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カテゴリ:Toshiki Kadomatsu( 41 )
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本当に久しぶりに書くアルバム・レビュー記事になります。
また、随分長い間怠けてきてしまいましたが、今回のレビュー記事が復活第一弾となればと思っております(続くかどうか分かりませんが・・・笑)。

あれこれと忙しかったのですが、最近は落ち着いてきていて時間的にはいつでも記事を書ける状態にありました。ただ、復活第一弾のアルバム・レビュー記事は、今回紹介するアルバムにしようと決めていたんです。そのアルバムは3月14日に発売され、それから約10日間久しぶりにがっつりと聴き込みました。

そのアルバムとは、私がデビューからずっと聴き続けている角松 敏生のニュー・アルバム『REBIRTH1 ~re-make best~』です。
この『REBIRTH1』は、私が大好きだった彼の80年代(85年以前)の曲(1曲を除き)をリメイクしたアルバムです。角松のライナーの言葉を借りるなら、"過去の曲に今のスキルでもう一度花を持たせたい"という想いで制作されたアルバムという事になります。
あれこれと書きたい事が沢山あるのですが、結論を先に言ってしまうと今回のアルバムは結構良いですね。はっきり言って好きです(笑)
好きな理由は簡単明瞭、ズバリ曲が良いからです。

私は音楽にとって最も重要なのは、歌詞でもアレンジ・演奏でもなくメロディーだと思ってますので、良いメロディーを持った楽曲が集められたアルバムは繰り返し聴きたくなりますし、お気に入りの1枚と成り得る訳です。
やはり80年代に作られた角松の曲は良いんですよ、本当に。最近の角松の曲に魅力を感じなくなってしまっていますが、このアルバムのリリースのニュースを知り、収録予定の曲名を見ただけで購買意欲がふつふつと湧いてきた位ですから・・・(笑)
収録曲が皆良い曲だと判っている訳ですから、最近のオリジナル・アルバムとは違って何の迷いもなく購入出来ました。

さて、好きなアルバムとは書きましたが、手放しで喜んで受け入れている訳でもないのです。
ここからは私が感じた事を率直に書いていきます。
このアルバムがリリースされることを知り、アルバム・タイトルを目にした時、まず感じたのは、やはり最近の角松のアルバム・セールスやライブの集客状況が芳しくないのだろうなという事。80年代の角松の曲は大好きだけど、最近の曲をつまらないと思っている私のようなオールド・ファンを取り込もうとしているのだろうということを、タイトルの『REBIRTH1』の"1"が付いているところでヒシヒシと感じました。
気持ちは分かりますが、80年代の角松の曲が大好きだった人の多くは80年代の曲のリテイクを望んではいないと思うのです。
では何を望んでいるのか?それは後程また触れたいと思います。

次にこのアルバムを聴いてはっきりとした事を述べておきます。これが今回1番私が言いたい事なんですが・・・。
長年活動を続けているアーティストにとって、過去の作品に関して今思えば「ああしとけば良かった」とか「こうしとけばもっと良くなった」と感じるのは当然だろうと思います。今ならもっと完成度の高い楽曲になるという自信もあることでしょう。
しかし、ハッキリ言います。どんなに歌が上手くなっていようが、録音技術の進歩によって良い音で録音が可能になろうが、オリジナルを凌駕するのは絶対に無理なんですね。
あくまで私個人の意見ですが、この事を誰よりもよく分かっているのは、日本では山下 達郎ではないかと思っています。山下 達郎は今までもそうでしたが、これから先も過去の曲のリテイクはきっと作らないと思います。

角松自信もライナーに書いてますが、"その時出来うる最大限の力を振り絞って制作してきた曲たち"だと・・・。そうなんです。これが重要なんです。その時代その時代に最大限の力で作られた楽曲は、当時のアーティストの勢いとか感情、そして時代の空気感というものが録音された音源に沁み込んでいるんです。それが曲のパワーとなって我々リスナーの心を揺さぶったと思うのです。だからどんなにテクニック的に向上したとしてもオリジナルを超える楽曲のパワーは生まれてはこない気がします。
だからこそ、角松には今の時代だからこそ作れるオリジナル曲で再び私の心を揺さぶるようなメロディーを持った曲を作って欲しいと願わずにおれません。リテイクもたまには良いでしょう。でもリテイクを制作するのならば、80年代のアルバムのリマスター盤のリリースしてくれた方が嬉しいです。それが先程書いたオールド・ファンの望みではないでしょうか。

えらく前書きが長くなりました(笑) ここから曲毎の感想を書いてみたいと思います。
角松に何の興味の無い方はどうぞパスして下さい。

『角松 敏生 / REBIRTH1 ~re-make best~』
01. Do You Wanna Dance
02. Tokyo Tower
03. Girl in the Box ~22時までの君は・・・
04. RUSH HOUR
05. A Widow on the Shore
06. SUMMER EMOTIONS
07. Wave
08. No End Summer
09. After 5 Crash
10. あるがままに

「Do You Wanna Dance」
オリジナルは1983年にリリースされた12インチ・シングル。この曲はヴォーカル、演奏、そしてグルーヴ感もとても気に入っています。
何よりオリジナルのイメージが壊されていないのが嬉しいですね。やっぱり80年代の角松の曲は良いですよね~(笑)
今回のアルバムは、ジャケット写真とかSE、そして曲順に至るまで徹底的に80年代を意識していて面白いです。

「Tokyo Tower」
オリジナルは1985年にリリースされたアルバム『GOLD DIGGER』に収録され、シングルにもなった名曲。
テンポを落としてヘヴィーファンク路線を狙ったとのこと。
テンポを落としたことに関しては、面白いと思いましたし、実際悪くはないのですが、いただけないのがサビの"トーキョータワー"のリフの部分。
最初は"トーキョータワー"なのに2回目からは何故か"トキオタワー"と歌ってる。どうにもこの部分に違和感を感じます。
普通に"トーキョータワー"と歌ってくれてれば良かったのですが・・・。悪くないだけに残念!

「Girl in the Box ~22時までの君は・・・」
オリジナルは1984年リリースのシングル曲。ファンにはお馴染みの人気の高い曲です。この曲のアレンジ、ヴォーカルは結構好きです。
これもオリジナルにイメージが壊れていないという感じでしょうか。
この曲も好きなんですが、個人的は「Lucky Lady Feel So Good」を収録して欲しかった。『REBIRTH2』に期待しましょう。

「RUSH HOUR」
オリジナルは1982年リリースのアルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』に収録。
実はこの曲大好きだったんで、正直1番楽しみにしていた曲でもありました。実際に聴いてみるといけません。
サビのメロディーを微妙に変えやがった(笑)。
それに何だかラッシュアワーの慌しさが全然感じられません。
こんなリテイクならば、オリジナル・アルバムのリマスター盤をぜひお願いしたいものです。

「A Widow on the Shore」
オリジナルは1983年リリースのアルバム『ON THE CITY SHORE』に収録。
今回1番腹立たしかったリテイクがこの曲でした。歌詞だけでなくタイトルも変えやがった(笑)。
元々のタイトルは「BEACH'S WIDOW」だったのですが、文法的におかしいということで変えたらしいが、文法的におかしいのは英語だけでは無かったのだし、何を今更って感じですね。
私は「BEACH'S WIDOW」というタイトルの方が好きですし、良いと思ってます。
浜辺で一人淋しそうにしている女性をストレートに連想させてくれるタイトルだったように思いますが、どうでしょう?

