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カテゴリ:CD化してくれ!( 35 )
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大野 克夫_FREE WAYS ◇ 2010年 03月 21日
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最近、更新頻度も落ちてレスも滞りがちになってしまっています。折角コメントを頂戴しておきながら、なかなかお答え出来ずに申し訳無く思っております。すみません。
3月中旬以降、何故か仕事の方が忙しくハードな毎日を送っておりました。ストレスも溜まるのですが、やはり肉体的な疲れがなかなか抜けず、夕飯が済んでちょっと食休みのつもりで横になってもそのまま眠ってしまうような有様です。
記事を書こうと思ってPCの前に座っても、集中力が持続せずに時間ばかりが過ぎ、やがて睡魔には勝てずに寝てしまう日々が多くなりました。仕事が落ち着けば、いつものペースに戻ると思いますし、休みの時は頑張って記事を更新しようと思っていますので、まだまだお付き合いの程よろしくお願い致します。

さて今回紹介するのは、沢田 研二の数々のヒット曲やTVドラマ「太陽にほえろ!」や少し前に紹介した「傷だらけの天使」のテーマ曲等を作曲した作曲家・大野 克夫が、1978年にリリースした1stソロ・アルバム『FREE WAYS』です。
発売当時、友人がこのレコードを買い、カセットに録音してもらったものをずっと愛聴していました。今でもそのカセットはありますが、テープが伸びてしまって聴くには耐えない状態です。いつしかCDにならないかとずっと願っておりました。
このアルバム、実はCD化されています。しかし、それは「太陽にほえろ!」サウンドトラックの集大成となる6枚組のBOX『太陽にほえろ! / Polydor master complete』の中の1枚としてCD化され、このアルバムのみの購入は出来ません。よって今回"CD化してくれ!"のカテゴリで取り上げた次第です。

『FREE WAYS』は全曲インスト・ナンバーで構成されています。
当時既に"クロスオーヴァー(FUSION)"というジャンルが確立されており、数々のクロスオーヴァー系のアーティストのアルバムがリリースされていました。その流れに乗ったかのように大野 克夫も極上のクロスオーヴァー・サウンドを届けてくれました。このアルバムに収録されている曲の多くは、TVドラマや番組のBGMとしても使われていて、もしかすると皆さんの中には聴き覚えのある曲もあるかも知れませんよ。
あくまでもメロディー重視のインスト・ナンバー中心なので、時代を超えて心地良く聴ける1枚だと思います。既にCD化されているのですから、このアルバムのみの発売をぜひとも検討して欲しいものです。

勿論、大野 克夫が全曲の作曲、アレンジ、プロデュースを手掛けています。参加ミュージシャンは、大野 克夫(key)、大原 繁仁(key)、田中 清司(ds)、佐々木 隆典(b)、矢島 賢(g)、増岡 正(per)、村岡 健(sax)、数原 晋(tp)の面々です。実に渋いミュージシャンの起用ですね。

『大野 克夫 / FREE WAYS』
01. CIRCULAR FLIGHT
02. WHITE TINY BUBBLES
03. DOWNTOWN PROMENADE
04. BEYOND THE SUNSET
05. FREE WAYS
06. FANCY LADY
07. SENTIMENTAL MOON
08. I STILL LOVE YOU

ピックアップ曲:
「CIRCULAR FLIGHT」
単調なシンセのリフを基調にして、村岡&数原のホーン・セクションがメロディーを奏でます。羽田空港を飛び立つ飛行機から見る東京の夜景というイメージが浮かびます。本当に単調なリフなんですが、そこからシンセ・ソロからサックス・ソロ、パーカッション・ソロ、エレピのソロへとソロ・プレイが継がれていく構成が見事です。

「WHITE TINY BUBBLES」
私の大好きな曲で、名曲と信じて疑わない1曲です。この曲は本当に数多くの番組のBGMに使われてました。矢島 賢のアコースティック・ギターのプレイがシンプルなんですが、凄く響いてくる音色なんです。これは夏の海辺で夕陽を眺めながら聴きたい、そんな1曲です。今聴いても全く色褪せていないメロディーとシンプルなアレンジのセンスの良さが際立っています。

「BEYOND THE SUNSET」
海の見えるバルコニーから、まさに夕刻から夜への変遷を心地良い汐風と共に眺めていたくなるような美しいバラード・ナンバーです。村岡 健のサックス、数原 晋のフリューゲル、そして大野 克夫のエレピのプレイに耳を奪われます。大野 克夫のメロディー・メーカーとしての才能は勿論、アレンジャーとしての非凡な才能を感じさせる1曲です。

「FREE WAYS」
私の住む千葉県で例えるなら、九十九里や館山辺りのSea Sideを車で走りながら聴きたい、そんな軽快なナンバーです。別に海沿いに限らず、大都会の夜景を眺めながら高速を走る車で聴いても心地良さは変わらないと思いますが・・・(笑)。

「FANCY LADY」
ビートを効かせたちょっぴりFUNKYなナンバー。矢島 賢のアコースティック・ギターをフィーチャーしているのですが、そのプレイ・スタイルはLee Ritenourの『IN RIO』でもプレイを彷彿させます。でも「IN RIO」の方がリリースは後ですが・・・(笑)。短い曲ですが味のあるナンバーですね。

「SENTIMENTAL MOON」
夏のある日、満月の明るい夜に開かれたガーデン・パーティーでの楽しい一時・・・。そんな情景を思い浮かべてしまう曲です。気の合った仲間と過ごす楽しい時間にこんなBGMが流れていたら最高だと思います。

