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カテゴリ:250 - BOOK OFF( 69 )
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Cosmetic Songs -BEST OF BEST- ◇ 2010年 05月 16日
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今回紹介するのは、先日BOOK OFFの250円コーナーで見つけた1枚で、Sony Musicが企画したベスト盤のシリーズ"BEST OF BEST"の中の1枚で、「化粧品ヒットCMソング」を集めた『Cosmetic Songs』です。
このようなコンピ盤をあまり買わないという方もいらっしゃるようですが、私は結構好きなんですよね。しかも250円ですから。
配信で1曲購入するんだったら、私は250円で売られているCDを買ってしまいますね(笑)

収録されている曲は、40歳代や私と同年代であればほとんど知っているであろう曲ばかりです。知っている曲なのにCDで持っている訳では無い、あるいは1曲の為にアルバム(ベスト盤とか・・・)を買うまでも無いという曲ってあるもので、そんな時にはこういうコンピ・アルバムが役に立ちます。

『Cosmetic Songs』は、1977年~1988年迄の化粧品CMのヒット・ソングが年代順に選曲されています。当時、化粧品のCMとのタイアップはアーティストにとっても化粧品会社にとっても宣伝効果が高く、お互いがヒットするといった相乗効果が高かったように思います。私は男ですので、化粧品に何ら想い出もありませんが、ヒットした時代や時代の流れを感じることが出来て楽しい1枚になっています。

『Cosmetic Songs -BEST OF BEST-』
01. Oh! クッキーフェイス (1977夏) / 夏目 雅子
02. 春の予感 - I've been mellow - (1978春) / 南 沙織
03. 時間よ止まれ (1978夏) / 矢沢 永吉
04. Mr. サマータイム (1978夏) / サーカス
05. セクシャルバイオレット No.1 (1979秋) / 桑名 正博
06. 唇よ、熱く君を語れ (1980春) / 渡辺 真知子
07. How many いい顔 (1980秋) / 郷 ひろみ
08. 風は秋色 (1980秋) / 松田 聖子
09. メイク23秒 (1981秋) / 桃井 かおり
10. う、ふ、ふ、ふ、 (1983春) / EPO
11. 君に、胸キュン。 - 浮気なヴァカンス - (1983夏) / YMO
12. 吐息でネット (1988春) / 南野 陽子

ピックアップ曲:
「Oh! クッキーフェイス」 / 作詞:Biddu Appaiah、訳詞:伊藤 アキラ、作曲:佐藤 健、編曲:福井 峻
車でこの曲がかかった時、嫁さんが「誰?この下手なの!飛ばして!」と言った曲です(笑)。当時の夏目 雅子は確かにモデルとしても魅力的でしたし、その後の女優としての活躍も素晴らしいものでしたが、この歌は確かに酷いですね(汗)。技術的に歌が未熟であっても魅力的な歌を歌う人は大勢いますが、お世辞にもそういう魅力は感じません。しかし、化粧品CMとのタイアップという新しいスタイルの礎になった曲として忘れてはいけない曲ではないでしょうか・・・。

「春の予感 - I've been mellow -」 / 作詞・作曲・編曲:尾崎 亜美
尾崎 亜美のセルフ・カヴァーばかり聴いていたので、久しぶりに聴いたオリジナルは凄く新鮮でした。南 沙織は良い声ですね。尾崎 亜美も南 沙織の歌声を意識して曲を書いたのではないかという気がします。ユーミンとは違ってアレンジまでこなす尾崎 亜美の才能が凄いです。

「唇よ、熱く君を語れ」 / 作詞:東海林 良、作曲:渡辺 真知子、編曲:船山 基紀
80年代の曲のタイトルってインパクトの強い曲が多かったですね。これもそんな1曲でした。渡辺 真知子は、他のアーティストとは異なり、TVの歌番組にも沢山出演しながら、コンスタントにアルバムやシングルをリリースしてヒットさせてました。忙しい中でよくこんなに曲が書けるものだと思ってました。

「風は秋色」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:小田 裕一郎、編曲:信田 かずお
特にこの曲に対して思い入れは無いのですが、松田 聖子が目一杯歌っている感じが伝わってきて微笑ましいです(笑)

「メイク23秒」 / 作詞:三浦 徳子、作・編曲:筒美 京平
桃井 かおりは決して上手いとは言い難いのですが、独特な世界観と味のある歌唱が魅力的ですね。彼女の1stアルバム『ONE』は、本当によく聴きました。筒美 京平はやはり天才です。

「う、ふ、ふ、ふ、」 / 作詞・作曲:EPO、編曲:清水 信之
アーティストとアレンジャーの相性というのは重要だと思っていまして、渡辺 真知子の楽曲には船山 基紀、ユーミンには松任谷 正隆、寺尾 聰と井上 鑑といったような素晴らしい組み合わせが存在します。その中でもEPOと清水 信之の組み合わせは本当に相性が良かったような気がします。
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最近のBOOK OFFは、以前に比べると経営方針が変わったのか、採算のとれない店舗を次々閉めたり、お馴染みのお店の看板カラーを黄色からオレンジに変更したりしてますね。根拠の解らない値段設定は相変わらずという部分もありますが、以前に比べると高めの値段設定が多いような気がします。酷いものになると、数ヶ月前に250円で売っていたものが突然950円になっていたりします。本当に摩訶不思議なところです、BOOK OFFは・・・(笑)

そんなBOOK OFFですから、最近はなかなか"掘り出しモノ"に出えません。私の考える"掘り出しモノ"というのは、「こんなアルバムをこんな値段で売っちゃうの!?」という類のモノなんですが、昔に比べると回数が減りましたがごくたまにそんなアルバムに出会えます。
今回紹介するのもそんな1枚で、新品同様な帯付きで250円でした。
そのアルバムとは、2007年にリリースされた研 ナオコのベスト盤『研 ナオコ ベストヒット』です。
研 ナオコのようないわゆる歌謡曲と呼ばれるジャンルの歌手のCDは、その多くがベスト盤という形でお茶を濁しているといった感じですよね。実際、私は研 ナオコのCDはベスト盤以外見たことがありません。
今回紹介するベスト盤も基本的にはシングル曲を時系列(一部前後してますが)に並べているだけという安易なものばかりです。そんなベスト盤ですから、定価(このCDの場合は1,800円ですが)では買う気が起こりません。でも好きな曲も結構入っていますし、250円ならお買い得だと思い購入したものです。

