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カテゴリ:J-POP( 189 )
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本田 美奈子_Midnight Swing ◇ 2009年 04月 24日
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今回紹介するのは、2005年に38歳という若さでこの世を去った本田 美奈子が1987年にリリースした5枚目のオリジナル・アルバム『Midnight Swing』です。

彼女が「1986年のマリリン」等のヒット曲を出し、アイドルとして活躍していた1980年代半ば頃は、華奢な体に似合わぬ声量を持った歌の上手いアイドルという印象を持っていました。しかし、私個人としては好きな歌声・声質では無かったので、TVで歌っている姿を見る程度でアルバムを聴いたことはありませんでした。
2005年の彼女の急逝をニュースで知り、またその後のTV番組で彼女の闘病生活を見て、ふと彼女の音楽をきちんと聴いてみたくなりました。
追悼アルバムを発売されたりしていましたし、ミュージカルで活躍していた頃のアルバムも興味がありましたし、アイドル時代の音楽にも興味がありましたが、たまたまBOOK OFFで見つけたのが、本作『Midnight Swing』でした。

『Midnight Swing』は、1985年にアイドル歌手としてデビューを果たしてから、1988年に女性だけロックバンド"MINAKO with WILD CATS"を結成して、本格的シンガーへのステップ・アップを目指していた頃への過渡期の作品だったのかも知れません。
アルバム収録曲全ての楽曲が、作詞:小林 和子、作曲:西木 栄二、編曲:大村 憲司の手によるもの。作曲家・西木 栄二はフォーク・グループ"猫"に一時期在籍していたと記憶しています。
参加しているミュージシャンは、Bernard Davis(ds)、青山 純(ds)、石坪 信也(ds)、大村 憲司(g)、小原 礼(b)、Bobby Watson(b)、小林 武史(key)、浜口 茂外也(per)等です。

『本田 美奈子 / Midnight Swing』

01. ONE SHOT
02. DO YOU REMEMBER?
03. 夢見心地
04. ABOUT~ADULT
05. はじめて言うけど・・・
06. 悲しみSWING
07. 今夜はビートに乗れない
08. DESTINY
09. 孤独なハリケーン
10. EYE言葉はLONELY

ロック調のナンバー01。本田 美奈子らしい曲と言えるのかも知れませんが、私にはどうしても彼女に似合っているとは思えません。きっとそんな思いが彼女の音楽から遠ざけていたのかも知れませんね。パンチがあって迫力のあるヴォーカルは魅力的ですが、個人的には今ひとつ好きになれないタイプの曲です。

01に比べればずっとPOPS寄りのミディアム・ナンバー02。メロディーも親しみやすく、アレンジもシンプルで良いですね。ここでのヴォーカルは抑え気味なんですが、元々力量のあるシンガーが抑え気味に歌っているというのは、余力があるという感じが歌に余裕となって現れている感じで好きなんです。

いかにも大村 憲司らしいアレンジとオリエンタル・ムードの漂うメロディーが印象的な03。この曲は本田 美奈子に似合っていると思っています。彼女にはガールズ・ポップス路線の曲をもっと歌ってもらいたかったという思いがあります。

都会的なアレンジと、どことなく歌謡曲路線の名残りを感じさせるメロディーが面白い04。本田 美奈子の歌は、やはりその声量を目一杯出していくよりもこの曲のように8分目といった感じの方が、より魅力的に聴こえる気がしますね。

バラード・ナンバー05。彼女の声にはバラードがよく似合います。サビまでのしっとりと歌う部分が特に好きです。サビでは独特の"本田節"が出てますが・・・(笑)

歌い方としては大好きな1曲06。都会的なミディアム・ナンバーですが、力を抜いたヴォーカル・スタイルと声質、メロディーが良くマッチしている曲だと思います。この曲での歌声は好きなんですが、ロック調の曲になるとどうも駄目ですね。

少しテクノ・ポップの流れを感じるロック調ナンバー07。この曲の感じが私には分水嶺になるようです。つまりこの曲までが違和感無く、気持ち良く聴ける本田 美奈子の歌い方の限界というところですね。ちょっと懐かしい感じの曲です。

スケールの大きさを感じるバラード・ナンバー08。いわゆるオーソドックスなバラード曲と言えますが、彼女の持ち味が出ている曲だと思います。この曲を聴いていると、その後ミュージカルで活躍していたことが不思議と妙に納得できてしまいました。

ヴォーカルにパンチ力のあるミディアム・ロック・ナンバー09。パンチ力のあるヴォーカル=私の苦手なタイプの曲になってしまいますが・・・(笑)。決して曲は悪くないだけに、アクの強い歌い方が勿体無いと思うのは私だけ?

グルーヴ感のあるミディアム・ナンバー10。若干のクソさはあるものの魅力的な曲ですね。シングル向きとは言えないまでも強く印象に残る曲のひとつではないかと思います。歌詞やタイトルの付け方がいかにも80'sっぽいですね。

私にとって本田 美奈子との出会いのアルバムとなりましたが、思っていた以上に聴きやすかったですね。ただ、何度も書いていますがロック調のナンバーでのヴォーカル・スタイルはどうしても好きになれません。
メロディーの良し悪し以前に、その独特でアクの強い歌い方が苦手です。ですから曲によって好き嫌いがはっきり分かれてしまいます。
今度はミュージカルで活躍するようになってからの音楽、特に2000年代にリリースされた音源を機会があれば聴いてみたいなと思っています。
もしお薦めのアルバムがあったら教えて頂けると嬉しいです。
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柏原 芳恵_LOVER'S SUNSET ◇ 2009年 04月 10日
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今回紹介するのは、80年代アイドルの代表的なひとりである柏原 芳恵の1988年のアルバム『LOVER'S SUNSET』です。
1980年にデビューして「ハロー・グッバイ」や「春なのに」等のヒットでお馴染みの彼女ですが、柏原 芳恵は典型的な歌謡曲、ニューミュージック系、フォーク系の曲が似合うアイドルというイメージが強く、POPS系のアイドルを好んで聴いていたこともあって興味の対象外でしたのでノーマークでした。
もちろんヒット曲は知っていましたが、アルバムを購入してまで聴きたいという気持ちにはなれませんでした。
先日いつものようにBOOK OFFを探索中、このアルバムを見つけました。いつも買う中古CDに比べると結構な値段でしたが、アルバム・タイトルとジャケットの雰囲気、収録曲の曲名に興味を惹かれ購入してしまいました(笑)

実際に聴いてみるといかにも歌謡曲という曲もあるのですが、AORチックな曲やCITY POPな曲、ボッサ・テイストの曲等バラエティに富んでいて予想以上に楽しめたアルバムでした。
1988年のアルバムですから人気絶頂を過ぎた頃でもあり、アイドル路線から大人の歌手を目指して制作されたアルバムという印象を受けます。
アルバム・タイトルからも想像出来ると思いますが、派手な曲はなくて落ち着いた雰囲気の曲が集まっています。
それぞれの楽曲が柏原 芳恵の声質にも似合っており、なかなか良いアルバムに仕上がっていると思います。

『柏原 芳恵 / LOVER'S SUNSET』
01. NA・GI・SA (Opening Version)
02. 風のサマードレス
03. 別れたての夜は
04. 青春譜
05. サヨナラからの愛
06. NA・GI・SA
07. みじかい季節
08. 黄昏のダイアリー
09. いつとはなしに
10. 25時のJUNKTION
11. マリータの伝説