このアルバムも捨て曲無しの1枚ですね。夏の夜のBGMとしては最適な1枚としてお薦めしたいです。
大学生の頃、友人達と車で海へ出かける時に往路では高中 正義の『SEYCHELLES』や『JOLLY JIVE』を聴いて、復路ではこのアルバムをよく聴いていましたね。
この頃から曲を風景や情景に結び付け、イメージとして捉えるようになったような気がします。つまり、この曲はどんなsituationで聴きたいかをいつもイメージしながら音楽を聴いてました。もちろん今でもそういうところはありますね(笑)
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今回は、ブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズです。
取り上げるのは、国分 友里恵が林 哲司のプロデュースで1983年にリリースしたデビュー・アルバム『Relief 72 Hours』(過去の記事はコチラ)です。素晴らしいアルバムであるにも関わらず、未だにCD化されていません。

この『Relief 72 Hours 』は、Airレーベルからリリースされています。80年代のAirレーベルはCity Pop路線の魅力的なアーティストを発掘し、世に送り出してきたレーベルですね。そんな魅力的なアーティスト達のアルバムが次々とCD化されていく中で、何故かこのアルバムだけはCD化されていないのが不思議でなりません。今聴いても色褪せていないメロディーとアレンジですから、勿体無いの一言です。City Popが好きな方には1度聴いて欲しい名盤だと思っているのですが・・・残念です。

収録曲は全10曲。作家陣は詞を提供しているのは小林 和子、有川 正沙子の二人、曲を提供しているの野力 奏一、林 哲司、佐橋 佳幸、佐藤 健、山下 正。アレンジは野力 奏一、林 哲司、林 哲司 & 山下 正が手掛けています。
林 哲司のプロデュース、そしてアレンジも手掛けているということで集まったミュージシャンも豪華です。
青山 純(ds)、林 立夫(ds)、村上 秀一(ds)、伊藤 広規(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、今 剛(g)、長田 進(g)、田附 透(g)、野力 奏一(key)、富樫 春生(key)、井上 鑑(key)、西本 明(key)、斉藤 ノブ(per)等が参加しています。

『国分 友里恵 / Relief 72 Hours』
01. スノップな夜へ
02. 恋の横顔
03. Weekend Love
04. Love Song
05. とばしてTaxi Man
06. 回転扉
07. Dancing Tonight
08. パーティーにひとり
09. Just a Joke
10. Last Woman

ピックアップ曲:
「スノップな夜へ」 / 作詞:小林 和子、作・編曲:野力 奏一
青山 純&伊藤 広規の鉄壁リズム隊の重厚なリズムによるFunkyなナンバーです。City Popと言うよりも黒っぽいサウンドなんですが、国分 友里恵、林 哲司、佐藤 健によるコーラス・ワークによってまろやかになっており、洒落たCity Popナンバーに仕上がっています。終盤のギター・ソロは、当時野力 奏一のFUSIONバンド"NORIKI"のメンバーだった田附 透です。

「恋の横顔」 / 作詞:小林 和子、作・編曲:林 哲司
林 哲司らしいPopでキャッチーなメロディーが印象的なナンバーです。Jake H.Concepcionのサックス・ソロが素晴らしいです。この人は本当にプロですね。数小節という限られた中で最も曲が映えるようなソロをアドリブで吹くのですから・・・。この曲は実はCD化されております。興味のある方はコチラ

「Weekend Love」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:佐橋 佳幸、編曲:林 哲司 & 山下 正
lightなグルーヴが心地良いミディアム・ナンバー。当時UGUISSというバンドでデビューしたばかりの佐橋 佳幸の作曲です。当時は完全にノーマークでしたが、後の活躍を感じさせるメロディー・センスを持っていると今更ながら感じます(笑)。

「Love Song」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:林 哲司、編曲:林 哲司 & 山下 正
バラードの職人・林 哲司らしい美しいメロディーのバラード曲。新人らしからぬ堂々として余裕すら感じさせる国分 友里恵のヴォーカルが素晴らしいです。

「とばしてTaxi Man」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:佐藤 健、編曲:林 哲司 & 山下 正
美乃家セントラル・ステイション時代の大橋 純子が歌っても似合いそうなFunkyなナンバーです。こういう曲を書かせたら佐藤 健は本当に上手いですね。富倉 安生のベース・プレイと聴けば今 剛と判る絶妙なギター・カッティングが冴えています。

「回転扉」 / 作詞:小林 和子、作曲:佐藤 健、編曲:林 哲司 & 山下 正
この曲も佐藤 健らしい渋いメロディーが憎いグルーヴィーなナンバーです。おそらく佐藤 健がアレンジを手掛けていたらもっとFunkyだったかも知れませんが、林 哲司のアレンジということでAOR色の強い仕上がりになっています。

「Dancing Tonight」 / 作詞:有川 正沙子、作曲:林 哲司、編曲:林 哲司 & 山下 正
クインシー・ジョーンズのサウンドを彷彿させるダンサブルなナンバーです。サビのキャッチーなメロディーは、林 哲司らしさが全開です(笑)。メロディーも良いのですが、クインシー風アレンジを楽しんで欲しい1曲。

「パーティーにひとり」 / 作詞:有川 正沙子、作・編曲:野力 奏一
林 哲司の作るバラードとは趣が異なりますが、それでも美しいメロディーと構成が魅力的なバラード曲です。バンド構成での演奏ですが、実に都会的で洒落た野力 奏一のアレンジが光るナンバーですね。

「Just a Joke」 / 作詞:有川 正沙子、作・編曲:林 哲司 & 山下 正
Bメロからサビにかけてのメロディーの展開が実に林 哲司らしいCity Popナンバーです。この曲もCD化されています。興味のある方はコチラ

「Last Woman」 / 作詞:小林 和子、作曲:山下 正、編曲:林 哲司 & 山下 正
クロージングに相応しい美しいバラード曲です。シンプルなアレンジなんですが、これがかえって儚さみたいな雰囲気を醸し出していて、ラスト・ナンバーらしい仕上がりになっています。