このアルバムを聴いていて面白いなと思ったのは、曲自体よりも1975年から1979年のわずか5年の間に劇的にサウンドが変化している点です。
まずは演奏面。1975年当時の歌謡曲の主流は、レコード会社お抱えのオーケストラが演奏するというスタイルが圧倒的で、しかもストリングスが主体で、リズム楽器(ドラムやベース)はおまけ程度といった感じでした。しかし、70年代終盤になるとスタジオ・ミュージシャンを起用したバンド・スタイルが主流となり、逆にストリングスは脇役といった感じになっていきます。勿論アレンジャーによって多少傾向は変わりますし、70年代終盤にはシンセが広く普及したというのも大きく影響しているとは思いますが・・・。
次に録音技術や音のバランスの違いですね。この辺りは洋楽等の影響もあるでしょうし、録音機材の発達やエンジニアのセンスが向上しているということもあるでしょうね。そう考えると1970年代後半というのは実に面白い時代だったと改めて感じました。

『研 ナオコ / 研 ナオコ ベストヒット』
01. 愚図
02. 一年草
03. LA-LA-LA
04. あばよ
05. 風をくらって
06. 窓ガラス
07. ひとりぼっちで躍らせて
08. ボサノバ
09. 泣かせて
10. 六本木レイン
11. 夏をあきらめて
12. Tokyo見返り美人
13. 悲しい女
14. かもめはかもめ

ピックアップ曲:
「LA-LA-LA」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:クニ 河内
1976年のシングル曲。研 ナオコのシングル曲で初めて中島 みゆきが提供した曲だと思います。当時この曲が好きでシングル・レコードを買いました。今聴くと何とも演奏とミキシングはしょぼくて笑えます(笑)

「あばよ」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:クニ 河内
1976年のシングルで研 ナオコの最大のヒット曲であり、歌手としての存在を世に知らしめた曲かも知れませんね。個人的には然程好きな曲ではないのですが、純粋に良い曲だと思います。本人のキャラクターとは裏腹に歌ではシリアスな面を前面に出しているところが、中島 みゆきと共通していて面白いですね。

「ひとりぼっちで躍らせて」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:石川 鷹彦
1979年のシングルです。この曲好きなんですよね~。研 ナオコに提供した中島 みゆきの曲の中では1番好きかも知れません。とにかくメロディーが良いですね。文句無しの名曲だと思います。

「ボサノバ」 / 作詞・作曲:福島 邦子、編曲:若草 恵
1981年のシングル曲。福島 邦子のオリジナルは以前当ブログ(紹介記事はコチラ)でも紹介しました。福島 邦子よりも研 ナオコの歌声に似合っているような気もします。1981年の作品ということもあって、演奏も録音も数段良くなっていますね。派手さはありませんが、この曲も良い曲ですね。

「泣かせて」 / 作詞・作曲:小椋 佳、編曲:奥 慶一
1983年のシングル曲。いかにも小椋 佳らしい美しいメロディーと切ない歌詞が印象的です。アレンジャーに奥 慶一の名前が出てくるのもいかにも80年代に入ったという感じですね(笑)

「夏をあきらめて」 / 作詞・作曲:桑田 佳祐、編曲:若草 恵
サザンの名曲のカヴァーですが、発売されたのはサザンの『NUDE MAN』が1982年7月、研 ナオコのシングルが1982年の9月ということで時期的にはほぼ一緒だったんですね。この曲での研 ナオコのヴォーカルは風邪をひいていたのか、声が出ておらず非常に残念ですね。
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浜本 沙良_PUFF ◇ 2009年 08月 16日
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今回紹介するのは、BOOK OFFの250円コーナーで見つけたアルバムで、浜本 沙良というシンガーが1994年にリリースしたデビュー・アルバム『PUFF』です。BOOK OFFでは比較的目にすることが多いので、聴いたことは無いけど見かけたことがあるという人も多いでしょう。
今回このアルバムを取り上げたのは、いつも当ブログでお世話になっているKotaroさんが、コメントにこのアルバムの事を書いて下さったので、この機会に紹介することにしました。

彼女に関して全く知識・情報が無いのですが、時代背景を考えると第二の"今井 美樹"をフォーライフが狙っていたのかも知れませんね。
サウンド・プロデュースを手掛けているのは有賀 啓雄。ミュージシャンもどちらかと言えば渋めのミュージシャンを集めてますね。有賀 啓雄、安部 恭弘、羽場 仁志が曲を提供、アレンジはもちろん有賀 啓雄が全曲手掛けています。
アルバムの印象としては、浜本 沙良の自然体で清々しいヴォーカルが心地良いガールズ・ポップスで、彼女のヴォーカルの魅力を上手く引き出している有賀 啓雄の手腕が光っている作品だと思います。

『浜本 沙良 / PUFF』
01. distance
02. ・・・WHY
03. 最後の休日
04. WONDER RAIN
05. FOLLOW ME
06. MORNING MOON
07. いつもeyes to me
08. さよならは天使のはじまり
09. 嫌いになりたい
10. 素顔でいいから

快晴の天気を思わせる軽快なポップ・ナンバー01。バンド・スタイルのリズム・セクションとホーン・セクション、そしてシンセによるオーケストレーションのバランスが絶妙で、心地良い空気感の漂う1曲です。アルバムの冒頭を飾る曲としてピッタリな曲と言えるかも知れません。

都会的でグルーヴィーなナンバー02。私はこの手の曲に滅法弱いです(笑)。打ち込みによるリズムと林部 直樹の軽妙なギター・カッティングが実に気持ちが良いです。CITY POP色が強い洒落たナンバーで、有賀 啓雄の作曲によるナンバーです。

02とは対極的なナンバー03。アコースティックなサウンドのボッサ・ナンバーで、曲調や歌にどこか"今井 美樹"を彷彿させるところがありますね。アコースティック・ギターは斎藤 誠、美しいフルートを聴かせてくれるのは本田 雅人です。生っぽく聴こえますがリズムは打ち込みですね。

独身時代の竹内 まりやの作品を彷彿させるオールディーズ風な04。作曲は安部 恭弘です。打ち込みにベース、ギター、サックス、コーラスというシンプルな構成ですが、有賀 啓雄のベース、本田 雅人のサックスのプレイが光ってますね。

バンド・スタイルの演奏が夏っぽくて心地良いポップ・ナンバー05。羽場 仁志の作曲ですが、彼にしてはかなりPOP寄りの曲という気がします。決してインパクトの強い曲ではありませんが、繰り返して聴いても厭きのこないタイプの曲だと思います。今の季節にぴったりな1曲です。

雰囲気のあるバラード・ナンバー06。パーカッションにピアノのサウンドが軸になっており、フリューゲル・ホーンを使うことで未明の風景を上手く表現していると思います。メロディー自体は地味な印象ですが、アレンジが良いのでバランス良くまとまっていると思います。