「SUMMER EMOTIONS」
オリジナルは1983年リリースのアルバム『ON THE CITY SHORE』に収録。
オリジナルとは微妙に違った歌いまわしの部分があるものの許容範囲といったところでしょうか。違和感無く耳に溶け込んでくる感じで良いですね。
私的にはそれほど好きな曲では無いので、そう感じるのかも知れませんが。

「Wave」
オリジナルは1981年リリースの1stアルバム『Sea Breeze』に収録。
元々シンプルなアレンジな曲ですし、最近妙に歌に自信を持っているように感じる角松が選曲したというのが何となく頷ける1曲。
確かに歌は上手くなってますが、発音はしっかりお願いしたいもの。
"またであうため"という部分が"またでやうため"と聴こえるのは私だけだろうか・・・?
オリジナルのイメージが壊れていないのは嬉しいですね。

「No End Summer」
オリジナルは1985年にリリースされたアルバム『GOLD DIGGER』に収録され、シングルにもなり角松のライブでは定番の曲。
定番曲ということで歌い過ぎて厭きていたのか、最近のライブはこういう歌い方なのか、歌いまわしがオリジナルとは違っていて、妙に歯痒い感じのするヴォーカルになっています。あくまで私の感想ですよ(笑)
こういう定番曲こそ、オリジナルのメロディー・ラインを大切にして欲しいですね。
せっかくの名曲がほんの些細なことで台無しってこともありますから。

「After 5 Crash」
オリジナルは1984年にリリースされたアルバム『After 5 Crash』に収録。
テンポを落としたアレンジはグルーヴ感もあって好みなんですが、この曲に関してはテンポを落としては駄目な気がします。
本当に良いアレンジだとは思います。
しかし、オリジナルの方が確かに忙しない感じはするのですが、"アフター5にクラッシュする"という感じが出ていたと思うのです。
早く仕事を片付けて街へと繰り出したいという焦りの気持ちを、オリジナルのテンポに感じていました。

「あるがままに」
オリジナルは1992年リリースのアルバム『あるがままに』に収録。アルバム中唯一、1990年代の曲です。
実は今回のリテイクで1番良い出来だと感じたのが意外にもこの曲でした。
とにかくヴォーカルの表現力が当時よりはるかに豊かになっていて、心地良く聴けた1曲でした。
私好みの曲では無いのですが、非常に気持ち良く聴けた1曲でした。改めて良い曲だと感じさせてくれましたね。
終盤のコーラスにライブのお客さんのコーラスを取り入れるというのは、既にスターダスト・レビューがやっていましたね。
ファン・サービスといったところでしょう。
もし、このコーラスが無かったとしても角松のヴォーカルだけで聴き応え十分だったと思います。

久しぶりの音楽記事でしたので気合が入ったのか随分長くなってしまいました。
角松の音楽に興味の無い方には退屈な記事だったかも知れませんね。でも80年代の角松の音楽が好きだった人も、角松の音楽をこれから聴いてみたいと思っている人も聴いて損の無いアルバムだと思います。
オールド・ファンには、色んな楽しみ方が出来ることでしょう。
そして、これから聴きたいと思っている人には、角松が書いた良いメロディーを集めたアルバムなので入門編としても悪くない気がします。
ぜひ1度聴いてみて下さい。

久しぶりに長い時間、PCの前に座ってキーボードを叩いていたんで疲れました(笑)
次はどんなアルバムを紹介しようか考えながら眠ることにします。お休みなさい。
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夏休み前半に遊び過ぎたせいか、夏休み最終日の今日は腰痛が酷いです(笑)

8月4日付の金澤 寿和氏のブログに角松 敏生の新譜『Citylights Dandy』が取り上げられており、興味深く拝読しました。それに刺激されたという訳ではないのですが、私もデビュー以来の角松の音楽を聴き続けている角松フォロワーの一人であり、フォロワーという観点で言えば金澤氏にも負けていないと自負しておりますので、私も『Citylights Dandy』について感じたままを書いてみようと思います。
"Toshiki Kadomatsu"のカテゴリーでエントリーするのは、2009年9月23日以来です。

最初にお断りしておきますが、この記事のタイトルを"Toshiki Kadomatsu vol.38_Citylights Dandy"としていますが、単純に『Citylights Dandy』のレビュー記事を書くつもりはなく、この新譜を聴いて改めて角松 敏生というアーティストや彼の音楽について感じたことを書いてみようと思います。
もちろん私個人の勝手な感想なので、反論等あると思います。その時は遠慮なくコメント下さい。

①アーティスト・パワーの衰退
角松に限らず多くのアーティストに共通していることだと思いますが、デビュー以来一貫して角松は"自分のやりたい音楽"に拘って音楽を作り続けてきています。そして"自分のやりたい音楽"で多くのリスナーを魅了してきた訳です。すなわちそれこそがアーティスト・パワーだという気がします。
悲しいかな、最近の角松のアルバムや音楽にそのアーティスト・パワーを全く感じません。
活動凍結前の角松の音楽には、凄まじいまでのアーティスト・パワーを感じました。一般的に"暗い"とか"重い"と評されるアルバム『ALL IS VANITY』や『あるがままに』においても、凄い"負のパワー"みたいなものを感じましたし、それが私にとってはとても魅力的なものでした。
これは角松の責任とは言えないのかも知れません。彼を取り巻く音楽環境等色んな問題があるのだろうと思いますが、ただ今角松がやりたい音楽、目指す音楽というものが私には全く見えてきません。

②ミュージシャンの起用・サウンド面について
25周年記念ライブ以来、角松のライブへ足を運んでいないので現在どのようなメンバーでライブを行っているのかは分かりません。ただ新譜のレコーディング・メンバーが中心なんだろうと思います。
『Citylights Dandy』のサウンドに限って言えば、どうも私が好きだった頃の角松サウンドのような面白みを感じません。
参加しているミュージシャンは、皆日本を代表するような素晴らしいミュージシャンばかりで文句の付けようが無い程です。が、こと角松のサウンドとして考えた場合、この素晴らしいミュージシャンを活かしきれていないような気がします。
特に私の大好きなギタリストの一人、今 剛のギターも魅力的に聴こえてこないのです。アレンジの問題もあるのかも知れませんが、相性みたいなものもあるような気がします。
青木さんや浅野さんを亡くしたという大きなダメージはあるでしょう。しかし、昔のように必要な所で必要な音を出せるミュージシャンを固定せずの適材適所で使っていくという方法も考えられると思うのですが・・・。
決して批判という意味ではないのですが、私は森 俊之のキーボード・プレイが好きになれません。"アク"が強いという印象が強いのです。角松のサウンドには小林 信吾や友成 好宏のキーボード・プレイの方が似合っている気がします。
どうも角松のアレンジと実際にCDから出てくる音がしっくりこない感じがします。

