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カテゴリ:洋楽系( 134 )
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PAUL ANKA_WALK A FINE LINE ◇ 2012年 04月 21日
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ここのところ洋楽を聴く機会がめっきり減っていたんですが、最近「glee」に嵌ったことでまた洋楽を聴くようになってしまいました(笑)
でも最近の洋楽事情には疎いので、もっぱら聴くのは70年代~80年代のAOR系ばかりですが・・・。
今回紹介するアルバムもコテコテのAOR系です。1950年代終盤に「Diana」や「You Are My Destiny」、「Put Your Head On My Shoulder」と数々のヒットを飛ばし一躍TOPスターに昇りつめ、一時の人気が翳り始めた70年代においては、自分で見つけてきたフランスのシャンソン曲に自身で歌詞を付け、尊敬するFrank Sinatraに捧げた曲「My Way」を大ヒットさせるなどシンガーとしてばかりではなく、ソングライターとしても非凡な才能を持ったアーティスト、Paul Ankaが1983年にリリースしたAOR作品『WALK A FINE LINE』です。

とにかく参加している面子が凄い!Paul Ankaと曲を共に書いているのがDavid Foster、Michael McDonald、Jay Graydon、Peter McCann、Steve Kipner等という豪華さですし、ミュージシャンも超豪華です。

紹介しておきますと

Drums : John Robinson、Mike Baird、Jeff Porcaro、Vinnie Calliutta
Bass : Nathan East、Lee Sklar
Guitar : Steve Lukather、Jay Graydon、Marty Walsh
Keyboards : David Foster、Michael McDonald、Michael Colombier、Bill Cuomo、
Percussion : Paulinho da Costa
Sax : Ernie Watts
Background Vocals : Michael McDonald、Peter Cetera、Kenny Loggins、Pages、Steve Kipner

これだけの作家、ミュージシャンが集まり、83年という時代に制作された訳ですから、これはもうAORの見本みたいな作品に仕上がっています。
私は1959年生まれですが、さすがにPaul Ankaの曲をリアル・タイムで聴いてはいません。どちらかと言えば60年代の日本のロカビリー・ブームの時に山下 敬二郎や平尾 昌晃が歌っていたカヴァーの方が馴染み深いと言えます。
ですから80年代にこのアルバムがリリースされた時、まっさらな状態でPaul Ankaを聴く事が出来ました。
私のイメージではPaul AnkaはAOR系アーティストであり、ソングライターなんです。

さて、アルバム『WALK A FINE LINE』ですが、AOR系の音楽が好きな方にはぜひ聴いて頂きたい作品です。おそらく最初の2曲を聴いただけで唸ってしまうことでしょう(笑)
特に素晴らしいのはコーラス陣で、それぞれの曲の雰囲気にピッタリな声質のアーティストを人選しています。曲によってはコーラスというよりデュエットみたいな感じもしますが、これがまた豪華さを醸し出していて良いんですよね。収録9曲で39分弱が物足りなく感じてしまうほどの傑作だと思います。
自信を持ってお薦め出来る1枚です。機会があったらぜひ聴いてみて下さい。

『PAUL ANKA / WALK A FINE LINE』
01. SECOND CHANCE
02. HOLD ME 'TIL THE MORNIN' COMES
03. DARLIN', DARLIN'
04. NO WAY OUT
05. WALK A FINE LINE
06. TAKE ME IN YOUR ARMS
07. THIS IS THE FIRST TIME
08. GIMME THE WORD (Duet with Karla DeVito)
09. GOLDEN BOY

ピックアップ曲:
「SECOND CHANCE」
P.Anka、D.Foster、M.McDonaldの3人による共作で、アレンジがD.FosterとJ.Graydon。
アルバムの冒頭を飾るナンバーとしては最強の部類に入る曲と言えるかも知れません。メロディーはM.McDonaldが中心になって書かれたと思わせますし、実際コーラスをM.McDonaldが一人で担当しており、彼のアルバムに収録されていても不思議ではないような曲に仕上がっています。

「HOLD ME 'TIL THE MORNIN' COMES」
P.AnkaとD.Foster共作による美しいバラード・ナンバーです。私が1番好きな曲でもあります。
実にD.Fosterらしいメロディーとアレンジのナンバーで、D.FosterがプロデュースしたChicagoのアルバムを聴いている錯覚に陥ります。
それもそのはず、ほぼデュエットという感じのコーラスはPeter Ceteraですから・・・(笑)
AOR系バラード曲のお手本のような曲だと思います。名曲です。

「NO WAY OUT」
P.AnkaとM.McDonaldによる共作です。メロディーも渋いのですが、何よりM.McDonaldとB.Cuomoのアレンジが素晴らしいの一言です。
アレンジ面ではアルバム中で1番良いと思っている曲で、N.EastとL.Sklarのツイン・ベースやE.Wattsのサックスの使い方が絶妙です。
P.Ankaとの相性ということで言えばD.FosterよりM.McDonaldの方が良いような気がしますね。これも良い曲です。

「TAKE ME IN YOUR ARMS」
P.AnkaとD.Foster共作による軽快なナンバーです。特にインパクトが強い訳ではありませんが、リズムが実に心地良いナンバーです。
Pagesの二人によるコーラスと短いけれど存在感たっぷりのS.Lukatherのギター・ソロがたまりません。