05同様、バンド・スタイルの演奏が心地良い07。海岸線をドライブしながら聴ききたい、そんなナンバーですね。演奏と浜本 沙良のヴォーカルがとにかく爽やかです。

キャッチーなメロディーと軽やかなリズムが心地良いGIRLS POPナンバー08。浜本 沙良のシングルについては全く知らないのですが、このアルバムの中では1番シングル向けかなと感じた1曲です。浜本 沙良のヴォーカルの良いところは自然体とも思える歌い方でしょうね。変に力が入っていたり、感情移入があったりしない分、心地良く歌声が耳に届いてきますね。

アーバン・メロウといった感じのバラード・ナンバー09。綺麗な声質で、何回も書いてますが自然体とも言える浜本 沙良のヴォーカルは、リゾート感溢れる曲にも都会的な曲にも似合うので、コンセプト・アルバムを作ったら面白いだろうなと思いますね。

曲としては悪くはないのですが、アルバムの最後の曲としては少し地味過ぎるかなと感じた10。アルバムの最後の曲によって、アルバム全体の印象が変わってしまうケースもあるので結構重要だと思っています。メロディーは良いのですが、アレンジ面で地味な感じが否めません。ちょっと惜しい気のする1曲です。

シンガー、ヴォーカリストとして素晴らしい素質を持っていながら、フォーライフ時代は2枚のアルバムをリリースしただけで、成功を収めたとは決して言えなかったと思います。調べてみるとSarah と改名してテイチクから再デビューしたようですが、現在は活動を休止しているようですね。
もちろんレコード会社のプロモーションに問題もあるのでしょうね。でも90年代のデビューというのも大きかったのかも知れません。
聴く側が貪欲に良い音楽を求め、探していた80年代とは違って、コマーシャル次第で売り上げが大きく左右され始め、そこそこのヒットでは生き残れないという環境に変わってきたというところも大きいのかも知れませんね。
なかなか良いアルバムだと思いますし、浜本 沙良の歌声も本当に魅力的なのでガールズ・ポップスが好きな方は聴いて損は無いと思いますよ。
BOOK OFFを探せばきっと見つかると思いますので、興味があったら聴いてみて下さい。
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和田 加奈子_VOCU ◇ 2009年 07月 26日
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私にとってBOOK OFFの250円コーナーというのは、お宝を発掘する場所であると同時に、新しいアーティストとの出会いの場として活用しています。
名前は知っているけど聴いたことがなかったアーティストのアルバムを購入してみるのですが、ただいくら安いとは言え闇雲に購入する訳ではありません。
友人・知人が薦めてくれたり、良いと言っていたのを参考にする場合もありますが、そうでない時は自分の勘任せということになります。
勘と言っても大袈裟なモノではなくて、単に発売された年代やジャケット、アルバム・タイトルに曲名などからどんな音楽かを想像して購入しているに過ぎません。今回紹介するアルバムもそんな1枚です。

和田 加奈子が1988年にリリースした『VOCU』です。このアルバムを購入した時は、他にも2枚ほど彼女のアルバムがあったのですが、ジャケット写真の雰囲気が良かったのでこれを選びました。家に帰ってから調べてみたところ、オリジナル・アルバムとしては4枚目の作品とのことでした。2ndアルバム『quiet storm』は加藤 和彦がプロデュースしていたり、6thアルバム『DESSERTに星くずのゼリーを』では本多 俊之がサウンド・プロデュースを手掛けたりしていたようです。またアニメ・ファンには広く知られていることや現在はマイク眞木夫人となり現役を退いていることも調べて分かったことでした。

アルバム『VOCU』を初めて聴いた感想としては、とにかく良い声ですね。"美声"と言っても良いほどの歌声の持ち主で、最近では刀根 麻理子の歌声に魅了されましたが彼女の歌声をなかなかのものです。
歌も上手いですが、やはり彼女の最大の武器は歌声なんだろうという印象を受けました。そして歌い手として幅広いジャンルに順応できる器用さみたいなものを感じました。少し彼女の作品を追っかけてみようかという気持ちになっています(笑)
『VOCU』は10曲全て和田 加奈子が作詞しているのですが、どうも彼女のパーソナルな部分を歌詞にしているという印象です。作曲陣は、Tsukasa、伊豆田 洋之、伊藤 玉城、松島 英男、松尾 清憲という面々。他に洋楽カヴァーが1曲といった構成になっています。アレンジは9曲を白井 良明が、1曲を鳥山 雄司が手掛けています。

『和田 加奈子 / VOCU』
01. ママはライバル
02. Hellow My Radio
03. あの空を抱きしめて
04. 失恋教室
05. プラモデルの翼
06. ラッキー・ラブ
07. Asian Dream
08. 向かい風に
09. パパのJAZZ
10. 約束のイブ

曲のタイトル、POPなメロディー、どれもが典型的なGirls Popといった趣の01。一歩間違えればアイドル路線になってしまいそうな曲ですが、落ち着きのある和田 加奈子のヴォーカルによって心地良いポップ・ナンバーとなっています。作曲はTsukasaです。

ドゥービーの例の曲を彷彿させる(笑)軽快なリズムな心地良い02。伊豆田 洋之の書いたメロディーがキャッチーです。特にこれと言った特徴はないのですが、サビのメロディーが心地良く耳に残るナイスなナンバーです。

アニメ関連の曲だというバラード・ナンバー03。作曲は伊豆田 洋之です。01とは違って大人の女性の歌という感じがします。淡々と聴こえるヴォーカルですが、変に感情を込めて熱唱するタイプの曲ではないので彼女の歌声に似合っている気がします。

ノスタルジックなナンバー04。サビ部のどこか懐かしさを感じさせるメロディーが印象的です。アコースティックなサウンドを中心にした白井 良明のアレンジが良い感じですね。

悪い曲ではないのですが、ちょっと垢抜けない感じのメロディーが個人的には今ひとつの05。スケールの大きなアレンジによるバラード・ナンバーで、和田 加奈子のヴォーカルも良いのですが・・・。ちょっと残念な感じがした1曲です。

1988年にカイリー・ミノーグが大ヒットさせた「I SHOULD BE SO LUCKY」のカヴァー06。この曲はシングル・ヴァージョンとは違っているようです。何故カヴァーしようと思ったのか疑問ですが、単純に和田 加奈子の歌声に似合っているので良しとしましょう(笑)。センスの良い打ち込みのアレンジは鳥山 雄司です。

アジアン・テイスト全開のミディアム・ナンバー07。松島 英男なる人物の作曲なんですが、これが思いの他心地良いナンバーで気に入っています。ある意味ベタなアレンジの部類かも知れませんが、どこか涼しげなサウンドが良いんですよ。侮れない曲ではないでしょうか・・・。