作詞:藤原 安寿、作曲:安藤 直弘、編曲:倉田 信雄による01。06のベリー・ショート・ヴァージョンです。

作詞:原 真弓、作曲:岸 正之、編曲:倉田 信雄による02。岸 正之らしいキャッチーなPOPナンバーです。岸 正之は現在は作曲家として活動していますが、1982年にシンガー・ソングライターとしてデビューして2枚のアルバムを残しています。CITY POP系のお洒落なアルバムですが、残念ながらCD化されていません。(興味のある方は過去記事をご覧になって下さい。その1その2)

作詞:来生えつこ、作曲:松本 俊明、編曲:若草 恵による歌謡曲の王道といった感じの03。メロディーもいかにも歌謡曲って感じなんですが、若草 恵のアレンジがその歌謡曲っぽさをさらに増長しています。こういう曲調が柏原 芳恵の良さが1番出ているような気がします。

作詞:荒木とよひさ、作曲:堀内 孝雄、編曲:萩田 光雄による04。ベーヤンらしいカントリー調のメロディーですが、秀逸なのは職人・萩田 光雄のアレンジです。まるでJ.D.サウザーの「You're Only Lonely」を彷彿させ、ウエストコースト・サウンド風に仕上がっています。タイトルは野暮ったいですが、なかなか爽やかなナンバーです。

作詞:原 真弓、作曲:三浦 一年、編曲:倉田 信雄による歌謡曲とCITY POPが混じったような不思議な魅力を持ったナンバー05。往年の山口 百恵が歌っても似合いそうなメロディーなんですが、倉田 信雄のアレンジが都会的なCITY POP風で、ベタな歌謡曲といった感じになっていないのが良いです。

作詞:藤原 安寿、作曲:安藤 直弘、編曲:倉田 信雄による極上のサマー・バラード・ナンバー06。このアルバムの目玉曲とも言える1曲。まさに"Lover's Sunset"とアルバム・タイトルに相応しいメロディーとアレンジで、特にアレンジは洒落ていてAORチックに仕上がっています。一聴の価値のあるナンバーだと思いますよ。

作詞:藤原 安寿、作曲:前田 保、編曲:倉田 信雄によるキャッチーな07。軽やかで涼しげなナンバーです。アレンジ次第では歌謡曲っぽく聴こえるメロディーですが、倉田 信雄のセンスの良いアレンジによってCITY POP風ナンバーに仕上がっています。

作詞:荒木とよひさ、作曲:堀内 孝雄、編曲:萩田 光雄によるシングル曲08。三連バラードの王道といった感じの曲ですね。萩田 光雄のアレンジによって"黄昏時の浜辺"という雰囲気がよく表現されており、夏っぽさを堪能出来る1曲となっています。ベーヤンは今では演歌というイメージが強いですが、アリス当時から良い曲を書いていましたね。

作詞:来生えつこ、作曲:吉実 明宏、編曲:若草 恵によるコテコテの歌謡曲風ナンバー09。決して悪いという訳ではなく、メロディー自体も歌謡曲風なんですが、若草 恵がアレンジを施すと恐ろしいくらいに歌謡曲っぽくなりますね(笑)。柏原 芳恵もこういう曲調の時はヴォーカルも自然体という感じがします。

作詞:岩沢 律、作曲:前田 保、編曲:倉田 信雄による10。これといった特徴の無い曲なんですが、耳に馴染むメロディー・ラインを持っています。静かな雰囲気が好きな曲です。

作詞:許 瑛子、作曲:萩田 光雄、編曲:倉田 信雄によるボッサ・ナンバー11。珍しいのは萩田 光雄が作曲だけで編曲が倉田 信雄だという点でしょう。萩田 光雄はアレンジャーというイメージが強いですが、結構山口 百恵をはじめ良い曲を書いてますね。倉田 信雄にアレンジを任せたのは正解でしょう。かなり渋い演奏なんですが、ミュージシャン・クレジットが記載されていないのが残念です。柏原 芳恵の大人の魅力を感じさせる1曲。

アルバムの印象としては、"地味"な部類に入ると思います。しかし、これから夏に向けて黄昏時の海辺で聴いたら心地良い極上のアルバムに成り得る気がします。メロディーはどれも親しみ易いですし、アレンジ特に倉田 信雄の手掛けた曲は洒落ていて気持ち良く聴けます。今年の夏は海岸線をドライブしながら、このアルバムを聴いてみたいと思っています。
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遠藤 京子_夢見るスター ◇ 2009年 04月 05日
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今回紹介するのは、シンガー・ソングライターであり、女優としても活動していたことのある遠藤 京子(現在は遠藤 響子)が1985年にリリースした3rdアルバム『夢見るスター』です。
私が所有している彼女の唯一のアルバムです。彼女に関してはほとんど何も知らないに等しいので調べてみると、1981年にデビューしているようです。
またソングライターとして多くのアーティストに楽曲提供しており、なかなか才能豊かな人みたいですね。
私がこのアルバムを購入したのは、木村ユタカ氏監修のCITY POPのガイド本『JAPANESE CITY POP』に紹介されており、そのジャケットの雰囲気や筒美 京平が前面的にバック・アップしているらしいというところに興味を惹かれたからです。結構探すのに苦労しました(笑)

私がこのアルバムが魅力的だと感じる点は2つ。
1つは、全10曲中7曲の作詞(補作詞含む)・作曲を手掛けている月代 京兵なる人物の存在です。『JAPANESE CITY POP』によれば"月代 京兵"は、遠藤 京子と筒美 京平のコラボ・ネームだということです。サイトによっては遠藤 京子のペンネームと紹介されているところもありましたが、残り3曲が遠藤 京子の作詞・作曲とクレジットされているので、やはりコラボ・ネームであると考えるのが自然ですし、メロディーにも筒美 京平らしいところか垣間見れるので私は筒美 京平とのコラボ・ネームだと思っております。そしてこの"月代 京兵"の作品が実にポップでキャッチーであり、程好く歌謡曲チックなところが実に良いですね。

もう1つの魅力は井上 鑑のアレンジですね。当時とんでもない仕事量にも関わらず、キラリと光るセンスと井上 鑑らしさの詰まったアレンジは流石の一言です。参加しているミュージシャンは、井上 鑑(key)、今 剛(g)、青山 徹(g)、土方 隆行(g)、高水 健司(b)、山木 秀夫(ds)、浜口 茂外也(per)、数原 晋(tp)、新井 英治(tb)、平内 保夫(tb)、Jake H.Conception(sax)、土岐 英史(sax)、砂原 俊三(sax)等が参加しています。

『遠藤 京子 / 夢見るスター』
01. 夢見るスター
02. Be Love
03. 待ちぼうけ
04. とても幸わせ
05. 銀色の夏
06. あなたのカナリヤ
07. 乙女ですもの
08. 夢だけにしましょう
09. 雪が降るまえに
10. 輝きたいの