本当に良いアルバムなんですが、とても残念なのがラスト2曲なんです。プロデューサーであるDenny Dianteが2曲のアレンジに加わっているのですが、彼の意向なんだろうけど当時ヒットしていた曲の路線を狙い過ぎているというのか、非常にチープな感じに仕上がってしまっていることです。
それまでの7曲の仕上がりが良かっただけに2曲が浮いてしまった感じになっています。曲は悪くはないんですけどね・・・。
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JOURNEY_ESCAPE ◇ 2012年 04月 14日
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今回紹介するアルバムは、80年代にフォリナーとかボストンと並んで産業ロック(私はこの呼び方が大嫌いなんですが)の代表とされていたジャーニーが1981年にリリースした傑作『ESCAPE』です。
何故今頃ジャーニーなのか?
『ESCAPE』なのか?
それは少し前のエントリー「glee_The Concert Movie 3D」に関係しています。そのエントリーでも書きましたが学園コメディー・ドラマ「glee」に嵌っております。その「glee」のテーマ曲とも言える曲が、アルバム『ESCAPE』の冒頭を飾った「Don't Stop Believin'」なんです。
「glee」ではフィン役のコリー・モンティスとレイチェル役のリア・ミシェルのデュエットがメインとなっているのですが、ここで歌われる「Don't Stop Believin'」が聴いていて実に気持ち良いんですよね。それで改めてオリジナルが聴きたくなって引っ張り出してきた次第です(笑)
「glee」では合唱部(グリー・クラブ)の部員達が、他のクラブの部員から散々馬鹿にされ、そして友人関係、恋愛問題、同性愛といった様々の問題に直面しても大好きな歌によって勇気付けられ、問題を乗り越えて頑張る姿が描かれています。ドラマの根底に流れているテーマがまさに"Don't Stop Believin'"という感じなんですよ。
ぜひ「glee」の面々が歌う「Don't Stop Believin'」を聴いて頂きたいと思いYouTubeの映像を貼り付けておきます。
記念すべき第1回目の放送で歌われた映像です。



"産業ロック"という呼び方は、つまらん評論家が付けたようですが、私に言わせてもらえばロック・バンドがメロディアスな曲を演って何が悪いんだという感じです。
実際『ESCAPE』は全米No.1を獲得したアルバムです。
評論家が何を言おうが良いものは良いんであって、だから多くの人に愛され、支持されるのですから・・・。
この頃のジャーニーの魅力はやはりスティーヴ・ペリーのヴォーカルとニール・ショーンのギターを軸にしたバランスの良いアンサンブルという気がしますね。
ハスキーで力強く、そして美しいスティーヴの歌声と緻密に計算されたショーンのギターのリフやフレーズが耳に心地よく響きます。
発売されてから30年以上経ちますが、今聴いてもその心地良さに全く変わりがありません。こういうアルバムこそ名盤と呼ぶに相応しいのかも知れません。

JOURNEY
Lead Vocals / Steve Perry
Guitar & Vocals / Neal Schon
Bass & Vocals / Ross Valory
Keyboards、Guitar & Vocals / Jonathan Cain
Drums / Steve Smith

『JOURNEY / ESCAPE』
01. Don't Stop Believin'
02. Stone In Love
03. Who's Crying Now
04. Keep On Runnin'
05. Still They Ride
06. Escape
07. Lay It Down
08. Dead Or Alive
09. Mother, Father
10. Open Arms

ピックアップ曲:
「Don't Stop Believin'」
決して派手な展開や強いインパクトを持った曲ではないのに、そのキャッチーなメロディーが耳に残る名曲。
「glee」でこの曲を久しぶりに聴いた時、改めて良い曲だなと感じた1曲です。年齢を重ねていくとリアルタイムで聴いていた時とは違った感動があるものですね。だから音楽って面白い!

「Who's Crying Now」
このアルバムがリリースされた当時、1番のお気に入りだった曲。AORチックな雰囲気を持つナンバーですね。当時AORばかり聴いていたので、必然的にこの曲がお気に入りになったのでしょう。エレピのリフを活かしたシンプルなアレンジとメロディアスなギター・ソロが印象的で、全く古臭さを感じさせません。

「Open Arms」
ご存知ジャーニーを代表する名曲。ロック・バンドでありながら本当にバラードに良い曲が多いのもジャーニーの特徴かも知れませんね。
今回ピックアップした3曲以外は正直あまり印象が無いのも事実なんです。当時既にストレートなロック調の曲をあまり聴かなくなっていたからなのでしょうね。個人的にはもうちょっと盛り上がりが欲しいかなというのが当時も今も変わらない感想です(笑)
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今回紹介するのは、カレン・カーペンターが兄のリチャードの睡眠薬依存症の治療中だった1979年~80年の約1年間に、単身N.Y.に渡り制作されたもののお蔵入りになっており、カレンの死(1983年)から13年経過した1996年リリースのソロ・アルバム『KAREN CARPENTER (邦題:遠い初恋)』です。

カレンはこのアルバムに相当気合を入れていたらしく、当初の予算では足りなかった制作費数千万円をカレンが私費を投じたとのこと。しかし、出来上がった作品に対し、A&Mの役員陣は"選曲ミス"、"キーが合っていない"、"カレンのイメージに合わない"等の理由から制作し直しを指示したらしいです。結局カレン自身が最終的にお蔵入りを決めたということらしいですね。
確かに"カーペンターズのカレンのソロ・アルバム"というイメージを払拭出来ないと違和感を感じるかも知れません。しかし、兄リチャードの手を離れて外部のプロデューサーを招いて制作するのなら、新しいカレン、言い換えれば新人アーティストのカレン・カーペンターとしての音楽の方が私は面白いだろうなと思っていましたし、実際にこのアルバムを聴いてみて私はカレンの選択は大成功だったと思っています。
このアルバムに収められているカレンの歌声は、明らかに"カーペンターズのカレン"ではありません。ソロ・シンガー、カレン・カーペンターの魅力に溢れていると思います。

