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カテゴリ:ベスト盤( 68 )
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今回紹介するのは、クリスマスも近いということでX'masソングを含んだアルバムを紹介しようかと思いチョイスした1枚です。
そのアルバムは、小柳 ゆきが2001年にリリースしたバラード集『KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』です。

これまで当ブログでは、『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』と『KOYANAGI the DISCO』の2枚を紹介し、彼女の抜群の歌唱力について書いてきました。しかし、紹介した2枚はいずれもカヴァー集でしたので、今回の『KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』は初めて彼女のオリジナル曲を含んだアルバムの紹介ということになりますね。

このアルバムを購入した理由は、勿論彼女の歌を聴きたかったというのもありますが、もうひとつ大きな理由がありました。それはこのバラード集は2枚組で、Disc.2には収録されている12曲全てのピアノ独奏が収められていたからなんです。しかもそのピアノを弾いているのが深町 純なんですね。これが聴けるだけでも買う価値はあると思いました。しかもこれが"96kHz Sample 24Bit HD Recording"で、音質的にもかなり良いんですよね。二人で過ごすクリスマスの夜のBGMには最適といった感じですよ(笑)

肝心の選曲ですが、オリジナル曲はもちろんカヴァー曲からも選ばれていて聴き応えがあります。ただ、バラード集というのは、メリハリが無い分厭きがくるのも事実です。ですから、じっくり聴くというよりBGM的に聴くといった方が良いかも知れません。

『小柳 ゆき / KOYANAGI the BALLADS 1999~2001』
Disc.1
01. あなたのキスを数えましょう ~You were mine~
02. Without You
03. MANDY
04. be alive
05. fortune
06. precious time
07. beautiful world
08. wishing well
09. 永遠
10. my all...
11. Koyanagi the Christmas (きよしこの夜~ホワイト・クリスマス)
12. Blue X'mas
Disc.2:KOYANAGI the BALLADS Piano Instrumental Side
Piano:Jun Fukamachi

ピックアップ曲:
「あなたのキスを数えましょう ~You were mine~」 / 作詞:高柳 恋、作・編曲:中崎 英也
ご存知、小柳 ゆきの1999年のデビュー曲であり、大ヒットしたシングル曲です。今でこそソウルフルな歌を売り物にしているシンガーは沢山いますが、当時はまだそれ程でもなかったですし、デビュー当時はまだ高校生。高校生でこんなに上手いのかという驚きを今でも憶えています。名曲ですね。

「Without You」 / 作詞・作曲:Ham-Evans、編曲:斉藤 仁
Harry Nilssonのヒットで知られるBad Fingerの名曲のカヴァーです。音域が広く、歌いこなすのは凄く難しい曲です。黒人の男性コーラスを取り入れて、とてもR&B色の強い「Without You」に仕上がっています。この曲が収録されている2000年リリースのカヴァー集『Koyanagi the Covers PRODUCT 1』は、また別の機会に紹介したいなと思っています。

「MANDY」 / 作詞・作曲:R.Kerr & S.English、編曲:斉藤 仁
邦題「哀しみのマンディ」としてお馴染みのBarry Manilowの1975年の大ヒット曲にして出世曲のカヴァーです。こちらはしっとりとしたアレンジで、切々と歌い上げている小柳 ゆきのヴォーカルが印象的です。

「be alive」 / 作詞:小柳 ゆき&樋口 侑、作・編曲:原 一博
私の大好きな曲のひとつです。2000年にリリースされたシングル曲ですが、スケールの大きさと彼女の溌剌としたヴォーカルがマッチしていて、本当に気持ち良く聴ける1曲だと思います。

「Blue X'mas」 / 作詞:小柳 ゆき、作・編曲:深町 純
「Koyanagi the Christmas」はスタンダードをゴスペル調に歌い上げていますが、この曲はオリジナルです。深町 純のピアノをバックにしっとりと歌い上げています。ある意味シンプル過ぎるクリスマス・ソングですが、静まり返った夜中に雪景色あるいは星空を見ながら聴いたら、きっとこういう曲の方が沁みるのかも知れません(笑)
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最近また仕事が忙しく、疲れもあって更新が滞ってしまいました。コメントにレスも出来ず、本当にすみません。暫くの間、更新ペースが落ちるかも知れませんが、今後も"Music Avenue"をよろしくお願い致します。

今回紹介するのは、小室 みつ子が1988年にリリースしたベスト・アルバム『MITSUKO KOMURO'S FAVORITES』です。
小室 みつ子は1981年にシンガー・ソングライターとしてデビューしていますが、デビュー前から作家として活躍していたようです。またデビュー後も作詞家、小説家としても活動しており、多才な人のようですね。私は彼女の名前は知っていましたが、今まで聴く機会がありませんでした。以前より聴いてみたいと思っていましたので、中古店で色々探してこのアルバムを入手しました。

聴いてみたところ、摩訶不思議な感じで面白かったですね。小室 みつ子の音楽は、Girls PopでもCity Popでも歌謡曲でも無く、良い意味でそれらがミックスされています。悪い表現をすれば"中途半端"な感じなんですが、個人的には嫌いではありません(笑)。
歌も上手いとは言い難いのですが、決して下手と言う訳でもありません。特に癖も無いので聴き易いタイプのヴォーカルだと思います。個性に溢れていた80年代においては地味な存在だったかも知れませんね。

このベスト盤は1stアルバム『甘い予感』(1981年)、2nd『あざやかな出逢い』(1981年)、3rdアルバム『見知らぬ恋人』(1983年)、4thアルバム『ウサギは歌を歌わない』(1985年)からセレクトされた15曲が収録されています。彼女の書くメロディーは親しみがあり、どこか歌謡曲の匂いがして郷愁を感じさせます。私と同年代の方なら違和感無く聴けるかも知れませんね。

『小室 みつ子 / MITSUKO KOMURO'S FAVORITES』
01. His Pride My Pride
02. サマードレス
03. 夢をたどって・・・ ~I've Never Been To Me~
04. ハイウェイ・ランデブー
05. Romantic Swingin' Road
06. さよなら女ともだち
07. そしてふたりは
08. マッチブック・コレクター
09. DAYTIMEシンデレラ
10. ウサギは歌を歌わない
11. くちびるは動かない
12. スタジアムをあとにして
13. Moon Child
14. Noisy Nightにカンパイ
15. Somebody Loves You ~誰かが君を愛してる~