ビートの効いたPOPナンバー01。文字通りスターを夢見る女の子と歌手の卵が夢を語り合っているというシチュエーションです。曲自体はキャッチーですしアレンジも悪くないのですが、気になるのがスネアの音の強さですね。決して力があるとは言えない遠藤 京子のヴォーカルが余計引っ込んでしまうような気がします。井上 鑑の意向なのか、エンジニアの意図なのかは分かりませんが・・・。

いかにも筒美 京平らしさを感じる歌謡曲チックでメロディアスな02。間奏部はいかにも井上 鑑らしいアレンジだと思います。こういうノスタルジックな曲を書かせたら筒美 京平は天下一品ですね。最初に聴いた時からお気に入りになった1曲です。

ホーンセクションを巧みに使った可愛らしいという形容がぴったりな03。喫茶店のマスターという役柄でヴォーカル参加しているのはおそらく井上 鑑本人ではないかと思います。それにしても遠藤 京子の歌声は不思議な歌声です(笑)

2分弱という小曲04。シンプルな演奏とメロディーが特徴で、デュエット・ヴォーカルが細野 晴臣というのもこの曲の大きな魅力となっています。

軽快なPOPナンバーで、GIRLS POPという感じがピッタリな05は遠藤 京子名義の作品です。この曲の爽やかな印象は、井上 鑑のアレンジによるところが大きいような気がします。そして遠藤 京子のソングライターとしての才能を感じさせる曲でもありました。

南国ムード満点のアレンジが心地良いミディアム・ナンバー06。この曲なんかもいかにも筒美 京平っぽさを感じる曲ですね。特にサビのメロディーは筒美 京平が書いたものだろうという気がします。夏というキーワードは出てきませんが、夏の夕暮れ時に聴いたら似合いそうなナンバーです。

いんとろから井上 鑑色全開のアレンジが私好みの07。中原 めいこを彷彿させるような曲と言えば何となくニュアンスは伝わるかと思います(笑)。こういう曲調も筒美 京平がいかにも書きそうなタイプのような気がします。

今 剛のギター・カッティングが絶妙なミディアム・スロー・ナンバー08。個人的には1番CITY POP色が強い印象を受けた曲です。この曲に関してはメロディー、アレンジ、ヴォーカルのバランスがとても良くて、アルバムの中でも特にお気に入りの曲になっています。

遠藤 京子名義の作品09。シングル曲であり、TVドラマの主題歌だったという曲で、馴染み易い歌謡曲風なメロディーが印象的です。メロディーに関しては多分に筒美 京平の影響を受けているのかなと思えます。

スロー・バラード曲10も遠藤 京子の作品です。三拍子のゆったりした曲調と美しいメロディーが素敵です。アルバムの冒頭では変な声だなと思っていたのが、ラストに近づくにつれてと魅力的な声だなと思えてくるのが不思議です(笑)

このアルバムをきっかけに他にも聴いてみたくなりましたが、私としては1stアルバムや2ndアルバムをぜひとも聴いてみたい気がしています。
当時の腕利きミュージシャンを集めた1stアルバム『オペレッタ』やTHE SQUAREをバックに迎えた2ndアルバム『Green Room』は残念ながらCD化されていないようです。CD化されてないと余計に聴いてみたくなりますね(笑)
それにしても80年代というのは個性的なアーティストが本当に数多く存在していたんだなと改めて感じました。懐古主義という訳ではありませんが、やはり80年代の音楽シーンは面白かったというのが率直な想いです。
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今回紹介するのは、今1番嵌っているアルバムです。つい最近、当ブログで皆さんから情報頂いてから聴くようになったアーティストで、刀根 麻理子を初めて聴いた時と同じ、いやそれ以上の衝撃を受けたかも知れません。
こんな素晴らしいシンガー・ソングライターを今まで聴いていなかったなんて・・・。
それほど今嵌っているのは西脇 唯です。そして紹介するのは、1993年にリリースされた1stフル・アルバム『さよならの場所で会いましょう』です。

とにかく曲が良いの一言です。歌詞も気取った感じのしない言葉遣いで好感が持てます。そして何よりメロディー・センスの良さが光ります。このアルバムに収録されている10曲全てが私好みで、1曲も今ひとつという感じがしないアルバムは本当に珍しいです。私にとって捨て曲無しとはまさにこのアルバムのことなんだと、改めて感じた次第です。もちろん全曲の作詞・作曲は西脇 唯です。
ヴォーカルは決して上手いというタイプではありませんが、実に耳に心地良い声質で嫌味が全く無く、聴き易いですし歌詞がすんなりと耳に届いてきます。
加えてアレンジも素晴らしく、打ち込み主体なんですが尖った感じが無くて、西脇 唯の声質にピッタリな感じのアレンジばかりです。
アレンジャーとしてクレジットされているのは、加藤みちあき、新川 博、槐 洋介、清水 信之、奥 慶一の5人。それぞれの色があってどれも素晴らしいアレンジなんですが、中でも加藤みちあきのアレンジは群を抜いて洒落ています。
そして、清水 信之のアレンジはセンスの良さを感じさせ、流石といった感じですね。

『西脇 唯 / さよならの場所で会いましょう』
01. さよならの場所で会いましょう
02. 風の住む星
03. BLUE ROSES
04. 愛で終わるとはかぎらない
05. 思いだけあたたかい
06. クレッシェンド
07. 7月の雨なら
08. スノーフレークの咲く中庭で
09. 忘れない
10. Only Place

軽快でPOPなアルバム・タイトル・ナンバー01。加藤みちあきのアレンジが秀逸で、打ち込み主体なんですが実に軽妙で心地良いサウンドです。加藤 みちあきに関しては今まであまり関心が無かったのですが、一躍私の中では注目のアレンジャーとなりました(笑)。彼はアレンジャーとしてだけでなく、ギタリストとしても相当な腕前だと思いますね。この曲でも絶妙なカッティング・プレイを披露しています。西脇 辰弥のシンセ・ソロも渋いです。

何とも心地良いナンバー02。実に曲のタイトルにピッタリの雰囲気を持った曲ですね。この曲のアレンジも加藤みちあきです。音数は決して多くはないのですが、バランスが凄く良いように思います。間奏ではなかなか良いギター・ソロも聴かせてくれます。西脇 唯の歌声は初夏の季節のように爽やかで本当に心地良いですね。ポテトチップスのCMソングだったようです。

新川 博のアレンジの03は、少しスピード感のあるナンバーです。ギターは松原 正樹です。サビのメロディーが印象的で、1度聴いたら耳に残ってしまいます。西脇 唯の書くメロディーが素晴らしいと思うのは、陰鬱な印象を与えないと言うか暗さが無いというところかも知れませんね。

加藤みちあきのCITY POP色の強いアレンジが格好良い04。メロディーもキャッチーで、この手の曲に弱い私のお気に入りのナンバーのひとつになっています。ゲスト・ミュージシャンとしてサックスに淵野 繁雄が、コーラスに比山 貴詠史、岩崎 元是、やまがたすみこという豪華メンバーがクレジットされています。特に淵野 繁雄の曲の終盤のソロは、実にベテランらしい素晴らしいソロだと思います。

槐 洋介のアレンジによるミディアム・ナンバー05。バンド・サウンドという感じではなくオーケストラの演奏をバックに歌っているという雰囲気に仕上げています。この曲もサビのメロディーが耳に優しく溶け込んでくる幹事で、本当に気持ち良く聴ける曲だと思います。70年代~80年代のJ-POPにおいて、吉川 忠英と人気・実力を二分していた言える笛吹 利明がアコースティック・ギターで参加しています。