まずは豪華な制作陣。プロデューサーはPhil Ramone。Phil Ramoneはミキシングも手掛けています。そして私の敬愛するソングライター、Rod Tempertonが曲を提供しており、ヴォイス・ディレクションやコーラス・アレンジも担当しています。Rodが大好きな私にとって、彼の曲をカレンが歌うということだけでもこのアルバムは買いでした(笑)。
他にもBob James、Rob Mounsey、Jerry Hey等がアレンジを手掛けていますし、参加ミュージシャンはBilly Joelのバック・バンドのメンバーだった Liberty DeVitto(ds)、Doug Stegmeyer(b)、David Brown(g)をはじめ、Michael Jacksonを支えてきたJohn Robinson(ds)、Louis Johnson(b)、David Williams(g)、Greg Phillinganes(key)に加え、Bob James(key)、Rob Mounsey(key)、Richard Tee(key)、Russell Javors(g)、Eric Johns-Rasmussen(g)、Steve Gadd(ds)、Ralph McDonald(per)、Airto Moreira(per)、Peter Cetera(cho)、Michael Brecker(sax)という何とも贅沢な面子です。
これだけのスタッフが揃って制作されたアルバムが悪い筈がありませんし、実際インパクトの強い曲はあまりありませんが楽曲も粒揃いで、AORアルバムとしても良いアルバムだと思います。
聴けば聴くほどに楽曲の良さ、カレンのヴォーカルの新しい魅力に溢れたアルバムです。まだ未聴のAOR好きな方は1度聴いてみて下さい。

『KAREN CARPENTER / KAREN CARPENTER (邦題:遠い初恋)』
01. Lovelines
02. Because Of You
03. If I Had You
04. Making Love In The Afternoon
05. If We Try
06. Remember When Lovin' Took All Night
07. Still In Love With You
08. My Body Keeps Changing My Mind
09. Make Believe It's Your First Time
10. Guess I Just Lost My Head
11. Still Crazy After All These Years
12. Last One Singin' The Blues

ピックアップ曲:
「Lovelines」 / 作詞・作曲・編曲:Rod Temperton
やはりRod Tempertonは天才ですね。良い曲を書きます。サビまでの洒落たメロディー・ラインとキャッチーなサビのメロディーはRod Tempertonならではです。しかもアレンジも手掛けていますので、リズム隊はJohn Robinson & Louis Johnsonの鉄壁コンビではないかと思います。間奏でのGreg Phillinganesのエレピのソロも聴き逃せませんよ。AOR好きなら気に入るであろう1曲です。

「If I Had You」 / 作詞・作曲:Stephen Dorff、Gary Harju & Larry Herbstritt、編曲:Bob James
このアルバムの目玉曲とも言える1曲。とにかく情感豊かなカレンのヴォーカルとRod Tempertonのアレンジによるカレンの一人多重コーラスが聴き所です。Bob Jamesのアレンジも秀逸ですし、Jerry Heyのアレンジによるホーン・セクションも流石の一言です。Michael Breckerらしさ全開のサックス・ソロも良いですが、終盤のカレンのコーラス・ワークが際立ってますね。

「Making Love In The Afternoon」 / 作詞・作曲・編曲:Peter Cetera
ChicagoのPeter Ceteraが書き下ろし、ヴォーカルでも参加しているウェスト・コースト・ロック風な爽やかなナンバーです。控え目なPeter Ceteraのヴォーカルですが、カレンの声との相性は良いと思いますね。

「If We Try」 / 作詞・作曲・編曲:Rod Temperton
美しいメロディーが印象的なAORバラード・ナンバー。間奏で盛り上がるアレンジもお洒落です。目立ってはいませんがLouis Johnsonのベース・プレイが本当に渋いです。やはりRodの書く曲は良いですね~!

「Still In Love With You」 / 作詞・作曲:Russell Javors、編曲:Le' Band
ロック色の強いギター・サウンドが印象的なAORナンバー。こういう曲調においてもカレンの美しい歌声が光ります。編曲のLe' BandというのはBilly Joelのバンドのことだと思うのですが・・・。なかなか癖になる曲です(笑)

「My Body Keeps Changing My Mind」 / 作詞・作曲:Leslie Pearl、編曲:Rod Temperton
この曲も私のお気に入りの1曲。軽快なディスコ・ビートとキャッチーなメロディーが印象的です。こういうダンス・ナンバーのアレンジはRod Tempertonの得意とするところです。個人的にはもっとビートを効かせたアレンジに乗せたカレンの歌声も聴きたかったですね。

「Last One Singin' The Blues」 / 作詞・作曲:Peter McCann
ボーナス・トラックとして収録されたこの曲は、未完成のアウトテイクの1曲だそうです。演奏にもカレンの歌声にもリラックスした雰囲気があり、リハーサル時の録音なのかも知れません。これがN.Y.の雰囲気満点のブルースで、Richard Teeならでは(曲毎のクレジットの記載はありませんが、ほぼ間違いないと思います)のエレピが何とも言えません。

抜きん出た曲というのがありませんが、全曲レビューしても良かったくらいに捨て曲のないアルバムだと思います。このアルバムが1980年にリリースされていたらどう評価されていたんでしょうね。きっと賛否両論あったことでしょう。ただ、このアルバムが制作されてから16年後という長い月日は流れましたが、世に出たことは素直に良かったなと私は思っています。
良いアルバムなので興味のある方はぜひ1度聴いてみて下さい。
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YES_CLOSE TO THE EDGE ◇ 2010年 02月 21日
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1970年代半ば、まだ私が高校生だった頃の話です。
中学生時代はビートルズ一色だったのですが、高校に入ると当時の登竜門とも言えるLed ZeppelinやDeep Purple、Grand Funk Railroadといったロックを聴くようになりました。やがてPink Floydに出合います。そこからEmerson, Lake & Palmerなどのプログレッシブ・ロックに嵌っていきます。
同級生にはやはりプログレッシブ・ロックに嵌っている友人も沢山いまして、どういう訳かPink Floyd派とYES派に分かれていましたね。

友人が「このアルバムを聴かずしてプログレは語れない」と1枚のLPを貸してくれました。
そのLPが今回紹介するYESの大名盤と知られる『CLOSE TO THE EDGE (邦題:危機)』(1972年)だったんです。しかし、当時の私はどうしても好きになれませんでした。当時の感覚を表現するのは難しいのですが、安定の悪い椅子に座っているかのような"居心地の悪さ"みたいなものを感じたんですね。
やはりPink FloydやEmerson, Lake & Palmerの方が私の肌に合っているということなんでしょうね。
それ以降、YESの音楽に触れずにきました。CDの時代に入ってからも昔聴いていたロック系の音楽をCDで買い直すこともないまま過ごしてきましたが、BOOK OFF等で中古CDを取り扱う店が出てきて格安でCDを手に入れられるようになってから、少しずつロック系のアルバムも購入するようになりました。