③『Citylights Dandy』について
『Citylights Dandy』を制作する上でのコンセプトって一体何なんでしょうか?
金澤氏の記事には「80年代初頭の時代感覚を現在のボキャブラリーで表現したら…」と書かれていました。
もしこれが全てなら、私はこれ以上『Citylights Dandy』について何も語るつもりはありません。
でもこれだけなんでしょうか?最近の角松のCDの売り上げやライブの集客数が芳しくないという話を聞きます。
私のように昔の角松の音楽が好きで、最近の角松の音楽をつまらないと感じているオールド・ファン(笑)をまた取り込もうとしているのではないか、そんな気がしてなりません。
もしそんな魂胆もあったとすれば『Citylights Dandy』は実に中途半端なアルバムという印象が強いです。
昔のファンを取り戻したいという気があるのだったら、もっと下世話な位に徹底的にやるべきだったと思います。
私に限って言えば、"昔風の今の角松サウンド"が聴きたいのではなく、"今風の昔の角松サウンド"が聴きたいのです。
ここで言う"昔の角松サウンド"とは、ずばりキャッチーでメロディアスな曲ということです。アレンジも勿論重要ですが、今の角松に欠けているのは親しみやすいのにインパクトの強いメロディー、一度聴けば口ずさめるようなキャッチーなメロディーではないでしょうか。
きっと多くのオールド・ファンが求めているのは、ただそれだけという気がするのですが如何でしょう?

色々好き勝手書きました(笑)
『Citylights Dandy』も決して出来が悪いという訳ではなく、いつもながら質の高いアルバムだと思います。
私もそれなりに楽しんでいます。でも繰り返し聴きたいと思えるアルバムではありませんが・・・(汗)
これから角松がどんな音楽を作っていくのか、不安と多少の期待を胸に見守って(聴き続けて)いきたいと思います。

ライブで生で聴いてみたいという曲に早く出会いたいものです。
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今回は久しぶりに角松 敏生ネタです。
当ブログにおいて、アーティスト名でカテゴリを作っている唯一のアーティストである角松 敏生。彼に関わる記事も今回で37個目となります。
紹介するのは、1989年にリリースされた通算9作目となるアルバムで、自身のプロデュース・レーベルである"オーン・レーベル"からリリースされました。以前から活動凍結前の角松の音楽が好きだということを書いてきましたが、実は本作と1988年にリリースされた前作『BEFORE THE DAYLIGHT』は、私にとっては特異な存在と言うか、ちょっと距離を置いていた作品だったので紹介してませんでした。
今日からブログ開設から5年目に入るという特別な日なので、あえて紹介してみようかと思い立った訳です(笑)。

本作と『BEFORE THE DAYLIGHT』が特異な存在というのには理由があります。この2作品は、当時洋楽では珍しくはありませんが、邦人アーティストのオリジナル・アルバムでは珍しかった曲毎にプロデューサーが違うという、楽曲プロデューサー方式を取っているからなんです。
1曲毎に聴いた場合、曲もアレンジも悪くないんですね。でもアルバムのトータル的なイメージで言うと、どうも角松 敏生のカラーが薄くて物足りなさを感じてしまいます。角松のアルバムを聴いている感じがしないと言った方が分かりやすいでしょうか・・・。
ただ複数のプロデューサーとの仕事で、角松が得たものは大きかっただろうし、その後の音楽制作に役立っていることは間違い無いでしょう。
このアルバムを聴いて感じたのは、既にプロデューサーとしてアーティストのカラーをしっかり出せる実力を角松は持っていたんだなということでした。完全なセルフ・プロデュースだったら、どんな感じになったのか聴いてみたい気がするアルバムですね。

本作で楽曲プロデューサーとして参加しているのは、JEFF BOVA & JIMMY BRALOWER、JEFF LORBER、THE SYSTEM、WAYNE BRATHWAITE。角松は、ヒロ穂積との共同プロデュースを含めて5曲プロデュースしていますが、私が好きな曲はほとんどが角松プロデュース曲というのが面白いです(笑)。

参加ミュージシャンもいつもながら豪華なんですが、特筆しべきはTIM BOGERT(b)、JAY GRAYDON(g)、BUZZ FEITEN(g)、STEVE GADD(ds)、PAULINHO DA COSTA(per)、KIRL WHALUM(sax)が参加しているところですね。JAY GRAYDONとSTEVE GADDとの共演は角松にとっても念願が叶ったという感じだっただろうと思いますね。

『角松 敏生 / REASONS FOR THOUSAND LOVERS』
01. 飴色の街
02. RATIRAHASYA ~ Time For Kari
03. Knock My Door
04. CINDERELLA
05. Polar
06. OKINAWA
07. Reason...
08. End of The Night
09. Moonlight Tokyo Bay
10. New Year's Eve

ピックアップ曲
「飴色の街」
それまで角松のアルバムに収録されている曲のタイトルは、全て横文字のタイトル(サブタイトルは除く)で、初めて日本語のタイトルが付いたのがこの曲だったと記憶しています。シングルでは「初恋」、「ドアの向こう」、「もう一度・・・and then」が既に出ていましたが、アルバム収録曲では初めてだったので印象深かったですね。決して派手な曲ではありませんが、何故か惹き付けられる不思議な曲です。角松プロデュース曲。

「CINDERELLA」
題材がいかにも角松らしい曲(笑)
ギターのNick Moroch以外はバリバリの打ち込みサウンドが特徴なんですが、当時の角松の打ち込みのセンスは相当なもので、下手な海外アーティストの打ち込みサウンドよりも優れていただろうと思いますね。アレンジが好きな曲です。プロデュースは角松 敏生とヒロ穂積。

「Moonlight Tokyo Bay」
子供の頃から東京湾に慣れ親しんできた私としては、タイトル名だけで惹かれてしまいました。ましてや角松がSTEVE GADDと初めて共演した曲でもあります。メロディー、アレンジ、演奏共に大好きな曲です。
STEVE GADDと青木 智仁のリズム隊、ピアノにRICHARD TEE、ギター・ソロはJAY GRAYDON、ホーンセクションはJERRY HEY(ホーン・アレンジ)をはじめとしたSEAWINDのホーン・セクションの面々・・・。決してインパクトは強くは無いのですが、とにかくこの曲が好きなんです(笑)
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Toshiki Kadomatsu vol.36_NO TURNS ◇ 2009年 03月 22日
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私のブログで唯一個人名のカテゴリを作っているのが角松 敏生です。彼の音楽は、80年代における私の音楽的嗜好に大きな影響を与えており、私にとって重要なアーティストであることは間違いありません。
このようなことを書くと私が角松 敏生のファンであるという印象を与えてしまうかも知れませんが、正確にはそうではありません。
アルバム(作品)を聴いて、その洒落たサウンドや美しく魅力的なメロディーに惹かれ、病み付きになったアルバム(作品)の多くが80年代の角松 敏生のアルバム(作品)だったということに過ぎません。
デビュー以来、ずっとリアルタイムで聴き続けてきたアーティストでもある角松 敏生が、3月18日に約2年8ヶ月振りとなるオリジナル・アルバム『NO TURNS』をリリースしました。