フォーク全盛期の曲を連想させるナンバー08。作曲は松尾 清憲です。好きなタイプの曲ではありませんが、和田 加奈子の歌声はどんな曲調にも似合ってしまうのだなと感心させられた1曲でした。

本アルバムで、和田 加奈子のヴォーカルの魅力が1番出ていると感じたのが09でした。Tsukasaの作曲によるJAZZYなナンバーです。Boddy Colletの太いサックスをフィーチャーしたJAZZYな演奏も良くて、歌詞を別にして、この曲を捉えたらJAZZシンガーの曲とさえ思えます。歌詞はおそらく私的なものでしょう。ちょっと切ないです。

松尾 清憲作曲によるクリスマス・ソング10。ゴスペル・タッチに仕上げています。ゴスペルらしくオルガンとコーラスというシンプルなアレンジが特徴です。素晴らしいのはゴスペル・コーラスなんですが、レコーディング当時日本公演で来日していたミュージカル「Mama I want to sing」のキャスト3人に依頼したそうです。この3人が半端なく上手いです。この曲も別ヴァージョンが存在するようです。

色んなタイプの曲が混じっているのですが、不思議ととっちらかった印象はなくトータル的にバランスの良いアルバムに仕上がっていると思います。これは和田 加奈子のヴォーカリストとしての技量の高さゆえかも知れません。個人的には凄く声も良いですし、素晴らしいヴォーカリストだと思います。
まだまだ探せば魅力的なアーティストはいるものですね。
もちろん現在においても素晴らしいアーティストは沢山存在すると思いますが、既に引退等で活動していないアーティストに再び耳を傾け、紹介記事を書くことで多くの人に知ってもらえたら嬉しいという思いもあります。
そういう観点からもBOOK OFFの安棚コーナーというのは宝庫なんですよね、私にとっては・・・(笑)
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FUSION SHOWER ◇ 2009年 07月 02日
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BOOK OFFという所は本当に面白い所で、同じお店でも欲しいアルバムを探している時は見つからないのに、フラッと暇潰しに入った時に"お宝"が見つかったり・・・。同じアルバムでも店によって値段が全く違ったり(1,000円違うケースもありますね)するのは茶飯事で、逆に「このアルバムを250円で売っちゃうの?マジ?」なんてことも間々ありますよね。だからBOOK OFF廻りは止められません。

今回紹介するアルバムも「本当に250円で良いの?」といった感じのアルバムです(笑)
そのアルバムは、1987年にVictorからリリースされたFUSIONのオムニバス・アルバム『FUSION SHOWER』。収録されているのは、マーク・イーガン(b)率いる"ELEMENTS"、オランダ出身のフュージョン・バンド"FRUITCAKE"、ヴィクター・フェルドマン(key)のプロジェクトである"L.A.SUPER RHYTHM"、そして"RONNIE MONTROSE"の4組の楽曲14曲が収録されています。
注目はやはりFRUITCAKEでした。14曲中8曲がFRUITCAKEの曲で、CD化された時に買いそびれ以降ずっと探していたので、これが250円で買えたのは本当にラッキーでした。
FRUITCAKEの音楽は、とにかくPOPでキャッチーなこと。FUSIONが堅苦しい音楽だと思っている人にもきっと受け入れてもらえるであろう聴き易さが特徴とも言えます。
1983年に『FRUITCAKE』、1984年に『FRUITCAKE 2』、1986年に『SUMMER REMINISCENCE』の3枚をリリースしていますが、このアルバムには1stから4曲、2ndから2曲、3rdから2曲セレクトされています。FRUITCAKEの曲は一時期TV番組の中でBGMとして使われていることも多かったので、もしかしたら曲を聴けば覚えている人もいるかも知れません。

『FUSION SHOWER』
01. Blown Away / ELEMENTS
02. Heartbeat / FRUITCAKE
03. Fiesta / L.A.SUPER RHYTHM
04. Amigos / L.A.SUPER RHYTHM
05. Summer Melody / FRUITCAKE
06. Cool And Gentle / FRUITCAKE
07. With Your Love / L.A.SUPER RHYTHM
08. Rhythm + Shoes / FRUITCAKE
09. A Little Place In My Heart / FRUITCAKE
10. Let Me Count The Ways / L.A.SUPER RHYTHM
11. You Can Make Me / FRUITCAKE
12. Marimba / FRUITCAKE
13. Mellow Moves / FRUITCAKE
14. Women Of Ireland / RONNIE MONTROSE

今回は曲数が多いので手抜きですが、FRUITCAKEの曲に的を絞ってレビューしたいと思います。

1stアルバム『FRUITCAKE』からは05と09の2曲がセレクトされています。
軽快なリズムと涼しげなピアノの音色が心地良い05。この曲もよくBGMとして使われていたので、聴き覚えがある人も多いかも知れません。特にBenny Baanのピアノ・プレイとRob Taekemaの軽快なギター・カッティング・プレイがFRUITCAKEのサウンドの最大の特徴ですね。

メロディアスなミディアム・ナンバー09。演奏技術よりもとにかく聴いてきて気持ち良い音楽を作ることを優先しているかのようなFRUITCAKEらしい曲だと思います。彼らの曲のほとんどが3分~4分の間というのもFUSIONにしては珍しいかも知れませんが、物足りなさを感じる位が丁度良いのかも知れませんね。

2ndアルバム『FRUITCAKE 2』からは、02、06、11、12の4曲がセレクトされています。
彼らの代表曲とも言える名曲02。イントロからそのキャッチーなメロディーと爽やかなサウンドに惹き込まれます。この曲も聴いたことのある人は多いのではないでしょうか?軽快なギター・カッティングとシンセ・ベース、シンセ、ピアノが音色が絶妙にマッチしていて、夏のドライブに最適な1曲です。

タイトル通りCOOLな06。同じリゾート感溢れる02と比べると、前者がモルディヴ、この曲がハワイといったところでしょうか(笑)。どこか都会的な香りがあるのですが、そこが涼しげで湿気の多い梅雨時にはピッタリです。

朝の海岸線をイメージさせる11。ギター・ソロも格好良いですし、続くピアノ・ソロも良いです。結構技術的にも優れているバンドというのが分かます。雰囲気がたまらなく好きです。

アコースティック・ギターをフィーチャーしたボッサ調の12。凝ったアレンジという印象は受けませんが、よくまとまっていて心地良さは抜群です。ギターが主役の1曲です。

3rdアルバム『SUMMER REMINISCENCE』からは、08と13がセレクトされています。
ホーン・セクションが加わってFUNKYに仕上がっている08。それまでのリゾート感覚溢れる曲とはちょっと雰囲気は違いますが、こういうダンサブルな曲もなかなか良いですね。