ピックアップ曲:
「サマードレス」 / 作詞・曲:小室 みつ子、編曲:大村 雅朗
サビのメロディーが印象的なミディアム・バラードです。夏の終わり特有の淋しさを感じさせる大村 雅朗のアレンジが良いです。City Popの洗練された感じは無いのですが、心地良く耳に入ってくるメロディーとヴォーカルが気に入ってます。

「夢をたどって・・・」 / 作詞:Ron Miller、訳詞:小室 みつ子、作曲:Ken Hirsch、編曲:萩田 光雄
Charleneの代表曲「愛はかげろうのように」のカヴァーです。名曲なんで曲自体はとても良いのは当然ですが、思いの他小室 みつ子のヴォーカルとマッチしています。ただ、途中台詞が入るのがちょっと今となっては恥ずかしい感じです(笑)

「ハイウェイ・ランデブー」 / 作詞:小室 みつ子、作曲:喜納 政明、編曲:椎名 和夫
この曲は良いですね。メロディー、アレンジ共にCity Pop色が強くて私の大のお気に入りのナンバーです。疾走感もあり、POPなメロディーと洒落たアレンジは、夜のドライブのBGMにピッタリです。自信を持ってお薦め出来る1曲です。

「くちびるは動かない」 / 作詞・曲:小室 みつ子、編曲:信田 かずお
メロディーは多少野暮ったい感じなのですが、信田 かずおのアレンジによってCity Pop色が強くなっています。アレンジで聴かせるといった感じですね。あくまでも個人的主観ですが小室 みつ子の場合、バラードよりもテンポのある曲の方が良いメロディーが多いような気がします。バラードも悪くないのですが、いわゆる"ありがち"な感じが強いですね。
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竹内 まりや_EXPRESSIONS ◇ 2009年 08月 23日
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今回紹介するのは、昨年10月にリリースされた竹内 まりやのRCAとMOON/WARNERレーベル合同のコンプリート・ベスト・アルバム『EXPRESSIONS』です。大ヒット・アルバムなので今更って感じなのですが、兎角ヒット曲だけを連ねたという形が多いベスト盤の中において、個人的には良いベスト・アルバムだと心底思っているので紹介することにしました。

3枚組全42曲というかなりのボリュームなんですが、シングル曲はもちろん人気投票で選ばれた楽曲が収録されているので、このボリュームになるのも頷けます。また、このボリュームが私に"良いベスト盤"だと思わせた大きな理由のひとつでした。詳しくは後程・・・。
そして60ページにも及ぶブックレット。各曲竹内 まりやの解説が付いているのですが、この解説がこのアルバムの値段以上に私にとっては価値があるんですよね。曲が出来たエピソードだったり、当時の思いだったりが書かれており、それを読みながら曲を聴くとまた違った感じの印象を持ったりして結構楽しいですね。

流石に42曲全てにレビュー記事は到底書けませんので、何曲はピックアップして書いてみます。はっきり言えば手抜きです(笑)

『竹内 まりや / EXPRESSIONS』
DISK.1
01. 戻っておいで・私の時間
02. グッドバイ・サマーブリーズ
03. ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風~[Single Version]
04. 涙のワンサイデッド・ラヴ
05. September
06. 不思議なピーチパイ
07. 象牙海岸
08. 五線紙
09. Morning Glory
10. 僕の街へ
11. ボーイ・ハント (Where The Boys Are)
12. 恋のひとこと (Something Stupid)
13. Never Cry Butterfly
14. Let It Be Me [Studio Version]

DISK.2
15. リンダ
16. もう一度
17. マージービートで唄わせて
18. 本気でオンリーユー (Let's Get Married)
19. プラスティック・ラヴ
20. 恋の嵐
21. 元気を出して
22. 色・ホワイトブレンド
23. けんかをやめて
24. 駅
25. Forever Friends
26. シングル・アゲイン
27. 告白
28. マンハッタン・キス

DISK.3
29. 家(うち)に帰ろう (マイ・スイート・ホーム)
30. 純愛ラプソディ
31. 毎日がスペシャル
32. カムフラージュ
33. 今夜はHearty Party [Single Mix]
34. 天使のため息
35. すてきなホリデイ
36. 真夜中のナイチンゲール
37. 返信
38. みんなひとり
39. チャンスの前髪
40. うれしくてさみしい日 (Your Wedding Day)
41. 幸せのものさし
42. 人生の扉

まずは私と竹内 まりやとの出会いの曲01。好き嫌いを別にしても出会いの曲という意味では思い入れの強い曲です。達郎のアレンジに耳に慣れてしまっているので、当時の瀬尾 一三のアレンジがある意味新鮮でもありますね(笑)

今回初CD化となった03。当時このシングル・レコードを買いましたので聴いていたはずなんですが、達郎アレンジのアルバム・バージョンに慣れてしまっていたせいか、えらく新鮮でした。ただ好みとしてはやはり達郎のアレンジ・バージョンですね。

竹内 まりやをソングライターとして興味を持った最初の曲04。理屈抜きで好きな1曲です。吉田 美奈子のコーラスが良いですね。

05も思い入れの強い曲です。敬愛する林 哲司の作曲で、彼の代表曲のひとつです。この曲は、竹内 まりやには申し訳無いのですが、EPOのコーラスに尽きると思います。このEPOのコーラスがあると無いとでは全く違った印象になっているのではないでしょうか。

特に曲に対しての思い入れはないのですが、大瀧 詠一のヴォーカルが魅力的な12も好きな1曲です。

達郎のプロデュースのもと、全曲竹内 まりやのオリジナルでリリースされた『VARIETY』(1984年)を聴いた時の衝撃は忘れません(笑)。その冒頭を飾った16も忘れられない曲のひとつになっています。

私的な話で恐縮ですが、私の結婚披露宴でケーキ・カットの時にBGMで使わせてもらった18。ケーキに入刀している時、この曲が流れ鳥肌を立ってしまいました(笑)

数多い竹内 まりやのオリジナル曲の中で1番好きな曲が19ですね。達郎もカヴァーするほど気に入っているようですし、村田 和人も大好きな曲と語ってました。本当に格好良い曲です。当時12インチ・シングルもリリースされ、本当に聴き倒したという感じの曲なんですが、いつまで経っても厭きのこない名曲です。

薬師丸ひろ子に提供した21。この曲は薬師丸ひろ子のコーラスが何とも言えず好きなんです(笑)

竹内 まりやの曲解説に思わず笑ってしまった23。引用しますと「この曲は奈保子ちゃんが歌うとすごく可愛いのに、私が歌うとひどく傲慢な女性に聞こえるのはなぜだ(笑)?」・・・、確かに(笑)