最初の頃は地味かなと思えたミディアム・バラード06。ところがこの曲も侮れません(笑)。渇いた心地良い風のようなメロディーと歌声に、聴く回数が増すごとに魅力的に思えてくるから不思議です。アレンジは加藤 みちあきです。

唯一彼女の曲で知っていた07。デビュー・シングルでテレビ朝日系「トゥナイト」のエンディング・テーマに起用された名曲ですね。これは本当に良い曲ですね。このアルバムを購入し、この曲を久しぶりに聴くことになったのですが、あまりに素敵だったので繰り返し3回聴いてしまいました(笑)。歌詞・メロディーともに良いのですが、この曲をここまで素敵なものにしたのは清水 信之のアレンジでしょうね。本当にセンスの良いアレンジです。シングル向けのアレンジとでも言いましょうか、インパクトがありますね。まさに職人の仕事という気がします。クレジットにはマニピュレーターの田端 元の名前しか記載されていませんが、もちろん清水 信之のワンマン・バンドというところでしょう。

奥 慶一のアレンジがどこかヨーロピアンな香りが漂う08。美しいメロディーが印象的です。アレンジャーによって色がこんなにも違うのに、アルバムとして統一感があるのがこのアルバムの素晴らしいところではないでしょうか。吉川 忠英がガット・ギターで、風間 文彦がアコーディオンで参加しています。

2ndシングル曲09。これも良い曲ですね。本当にソング・ライターとして素晴らしい才能を持っていると思います。新川 博のアレンジで、コーラスに比山 貴詠史、木戸やすひろ、広谷 順子というお馴染みのトリオが美しいコーラスを聴かせてくれますし、エンディングのギター・ソロは松原 正樹です。

アルバム中で唯一生のリズム、弦楽器を使っているバラード・ナンバー10。淡々とした印象を受けますが、生の弦楽器の音の柔らかさとメロディーがよくマッチしていて、加藤みちあきのアレンジのセンスの良さを感じます。参加メンバーは、滝本 孝延(ds)、渡辺 茂(b)、加藤みちあき(g)、菅原 祐紀(per)、比山 貴詠史(cho)、木戸やすひろ(cho)、広谷 順子(cho)等です。

私が最も音楽を聴いていなかった90年代にもこんな素晴らしいアーティストが存在していたんですね。当時私の音楽を感知するアンテナが腐っておりまして、特定のアーティスト以外あまり聴いていなかったんです。実に勿体無いことをしたような気がしますが、逆に今ではBOOK OFFで格安で彼女のアルバムが入手出来るので、これからどんどん聴いていきたいと思っています。
実は既に『それはひとつしかなくて』、『いちばんやさしい風はあなたが持っている』、『恋していた時間が忘れるための時間』、『ふたりのあいだ』、『Unison』の5枚を入手済みです(笑)。
まだ入手したばかりで聴き込んでませんので、追々紹介したいなと思っています。まだ西脇 唯を聴いたことが無い方がいましたら、ぜひともこのアルバムを聴いてみて下さい。超強力推薦盤です!
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吉田 朋代_DIAMOND EXPRESS ◇ 2009年 03月 10日
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今回紹介するのも前回の松田 聖子のアルバム同様、最近のヘビー・ローテーションとなっている1枚です。先月の18日に1stアルバム『White magic』を紹介したばかりの吉田 朋代の2ndアルバム『DIAMOND EXPRESS』(1995年リリース)を紹介しましょう。実は1stアルバムを紹介した時点では、この2ndアルバムは入手していませんでした。紹介記事のコメントに2ndも良いとのコメントをいくつか頂いて、気になって探して入手したものです(笑)
良いと言われると聴いてみたいという衝動を抑えきれないのが"悪い癖"なんですよね・・・(恥)

さて、『White magic』でもデビュー・アルバムとは思えない堂々たる歌いっぷりを聴かせてくれた吉田 朋代ですが、この2ndでも素晴らしい歌を聴かせてくれます。本当に人だと上手いますね。ブレイクこそしなかったものの、角松 敏生や林 哲司にも認められ、現在でもシンガーとして活動を続けているのは、まさに彼女の歌の上手さがあったからこそではないかという気がします。
今回のアルバムにおける作家陣は、作詞に黒部 真弓、天野 滋、松井 五郎、吉田 朋代が、作曲には高橋 圭一、荒木 真樹彦、都志見 隆、羽田 一郎、山口 美央子、土橋 雅樹という顔触れです。不思議なことにアレンジャーについて記載されていないんですね、このアルバム。
全編打ち込みによるサウンドが軸になっているのですが、そんな中でギターが凄く良いんですね。参加しているギタリストはHISASHI、松原 正樹、古川 昌義、渡辺 格の4人なんですが、この中でも7曲でギターを弾いているHISASHIのプレイは素晴らしいの一言。
HISASHIと言っても、GLAYのHISASHIでもなければ、BUCK-TICKのHISASHIでも無く、インディーズ・レーベルからデビューした超技巧派のギタリストらしいです。このHISASHIのプレイにも注目して欲しいアルバムです。

『吉田 朋代 / DIAMOND EXPRESS』
01. Turning point
02. BRAND-NEW SELF
03. Don't kiss me
04. A-HA-HA
05. NO. NO. BE MY BOY!
06. 悲しみのカウントダウン
07. SHOUT
08. EYES
09. 恋するシーズン
10. TEARS FOR YOU

いきなりHISASHIのギターが炸裂する疾走感溢れるナンバー01。キャッチーなメロディーと軽快な打ち込みのリズム、ハードなギター・プレイの数々(素晴らしいソロも聴けます)に吉田 朋代の多重コーラス等のバランスが絶妙なナンバーです。元気をもらえる、そんな1曲だと思います。

02も前向きになれる曲で、女性の共感を得るであろうナンバーですね。01同様にテンポがあり、ハードなギター・リフを使っていて力強さを感じさせます。多重コーラスを含めた吉田 朋代のヴォーカルも溌剌としていて素晴らしく、聴いていてスカッとした気分にさせてくれます。

荒木 真樹彦らしいPOPでキャッチーなメロディーがたまらない03。私がこのアルバムの中で最も好きなナンバーです。とにかくこの手の曲に弱いんですよね。天野 滋の歌詞もCity Pop色が強くて洒落ています。HISASHIのギターもそれまでのハード・ロック色の強いギターではなく、軽快なギター・カッティングでCity Pop色の強いナンバーにピッタリなプレイを披露しています。

タイトルとは裏腹なしっとりとしたバラード・ナンバー04。都志見 隆の切なくも美しいメロディー・ラインが印象的です。アレンジが誰だが不明なのが残念ですが、打ち込みながら嫌味が無く、自然に耳に溶け込んでくるアレンジは見事です。バラード曲での吉田 朋代のヴォーカルは説得力が加わって、すごく良い感じですね。

都志見 隆作曲のキャッチーなPopナンバー05。これも大好きなナンバーのひとつになっています。松原 正樹には珍しいハードなギター・サウンドが印象的です。吉田 朋代のハーモニー・ヴォーカルも耳に心地良くて好きですなんですが、唯一「Hey!」という掛け声は必要無かったような気が・・・(笑)