美しいメロディーが印象的なバラード・ナンバー13。FRUITCAKEの収録曲8曲の中では1番Guitar Fusionといった趣きが強い曲です。なかなか良いギターが聴けます。

いかにも梅雨といった天気が続いており、気分的にもすっきりしない時が多いのですが、このアルバムを聴けば気分爽快!暑い夏の日にシャワーを浴びているような心地良さがあります。
出来ればFRUITCAKEのCDを再発してくれると嬉しいのですが・・・。まあ、このオムニバスが入手出来ただけでも良かったです。

BOOK OFFは、オムニバス盤の値段の付け方は結構適当ですね。リリースされた年月が古いほど安くなる傾向があります。
沢山のCDを取り扱う関係上、収録曲まで調べて値段を付けるのは不可能なんでしょうね。結構面白いオムニバス盤が見つかることも多いです。
もしオムニバス盤が嫌いでなければ、BOOK OFFで探してみては如何ですか?掘り出し物に出会えるかも知れませんよ。
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今回紹介するのは、最近BOOK OFFで250円で購入したものでここ数日間ヘビーローテーションとなっているアルバムです。
そのアルバムは、鈴木 雄大が1989年にリリースした通算7作目となるアルバム『THE BEAT OF YOUR HEART (君のハートが聴こえる)』です。実は私、鈴木 雄大のアルバムを聴くのはこれが初めて・・・。
昔「レイニー・サマー」という曲を聴いたことがありますが、この曲は確か都倉 俊一の作曲で悪い曲では無いのですが、格別良い曲という印象もありませんでした。加えて鈴木 雄大という名前のイメージから、フォーク系ニューミュージックの人だと思い込んでいたこともあって、今まで聴く機会がありませんでした。

少し前に松原 みきの記事を書いた時に、いつもお世話になっているKenny Uさんが初期(CD化されていないようですが)のアルバムが格好良いと教えて下さったので、機会があれば聴いてみたいと思っていました。
運良く250円という価格で鈴木 雄大のアルバムを見つけたので、とりあえず聴いてみようと購入したのですが、これが大当たりでした。
他のアルバムを聴いていないので、あくまでもこのアルバムの印象でしか語れませんが、実にグルーヴィーでファンキー、曲の構成も面白く、センスの良いメロディーの曲ばかりでかなり驚きました。80年代のエレクトロ・ファンクが好きな人にはピッタリかも知れません。

驚いたことがもうひとつ。鈴木 雄大の歌声でした。これが佐藤 竹善によく似てるんですよね~。もちろん鈴木 雄大の方がはるか先にデビューしてましたが・・・。佐藤 竹善よりも若干細い感じなんですが、バラード曲では本当によく似てます。そんなことを感じながらアルバムを聴いているとまたもやビックリ!佐藤 竹善がゲスト・ヴォーカルで1曲参加してました(笑)
1989年というとSing Like Talkingでデビューして間もない頃だと思いますが、同じレコード会社であったことや歌声が似ているということで参加したのではないかと思われます。

『THE BEAT OF YOUR HEART (君のハートが聴こえる)』は、鈴木 雄大と椎名 和夫がプロデュース。全曲の作詞・作曲は鈴木 雄大自身が、全曲のアレンジを椎名 和夫が手掛けています。
サウンド的には椎名 和夫による打ち込みがメインですが、古川 昌義(g)、土方 隆行(g)、椎名 和夫(g)、Jake H. Conception(sax)、浜口 茂外也(per)、青山 純(ds)、伊藤 広規(b)、Cindy(cho)、佐々木 久美(cho)、木戸 やすひろ(cho)、比山 貴詠史(cho)、広谷 順子(cho)、佐藤 竹善(vo)等が参加しています。

『鈴木 雄大 / THE BEAT OF YOUR HEART (君のハートが聴こえる)』
01. Knock on your door
02. Boom Boom
03. Just Your Life (Heisei Version)
04. Go-Go, Swing!
05. ここで消えろ
06. Slow Dancer
07. 君のハートが聴こえる
08. Stone Love
09. みんな ともだち
10. 同じ怒り

全編打ち込みなんですがグルーヴ感が心地良いナンバー01。Cindyと佐々木 久美のコーラス・ワークも素晴らしく、普段あまり打ち込みのみのサウンドが好きでは無い私ですが、全然違和感無く聴けました。メロディーもキャッチーで、アルバムの冒頭にピッタリな曲と言えるでしょう。

打ち込みを軸に、古川 昌義の軽快なギター・カッティング、Jake H. Conceptionのサックス、青山 純のAdditional Drumsが絶妙に組み合わさったFUNKYなナンバー02。この曲が不思議な曲で、5分47秒の曲なんですが、実際には8分位あるように聴こえる曲なんです。意味が分からないと思いますが、実際の時間よりずっと長く感じる曲なんです。実際聴いてもらえると分かるのですが・・・(笑)。結構好きな曲です。

洒落たメロディー、アレンジが心地良いバラード・ナンバー03。この曲を聴けば、歌い方や声が佐藤 竹善に似ているというのを実感出来ると思います。Jake H.Conceptionのサックスの音色が切なく美しいです。Sing Like Talkingの楽曲だと言っても不自然さを感じないでしょう。良い曲です。

重たいシンセ・ベースとカッティングの名手・土方 隆行のギター・ワークが格好良いグルーヴィーなナンバー04。曲の構成が面白いと思います。

佐藤 竹善がゲスト・ヴォーカルで参加しているミディアム・ファンク・チューン05。当然ながら声の相性はばっちりです。打ち込みに土方 隆行のギター、Cindy、佐々木 久美と鈴木 雄大のコーラスだけなんですが、グルーヴ感もあってなかなか良いですよ。土方 隆行のロック・フィーリング溢れるギター・ソロも聴き所です。

唯一バンド形式で録音されているハチロクのバラード・ナンバー06。これがまた良い曲なんですよね。素晴らしいメロディーを書く人です。メンバーは土方 隆行、椎名 和夫、藤岡 雅裕(sax)、青山 純、伊藤 広規、Cindy、佐々木 久美です。特に藤岡 雅裕のサックスは素晴らしいです。

それまでのFUNK路線とは変わってPOPなアルバム・タイトル・ナンバー07。打ち込みと椎名 和夫のギターとコーラスというシンプルな構成で、何故か穏やかな気分になれるそんな曲です。