前回の記事で、レビュー記事を書こうか書くまいか思案しておりましたが、今まで良くも悪くも彼の作品については記事を書いてきていますし、ここで私の"想い"を書いておくのも良いだろうと思い、書く事にしました。
但し、今回は曲毎のレビュー形式ではなく、このアルバムを入手して数回通して聴いた感想と言うか、嘘偽りの無い私の感情をを書いてみようと思います。
箇条書きの形になりますが、アルバムを聴いて素直に感じたままを書いていきます。ですから、"何故?"、"どうして?"という質問を受けても明確にはお応え出来ないかも知れませんが、ご容赦下さい(笑)

(1)初めてこのアルバムを聴いた時に、多くの曲が「あれ?これと似たような曲が以前のアルバムに無かったっけ?」という思いが頭をよぎり、曲に集中出来ませんでした。言い換えれば、全く私にとって新鮮味の無いメロディー・ラインの曲ばかりだったということだと思います。

(2)金澤 寿和氏のブログにおける、このアルバムの紹介記事に"80年代的なAOR、ブラック・コンテンポラリー色が若干強くなった気がする。最近の音についていけなくなってたオールド・ファンには、多少耳に優しいかも"という記述がありましたが、最近の音についていけなくなったのがオールド・ファンであるならば、私は100%オールド・ファンなんだなと感じると同時に、"多少耳に優しいかも"という記述部分においても頷ける部分もありました。
しかし、それはあくまでもアレンジや演奏の部分であって、メロディーそのものは最近の角松作品そのものであるという認識でした。

(3)昔の曲と比較しても無意味であることは重々承知していますが、昔の曲はどちらかと言うと"メロディーに歌詞が乗っかっている感じ"でしたが、最近の曲は"歌詞にメロディーを付けてる感じ"が強くて、どうにもメロディーの収まりが悪くて気持ち良くない!(ニュアンスが伝われば幸いです)

(4)相変わらず一人多重コーラスがうざったい。何でここまで多重コーラスに拘るのか、歌いたがるのかが解せない。「アー」とか「ウー」だけのパターン化したコーラス・アレンジも如何なものか?大きなお世話ですがコーラスそのものをしっかり勉強して欲しい気もする。

(5)次回の新作からは急いで購入しないで、まずレンタルで聴いてから"良かった"と思える作品だけを購入しようかな・・・。

以上の5点が、私がアルバムを聴きながら感じた率直な感情です。
私が角松 敏生というアーティストのファンであるならば、「角松の作る音楽は良いんだ!」という思い込みのもと、好意的なレビュー記事は書けるのだと思いますが、残念ながらそういう気持ちはありませんし、そんな義理も無いので思うがままに書いてみました。
逆にこのアルバムの素晴らしさを伝えてくれる記事やブログがあればぜひとも読んで参考にしたいと思っています。

これだけのことを書いているので「つまらなかったらもう聴くのを止めれば?」と感じる方も多いでしょうね(笑)
私も「もう聴かない!」と宣言出来れば楽なんですけど・・・・。それだけ角松 敏生の過去の作品が私にとって魅力的だったということなんだと思います。
ですが、ここ数年のアルバムは正直心底"良い"と思えた作品はありませんでした。ですから上の(5)のような思いになったかも知れません(笑)

最後になりますが、私は決して角松 敏生個人やアルバムについて批判するつもりは全くありません。CDの帯に書かれているように「真面目に音楽を聴こうとする人々に贈る・・・」という言葉は彼の本心だろうし、今尚音楽に真摯な態度で取り組み、色々悩み考えながらアルバム制作していることは私も分かっているつもりです。
そんな彼の作品を絶賛して終わるばかりの記事があるも良し、私のようなひねくれた見方をする記事もあって良いかなと思っております。

「もっと昔のように耳に溶け込んできて、1度聴いたら忘れられないような素敵な角松のメロディーを私は聴きたい!」
ただそれだけの想いだけで書かせてもらいました。ご清読ありがとうございました。
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梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、梅雨の合間の晴の日は夏を感じますね。
さて、今回紹介するのは久しぶりに角松 敏生ネタです。と言ってもオリジナル・アルバムではなく企画モノとして1984年にカッセットのみで発売され、後にレコードになりCD化されたアルバム『SUMMER TIME ROMANCE ~ FROM KIKI』です。
以前、このブログでDJの入った企画モノのアルバムをシリーズで紹介していたことがあり、そこで1度取り上げています(過去記事はコチラ)。
80年代に入り、カーステレオ、小型ラジカセ、カセット・ウォークマンなどが普及して、それまで室内で楽しんでいた音楽が屋外でも楽しめるようになりました。そして屋外で音楽を楽しめるようになったのはカセット・テープのおかげでしょうね。
こういうDJ入りの企画アルバムというのも、まさにカセットにぴったりな企画だったと思います。なんせ千葉の九十九里の海岸に居ながらにして、ハワイのビーチにいる気分に浸れるのですから・・・(笑)

DJ入りのアルバムで、まず思い出すのがまさに元祖とも言えるであろう山下 達郎の『COME ALONG』(1980年)ですね。最初はプロモーション用に制作されたものが、大きな反響を呼んでカセットのみで発売されたというヒット作品でした。小林 克也のDJ入りで当時としては本当にお洒落でした。
『COME ALONE』以降、数々のアーティストがDJ入りの企画アルバムをリリースしました。興味があればぜひ過去記事も読んでみて下さい。右の欄のカテゴリの中の"企画モノ"をクリックして、過去に遡ってもらうと見つかると思います。

『SUMMER TIME ROMANCE ~ FROM KIKI』は、CITY POP色全開だった頃の角松のアルバム、『WEEKEND FLY TO THE SUN』(1982年)、『ON THE CITY SHORE』(1983年)、『AFTER 5 CLASH』(1984年)という3枚のアルバムを中心に、12インチ・シングルを含めた4作品の中から選ばれた13曲が収録されています。DJは当時"KIKI"dで、現在では日本でも番組を持っているカマサミ・コング。
それにしても誰が何と言おうと、やはりこの頃の角松の音楽は良いですね~。本当に心が踊ると言うのか、元気をもらえると同時にあの頃の夏を思い出させてくれます。

『角松 敏生 / SUMMER TIME ROMANCE ~ FROM KIKI』
01. OFF SHORE
02. SUMMER EMOTIONS
03. OFFICE LADY
04. RYOKO!!
05. WIDOW ON THE SHORE (BEACH'S WIDOW)
06. IT'S HARD TO SAY GOOD-BYE (さよならは愛の言葉)
07. PRELUDE
08. FRIDAY TO SUNDAY
09. STEP INTO THE LIGHT
10. DO YOU WANNA DANCE
11. SPACE SCRAPER
12. TAKE YOU TO THE SKY HIGH
13. LET ME SAY・・・

波の音のSEと"KIKI"のジングルが流れ、聴こえてくるイントロは『ON THE CITY SHORE』のTOPを飾った01。まさに夏・海にぴったりな1曲ですね。この曲以外にこの企画アルバムの1曲目に相応しい曲は無いと思います。それにしても歌声が若いし歌も未熟。それでも勢いがあって私は好きです。

