Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
<   2006年 01月 ( 31 )   > この月の画像一覧
| |
DAVE VALENTIN_LEGENDS ◇ 2006年 01月 31日
e0081370_19594935.jpg 

デイヴ・グルーシンとラリー・ローゼンが設立したGRPレーベルの第一弾のアルバムが、このフルート奏者・デイヴ・バレンティンの『LEGENDS』です。1979年にリリースされました。
それまでFUSIONの世界でフルート奏者と言うと、ヒューバート・ロウズくらいしか知りませんでした。当然、デイヴ・バレンティンの事は全く知らなかった訳です。当時のレコードのライナー・ノーツによると、ラテン・ジャズやサルサの世界では有名だったとか・・・。また、学校でパーカッションを教えていたという経歴も持っています。
デイヴ・グルーシンのプロデュースという事や、GRP第一弾という事で購入したものです。さすがにデイヴ・グルーシンのプロデュースは素晴らしく、バレンティンの特性を活かすべくラテン系のミュージシャンを起用していますが、決してコテコテのラテン系にはなっておらず、メロディアスでリズミカルな非常に聴きやすいFUSION MUSICになっています。

01. LEGENDS
02. BOUREE IN E MINOR
03. SEA PINES
04. CRYSTAL SILENCE
05. AFRO BLUE
06. MASQUERADE
07. PATTARN FOR THE SKY
08. I WANT TO BE WHERE YOU ARE

01は、バレンティンのオリジナル曲で、アンソニー・ジャクソンのベースとスティーヴ・ガッドのドラムが軽快なリズムを刻み、デイヴ・グルーシンのシンセ・ソロとバレンティンのフルート・ソロが素晴らしい曲です。バレンティンのフルート奏法には独特なものあります。歌い吹きというやつで、フルートを吹きながら声を同時に出して一種のハモリのような効果を出すものですが、この曲でも聴くことが出来ます。
02は、バッハのブーレ・ホ短調。マイケル・ヴィナスのアコースティック・ギターとフルートが美しいバロック風な曲ですが、途中からラテン・リズムにロックのリフをのせた感じのアレンジに変わります。デイヴ・グルーシンのセンスが光る曲ですね。
03もバレンティンのオリジナル曲で、非常に美しいメロディーを持った曲です。ストリングス・アレンジとラテン・リズムが心地よい1曲です。
チック・コリア作曲の幻想的な曲04は、リズム楽器は使用せず、バイオリンやセロのソロをフィーチュアしたバラード曲。
05は、これぞ真骨頂と言うべきラテンのリズムに乗せて、フルートが歌いまくります。もともとアフリカな曲だそうですが、ここでは都会的アフロ・ジャズという感じの演奏です。
06は、旅番組のBGM等に似合いそうな感じの曲です。マイケル・ヴィナスのギターが良い味を出しています。
早いテンポのラテン・リズムの07は、バレンティンのオリジナル。ガッドのドラムはやはり凄いの一言で片付いてしまいますね(笑)

サックス奏者のアルバムで、たまにフルートを吹いている曲を聴く事がありますが、やはり本職のフルートは違いますね。美しく繊細、力強く情熱的、荒々しく躍動的といった様々な音色を、バレンティンは聴かせてくれます。フルートという楽器の面白さや奥深さを教えてくれたアルバムです。
[PR]
南 佳孝_SOUTH OF THE BORDER ◇ 2006年 01月 30日
e0081370_0193365.jpg 

南 佳孝のアルバムで1番好きなものは?と尋ねられたら、迷わず選ぶのがこの『SOUTH OF THE BORDER』です。1978年にリリースされた3rdアルバムになります。楽曲、アレンジ、演奏、アルバム・ジャケット、全てにおいて傑作と言えるのではないでしょうか。最近では、ジャズ、ボサノバ等を積極的に取り上げており、そのボーカル・スタイルに益々磨きがかかっていますね。
このアルバムの魅力は、リゾート・テイストが強いながらも、ただ南国風を演出しているのではなく、都会に住む人間の南国への憧れみたいなものを上手く表現しているところでしょう。
特に坂本 龍一のアレンジが素晴らしく、彼のアレンジした作品の中でも最高傑作と言っても良いような気もします。南国風なアレンジの中にも、どこか都会的な匂いがするんです。それに加えてキーボード・プレイも素晴らしいです。キーボード・プレイヤーとしての才能の高さを感じる事のできる1枚と言えるのではないでしょうか。
故・池田 満寿夫の「愛の瞬間」をアルバム・ジャケットに使ったところのセンスの良さも感じます。