都会的でFUNKYなアレンジとキャッチーでPOPなメロディーの組み合わせが面白い08。Cindyと佐々木 久美のコーラスは本当に良いですね。あの山下 達郎が認めていただけのことはあります。このアルバムにおけるCindyと佐々木 久美の存在感は相当なものです。

タイトルとは裏腹にかなりFUNK色の強いナンバー09。歌詞が面白いです。最初は"?"な感じですが、何回か聴いていくうちにお気に入りの1曲になりました(笑)。椎名 和夫のブルージーなソロ、カッティング等のギター・プレイが堪能出来ます。

クロージングにピッタリな感じのミディアム・バラード・ナンバー10。鈴木 雄大の書くメロディーは、構成の上手さもあるとは思いますが、Aメロ→Bメロ→サビの順序に従いメロディーもどんどんキャッチーになっていくのが特徴です。だから聴いていて飽きがこないような気がします。この曲もサビのメロディーが特に印象に残るように作られているように思います。

このアルバムを聴いてから、鈴木 雄大の他のアルバムを探しているのですが、なかなか見つかりません。でも結構気に入ってしまったので根気よく探してみようかと思ってます。まだまだ私の知らない素晴らしいアーティストが沢山いることを改めて実感しましたし、こんな素晴らしいアーティストに250円で出会えたというのはBOOK OFFのおかげですね。
かなり私としては気に入っているアルバムなので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。お薦めの1枚です。
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永作 博美_N ◇ 2009年 06月 07日
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今回はBOOK OFFの250円コーナーで見つけたお気に入りのアルバムを紹介します。
1989年にアイドル・グループ、ribbonでデビュー。ribbon解散後は現在に至るまで女優として活躍している永作 博美が1993年にリリースしたソロとしては1stアルバムとなる『N』です。
このアルバムは、随分前からBOOK OFFで見かけており、聴いてみたいなと思っていながらもなかなか購入まで至らずにいました。先日、またこのアルバムをBOOK OFFの250円コーナーで見つけたので思い切って購入しました。
実際に聴いてみたところ、予想以上に心地良いアルバムだったので今回紹介してみることにしました。

私はriboon時代の曲は全く知りません。容姿に関しても私好みではないので、特別彼女に興味があった訳でもありません。しかし女優としての彼女は独特な存在感があり、そこに不思議な魅力を感じていたんで女優のアルバムという観点で興味を持ったというのが本音です。

このアルバムの良さは、永作 博美のヴォーカルの魅力はもちろんですが、やはり亀田 誠治のアレンジの良さにあると思います。ご存知の方も多いと思いますが、亀田 誠治はプロデューサー、アレンジャーとして活躍しており、椎名 林檎、スピッツ、平井 堅、スガシカオ等のプロデュースやアレンジを手掛けており、ベーシストとして東京事変でも活躍しています。その亀田 誠治のアコースティックなサウンドを軸にしたアレンジが素晴らしく、このアルバムの心地良さはまさに彼のアレンジの賜物だと思います。

『永作 博美 / N』
01. Prelude
02. Go Alone For Love
03. 私のままに
04. My Home Town (Album Version)
05. 告白
06. 雨の月曜日
07. いちばんの友達 ~I Hope Your Happiness~
08. With
09. EAST

亀田 誠治作・編曲による01は、歌詞が無く永作 博美のスキャットのみで聴かせる短いナンバーです。これが程よく気持ち良くて、続く曲へ期待感が膨らみます。

作詞:山本 秀行、作曲:尾関 昌也、編曲:亀田 誠治によるPOPチューン02。亀田 誠治のアレンジが秀逸です。特に渡辺 等のウッド・ベース、古川 昌義のアコースティック・ギター、中西 俊博のヴァイオリンという生の弦楽器の使い方が巧みで、心地良いサウンドを作り上げています。間奏の富樫 春生のピアノ・ソロも良いです。

作詞:山本 秀行、作・編曲:亀田 誠治によるミディアム・ナンバー03。打ち込みのリズムに吉川 忠英のアコースティック・ギターのバッキング、山田 秀俊のピアノという生楽器を加えて独特なグルーヴを醸し出しています。どの曲にも共通しているのですが、永作 博美の歌声とバックのサウンドの相性が良いというのが、気持ち良さに繋がっているように思います。

作詞:秋谷 銀四郎、作曲:黒沢 健一、編曲:亀田 誠治によるシングル曲04。素朴という感じのメロディーで、耳にすんなり馴染んでくる曲です。この曲もアレンジの良さが光ります。サビ部の男性ヴォーカルは比山 貴詠史です。インパクトは無いですが、聴くほどに沁み込んでくるような曲ですね。

作詞:永作 博美、作曲:秋元 薫、編曲:亀田 誠治によるバラード・ナンバー05。シンプルなアレンジが永作 博美のヴォーカルを際立たせています。特に比山 貴詠史、木戸 やすひろ、広谷 順子によるコーラス・ワークの美しさと永作 博美のヴォーカルが絶妙にマッチしています。

作詞:山本 秀行、作曲:あらい あきの、編曲:亀田 誠治による軽快なナンバー06。普通だったら月曜日に雨というのは気分が滅入るようなものですが、この曲を聴くとそんな気分を晴らしてくれそうな気がします(笑)。

作詞:山本 秀行、作曲:清岡 千穂、編曲:亀田 誠治によるキャッチーなPOPナンバー07。メロディー、アレンジ共にアルバムで1番お気に入りのナンバーです。土方 隆行の絶妙なギター・カッティング、古川 昌義のスパニッシュ風アコースティック・ギター、ジェイク・H・コンセプションのサックス・ソロがたまらなく格好良いです。

作詞:渡辺 なつみ・永作 博美、作曲:米村 裕美、編曲:亀田 誠治によるバラード曲08。重実 徹のピアノ伴奏主体で歌われており、そのシンプルな演奏が美しいメロディーを際立たせています。

作詞:山崎 羽咲、作曲:山崎 利明、編曲:亀田 誠治によるミディアム・ナンバー09。スケールの大きさを感じさせるアレンジで、梶原 順のダイナミックなギターが曲を盛り上げています。

特に「この曲が凄い!」という曲は無いのですが、素直なメロディーと素直のヴォーカルを亀田 誠治のセンスの良いアレンジで一気に聴かせてしまうという感じのアルバムです。この心地良さが癖になって、また聴きたくなってくるんですよね(笑)。
永作 博美のヴォーカルも上手いとは言えないまでも丁寧に歌っていますし、何より声質の良さもあって凄く聴き易いです。
春から夏、あるいは夏から秋といった過ごし易い季節にピッタリではないかと思います。
興味があったら聴いてみて下さい。
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薬師丸ひろ子_古今集 ◇ 2009年 05月 21日
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最近はBOOK OFFを探索していても、なかなか低価格で「これは!」という作品に出会えません。BOOK OFF側も値段設定に慎重になっているのかも知れませんね(笑)
それでもしつこく250円コーナーを探していれば良い買い物が出来ます。今回はそんな1枚です。