リクエスト投票で1位だったという中森 明菜に提供した24。明菜のオリジナルを持っていますが、オリジナルよりもはるかに良いですね。普段歌詞に無頓着である私が、そして男でありながら切ない歌詞の感動した曲でもありました。特に「ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔みていたら 思わず涙あふれてきそう」の部分はたまりませんね(笑)

曲を聴いた時にソングライターとして本当に凄く成長したと感じたと同時に、本当に良い曲だなとしみじみ感じて今でも大好きな曲になっているのが26です。"火曜サスペンス劇場"の主題歌に採用された曲ですが、シングルがリリースされるのを心待ちにして購入した記憶があります。名曲です。

Disc.3に関しては然程思い入れが強い曲が無いのですが、その中で断トツに好きなのがラストを飾る42ですね。これは竹内 まりやと同年代ということも大きいでしょうが、とても沁みる曲ですね。本当に良い曲で、私も嫁さんも車で聴きながら「本当に良い曲だねぇ」などと話しております(笑)。竹内 まりやの等身大の曲という感じですかね。

さて、私がこのベスト盤を聴いて"本当に良いベスト盤"だと感じた理由は、曲や解説を含めて42曲通して聴いた時に竹内 まりやという才能豊かなアーティストが、多くの人との出会い、そしてサポートを受けてその才能を開花してきたというのが伝わってきた作品だからです。
42曲全てが竹内 まりやを育んできたんだと思わせてくれますし、杉 真理、加藤 和彦、林 哲司、山下 達郎等との出会いによって現在の竹内 まりやが存在しているんだというのが伝わってくる、そんなベスト盤ですね。こういう思いというか感想を抱かせてくれるベスト盤というのは、なかなか存在しないと思います。

ただ残念だったのは、私の大好きな曲「夢の続き」が収録されていなかったことですかね(笑)
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渡辺 貞夫_SADAO WATANABE ◇ 2009年 06月 13日
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今回紹介するのは、日本を代表するJAZZ MANである"ナベサダ"こと渡辺 貞夫が1987年にリリースしたベスト盤『SADAO WATANABE』です。
ナベサダと言えば、1978年頃に自身が出演(草刈 正雄と共演)した資生堂・ブラバスのCMで使われた「CALIFORNIA SHOWER」が収録されたアルバム『CALIFORNIA SHOWER』が大ヒット。それまでブームの兆しのあったFUSION音楽を一般に広く知らしめたと言っても過言ではないと思います。私もJAZZ MANのアルバムで初めて手にしたのがナベサダでした。

このベスト盤に収録されているのはビクター時代の音源で、しかもDave Grusinが関わった楽曲を中心に選曲されています。『MY DEAR LIFE』(1977年)から1曲、『CALIFORNIA SHOWER』(1978年)から3曲、『MORNING ISLAND』(1979年)から6曲、シングル盤から1曲の計11曲が収録されています。
私がこのベスト盤を購入した理由は二つ。ひとつは、『MY DEAR LIFE』、『CALIFORNIA SHOWER』、『MORNING ISLAND』の3枚はアナログ盤は持っていたもののCDを購入していなかったから。もうひとつは、1980年にシングル盤のみリリースされた「NICE SHOT!」のスタジオ録音音源が収録されていたからです。この「NICE SHOT!」もブラバスのCMで使われていた記憶があります。

ご存知の方も多いと思いますが、収録曲11曲中10曲のアレンジをDave Grusinが手掛けています。『CALIFORNIA SHOWER』ではジェントルソウツのメンバーを中心にロスで録音され、いかにも西海岸のカラッとしたサウンドが特徴で、『MORNING ISLAND』はN.Y.録音で、メンバーもN.Y.で活躍するミュージシャンで固められ爽やかな中にも都会的な雰囲気をもったサウンドが特徴と言えるでしょう。

『渡辺 貞夫 / SADAO WATANABE』
01. CALIFORNIA SHOWER
02. NICE SHOT!
03. INNER EMBRACE
04. SAMBA DO MARCOS
05. SERENADE
06. MORNING ISLAND
07. SEVENTH HIGH
08. TURNING PAGES OF WIND (風の想い出)
09. DOWN EAST
10. HOME MEETING
11. MY DEAR LIFE

アルバム『CALIFORNIA SHOWER』からは01、07、08の3曲がセレクトされています。メンバーは、Dave Grusin(key)、Lee Ritenour(g)、Chuck Rainy(b)、Harvey Mason(ds)、Paulinho Da Costa(per)等が参加しています。
いずれもジェントルソウツらしいサウンドで、いかにも渇いた西海岸の風を感じる01。
ホーン・セクションを加えて少し都会的な印象のあるスリリングなナンバー07。
美しいストリングスが印象的なメロウなバラード・ナンバー08。

アルバム『MORNING ISLAND』からは、03、04、05、06、09、10の6曲がセレクトされています。メンバーは、Dave Grusin(key)、Eric Gale(g)、Jeff Mironov(g)、Francisco Centeno(b)、Steve Gadd(ds)、Rubens Bassini(per)等が参加しています。
N.Y.の夜を感じさせるバラード・ナンバー03。
Dave Grusin作曲によるナンバーで、JAZZYなイントロからサンバへと変わっていくアレンジが絶妙な04。都会のオアシスっていうイメージでしょうか・・・。
しっとりした中にも心地良さを感じるバラード・ナンバー05。Jeff Mironovの渋いギター・プレイとDave Grusinのピアノ・ソロが光っている曲ですね。
まさにアルバム・ジャケットのイメージそのままといった感じの06。これは名曲だと思います。ナベサダのフルートが摩天楼に昇る朝陽を感じさせてくれます。
N.Y.らしいサウンドが格好良い09。この曲の主役はズバリEric Galeでしょうね。渋い1曲です。
シャッフル・ビートが心地良い10。JAZZYでノリの良いナンバーです。

02は日本で録音され、シングルのみでリリースされたと記憶しています。メンバーは、Dave Grusin(key)、Don Grusin(key)、Bobby Broom(g)、Marcus Miller(b)、Buddy Williams(ds)、Roger Squitero(per)です。Buddy & Marcusのリズム隊が良い仕事をしており、"ナイス・ショット!"の爽快感が実に上手く表現されているのではないでしょうか。隠れた名曲だと思っています。

ナベサダの代表的な1曲と言える11。名曲中の名曲ですね。この曲のみナベサダがアレンジしています。参加メンバーは、Dave Grusin(key)、Lee Ritenour(g)、Chuck Rainy(b)、Harvey Mason(ds)、Steve Forman(per)で、まさにジェントルソウツそのものですね。