01. 夏の女優
02. プールサイド
03. 朝焼けにダンス
04. 日付変更線
05. 常夜灯
06. 夜間飛行
07. ワンナイト・ヒーロー
08. ブルー・メロディー
09. 早くあいつに逢いたい
10. スフィンクスの夢
11. 終末のサンバ

南 佳孝の作品の作詞と言うと松本 隆というイメージがありますが、このアルバムでは1曲も書いていません。来生 えつ子、三浦 徳子、松任谷 由実、南 佳孝自身のペンによる詞で占められています。
細野 晴臣のスティール・ドラムと林 立夫のシモンズが雰囲気を醸し出し、松原 正樹のギターと坂本 龍一のローズのバッキングが効果的な01。
水面に漂っているようなアレンジが見事な02は、YMOのメンバー中心で演奏されています。
レゲエ調な03は、ブレッド&バターのコーラスと坂本 龍一のマリンバとハモンド・オルガンが聴き所のひとつでしょう。04は、このアルバムを代表する名曲のひとつと言えます。ユーミンの作詞、大貫 妙子とのデュエット、鈴木 茂のアコースティック・ギター等魅力が一杯詰まってます。
とにかく、ピアノのプレイが素晴らしい05。鈴木 茂のウクレレのプレイというのも珍しいです。
サンバのリズムが気持ち良い06。この曲での坂本 龍一のローズのプレイは、歌のバックだけで使うのはもったいないようなプレイです。インストとして充分に聴ける1曲だと思うのですが・・・(笑)
07では、松岡 直也を彷彿させるようなピアノを坂本が、間奏のピアノ・ソロが佐藤 博という贅沢なナンバー。
JAZZYな08は、ブラス・アレンジが見事です。南 佳孝節が炸裂する09。
10は、シンセ意外の楽器はパーカッションのみという曲です。いかにもエジプトって感じの雰囲気を打楽器のみで演出するアレンジ・センスには脱帽です。

私の夏のマスト・アルバムの1枚なんですが、冬に聴いてもまったく違和感の無いところが凄いですね。これも坂本 龍一のアレンジとキーボード・プレイによるところが大きいのかもしれません。
FUSION好きの人にも、このアルバムの演奏は聴いて欲しいと思う1枚ですし、南 佳孝と言えば、このアルバムだと自信を持って紹介できるアルバムです。
[PR]
'70 HIT SOUL GRAFFITI ◇ 2006年 01月 29日
e0081370_2214561.jpg 

BOOK OFFで250円という価格で買ったCDを紹介するカテゴリを作ってからというもの、BOOK OFFへ行っても250円のCDばかり漁ってしまうようになりました(笑)
それまでも結構250円で買ったものが多かったのですが・・・ますます増えそうです。
今回紹介するアルバムは、1970年代のフィリー・サウンドを主体に選曲されたソウルのコンピレーションです。ビクターから1988年頃に発売されたもののようです。

01. ハッスル / ヴァン・マッコイとソウル・シティ・シンフォニー
02. 裏切り者のテーマ / ヴァン・マッコイとソウル・シティ・シンフォニー
03. ブラック・マジック / ソフトーンズ
04. ストップ・ルック・リッスン / スタイリスティックス
05. ア・レター・トゥ・マイセルフ / シャイ・ライツ
06. 恋の診断書 / キャロル・ダグラス
07. メイビー / スリー・ディグリーズ
08. ユー・アー・エヴリシング / スタイリスティックス
09. 愛がすべて / スタイリスティックス
10. アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ / ドニー・エルバート
11. アイ / チェンバース・ブラザース
12. 雨のジョージア / ヴァン・マッコイとソウル・シティ・シンフォニー
13. 誓い / スタイリスティックス
14. オー・ガール / シャイ・ライツ
15. 好きにならずにいられない / ソフトーンズ
16. ラヴ・イズ・ジ・アンサー / ヴァン・マッコイとソウル・シティ・シンフォニー

