコメント本当にありがとうございます。
初期の作品はレコード全盛の時代だったので、CD化された時に買い直していない人も多いのか、確かに初期作品のCDは中古であまり見かけませんよね。
松田聖子さんのキャラクターが強烈なせいか、聴かず嫌いの人も多いような気がします。
でも曲は昔から良い曲が多いですし、今回このアルバムを聴いて、自作曲がこんなに良いとは思いませんでした。
聖子さんのアルバムを繰り返し聴くことは滅多に無いのですが、このアルバムは好きでよく聴いてます。
Commented by トモくん at 2009-03-15 21:55 x
kaz‐shinさん、こんばんは。
先週は、聖子ちゃんの誕生日やホワイトデーの準備に追われ、こちらへのお邪魔が今日になってしまいました(笑)早速のVanity Fairの紹介ありがとうございます。
薦めた本人としては、お恥ずかしながらそんなに聴き込んでないのが事実です。20数年ぶりに復活したばかりの私は、80年代の懐かしさをたっぷりと、近年の聖子ちゃんを知るべく2000年代はたっぷり聴いたのですが、90年代はまだまだ聴き足りない状況です。ファンであると、どうしても大好きな分、甘い評価になりがちですが(笑)、こうしてkaz‐shinさんの評価を読みながら改めて聴いてみると、新しい視点で聖子ちゃんを聴き直すことができ、とても嬉しく思っています。
「・・歌の上手い下手を超越したところで、人を惹き付けることの出来る声質と歌を歌えるシンガーというのはそうは存在しません・・」最高の褒め言葉!ありがとうございます。聖子ちゃんの歌声は、本当に人を惹き付ける魅力があるのですよね。
Commented by トモくん at 2009-03-15 21:56 x
・・・続きです。
デジタルメディア評論家の朝倉怜士さんが「特選街3月号」で、「最高の歌姫、松田聖子の夢世界を堪能する」と称して聖子ちゃんのボーカルの魅力を「色香る声質」「スネるようなフレージング」「微妙でニュアンス溢れる語り口」「醸し出される豊潤で濃密な味わい」と表現し「日本の歌姫」のウエットでシルキーなサウンドをぜひこのスピーカーで・・・とオーディオ機器を紹介していました。色香る声質!良い表現ですね。読んでいて感激しちゃいました。聖子ちゃんの歌声は、本当に心に沁み入るのですよ(笑)
ちょっと褒めすぎましたね。でも、聖子ちゃんの声からはアルファー波が出ていると聞いた事があります。心地よい音色と響きで脳に良い刺激があるのでしょうか。
kaz‐shinさんが、また聖子ちゃんのアルバムを紹介してくれることを期待して!ありがとうございました。
Commented by kaz-shin at 2009-03-16 00:00
トモくんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
普段、音楽を聴くときにどうしてもこのシンガーは、"上手いな"とか"いまひとつだな"といったことを思いながら聴くことが多いのですが、
聖子さんの場合、そういう観点抜きで聴けてしまうんですよね。
これが聖子の魅力なんだなと、いつも思ってました(笑)
90年代以降の聖子さんのアルバムには然程興味が無かったのですが、思い切って購入してみて正解でした。
本当に紹介して下さってありがとうございました。

それにしても評論家というのは、洒落た表現をしますよね。羨ましいです。
私なんぞもっと良い文章が書けたらといつも思いながら、拙い文章を必死で書いています(笑)
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