数年前、BOOK OFFを探索中にこのアルバムが格安で売られており、ちょっと昔の友人の事を思い出し、懐かしくもあり久しぶりに聴いてみようかと購入したんですね。
おそらく30数年ぶりにYESの音楽に触れたと思います。久しぶりに聴いたYESは、当時聴いていた印象とはちょっと違っており、何とも新鮮でした。
大胆でありながら練られた構成、緻密なアレンジ、膨大な練習量に裏付けられた高度な演奏力、機材の乏しい時代の録音されたにも関わらず、その見事な編集技術と、当時は全く気付かなかったところが見え、聴こえてきました。確かに素晴らしいアルバムでした。
ただ、もし今「Pink FloydとYESのどっちが好き?」と問われれば、やはりPink Floydと答えるでしょうけど・・・(笑)

今回は曲毎のレビューは省略させて頂きます。あえて私が書かなくてもこれだけの名バンド、名盤ですから、多くの素晴らしいレビュー記事が存在していると思われますし・・・。
ふと高校生の頃を思い出し、懐かしんで書いた記事だと思って読んで頂ければ幸いです。

『YES / CLOSE TO THE EDGE (邦題:危機)』
01. CLOSE TO THE EDGE
Ⅰ. THE SOLID TIME OF CHANGE
Ⅱ. TOTAL MASS RETAIN
Ⅲ. I GET UP I GET DOWN
Ⅳ. SEASONS OF MAN
02. AND YOU AND I
Ⅰ. CORD OF LIFE
Ⅱ. ECLIPSE
Ⅲ. THE PREACHER THE TEACHER
Ⅳ. APOCALYPSE
03. SIBERIAN KHATRU
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音楽好きな私にとって、音楽は常に身近にあります。車で移動中は勿論ですが、電車による通勤時でさえ音楽は欠かせません。
そんな大好きな音楽なんですが、ごくたまに音楽を聴くということに疲れる時があります。そういう時は暫く音楽を聴くのを止める・・・というのが普通なんでしょうが、根っからの音楽好きの私は"音楽を聴くことに疲れた時"に聴きたくなるアルバムがあるのです(笑)
そんなアルバムの1枚が、今回紹介するRickie Lee Jonesが1979年にリリースした1stアルバム『RICKIE LEE JONES (邦題:浪漫)』です。

Rickie Lee Jonesは1954年にシカゴ生まれ。思春期には荒れた生活を送ったものの、ショービジネス界での成功を目指してL.A.に移ります。L.A.でウェイトレスとして働きながらクラブで歌うようになり、そんな中で知り合ったのがTom Waitsだったそうです。また彼女のデモ・テープが、ソロ・アルバムを制作中だったLittle FeatのLowell Georgeの耳にとまり、Rickie Lee Jonesの曲をアルバムに取り上げたことがきっかけとなりデビューに至ったようです。

1979年頃の西海岸と言えばウエストコースト・サウンドが主流の時代でしたが、Rickie Lee Jonesの音楽はそんな流れには関係無く、ブルースやJAZZの影響を色濃く感じる独自の音楽性とヴォーカル・スタイルが特徴と言えるでしょう。デビューに至るまでにはレコード会社による争奪戦もあったようですから、彼女がいかに個性的なSSWだったことが伺われます。

『RICKIE LEE JONES (邦題:浪漫)』は、贅沢なスタッフ、ミュージシャンが集結し制作されたアルバムです。
プロデュースはLenny WaronkerとRuss Titlemanのコンビ。参加しているミュージシャンは、Steve Gadd(ds)、Andy Newmark(ds)、Jeff Porcaro(ds)、Willie Weeks(b)、Buzzy Feiten(g)、Fred Tackett(g)、Neil Larsen(key)、Randy Kerber(key)、Victor Feldman(key)、Michael Boddicker(syn)、Tom Scott(sax)、Ernie Watts(sax)等という顔触れ。
ストリングス・アレンジはNick DeCaro、Johnny Mandelが手掛けています。そして渋いジャケット写真はNorman Seeffというのですから、凄い面子が集まったものです。

これだけ腕利きミュージシャンが集まっていますが、サウンド自体はいたってシンプル。そこがたまらなく良いんですよね。アコースティックなサウンドを軸にしたシンプルな演奏に、Rickie Lee Jonesの奔放なヴォーカルが一層映える感じでしょうか。まさに大人の音楽という印象です。

『RICKIE LEE JONES / RICKIE LEE JONES (邦題:浪漫)』
01. Chuck E.'s In Love
02. On Saturday Afternoons in 1963
03. Night Train
04. Young Blood
05. Easy Money
06. The Last Chance Texaco
07. Danny's All-Star Joint
08. Coolsville
09. Weasel And The White Boys Cool
10. Company
11. After Hours (Twelve Bars Past Goodnight)

ピックアップ曲:
「Chuck E.'s In Love」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones
ヒット・シングル曲ですね。ブルージーながらも心地良いリズムとちょっとけだるげなヴォーカルがたまらなく魅力的な1曲です。曲毎のクレジットが無いのですが、このドラミングはSteve Gaddでしょうね。Rickie Lee Jonesのアレンジによる控え目なホーン・セクションも良い味を出してます。

「On Saturday Afternoons in 1963」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones、ストリングス・アレンジ:Nick DeCaro
静かで美しいバラード・ナンバー。とにかくNick DeCaroのアレンジによるストリングスの美しさが際立っています。

「Young Blood」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones
軽やかなリズムにMichael McDonaldのコーラスが絶妙なミディアム・ナンバー。本当にシンプルなアレンジですが、Rickie Lee Jonesのヴォーカルとのバランスが絶妙です。