フィリー・サウンドの立役者とも言えるケニー・ギャンブル、レオン・ハフ、トム・ベルといった優れたソング・ライターの書いた名曲が、70年代初期~中期には沢山ありました。そんな懐かしい曲達がこれだけ詰まって250円ですから・・・止められません(笑)

13の「誓い (原題:YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW)」は、私にとって思い出の曲です。
今から18年位前の話になりますが、私の結婚披露宴のキャンドル・サービスのBGMにこの曲を使いました。その式場は、音響会社が入っており披露宴で使うBGMを自分達で好きに選曲できるシステムでした。音楽好きな私達夫婦は、BGMとしてあまり使われないであろうJ-POPの歌ものを中心に選曲しました。
そして、キャンドル・サービスの時にどうしても使いたかったのが、この「誓い」でした。当初、スタイリスティックスのオリジナルを使おうとも思ったのですが、よりインパクトの強そうな山下 達郎のアカペラ・バージョンにしました。『ON THE STREET CORNER 2』に収録されていたものです。結果はまさに上々でした。暗くなった会場に大音響で流れる達郎のアカペラ・・・、鳥肌が立ちましたね(笑)
友人達の評判も凄く良かったです。しかし、達郎バージョンのこの曲は4分強。キャンドル・サービスは意外と時間がかかります。実際、キャンドル・サービスの最中に曲が終わり・・・そうになった時に、音響会社さんがその辺りを考慮してくれていて同じ達郎のアカペラの「I LOVE YOU」を編集して繋げてくれていました。これにまた感動!良い思い出です。

つまらない事を長々書いてしまいましたが、このアルバムがこんな事を思い出させてくれました。こんなアルバムを250円で購入したなんて、申し訳無いような気さえします。
[PR]
桑名 正博_マサヒロ Ⅱ ◇ 2006年 01月 28日
e0081370_0315564.jpg 

ロック色の強いイメージのある桑名 正博ですが、この1977年にリリースした2ndアルバムはポップ色の強い1枚です。桑名 正博は、このアルバムに収録されている「哀愁トゥナイト」で天才作曲家・筒美 京平と組み、「セクシャル・バイオレット No.1」や「サード・レディー」等の独特な歌謡ロック路線でヒットを飛ばしました。
このアルバムは、まさにその足がかりとなった1枚と言えます。桑名 正博の作曲が5曲、筒美 京平が4曲、南 佳孝のカバー曲1曲の計10曲。やはり、メロディー・メーカーである筒美 京平の曲の素晴らしさが目立っている気がします。

01. 哀愁トゥナイト
02. フェアウェル・モーニング
03. これで準備OK
04. 醒めたユメ
05. いつも僕が想うこと
06. 恋とブギウギ
07. カリフォルニアが遠ざかる
08. バーバラ
09. サマー・スウェット
10. さよならの夏

林 立夫、鈴木 茂、水谷 公生、田中 章弘、ジョン 山崎、羽田 健太郎というミュージシャンを中心に録音されています。南 佳孝のカバー曲03をはじめに親しみやすいメロディーの曲が多いです。しかもポップな感じの曲がほとんどですね。
そんな中で特に注目な曲が、作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:萩田 光雄の01と10でしょう。この2曲はシングル曲とそのカップリング曲だったと思いますが、01は桑名 正博の初めてのヒット曲と言えます。
01の聴き所は、ずばり演奏です。メンバーが、高中 正義、後藤 次利、高橋 ユキヒロ、羽田 健太郎、斎藤 ノブ、桑名 晴子という豪華さです。サディスティックスがバックと言っても良いかもしれません。特に曲の後半部の高中のギターとユキヒロのドラミングは圧巻です。ユキヒロのドラミングは、こんなに上手かったのかと思い知らされた曲でもありました。
そして、桑名 正博の曲で1番好きな曲は?と聴かれたなら、迷わず選ぶ曲が10です。
メンバーは、01と一緒です。これは名曲です。1度聴いて見てください。演奏も素晴らしいですが、このメロウな雰囲気、メロディーがとにかく素晴らしいナンバーです。桑名の力を抜いたボーカルが甘さを醸し出していて、まさに夏の終わりを惜しみつつ聴くにはもってこいのキラー・チューンです。