ピックアップ曲なのに、結局全曲レビューしてしまいました(笑)
しかし、それだけ捨て曲無しの傑作アルバムなんです。
この頃の林 哲司は、オメガトライブも手掛けており、まさに脂が乗っている時期のプロデュース作品でもあります。林 哲司のプロデュースしたアルバムの中にはCD化されていないのも結構ありまして、伊東 ゆかりの『MISTY HOUR』(1982年)もそんな1枚です。『Relief 72 Hours』と『MISTY HOUR』、この2枚だけはどうしてもCD化して欲しいと願っているのですが・・・。
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STEVIE WOODS_Take Me To Your Heaven ◇ 2010年 01月 17日
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久しぶりに"CD化してくれ !"のカテゴリーのネタです。

私がいつも参考に、そして色々勉強させてもらっているucchiさんのブログ「'ROUND MIDNIGHT'S WEBLOG」を拝見していたところ、非常に興味深い記事を見つけました。
以前から聴いてみたいと思っていたAORの名盤と誉れの高いSTEVIE WOODSの『Take Me To Your Heaven』(1981年)が、iTunes Music Storeから配信されており、900円でアルバム全曲をダウンロード出来ると知り、速攻で購入しました(笑)

STEVIE WOODSのこのアルバムは、中田 利樹氏監修のDISC GUIDE SERIES「AOR」にもアーバン・ソウル系AORの名盤として紹介されており、ずっと聴いてみたいと思っていた1枚でした。しかし、CD化されておらず半ば諦めていたんですよね。
当然のことながら正式にCD化されていないので、配信されている音源はアナログ盤からの取り込みなのでしょう、音的には今ひとつという感じですが、諦めていた音源が聴けるんですから文句を言っては罰が当たりますね。

今回の記事を書くにあたり、アルバムの曲順や参加ミュージシャンに関する情報を、ucchiさんの記事を参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

『Take Me To Your Heaven』を聴いてみて、多くの人が名盤と評していることに偽りは無いですね。凄く良いです。甘い歌声にセンスの良いカヴァー曲の選曲がたまりません。特にアナログ盤A面にあたる前半5曲は繰り返し聴いても全く飽きがきません。アーバン・ソウル系のAORが好きな方なら、絶対に聴いて損の無いアルバムではないでしょうか。

参加ミュージシャンは、Ray Parker Jr.(g)、Steve Lukather(g)、 Paul Jackson Jr.(g)、Nathan East(b)、Michael Boddicker(key)、Greg Mathieson(key)、 Michael Baird(ds)、James Gadson(ds)、Leon Ndugu Chancler(ds)、Paulinho Da Costa(per)、Ernie Watts(sax)、Bill Champlin(cho)等という顔触れのようです。

『STEVIE WOODS / Take Me To Your Heaven』
01. Fly Away
02. Just Can't Win'em All
03. Take Me To Your Heaven
04. Steal The Night
05. Through The Years
06. Wanna' Be Close To You
07. Read Between The Lines
08. Throw A Little Bit Of Love My Way
09. Gotcha

ピックアップ曲:
「Fly Away」 / 作詞:Carol Bayer Sager、作曲:Peter Allen、編曲:不明
PETER ALLENの名盤『Bi-Coastal』に収録されており、竹内 まりやの1980年リリースのアルバム『Love Songs』の冒頭を飾った曲のカヴァーですね。どこか都会的なサウンドに甘いヴォーカルはまさにアーバン・ソウルといった趣の仕上がりです。

「Just Can't Win'em All」 / 作詞・作曲・編曲:不明
ある意味では白人系のストレートなAORといった印象の好ナンバーです。Christopher Crossの「Ride Like The Wind」を彷彿させるリズム・アレンジが実に心地良いですね。配信なので曲毎のクレジットについては全く分かりませんが、コーラスは間違いなくBill Champlinが加わってますね。サビのコーラスがカッコ良いですよ。

「Take Me To Your Heaven」 / 作詞・作曲:Steve Wilson & Kelly Wilson、編曲:不明
1979年リリースのWILSON BROTHERS唯一のアルバムにて名盤である『ANOTHER NIGHT』に収録されていた邦題「君のすべてを今夜」でも知られる名曲のカヴァーですね。オリジナルよりもゆったりとしたリズム・アレンジが絶妙です。軽やかでソウルフルなSTEVIE WOODSのヴォーカルも秀逸です。

「Steal The Night」 / 作詞・作曲・編曲:不明
まさにメロウという表現がぴったりなナンバーです。ハーモニカやギターの使い方が上手く、印象に残りますね。タイトルとは裏腹に非常に爽やかで、朝でも昼間でも気持ち良く聴ける、そんなナンバーですね。

「Through The Years」 / 作詞・作曲・編曲:不明
1981年にカントリー・シンガーのKenny Rogersがシングルでリリースし、ヒットさせたというバラード曲のカヴァーです。やはり黒人シンガーが歌うバラードは良いですね。ストリングスの美しさと力強いヴォーカルのコントラストが面白いです。

「Throw A Little Bit Of Love My Way」 / 作詞・作曲・編曲:不明
実に都会的な渋いバラード・ナンバーです。深夜、ドライブしながら聴いたらさぞかし気持ち良いだろうなと思える1曲です(笑)

「Gotcha」 / 作詞・作曲・編曲:不明
ご機嫌なFUNKチューンです。例えAORでなくとも私はこういうFUNKYなアレンジは大歓迎ですし、大好きなんです。ギターのカッティングやスラップ・ベースが実に私好みです。

最近は音楽配信というのが当たり前の時代になっていますが、アナログ世代の私にはどうしても馴染めません(汗)
音楽だけを純粋に楽しむなら、こういう形態もありなんでしょうが、やはりアルバムというのはジャケットやミュージシャンやプロデューサー、エンジニアのクレジットをも含め、初めてひとつの完成品となると思っている人間なので、どうも音楽配信では音楽を堪能できた気分になりません(笑)
こういう事を言っていると時代についていけなくなるんでしょうね、きっと。