続く02は、『ON THE CITY SHORE』から。オリジナルでも2曲目に収録されていました。初めてのセルフ・プロデュース、セルフ・アレンジ(ホーン、ストリングス・アレンジは佐藤 準)に取り組んだアルバムでしたが、なかなか良いアレンジですね。ともかく捻りの無いキャッチーなメロディーが当時の角松の最も魅力的だったところですね。

私の大好きなアルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』のTOPを飾った03。この曲好きなんです。シャッフル・ビートの心地良さとJohn Robinson(ds)とAblaham Laboriel(b)のリズム隊とCarlos Riosの軽快なギターの絶妙な絡みが良いですね。

インタールード04に続く05は、『ON THE CITY SHORE』から。私が大学生の頃はサーフィンが流行してまして、海へ行くと砂浜にあちこちに退屈そうな"BEACH'S WIDOW"達が居ましたね(笑)

1983年リリースの初の12インチ・シングル「DO YOU WANNA DANCE」のカップリング曲だった06。国分 友里恵とのデュエット・ナンバーですが、本当に名曲だと思います。洋楽のエッセンスがたっぷり詰まった当時の角松の代表的なバラード曲でしょう。

心地良いインスト・ナンバー07に続く08は、『WEEKEND FLY TO THE SUN』から。オリジナルではこの曲の後に07のインストが続いていました。やっと迎えた週末のウキウキした感じが上手く表現されている曲ではないでしょうか。Neithan Eastの渋いベースが聴き所です。

『AFTER 5 CLASH』に収録されていたFUNKYなインスト・ナンバー09。佐藤 準のシンセ・ベースも良いですが、角松のギター・カッティングもなかなかのものです。

12インチ・シングル「DO YOU WANNA DANCE」のタイトル・ナンバー10。タイトル通りダンサブルなナンバーです。80年代半ば頃の角松のライブは本当に楽しかった!会場がまさにディスコ状態で皆で踊りまくってましたね。汗びっしょりになりながらも角松の音楽を体中で楽しんでいた時代でした。

『WEEKEND FLY TO THE SUN』からの11。なかなかスリリングな1曲です。Al Mackeyの軽快なギター・カッティング、Louis Johnsonならではのチョッパー・ベース、スピード感溢れるCalros Riosのギター・ソロが最高です。

ライブでは紙飛行機が乱れ飛ぶ定番曲12。ここに収録されているのは『ON THE CITY SHORE』に収録されているアルバム・バージョン。

ラストのバラード・ナンバー13は、『ON THE CITY SHORE』からの1曲。

こういうDJ入りのアルバムをCDで聴くというのは、味気無いような気がするのは私だけでしょうか・・・(笑)
やはりこれはカセットで聴くのが良いように思います。カーステレオやラジオでボリュームを上げると聞こえるヒスノイズというのも、ひとつの味になってラジオを聴いているという気分に浸れるような気がするんですよね。
角松のDJ入りの企画カセットは実はこれは正式には2作目。レコード化もCD化もされていない企画カセットが存在しました。それが『Surf Break from Sea Breeze』。1stアルバム『SEA BREEZE』(1981年)にカマサミ・コングのDJを入れたものです。出来栄えとしてはこちらの方がカマサミ・コングのDJが溌剌としていて好きなんです。しかし、今となっては聴くのは困難でしょう。デビュー当時から角松を聴いている私に対するご褒美として大事にしています。こちらは今でも簡単に入手出来ますので、夏向きの音楽を探している人にはお薦めです。
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最近、角松 敏生関連の記事を書いていなかったので久しぶりに書いてみようかと思います。
彼に興味の無い方は退屈な記事になってしまうと思いますが、ご容赦下さいませ(笑)
3月9日(日)22時54分~23時24分、TV東京(関東地方)の番組で一人の音楽アーティストを取り上げるドキュメント番組「みゅーじん/音遊人」で角松 敏生が取り上げられました。ファンの方の多くはご覧になったことでしょう。

番組HPの宣伝には、「今年でデビュー27年目の角松敏生。数々の名曲を世に送り出してきたサウンドマイスター、その究極の音楽哲学とは…?」と書かれていまして、これを読んだだけでどんな内容なのかは簡単に想像つきました(笑)
そしてその想像は見事に的中いたしました。だてに27年もの間、リアル・タイムで聴き続けてきた訳ではありませんでしたよ。普段は角松のMCが大嫌いな私ですが、意外とすんなり見れました。おそらく音への拘りがテーマだったのが幸いしたんだと思います。

彼が番組の中で語っていたことに関しては反論など全くありません。逆に角松のサウンドやミュージシャンへの拘りが好きだったからこそ、27年間も聴き続けてこれたんだと思っています。
角松の音への拘りは今も昔もスタンスは全く変わっておらず、その点に関しては尊敬に値しますし、個人的に大好きな部分でもあります。ただ、その拘りを現代の若者に伝えるのは容易ではないでしょう。我々の年代とは音楽の聴き方自体が違っているのですから・・・。
私のような年代の音楽好きな人にとっては当たり前のような音楽の聴き方が、今となればマニアックな聴き方と呼ばれてしまうのでしょう。聴き方がマニアックなのではなく、単に好きで聴いていたら自然に身に付いてきた聴き方なんですけどね(苦笑)
そんな時代において、聴く側の意識さえも変えようとする角松の姿勢は素晴らしいと思いますし、徹底的にサウンドに拘る姿勢は凄いの一言ですね。

角松の作り出すサウンドが素晴らしいのは昔からよく知っているんですが、最近の角松の音楽をつまらないと思う自分も現実にいます。これは自分でもはっきり認識しているんですよ。何が原因なのかも・・・。
私が音楽に求めるものは、トータル・バランスの良さなんです。メロディー(楽曲)、アレンジ(演奏)、そして歌モノであればヴォーカルの3拍子揃った曲が自分にとっての最高の音楽なんです。
はっきり言ってしまうと、最近の角松の曲のメロディーがつまらないんですよ。ただそれだけです。他に理由はありません。もちろん、これは好みの問題ですから、そうは感じていない人は気にせず読み飛ばして下さい(笑)
それでも「みゅーじん/音遊人」は楽しめた30分でした。ただ、知らぬ人が見たら"理屈っぽい野郎だな"と思われたかも知れませんけどね。まぁ、そこが角松っぽいのですが・・・。

最後に番組を見ていて非常に気になった点を2点ほど挙げておきましょう。
①ライブ映像を見ていて感じたんですが、抑え気味に歌う時に口を開けないような歌い方をしてました。これ最近の角松の特徴なんですが、これはいただけません。歯をくいしばるような口の形は、見た目も良くないですし、声だってまともには出ませんよ!
②最後に色紙にサインと自筆の一言が書かれてましたが、あの字の下手さ加減は半端では無かったですね。いい大人が書く字ではないですよ、あれは・・・(笑) 私も字は下手ですが、角松よりは数段上手いという自信はありますね。