それにしても筒美 京平は凄い作曲家ですね。01のようにいかにもヒットを狙った曲を書くかと思えば、10では通好みのメロディーを書くみたいな懐の広さを感じます。
ぜひ、騙されたと思って「さよならの夏」を聴いてみて下さい。きっと気に入ってもらえると思います。ベスト盤の中にも収録されているものもありますので・・・。
[PR]
川崎 燎_MIRROR OF MY MIND ◇ 2006年 01月 26日
e0081370_22192876.jpg 

1970年代に渡米してニューヨークで活躍していたギタリスト、川崎 燎が1979年にリリースしたアルバムです。長い間CDを探し続けていたのですが、昨年輸入盤CDを見つけることができ購入しました。
70年代を代表するFUSIONの名盤だと思います。インド出身のシンガー、ラーダ・ショッタムをボーカルに迎えて作られました。とにかく不思議な魅力を持ったアルバムだと思います。これだけボーカルがフィーチュアされていながら、ギターが凄く耳に残るのです。何故か、ギター・サウンドでお腹一杯になり、ボーカルは付け足しみたいな感じさえします。様々な音色、演奏方法を駆使したギター・サウンドがたっぷりと楽しめるそんなアルバムです。

01. In & Out Of Love
02. Trinkets & Things
03. Little One
04. Dreams for Radha Part Ⅰ、Ⅱ&Ⅲ
05. Braziliana
06. Winter's Here
07. I've Found The Way Of Love
08. Trinkets & Things - Radio Edit
09. In & Out Of Love - Radio Edit

アコースティック・ギターとエレキ・ギターのコンビネーションが素晴らしいインスト曲の01は、昼下がりの海辺で聴きたいようなナンバーです。マイケル・ブレッカーのサックス・ソロも聴き所のひとつでしょう。
名曲と誉れの高い02は、ラーダのボーカルも素晴らしいですが、何と言ってもギターがスリリングでカッコ良く、フルートやストリングスの使い方が上手いなぁと感心させられる曲ですね。
アンソニー・ジャクソンのベースとギターのカッティングのコンビネーションが良い03も、ボーカルがフィーチュアされてます。
まるで組曲のように様々なタイプの曲で構成されている04は、クラシックな雰囲気で始まり、スパニッシュな感じへ。最後は情熱のラテン・リズムへ発展します。いろんな表情のギターが登場する楽しい曲です。
05は、タイトルのイメージだと激しいリズムを想像しますが、美しいアコースティック・ギターとストリングスのみで奏でられるバラード曲です。アコースティック・ギターの名手ぶりを窺わせますね。
ラテン・ポップスといった感じのボーカル曲06。
カウンター・バーで飲みながら聴きたいようなJAZZYな07は、ボーカル曲ですがギターがよく歌います。ムーディーなギターに酔える1曲です(笑)

川崎 燎のギターを言葉で説明するなら、本当によく歌うギター。存在感というのが凄いですね。ボーカルが霞んでしまう位です。ボーカリストより歌うギターを1度お試しあれ!
[PR]
e0081370_134463.jpg 

ユーミンのプロデューサーと言えば、何を今更って感じですが松任谷 正隆です。ユーミンが登場する1973年以前の音楽界、特に歌謡曲の世界においては、歌の伴奏はレコード会社専属のオーケストラというのが当たり前でした。松任谷 正隆の登場によってこの図式が大きく変わったと思っています。正隆は、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーで活動していました。そんなところから、彼のアレンジはバンド・サウンド主体のものが多い気がします。彼のイメージに合う音を出せる腕利きミュージシャンを集め、最高の技術で演奏するという形を作った先駆者と言えるのではないでしょうか。
ユーミンの登場以降、ユーミンのソング・ライティングの才能と正隆のアレンジ・センスが日本の音楽シーンを変えたと言っても過言ではないと思っています。
ユーミンのアルバムの中でも『流線型’80』、『OLIVE』、『悲しいほどお天気』の3枚は、私にとって特に思い入れの強いアルバムです。ユーミンの才能が開花した頃の作品と言えるのではないでしょうか。
今回は、その中から『悲しいほどお天気』を紹介します。1979年のリリースです。