ナベサダも今年で76歳、初のリーダー・アルバムをリリースしてから実に半世紀近く経つにも関わらず、今でも現役でしかも第一線で活躍しているのですから凄いの一言ですね。
このベスト盤に収録されている曲を録音した頃は45~47歳。そのサックス・プレイには気負いというものを全く感じさせず、逆に余裕すら感じます。Dave Grusinの洒落たアレンジとの相性も抜群で、30年経過した今聴いても古さを感じません。
これからの季節に似合う曲が多いので、毎年この時期に活躍してくれる1枚になっています。
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松原 正樹_THAT'S COOL! ◇ 2009年 05月 31日
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ここ数日間は雨が続いており、梅雨入りも近いかなと思わせる日々で若干気分も滅入りがちです。
雨自体は嫌いではないのですが、やはりどんより曇った暗い空は好きにはなれませんね。
気分が滅入りがちになった時に、"すっきり爽やか"な気分にさせてくれるアルバムを紹介しましょう。

今回取り上げるのは、私が敬愛しているギタリスト・松原 正樹が1988年にリリースしたベスト盤『THAT'S COOL! - The Best of Insturumental Version -』です。このアルバムは、松原 正樹のポニー・キャニオン時代のアルバム4枚(『SNIPER』、『PAINTED WOMAN』、『BEEN』、『STORIES』)から選り抜いたインスト曲13曲が収録されています。
このアルバムと同時発売された『SOMEDAY - The Best of Vocal Version -』というヴォーカル曲を集めたアルバムがありますが、こちらも別の機会に紹介したいなと思っています。

松原 正樹のギターが好きな理由は、とにかくフレーズが聴いていて心地良いことですね。スタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアを活かして、その曲に合った音色、フレーズを作り上げてくることですね。特にアドリブ・パートにおいては、こういう曲調にはこういう入り方が格好良いというのを熟知している感じがたまらないですね(笑)
そして、アレンジャーとしても素晴らしい才能・センスを持っていて、当然のことかも知れませんがギター・サウンドを軸とした実に私好みのアレンジが多いのです。もし松原 正樹のギターに出会っていなかったら、こんなに音楽にのめり込むことはなかっただろうと思います。
それ程私にとっては重要なミュージシャンです。

『松原 正樹 / THAT'S COOL!』
01. S.O.S (Society Of Soul)
02. HUNCH
03. PACIFIC COAST HIGHWAY
04. SUNSET LULLABY
05. BUSTED
06. SHINING STAR
07. YOU BABE
08. AFTERNOON
09. TEQUILA TOAST
10. THAT'S COOL!
11. STAND!
12. AYUMI
13. FAR AWAY

軽快でダンサブルなナンバー01。この曲はシングルとして全米、ヨーロッパでも発売されました。ホーン・セクションを取り入れており、曲の良いアクセントになっています。ソロ・パートでは相変わらず耳に心地良いフレーズばかりです。ヨーロッパで人気が高かったというのも頷けます。1983年のアルバム『PAINTED WOMAN』から。

夏の夜のドライブにピッタリな感じのメロディアスなナンバー02。深夜の車の少なくなった高速なんかを走りながら聴きたいような曲です。1987年のアルバム『STORIES』から。

夏らしさ全開のナンバー03。眩しい太陽、渇いた風、潮風の香り・・・それらが見事にサウンドで表現されているような気がします。梅雨時のジメジメ感を一掃してくれる、そんな1曲です。アルバム『PAINTED WOMAN』から。

ビーチで沈んでいく夕陽を見ながら聴きたい、そんなナンバー04。松原 正樹らしいギターの音色と、フリューゲル・ホーンの音色の美しさが際立っています。アルバム『PAINTED WOMAN』から。

松原 正樹らしいフレーズのオンパレードといった感じの05。都会的なCOOLなサウンドが涼しげで、大好きな1曲です。1983年のアルバム『SNIPER』から。

タイトルのイメージとサウンドが結び付かなかった06(笑)。決して悪い曲という意味ではありません。ホーン・セクションやEVEのコーラスが入ったダンサブルなアレンジが印象的です。アルバム『PAINTED WOMAN』から。

メロウなナンバー07。TVでもよく使われていたので、聴いたことがある人も多いでしょう。ここではソロ・パートのギターが本当に格好良いんですよ。名曲です。アルバム『SNIPER』から。

真夏の昼下がりを感じさせる08。痛いほどに暑い陽射しなのに木陰は涼しく心地良い、そんな木陰で小休止しているといった感じでしょうか。ロック色のソロがまるで暑い陽射しのように迫ってきます。アルバム『STORIES』から。

昼夜関係なく車を走らせながら聴きたいような疾走感がたまらない09。これも良い曲です。軽快なテンポとギター・ソロが実に気持ちの良いナンバーですね。アルバム『PAINTED WOMAN』から。

メロウなナンバー10は、タイトル通りまさにCOOLな1曲。JAZZYなギター・プレイは、大人による大人のための音楽という雰囲気が漂っています。カクテルでも飲みながら聴きたい、そんなナンバーですね。アルバム『STORIES』から。

AORチックなナンバー11。少しですがマイク・ダンのヴォーカルがフィーチャーされているところも実にAORっぽいですね。全編でギターが堪能出来る曲でもあります。アルバム『BEEN』から。

水平線付近にわずかにオレンジ色が残っている程度の夕闇、そんなイメージのナンバー12。短くも美しいバラード・ナンバーです。アルバム『BEEN』から。

私のイメージでは12とは逆に、夜の帳からまさにもうすぐ陽が昇ろうとしている朝焼けの情景を感じる13。力が漲ってきそうなギター・ソロがヤル気を起こしてくれそうです(笑)。アルバム『STORIES』から。

夏にGuitar Fusionはよく似合います。と言うかギターに限らずFUSION系音楽が夏に似合う気がします。夏にギターだったら"高中 正義"というのも定番ですが、私にとって高中 正義の音楽は、まさに夏の盛りに聴きたい音楽なんです。梅雨時の滅入る気分を晴らしてくれるという意味では、この松原 正樹の『THAT'S COOL!』はピッタリだと思います。
これから暫くの間、つまり梅雨明けまでの間、毎年活躍してくれる1枚です。
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今回はアルバム・レビュー記事ではなく、私にとっては特異な存在のアーティスト(グループ)であるCHAGE & ASKAについて駄文を綴ってみたいと思います。つい最近も今月末で解散するとか、しないとかで世間を騒がせているCHAGE & ASKAですが、正直私には"解散しようがしまいがどちらでも良いや"程度のことです(ファンの人には叱られそうですが・・・汗)。
かと言って、嫌いなアーティストという訳でもありません。ベスト・アルバムを含めてオリジナル・アルバムも何枚か持っています。好きな曲も結構あります。