80年代の打ち込み系のサウンドを象徴しているようなテンポのあるナンバー06。歌詞の中に出てくる"ハイパーナルシスト"って一体・・・?羽田 一郎の作曲です。HISASHIがここでも素晴らしいギター・ソロを聴かせてくれます。

都会的でグルーヴ感が心地良いミディアム・ナンバー07。荒木 真樹彦の作曲によるナンバーで、City Pop色の強い曲ですね。このアルバムに荒木 真樹彦が提供している2曲は、いずれも良い曲で私の好みにドンピシャです。この曲も良いですよ。

山口 美央子の作曲によるJAZZYで洒落たナンバー08。山口 美央子も本当にセンスの良い曲を書く人で、彼女のアルバムもぜひCD化して欲しいと思い続けているアーティストです。古川 昌義がエレキとアコースティック・ギターで派手さは無いものの渋いプレイを聴かせてくれますし、Amazonsのコーラス・ワークも流石といった感じです。

典型的なGirls Popといった趣きのあるミディアム・ナンバー09。インパクトの強さは無いものの、繰り返し聴いていても苦にならない、自然と耳に溶け込んでくるようなナンバーですね。アルバムの中では地味な曲と言えるかも知れません。

バラードらしいバラード曲10。羽田 一郎の作曲です。聴き易いメロディーですが、実際に歌うとなるとかなり難しい歌だと思います。さりげなく歌っているように聴こえますが、かなり実力が無いと聴く者に訴えてこないタイプの曲なので、吉田 朋代の力量を感じさせる曲だと言えるでしょう。

私が最近聴くようになったアーティストの中で、特にお気に入りのアーティストになっている吉田 朋代。ぜひとも多くの人に聴いて欲しいと思います。特にGirls Popが好きな方は必聴と言っても大袈裟では無いと思いますよ。1stアルバム、2ndアルバム共に楽曲も歌も良く、まさに捨て曲無しのアルバムです。BOOK OFFでは250円コーナーで売られていることも多いので、ぜひとも聴いてみて下さい。
吉田 朋代名義のオリジナル・アルバムが、この2枚だけというのが実に勿体無い話です。ぜひとも吉田 朋代名義での新作アルバムを聴きたいですし、J-POPのカヴァー・アルバムというのも面白いかなと思っています。今後も頑張って活動してもらいたいアーティストです。
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松田 聖子_Vanity Fair ◇ 2009年 03月 08日
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最近BOOK OFFで仕入れたアルバムの中に、結構お気に入りのアルバムが数枚ありまして、ここ数日はそのお気に入りのアルバムを繰り返し聴いています。その中の1枚が今回紹介する、松田 聖子が1996年にリリースした通算27枚目となるアルバム『Vanity Fair』です。それまで15年間所属していたソニーを離れ、マーキュリー・ミュージックエンタテインメントへの移籍第一弾となったアルバムでもあります。収録曲10曲中8曲のプロデュースを松田 聖子と小倉 良が手掛けており、サウンド・プロデュースを鳥山 雄司が手掛けています。残り2曲はRobbie Nevilが作・編曲とプロデュースを手掛けています。また、全曲松田 聖子の作詞で、松田 聖子がプロデュースした8曲の作曲は松田 聖子と小倉 良の共同名義、アレンジは鳥山 雄司です。

松田 聖子というアーティストは、私にとっては実に面白い存在です。デビュー当時から、容姿やキャラクターに関しては全く好きになれません。それなのに楽曲や歌声は私にとっては実に魅力的なんですね。アイドル全盛期のあの独特な語尾がしゃくれ上がる歌い方が耳に付くのにそれが魅力にさえ思えてくる始末・・・。何だかんだ言っても松田 聖子のアルバムは当ブログで既に6枚紹介していますので、単純に彼女の歌、歌声が好きなんでしょうね(笑)
このアルバムがリリースされた当時は彼女は34歳で世間的には立派な大人なんですが、どこかアイドルっぽさ、少女っぽさも残しつつ大人の歌も聴かせるという絶妙なバランスを保っている気がします。
彼女は自分がどういう風に歌えば、自分の歌声が魅力的に聴こえるのかを本能的に知っているのだと思います。加えて、美空 ひばり、山口 百恵と並んで素晴らしい"耳"を持ったシンガーではないかと思っています。

『松田 聖子 / Vanity Fair』
01. 明日へと駆け出してゆこう
02. Crazy Shopper
03. Darling You're The Best
04. あなたに逢いたくて ~Missing You~
05. 白いバラをあなたに・・・
06. 未来への扉
07. ロマンティックにKissしましょう!!
08. あふれる想い
09. もし、もう一度戻れるなら
10. Dear My Children

新しいレコード会社で「心機一転頑張るぞ!」という意気込みのようなものを感じさせる01。前向きな歌詞とキャッチーなメロディーで、アルバムの冒頭に相応しい曲だと言えると思います。鳥山 雄司のアレンジは、打ち込み主体なんですが、非常に聴きやすく耳に馴染んできます。そして素晴らしいギター・プレイも聴かせてくれるのが嬉しいですね。

流行を追いかける女性の歌02。色んなブランド名が登場する曲で、歌詞の内容としてはベタな感じなんですが、メロディーとアレンジのおかげで魅力的な曲になりました。ある意味松田 聖子の魅力の詰まった曲なのかも知れません。私もこの曲大好きなんです。特に鳥山 雄司のアレンジは秀逸ですね。

Robbie Nevilの作・編曲による03。いかにも洋楽チックなメロディーですが、ヴォーカルをイコライザー処理したような感じで面白く、単調な曲でありながら耳に残る曲ですね。私のそれまで聴いてきた松田 聖子の曲とは違った感じで新鮮な曲でしたね。この曲も好きな曲のひとつです。

8年振りにチャートの1位を獲得したという名バラード曲04。文句無しに良い曲、良いメロディーだと思います。特にこの曲の松田 聖子のヴォーカルには人を惹き付ける何かを持っている気がしてなりません。鳥山 雄司の繊細で打ち込みらしさをかんじさせないアレンジが見事です。

私にはアイドル時代の松田 聖子を彷彿させるミディアム・ナンバー05。ゆったりとしたリズムと鳥山 雄司のギターが実に心地良い1曲です。

松田 聖子風ウエディング・ソングといった感じの06。派手さはありませんが、なかなか沁みる曲です。披露宴のBGMに使っても良いでしょうね。それにしても鳥山 雄司のアレンジはどの曲も素晴らしく、このアルバムの影の立役者が彼であることは間違いないですね。どんなタイプの曲でも主役はいつも松田 聖子の歌声だということが伝わってくるアレンジは凄いの一言です。

軽快でPopなナンバー07。ありがちな歌詞なんですが、松田 聖子が歌うと不思議に嵌るんですよね(笑)

Robbie Nevilの作・編曲による08。Robbie Nevilも松田 聖子の魅力をよく知っているのか、彼女によく似合うメロディーを書きますね。日本人に馴染み易いメロディーだと思います。聴くほどに魅力的に思えてきたナンバーです。

09と10はしっとりと聴かせるバラード曲です。2曲とも決して悪い曲では無いのですが、面白みに欠けている気がして私個人とてはただ聴いているといった感じの曲になってしまっています。それまでの8曲が気に入っていただけにちょっと残念な気持ちがありますね。