01. ジャコビニ彗星の日
02. 影になって
03. 緑の町に舞い降りて
04. DESTINY
05. 丘の上の光
06. 悲しいほどお天気
07. 気ままな朝帰り
08. 水平線にグレナディン
09. 78
10. さまよいの果て波は寄せる

まずは02。これは名曲です。この曲での松原 正樹のギターは凄いです。バッキングも素晴らしいですし、最後のギター・ソロには圧倒されます。何でこんなに良いフレーズが出てくるのか不思議です(笑)
荒井 由実時代を思い出させるメロディー・ラインの03。
04は、ユーミンの代名詞的な曲ですね。正隆のアレンジで感じることは、ギターの使い方が上手いという事です。この曲なんか聴いてると、特にソロがあるわけではないのにそう感じます。女性には、詞が共感できる部分の多い曲なのではないでしょうか。
アルバム全体の印象として地味な感じがするのですが、そんな中で元気のある曲が09でしょう。これも大好きな曲です。これまたギターが上手く使われていますし、上田 正樹のコーラス(?)もめちゃめちゃ渋いです。
地味な曲の多いアルバムなんですが、02、04、09の3曲あれば私には充分なんです(笑)

大学生の頃は、女の子とドライブする時はユーミンのカセットは必需品でした。私の友人などは、その目的の為だけに全アルバムを揃えていましたっけ・・・。
[PR]
MAYUMI_MAYM ◇ 2006年 01月 24日
e0081370_1403770.jpg 

CD化を希望しているアルバムの記事を書くと、どうしてもマニアックになってしまいます(笑)
それも当然で、大勢の人に認知されてればCD化される訳ですから・・・。今回紹介するのは、クラリオン・ガールとしてモデル・デビューした堀川 まゆみがMAYUMI名義で1986年にリリースしたアルバムです。
実は1978年のデビュー直後に松任谷 正隆・由実夫妻のバックアップを得て、「楡通りの少女」というアルバムを堀川 まゆみ名義でリリースしています。その後、何枚のアルバムを出したのか知りません。80年代に入り、MAYUMI名義でソング・ライターとしての活躍をはじめたようです。
親が音楽学校の講師で、妹はあの麗美という音楽一家。デビューのきっかけも沖縄でピアノの弾き語りをしているところをスカウトされたという話を聞きました。元々音楽的な才能はあったんですね。
アルバムに話を戻すと、なんともお洒落なシティ・ポップを聴かせてくれます。全8曲中5曲がMAYUMIの作曲、2曲を亀井 登志夫が作曲、残りの曲はMAYUMIと亀井 登志夫との共作です。これと言ったキラー・チューンはありませんが、どれも聴きやすいメロディーの佳曲ばかりです。
本当に凄いのは、アレンジと演奏なんですけどね・・・。

01. SUMMER ILLUSION
02. EDENIST OF ETERNITY
03. FM RADIO BAND
04. LONELY PLAY (ミーイズムの夜)
05. スキャンダルはお好き
06. カ・ジ・ノ
07. FANTASY
08. IT'S OVER

今回、曲解説は省きます。とにかくアレンジと演奏が素晴らしいアルバムです。
アレンジを担当したのは鷺巣 詩郎が5曲、松原 正樹が2曲、佐藤 健が1曲。
鷺巣のアレンジを奏でたメンバーは、山木 秀夫(Dr)、渡辺 直樹 / 松原秀樹(B)、芳野 藤丸/ 今 剛(G)、鷺巣 詩郎 / 富樫 春生 / 新川 博(KEY)という顔ぶれ。これだけでも期待できますが、凄いのは松原と佐藤のアレンジを演奏したメンバーでしょう。
Michael Baird(Dr)、Nathan East(B)、Robben Ford / Carlos Rios / 松原 正樹(G)、Russell Ferrante(Key)です。凄いです!特に02と07は3人のギターが揃い踏みで、02はRobbenとCarlosのカッティングに松原のソロという贅沢さです。たまらんですね。