今回は写真も無い地味な記事になってしまいました。また角松 敏生に興味の無い方にはよく分からん内容だったでしょうね。お詫びと言っては何なんですが、次回紹介するアーティストの予告をしておきましょうか・・・。それは"BaBe"です。知ってますかね?
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基本的に自分のお気に入りのアルバム(音楽)を新旧、ジャンルを問わず紹介していきたいと思っているのが"Music Avenue"なんですが、唯一の例外、つまり好き嫌いに関わらず紹介し続けているのが角松 敏生の作品です。それだけ彼の音楽が私に与えた影響というのは大きい訳で、デビュー以来ずっと全ての作品を聴き続けているアーティストです。
その角松 敏生が12月12日に新譜をリリースしたので紹介しておこうと思います。既に発表されたバラード曲の中から選ばれた12曲を、角松と深く関わりのあるミュージシャン達にプロデュースとリ・アレンジを依頼し、角松は歌うことに専念しているというバラード・コレクション・アルバム『Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』です。

実はこのアルバムに関しては、今までになく期待していた1枚でした。様々なミュージシャン達がいかにオリジナルを壊してくれるのか、非常に興味深かったんですね。選曲やミュージシャンの名前を見て、おそらくアコースティックなサウンドが多いだろうなとは予想していましたが・・・。
結論から言いますと、想像以上にオーソッドクスな仕上がりのバラード・アルバムでしたね。中にはこれは良いと思える曲も数曲ありましたが、トータル的にはオーソドックスだなという印象でしたね。

さて、これから書くことは現在の角松ファンの逆鱗に触れやも知れません。勿論反論のコメントは大歓迎です。私が活動解凍後の音楽を聴いて感じていた燻っていた"何か"が、歌うことに専念した本作を聴いてはっきりと見えた気がしたんです。
角松の歌声を"綺麗な歌声"と感じている人はいますでしょうか?少なくとも私は"綺麗な歌声"か"汚い歌声"かで分類するならば、失礼ながら"汚い歌声"に入ると思っています。そんな角松が活動解凍後になると歌に自信を持ってきているように思うんですね。決してそれが悪い訳ではなく、歓迎するべきことなんでしょうけど、私にとってはこれが裏目に出ました。
歌うことに自信が付けば当然歌うことが楽しくなるというのも理解出来るのですが、以前にも増して一人多重コーラスが増え、歌も自信の表れを感じるようになったことが私にとっては"くどさ"として聴こえてしまいます。綺麗な声ならまだしも角松の一人多重コーラスは私的にはかなり辛いものがあります。何度も書いてますが、コーラス向きの声ではないと思ってます。
このアルバムは、そんな角松のくどい歌声が印象に残ったというのが本音です(笑)

『角松 敏生 / Players Presents TOSHIKI KADOMATSU Ballad Collection』
01. You're My Only Shinin' Star / Produced by 小林 信吾
02. 海 - THE SEA - / Produced by 森 俊之
03. LIVE / Produced by 江口 信夫
04. もどり道 / Produced by 友成 好宏
05. 5000マイルのカウンター / Produced by 今 剛
06. SINGLE GIRL / Produced by 田中 倫明&大儀見 元
07. RAIN MAN / Produced by 森 俊之
08. 月のように星のように / Produced by チアキ、凡子&上地 一成
09. WHAT IS WOMAN / Produced by MAOCHICA (小林 信吾&友成 好宏)
10. これからもずっと / Produced by 松原 秀樹
11. 崩壊の前日 / Produced by 山内 薫
12. NEW YEAR'S EVE / Produced by 梶原 順
13. We're Together / Produced by 角松 敏生

名曲01。ピアノ、ハープそしてストリングスという美しい音色が特徴の小林 信吾のプロデュースとアレンジ曲ですが、美しさが際立つ演奏だけに角松との声のバランスが取れていないと感じました。このアレンジはインスト向き、例えばピアノでメロディーを奏でた方が映えた気がします。

森 俊之の素晴らしいアレンジ・センスが光った02。このアルバムの中でも評判の高い曲のようですが、それも頷けます。凝ったアレンジという訳でもないのですが、シンプルながらもオリジナルとは全く違う表情を見せるアレンジの手法に脱帽ですね。ただコーラスがくどいです(笑)

元々苦手な曲だった03。オリジナルよりも軽い感じになって聴きやすさは増したと思います。オリジナルに思い入れがない分、さらっと聴けてしまいますね。江口 信夫のプロデュースです。

ANNAに提供した04を友成 好宏がプロデュースしています。オーソドックスな感じに仕上がってますね。

今回1番期待していた今 剛プロデュースの05。先鋭的なアレンジを期待していたんですが、蓋を開けてみれば丸みをおびたアーシーな感じに仕上がっていて、少しがっかりしました。演奏自体は勿論素晴らしいのですが・・・。オリジナルがあまり好きではないだけに残念でした。

田中 倫明&大儀見 元プロデュースの06。これは結構お気に入りです。林 哲司のメロディー自体の持つ雰囲気を上手く活かしたフラメンコ風のリ・アレンジが見事です。どうせやるならこれくらいオリジナルからの変化が欲しいですね。

グルーヴ感の心地良い07は、森 俊之のプロデュース・ナンバーです。本当に素晴らしいセンスを持っていますね。オリジナルを良いと思っていなかったのに、これは凄く良いと思えますから・・・。角松のアレンジでは聴けないタイプの曲でしょう。お気に入りの1曲です。

アカペラによる08は、チアキ、凡子&上地 一成のプロデュース曲です。どうです?これがコーラスだと思うんですよね。美しいです。ところが歌いたがりの角松のコーラスが登場すると、一気に冷めてゆく私がいます(笑)

MAOCHICAのプロデュース・ナンバー09。聴く前からピアノ2本の演奏は判っていました。オオリジナルに思い入れが強いナンバーだけにシンプルすぎて物足りない感じです。この曲はオリジナルの完成度が高いだけに難しかったでしょうね。

松原 秀樹のプロデュースした10。アレンジが松原と森のコンビというのが良かったと思いますね。グルーヴの効いたアレンジが心地良いですね。R&B色を打ち出したリズム・アレンジにフィリー・サウンドを彷彿させるエレクトリック・シタールの音色が印象的です。

このアルバムで1番感動したのが、山内 薫プロデュースのこの11でした。本来重い曲なんですが、軽快なポップ風なサウンドのアレンジされています。私自身はこのテンポやサウンドの方が歌詞が伝わってきましたね。明日への希望や夢の大切さがオリジナルの何倍も心に沁みてきましたね。元気をもらえるような明るさが好きです。このアルバムの中でのNo.1ソングです。

ギターとコーラス・ワークだけのシンプルな12。梶原 順のプロデュース・ナンバーです。梶原 順の素晴らしいギター・プレイを堪能できますが、如何せんシンプル過ぎる気がしないでもありません。

唯一の新曲で、角松プロデュースによる13。アコースティックなサウンドが主体のミディアム・バラード曲です。典型的な活動解凍後の角松メロディーです。個人的には可も無く不可も無くといった感じの平凡な曲という印象です(笑)