「EASY MONEY」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones
Lowell Georgeが気に入って取り上げたというのがこの曲です。JAZZYなアレンジに乗せたレイジーな歌声は本当に心を癒してくれる気がします。Rickie Lee Jonesのヴォーカルの魅力が詰まった1曲ではないでしょうか。まさに大人の為の1曲。

「Danny's All-Star Joint」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones
典型的なRock'n RollなアレンジにRickie Lee Jonesのけだるいヴォーカルのバランスが面白いナンバー。Rock'n RollなのにどこかJAZZYな味わいがあるのが不思議です。

「Comoany」 / 作詞・作曲:Rickie Lee Jones & Alfred Johnson、ストリングス・アレンジ:John Mandel
透明感のあるRickie Lee Jonesのヴォーカルが冴える美しいバラード曲です。Nick DeCaroとはまた一味違ったJohn Mandelのストリングス・アレンジが絶妙です。このアルバムの中で私が1番好きなヴォーカルがこの「Company」です。
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BILL CANTOS_WHO ARE YOU ◇ 2009年 12月 19日
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今回紹介するのは、あのJay Graydonに見出されたというキーボード奏者・Bill Cantosが、1995年にリリースした1stソロ・アルバム『WHO ARE YOU』です。キーボード奏者のソロ・アルバムと言ってもFUSION系ではなく、Bill CantosのヴォーカルをフィーチャーしたAORなアルバムです。しかもAORが全盛だった80年代初期のような雰囲気を持った内容で、AOR好きにはたまらないアルバムに仕上がっています。

ライナーノーツによれば、Bill Cantosはキーボード奏者としての腕前はもちろん一流なんですが、彼の"耳"は半端でないほどに優れているらしいです。どんな音やコードでも聴いただけで瞬時に解読してしまうとのことで、共演したミュージシャンの殆どがその才能に惚れ込んだとも書かれています。
Jay Graydonがその才能に惚れ込み、自分のライブのミュージカル・ディレクターに抜擢したというのも頷けます。

『WHO ARE YOU』は、Jay Graydon、ドラマーとして活躍しているMichael Shapiro、FUSIONバンド・YELLOWJACKETSに在籍していた売れっ子ドラマー・Ricky Lawson、エンジニアとして有名なBill Schneeの4人がプロデューサーとして参加しています。それぞれの個性を活かしたプロデュース・ワークですが、それでいてアルバムとしての統一感は失われておらず、これぞAORというような作品となっています。
Bill Cantosの奏者としてのテクニック、ヴォーカリストとしての魅力が十分に伝わってくる1枚ですね。

『BILL CANTOS / WHO ARE YOU』
01. COME DOWN (TWO WORDS)
02. BEAUTIFUL ONE
03. HEART OF HEARTS
04. COOL DRINK OF WATER
05. GO 'WAY MOON
06. WHO ARE YOU
07. LOVE IS THE ANSWER
08. DADDY'S GONNA MISS YOU
09. SETTLIN' DOWN
10. ENDLESS NIGHTS
11. ONE MORE STONE
12. WHAT WOULD YOU DO FOR A KING

ピックアップ曲:
「COME DOWN (TWO WORDS)」 / 作詞:Patsy Moore、作曲:Steve Siler、編曲:Bill Cantos、Michael Shapiro & Steve Siler
Donald FagenやSTEELY DANの楽曲を彷彿させるCOOLなナンバーです。タイトなMichael Shapiroのドラミング、Michael Thompsonの燻し銀のギター・プレイが堪能出来ます。Donald FagenやSTEELY DANをソフトにしたという感じで、実に渋い楽曲だと思います。

「BEAUTIFUL ONE」 / 作詞・作曲:Bill Cantos、編曲:Bill Cantos & Michael Shapiro
美しいバラード曲。このアルバム発売当時、某音響メーカーのCMに起用されていました。Billのソフトなヴォーカルが際立っているナンバーですね。ヴォーカルだけでなく、彼のピアノ・プレイも素晴らしく、聴き応えのある曲に仕上がっています。特にピアノ・ソロとスキャットのユニゾン部は格好良いの一言です。

「COOL DRINK OF WATER」 / 作詞・作曲・編曲:Bill Cantos & Ricky Lawson
軽快でPOPな1曲。Whitney Houstonのツアー・メンバーが集まって録音されたという1曲で、まさに豪華な顔触れです。Carlos Rios、Larry Kimpel、Kirk Whalum等が参加していますが、中でもKirk Whalumのサックスが素晴らしいです。

「GO 'WAY MOON」 / 作詞・作曲:Bill Cantos、編曲:Bill Cantos & Michael Shapiro
何とも渋いJAZZYなナンバーです。ここではやはりJAZZを音楽院で学んだというBill Cantosのピアノ・プレイに尽きます。ヴォーカル無しのインストでも良かったのではないかと思える程です。Keith Jonesの重厚なベースも聴き逃せません。

「LOVE IS THE ANSWER」 / 作詞・作曲:Todd Rundgren、編曲:Bill Cantos & James Raymond
お馴染みTodd Rundgrenの作品のカヴァーです。ゴスペル・クワイヤーを加えて、一味違ったカヴァーになっています。このアレンジは結構好きで、特にBill Cantosによるコーラス・アレンジは見事です。この曲がゴスペル風でも楽しめるんですね~。新鮮でした。

「DADDY'S GONNA MISS YOU」 / 作詞:Bill Cantos、作曲:YELLOWJACKETS、編曲:Bill Cantos & Ricky Lawson
YELLOWJACKETSのインスト曲に、Bill Cantosが詞を付けたナンバー。まさにAORの王道とも言える仕上がりです。Carlos Riosならではのギター、Deniece Williamsの美しい歌声、コーラスがBill Cantosの歌声やメロディーとよくマッチしていますね。お洒落な曲です。

「ENDLESS NIGHTS」 / 作詞・作曲:Jay Graydon、Jan Backingham & Bill Cantos、編曲:Jay Graydon & Bill Cantos
Jay Graydonが絡んだ曲というのが聴けばすぐに分かるような曲です(笑)。メロディー、アレンジの随所にJay Graydonらしさが出ていて彼の音楽が好きな人は満足出来る、そんな1曲ではないでしょうか。