80年代の音楽、とりわけAORとかCITY POPと呼ばれていた国内外の音楽の醍醐味は、こんなところにあるような気がします。つまり良い楽曲を、どのようにアレンジし、演奏する事で最高の作品に仕上げるかを作る側が懸命に考えてた時代の音楽と言った感じでしょうか。
このアルバムの演奏は、FUSIONの好きな人にも受け入れてもらえる1枚だと思います。
残念ながらCD化されてませんけど(笑)
[PR]
桑名 晴子_MILLION STARS ◇ 2006年 01月 23日
e0081370_0324995.jpg 

ティン・パン・アレー、サディスティックス、芳野 藤丸等のアーティストのアルバムで、その素晴らしいボーカルを聴かせてくれた桑名 晴子のソロ・デビュー作品です。1978年のリリースされました。彼女はシティ・ポップを語る上で、絶対に外す事の出来ない女性ボーカリストでしょう。
このアルバムは、アナログ盤で言うA面をハワイ・サイド、B面をL.A.サイドに別れています。ハワイ・サイドでは、マッキー・フェアリー・バンドが全面的にバックアップしています。L.A.サイドは、リトル・フィートのビル・ペインとポール・バレルがバックアップしているという豪華な作りになっています。

01. あこがれのSundown
02. さりげなく過ぎゆく時に
03. I Remember You
04. You're Young
05. よそうよ
06. Million Stars
07. Give A Little
08. 待ち合わせ
09. 風の中に
10. Sure Thing
11. Set Me Free

Bonus Track
12. バニシングポイント
13. Keyはふたりで
14. Easy To Say Good Bye

爽やかなギター・カッティングで幕を開ける01は、その渇いたハワイ・サウンドに桑名 晴子節がいきなり炸裂です。フリー・ソウルを聴いてる気さえするボーカルが凄いですね。
兄・桑名 正博作曲の02は、いかにもと言う感じの桑名 正博のメロディーですが良い曲です。2コーラス目のセリフ(歌詞の朗読)がちょっと気恥ずかしいですが・・・。
03、04は、マッキー・フェアリーの作品です。03はバラード曲で、04は、抑え気味の桑名 晴子のボーカルがアーバンな雰囲気を出しているミディアム・ナンバー。この2曲は、良い出来だと思います。
ブラジリアンな06も好きなナンバーなんですが、ドラムのスネアが4拍目の裏打ちなのが、少し居心地の悪い感じがします(笑)
07以降はL.A.サイドになり、音もウェスト・コースト・サウンドに変わります。07と10は、ビル・ペインの作品です。07から08にかけての流れが良く、ドライビング・ミュージックに最適です。08は、兄・正博作曲です。11は、R&B色が強い曲で彼女のボーカルによく似合っている名曲。

ボーナス・トラックは、シングルのみで発売されたものだと思います。注目は、車のCMで使われた筒美 京平作曲の13とそのカップリング曲の14でしょう。やはり筒美 京平は、天才と言わざるを得ません(笑) 13は少し歌謡曲風な曲なんですが、素晴らしいのは14。こういう曲を難なく書けるのが筒美 京平の凄いところでしょうね。まさにシティ・ポップなバラード曲です。井上 鑑のアレンジも良い感じで、桑名 晴子のバラード曲では1番好きな曲です。

筒美 京平は、兄・正博にも素晴らしいバラード曲「さよならの夏」を書いています。この2曲はシティ・ポップ好きな人には、聴いてもらいたい名曲です。
兄妹揃って、これだけ存在感のある歌が歌えるというのは凄いことですね。
[PR]
GEORGE DUKE_DREAM ON ◇ 2006年 01月 22日
e0081370_11454834.jpg 

もともとはジャズ・ピアニストのジョージ・デュークですが、70年代半ば以降はFUNKYでPOPなFUSIONに取り組んでいました。キーボード奏者としてだけではなく、歌も上手いのでボーカルものにも定評があります。
特に81年にリリースされたスタンリー・クラークとのプロジェクトによる「Sweet Baby」がヒットして、AORファンの間でも有名です。
そんなジョージ・デュークが82年にリリースした、ダンサブルなボーカル主体のアルバムがこの『DREAM ON』です。本来でしたらFUSIONのカテゴリで紹介するのですが、全10曲中9曲がボーカルものなので洋楽系として紹介します。