全体的な印象としては非常に聴き易いアルバムだと思います。ただ、私には期待したほどではなく、ごく普通のバラード・ベストという感じの方が強かったですね。
現在の角松の音楽を良いと思っている人も沢山いるとは思いますが、私は活動解凍後の作品で震えがくるほどの音楽に出会えていません。今までは必ずアルバムを購入して聴いてきましたが、そろそろ潮時かなと感じる時もあります。それよりも80年代のアルバムをリマスターしてくれると個人的には非常に嬉しいのですが・・・(笑)
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Toshiki Kadomatsu vol.32_INCARNATIO ◇ 2007年 10月 14日
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久しぶりの角松 敏生ネタです。今回紹介するのは、リリースされた当時賛否両論、物議を醸し出したアルバム『INCARNATIO』(2002年)です。あくまでも個人的な印象ですが、このアルバムに対して否定的な意見や感想が多かったように思います。角松ファンの中にも、嫌いではないけど好きだとも言えないと感じている人も多いかも知れませんね。
活動解凍後のアルバムに対して、どうしてもしっくりと馴染めない作品が多い中で、私が解凍後のアルバムの中では1番好きだったりするのがこの『INCARNATIO』なんです。少し変わってますかね?(笑)

これも私個人の予想でしかありませんが、このアルバムに対して否定的な意見・感想が多かった理由としては、トンコリや三線という伝統的な民族楽器を大胆に取り入れたサウンドや独特な世界観の歌詞が、それまでの角松の音楽を愛聴してきた人でさえも戸惑わせたのかも知れませんね。
私は元々歌詞に関しては無頓着でして、特に解凍後の角松の書く歌詞は難解だと感じてますので好き嫌いの対象にはならないのですが、このアルバムでのサウンドの変化は大変興味深く面白いなと思っていました。多くの人が違和感を感じたであろう民族楽器や日本の伝統的な和楽器を取り入れたことも、取り立てて違和感を全く感じませんでした。
それはきっと、1970年代後半以降に横倉 裕、喜多嶋 修、HIROSHIMAという和楽器を取り入れたFUSION音楽を披露してくれたアーティスト(グループ)を好きで聴いていたからだと思います。

角松の音楽のベースはあくまでPOPSであって、そのPOPSに民族楽器や和楽器を単に楽器のひとつとして取り入れたというだけだと解釈しています。事実、トンコリや三線はその独特な音色からも世界に誇れる魅力的な弦楽器だと思っています。中には琉球音楽を意識した曲もあり、そういう曲においては逆に必要不可欠な楽器として用いられていますね。いずれにせよ、サウンド・アプローチとしては面白いと感じていました。

『角松 敏生 / INCARNATIO』
01. INASA
02. IZUMO
03. Prelude#1
04. 風車
05. Dawn
06. マレビトの浜 - Let's find out -
07. 常世へ続く川
08. アマヌサの海
09. AIJIN
10. Ways
11. Gazer
12. Prelude#2
13. 八月踊りの島
14. 鎮魂の夜
15. 太陽と海と月
16. Always Be With You (album version)

インスト・ナンバー01。出雲へ行ったことが無いので分かりませんが、おぼろげながら稲佐の浜をイメージさせてくれますね。しかもアイヌの民族楽器であるトンコリや沖縄の三線という出雲とは無縁とも思える楽器をメインに使用してイメージを表現しているのが面白いですね。

8分の7拍子という変拍子のナンバー02。何故こんな変拍子な曲を作ろうと思ったのか謎ですが、結構好きな曲の一つです。腕利きメンバーが揃っているので難なく演奏してますが、それでもどこか緊張感を感じる演奏が良いですね。8分の7拍子で思い出すのが、リー・リトナーのダイレクト・カッティング盤『Friendship』の中の「Sea Dance」。この曲の演奏も凄かったな~。

トンコリ奏者・OKI作曲によるインスト・ナンバー03。

風車がクルクル廻るような風を感じるアレンジが見事な04。角松のアレンジャーとしてのセンスの良さを改めて感じた1曲でした。ただ、個人的に保土田 剛のミキシングはそれほど好きではないので、少し残念ですが・・・。

タイトルとサウンド・イメージがぴったりくるナンバー05。こういうメロディーを書けるようになったというのは、ある意味角松の懐も深くなったということなんでしょう。好き嫌いがはっきり別れるタイプの曲だとは思いますが、私には魅力的で結構好きな曲です。

おそらく「マレビト信仰」をテーマに書いた曲であろう06。メロディーとしてはオーソドックスな聴きやすいPOPなナンバーです。アルバム『SUMMER 4 RHYTHM』に入っていても違和感のないメロディアスな曲ですね。太鼓類を上手く使ったアレンジが面白いです。

「それにしてもこのタイトルってどうなのよ?」って感じの07ですが、美しいメロディー・ラインを持った曲だと思います。OKIのトンコリや宮本 文昭のオーボエ、コーラスが効果的に使われているのと、小林 信吾のアレンジによるストリングスの美しさが印象的です。

バリ島のリゾート、アマヌサを歌った08。一種のリゾート・ミュージックという趣きのナンバーで、心地良いサウンドとメロディーに癒されますね。本田 雅人のサックス・ソロの音色が美しいのと松本 靖雄のバランスの良いミックスが素晴らしいですね。

軽快なポップ・チューン09。解凍後の角松を象徴するかのような曲だと思います。曲としては嫌いではないのですが、どうも保土田 剛のミキシングを私は好きになれないです。

打ち込み主体のミディアム・ナンバー10。サビのメロディーなど結構好きなんですが、やはりこの曲も保土田 剛のミキシングで、どうも音のバランスが好きになれないのが残念です。

角松の解凍後の多くの楽曲の中で1番衝撃を受けたのがこの11でした。大好きなナンバーです。お囃子などで使われるいわゆる"鳴り物"をパーカッションとして非常に上手く使っていて、角松のアレンジ・センスが1番光っている曲だと思います。往年の角松を感じさせるメロディーや構成も好みの理由かも知れません。アルバム中で歌詞が唯一好きなのもこの曲なんですね。

OKI作曲によるインスト・ナンバー12。

アイヌの言葉や宮古島の言葉を取り入れた独特なナンバー13。なかなかポップなナンバーで、好きなメロディーなんですが、コーラス部分は無くても十分良かった気もします。これも残念なことにミキシングが保土田 剛なんですね。気にならない人も多いでしょうが、私はどうもこの人のミックスの音は好きになれないです。

私が解凍後の角松で1番残念なのが、良いバラードが無い事です。もちろん個人的な好みの問題ではありますが・・・。この14もそんな1曲になっています。この手の曲を聴いていると似ている曲が多いような気がして仕方がありません。気持ちの良い音だなと思ったらお馴染み内沼さんのミキシングでした(笑)

ある種お祭りソング的で楽しい曲15。この頃から角松の沖縄かぶれが始まったような・・・。どうせやるなら琉球音階での曲作りと沖縄ミュージシャンとのコラボ・アルバムを作れば良いのにと思いますね。わざわざ自分のアルバムに入れる必要性を感じないタイプの曲だと思ってます。

シングル曲のアルバム・バージョン16。可も無く不可も無いという感じで、09同様解凍後の角松らしさを感じる曲ではありますね。

このアルバムがリリースされた当時、角松本人も自信作と言っていただけあって、ボリュームや内容の濃い作品だと思います。メロディーも好きなものが多いですし、特にアレンジの緻密さやアイディアに関しては解凍後ではずば抜けて良いような気がします。ただ残念なのは、エンジニアを複数起用していることですね。トータル的なバランスで考えれば一人に固定すべきだったと思いますね。個人的に保土田 剛の音が好きではないというのもありますが、どうせなら松本 靖雄に全部任せた方がより統一感が出たような気もします。
いずれにせよ、解凍後のアルバムで1番好きなアルバムですし、完成度の高いアルバムだと思います。このCDがラックの中で眠っている人も多いと思いますが、たまには引っ張り出して聴いてみては如何でしょう?新しい発見があるかも知れませんよ。
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今回紹介する角松 敏生関連の音源は、1987年12月にリリースされた12インチ・シングル「SHE'S MY LADY」です。1985年リリースのアルバム『GOLD DIGGER』以来、度々角松のレコーディングに参加していた名ドラマー・ヨギ・ホートンが1987年6月に投身自殺で亡くなった為、急遽追悼盤としてリリースされた12インチ・シングルです。

何故ヨギが自殺したかは分かりませんが、「SHE'S MY LADY」は、ヨギが1987年3月頃にボブ・ジェームスのバックとして来日した際レコーディングされたようです。
角松のオリジナル曲で英語詞というのは多分この曲が初めてでしょう。どのような背景があって、英語詞の曲を作ったかは定かではありませんが、元々発表する目的でレコーディングされたものではないようです。
ジャケットのヨギと角松の写真のヨギの笑顔を見ている限りでは、自殺するようには見えないですね。
それだけ角松のショックも大きかったのかも知れません。角松とヨギの最後のセッションを12インチ・シングルという形でリリースしましたが、やはり急遽決まった話なんでしょう、このシングルには、歌詞カードも付いていない(裏ジャケットに歌詞・クレジットは記載されていますが・・・)し、デザインも非常にシンプルなのが逆に物悲しいですね。

「SHE'S MY LADY」は、ダンサブルなFUNKYなナンバーです。当時、角松の得意とする曲調ですが、UNLIMITED TOUCHの「HAPPILY EVER AFTER」という曲にそっくりだとか・・・。私はオリジナルを聴いたことが無いので何とも言えませんが、この辺りの音楽を元ネタにしていても不思議ではないでしょう。ヨギの追悼盤という事で、目玉はB面に収録されていた「SHE'S MY LADY - Extended Power Drum Mix -」でしょう。ヨギのドラムをリミックスによって、よりパワフルに仕上げたものですが、この迫力は圧巻です。

「角松 敏生 / SHE'S MY LADY」
Side. A :
01. SHE'S MY LADY (Radio Mix)
02. SHE'S MY LADY (Dub Version)
Side. B :
03. SHE'S MY LADY (Extended Power Drum Mix)

01はベスト盤『1981~1987』に収録されているのと同じバージョンですが、02と03はCD化されていません。追悼盤ということで、今後この12インチ・シングルの音源が改めてCD化されることはないでしょう。
それだけにアナログ盤を聴ける状態を残すか、デジタル化して音源を残しておこうと思っている1枚です。
そう言いながらも、実はまだデジタル化しておりませんが・・・(笑)
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夏休み中の為、心置きなく夜更かしできるのが嬉しい限りです(笑)
夜更かしついでに本日2本目の記事を書いてしまいます。今回は角松 敏生関連記事です。
"TOSHIKI KADOMATSU"のカテゴリでの30本目の記事となる今回は、彼の初のビデオ作品を選びました。1993年に発売された『TOSHIKI KADOMATSU 1993・1・27 FINAL CONCERT TOUR Vol.1 / Vol.2』のビデオ2本です。

このビデオは、1993年にアーティストとしての活動を凍結した角松 敏生が、凍結前に行ったファイナル・コンサート・ツアーの最後となる1993年1月27日に武道館で行ったラスト・コンサートを収録したものです。このツアーは、MCがほとんど無いという珍しいツアーでしたが、流石にラスト・コンサートでは活動凍結に関しての説明があり、ビデオではさらに凍結するに至った心境なども語られていました。

このビデオが発売された当時、結構繰り返し見ました。しかし、悲しいかなビデオ・テープという耐久度に難のある媒体であった為、ビデオを見る時は一度再生したらテープが終了し、自動的に巻き戻すまで一切早送りや巻き戻しをしないように細心の注意を払ってました。
今はDVDに焼いて、理屈っぽい角松のMCや語りが苦手なのでその部分にはチャプターを打って飛ばせるようにしています(笑)

このビデオで強く印象に残ったシーンは、Vol.2に収録されているシーンで、コンサートの終盤に角松が活動凍結について説明している時に男性ファンの一人が「ガタガタ言ってないで続けりゃいいんだよ!!!」という野次に対し、角松が怒り心頭に発してモニター用のスピーカーを蹴飛ばすというシーンでした。
多くの角松ファンはこの野次に対して、心無いファンの言葉と受け取った人も多いでしょうね。
しかし、私は違いました。正直なところ、「よく言った!」という気持ちでしたね。
彼の発した言葉はコアな角松ファンの本心だと思うのです。
アルバム『あるがままに』を聴いて、角松がこのアルバムをある女性一人に向けて思いの丈をぶつけたアルバムであったことは、ライナーを読んだり曲を聴けば容易に想像できましたし、アルバム『君をこえる日』を聴いて角松の思いが、結局その女性には届かなかったというのも分かりました。そして、角松の出した結論は"活動凍結"・・・。

野次を飛ばした彼の言葉の裏には、「私生活のゴタゴタは我々ファンには関わりの無い事ではないのか?プロならばどんな状況でも創作は続けるべきではないのか?」という意味が隠されていたように思えるのです。
しかし、当時の角松の精神状態ではファンの人に良い曲、良い音楽を届けられないという、音楽やファンに対する誠実な気持ち・想いは立派ですし、十分に理解出来るのです。
だからこそ、野次に対して角松が怒ったことにすごく寂しい気持ちになったのも事実なんです。
なんだかんだ言っても、私的なトラブルが引き金となって活動を凍結するというのは、やはり角松の我侭、あるいは身勝手だと受け取られても仕方がないと思うのです。

私個人的な想いですが、あの野次を受けた時に怒るのではなく真摯に受け止めて「君の気持ちも分かる。申し訳無く思っている。しかし、今のままでは君が喜んでもらえるような曲はとても書けそうにない・・・。暫く時間をもらえないだろうか?」と言って欲しかったですね。
私が角松のMCが苦手になったのは、実はこのビデオに端を発しているんです。
確かに当時は若気の至りということもあったでしょうが、私にはトラウマになりました(笑)

『TOSHIKI KADOMATSU 1993・1・27 FINAL CONCERT TOUR Vol.1』
01. Yokohama Twilight Time
02. さよならなんて絶対言わない
03. 君を二度とはなさない
04. I Can Give You My Love
05. Ramp In
06. This Is My Truth
07. Lost My Heart In The Dark
08. It's Hard To Say Good-Bye

『TOSHIKI KADOMATSU 1993・1・27 FINAL CONCERT TOUR Vol.2』
01. What Is Woman
02. Take You To The Sky High
03. 時の挽歌
04. 君をこえる日
05. あるがままに
06. Still I'm In Love With You
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