このアルバムは本当に気に入ってまして(特に01~08)毎日のように聴いています。松田 聖子が嫌いという人は私の周りにも沢山います。しかし、嫌いな理由というのは大抵歌に関してではないようです。冒頭に書いた私と同じで、容姿やキャラクターが駄目というケースが多いのではないでしょうかね。
そんな聖子嫌いの人には、一度じっくり彼女のアルバムを聴いて欲しいなと思いますね。歌の上手い下手を超越したところで、人を惹き付けることの出来る声質と歌を歌えるシンガーというのはそうは存在しません。
その証拠に80年代をアイドルとして活躍して、現在も歌で勝負している、勝負出来ている人は松田 聖子くらいなものでしょう。喋りや芝居が下手だから、歌で勝負するしかなかったのかも知れませんが・・・(汗)
一度騙されたと思って聴いてみて下さい。結構良いですよ、お薦めです。
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中里 あき子_a part of days ◇ 2009年 02月 22日
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今回紹介するのは、中里 あき子の1989年リリースの3rdアルバム『a part of days』です。
実は私は中里 あき子というシンガーを全く知りませんでした。彼女に興味を持ったのは、当ブログでいつもお世話になっているSugar Timeさんに、中里 あき子のアルバムのプロデュースを私の大好きな濱田 金吾が手掛けていることを教えて頂いたことがきっかけでした。しかも中古店を探してもなかなか見つからずにいたら、何とSugar Timeさんが2枚所有していた『a part of days』を1枚譲って下さいました。Sugar Timeさん、本当にありがとうございました。

濱田 金吾のプロデュースということで、どうしてもCITY POP路線を期待してしまいますが、80年代終盤という時代背景や中里 あき子というシンガーの魅力をアピールするかの如く、様々なタイプの曲が用意されています。濱田 金吾は2曲のみ曲を提供していますが、随所に濱田 金吾らしさを感じます。
アレンジは古川 貴司で1曲のみ松下 一也。参加ミュージシャンは、古川 貴司(key)、小島 良喜(key)、松下 一也(key)、芳野 藤丸(g)、堀越 信泰(g)、松原 秀樹(b)、長谷部 徹(ds)、春名 正治(sax)、桑名 晴子(cho)、MILK(cho)、濱田 金吾(cho)、古川 貴司(cho)、芳野 藤丸(cho)他。

『中里 あき子 / a part of days』
01. AFTER THE PARTY
02. 本当は泣いている
03. LOVE ME MORE
04. 背中に書いたルームナンバー
05. MISPLAY
06. ルート'89
07. RAINY NIGHT
08. 背中合わせのLOVE & JOB
09. ONE MORE SMILE
10. FAITH IN YOU

車に乗り込み、エンジンをかけ、カセットのスイッチをONにするという、いかにも80'sの香りたっぷりのSEで始まるハードなギター・サウンドが印象的なCITY POP風ナンバー01。都会的でありながら、耳に馴染むメロディー・ラインが特徴です。桑名 晴子のコーラスも耳を凝らさないと彼女と判らない感じですが、良いコーラスを聴かせてくれます。

全体的にはオーソドックスな感じがしますが、メロディーも美しいですし、アレンジもシンプルなバラード・ナンバー02。淡々と歌っているように聴こえるのですが、妙に説得力のあるヴォーカルなのが不思議です。

このアルバムがリリースされた頃(1989年)の角松 敏生のサウンドを彷彿させるサウンドとアレンジの03。打ち込み主体なんですが、角松っぽいということもあってすんなりと馴染めてしまいます。ダンサブルなサウンドと緩やかなメロディーのバランスが楽しい1曲です。

80'sのディスコ・シーンでは忘れることの出来ないStock Aitken Watermanの日本語カヴァー04。KENJIなるシンガーとのデュエット・ナンバーです。キャッチーなメロディーと軽快なアレンジで日本人の耳にも馴染み易い曲だと思います。

濱田 金吾の作曲による05。濱田 金吾らしいCITY POPナンバーですね。AメロからBメロは渋い感じで、サビはキャッチーなメロディーで、聴く者に強いインパクトを残す、そんなナンバーですね。古川 貴司のアレンジも濱田 金吾の世界観を上手く表現していると思います。もちろんお気に入りの1曲です(笑)

シンセのリフが印象的なミディアム・ナンバー06。曲は起伏のない感じで、最初は印象が薄かったのですが、聴く回数が増える毎につい口ずさんでしまうような曲です。収録曲の中でも地味な曲なんですが・・・。

気だるさとJAZZYな雰囲気が独特な07。それまでは打ち込みを交えたサウンドなんですが、完璧な生のバンド・サウンドを堪能出来る、まさに渋いナンバー。打ち込みも良いですが、やはり人間の作り出すリズム、グルーヴというのは最高です。

アルバム中最もキャッチーなナンバーと言える08。シンプルなリズム、重厚なシンセ・ベース、軽快なギター・プレイ、どれもが都会的でお洒落なナンバーですね。中里 あき子のヴォーカルは、特に声質に特徴がある訳では無いのですが、嫌味が無くて非常に聴き易いです。声自体は凄く良いのですが、個性という意味では損をしているかも知れません。

濱田 金吾の作曲による09。ガールズ・ポップといった趣きの1曲です。正直なところ、個人的には歌詞とメロディーがチグハグな感じがします。歌詞が悪いというのではなく、濱田 金吾の書いたメロディーがいかにも夏っぽい印象を受けるので、歌詞もベタなほど夏っぽいものが良かったような気がしますね。

小坂 明子の作曲による美しいバラード・ナンバー10。小坂 明子と言えば、私と同年代であれば世界歌謡祭で最優秀グランプリに輝いた「あなた」を思い出すでしょうね。メロディーを聴いていると、小坂 明子の作曲というのが妙に頷けてしまう1曲です(笑)

それにしても狭いようで意外に広く深いのがJ-POPの世界なんだなと実感した1枚でした。友人からはマニアックと呼ばれている私ですが、まだまだ私の知らない素晴らしいアーティスト、シンガー、楽曲、アルバムが数多く存在します。だからこそ楽しいのですが・・・(笑)
マニアックというのは、兎角知名度の低いアーティストを聴いていたりするとそう呼ばれたりしますよね。でもそれは聴く機会が有るか無いかというほんの小さな違いのような気がします。
やはり何でも自分の耳で聴いてみることが大事ですよね。Sugar Timeさんのお蔭でまた素晴らしいアーティストに出会うことが出来ました。

このアルバムは濱田 金吾のプロデュース、楽曲提供していることが興味の対象でした。しかし、実際に聴いてみると、このアルバムの本当の立役者はMILKなるソングライターだと思います。10曲中4曲の曲を書いているのですが、どれも良い曲です。調べてみても正体は判りませんでした。どなたかご存知でしたら、どんな人物なのか教えて下さい。よろしくお願いします。
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吉田 朋代_White magic ◇ 2009年 02月 18日
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今週は出張が続くので、記事をUP出来る時に書いておこうと思います。内容を吟味せずに書きますので、誤字や表現のおかしなところはご容赦下さい(毎度のことですけど・・・汗)。
昨日は長岡、今日は新潟と1泊の出張だったのですが、これがまた大雪でして・・・。寒いですし、雪道を歩くのに慣れていないし、靴は普通の革靴だったので疲れました(笑)