それでも私はCDに拘りたいです。だからこそ、このアルバムは"CD化してくれ !"で取り上げました。
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岩崎 元是 & WINDY_HEART WASH ◇ 2008年 08月 11日
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今回は、本当に久しぶりに"CD化してくれ!"のカテゴリの記事です。正確には"再発してくれ!"なんですけどね・・・。
今回紹介するのは、この8月8日にミニ・アルバム『Summery』がリリースされているにも関わらず、予約したAmazonから未だにCD化が届かなくてヤキモキさせる岩崎 元是が、1986年に岩崎 元是 & WINDYというグループでデビューした時の1stアルバム『HEART WASH』です。
以前紹介した彼等の2ndアルバム『From South Avenue』(1987年)は、何とか中古店で発掘することが出来たのですが、この1stだけはなかなか見つかりません。たまにオークションにも出品されるのですが、いつも競り負けてしまいます(汗)
いつか入手してやると密かに闘志を燃やしていると同時に、何とか再発してくれないかと切に願っているのが、この隠れた夏の名盤『HEART WASH』なんですね。私にとって夏には欠かせない1枚なんですが、現在は友人が持っているレコードを借りてデジタル化して楽しんでいる次第です。
手前味噌ですが、結構良い音でデジタル化出来たので満足はしているのですが・・・。でもやはりCDが欲しい!!(笑)

WINDYは、リーダーの岩崎 元是(vo, g)を始めとした稲葉 真弘(key)、村中 義仁(b, per)、関 和則(ds)の4人組。どことなく杉山 清貴を彷彿させる岩崎のヴォーカルと、彼の書く捻りの無いキャッチーかつストレートなメロディー・ラインは、とても爽やかですんなりと耳に馴染んできます。ナイアガラ・フォロワーとも言われている岩崎 元是の作る楽曲は、実に爽快でナイアガラ・サウンドが好きな人をも魅了すると思います。
アルバムを紹介する以上、より沢山の人にこの爽やかさを感じて欲しいのですが、如何せん入手困難な状態です。だからこそ"CD化(再発)してくれ!"と大きな声で叫びたい!

『岩崎 元是 & WINDY / HEART WASH』
01. 夏の翼
02. My Favorite Girl
03. 壊れたままのLonely Night
04. Strings-1
05. Parking
06. School Days
07. 風のStaition
08. Blue Monday
09. 涙のクラクション
10. Strings-2
11. 二人だけのシンフォニー

記念すべきデビュー・シングル01。初めてこのアルバムを聴いた時、1曲目のこの曲だけで降参状態でした(笑)。名曲です。岩崎 元是の一人多重コーラスで始まるこの曲、今の時代でもビールや清涼飲料水、航空会社に夏のキャンペーン・ソングに使われても違和感の無いような爽快感溢れるポップ・チューンです。イメージ的には、太陽が照りつける真っ白な砂浜に立ち、目の前に広がるマリン・ブルーの海を見ている。ちょっと強めの海風が何とも言えず心地良く体を包んでくれているといった感じでしょうか・・・。間奏のサックス・ソロはおそらくジェイク・H・コンセプションでしょう。彼のソロは実に夏を感じさせてくれて、曲を盛り上げています。

02も多重コーラスで始まります。オールディーズ風な味わいのアレンジと、どことなく歌謡曲チックな馴染み易いメロディーが印象的なミディアム・ナンバーです。特にサビのメロディーは、私と同年代の方は何とも言えぬ郷愁みたいなものを感じることでしょう。

いかにもナイアガラ・フォロワーらしさを感じるミディアム・バラード・ナンバー03。曲の雰囲気はまさに大瀧 詠一の『LONG VACATION』に通じるものがあります。派手さはありませんが、ベースのプレイなど緻密にアレンジされていると思います。80年代の音楽の楽しさをよく知っている岩崎 元是らしい作品かも知れません。

02を重厚なストリングスで奏でたインタルード的な小曲04。

『LONG VACATION』の中の「雨のウェンズデイ」に通じる名曲05。これも本当に良い曲です。おそらく意識的に「雨のウェンズデイ」を意識して書いた曲だと思います。雨というキーワードも一緒ですし、夏の暑さをクールダウンしてくれるような涼しげな雰囲気もそっくりです。これ以上分かりやすく出来ないであろうというキャッチーなメロディーが最高です。

切なさの募るバラード・ナンバー06。誰にでも甘酸っぱい学生時代の想い出があるのではないでしょうか・・・。そんな青春の1ページをめくってくれる曲です。ストリングスの美しい調べが印象的な1曲です。

多重コーラスの使い方が実に上手い曲07。このコーラスがタイトルにある"風"を感じさせてくれます。メロディーは昭和歌謡といった趣があって、初めて聴いた時もどこか懐かしさを感じたのを覚えています。昔のTVドラマの挿入歌とかに似合いそうな曲です(笑)

彼女と楽しく過ごした週末。しかし、もう日曜の深夜・・・。夜が明ければ退屈な日常が待っている。そんなマンデイ・ブルーを歌った08。都会的でありながらも何とも言えないような気だるい感じのアレンジが秀逸です。これも大好きな1曲です。この曲は達郎の「Monday Blue」にインスパイアされたのかも知れませんね。

またもナイアガラ・サウンドが炸裂する09。初期の須藤 薫の音楽を思い起こさせるようなオールディーズ風なミディアム・ナンバーです。須藤 薫が歌っても絶対に似合う曲だと思います。

09を重厚なストリングスで奏でたインタルード的な小曲10。

80年代の香りがプンプンと匂ってきそうなポップ・チューン11。最近ではほとんど聴けなくなってしまったタイプの曲のひとつかも知れません。私個人的には、チェッカーズを思い出させる曲なんですよね。何故かは説明出来ません!何となくです(笑)

自信を持って推薦出来るアルバムですが、入手困難というのが実に残念です。しかし、そんな岩崎 元是が2007年に20年ぶりとなるアルバム『FOR A LONG TIME』をリリースしました。これが今の時代にあえて80年代の音楽を蘇らせた傑作です。岩崎 元是の魅力はこのアルバムでも十分理解して頂けると思います。こちらはまだ入手可能だと思いますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
そしてまだ手元に来ない新譜(ミニ・アルバム)のジャケットは↓のような感じらしいです。
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どうですか?聴いてみたくなりません?
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REICO_OFF LIMITS ◇ 2007年 11月 04日
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今回は本当に久しぶりに"CD化してくれ!"のカテゴリ記事を書いてみようと思います。考えてみるとCD化して欲しいアルバムということになると、それはある意味マニアックなアルバムということでもある訳で・・・(笑)
現在は作詞家として活躍している田口 俊とソング・ライターであり、音楽講師として活躍している堀口 和男の二人によって結成されたREICO。今回紹介するのは、1985年にリリースされた2ndアルバムにして最後のアルバムとなった『OFF LIMITS』です。
以前、やはり"CD化してくれ!"のカテゴリで1983年の1stアルバム『REICO』を紹介しましたが、やはり2ndもCD化して欲しいですから・・・、まぁ無理でしょうね。

彼等の作り出す音楽を、どのような言葉で表現すれば上手く伝わるのか難しいのですが、個人的なイメージで言わせてもらうならば"育ちの良さが伝わるCITY POP"とでも言いましょうか・・・、決してインパクトは強くないのですが洗練されたメロディーと、田口 俊による都会人の日常を描いた歌詞、そして二人の美しいハーモニーがREICOの特徴かも知れません。
作品は全曲の歌詞を田口 俊が書き、曲は堀口と田口が各4曲と共作2曲の全10曲が収録されています。アレンジは全曲REICO名義です。
高水 健司(b)、佐橋 佳幸(g)、島 健(p)、嶋田 陽一(p)、ペッカー(per)、Hi-Fi SET(cho)、杉 真理(cho)、麗美(voice)等が参加していますが、残念なのは当時の流行とは言えリズムは全てLINN DRUMによるチープな打ち込みサウンドが今聴くと少々辛いですね。

『REICO / OFF LIMITS』
01. 凪Noon
02. ロールシャハ・ジャングル
03. 海岸電車
04. 連弾
05. ワイパー・ソング
06. 失われたエンジェル
07. ガラスの星座標
08. 金色のAnt Lion
09. 雨のソリスト
10. ある日どこかで

田口 俊の作曲による爽やかなポップ・ナンバー01。音数の少ない演奏ながらコーラス・ワークによって、爽やかな雰囲気を作り出しています。「凪Noon」というタイトルも洒落ていますね。

堀口 和男の作曲による軽快なナンバー02。田口 俊による独特な詞の世界が広がっています。シンセの音が時代を感じさせますが、それはそれで味になっています。

田口 俊作曲による03。湘南をイメージさせる歌詞や海辺の心地良さを感じさせるメロディーとアレンジが秀逸なナンバー。ブレッド&バターが歌っても似合いそうな1曲ですね。夏のイメージの曲ですが、この季節でも天気の良い日の海辺のドライブにはピッタリでしょう。

都会的なミディアム・チューン04は堀口 和男の作品です。REICOの場合、田口の作品はリゾート感が強く、堀口の作品は都会的なイメージが強いというのも特徴かも知れません。

ワイパーの動く音をリズムとして使った演出が面白いバラード曲05。堀口 和男の作曲による美しいメロディーと優しいピアノの音色が印象的なナンバーです。

ロック色の強いアレンジが特徴の06。田口・堀口の共作によるナンバーです。AOR風な作品でギターの佐橋 佳幸が大活躍しています。こういう曲の場合は生のドラムの方がより迫力が出ると思うのですが・・・。

田口 俊の作曲による07。割とハードな音色のギター・リフが印象的で、メロディーは田口らしくキャッチーなポップ・ナンバーです。高水 健司のベースも聴き所です。

アナログB面(06以降)の特徴としてハードな演奏曲が多くなっています。08もメロディーはあくまでキャッチーなんですが、ギター・リフやソロがロック色の強いハードなサウンドになっています。AORを意識して作っているのかも知れません。堀口 和男の作品です。

ロマンティックでメロディアスなバラード曲09。田口 俊の作品。アレンジ面では生のストリングスを使わずにシンセで代用しているおり、それがこの曲の雰囲気にマッチしていて個人的には好きですね。

まるで子供のような麗美のナレーションではじまるナイアガラ・サウンド全開の10。完全にナイアガラ・サウンドを意識して作られているサウンドと、Hi-Fi SETと杉 真理がコーラス・アレンジとコーラスで参加しています。アルバムの中では異色ですが、メロディーとコーラス・ワークはREICOらしさが出ています。田口・堀口の共作です。

洒落たメロディーとコーラス・ワークのREICOですが、万人に受けて大ヒットするというタイプではありません。1985年のリリース当時にリアル・タイムで聴いていましたが、正直地味な印象でした。ところが彼等の作り出す音楽は、聴く回数が増えるにつき魅力的に思えてくるところが不思議なんですね。長く付き合える音楽とでも言いましょうか、そんな音楽なんです。
こういうタイプの音楽が今受け入れられるとは思いませんから、CD化も難しいとは思います。それでも80年代はこういう音楽さえも世に送り出してきていたんです。あの時代の懐の深さ・広さみたいなものを感じずにはいられません。こういう音楽を沢山の人に聴いてもらいたいと思えば、やはりCD化してもらうのが1番なんですけれどね・・・。
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福島 邦子_TO ◇ 2007年 05月 22日
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今回は、久しぶりにぜひともCD化して欲しいアルバムを紹介します。
1980年にリリースされた福島 邦子の2ndアルバム『TO』です。1年程前に彼女の1stアルバム『I'm ready』(1979年)をやはり"CD化してくれ!"のカテゴリで取り上げています。フォーライフ・レコードの所属だったのですが、ロック色の強い女性アーティストとして売り出されました。
確かに彼女の楽曲を聴いていると、サザン・ロックの香りのする曲も多くて音楽的なベースはロックなのかも知れませんが、実は非常にPOPなメロディーで聴きやすく耳に馴染みます。それは彼女が作った曲だけでなく、歌声にも同じことが言えると思います。

1stアルバムではまだ荒削りな印象を受けましたが、この2ndはヴォーカルの固さも取れていますし、何よりソング・ライティングの才能が開花した感じがします。実際、このアルバムに収録されているシングル曲「ボサノバ」は、研 ナオコが取り上げてヒットした福島 邦子の代表曲と言える名曲です。
アルバム収録曲11曲全てが福島 邦子の作詞・作曲で、アレンジは杉山TOM(杉山 智一)、水谷 公生、矢島 賢、鈴木 茂、福井 峻が手掛けています。面白いのが、福井 峻以外全員がギタリストなんですね。ギタリストの特徴がよく出ていて、聴き比べると結構面白いですね。

『福島 邦子 / TO』
01. Darlin'
02. 合鍵
03. メッセージ
04. So Good
05. 遠い街のララバイ
06. Baby, Don't Cry
07. ライミーの事件
08. 裏切者
09. Love In Blue
10. ボサノバ
11. ジョージア

アメリカ南部の匂いのする軽快なナンバー01。島村 英二、富岡 義広によるツイン・ドラムに、尾崎 孝のペダル・スチール・ギター、杉山TOMのギターが少し埃っぽい乾いた風を感じさせてくれます。

01とはガラッと雰囲気が変わってマイナー調のボッサ曲02。歌謡ポップといった趣きのナンバーですが、サビのメロディーが印象に残ります。

アーシーな感じですが、スケールの大きさを感じるバラード曲03。この曲のメロディーもキャッチーで、すんなりと耳に入ってくるナンバーです。

サザン・ロック調のナンバー04。ロバート・ブリル(ds)と後藤 次利(b)という当時大好きだったリズム隊に、笛吹 利明(g)、佐藤 準(key)、斉藤 ノブ(per)にホーン・セクションが加わって迫力のある演奏が魅力なナンバーです。笛吹 利明がエレキを弾いてるというのも珍しいですね。

ゴスペル・タッチの3拍子のバラード05。八木 伸郎のハーモニカがフィーチャーされています。

都会的でCITY POP風な水谷 公生のアレンジが光る06。EVEのコーラスが一層都会的な雰囲気を盛り上げます。軽快な水谷 公生のギター・カッティングが格好良いナンバー。

矢島 賢にアレンジによる07は、エフェクトのかかった福島 邦子のヴォーカルが面白く、矢島 賢のギター・プレイがAOR風な1曲で、素晴らしいギター・ソロを披露してくれます。

フォーク・ロックといった趣きの08。矢島 賢のアレンジ曲です。

ウェスト・コーストの香りたっぷりのAORナンバー09。良い曲ですね。福島 邦子のヴォーカルがとても爽やかに聴こえます。渋井 博のオルガンのプレーが印象に残ります。

名曲10は、シングル曲でもあり、鈴木 茂の少し派手めのアレンジがメロディーとよくマッチしています。一般的には研 ナオコの曲としての方が認知度が高いと思いますが、私は福島 邦子のオリジナルの方が好きです。

福井 峻のアレンジ曲11は、羽田 健太郎のピアノとストリングスのみのJAZZYなナンバーです。羽田 健太郎のピアノはやはり良いですね。クラシック系ピアニストのイメージが強いですが、JAZZYなピアノ・プレイも素晴らしいの一言です。そこが一流の証なんでしょうけど・・・。

サザン・ロック、AOR、ゴスペル、ウェスト・コースト・ロック、CITY POP、JAZZなどの色んなジャンルの音楽の要素が盛り込まれていて、聴いていて飽きません。あっと言う間に聴き終えてしまう感じです。鳥肌が立つようなインパクトの強い曲はありませんが、収録曲はみなキャッチーなメロディーですし、彼女のヴォーカルも1stに比べて数段良くなっています。
このアルバムがリリースされた頃は本当に大好きで聴いていました。当然CD化されていないので、アナログ盤をCD-Rに焼いて聴いているのですが、出来るものならちゃんとしたCDで聴きたいですね。
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先日、随分前に書いたTINNAという女性デュオの記事にコメントを頂いて、久しぶりにTINNAが聴きたくなってしまいました。連休最後となる今日、朝からTINNAのレコードをPCに取り込んでCD-Rに焼く作業をしていました。今日CD-Rに焼いたのは、彼女達の2ndアルバムで1979年に制作された『童夢 ~ DOME IS A CHILD'S DREAM』です。

TINNAについて簡単に紹介しましょう。今でも活躍を続けている惣領 智子と日系3世アメリカ人である高橋 真理子によるデュオです。元々は、1970年代初め頃に作曲家・プロデューサーとして現在も活躍している惣領 泰則をリーダーとしたバンド、"Brown Rice"のヴォーカリストだったのがTINNAの二人で、その活動の中心はアメリカでした。この"Brown Rice"というバンドは、米国MGMレコードの社長がスカウトし、あのポール・マッカトニーから曲の提供を受けたバンドとしても知られていました。しかし、多大な額の税金の為にアメリカでの活動に終止符を打たざるを得なくなったらしいです。日本に帰ってから暫く経って、惣領 泰則のプロデュースでデビューを飾りました。

アルバム『童夢 ~ DOME IS A CHILD'S DREAM』は、1979年当時TBSテレビで放映された「栄光のルマン24時 - 童夢挑戦の記録 - 」のサウンド・トラックとして制作されました。日本のレーシング・チーム「童夢」のルマン挑戦のドキュメンタリー番組だったようです。このレコードには、1979年6月9日~10日にフランスのサルテサーキットでのルマン24時間耐久レースで録音されたSEが所々で使われています。全9曲中英語詞が7曲、日本語詞が1曲、インスト曲1曲で構成されています。

『TINNA / 童夢 ~ DOME IS A CHILD'S DREAM』
SE: Rolling Start
01. MONEY TREE
02. PEOPLE AROUND ME
SE: Pit Out
03. RACE THE SUN
04. SAILING ON MY DREAM
05. DREAM MACHINE
06. DREAM AWAY
07. PLAY THE GAME
08. RACE THE SUN (Instrumental)
09. 愛の雨

小鳥のさえずりが聴こえる静かな朝・・・。突如響き渡るレース・カーの爆音、そしてレースがスタート。そんなSEが続いた後に始まる01。スタート直後の興奮を音にしたようなFUNKYなダンス・チューンです。とにかく惣領、高橋の絶妙で迫力あるヴォーカルは鳥肌モノです。

美しいメロディー・ラインを持ったバラード曲02は、惣領 智子のヴォーカルをフィーチャーしています。二人は声質は似ていますが、惣領 智子のヴォーカル・スタイルはソフトで素直な感じです。この曲に相応しいヴォーカルだと思います。

ピット・アウトしていく車のSEに続いて始まる03は、ラテン調の明るいポップ・ナンバー。眩しいほどの太陽の光を感じる爽やかなナンバーですね。松木 恒秀のギター・カッティングが心地良いです。

TINNAの数ある曲で私が1番好きな曲が、高橋 真理子のヴォーカルをフィーチャーしたスケールの大きなバラード曲04。日系3世ですから英語の発音はもちろんの事、まるで黒人シンガーのようなエモーショナルなフィーリングが凄いです。とにかく驚く位に歌の上手い人ですね。惣領 泰則の書くメロディー、アレンジも海外で十分通用するものです。JAZZYな松木 恒秀のギターがたまりません。

テンポのあるロック系のナンバー05。二人の息の合ったヴォーカル・コンビネーションが素晴らしいナンバーです。テンポに緩急を入れ、スケールの大きさを感じさせます。

しっとりとしたバラード曲06。イントロの美しい音色のピアノは井上 鑑です。この曲も二人の絶妙なヴォーカル・コンビネーションが堪能出来ます。激しい曲、柔らかい曲、どんなタイプの曲も歌いこなす二人の実力に圧倒されます。

明るい感じのポップ・ナンバー07は、ホーン・セクションを効果的に使っているのが印象的で、二人の伸びのある爽やかな歌声にぴったりな1曲です。

03のインスト・ヴァージョン08。レースのSEを交え、メロディーの部分はTINNAのスキャットで歌われています。どこか大野 雄二の作る音に似ています。それもその筈で、演奏しているのが大野 雄二のバックでもお馴染みの松木 恒秀(g)、市原 康(ds)、金田一 昌吾(b)等ですから・・・。

日本語詞で唯一歌われた09は、02を日本語詞にしたものです。日本語となれば、やはり惣領 智子の歌声がぴったりと嵌ります。

久しぶりに聴いたTINNA。本当に素晴らしい歌声です。惣領 泰則の書くメロディーもとてもキャッチーで、アレンジも良いですね。そして惣領 智子と高橋 真理子の静と動が上手く噛み合った、絶妙な歌声をぜひ多くの人に聴いてもらいたいです。
何故、こんなに素晴らしいTINNAのアルバムをCD化しないのか不思議でなりません。
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届きました! ◇ 2007年 01月 28日
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Sony Music Shopというオンライン・ショップで、オーダーメイド・ファクトリーと言って現在廃盤になってしまったCDとか未CD化のアルバムをリクエストにより、復刻してお届けするというサービスがあります。まず1stステージでリクエストを募り言ってリクエスト数が100%に達すると2ndステージへ。2ndステージでは約1ヶ月間、予約注文を取って一定数を越えるとめでたく復刻、初CD化となるものです。

そして、めでたくCD化されて私の手元に昨日届いたのが、1978年にリリースされた大野 雄二の初リーダー・アルバム『SPACE KID』です。本当に待ち遠しかったです。
このブログ3度目の登場なので、レビューはコチラをご覧下さい。
ただ、嬉しかったのでUPしてしまいました(笑)

そして、大野 雄二ファンには朗報が・・・。なんと2ndアルバム『コスモス』の予約注文がオーダーメイド・ファクトリーで始まっています。もちろん、このアルバムも未CD化です。私もこの『コスモス』は未聴なので早速予約してきました。予約が一定数を超えないとCD化されませんので、興味のある方は是非予約して下さい。一般には発売されず、予約枚数のみの販売になります。
詳細はコチラです。

今、『SPACE KID』を聴いてます。やっぱり良いですね~(笑)
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倉橋 ルイ子_Never Fall In Love ◇ 2006年 12月 11日
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今回紹介する(ミニ)アルバムも少々マニアックです(笑)
1981年にシングル「ガラスのYESTERDAY」でデビューした倉橋 ルイ子をご存知の方いらっしゃいますか?なかなかの実力派のシンガーです。北海道の出身ですが、顔立ちはハーフっぽい印象がありましたね。
正直なところ、彼女のアルバムは、今回紹介するアルバムを含めても数枚しか所有していないので詳しい事は分かりませんが、素晴らしい作家陣の作品を数多く歌っていて、歌も本格派だと思います。

1984年に倉橋 ルイ子は、4枚の12インチ・45回転のミニ・アルバムを同時リリースしました。"バラードをカバンにつめて"というシリーズ名でリリースされた4枚のミニ・アルバムの内、1枚を今回紹介します。多分ミニ・アルバムなのでCD化されていないと思います。出来れば4枚をまとめて1枚のCDにしてくれると嬉しいのですが・・・、無理かな。
さて紹介するアルバムは、林 哲司プロデュースの『Never Fall In Love』です。既に発表済みの曲も含めて、林 哲司の作・編曲による4曲のバラード曲が収録されています。
もちろんクリスマス関連の曲も入っています(笑)

『倉橋 ルイ子 / Never Fall In Love』
01. Never Fall In Love
02. 海の見える窓から
03. December 24
04. 黄色いバラ
05. Never Fall In Love (Reprise)

林 哲司らしい洋楽テイスト溢れるバラード曲01。この頃の林 哲司は、想像を絶する位忙しかったはずなのに、それでもこういう曲を量産でしたというのは驚きですね。鳥山 雄司のギター・カッティングとジェイク・H・コンセプションのサックス・ソロが光る1曲です。
02も林 哲司のお得意とするパターンのバラード曲ですね。イルカの「もう海に帰れない」もこの曲とよく似た雰囲気のバラード曲です。雰囲気は似ているのですが、メロディーはきっちりと違うものというのは凄いの一言。
林 哲司にしては珍しい雰囲気のバラード曲04。メロディーもらしくないと言えるかも知れません。どことなくフォークやニューミュージックの色が強い感じですが、なかなか良い曲です。

さて、クリマス関連曲03。この曲は、あの林 哲司の出世作かつ名曲中の名曲である「真夜中のドア」に似た雰囲気の曲です。私の大好きな曲です。タイトルからクリスマス曲だと連想できますが、メロディーやアレンジは特にクリスマスを思わせるものはありません。クリスマス・イヴ当日に別れを迎えた女性の悲しさ・寂しさを歌ったものです。歌詞にクリスマス関連の言葉が登場するだけなので、クリスマス関連曲と言ってしまうのも気が引けますが、私自身が大好きな曲でクリスマスの時期になると必ず聴きたくなる曲なので紹介しました。
こうでもしないとあと2週間もの間、クリスマス関連の曲を紹介するのが難しくなるかも知れませんので・・・(笑)

今回、記事を書くにあたり久しぶりにレコードを聴きましたが、良いアルバムだと思います。林 哲司のメロディーやアレンジはもちろんですが、倉橋 ルイ子の上手さを再認識しました。
アルバム購入当時より、今の方がはるかにこのアルバムの良さが分かる気がします。倉橋 ルイ子のベスト盤は何枚かCDでリリースされているようなので、興味のある方はぜひ1度聴いてみて下さい。素晴らしいシンガーですよ。
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黒住 憲五_STILL ◇ 2006年 10月 20日
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80年代のCITY POPやJ-AOR関連のアルバムには、素晴らしい作品にも関わらずCD化されていないものが沢山あります。そんな中でも可能ならばぜひCD化して欲しいアーティストが黒住 憲五です。1974年に「ブーメラン」というグループでデビュー。その後ソロに転向して80年に3枚のシングルをリリースしたようですが、アルバムは1982年にTDKレコードから出した『AGAIN』が最初でした。以前紹介したこの『AGAIN』は、CITY POP史上に残る名作と断言しても良い程の出来栄えでした。当然『AGAIN』はCD化されていません。噂によるとTDKレコードの消滅とともに音源も無くなってしまったとか・・・。本当かどうかは不明ですが、何らかの方法でCD化してもらえたらと熱望しています。

今回紹介するアルバムは、1983年にリリースされた2ndアルバム『STILL』です。当然CD化されていません。1stのサウンド・プロデュースは松原 正樹でしたが、2ndは黒住 憲五のセルフ・プロデュースです。前作同様松原 正樹のアレンジによるCITY POPな作品もありますが、三枝 成章や武部 聡志を迎えて新しいスタイルにもチャレンジしている意欲作です。

『黒住 憲五 / STILL』
01. Introduction (Farewell Morning)
02. Good-Morning, My Fair Lady
03. Layla
04. Sapphirine-Cool
05. High Noon
06. Deja vu
07. Safe Breakers
08. Heart of New York
09. Moonlight Serenade
10. Blinded By The Dream

三枝 成章作・編曲による美しいストリングスのイントロダクション01。
続く02は、三枝、黒住の二人のアレンジによるバラード曲。ストリングスをバックに黒住が優しく歌います。
松原 正樹のアレンジによるサマー・チューン03。松原の軽快なギターが海風のようで気持ち良い曲。
続く04も松原 正樹のアレンジによる夏向きのドライヴィング・ナンバーです。清涼飲料水のCMにピッタリな感じのポップな曲。
松原 正樹のカリプソ風なアレンジがエキゾチックな05。真夏のデイドリームといった感じの曲です。
黒住 憲五のアレンジによる短い曲06。珍しくベースを松原 正樹が弾いています。いかにもDeja vuといった感じのメロディーが印象的です。
07も黒住 憲五のアレンジ曲で、Charをゲストに迎えたFUNKYなナンバー。ホーン・セクションとCharのソロがたまらなく格好良い1曲。
松原 正樹のアレンジによるまさにCITY POPチューン08。デュエット曲でお相手は堀川 まゆみです。EVEのコーラスと数原 晋のフリューゲルのソロがお洒落で、アーバンな雰囲気を盛り上げます。
ポップでキャッチーな09は、武部 聡志によるアレンジ曲です。中原 めいこを彷彿させるサマー・ポップ・チューンです。松原 正樹のカッティング、山木 秀夫のタイトなドラミング、土岐 英史のサックス・ソロと聴き所が沢山ある曲です。
武部 聡志のアレンジによるバラード曲10。井上 鑑が詞だけを提供しているのが非常に珍しいです。

個人的には『AGAIN』をお薦めしたいのですが、如何せんCD化されていないので話になりません(笑)
ぜひとも1st~3rdアルバム迄一気にCD化してくれると欲しいのですけど・・・。
3枚が駄目なら、1stアルバムだけでも何とかお願いしたいです。こんなに良いアルバムが埋もれてしまうのは勿体無さ過ぎますから。
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