私にとってCHAGE & ASKAは、チャゲ&飛鳥時代から一貫してどこか冷めていたというか、俯瞰視してきたアーティストという感じのアーティストなんですね。加えて彼等が私にとって特異な存在だというのは、他のアーティストよりも曲の好き嫌いがはっきりと別れてしまうという点が挙げられます。理由を言葉にするのは難しいのですが、肌が合わないという感じなんです。
ですからアルバムを購入しても、アルバムを通して聴くのは最初だけで後は好きな曲だけを聴いてしまうんですね。アルバム収録曲で購入時に1回しか聴いていない曲というのも沢山存在します。こういう聴き方をするのはCHAGE & ASKAくらいなんですね。自分でも不思議です(笑)

それとASKAのあの粘っこい歌い方がどうも馴染めません。それなのに好きな曲も結構あるというのも矛盾してますが、事実そうなんです。
面白いのはそれだけではなくて、私の好きな曲は1988年~1993年の6年間に作られた曲に集中しているんですよね。しかも昔はよくカラオケでも歌っていたんです。それなのに、いつも一定の線を引いて冷めた目で見ていたのがCHAGE & ASKAであり、私の音楽三昧の生活の中でもこんなアーティストはCHAGE & ASKA以外には存在しません。

上のジャケット写真は、結成20周年を迎えた1999年12月にリリースされた2枚組のベスト・アルバムです。一応曲目を紹介しておきましょう。
青字の曲が私のお気に入りナンバーです。

『CHAGE & ASKA_VERY BEST ROLL OVER 20TH』
Disc.01
01. ひとり咲き
02. 万里の河
03. 終章(エピローグ)~追想の主題
04. 男と女
05. 安息の日々
06. MOON LIGHT BLUES
07. オンリーロンリー
08. モーニングムーン
09. 黄昏を待たずに
10. 恋人はワイン色
11. WALK
12. LOVE SONG
13. 天気予報の恋人
14. PRIDE
15. 心のボール

Disc.02
01. DO YA DO
02. 太陽と埃の中で
03. SAY YES
04. 僕はこの瞳で嘘をつく
05. no no darlin'
06. YAH YAH YAH
07. Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは
08. You are free
09. HEART
10. On Your Mark
11. めぐり逢い
12. river
13. NとLの野球帽
14. no doubt
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松田 聖子_WINTER TALES ◇ 2008年 11月 25日
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昨日、舞台を観るために渋谷へ出かけましたが、街はもう完全にクリスマス・モードでした。早いものであと1ヶ月もすればクリスマスなんですね。そしてその後1週間もすれば新年・・・。こうやってどんどん歳を重ねていくんですね(笑)

季節的には冬ですが、何故か今年は思っているより寒くなくて、なかなか冬気分に浸れていません。それでは聴く音楽だけでも"冬モード"に・・・とうことで、今回取り上げるのは松田 聖子が1996年にリリースした冬をテーマにした曲やクリスマス・ソングを集めたベスト盤『WINTER TALES』です。以前にも松田 聖子のアルバムは何回か紹介していますが、調べてみたら去年の11月25日以来1年ぶりの登場となります。

松田 聖子ほどデビュー当時から、彼女のことが大好きな人と大嫌いな人というのがはっきりと別れていたアイドルも少ないかも知れませんね。それでもその存在感は誰もが認めざるを得ないでしょうし、80年代を代表するアイドルであることには違いありませんね。
私の場合、好き嫌いは別にしても良い楽曲に恵まれており、どんなタイプの曲であっても一度松田 聖子が歌えばそこに"松田 聖子らしさ"が存在するというのは、やはり只者では無いシンガーであると感じてしまいますね。

『松田 聖子 / WINTER TALES』
01. Pearl-White Eve
02. Together for Christmas
03. ハートのイヤリング
04. 凍った息
05. December Morning
06. 愛されたいの
07. Blue Christmas
08. 雪のファンタジー
09. 恋人がサンタクロース
10. 二人だけのChristmas
11. きっと、また逢える・・・
12. 外は白い雪
13. 抱いて・・・

1987年のシングル曲01。作詞:松本 隆、作曲:大江 千里、編曲:井上 鑑なんですが、最初は大江 千里と松田 聖子の組み合わせってどうなの?という感じもしましたが、今こうやって聴くとまさに松田 聖子の世界ですから不思議です。当時から好きな曲ではありました(笑)

1993年にリリースされたオリジナルのクリスマス・アルバム『A Time for Love』に収録されていた02。作詞:松田 聖子、作曲:松田 聖子、小倉 良、編曲:鳥山 雄司です。軽快なPOPチューンで、楽しげなクリスマス・パーティーの雰囲気が詰まった1曲。

1984年のシングル曲03。作詞:松本 隆、作曲:Holland Rose、 編曲:大村 雅朗で、ご存知の方も多いと思いますがHolland Roseは佐野 元春のペンネームですね。今聴くと確かに佐野 元春っぽさが出てますね。大村 雅朗のアレンジも元春らしさを活かしてますよね。

01のカップリング曲だった04。01と同じ作詞:松本 隆、作曲:大江 千里、編曲:井上 鑑です。3連バラード・ナンバーで、美しいストリングスと鐘の音がクリスマスらしい雰囲気を盛り上げています。

1981年にリリースされ、アナログ盤A面の作曲・編曲を大瀧 詠一が手掛けたことで話題となったアルバム『風立ちぬ』に収録されていた05。アルバムの最後を飾ったバラード曲で、作詞:松本 隆、作曲:財津 和夫、 編曲:鈴木 茂によるナンバーです。タイトルの通り12月の朝の寒々しさを感じる1曲です。

1982年のシングル「野ばらのエチュード」のカップリング曲だった06。作詞:松本 隆、作曲:財津 和夫、 編曲:大村 雅朗によるナンバーです。然程インパクトは無く、カップリング曲としてお似合いな曲かも知れませんね。それにしても歌声が若々しい・・・(笑)

1982年にリリースされたクリスマス・アルバム『金色のリボン』に収録されていた07。作詞:松本 隆、作曲:財津 和夫、 編曲:大村 雅朗によるスローなクリスマス・ナンバーです。聖夜といった雰囲気がよく出ている1曲ですね。

1987年にリリースされたWinter Songを集めたアルバム『Snow Garden』に収録されていた08。元々は『金色のリボン』に収録されていた「星のファンタジー」を歌詞を替えたものらしいですね。作詞:松本 隆、作・編曲:大村 雅朗です。大村 雅朗はアレンジャーとして素晴らしい作品を数多く残していますが、作曲家としても良い曲を書いていますね。

ご存知ユーミンのクリスマス・シーズンには欠かせない名曲のカヴァー09。この曲もクリスマス・アルバム『金色のリボン』に収録されていました。大村 雅朗のアレンジがオリジナルにかなり忠実で、特にギターはユーミンと同じ松原 正樹あるいは今 剛を起用していると思います。残念ながらミュージシャン・クレジットが載っていません。

1989年のアルバム『Precious Moment』に収録されていた10。作詞:松田 聖子、作曲:小森田 実、編曲:大村 雅朗によるしっとりとしたクリスマス・ソングです。

1992年のシングル曲11。作詞:松田 聖子、作曲:松田 聖子、小倉 良、編曲:鳥山 雄司によるバラード曲で、90年代の松田 聖子の楽曲の中ではかなり好きな曲のひとつになっています。特に"冬"、"クリスマス"を感じさせる歌詞ではないのですが、こうやって冬の歌に並んで収録されていると冬っぽさを感じるから不思議です。

02と同じクリスマス・アルバム『A Time for Love』に収録されていた12。作詞:松田 聖子、作曲:松田 聖子、小倉 良、編曲:小倉 良によるバラード・ナンバーです。

1988年にリリースされたデヴィッド・フォスターのプロデュースによる名盤『Citron』に収録されていた13。この曲も特に"冬"、"クリスマス"を感じさせる歌詞は登場しませんが、寒々しい雰囲気は冬に似合う感じですね。

コテコテのクリスマス・アルバムではありませんので、この時期からクリスマスまでの間、車でちょいと買い物なんかへ出かける時のBGMとして聴くには丁度良いアルバムかも知れませんね。松田 聖子のキャリアの長さ故、収録曲も録音時期に幅があり、歌声も微妙に変わってきているので纏まりに欠ける気もしますが、逆にそれが聴いていて厭きがこないので結構楽しめます。派手さはありませんので、聖子節が苦手な人にも聴き易いかも知れませんね。
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桑名 正博_NEW BEST ◇ 2008年 08月 27日
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もう夏も終わりといった感じのする今日この頃、夏の終わり頃になると聴きたくなるアルバムを紹介します。1994年にリリースされた桑名 正博のベスト・アルバム『NEW BEST』です。桑名 正博も結構な数のベスト盤が存在しますが、個人的にはこの『NEW BEST』が選曲が1番良いと思っています。
桑名 正博の独特な歌い方は、好き嫌いがはっきりと別れるかも知れません。好きな人にはたまらないのですが・・・(笑)。
正直暑苦しい歌い方という感じもしますが、何故か私は夏の終わりに聴きたくなります。これはおそらく夏の終わりをテーマにした曲が、このベスト・アルバムに数曲収められているのが影響しているかも知れません。個人的に桑名 正博の曲で1番好きな曲「さよならの夏」が収録されているベスト・アルバムは、私の知るところではこの『NEW BEST』くらいだと思います。逆に言えば初期のアルバムが入手困難で、「さよならの夏」聴きたさに購入したと言っても良いベスト・アルバムなのです。

御大・筒美 京平と組んだヒット曲も多く含まれていますし、名曲と誉れの高い曲ももちろん収録されていますから、桑名 正博の入門編あるいは久しぶりに聴いてみたいと思った人にはお薦めのベスト・アルバムです。新品の入手は難しいかも知れませんが、中古店等で見かけますので興味のある方は聴いてみて下さい。

『桑名 正博 / NEW BEST』
01. セクシャル バイオレットNo.1
02. 追跡ハートエイク
03. オン・ザ・ハイウェイ
04. さよならの夏
05. 夜の海
06. セントラル・パーク
07. テキーラ・ムーン
08. 月のあかり
09. The Super Star
10. 哀愁トゥナイト
11. スコーピオン
12. ロンリネス
13. RAINな20才にさよならを
14. ダーティー・ヒーロー
15. サード・レディー

1979年にカネボウ化粧品キャンペーンソングに採用され、オリコン1位を獲得した桑名 正博の代表曲として知られる大ヒット・シングル01。筒美 京平らしいキャッチーなメロディーですが、個人的には然程好きなタイプの曲ではありません。ソロ6作目のアルバム『COMMUNICATION』にも収録されていました。

1981年のシングル曲02。桑名 正博の作・編曲のロックンロール・ナンバーで、桑名節が炸裂しています。今聴くと古臭い感じがするのは否めませんね。

ソロ3作目のアルバム『TEQUILA MOON』の冒頭を飾ったウエスト・コースト・ロック風のナンバー03。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博で、渇いた感じのサウンドが妙に心地良い曲で、ドライブのお供にピッタリな感じです。

名曲04。桑名 正博の曲の中では断トツで1番好きなナンバーです。作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:萩田 光雄、演奏メンバーは、高中 正義、後藤 次利、高橋 ユキヒロ、羽田 健太郎、斎藤 ノブ、桑名 晴子という豪華な顔触れ。今聴かずにいつ聴くんだと思える程、夏の終わりにピッタリなミディアム・バラードです。自信を持ってお薦め出来る1曲。ソロ2作目のアルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていましたし、確かシングル「哀愁トゥナイト」のカップリング曲だったと思います。

05も夏の終わりがテーマのバラードの名曲。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博です。桑名 晴子の兄妹ならではの息の合ったコーラスも聴き所のひとつですが、落ち着いた雰囲気の正博のヴォーカルが際立っています。ソロ1作目のアルバム『Who Are You?』に収録されていました。

CITY POP色の強いアレンジが時代を感じさせる06。原宿がテーマというのが、いかにもと言う感じです。悪い曲ではありませんが、インパクトに欠けますね。アルバム『TEQUILA MOON』
に収録されていました。

1978年のシングル曲で、アルバム『COMMUNICATION』に収録されていた07。筒美 京平が桑名 正博の個性を活かして書いた曲といった感じです。最初に聴いた時には、桑名のオリジナルかと思った程、彼にピッタリなナンバーです。アクの強さが魅力とも言えます。

アルバム『TEQUILA MOON』に収録されていた名バラード曲08。大阪ではカラオケの定番曲で、多くの人が歌えると聞いたことがあります。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博による名曲ですね。船山 基紀によるストリングス・アレンジも控え気味ですが、凄く効果的に曲を盛り上げています。