薬師丸ひろ子が1984年にリリースした1stアルバム『古今集』です。このアルバム、アナログ盤は所有していたんですが、なかなかCDで買いなおすタイミングが無く、中古市場で安いモノを狙っていました。今回250円でGET出来たのはラッキーだったと思います。
ただ安いには安いだけの理由があるものですね。買ったCDには歌詞カードが付いておりませんでした(笑)
しかし、音楽が聴ければそれで十分ですから満足しています。

薬師丸ひろ子の歌の魅力は、ずばりその独特な歌声と滑舌の良いところだと思っています。歌声は何とも言えない雰囲気を醸し出し、歌詞がはっきり聞き取れる滑舌の良さは、歌唱力の有る無しよりも聴く者を惹き付けているのではないでしょか。
加えて彼女の歌は、淡々としているように聴こえますが、私にはちゃんと歌で"芝居"をしているように思えるのです。曲を何度も聴いているとしっかり感情移入されているのが分かります(もしかしたら私だけかも・・・汗)。
派手な曲こそありませんが、薬師丸ひろ子の魅力が詰まったアルバムだと思います。

『薬師丸ひろ子 / 古今集』
01. 元気を出して
02. つぶやきの音符
03. トライアングル
04. カーメルの画廊にて
05. 眠りの坂道
06. 白い散歩道
07. ジャンヌダルクになれそう
08. 月のオペラ
09. アドレサンス(十代後期)

お馴染み竹内まりや作詞・作曲の名曲01。彼氏にふられた女友達を慰めている歌ですね。竹内まりやヴァージョンに比べるとフォーク色の強い素朴なアレンジになっています。アレンジは椎名 和夫。やはり友達って良いものだと思わせるのですが、実はこの曲には意外な結末が待っているのです。それは03へと続きます。

作詞:来生えつこ、作曲:南 佳孝、編曲:井上 鑑による02。澄んだ歌声とワルツのリズムが心地良いナンバーです。決して明るいという印象の曲では無いのですが、彼女の歌声のおかげで暗い感じにはなっていません。2分40秒という曲の長さも丁度良い感じですね。

01と同じ竹内まりやの作詞・作曲、椎名 和夫のアレンジによる03。私は01の女友達二人の数ヵ月後の出来事を歌った歌と理解しています。親友の彼氏と秘密のデートを重ね、キスまで・・・。最後には友達よりも恋を選んでしまうだろうという内容なんです。何故この曲が01のその後なのかは、歌詞をじっくり聞いていれば分かると思います。興味があったらぜひ聴いてみて下さい(笑)

作詞:湯川れい子、作曲:大野 克夫、編曲:鷺巣 詩郎による04。この曲が結構好きなんですよね。キャッチーで印象に残るメロディーと美しいストリングスが、薬師丸ひろ子の歌声とよくマッチしていて何度も聴きたくなる不思議な魅力を持ったナンバーですね。

02と同じ作詞:来生えつこ、作曲:南 佳孝、編曲:井上 鑑による05。美しいメロディーのバラード曲で、パーカッションを効かせたアレンジが絶妙で、ベースや打楽器の低音部と彼女のハイトーンの歌声のコントラストが面白いです。

作詞・作曲:大貫 妙子、編曲:清水 信之による06。清水 信之らしいPOPなアレンジが印象的な1曲。アルバム中で最も可愛らしい歌と言えるでしょう。大貫 妙子のセンスの良さを改めて感じさせます。

作詞:阿木 燿子、作・編曲井上 鑑によるビートの効いたミディアム・ナンバー07。この曲も好きですね~。イントロから井上 鑑のアレンジと分かります。残念ながらミュージシャン・クレジットが無いのですが、重厚感のあるドラムは山木 秀夫、キレの良いギター・カッティングとスリリングなソロは今 剛に間違い無いでしょう。それにしても80年代の井上 鑑の仕事量って半端じゃないですね。

06と同じ作詞・作曲:大貫 妙子、編曲:清水 信之によるしっとりとしたバラード曲08。メロディー的には06よりもこちらの方が好きですね。清水 信之のアレンジには珍しくストリングスを前面に出しているのですが、このストリングスが効果的で曲を盛り上げています。

07と同じ作詞:阿木 燿子、作・編曲井上 鑑によるスケールの大きなバラード・ナンバー09。アルバム・リリース時19歳だった彼女の等身大の歌と言う感じがします。伸びやかな歌声に大人への階段を着実に上がっていこうというような意志の強さみたいなものを感じるのですが、どうでしょう?(笑)

少し前に紹介した原田 知世にしても、今回の薬師丸ひろ子にしても1stアルバムで既に音楽のスタイルが確立されているのが凄いですね。これはスタッフが優秀だったというのは勿論だと思いますが、それだけスタッフを本気にさせる魅力が彼女達にはあったのだと思います。まさに恐るべき眼力の角川 春樹ですね(笑)
ベスト盤などで楽しむのも良いですが、やはりオリジナル・アルバムにはそこでしか味わえない面白さがあります。特に01と03はその良い例だと思います。01の次に持ってくるのではなく、1曲おくことで時間の流れも自然になりますし、そういう意味では曲順もよく練られていて本当に良いアルバムです。
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GODIEGO_BEST SONGS ◇ 2009年 02月 23日
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今回紹介するのは、先日BOOK OFFで250円で購入したお買い得感の高いアルバムです。そのアルバムは、ゴダイゴの1992年リリースのベスト・アルバム『BEST SONGS』です。今までBOOK OFFでゴダイゴのアルバムを250円で売られているのを見かけたことがありませんでした。比較的に良い値段が付いていたような気がします。250円という安値でしたし、このアルバムを見つけ曲目を見てたら、無性に「僕のサラダガール」が聴きたくなって購入しました。まあベスト盤で250円ですから、お買い得だったかも知れませんね(笑)

ゴダイゴに関しては、デビューからリアルタイムで聴いてましたが、然程思い入れが強い訳ではありません。アルバムもアナログ盤を3枚程持っていますが、CDで買い直したのは以前紹介した『MAGIC MONKEY (西遊記)』だけでした。良い曲も多いし、良いバンドだと思うのですが、何故か嵌るまでには至りませんでした。

選曲的には、いわゆるヒット曲を連ねた典型的なベスト盤といった感じで、当人達のあずかり知らぬところで企画・販売されたものでしょうね。いわゆるベタな選曲、しかも日本語ヴァージョンの収録が多いのも安易なベスト盤という印象は拭えません。
繰り返し聴いたり、じっくりと聴き込もうとは思いませんが、MP3にしてSDカードに書き込んで車で聴こうと思っています(笑)

『GODIEGO / BEST SONGS』
01. 僕のサラダガール
02. 君は恋のチェリー
03. ミラージュのテーマ
04. ガンダーラ
05. モンキー・マジック
06. ビューティフル・ネーム
07. ハピネス
08. はるかなる旅へ (アバランチ・エクスプレス愛のテーマ)
09. 銀河鉄道999
10. ホーリー&ブライト
11. リターン・トゥ・アフリカ
12. ポートピア
13. ナマステ
14. ドキ・ドキ・サマーガール

馴染みの多い曲ばかりだと思うので、今回は曲毎のレビューは割愛します。手抜きと思われるかも知れませんが・・・その通りです(笑)
ベスト盤だと何故か曲毎にレビューしようという気力が湧きません。おそらく多くの人が知っているヒット曲ばかりが収録されているからでしょうか。
今回は250円でこんなアルバムが買えましたという程度の記事として読んで頂ければ幸いです。
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sinon_Talk to me ◇ 2009年 02月 08日
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今回は久しぶりに"250 - BOOK OFF"のカテゴリのネタです。と言っても近所のBOOK OFFの3枚200円のワゴン・コーナーで入手したので、実質は70円に満たない金額なんですが・・・(笑)
安売りされているCDを買う時は普段聴かない、あるいは全く聴いたことのないアーティストの作品を聴いてみることにしています。中には箸にも棒にも掛からない酷い作品もありますが、今回紹介するアルバムのように「意外に良いじゃん!」と思えるものもあります。たまにこのようなアルバムに出会えると嬉しいですし、BOOK OFFの存在に有難みを感じますね。

前置きが長くなりましたが、今回紹介するのはsinonというアーティストの『Talk to me』です。私は全くsinonというアーティストの事を知らなかったので調べてみると、沖縄出身で本名・與那嶺 佐和子(何て読むのか分かりません)。1994年にフォーライフレコードからデビューしているようです。sinonは「紫音」と書くようで、その由来は彼女が小学生の時に観た"紫"(我々の世代ではお馴染みの沖縄出身のロック・グループですね。和製ディープパープルって感じでした)のライブに影響され音楽を始めたからだとか・・・。
今回紹介する『Talk to me』は、1995年にリリースされた2ndアルバムです。プロデュースは藤井 丈司、サウンド・プロデュースを佐橋 佳幸が手掛けています。

『sinon / Talk to me』
01. TALK
02. バイト・ロック
03. 青空に逢いたい
04. しあわせにしてよ
05. 恋は史上最強の魔法
06. Good-bye
07. 帰り道
08. あなただけいない
09. I Stand Alone
10. 太陽は知っている
11. 月の記憶 - fly to you -

フォーキーなサウンドが印象的な01は、今で言うなら松 たか子の音楽に似ている感じでしょうか。佐橋 佳幸がアレンジしている影響もあるでしょうが・・・。悪い曲ではありませんが、個人的には可も無く不可も無くといった感じの曲です。

一転してロック調の02。しかも70'sっぽいロックの香りのする曲ですね。01と02を聴いただけでもsinonが器用なヴォーカリストであることが分かります。この曲も悪くはありませんが、私にとって良いなと思えるタイプの曲では無かったので、この時点では"買って失敗したかな"と思ってました(笑)

佐橋 佳幸のアレンジが、どことなく山下 達郎のアレンジした竹内 まりやの作品といった感じでサウンド的には好きな曲です。80'sのポップ・ロック歌謡といった趣の曲ですね。

オーケストレーションとコーラスをフィーチャーしたオールディーズ風バラード・ナンバー04。sinonの声にはこのようなポップ調の曲が似合うと思います。TV番組のタイアップ曲だったようで、鈴木 キサブローの作曲なんですが、これが結構良い曲なんです。佐橋 佳幸のアレンジは達郎の影響を色濃く感じます。

イントロからエモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ラヴ」を連想させるアレンジがご機嫌な05。私はこの手の曲には弱いです。FUNKYなアレンジにPOPなメロディーが秀逸です。タイトルもインパクトがありますし、何よりE,W&Fを彷彿させるような演奏が最高ですね。この曲が聴けただけでもこのアルバム買って良かったと思えた曲でした。活き活きしたsinonのヴォーカルも凄く良いです。作・編曲は佐橋 佳幸です。

これまた一転して暗い雰囲気のナンバー06。フォーキーな香りのする曲で、70'sの洋楽を聴いているような懐かしさを感じさせる不思議な曲です。好きなタイプの曲では無いのに、サビのメロディーがやけに耳に残ります。藤井 丈司の作曲です。

派手さはありませんが、妙に心地良いミディアム・ナンバー07。本当に色んなタイプの曲を歌えるシンガーで、どれがsinonにとって1番似合っているのかの判断がつかない感じです。しかし、逆にその面白さをアルバムに詰めてるのかも知れません。サビのメロディーが印象的です。

アコースティックなサウンド主体のシンプルな演奏と淡々とした歌が印象的なバラード曲08。

元気溌剌といった感じのガールズ・ポップ・ナンバー09。作・編曲は佐橋 佳幸なんですが、彼は作曲のセンスも良いですね。もちろん間奏では素晴らしいギター・ソロを聴かせてくれます。

10も佐橋 佳幸の作・編曲によるミディアム・ナンバーです。アルバムの中でも数少ない打ち込みのリズムを使った曲ですが、違和感は感じません。インパクトは強くありませんが、聴く回数が増える毎に良さが分かってくる、そんなタイプの曲かも知れません。

幻想的でシックなバラード・ナンバー11。メロディーはお世辞にもキャッチーとは言い難いですが、この曲の持つ雰囲気は嫌いでは無いですね。エンディング曲としてはピッタリかも知れません。

このアルバムの面白いなと思えるところは、聴く人の音楽的嗜好によって好きな曲があれこれと別れるだろうということですね。私の場合は04、05、09がベスト3です。特に05は最高です。でも人によっては全く違う曲になっても不思議でない位に、いろんなタイプの曲やヴォーカル・スタイルの曲が収録されています。もし、この記事を読んで興味を持った方がいらっしゃいましたら、ぜひ聴いてもらって感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。
sinonとして活動したのは1998年迄だったようです。2000年にSprayというユニットで再デビューしているようです。sinon時代は、今回紹介したアルバムを含めて3枚アルバムをリリースしているようなので、もし見つけられれば他のアルバムも聴いてみたいと思っています。
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