01. Shine On
02. You
03. Dream On
04. I Will Always Be Your Friend
05. Framed
06. Ride On Love
07. Son Of Reach For It (The Funky Dream)
08. Someday
09. Positive Energy
10. Let Your Love Shine

まずは01、当時ディスコで大人気だった曲ですね。バイロン・ミラーのベース、レオン・チャンクラーのドラム、マイク・センベロのギターという強力なリズムによるダンサブルなご機嫌なナンバーです。
02は、AOR風なミディアム・ナンバーです。どことなくリー・リトナーの「Is It You?」を彷彿させます。
03は、センベロのギター・カッティングが印象的なナンバーです。この曲もダンス向きなナンバーです。
どことなくデヴィッド・フォスターの作品を連想させるバラード曲の04。フォスター・プロデュースと言っても納得出来そうです(笑)
06は、FUNKYなナンバーです。デューク、ミラー、チャンクラー、センベロの4人にストリングスのみの演奏ですが、このリズム・アンサンブルは凄いですよ。
Hip Hopな07は、体が勝手に動きそうなナンバー。
デュークとチャンクラーの二人のみで録音されている08は、AORな曲です。
唯一のインスト・ナンバーの09は、スピード感溢れる1曲。パーカッションを上手く使った10。

とにかくリズムが気持ち良いアルバムです。あっという間に10曲聴けてしまいます。
それにしても、キーボードが弾けて、作詞・作曲が出来て、歌が上手い、おまけに声も甘いというジョージ・デューク。音楽やってて楽しいでしょうね、これだけ才能を持ってたら・・・(笑)
洋楽は聴くけど、FUSIONはちょっと・・・という人にはお薦めの1枚です。
[PR]
THE BAD BOYS_MEET THE BAD BOYS! ◇ 2006年 01月 21日
e0081370_1511407.jpg 

今日は、私の住んでいる千葉県も朝から大雪です。外へ出かける気にもなれず、暇なので記事を1つUPする事にしました(笑)
カバー・アルバムの究極と言いましょうか、コピー・アルバムと言って良いでしょう。日本の音楽史上最強のビートルズのコピー・バンド、バッドボーイズの1stアルバムです。1973年にリリースされました。
メンバーは、廣田 龍人(ジョン)・清水 仁(ポール)・川端 孝博(ジョージ)・城間 正博(リンゴ)の4人です。あのオフ・コースの清水 仁が在籍していたバンドなのです。このバンドのコピーの具合といったら半端ではありません。このアルバムは、「MEET THE BEATLES」(日本盤)のジャケット、曲目、曲順に至るまで全く一緒です。ジャケ写真は、おそらく版権の問題で、清水 仁が指を口に当てているのでしょう。曲のコピーの仕方も凄いです。Please Please Meは歌詞もリードギターのフレーズも、本家・ビートルズと同じ個所をあえて間違えて演奏しているのです。こうなると笑ってしまいます(笑) ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーチンさえもが興味を持ったという話も残っているくらいのバンドなのです。

01. I Want To Hold Your Hand
02. She Loves You
03. From Me To You
04. Twist And Shout
05. Love Me Do
06. Baby It's You
07. Don't Bother Me
08. Please Please Me
09. I Saw Her Standing There
10. P.S. I Love You
11. Little Child
12. All My Loving
13. Hold Me Tight
14. Please Mister Postman

ビートルズに狂っていた中学生時代、1度彼等のライブを観た事があります。そのライブも凄かったです。ライブ開演前に、入場者にリクエスト用紙を配って演奏して欲しい曲を書いてもらい、本番中に籤のように箱からリクエスト用紙を引いてその曲を演奏してました。また、曲紹介も普通ではないんです。「次は、アビー・ロードのB面演ります!」みたいな感じなのです。もちろん、曲順まで全く本家と同じに演奏されます。ワクワクしながらライブを観ていたのを思い出しますね(笑)

このアルバムはオリジナル曲をプラスされてCD化されましたが、現在では入手困難だと思います。しかし、音楽配信サイトで配信されているようです。興味のある方、ビートルズ好きな方は聴いてみて下さい。笑えますよ。
[PR]
ページトップ
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon