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カテゴリ:Toshiki Kadomatsu( 41 )
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今回紹介する角松 敏生のアルバムは、私には珍しく活動解凍後のアルバムです(笑)
2003年にリリースされた『SUMMER 4 RHYTHM』です。このアルバムがリリースされる前に、角松自身が「大マジメに80年代のパロディを作る」と語っており、興味を惹かれたアルバムでした。
しかし、"大マジメ"という言い回しに若干の引っかかりを感じていたのも事実でして・・・。私としては単に"パロディ"でも良かったのですが(笑)

「大マジメなパロディ」というのがいかにも角松らしい訳ですね。つまり頑な男である角松は、サウンド的に80年代を意識しているが、楽曲は現在の角松節であることを「大マジメなパロディ」という言葉で表現していた気がします。80年代初め頃の、あの眩しいくらいに輝いていた楽曲を想像してしまいがちですが、用心深い私はそうは思っていませんでしたので特別失望もしませんでしたが・・・。
夏に似合う楽曲も多く、爽やかな仕上がりになっていますので、この季節に十分楽しめる1枚だと思います。

"Summer 4 Rhythm"の"4 Rhythm"は、沼澤 尚(ds)、青木 智仁(b)、浅野 祥之(g)、小林 信吾(key)の4人。この4人のミュージシャンを中心に作られたアルバムです。

『角松 敏生 / SUMMER 4 RHYTHM』
01. BEAMS
02. All'n All
03. 真夜中の太陽
04. 珊瑚の風
05. 波をこえて ~Over the Wave~
06. Make it higher
07. 主張♯1
08. YU-NAGI
09. 桃色の雲
10. Last Flight (Album Version)
11. Gratitude
12. 君のためにできること

静かなイントロから軽快なギター・カッティングが入ってくるサウンド・メイキングはいかにも80's風な01。夏に、海にピッタリな爽快感のあるナンバーで、オープニングに相応しい曲です。

イントロでの青木 智仁のベースとギター・カッティングが印象的な軽快なナンバー02。80年代の香りもするものの、メッセージ性の強い歌詞は昔と明らかに違いますね。ギター・ソロは角松自身で、サックス・ソロは本田 雅人です。

またもご機嫌なギター・カッティングで始まる03。現在進行形の角松の楽曲に、80年代のエッセンスをふりかけた典型的な1曲と言えるナンバーかも知れません。

OKIのトンコリをフィーチャーしたアコースティックな04。琉球音楽にどっぷり嵌っていった角松ならではのナンバーですね。心地良い揺らぎを感じる1曲です。

杏里に提供したナンバーのセルフ・カヴァー(?)したバラード曲05。決して悪い曲では無いのですが、解凍後の角松の楽曲にはこのようなパターンの曲が多い気がするのは私だけでしょうか・・・。

凝ったリズムのグルーヴィーなナンバー06。腕利きミュージシャン4人の本領発揮といった感じの曲ですね。沼澤 尚のドラミングに注目して欲しい1曲です。

沼澤 尚のタイトなドラミング、軽快なギター・カッティングが印象的な07。80年代というよりも現在の角松らしさが全開な曲だと思います。アレンジはかなり好きな曲です。

タイトルと曲調、特にアレンジが若干チグハグな印象を受けるミディアム・ナンバー08。

アルバムの中でも好きなナンバー09。曲調は明らかに現在の角松のものですが、アレンジとのバランスが良いですね。夏というテーマを別にしてもこういうタイプの曲は心地良く聴けますね。

名バラード「RAMP IN」のアンサー・ソング的な趣きのある10。「RAMP IN」の雰囲気をそのまま引き継いだようなアレンジが見事です。

11、12のようなメッセージ性の強い曲は正直苦手です。角松の弾くジャカジャカのアコギの音も苦手なのでレビューは省かせて下さい(笑)

夏がテーマになっていますが、夏らしさを感じさせるのは前半だけというのがちょっと物足りなさを感じますね。何だか夏らしい輝きが前半に集中している気がします。
アレンジも80年代を彷彿させるものが多いのは個人的に嬉しいのですが、ミキシング・エンジニアが松本 靖雄と川澄 伸一の二人になっています。二人とも優秀なエンジニアですが80年代の角松サウンドと言えば大御所・内沼 映二のミキシングによるサウンドのイメージが強く、この音のバランスでは物足りなさを感じてしまいます。
解凍後の作品はあまり季節感を感じるアルバムが無いので、夏に似合うアルバムというのは個人的には嬉しいですし、解凍後のアルバムの中では数多く聴いている1枚です。
しかし、よく聴くのは初回特典のスペシャル・ディスク『SUMMER TIME ROMANCE Ⅱ?~Summer Night Romance~』だったりします(笑)
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今回紹介するのは、1990年にリリースされた角松 敏生の2枚目のギター・インストゥルメンタル・アルバムとなる『LEGACY OF YOU』です。
1987年にリリースされた1枚目のインスト・アルバム『SEA IS A LADY』も夏らしいFUSION系のアルバムで、現在でも角松ファンやFUSIONファンにも評判の高いアルバムでした。今でも『LAGACY OF YOU』よりも『SEA IS A LADY』の方が好きだという方も沢山いらっしゃいますね。夏らしいFUSIONアルバムという観点では『SEA IS A LADY』でしょうね。
しかし、『LAGACY OF YOU』は様々なアイディアが施されたアレンジや楽曲の完成度、そして何より固さの取れたギター・プレイは前作を凌ぐ出来栄えだと思ってまして、個人的に大好きなアルバムです。

前作では、リスナーに極上のFUSIONサウンドを届けるべく、シンプルな構成で演奏に重点を置いていたように感じますが、今作では各々の曲のイメージ(サブ・タイトルに付いている女性と言った方が正しいかな・・・笑)を大事にした音作りがされているように感じます。アレンジ的に凝った曲が多いという印象があります。

参加メンバーはベテラン勢に加えて、角松と同年代のミュージシャンも数多く参加しているのも特徴です。
村上 秀一(ds)、石川 雅春(ds)、鈴木 茂(g)、浅野 祥之(g)、梶原 順(g)、青木 智仁(b)、佐藤 博(key)、小林 信吾(key)、友成 好宏(key)、斉藤 ノブ(per)、本田 雅人(sax)、春名 正治(sax)等が参加しています。

『角松 敏生 / LEGACY OF YOU』
01. Premonition of Summer (KIYOMI)~Suma (MIDORI)
02. 飛翔 (SAYURI)
03. At Canal St Club (MISAKO)
04. 流氷 (YURIKO)
05. Mystical Night Love (CHISATO'S Dream)
06. Tsugaru (KEIKO)
07. Stress by ストレス (CHISATO M.)
08. Twilight River (YUKARI)
09. Daylight of Alamoana (YUKO)
10. NH-CA's Struttin' (Crossing at Airport) (SANAE)
11. Parasail (at Ramada Beach) (REIKO)
12. SATO

シンセ・サウンドと角松の多重コーラスによる短い"Premonition of Summer"とメドレー形式で始まる"Suma"で構成された01。"Suma"は独特なギター・カッティングが印象的で、夏らしい爽やかなナンバーです。村田 陽一のトロンボーン・ソロ、数原 晋のトランペット・ソロ、難波 正司のシンセ・ソロ、そして角松のギター・ソロとソロ・プレイが堪能出来るナンバーです。

飛行機が上昇して、雲を抜け晴れ渡った空へと辿り着いた時のような爽快感のある02。大谷 和夫のアレンジによるストリングスが目立ちませんが美しく、メロディーを際立てていますね。青木 智仁のいかにも彼らしいスラップと友成 好宏のシンセ・ソロが素晴らしいです。

打ち込みによるリズムを軸にアコースティック・ギターをフィーチャーした03。こういう曲調は打ち込みで無い方がより味が出たのでは?と思います。ただ、角松のギター・プレイは固さを感じさせなくて、心地良く耳に届きます。林 有三のピアノ・ソロ、本田 雅人のサックス・ソロも良いのですが、角松のセリフは余分な気が・・・(笑)

タイトルは夏らしくありませんが、サウンドは清涼感溢れる04。ギターの音色も若干ロック色が強いのも面白いですね。村上 秀一のドラミングとおそらく春名 正治であろうサックス・ソロ、そして青木 智仁のベースに小林 信吾のピアノと聴き所の多いナンバーになっています。

しっとりとしたバラード系ナンバー05。角松のギター・プレイはラリー・カールトンを相当意識しているように思います。メロディーをセミ・アコ系のギターを使っているような気もしますが、自信はありません。情感豊かな本田 雅人のサックスにも注目です。

最初に聴いた時に最も感動し、今ではアルバム中で1番好きなのが06です。夏やブルー・ラグーンの海を連想させる曲を書いたり演奏するというのは意外と簡単な気もしますが、日本海の荒れた海を連想させる曲というのはそうはありません。特に高橋 竹与という女性の津軽三味線奏者の素晴らしい演奏とその演奏をサンプリングで使うという斬新なアイディアには驚きました。津軽三味線の音が大好きでして、実は高橋 竹与は盲目の天才津軽三味線奏者である故・高橋 竹山の愛弟子で、現在は二代目・高橋 竹山を襲名しているのです。今思えば贅沢なコラボレーションな訳です。打ち込みと村上 秀一のドラムのアンサンブル、三味線と青木 智仁のスラップの絡み、スリリングな角松のギター・プレイも素晴らしく、かなり完成度の高い作品だと思っています。

イントロの穏やかな雰囲気から一変し、変拍子の難しいナンバー07。演奏する側にとっては緊張を強いられるタイプの曲かも知れません。角松のギター・ソロもなかなか良いですが、鈴木 茂のスライド・ギター・ソロはベテランの味があって良いですね。聴いているコチラがストレス溜まりそうな1曲です(笑)

心が穏やかになるような心地良さを感じる08。角松のギターと本田 雅人のサックスによるユニゾンのメロディーが印象的です。コーラスの角松のバックでお馴染みの宮浦 和美と高橋 香代子の二人が参加しているのですが、角松の多重コーラスよりずっと好きなので余計心地良く聴こえますね。

打ち込みとシンセ、そして角松のギター、E.シタールのみで演奏されている09。シタールの音色を上手く活かしたナンバーだと思います。

どこか旅行へ出かける時のワクワクした感じを音楽で表現したら、こういう音楽になるんじゃないかと思う10。石川 雅春と青木 智仁のリズム隊が大活躍なナンバーで、他にも本田 雅人のサックス、友成 好宏のオルガン、数原 晋のフリューゲルのプレイも曲を盛り上げます。この曲のアレンジは素晴らしいですね。この曲も大好きな1曲です。

コーセーのCMのイメージ・ソングに採用され、先行シングルとしてリリースされた11。夏・海を強烈に感じさせる、まさにSummer Fusionという感じの爽快なナンバーです。上のジャケット写真:右がCDシングル盤ですが、このアルバムで収録されているのとは別ヴァージョンです。アルバム・テイクでは石川 雅春、青木 智仁のリズム隊が参加していますが、シングルは打ち込みです。聴き比べると面白いですよ。ちなみに個人的には、よりラテン色が強く感じるシングル・バージョンが好きです。

哀愁漂うバラード12は、角松のアコースティック・ギターと佐藤 博のピアノ、エレピ、そして大谷 和夫のアレンジによるストリングスというシンプルな構成です。そんな中で圧倒的な存在感なのが佐藤 博のピアノですね。まさにワン・アンド・オンリーなプレイです。

今回この記事を書くにあたって、『SEA IS A LADY』と『LEGACY OF YOU』の2枚を連続して聴きました。『SEA IS A LADY』の方が確かに聴きやすいですね。しかし、初めてのインスト・アルバムの制作、憧れの村上 秀一との初共演というのもあってか、どこか緊張感が抜けない感じがします。角松らしからぬ遠慮が感じられるんですね(笑)
ところが、『LAGACY OF YOU』では遠慮が無くなり、まさにやりたい放題って感じがして聴いてると楽しいです。インスト・アルバム第三弾の構想もあったようですが、様々な悲しい出来事で流れてしまったという話も聞きました。いつの日か、また爽やかな夏向きのインスト・アルバムを作って我々に届けて欲しいなと心から願っています。
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角松 敏生が1982年4月にリリースした2枚目のシングル「FRIDAY TO SUNDAY」を紹介しましょう。同じ1982年4月に2ndアルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』が先にリリースされ、少し遅れてシングルがリリースされたと記憶しています。
デビューから今日迄角松の音楽を聴き続けていますが、そのきっかけとなったと言うか角松 敏生というアーティストに本気に注目しだしたのが、アルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』であり、シングル「FRIDAY TO SUNDAY」でした。

プロデュース、アレンジ、ミュージシャンの起用に関しては全て人任せの頃のアルバムなので、自分でプロデュースを行うようになった3rdアルバム『ON THE CITY SHORE』(1983年)以降のアルバムで、角松の音楽を聴くようになった人には馴染みや興味が薄いのか、あまり話題にならないのが2ndアルバム、2ndシングルだという気がしています。
ところが私にとってはとても重要なアルバムかつシングルでなのです。角松 敏生のソング・ライターとしての才能の高さを感じた作品でしたし、コンセプトもしっかりした作品という意味では、数多い角松作品の中でも群を抜いているのではないかと思っています。

『WEEKEND FLY TO THE SUN』は、ウィークデーをコンクリート・ジャングルで仕事をしている若い会社員が週末にはリゾート地へバカンスへ繰り出すという1週間の流れが題材になっています。そしてアナログ盤A面では、ウィークデーの都会での一日の生活を時系列に作品で表現し、アナログ盤B面で花の週末を迎えてパッと遊びにくりだす感じが表現されています。
当時学生だった角松が、会社員の1日や週末のワクワク気分、不倫や切ない恋を実に素晴らしい歌にしています。このソング・ライターとしてのセンスには驚かされましたね。
そして、アルバム2枚目にしての海外録音ですが、当時誰もが一緒にやりたがったTOTOやAIRPLAYの面々ではなく、クインシー・ジョーンズ一派とも言える面々を集めたのも結果的に成功だったと思っています。
これはアレンジャーであるTOM TOM84(トム・ワシントン)の功績が大きいと思います。
CDの音の悪さを除けば、初期作品ではかなり完成度の高い作品だったと思います。

「角松 敏生 / FRIDAY TO SUNDAY」
Side. A : FRIDAY TO SUNDAY
角松 敏生作詞・作曲 / TOM TOM84編曲
Side. B : I'LL CALL YOU
角松 敏生作詞・作曲 / TOM TOM84編曲

「FRIDAY TO SUNDAY」はアナログ盤B面の冒頭を飾った曲で、まさに海へ向かう高揚感を感じる軽快なナンバーです。これからの季節、ドライブにも最適な1曲です。ジョン・ロビンソン(ds)、ネイザン・イースト(b)、アル・マッケイ(g)、カルロス・リオス(g)、ディーン・ガント(key)という渋い顔触れと一緒に演っていたのは日本では角松くらいでしょうね。テイクはアルバムと同じものですが、アルバムではメドレーで間奏曲が入っていましたね。

「I'LL CALL YOU」はアルバム未収録でした。このオリジナル・テイクはCD化されていませんね。『1981~1987』に収録されていたバージョンとは雰囲気がかなり違います。当時から角松はTOM TOM84のアレンジはあまり好きでは無かったようですが、私はオリジナルの方が好きですね。A面とほぼ同じメンバーですが、ベースはエイブラハム・ラボリエルです。軽快で好きな曲ですが、アルバムの構成から考えるとアルバム収録から外したのは正解だったと思います。

あまり過去の音源に関してのリマスター等に関心のない印象を受ける角松ですが、このアルバムはぜひリマスターして欲しい1枚です。音がクリアになればかなりの完成度になると思います。
そして、毎回のように書きますがぜひアルバム未収録、CD化されていないシングル曲のオリジナル・バージョンをリリースして欲しいと切に願っています(笑)
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今回紹介するのは、角松 敏生が1983年5月にリリースした3rdアルバム『ON THE CITY SHORE』の先行シングルとしてリリースされた「スカイ・ハイ (Take You To The Sky High)」です。
ライブでこの曲が歌われると、会場中を紙飛行機が乱れ飛ぶことでもファンの間ではお馴染みの盛り上がるナンバーですね。

面白いのはタイトルで、このシングル・レコードだけが「スカイ・ハイ (Take You To The Sky High)」という名が付けられており、アルバムに収録されている同曲の曲名は「Take You To The Sky High」になっており、以降「Take You~」に統一されているようです。何故シングル盤のみ「スカイ・ハイ」と付けたのか理由は分かりませんが、おそらく憶えやすいようにという事だったのかも知れませんね。「スカイ・ハイ」と言えば1975年に大ヒットしたジグソーの曲を思い浮かべる人も多いでしょうね。その辺の事情もあって「Take You To The Sky High」に統一したのかなと勝手に想像しております(笑)

この曲は当時カミソリのCMで使われており、ジャケットはそのCMで使用された映像からのものです。夏向けの爽快なナンバーで、今日のような快晴の日やこれからの季節にピッタリなナンバーと言えるでしょう。B面曲「LONELY GOOFEY」もサーフィンをモチーフに作られた曲で、同じく夏によく似合う曲です。
ただ、残念なのはこのシングルで聴くことの出来るオリジナル・テイクはCD化されていません。『ON THE CITY SHORE』には「Take You~」のアルバム・バージョンが収録されており、『1981~1987』にはベースはオリジナル・テイクですが、一部リテイク、エディットが施されていますし、「LONELY GOOFEY」も『1981~1987』ではリテイクなどの手が加えられています。
このオリジナル・テイクを聴くと、確かにまだ歌も拙くて心もとないですが、それでも若さという勢いがあってこの曲にはその勢いが似合っていると思っているのですが・・・。
いわゆる未完成の良さみたいなものを感じるんですよね。

過去に紹介してきた角松のシングル盤には、CD化されていない作品がかなりありまして、もう何度も書いてきていますが何故CD化しないのかが解せないですよね。当時も今もやはりシングルというのはセールス面においても重要なモノです。当然レコード会社も自信作をリリースしてくる訳ですから、仕上がりの悪い曲のはずが無いんですね。こういう音源をファンの為にも何らかの形でリリースしていくべきだと思うのですが・・・。

「角松 敏生 / スカイ・ハイ (Take You To The Sky High)」
Side. A : スカイ・ハイ (Take You To The Sky High)
角松 敏生作詞・作曲・編曲 / 佐藤 準ブラス編曲
Side. B : LONELY GOOFEY
角松 敏生作詞・作曲・編曲 / 佐藤 準ブラス・ストリングス編曲

「スカイ・ハイ」は、まさに真っ青な空を飛んでいるかのような爽快感溢れるナンバーで、間奏での数原 晋の素晴らしいトランペット・ソロを聴くことができます。アルバム・ヴァージョンではシンセ・ソロに変わっていました。個人的にはトランペットの方が曲調に似合っていると思います。

「LONELY GOOFEY」は、角松がサーファーの友人に捧げた曲らしいですね。初期の角松らしい曲のひとつと言えるかも知れませんね。3連風バラード曲です。『1981~1987』に収録された同曲では、角松自身がドラムを叩いていました。

この2曲に関しては、歌は拙いもののやはりオリジナル・テイクが1番好きですね。リアル・タイムで聴いてきたという思い入れも、もちろんあるとは思いますが・・・。
ぜひ角松の音楽を愛する多くの人に、聴き比べてもらいたいなと思います。結構面白いですよ。
その為にも未CD化のシングル音源をぜひとも何らかの形でリリースして欲しいものです。
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今回紹介するのは、2001年8月22日、23日に東京ビッグサイト西屋外展示場で催された角松 敏生のデビュー20周年記念ライブ(22日は台風の為中止)のチケット購入者に配られた非買品のCDシングル2枚です。
この20周年記念ライブは1日目が活動凍結前までの1981年から1993年までの楽曲を中心に、2日目は解凍後の楽曲中心に構成されて演奏される予定でしたが、1日目は生憎の台風上陸、中止となってしまいました。ただ、ライブ開始時間には晴れていたんですけどね・・・。1日目を楽しみにしていたファンも多く(私もその一人でしたが)、非常に悔しい思いをしたことでしょう。杏里もゲストで登場する予定だったので、残念でなりませんでした・・・当時は。
後にリベンジ・ライブが行われ、その際に十分に堪能させてもらいました(あのライブは最高だったな・・・)

さて、このシングル2枚はジャケット写真左の赤いジャケットがライブ1日目のチケット購入者に配布されたもので、青いジャケットが2日目のライブ・チケット購入者に配布されたものです。
何だかジョージ・ハリスンの『Living in the Material World』みたいなジャケットですが・・・(笑)


「Toshiki Kadomatsu 20th Anniversary / BF 1981~1993」(赤ジャケ)
01. これからもずっと
02. YOKOHAMA Twilight Time - 2001 Remix

ミディアム・バラードといった趣の01。活動凍結前、凍結中、そして解凍後を通して角松を支え、応援し続けてくれたファンへの感謝の気持ちを歌にしているようです。打ち込みのリズムを軸に美しく厚みのストリングス系のシンセ・サウンドが特徴で、優しい感じのナンバーです。

2001年6月にリリースされた20周年記念シングル「心配」のカップリングだった「YOKOHAMA Twilight Time ~20th Anniversary Version」のリミックス・ヴァージョンの02。やはり注目はこの曲でしょう。デビュー・シングルのレコーディング時のミュージシャンを集め、オリジナルのアレンジに忠実だった「20th Anniversary Version」とは違って、ハウス・ミュージック風にリミックスされています。とは言え、全く違う曲に仕上がっていると言っても良いものです。今 剛の軽快でキレのあるギター・カッティングはそのままですが、ドラムやベースは打ち込みに変えられており、ヴォーカルもエフェクト処理されています。これは「YOKOHAMA Twilight Time ~ Drum'n Bass Version」と言った方が良いかも知れませんね。名曲はどんなスタイルでも格好良いものですね。当時気に入って結構聴いてました。


「Toshiki Kadomatsu 20th Anniversary / AF 1993~2001」(青ジャケ)
01. Walk away
02. YOKOHAMA Twilight Time - 2001 Remix

「これからもずっと」が感謝の気持ちを表現したものなら、01はある意味、過去への決別と今後の角松の目指すべき方向性を示唆した歌かも知れません。格好にとらわれずに人の心に沁みる歌を作っていきたいという願望が込められているように感じました。この歌はメロディーも好きですし、アレンジもAOR調で大好きな曲です。

02は赤ジャケと同じものです。

この記事を書くので久しぶりに引っ張り出して聴きましたが、「YOKOHAMA Twilight Time - 2001 Remix」はやはり格好良いですね。早速MP3に変換してオーディオ・プレイヤーの取り込むことにしました。
色んな楽曲のリミックス・バージョンを集めて、リミックス・アルバムをリリースするのも面白いかも知れません。まぁ、可能性としては低いでしょうけど・・・(笑)
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今回紹介するのは、前回の「THE BEST OF LOVE」に引き続きシングル・レコードを紹介します。1985年6月にリリースされた角松ファンにはお馴染みの名曲「NO END SUMMER」です。この曲は1985年5月にリリースされた5作目のオリジナル・アルバム『GOLD DIGGER』に最後に収録されていた曲ですが、アルバムに収録されているのとは異なったテイクです。またもこのシングル・レコード・ヴァージョンは未CD化です。

このシングル・レコードが発売された当時、この「NO END SUMMER」はフジテレビ系の人気番組「なるほど!ザ・ワールド」のエンディング・テーマに使用されていました。ジャケット写真の左下に「なるほど!ザ・ワールド」のロゴ・マークが印刷されています。
この「NO END SUMMER」のシングル・レコード・ヴァージョンの特徴は、この曲のハイライトでもあり、ライブでは観客と角松との間で掛け合いで歌われる終盤のリフの部分♪Love is you, Love is me, Love is neighbor, Love is the everything♪が角松の多重録音のコーラスで掛け合いを行っており、しかもアカペラ部分もあるところ。そして、角松お得意の音飛びエディット(と勝手に呼んでいるのですが・・・笑)が施されています。私は『GOLD DIGGER』、『1981~1987』に収録されているものより、このシングル・バージョンが1番好きなんですが何故かCD化されておりません。

B面の「YOU'RE NOT MY GIRL」は、前回紹介したシングル・レコード「THE BEST OF LOVE」のB面にPowerful Remixバージョンが収録されていましたが、これはそのオリジナル・テイクです。
後にベスト盤『1981~1987』にこの曲も収録されますが、間奏のシンセ・ソロ以外はリテイクされたものなので、オリジナル・バージョンはやはり未CD化という事になります。

「角松 敏生 / NO END SUMMER」
Side. A : NO END SUMMER
Side. B : YOU'RE NOT MY GIRL

私は角松 敏生が作ってきた作品が大好きな人間ですので、同じ曲であってもアレンジが違っていれば当然新鮮な気持ちで聴けますから存在する全てのテイクを聴きたいと思います。
当然、同じ思いの角松ファンは沢山いらっしゃるでしょう。幸いなことに私の場合、古くから聴き続けていますし、シングルとアルバムではテイクを変えるという角松の拘りを知っていたので両方を聴く事が出来ています。
しかしながら、それが出来ない多くのファンがいます。現在の音楽、これからの音楽も勿論大切だとは思いますが、そういったファンの為にもシングル集という形でリリースしてもらえないかと思う次第です。アーティストの拘りを見せるという意味でも有意義な事だと思うのですが・・・。

さて、次回は何を取り上げようか・・・思案中です(笑)
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今回紹介するのは、1986年のゴールデン・ウィークにリリースされた7枚目のシングル「THE BEST OF LOVE」です。1986年6月にリリースされたアルバム『TOUCH AND GO』からの先行シングルとしてリリースされました。

ところで皆さんはシングル盤というのを買う方ですか?それともアルバムに収録されるであろうとアルバムがリリースされるまで待つ方ですか?
シングル盤の場合、アルバムの先行シングルとしてリリースされるケースとアルバム発売後に収録曲をシングル・カットするケースの2通りが一般的ですね。もちろんシングル発売だけでアルバムに収録されないケースもありますが、稀なケースだろうと思います。レコード会社からすればシングルとアルバムの両方売れることが1番良いのでしょうが、当時の日本の音楽業界(今もかな)ではシングルの売上を重要視していた気がします。

ただ、購入する側からすると先行シングル盤を買ってアルバムを購入した場合、シングルと同じテイクのものがアルバムに収録されていると何だか損した気分になりますよね。
特に歌謡曲なんて3~4ヶ月に1枚のペースでシングル曲がリリースされていたので、酷い場合ですとアルバムにシングル曲がカップリング曲を含めて4曲ぐらい収録されてるケースもありました。こうなると純粋に新曲として楽しめるのが5~6曲程度になってしまいます。

そんな購入する側の気持ちを汲んでかどうか不明ですが、角松の場合はシングルとアルバムとでは同じテイクを使用するのを極力避けていたようです。
もちろんレコード会社の戦略かも知れませんが、私は角松の拘りだったろうと思っています。別テイクであったり、リミックスを施して新鮮な気持ちで聴けるように配慮されてましたね。

さて前置きが長くなりましたが、今回紹介するシングル「THE BEST OF LOVE」もアルバム収録テイクとは異なっています。その辺のことが予想できたので、マニアとしては迷わずシングル盤を購入しました。そしてアルバムがリリースされた時に、シングル・テイクとどこが違うのかを聴き比べるのも楽しみのひとつでした(笑)

「角松 敏生 / THE BEST OF LOVE」
Side. A : THE BEST OF LOVE
Side. B : YOU'RE NOT MY GIRL (Powerful Remix)

「THE BEST OF LOVE」は、シングル・ヴァージョンでは間奏部分がギター・ソロでしたがアルバム・ヴァージョンでは小倉 泰治のシンセ・ソロに変わったりしています。聴き比べると面白いのですが、このシングル・ヴァージョンは未CD化なのが残念ですね。

B面曲の「YOU'RE NOT MY GIRL (Powerful Remix)」は、1985年のシングル「NO END SUMMER」のB面に収録されていた曲のリミックス・ヴァージョンです。残念ながらこのテイクも未CD化ですね。

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1992年にリリースされたシングルCD「THE LOST LOVE」(ジャケット写真↑)のカップリングとして、1991年の12月に新宿厚生年金会館で収録された「THE BEST OF LOVE」のライヴ・ヴァージョンが収録されています。臨場感溢れる素晴らしい演奏が堪能出来るのでお薦めですが、今となっては入手困難なのが残念です。

次回は、「NO END SUMMER」紹介しようと思ってます。
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今回紹介する角松ネタは、1986年11月5日に発売になったシングル「ドアの向こう」です。このシングルを初めて聴いた時、ある意味新鮮な驚きのあった曲でした。当時の角松作品の中でも異色とさえ感じたこの曲は、"角松流の歌謡曲へのアプローチ曲"といった作品だと思っています。
このシングル曲が収録されている『1981~1987』のライナー・ノーツで角松自身が、この曲を「古いソウルの味をもったムード歌謡」と語っているように、角松が当時廃れつつあった"歌謡曲"へのオマージュ的な作品だというのは間違いなさそうです。

私が感じる歌謡曲的な部分というのは、まずサビのメロディー部にコード進行ですね。多少ギターをかじった経験しかありませんから専門的な事は分かりませんが、このコード進行というのはいわゆる定番と言うのか、非常にオーソドックスなコード進行で色んな曲で使われているパターンのものだと思うんですね。自信はありませんが、米米クラブの大ヒット曲「君がいるだけで」も同じようなコード進行の曲で、当時の角松はあえて使ってこなかったコード進行だと思います。そんな定番のコード進行の中で作り上げた曲は、まさしく耳に馴染みやすいもので"角松流歌謡曲"と呼ぶに相応しい曲だと思いますね。

「角松 敏生 / ドアの向こう ~SAYONARA T~」
Side. A : ドアの向こう
Side. B : We Can Dance

「ドアの向こう」は、角松 敏生の作詞・作曲・編曲、ブラス・アレンジが数原 晋、ストリングス・アレンジが大谷 和夫です。バックは菊池 丈夫(dr)、青木 智仁(b)、幾見 雅博(g)、吉川 忠英(a.g)、友成 好宏・林 有三(key)、中島 御(per)、ジェイク・H・コンセプション(sax)、藤沢 秀樹(cho)等・・・。サブ・タイトルの「SAYONARA T」がいかにも角松の実体験らしいもので、決別の歌詞とムード歌謡風なメロディーがよく似合っている気がします。吉川 忠英のアコースティック・ギターのソロとジェイクのサックスに哀愁を感じますね(笑)

B面曲「We Can Dance」もアルバム『1981~1987』に収録されているナンバー。ドラムに秋山 浩一、シンセ・ベースに野力 奏一、それ以外は角松のレギュラー・メンバーで固めていますが、コーラスに国分 友里恵、木戸 やすひろ、比山 貴咏史が参加しています。インパクトの強い曲ではありませんが、何故か気になる曲というのか耳に残る曲ですね。シングルのB面曲の中には、こういう妙に気になる曲って結構ありますよね。

1985年10月21日にシングル「初恋」、1986年5月5日にシングル「THE BEST OF LOVE」がリリースされ、それに続くシングルが「ドアの向こう」。やはり流れかもそれまでのFUNKYな路線と趣きが変わっていますね。だから余計に印象深いのかも知れませんが、私には思い入れの強いシングル曲になっています。
次回は、シングル「THE BEST OF LOVE」でも取り上げてみようと思っています(笑)
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ブログ仲間でいつもお世話になっている、しげぞうさんのブログ「リスニング☆BAR」で角松 敏生の1991年5月にリリースされたシングルCD「この駅から・・・」が紹介されており、その記事を読んで影響されまして私もシングルCDを紹介しようと思います。しげぞうさん、すいません。パクリました(笑)

紹介するのは、1992年6月にリリースされたシングル「夜をこえて」です。この曲は私に非常に強いインパクトを与え、印象深く心に残っている1曲になっています。
この頃の角松の曲は、内省的で陰のパワーを持ったものが多いですね。角松が活動を凍結するに至る事情を知っている人ならば分かると思いますが、彼の切なる想いが込められた曲と言えます。
簡単に言えば、角松 敏生がある特定の女性へ向けた非常に私的なメッセージ・ソングと言えると思います。自分から離れていった女性に対して、角松の悲痛なまでの未練、批判、願いが込められた曲・・・。歌詞にもの凄いパワーがありますね。

「夜をこえて」は、1992年7月リリースのアルバム『あるがままに』からの先行シングルという形をとっていますが、実はシングルとアルバム収録曲とはヴァージョンが異なっています。シングル曲では、浅野 祥之のギターと角松のギター・ソロ以外は打ち込みによって構成されていますが、アルバムでは基本的に同じ打ち込みですが、ドラムが青山 純が叩いています。この打ち込みのグルーヴを出すのは、青山 純以外考えられなかったのでしょうね。実に角松らしい拘りを感じるミュージシャンの起用だと思います。
それにミックスも異なっていますし、おそらくヴォーカルも録音が違うものが使用されているようです。アルバム・バージョンが全体的にすっきりとしたサウンドに仕上がっていて、聴きやすさで言えば圧倒的にアルバム・バージョンだと思いますが、迫力と情念のこもっているシングル・バージョンの方がインパクトが強いですね。

カップリングの「ハミルトンの夏休み」はインスト曲で、ミキハウスのCFイメージソングでした。打ち込みによるリズムに、角松の軽快なギター・カッティングとメロディー・パート、ソロのプレイによる爽やかなナンバーです。本田 雅人のサックス・ソロがフィーチャーされているのも嬉しいですね。残念ながらアルバム未収録で、聴けるのはこのシングルCDのみですね。

「角松 敏生 / 夜をこえて」
01. 夜をこえて
02. ハミルトンの夏休み (Instrumental)

地味に見えるジャケットは封筒をイメージしているようで、裏ジャケットには自筆と思われる"角松 敏生"の文字が・・・。これが実に下手な字なんですね(笑)
当然ながら今では廃盤のシングルCDです。中古店でも8cmCDを取り扱っていないケースが多いので入手困難かも知れませんね。オークションなら入手可能かも知れませんが・・・。角松が好きな人には、ぜひシングルとアルバムを聴き比べて欲しいなと思うのですが難しいですね。
曲の好き嫌いというよりも、その強烈なインパクトを私に残したという意味では重要なシングル曲です。
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アナログ盤からCDへと時代が移行して、廃れてしまった12インチ・シングルという音楽媒体。
私のようなアナログ時代に1番音楽を聴いていた年代には、今のデジタルな時代の音の良さやアルバム1枚における収録時間の大幅なアップは大歓迎なんですが、やはり12インチ・シングルの持つ独特な味というのか、アーティスト自身の拘りが好きだったりする訳で・・・。

今回紹介するのは、日本人アーティストで最も12インチ・シングルに拘ったアーティストと言っても過言ではない角松 敏生が1986年にリリースした12インチ・シングル集『T's 12 INCHES』です。
1981年のデビューから、角松の音楽のバック・ボーンにはダンス・ミュージックが存在しており、日本でもかなり早い時期にヒップ・ホップを取り入れてきました。そんな角松ですから、ディスコ・シーンにおける12インチ・シングル・レコードの持つ重要性や楽しさを熟知していたのも頷けますね。
角松自らCAMU SPIRITSというエディット・ユニットを作って、ただシングル曲のロング・バージョンという12インチではなく、完成されたシングル曲を解体し、エディットを施すことによって新たな価値・新たなエナジーを生み出しています。

1983年に角松は初の12インチ・シングル「DO YOU WANNA DANCE」をリリースしてから、1990年迄に9枚(企画色の強い"KADOMATSU DE OMA"は省く)の12インチ・シングル・レコードをリリースしています。
この『T's 12 INCHES』には、1986年迄にリリースされた12インチ・シングル曲6枚から選ばれた曲が収録されています。

『角松 敏生 / T's 12 INCHES』
01. 初恋 - HATSUKOI -
02. LUCKY LADY FEEL SO GOOD
03. STEP INTO THE LIGHT
04. SNOW LADY FANTASY
05. GIRL IN THE BOX ~22時までの君は
06. TOKYO TOWER - EXECUTIVE SPECIAL POWER MIX -
07. TAKE OFF MELODY
08. DO YOU WANNA DANCE
09. PILE DRIVER
※タイトルが緑字になっている曲は、過去に紹介記事はありますので良かったら読んでみて下さい。

ヨギ・ホートン(ds)、マーカス・ミラー(b)というリズム隊による強力なリズムと、リチャード・ティーのパーカッシヴなピアノ、そして吉田 美奈子との初コラボ作となった01。角松初の日本語のタイトル曲ということも印象的でした。12インチならではの迫力ある1曲です。エディットは、エンジニアのマイケ・H・ルブラウアー。

角松の12インチ・シングルで1番好きなのが02。これほど格好良いダンス・ミュージックは滅多にありませんよ。ヨギ・ホートン、フィリップ・セス(key)、ドク・パウエル(g)、リチャード・ティー、バシリ・ジョンソン(par)、ボブ・ミンツァー(sax)等が参加しています。名曲です。エディットはマイケ・H・ルブラウアー。

12インチ・シングル「GIRL IN THE BOX」のカップリング曲だった03。インスト中心のナンバーで、曲中で宮本 典子等のRAPがフィーチャーされています。こんなダンサブルな曲ですが、キーボードで村松 健が参加しています。エディットはCAMU SPIRITS。

01のカップリング曲だった04。シンセ・サウンド主体のFUNKチューン。エディットはマイケ・H・ルブラウアー。

ライブで演奏されれば必ず盛り上がるという05。この頃のエディットはまだ控えめな感じで、ロング・バージョンといった感じに仕上がっています。ヨギ・ホートンとの初コラボ作品でした。エディットはマイケ・H・ルブラウアー。

このアルバムの為に新たにリミックス、エディットされた名曲06。この曲こそ12インチ・シングルでこそ本領を発揮するナンバーかも知れませんね。オリジナルとは歌詞が変わっている箇所があります。エディットはCAMU SPIRITS。あのNHKでは放送自粛曲としても有名ですね(笑)

02のカップリング曲だった07。オリジナルはダンス・ミュージック的な要素はあまりありませんが、CAMU SPIRITSのリミックスで尖った感じに仕上がっています。

角松初の12インチ・シングル曲08ですが、このアルバムに収録されているのは新たにリミックス、エディットされたバージョンです。オリジナルの12インチ・シングル・ヴァージョンはCD化されていないことになります。エディットはCAMU SPIRITS。

アルバム中最も過激なエディットが施された09。当時エディット・チームとして最先端を歩んでいたラテン・ラスカルズがエディットを施し、先鋭的な仕上がりになっています。

今聴くと時代を感じさせる曲もありますが、この12インチ曲の煌びやかさは紛れも無く80年代という時代の煌びやかさだったような気もします。そして当時、角松がJ-POPシーンの先頭を歩いていたアーティストの一人だったと確信出来るアルバムでもありますね。
アナログ盤は2枚組でしたが、CDでは1枚に全曲収録されています。良い時代にはなりましたが、出来ればリマスターを施して再発して欲しいですね。そして、1987年以降にリリースされた12インチ・シングルを集めた『T's 12 INCHES 2』をリリースしてくれたら嬉しいのですが・・・無理でしょうねぇ(笑)
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