アルバム『COMMUNICATION』に収録されており、シングル曲でもあった09。松本&筒美のコンビ作品で、いかにもヒット狙いといった感じの歌謡曲チックな作品ですね。これは決して悪い意味では無く、万人に聞き易い曲としての魅力があります。

私の大好きな松本&筒美のコンビ作品10。1977年のシングル曲で、アルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていました。曲はもちろんですが、この曲のスリリングな演奏が凄いです。高中 正義がギターを弾きまくり、後藤 次利のベースも凄い。ですが1番凄いのは、高橋 ユキヒロ(幸宏)のドラミングでしょうね。このユキヒロのドラミングは聴く価値ありますよ。

1979年のシングル曲で、5枚目のアルバム『KUWANA No.5』に収録されていた11。この曲も松本&筒美のコンビ作品ですが、桑名 正博よりも当時のアン・ルイスが歌った方が似合うような歌謡ロック路線ナンバーです。個人的には今ひとつといった感じです。

1980年のシングル曲12。ゆったりとしたリズムとウエスト・コースト風のサウンドが心地良いナンバーです。テンポのある曲よりもこういう曲調での正博のヴォーカルが私は大好きなので、この曲もお気に入りのひとつになっています。作詞:下田 逸郎、作曲:筒美 京平。

1985年のシングル曲13。大阪を題材にしたブルージーなナンバーです。ひょっとしたら関西方面では人気があるのかな?私自信はあまり馴染みの無い曲でした。

1980年のアルバム『TEARDROPS』に収録されていた下田&桑名コンビによる14。

1978年のシングル曲15。松本&筒美コンビ作品です。今聴くと鈴木 茂のアレンジも垢抜けない感じがしますが、曲は良いですね。私が好きな桑名の曲はどういう訳か1977年、1978年作品に多いのですが、これもそんな1曲です。

薬物所持、傷害事件、アン・ルイスとの結婚等、話題の多かった彼も現在は、実家の家業を継いで社長として頑張っているようです。音楽活動の方もマイペースで続けているようですね。現在の彼の音楽を聴きたいとは正直思いませんが、このアルバムに収められた曲達は私の青春時代の1ページとして忘れられないものになっています。
去り行く夏を惜しみながら、04、05、08をしみじみ聴いてます(笑)
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STARDUST REVUE_STARS ◇ 2008年 08月 24日
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最近、当ブログの検索ワード・ランキングに必ずランクインしているワードが、"スターダストレビュー 夢伝説"なんですね。現在、CMのキリンチューハイ「氷結ZERO」でスタレビの「夢伝説」が使われている影響なんでしょうね。以前も石川 さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」もCMで流れた途端に、検索ワード・ランキングの上位を占めました。やはりTVの影響というのは大きいですね。
現在CMで流れている「夢伝説」は、新たに録音されたバージョンで8月27日にシングルとしてリリースされます。私が以前取り上げたシングルは(過去記事はコチラ)、オリジナル・バージョンです。

そこで今回取り上げるのは、スターダスト・レビューが2000年にリリースした通算24枚目で、ベスト・アルバムとしては5枚目となる2枚組ベスト・アルバム『STARS』です。20周年をという区切りの年だったこともあり、サービス精神旺盛なスタレビですから、単なるベスト盤ではありません。Disc.1が90年代にリリースされたシングル曲16曲をリリース順に収録されており、Disc.2は、ライブではお馴染みのナンバーをスタジオ・ライブという形で新録音した14曲が収録されています。
私個人としては、三谷 泰弘が脱退した1994年以降の音楽はあまり聴いておらず、Disc.1に関しては馴染みの無い曲が多いのも事実なんですが、Disc.2に関してはライブでもお馴染みの曲ばかりですし、スタジオ・ライブということもあり、Disc.2がお気に入りになっています。これも個人的な感想ですが、スタレビ以上に楽しいライブを観せてくれる、聴かせてくれるバンドはいないと思っています。観客こそ入っていませんが、彼等の魅力が詰まっているのがDisc.2という気がします。

『STARDUST REVUE / STARS』
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Disc.1 Matinee -マチネ-
01. 君のすべてが悲しい
02. こしゃくなレディ
03. 瞳の中の天国
04. 追憶
05. もう一度抱きしめて
06. 木蘭の涙
07. クレイジー・ラブ
08. ふたり
09. 会えないよ
10. Get Up My Soul
11. もうチョットだけ何か足りない
12. 愛してるの続き
13. 何やってんだろう
14. 7月7日
15. ワイン恋物語
16. どうして

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Disc.2 Soiree -ソワレ-
17. Overture "Stars"
18. Northern Lights -輝く君に-
19. Be My Lady
20. Stay My Blue -君が恋しくて-
21. もう一度ハーバーライト
22. 今夜だけきっと
23. ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス
24. 銀座ネオン・パラダイス
25. 銀座カンカン娘
26. 東京ブギウギ
27. 上を向いて歩こう
28. 木蘭の涙
29. 夢伝説
30. Stars

曲数が多いので何曲かピックアップしてレビューします。私的に思い入れが強いDisc.2の"Soiree"が中心となりますが、ご容赦下さい(笑)
私が大好きな曲で言えば、22、23、24、25、26、28、29といったところでしょうか。22は名曲ですね。ここでのバージョンは弦楽四重奏の演奏をイントロに加えています。根本 要の書いた曲の中ではベスト3に入る位に好きな曲です。
23~26の4曲は、初期のスタレビが好きな人にはたまらない曲ばかりです。「夢伝説」や「木蘭の涙」のような曲でスタレビを知った人には、多少違和感があるかも知れません。しかし、昔から聴いていた人にはこの23~26がスタレビらしいと感じる曲です。ライブで盛り上がる定番曲23。タイトルの長さが話題になった曲です(笑)
昭和初期の歌謡曲を彷彿させる24。スタレビお得意のブギウギ・ナンバーです。これもライブで聴くと本当に楽しい1曲ですね。
25は本物の昭和歌謡です。大作曲家・服部 良一の作品で、1949年に高峰 秀子が同名映画の主題歌として発表された曲です。スタレビはこの手の曲を歌わせると本当に上手いですし、よく似合います。スリリングな演奏が楽しめます。
26も昭和歌謡です。やはり服部 良一の作品で、こちらは1948年に笠置 シズ子が歌って大ヒットしたナンバーです。ご存知の方も多いでしょう。いかにも楽しそうに演奏、歌っているスタレビの面々の顔が浮かんできます。
今ではスタレビの代表曲として知られる、ベースの柿沼 清史が書いた名曲28。弦楽四重奏の演奏をフィーチャーしたアレンジになっています。どこか懐かしいようなメロディーが印象に残る曲です。
個人的に最も思い入れの強いのが29です。実はこの曲を今から20年前、私の結婚披露宴の時に新郎新婦の入場の時に使いました。もちろん歌詞入りのオリジナル・ヴァージョンを(笑)。イントロのシンセの重厚なサウンドに、列席して下さった方々は驚かれたようですが、意外にも評判が良かったです。そんな思い出深い1曲になっています。ここでの演奏はいつものライブでの演奏とほぼ同じものです。やはり名曲ですね。