他の曲もどれも出来が良く、捨て曲無しのアルバムに仕上がっていると思います。90年代にこんな作品が生まれたのも、このアルバムが日本のレコード会社と音楽出版社がBill Cantosに目を付けて、彼との綿密な打ち合わせを経て作られたということも大きく関係しているでしょうね。
AOR好きな方にはお薦めの1枚です。
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中学生の頃、明けても暮れてもビートルズ漬けの毎日だったのですが、高校生になると友人の影響を受けて色んな音楽を聴くようになりました。
中学とは違って高校は色んな地域から生徒が集まってくることもあって、友人達も様々な音楽的な嗜好の奴がおりました。フォーク一辺倒の奴、ブリティッシュ・ロックしか聴かない奴、相変わらずビートルズばっかり聴いている奴、そして少数派でしたがプログレッシブ・ロックが好きな奴等・・・。
そんな中において当時から私は雑食系とでも言いましょうか、ジャンルに縛られることなく何でも聴いてました(笑)

陽水、かぐや姫、アリスなんかも聴いてましたし、登竜門みたいなCREAM、DEEP PURPLE、LED ZEPPELINも聴いてました。中でもROCK音楽は新鮮で面白かったのでよく聴いていましたが、私にとって特に衝撃的という訳でも無かったですね。しかし、ある日プログレ・フリークの友人宅で聴かされた1枚のアルバムには衝撃を受けました。それが今回紹介するEMERSON, LAKE & PALMER(以下ELPと表記)の『PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』です。
今まで聴いてきたギター・サウンド中心の声を張り上げるヴォーカル・スタイルとは違って、シンセを軸としたキーボード・サウンド中心でヴォーカルも割とソフトでしたし、演奏主体の何となく知的なスタイルが私を惹き付けたのです。
このアルバムに出会ってからは、ELPは勿論のこと、KING CRIMSON、YES、PINK FLOYD辺りを聴き漁っていましたね。

『PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』は、ご存知の方も多いでしょうが、クラシックの名曲のひとつであるムソルグスキーが作曲した『展覧会の絵』をELP独自の解釈と編成で演奏されたライブ盤です。リリースされたのが1971年。当初このライブ録音はリリース予定が無かったものの、海賊盤が出回るようになり急遽発売に至ったという経緯があるようです。そんな経緯でリリースされたにも関わらずELPの代表作の1枚となる程に売れ、評価の良いアルバムになっているのもELPの音楽性の確かさにあるのかも知れませんね。

『EMERSON, LAKE & PALMER / PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』
01. PROMNADE
02. THE GNOME
03. PROMNADE
04. THE SAGE
05. THE OLD CASTLE
06. BLUES VARIATION
07. PROMNADE
08. THE HUT OF BAYA YAGA
09. THE CURSE OF BAYA YAGA
10. THE HUT OF BAYA YAGA
11. THE GREAT GATES OF KIEV
THE END
12. NUTROCKER

ピックアップ曲:
「PROMNADE」 / Mussorgsky
「展覧会の絵」で真っ先に思い浮かぶメロディー・パート部ですね。01、03、07と3回登場しますが、それぞれスタイルが違っています。
シンプルにメロディーを奏でる01、グレッグ・レイクが歌詞を付けた03、ロック調にアレンジされた07、同じメロディーでありながらも雰囲気が異なり面白いですね。

「THE SAGE (邦題:賢人)」 / Greg Lake
アコースティック・ギターをバックにしっとりと歌われる美しいオリジナル曲。クレジットには記載されていませんが、ギターはグレッグ・レイクでしょうね。初めて聴いた時から変わらずに今でも大好きな曲です。グレッグ・レイクの才能の豊かさを改めて感じさせる1曲ですね。

「BLUES VARIATION」 / Emerson, Lake & Palmer
スピード感溢れるキース・エマーソンのオルガン・プレイと軽快なカール・パーマーのドラミングが魅力的なナンバー。この曲のようにヴォーカルの無いROCKというのも当時新鮮でしたし、プログレを好んで聴いていたんで後にFUSION音楽にもすんなり入っていけたのかも知れません。

「NUTROCKER」 / Kim Fowley
アンコール曲として演奏された曲です。オリジナルは1960年代初期のB. Bumble & The Stringersというバンドのようです。チャイコフスキーの「胡桃割り人形」をモチーフにしていますが、作者はKim Fowleyなる人物です。調べてみるとシンガー、ソングライター、アレンジャー、レコードプロデューサーと多才なアメリカ人で、これまで数多くのゴールド・ディスクを獲得しているそうです。
お馴染みのメロディーが軽快でノリの良いアレンジで演奏されており、アンコール曲なんですがお気に入りの1曲になっています。実際この曲はシングル・カットされたと記憶しています。
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今回紹介するのは、以前観に行ってきたと紹介したMichael Jackson(以降"MJ"と表記)の映画「THIS IS IT」のインスパイア・アルバムとなるベスト盤『THIS IS IT』です。収録曲の多くは既に所有しているのですが、新曲「THIS IS IT」とDeluxe Edtionならではの未発表音源に惹かれて購入しました。

この『THIS IS IT』、先週末に出かけた会津旅行の時に大活躍してくれました。先週末は天気も良く、まさに行楽日和。往復の高速道路は、事故渋滞もありましたが案の定あちこちで渋滞に巻き込まれました。元来気が短いので渋滞に巻き込まれると"イライラ"してしまうのです・・・(汗)
その"イライラ"を解消してくれたのが、この『THIS IS IT』でした。小気味良いリズム、感性が迸るといった感じがピッタリのMJのヴォーカルを聴いていると、その魅力に引き込まれいつしか"イライラ"は解消されていました(笑)。
普段洋楽にはあまり興味の無い嫁さんもこのアルバムは気に入ったようでしたし、旅行中だけでも5~6回は聴いていました。