さて、今回紹介するのは、吉田 朋代の1994年のデビュー・アルバム『White magic』です。吉田 朋代という同姓同名のシンガー・ソングライターやチェンバロ奏者もいらっしゃるようで、非常にややこしいのですが、私の紹介する吉田 朋代は、角松 敏生のプロデュースの『VOCALAND 2~Male,Female & Mellow~』に参加、現在は林 哲司、チープ広石と共にGRUNIONで活動しているシンガーです。
このアルバムがリリースされた当時は、彼女のことは全く知りませんでしたね。彼女の存在を知ったのは『VOCALAND 2』が最初でした。そこから興味を持ち、中古店でこのアルバムを見つけ購入したという完全な後追いです。

何となく抵抗感のあったジャケット(どことなく時代外れのアイドルっぽい感じ)でしたが、歌の上手さを既に知っていたので、思い切って購入。ジャケットとは裏腹に曲はどれも良い感じで、デビュー盤にも関わらず、素晴らしい歌声を聴かせてくれています。
まず驚いたのは作家陣、全11曲中8曲の詞を書いているのがNSPの故・天野 滋だということ。作曲陣は井上 ヨシマサ、羽田 一郎、都志見 隆、上田 知華等。基本的には打ち込みで、ギターと管楽器は生という形のサウンド構成になっています。打ち込みもチープに思える部分もありますが、全体的には嫌味が無く聴き易いのが特徴と言えるでしょう。

『吉田 朋代 / White magic』
01. 誰にもナイショ
02. 波打ち際タメイキ
03. いつでもガールフレンド
04. Tearful Sensation - 悲しいできごと -
05. ふりそそぐ光の中で
06. なないろに輝いて
07. まぶしい瞳
08. シグナル変われば
09. LAST MESSAGE
10. 君に逢いたい
11. HEY BOY!

イカ天出身バンド・RABBITの野下 俊哉のハードなギター・ソロで始まる01。ロック調の曲と思いきや、メロディーはアイドルチックそのもののキャッチーなナンバーです。作曲も野下 俊哉です。中間部でラップ調の台詞が入るあたりも何ともアイドルっぽいです。でも良い曲ですよ。吉田 朋代のヴォーカル、コーラスも溌剌としています。

夏向きのポップ・チューン02。個人的には打ち込みで夏っぽい雰囲気を作るのは難しいと思っているのですが、角田 順のギターが加わっていることで雰囲気を出してます。基本的にコーラスは吉田 朋代の多重録音なんですが、これがまた良い感じです。シンガーとしての才能を感じさせますね。

作曲の羽田 一郎がギターで参加している珍しい03。ガールズ・ポップ路線の明るくキャッチーなナンバーです。歌声を若干幼げにしているのも曲調に似合っています。貴島 サリオのコーラスがフィーチャーされており、吉田 朋代のヴォーカルとの相性もばっちりです。

CITY POP調ナンバー04。都会的でCOOLなイメージの曲です。AMAZONSのコーラス、古村 敏比古のサックス・ソロがフィーチャーされています。この曲も羽田 一郎の作曲、ギターなんですが、結構良いギターを弾きますね。

夏の昼下がりのひととき、まったりとした気分で聴きたいバラード・ナンバー05。オーソドックスとも言えるバラードですが、打ち込みのアレンジにしつこさが無く、ヴォーカルともよくマッチしていて心地良く聴けます。

初期のEPOのサウンドを彷彿させるポップなナンバー06。そう言えば吉田 朋代の好きなアーティストにEPOの名前が挙がっていましたっけ。EPOが歌っても似合いそうなメロディーとアレンジに仕上がっています。終盤の鈴川 真樹のギター・ソロも良いです。

デビュー・シングルのアルバム・バージョン07。典型的なガールズ・ポップ風ナンバーです。キャッチーなサビのメロディーが耳に残ります。何回か聴いていると、つい口遊んでしまうような曲です。吉田 朋代のコーラス・ワークも見事です。

CITY POP風な08。決してインパクトが強いという訳ではないのですが、つい繰り返し聴きたくなってしまう曲で、個人的には大好きな曲になっています。夜のドライブ向きの曲だと思います。松本 晃彦のアレンジが絶妙です。

リズムを効かせたロック調のミディアム・ナンバー09。今 剛のギターなんですが、いつもの今 剛とは一味違うカッティングやソロが聴けます。雰囲気的には渡辺 美里っぽい感じでしょうか・・・。

しっとりとしたバラード・ナンバー10。Aメロ→Bメロ→サビへと徐々に盛り上がっていきます。コーラス(英語の台詞)でEVE、今 剛(g)、青山 純(ds)が参加しています。

軽快なポップ・ナンバー11。この曲もどちらかと言えばアイドルチックなナンバーでしょう。吉田 朋代の歌声もアイドルっぽく聴こえるのが不思議です。とてもキャッチーなナンバーですね。

全体的によく纏まっていて、捨て曲無しの良いアルバムだと思います。春先から夏にかけて、まさにこれからの季節にピッタリで、特にドライブしながら聴くのがお似合いだと思います。
残念なのはジャケット写真くらいでしょうか(笑) 決して悪いとは思わないのですが、センスが良いとも思えない・・・ですよね?
15年前のアルバムですが、今聴いても古臭さは感じません。ガールズ・ポップ系が好きな方でしたら気に入ると思いますよ。たまにBOOK OFFでも安く売られているのを見かけますので、興味があれば聴いてみて下さい。

明日から上州地方へ出張となります。頂戴したコメントのレスが週末になってしまうかも知れませんがご容赦下さい。
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tohko(藤子)_tohko ◇ 2009年 01月 22日
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最近は記事の更新はおろか、頂戴したコメントにレスすら出来ない状態が続いておりまして、本当にすみません。
私事ですが、3日程前から突然右足の足首が腫上り、歩くのにも足を動かすにも激痛が走る始末・・・。自分でも何故そうなったか思い当たる節が見当たらず、寝たきりの状態が2日程続いてました。病院での診察は"アキレス腱の炎症"。ようやく今日になって腫れも引き、歩けるようになりました。
明日からは社会復帰出来そうです。やはり50歳代という老いの壁みたいなものがあるんでしょうか?(笑)

さて今回紹介するのは、tohko(藤子)が1998年にリリースした1stアルバム『tohko』です。小室 哲哉の初公判のニュースが飛び交う中、非常にタイムリーなネタですが、『tohko』は小室 哲哉と日向 大介の共同プロデュース作品です。
実は私、小室 哲哉のプロデュース作品をほとんど持っていません。シングル盤は何枚か持っている程度で、全盛期の小室 哲哉の音楽にはあまり興味を持てなかったというのもありました。
このtohkoのアルバムも私が購入したものではなく、いつもこのブログでお世話になっているMさんがお年玉としてプレゼントしてくれたCDの中の1枚だったんです。(Mさん、本当にありがとうございました)
tohkoという名前は聞いたことがありましたが、音楽は全く聴いたこともありませんし、ましてや小室 哲哉がプロデュースに関わっていたことさえ知りませんでした。
歌詞カードも見ずにCDを聴いてみたところ、1曲目からいかにも小室 哲哉という曲だったので、歌詞カードを見ると小室 哲哉と日向大介の共同プロデュースで、小室ファミリーも勢揃いといった感じの作品で、じっくり聴いてみると今まで小室 哲哉の作品を何故毛嫌いしていたのか不思議な位にすんなり聴けました。tohkoの声の魅力もあるとは思いますが、聴くほどになかなか良いじゃんと思えてきたアルバムです。