「木蘭の涙」辺りからスタレビを知った人や、最近のCMで興味を持った人にとっては、割と入りやすいベスト盤だと思います。スタレビのライブを経験したことの無い人達には、Disc.2を聴いてもらえればこういう曲も演奏しているのかと分かってもらえると思います。
しかし、本当のスタレビの魅力は、CDを聴いただけでは分かりません。機会があったらぜひライブへ出かけてみて下さい。曲なんか知らなくても楽しませてくれる、それがスタレビです。
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今回紹介するのは、7月16日に発売されたばかりのアルバムで、2004年11月に45歳の誕生日を迎える前に子宮頸癌のためにこの世を去ってしまった松原 みきの『ベスト・コレクション』です。松原 みきのCDとしては1stアルバムであり名盤の『POCKET PARK』(1980年)と2ndアルバム『WHO ARE YOU?』(1980年)の2枚をCD選書盤で、そして『スーパー・ベスト』(1986年)の3枚を所有しています。
普通ならば新たにベスト盤を買おうとは思わないのですが、今回は別です。なんと初めてCD化される曲が6曲も収録されています。本来であれば未CD化のアルバムをリリースしてくれるのが1番嬉しいのですが、贅沢ばかりも言っていられません。6曲がCDで聴けるだけでも有難いと思わねば・・・(笑)

松原 みきと言えばやはりデビュー曲で、J-POP史上に名を残す名曲である「真夜中のドア/Stay With Me」でしょう。もちろん他にも沢山良い曲はあるのですが、この「真夜中のドア」は私にとっては別格です。この曲に出会っていなければ、林 哲司フリークにもなっていなかっただろうし、ここまでJ-POP(CITY POP)に嵌ることも無かっただろうと思います。それほど「真夜中のドア」は強烈な印象を与えてくれた曲でした。
逆に「真夜中のドア」の印象が強過ぎる為に他の作品の印象が薄くなってしまっている感もありますが、1979年~1985年までのポニー・キャニオン時代のナンバーから選ばれた17曲を聴くと、実に惜しいシンガーを失ってしまったと感じます。改めて松原 みきの魅力に触れることが出来るベスト盤ではないかと思います。

『松原 みき / ベスト・コレクション』
01. あいつのブラウンシューズ
02. It's So Creamy
03. Jazzy Night
04. 真夜中のドア/Stay With Me
05. SEE-SAW LOVE
06. 愛はエネルギー
07. 三人で踊らない
08. Howa Howa Shuwa Shuwa -宇宙ネコの舌ざわり-
09. 夕焼けの時間です
10. WASH
11. -CUPID-
12. Bay City Romance
13. 恋にお招ばれ
14. Caribbean Night
15. Love for sale
16. ニートな午後3時
17. ハロー・トゥデイ~Hello Today

今回は全曲レビューではなく、初CD化の6曲(緑字のタイトル)に的を絞ってレビューしてみようと思います。

1982年にリリースされた4枚目のアルバム『Myself』に収録されていた07。当時L.A.を中心に活躍していたフュージョン・バンド"Dr.Strut"がアレンジ、演奏に関わっています。作詞:小林 和子、作曲:岡本 一生で、岡本 一生らしい洒落たナンバーです。JAZZYなアレンジ、演奏が一層洒落た雰囲気を醸し出しています。

1982年のシングル「SEE-SAW LOVE」のカップリングだった10。作詞:康 珍化、作曲:佐藤 健、編曲:Dr.Strutによるミディアム・グルーヴが心地良いナンバー。ポップでキャッチーなメロディーが印象的です。なかなか良い曲です。

1981年にリリースされた3枚目のアルバム『-CUPID-』のアルバム・タイトル・ナンバー11。今回この曲がCDで聴けたのが本当に嬉しかったですね。作詞:三浦 徳子、作曲:伊藤 銀次、編曲:大村 雅朗によるナンバーです。実に渋い曲で、村上 秀一のタイトなドラミング、今 剛らしさ全開のギター・カッティング、EVEのコーラスが耳に心地良いです。松原 みきに声質に似合った楽曲だと思います。

1984年リリースの7枚目のアルバム『Cool Cut』に収録されていた14。作詞:梅本 洋一、作・編曲:森園 勝敏による南国の香り漂う夏向きの1曲。森園 勝敏のプロデュースのアルバムなんですが、私は今まで聴いたことがありませんでした。ですから純粋にこのアルバムからの曲が聴けて嬉しいの一言です(笑)

1984年にリリースされたJAZZナンバーを中心にしたカヴァー・アルバム『BLUE EYES』からの15。Cole Porterのカヴァーで、アレンジは前田 憲男。この曲を聴いていると松原 みきは相当JAZZが好きであることが伺えます。実に堂々かつ溌剌と歌っています。このアルバムも未聴でしたから聴けて嬉しかった1曲です。

1980年リリースの3rdシングル曲17。実はこの曲は当時大好きで、よく聴いてました。しかし、なかなかCD化されずにいまして、やっと念願が叶ったというような感じがします。作詞:三浦 徳子、作・編曲:大村 雅朗によるナンバーで、大村 雅朗が編曲家だけでなく作曲家としても素晴らしい才能を持っていることを印象付けられた1曲でした。この曲も名曲です。

今回のベスト盤は初CD化の曲が多いということもありますが、非常に良い選曲だと思いますね。ぜひ多くの人に聴いて欲しいなと思います。しかし、残念なのはポニー・キャニオンがリリースするベスト盤に共通して言えることですが、歌詞カードが実に味も素っ気の無いものですね。曲のタイトル、作詞・作曲・編曲者名のクレジット、歌詞という最低限の情報しか載っていません。せめてミュージシャン・クレジットないしは松原 みきのプロフィールくらいは載せて欲しかったですね。そこがポニー・キャニオンらしいと言えるんですけどね(笑)
17曲という曲数も聴き応えがありますし、これで2,100円というのはお買い得だと思います。このベスト盤がきっかけとなって、アルバムの再発されると良いのですが・・・。
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