単にベスト盤と言ってしまえばそれまでですが、個人的には映画本編の登場順で名曲の数々が収録されており、その曲順がすごく気に入っています。曲順というのは結構重要で、同じベスト盤でも曲順によって印象もかなり違ってきます。そういう意味では聴いていて厭きのこない良いベスト盤だと思います。

『MICHAEL JACKSON / THIS IS IT (Deluxe Edition)』
DISC 1
01. Wanna Be Startin' Somethin'
02. Jam
03. They Don't Care About Us
04. Human Nature
05. Smooth Criminal
06. The Way You Make Me Feel
07. Shake Your Body (Down To The Ground) / The Jacksons
08. I Just Can't Stop Loving You / With Siedah Garrett
09. Thriller
10. Beat It
11. Black Or White
12. Earth Song
13. Billie Jean
14. Man In The Mirror
15. This Is It
16. This Is IT (Orchestra Version)

DISC 2
17. She's Out Of My Life (Demo)
18. Wanna Be Startin' Somethin' (Demo)
19. Beat It (Demo)
20. Planet Earth (Poem)

ピックアップ曲:
「They Don't Care About Us」 / Written by Michael Jackson
こんなにシンプルである意味単調な曲をここまでカッコ良く仕上げてしまうのは、やはりMJならではかも知れませんね。アレンジもシンプルながら曲の魅力を上手く引き出していて、何回聴いても厭きのこない曲です。MJの書く曲にはシンプルなメロディーの繰り返しというパターンが多く、それが魅力のひとつなのかも知れません。アルバム『HIStory』に収録。

「Smooth Criminal」 / Written by Michael Jackson
イントロが流れるだけでテンションの上がってくる曲です。文句無しにカッコ良い曲ですね。イライラ解消に打って付けの1曲(笑)。アルバム『BAD』に収録。

「Shake Your Body (Down To The Ground)」 / Written by Michael Jackson and Randy Jacson
単純にMJのベスト盤なら収録されることのないThe Jacksonsのナンバーが収録されているのもこのアルバムの魅力ですね。1979年のヒット・ナンバーです。MJのソロとは一味違ったストレートなFUNKYチューンですが、これがまた良いんですよね。

「I Just Can't Stop Loving You」 / Written by Michael Jackson
バラードを歌うMJは、FUNKYナンバーを歌うMJとはまるで別人のようです。優しく柔らかい歌声はまさにメロウの一言ですね。この曲はやはりQuincy Jonesのアレンジが光る1曲だと思います。アルバム『BAD』に収録。

「Black Or White」 / Written by Michael Jackson
理屈抜きに大好きなナンバーです。自然と体が動いてしまいます(笑)。ジョン・ランディスが監督のMVも大好きでした。MJのMVの中では1番好きかも知れません。特にモーフィング映像は、当時としては斬新でしたね。映画「THIS IS IT」では、この曲と「Beat It」での金髪のギターのお姉さんがとにかく格好良くて見入っておりました(笑)。アルバム『DANGEROUS』に収録。

「She's Out Of My Life (Demo)」 / Written by Tom Bahler
デラックス・エディションならではの1曲であり、個人的に大当たりだったナンバーです。オリジナルは名盤『OFF THE WALL』に収録されているバラードです。このデモ・バージョンはアコースティック・ギター1本をバックに歌われていて、これが凄く良いんですよね。このデモ・バージョンが聴けただけでもデラックス・エディションを買った甲斐がありました。
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ROBERT KRAFT_RETRO ACTIVE ◇ 2009年 11月 06日
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今回紹介するのは、ROBERT KRAFTが1982年にリリースしたAORの名盤と評判の高い『RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』です。
AORの魅力のひとつは、やはり腕利きミュージシャンの素晴らしい演奏にあります。勿論楽曲が良くなければいくら演奏が良くても完成度は低くなってしまいますから、楽曲の良さも重要です。この『RETRO ACTIVE』は、そのバランスがとても良い作品だと思います・・・が、正直このアルバムの1番の聴き所はズバリ演奏の良さにありますね。

それもその筈で、プロデュースはLARRY CARLTON。ミュージシャンは、JEFF PORCARO(ds)、RICK MAROTTA(ds)、ED GREENE(ds)、ALEX ACUNA(ds)、ABRAHAM LABORIEL(b)、MICHAEL OMARTIAN(key)、ROBERT KRAFT(key)、PAULINHO DA COSTA(per)、PAGES(cho)、JANIS SIEGEL(vo)に加え、LARRY CARLTONのアルバムではお馴染みのTERRY TROTTER(key)やBRIAN MANN(key)も参加しています。これだけでもLARRY CARLTON色が強いというのが分かりますね。

聴き様によっては、LARRY CARLTONのアルバムにROBERT KRAFTがヴォーカルで参加しているという感じがしない訳ではありませんが、ROBERT KRAFTはお世辞にも歌が上手くはありません。LARRY CARLTONのアルバムなら彼自身が歌っていたでしょう(笑)
ただROBERT KRAFTは、ソングライターとしては素晴らしいセンスを持っており、楽曲的には良く出来ていると思います。ROBERT KRAFTの弱いヴォーカルをバックのミュージシャンとコーラス隊が盛り上げているという感じですね。なかなか聞き応えのある1枚です。

『ROBERT KRAFT / RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』
01. SINGLE, SOLO
02. JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST
03. OUT WITH MY EX
04. YOU'RE BLUE TOO
05. I WONDER WHAT YOU'RE LIKE
06. HEARTLESS
07. WHAT PRICE GLORY?
08. TEACH ME HOW TO KISS YOU
09. CAN WE BE IN LOVE AGAIN?
10. ON THE WEST SIDE
11. LET'S HOLD EACH OTHER ONCE MORE

ピックアップ曲:
「SINGLE, SOLO」 / ROBERT KRAFT & PHIL GOLDSTON
DON FREEMANのクラヴィネット、ブルージーなLARRY CARLTONのギター、美しいPAGESのコーラス・ワークが印象的なナンバーです。特にPAGESのコーラスが無くては平凡な感じになっていたでしょうね。派手なプレイはありませんが、JEFF PORCAROのドラミングも小気味良いです。

「JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST」 / ROBERT KRAFT
キャッチーでPOPなAORナンバーです。ソングライターとしてのセンスの良さを感じさせる1曲で、お気に入りです。色んな音色を弾き分けているLARRY CARLTONのギター・プレイに耳を奪われます(笑)

「YOU'RE BLUE TOO」 / ROBERT KRAFT & JANIS SIEGEL
JANIS SIEGELとのデュエット・ナンバー。洒落たミディアム・ナンバーに仕上がっています。ROBERT KRAFTのヴォーカルも頑張っていますが、JANISの存在感には敵いませんよね(笑)。おそらくLARRY WILLAMSだと思われるサックス・ソロが渋いです。

「I WONDER WHAT YOU'RE LIKE」 / ROBERT KRAFT & LARRY CARLTON & CAROL HAFF
メロウなAORナンバーです。とにかく洒落たアレンジが良いです。LARRY CARLTONがベースも弾いています。MICHAEL OMARTIANのローズとPAGESのコーラス、JERRY HEYのフリューゲルのソロ、LARRYのギター等、美しい音色に溢れているナンバーです。
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BRENDA RUSSELL_TWO EYES ◇ 2009年 10月 12日
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今回紹介するのは、素晴らしいシンガーであり、優れたソングライターであり、センス溢れるアレンジャーでもあるというマルチな才能を持った黒人アーティスト・BRENDA RUSSELLが、1983年にリリースした通算3作目となる『TWO EYES (邦題:出逢いのときめき)』です。BRENDA RUSSELLは、黒人アーティストながらリリースされたアルバムはどれもAOR色が強いと言われており、そんな中でも最もAOR的なアルバムと評判が高いのが本作です。

プロデュースは、名匠・TOMMY LIPUMA。彼は本当に素晴らしいプロデューサーで、数多くの名盤を世に送り出してきています。私も彼のプロデュース作品なら、何の疑いもなく購入出来ます。プロデューサーには音楽やサウンドに直接関わるタイプと、トータル的な指揮官として関わるタイプ(いわゆる裏方タイプ)が存在しますが、TOMMY LIPUMAは後者ですね。
私がTOMMY LIPUMAが凄いなと思うところは、アーティストの持ち味・個性を十分に発揮出来るような環境作りが上手いことですね。時間を気にせずレコーディングが出来るようなスタジオ環境を整えたり、そのアーティストの個性を活かす為に必要だと思われる凄腕ミュージシャンを集めるという、あくまでアーティストの為に何が必要かを考えられるプロデューサーであると思います。ですから出来上がるアルバムは、当然ながら悪い訳がありません(笑)

参加ミュージシャンは、JOHN ROBINSON(ds)、NATHAN EAST(b)、LEON PENDARVIS(key)、JAMES NEWTON HOWARD(key)、DAVID WILLIAMS(g)、DEAN PARKS(g)、PAULINHO DA COSTA(per)がリズム・セクションの軸になり、そこにSEAWINDのホーンセクションが加わっています。もっと凄いのがゲスト陣で、曲の共作、アレンジ、演奏に加わっているのがBILL LABOUNTY、DAVID FOSTER、MICHAEL McDONALD、DON GRUSIN。他にもSTEVIE WONDER、RITA COOLIDGE、RANDY CRAWFORD、CHRISTOPHER CROSS、JAMES INGRAM、AL JARREAU、DAVID LASLEY、PATRICE RUSHEN、LEON WARE・・・等というビッグネームがズラリと並んでいます。
一体このアルバムにどの位の制作費がかかっているんでしょうね?(笑)

『BRENDA RUSSELL / TWO EYES』
01. I WANT LOVE TO FIND ME (邦題:出逢いのときめき)
02. IT'S SOMETHING! (邦題:愛のサムシング)
03. HELLO PEOPLE
04. TWO EYES
05. STAY CLOSE (邦題:あなたのそばに)
06. JARREAU
07. NEW YORK BARS
08. I'LL SEE YOU AGAIN (邦題:愛は時をこえ)
09. LOOK DOWN, YOUNG SOLDIER

ピックアップ曲:
「I WANT LOVE TO FIND ME」 / 作詞・曲:Brenda Russell & Bill LaBounty
渋いAORナンバーですね。作曲はあのBILL LABOUNTYで、コード進行やフレーズがいかにもBILL LABOUNTYらしいですね。派手なところはほとんど無い、どちらかと言えば地味かもしれないJOHN ROBINSONとNATHAN EASTのリズム隊が個人的には大好きでして、その堅実なプレイはとても聴いていて心地良いです。LARRY WILLAMSのホーン・アレンジも見事で、メロディー、アレンジ、ヴォーカルのトータル・バランスが絶妙なナンバーだと思います。

「IT'S SOMETHING!」 / 作詞・曲:Brenda Russell & David Foster
まさにDAVID FOSTERならではのAORナンバーに仕上がってますね。ベーシックなリズム・セクションでの演奏にも関わらず、シンセを上手く使って厚みを出しており、いかにもDAVID FOSTERらしい都会的で繊細なアレンジが印象的です。インパクトは然程強くはないのですが、聴く度にどんどん嵌っていくような曲ですね。

「HELLO PEOPLE」 / 作詞:曲:Brenda Russell & Michael Mcdonald
この曲はこの曲で、MICHAEL McDONALDらしさがよく出ているAORナンバーです。アルバム冒頭からの3曲でAOR好きにはたまらないといった構成になっています(笑)。この曲ではJEFF PORCAROがタンバリンで参加しています。

「STAY CLOSE」 / 作詞:Brenda Russell、作曲:Don Grusin
メロディアスな甘いバラード・ナンバーです。ストリングス系のシンセとDON GRUSINの奏でるローズの音色が美しく、心地良く響きます。BRENDA RUSSELLのヴォーカルも気負いがなくて、ヴェルヴェット・ヴォイスと言われるのが頷ける素晴らしい歌声を堪能出来ます。
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