『tohko(藤子) / tohko』
01. take a breath
02. is it too late?
03. BAD LUCK ON LOVE ~BLUES ON LIFE~
04. ふわふわ ふるる
05. It's all about us ~from the motion picture"BEAT"~
06. etude 1
07. LOOPな気持ち
08. Orgel
09. I'll be there
10. eternal dreams
11. and now the party's over
12. ANGEL

いかにも小室 哲哉らしいメロディーの01。しかし、どこか私の知っている小室 哲哉のサウンドとちょっと違うなと思ったら、アレンジが日向 大介でした。小室=日向というコンビは結構相性が良いかも知れませんね。子供っぽいような独特なtohkoの歌声に似合っていると思います。

小室 哲哉のサウンドを支えてきたギタリスト・松尾 和博の作・編曲による02。ゆったりとしたミディアム・ナンバーです。西 司もコーラス・ワークが見事な1曲です。

tohkoのデビュー・シングル曲03。日向 大介の作・編曲によるポップ・チューンです。サビのメロディーが印象的で、この曲は前に聴いたことがあると気付きました(笑)

3枚目のシングル曲となった04。小室 哲哉の作・編曲ですね。これはいかにも小室 哲哉節が炸裂しております。小室 哲哉の曲って似たような雰囲気が多いのですが、不思議と嫌味が無いですね。アレンジも今思えば意外とあっさり目ですし、結構好きな曲です。

小室 哲哉&久保こーじの作・編曲によるミディアム・バラード・ナンバー05。映画の主題歌だったようでシングル・カットされているようです。アコースティックなサウンドを軸にした優しい感じの曲ですね。三線のようなサンプリング音が入っていて、どこか琉球風な味付けが施されてます。

小室 哲哉の作・編曲によるインスト曲06。ピアノだけのシンプルながらも美しい旋律が印象的です。

小室 哲哉が作詞、日向 大介の作・編曲による07。2ndシングル曲で、キャッチーなメロディーのポップ・ナンバーです。小室 哲哉の曲とはタイプは違いますが、日向 大介の曲も耳に馴染み易くて心地良く聴ける曲が多いですね。

久保こーじの作・編曲による08。グルーヴ感溢れる打ち込みによるミディアム・ナンバーです。小室 哲哉の1番弟子と知られる久保こーじですが、なかなか才能のある人でメロディー・センスのみならず、アレンジにおいてもセンスの良さを感じます。

作曲:久保こーじ、編曲:松尾 和博によるバラード・ナンバー09。いかにもバラードというメロディー・ラインの曲ですが、メリハリの効いたアレンジによってオーソドックスなバラードになっていないのが良いですね。

日向 大介の作・編曲による10。Aメロ→Bメロ→サビへと徐々に盛り上がっていくのが、日向 大介風といった感じがしますね(笑)

久保こーじの作・編曲によるブルージーなナンバー11。アルバムの中では異色の1曲かも知れません。それまでの子供っぽいヴォーカルとは違って、大人っぽい雰囲気に仕上がっています。

日向 大介の作・編曲による12。アルバムの最後に相応しいスケールの大きいナンバーです。

このアルバムを聴いて感じたのは、なんだかんだと言っても小室 哲哉は才能があるということでした。好き嫌いは別にしても一時代を築いた音楽家ですからね。彼には早く罪を償って、音楽家としての原点に戻り、我々にまた素晴らしい音楽を届けて欲しいものだと思います。
音楽が好きで好きで仕方が無かった時代、曲を書くのが楽しくて仕方の無かった時代がきっとあったはず・・・。
そのことを思い出してもらって、やり直してもらいたいと願うばかりです。
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Perfume_GAME ◇ 2009年 01月 17日
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今回はアルバムの紹介記事という意味合いではなく、単に最近こんなの聴いてますよ程度の記事ですので、気楽に読んでもらえると助かります。
いつもこのブログで取り上げる音楽は70年代~80年代のモノが中心です。音楽は日々、様々な形に進化しながら我々に届けられます。
ですから私も最近の音楽を勉強するつもりで色々聴くようにはしています。今回取り上げたアルバムもそんな1枚です。
それにしても今年50歳になるオヤジが通勤電車でPerfumeを聴いているというのも不気味ですが・・・(爆)

Perfumeに興味を持ったのは、やはりプロデューサーであり、収録曲全ての作詞・作曲・編曲を手掛けている中田ヤスタカに興味があったからというのが本音です。実際にこの『GAME』を聴いた感想としては、良いなと思える曲も結構あって楽しめるアルバムだと思います・・・が、正直私にはアルバム通して収録曲12曲を聴くのは少々しんどいです(笑)
曲が良いとか悪いとかではなく、どの曲もあまりにリズムが単調で厭きてしまうんですね。6曲目位でお腹一杯という感じになってしまいます。
私が単に若い人達の感性についていけてないというのが本当のところでしょうね。

『Perfume / GAME』
01. ポリリズム
02. plastic smile
03. GAME
04. Baby cruising Love
05. チョコレイト・ディスコ
06. マカロニ
07. セラミックガール
08. Take me Take me
09. シークレットシークレット
10. Butterfly
11. Twinkle Snow Powdery Snow
12. Puppy love

今回は曲毎のレビューはありません。言い換えれば上手くレビューを書ける自信が無いんです(笑)
ですから、今回はPerfumeの音楽を聴いて感じた事を自分勝手に書かせてもらいます。

まず中田ヤスタカの曲を聴いて感じたのは、彼の作曲法は全盛期の小室 哲哉に似ている気がします。あるリズム・パターンを作ってそれをループさせ、コードとメロディーを乗せていくという感じではないかと思っています。メロディー先行型ではなく、リズム先行型とでも言いましょうか、そんな感じがしてなりません。私の勝手な想像ですから、実際はどうかは不明です。リズム先行型の場合、そのリズムが重要となるので例えばテンポを落としたり、違うリズム・パターンでメロディーを当て込んだ時はきっと収まりが悪くなってしまうと思うのですが、どうでしょう?

次にPerfumeの音楽って"平成歌謡"なんだろうなと感じました。"昭和歌謡"という言葉がありましたが、端的な表現に変えるなら"流行歌"ですよね。まさにPerfumeの曲って"流行歌"だと思います。今の時代だから楽しめる音楽であって、5年、10年、20年経過した時にふと流れてきた曲に懐かしく思うことはあっても、自らこのアルバムを引っ張り出して聴くようなことは私には絶対にないような気がしてます。

売れるアルバムを作ることも大切ですし、凄いことだと思いますが、これから先も聴き継がれていくようなアルバムや曲を中田ヤスタカには作って欲しい気がします。彼なら出来ると思うのですが・・・。
つまらないオヤジの戯言にお付き合い下さって、ありがとうございました。(笑)
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