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皆さんは、「歌手」 という言葉で思い浮かぶ人は誰ですか?
私の場合は、今回紹介する岩崎 宏美なんです。ボーカリストでも無く、シンガーでも無く歌手というイメージが彼女には強いのです。
そんな岩崎 宏美が1984年に発表したアルバムが、この 『I WON'T BREAK YOUR HEART』 です。ロサンゼルス録音で、L.Aのトップ・ミュージシャンを集めて作られたまさにAORなアルバムなのです。
アルバムを聴くまでは、岩崎 宏美の歌声にAORサウンドは似合わないと思っていました。
岩崎 宏美の 「歌手」 というイメージとAORがどうしても結びつかなかったのだと思います。
彼女の歌の上手さは定評がありますし、私もその上手さはよく知っています。アルバムも結構持っていますが、あくまで歌謡曲というフィールドでの彼女の歌が好きだったということです。しかし、このアルバムは買わずにはいられませんでした(笑)

まずは参加している豪華ミュージシャンを紹介しましょう。
Guitar : Steve Lukather / Michael Landau
Keyboards : Erich Bulling / Randy Kerber / David Foster
Bass : Neil Stubenhaus
Drums : Carlos Vega
Background Vocals : Bill Champlin / Ralph Johnson / Finis Henderson
曲を書いているのが、Erich Bulling、Al Mckay、Bill Champlin等です。
この面々で作られた音楽ですから、まさにAOR風なのは当然かもしれません。

01. Sticky Situation
02. Come Softly
03. Passion Is
04. Secret Eyes
05. I Do
06. Both Of Us
07. Could You Be The One
08. Here We Are
09. Every Now And Then
10. I Won't Break Your Heart

ルークのギター・ソロが炸裂する01は、ロック色の強いアレンジです。岩崎 宏美の澄んだ声とロック・フィーリングの強いギター・ソロとの対比が面白い曲です。
決して力んでいない岩崎 宏美の歌声がメロディによく似合っている02。ここでもルークのソロが聴き所のひとつでしょう。
ボビー・コールドウェルを彷彿させる03。都会的なAORサウンドの曲です。
軽快なテンポの04は、私が1番好きな曲です。ウェスト・コーストの風を感じます。
歌謡曲風な親しみやすく、美しいメロディーを持ったバラード曲05。こういう曲を歌わせるとやはり上手いですね。安定度が抜群です。
ビル・チャンプリンの作品06は、英語詞の曲でビルとのデュエット曲です。まさしくAOR(笑)
08は、ドラムとシンセ(打ち込み)のみで演奏されています。サビがシンプルでキャッチーなのが特徴ですね。
09は、再びビル・チャンプリンの作品。英語詞です。AORバラードの王道のような曲です。サビの美しいメロディーにラルフ・ジョンソン、アドニス・ハンプトン、フィニス・ヘンダーソンのコーラスが絡みます。
アルバム・タイトル曲10は、デヴィッド・フォスターのピアノが美しいバラード曲です。

1984年頃と言うと、AORブームも一段落した頃だったと思います。そんな中で制作されたアルバムですが、曲も演奏もかなりAORを感じさせる良いモノが多いです。しかし、反面岩崎 宏美らしさはあまり出ていない気もします。彼女が器用過ぎるのかもしれませんね。
アルバムを通してここまでAORな雰囲気を持っているというのは、珍しいと思います。そういう観点では貴重なアルバムだと思いますので紹介してみました。
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安部 恭弘_best cllection ◇ 2006年 03月 30日
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CITY POPやJ-AORの代表選手とも言える安部 恭弘の1992年に発売されたベスト盤です。
東芝EMIのbest collectionシリーズの1枚としてリリースされたものですね。
1983年のデビュー・アルバム 『Hold Me Tight』 から19871年にリリースされた 『URBAN SPIRITS』 までのアルバムから選曲されています。今から3年位前にBOOK OFFで750円で購入しました。
2004年に初期のアルバムが再発されたり、新しいベスト盤も発売されてCDを入手しやすくなりましたが、このアルバムを買った当時は初期作品のCDを入手は難しかったですね。ネット・オークションでも定価以上の値段が付くのは当たり前の状況でした。このアルバムもオークションで5,000円以下の値段というのを見たことがありませんでした。
BOOK OFFで見つけた時、安い棚の 「ア行」 に入っておらず何故か 「その他」 のコーナーに混じってました。この時以来、BOOK OFFへ行くと端から端まで物色するようになりました(笑)

01. We Got It !
02. STILL I LOVE YOU
03. 裸足のバレリーナ
04. ジュリエット
05. You Can Change
06. 君の愛がすべて
07. アイリーン (Irene)
08. Memories
09. Double Imagination
10. Heart Trick
11. CLOSE YOUR EYES
12. テネシー・ワルツ
13. SHO-NEN
14. シュガーボーイでいてくれ
15. 黄昏 - たそがれ -
16. ロング・バージョン

ベスト盤という事もあって無難な選曲です。興味を持って聴いてみたいと思っている人には、安部 恭弘の場合はベスト盤を購入する事をお薦めします。
私が特にお気に入りなのは、02、03、05、07、08、10、12、15、16といったところです。
03は、私が安部 恭弘に嵌るようになったきっかけのバラード曲です。デビュー・シングルだった01のB面曲。
02も2ndシングル 『CAFE FLAMINGO』 のB面曲でした。不思議とB面曲が好きになることが多いです(笑)
名曲07。これはもう素晴らしいの一言です。1番好きな曲かもしれません。
ロック色の強いメロディーとアレンジが珍しい10。どんな曲でも安部の声質のおかげでお洒落に聞こえますね。
美しいバラード15。冬にぴったりな曲です。
そして、このベスト盤のハイライト曲16。稲垣 潤一への提供曲のセルフ・カバーです。ボサノバに安部 恭弘の声がよく似合っていて、極上の大人のラヴ・ソングに仕上がっています。この1曲の為に750円支払っても損はしなかったと思います(笑)

安部 恭弘の初期の作品が特に好きなんですが、その理由のひとつに清水 信之のアレンジの素晴らしさがあります。安部 恭弘との相性は、清水 信之のアレンジが1番良いと思っています。
違いのわかる大人の皆さんへお薦めのアーティストです。
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RALPH MACDONALD_SOUND OF A DRUM ◇ 2006年 03月 29日
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ニューヨークを代表するパーカッショニストであるラルフ・マクドナルドが1976年に発表した1stソロ・アルバムです。パーカッション奏者としての実力はもちろんですが、ソング・ライターとしても素晴らしい才能を持ったアーティストです。ハリー・ベラフォンテのバンドで活躍していた頃に出会ったウィリアム・ソルターとウィリアム・イートンと組んで 「Where Is Love」、「In The Name Of Love」、「Just The Two Of Us」等の数多くの名曲を書いています。
このアルバムでも、6曲中4曲をラルフ・マクドナルドとウィリアム・ソルターのコンビが書いています。ウィリアム・イートンとアーサー・ジェンキンスJr.の二人がアレンジしていますが、パーカッションを誇張する訳でもなく、メロディーを活かしながらもラルフのパーカッションの魅力をうまく引き出しています。ヘッドフォンで聴くと、ラルフのコンガの躍動的で活き活きしたサウンドが堪能できます。

参加している主要なミュージシャンは、
Drums : Rick Marotta
Bass : Chuck Rainey
Guitar : Eric Gale
Keyboards : Richard Tee / Arthur Jenkins,Jr. / Bob James
Harmonica : Toots Thielemans
Sax : Grover Washington,Jr.
Vocal : Patti Austin
という豪華な顔ぶれです。

01. Sound Of A Drum
02. Where Is The Love
03. The Only Time You Say You Love Me (Is When We're Making Love)
04. Jam On The Groove
05. Mister Magic
06. Calypso Breakdown

エスニックな雰囲気で始まる01は、グローバー・ワシントンJr.のソプラノ、テナー・サックスがフィーチャーされたノリの良いナンバー。リチャード・ティーのピアノ、エリック・ゲイルのリズム・カッティングも聴き所です。良い曲ですね。
1972年にロバータ・フラックとダニー・ハザウェイのデュエットで大ヒットした02。ラルフの代表曲のひとつです。ラルフのコンガが気持ちよく鳴り響く中、トゥーツ・シールスマンのハーモニカとパティ・オースティンやグウェン・カズリー、レイモンド・シンプソン等のヴォーカルが素晴らしいナンバーです。
03は、ディスコ・ナンバー風です。特にソロがある訳でもなく、ホーンとストリングスによってテーマを奏でていく感じです。ラルフのコンガ、ボンゴ、クイッカが効いています。
グルーヴ感たっぷりの04。まさにタイトル通りです。ここでは、ラルフのパーカッションがかなりフィーチャーされています。シンセのソロを弾いているのは、ボブ・ジェームス。このアルバムのハイライトと言えるナンバーだと思います。
JAZZのテイストとラテンのリズムが融合したような05。デヴィッド・フリードマンのヴァイブとアーサー・ジェンキンスJr.のピアノ、そしてラルフのパーカッションのコンビネーションが素晴らしいの一言です。自然に体が動いてしまいます(笑)
ラルフの十八番とも言えるカリプソ・ナンバー06。この曲をご存知の方は多いかもしれません。
映画 「SATURDAY NAIGHT FEVER」のサントラ盤にも収録されていた曲です。

朝、なかなか目覚めずに眠たいままの出勤・・・。
そんな時にウォークマンでこのアルバムを聴くと目が覚めますよ(笑)
音楽におけるリズムの重要性を感じさせてくれる1枚ですね。
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河合 奈保子_NINE HALF ◇ 2006年 03月 28日
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アイドル歌手のアルバムと言っても決して侮れない作品が、数多く存在します。まさしくこのアルバムもそんな1枚。AORな素晴らしい作品です。
1985年に発表された河合 奈保子の『NINE HALF』です。彼女の歌の上手さは、シングル曲よりもアルバムを聴いた方がわかりますね。歌手と言うより、ヴォーカリストと呼ぶにふさわしいかもしれません。
このアルバムはL.A録音で、作家陣、ミュージシャン共に豪華メンバーで制作されています。AOR好きな人は、面子の凄さに驚く事でしょう(笑)
プロデューサーは、Humberto Gatica。作家陣は、Tom Keane、Michael Landau、David Foster、Richard Marx、Steve Kipner等です。
ミュージシャンは、
Drums : John Robinson
Guitar : Michael Landau
Bass : Mike Porcaro
Keyborads : David Foster、Tom Keane、Michael Boddicker
Sax : Mark Russo
というメンバーです。
これだけの面子で奏でられる音はまさしくAORなんですが、注目すべきは河合 奈保子の歌ですね。実に堂々と、表現豊かに歌っていて演奏に負けていないです。

01. Say It's Over (ホワイト・スノー・ビーチ)
02. Turn It Up (トワイライト・クルーズ)
03. Night After Night (星になるまで)
04. Finding Each Other
05. Happy Ever After (砂の記号)
06. Say It With Your Love (何も言わないで)
07. There's Not Many Left (風の花びら)
08. Only Tonight (冬のカモメ)
09. Only In My Dreams (白い影)

冬のビーチを歌ったバラード曲01。1曲目からバラード曲というのも珍しいですが、淡々と抑え気味に歌う河合 奈保子の声が印象的です。
打ち込みのビートに乗せたポップ・ナンバー02は、サビの部分でのTom Keaneとのボーカルの絡みが良い感じです。
ハチロクのバラード曲03。摩天楼の夜景が浮ぶ美しいメロディーのナンバー。
David Fosterが作曲、アレンジ、全ての演奏をこなした04は、英語詞のデュエット曲です。デュエットの相手は、あのSteve Lukatherです。
ロック風なアレンジの05。Richard Marxの作品です。
1番歌謡曲的な印象のある06。難しいメロディーだと思いますが、難なく歌っていますね。
Steve Kipnerらしい軽快な曲07。AORなアレンジとMichael Landauのギターが光ってる曲です。
サビの美しい08は、このサビの部分の歌声だけを聴いて、河合 奈保子と気付く人は少ないか
もしれません。綺麗なファルセットで歌っていて、とても好きな曲です。
いかにも80年代半ばの打ち込みという感じの09。グルーヴ感のある曲ですが、メロディーが日本人が馴染みやすいタイプの曲でしょう。

1985年頃というのは、国内外を通して打ち込みによるサウンドが多くなり始めた頃ですね。いろんなアーティストが打ち込み系を使い出した頃だったように思います。
このアルバムでも打ち込みによるサウンドが多くなっています。決してそれが悪いとは思いませんが、楽曲も良いので少し惜しい気もします。
AORと言うと、私の勝手なイメージですが夏という感じがあります。このアルバムでは、訳詞が冬をイメージさせるものが多いのも特徴です。結構珍しいかもしれませんね。
打ち込みのサウンドのクール感が、冬っぽさに似合っているのも事実なんですが(笑)
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久保田 早紀_SAUDADE ◇ 2006年 03月 27日
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今回紹介するBOOK OFFにて250円で購入したアルバムは、久保田 早紀の1980年に制作された3rdアルバム『サウダーデ』です。CD選書シリーズのもので、帯も付いていました。
久保田 早紀と言えば「異邦人」。私もこの曲しか知りませんでしたし、アルバムを聴くのも今回が初めてです。
何故このアルバムを買ったのかと言うと、安かったというのもありますが、CD帯に書かれていた" 「異邦人」~ポルトガル録音ヴァージョン~ "の文句に惹かれました。以前何かの記事で、久保田 早紀はポルトガルの民族音楽であるFado(ファド)に多大な影響を受けているというのを読んだことを思い出し、興味が湧いたので購入しました。

アルバム全10曲中5曲が、本場ポルトガルのリスボンで録音され、残りが東京録音になっています。
ポルトガル録音では、4人のミュージシャンのみで演奏されています。これがFadoの基本の形なのかもしれません。リズム楽器は一切なく弦楽器(ギター)のみの構成です。
まず、Guitarra Portuguesaと呼ばれるポルトガル・ギターが2本。この楽器は、マンドリンを大きくしたような形の12弦ギターで音色もマンドリンに似ています。次にViolaと呼ばれるクラシック・ギター(おそらく普通のギターだと思います)が1本とViolao Baixoと呼ばれる低音専用の4弦ギター1本の4本のギターのみで構成されているのが特徴です。

01. 異邦人
02. アルファマの娘
03. トマト売りの歌
04. 18の祭り
05. 4月25日橋
06. サウダーデ
07. 九月の色
08. 憧憬
09. 真夜中の散歩
10. ビギニング

全曲、久保田 早紀が作曲、萩田 光雄が編曲しています。
01~05迄がリスボン録音で、残りが東京録音なんですが、やはりリスボン録音の5曲が素晴らしい仕上がりになっています。
本場のFadoを聴いたことがないので詳しい比較はできませんが、物悲しい弦楽器の音色に久保田 早紀の書く詞やメロディーがよくマッチしていますね。おそらく久保田自身もFadoを意識して曲を書いたのだと思います。
01の「異邦人」もオリジナルよりも哀愁があって好きですし、02~05までのどの曲も不思議な魅力に溢れています。
06~10の東京録音には、羽田 健太郎、山木 秀夫、長岡 道夫、芳野 藤丸等が参加していますが、こちらはどちらかというとポップな感じに仕上がっていますね。
記憶違いかもしれませんが、07がシングル・カットされたと思います。落ち着いて聴けるのは、東京録音でしょう。こういう音に慣れていますから・・・。

今回このアルバムを通じて、Fadoという音楽のほんの一部分ではあると思いますが触れる事が出来ました。世界には魅力的な音楽が沢山あるのだと再認識しました。
機会があれば、本格的なFadoも聴いてみたいですね。
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Light Mellow "Sky" ◇ 2006年 03月 26日
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金澤 寿和の選曲・監修によるコンピレーション・アルバムです。"ACROSS"エディションのこのアルバムは、2004年に発売されました。
CDの帯に「都市生活にプチ・リゾート感を運ぶサントラ的コンピレーション」と書かれていました。まさにキャッチ・コピーそのままという感じのアルバムです。日毎春めいてくるこの頃、天気の良い日のドライブのお供に最適な1枚ではないでしょうか。

01. HELLO AGAIN / 村田 和人
02. 曇りのち"Easy" / 二名 敦子
03. SOUTH WING / ボサノバ・カサノバ
04. Bubble Bath / 上田 知華
05. この軽い感じが・・・ / 今井 裕
06. 風を光らせて / 日暮し
07. ON THE SEASHORE / サディスティックス
08. You're The Only One / ワン・ライン・バンド
09. Silly Girl / 林 哲司
10. Ballerina / 松原 正樹
11. F・L・Y / スペクトラム
12. Skindo-Le-Le / 阿川 泰子
13. Boogie Woogie Love Train (English Version) / アン・ルイス
14. UMI (Suddenly Last Summer) / 宮本 典子
15. This Masquerade / 具島 直子
16. Midnight Love Call / 南 佳孝

これまで、私のブログで紹介してきたアルバムからの選曲も多いです。リンクを貼っておきますので興味があれば関連記事も読んでみて下さい。

01は、アルバム『HELLO AGAIN』 (1993年作品)から。東芝時代(80年代後半)の村田は、サウンド的に打ち込みが前面に出た音で、個人的には今ひとつ馴染めませんでした。ビクターへの移籍第一弾のこのアルバムで、MOONレーベル時代の感じが戻ってきました。いかにも村田らしいウエスト・コースト・サウンドに仕上がっています。コーラスで山下 達郎が参加。
02は、アルバム『him』 (1986年作品)から。
03は、このアルバムで初めてその音楽に接したカサノバ・ボサノバのアルバム『SECOND KISS』 (1995年作品)から。清涼感のあるハイトーンな歌声が特徴ですね。
04は、1979年に"上田 知華&KARYOBIN"でデビューした上田 知華のアルバム『La La La』 (1999年作品)からの曲。この人の声に打ち込み系の音は、似合わないような気がするのですが・・・。
05は、今年の2月にCD化されたばかりのアルバム『A COOL EVENING』 (1977年作品)から。このコンピが発売された頃は、まだCD化されていなくてこの曲がCDで聴けると喜んでいました(笑)
06は、アルバム『記憶の果実』 (1979年作品)から。日暮しは、武田 清一、中村 幸雄と後に杉村 尚美の名前で「サンセット・メモリー」をヒットさせた榊原 尚美の3人組。このアルバムはCD化されていません。
07は、アルバム『WE ARE JUST TAKING OFF』 (1978年作品)から。この曲は名曲だと思います。後藤 次利の作曲センスの良さと桑名 晴子のヴォーカルが光ってる曲。
08も今年の2月にCD化されました。アルバム『YELLOW MAGIC』 (1978年作品)からの曲です。
09は、林 哲司の3rdアルバム『SUMMER WINE』 (1980年作品)から。この頃の林 哲司の作曲、編曲には、デヴィッド・フォスターに影響されている部分がかなり多く、聴いていると面白いです。
10は、松原 正樹の2ndアルバム『TAKE A SONG』 (1979年作品)から。実はこの曲聴きたさにこのアルバムを買いました。これだけ素晴らしいアルバムなのにCD化されていないのが、不思議でなりません。曲やギター・プレイや音色、どれを取っても素晴らしいのに・・・。CD化を熱望している1枚です。
11は、アルバム『OPTICAL SUNRISE』 (1989年作品)からのFUNKYなナンバーです。新田 一郎のファルセット・ボイスもこのバンドの特徴のひとつでした。
12は、アルバム『SUNGLOW』 (1981年作品)から。松岡 直也&WESINGの熱い演奏が素晴らしいディスコ・サンバ曲。
13は、1980年に発表されたシングル盤オンリーの英語バージョンです。オリジナルは1979年にリリースされています。オリジナルよりも長いエディット・バージョンになっています。
14は、アルバム『SWEET SUGAR』 (1984年作品)から。サザン・オールスターズのカバー曲ですが、英語詞に訳されいます。
15は、2004年に録音されたものとか。おそらくストック用かデモ用なのかもしれません。お馴染みのレオン・ラッセル作曲の名曲のカバー。
16は、アルバム『BLUE NUDE』 (2002年作品)からの選曲ですが、私は少しテクノっぽい感じでアレンジされた『MONTAGE』に収録されているバージョンの方が好きですね。もともと石川 セリに提供した曲のセルフ・カバー。

如何ですか?なかなか良い選曲だとは思いませんか?
私の場合、所有している音源もかなりあったのですが、このアルバムで初CD化された曲も多かったですし、松原 正樹の曲聴きたさで購入しました。ただ単にヒット曲を集めてお茶を濁すようなコンピものとは一味違います。CITY POPと呼ばれていた時代のJ-POPの質の高さを感じることが出来ますよ。洋楽好きな方にもお薦めできる1枚。
車に1枚積んでおくと重宝しますよ(笑)

もし時間があったら↓も覗いて下さい。

皆さんへのメッセージです。
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二名 敦子_him ◇ 2006年 03月 25日
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1983年にテイチクからデビューした二名 敦子。しかし、翌年の1984年にビクターから発表された『LOCO ISLAND』がデビュー・アルバムとして認知されているようです。詳しい事はわかりません。
なんとも不思議な話ですね。
『LOCO ISLAND』とこのアルバムのどちらの記事を書こうかと悩みましたが、今回はこの4枚目(本当は5枚目)を紹介します。いずれ『LOCO ISLAND』も紹介するつもりですが・・・。
このアルバムの特徴としては、豪華な作家陣を迎えて制作されています。村田 和人、杉 真理、安部 恭弘、崎谷 健次郎、岸 正之、ブレッド&バターの岩沢兄弟という面々が作曲、小林 信吾と佐藤 準がアレンジを担当しています。
CITY POPを担ってきたアーティスト達の作品は、少し大人っぽい雰囲気のポップスという感じが多いです。
一聴しただけでは地味な印象もありますが、爽やかな彼女の持ち味をよく活かしていると思います。

01. him ~ Over Ture
02. ムーンライト ママ
03. Wonderland 夕闇 City
04. 曇りのち"Easy"
05. オレンジバスケット
06. 約束はソワレの向こう
07. One Way Love
08. 秘境の恋
09. 夜も泣いていた
10. Sunset Cruising
11. Ho Ho-YA

小林 信吾作・編曲の短いインスト01。
村田 和人の作曲による02は、サビのメロディーが村田 和人らしいナンバーです。
ダンサブルなナンバー03は、田口 俊と杉 真理の名コンビの作品。都会的でCITY POPと呼ぶのにふさわしい曲だと思います。
安部 恭弘作曲の04。これも爽やかなポップ・ナンバーです。キャッチーなメロディーで、どことなくドゥービー・ブラザーズの「What A Fool Believes」みたいなキーボード・リフが特徴です。
軽快なリズムに乗せた明るい曲調の05は、崎谷 健次郎の作曲。
岸 正之の作曲の06は、オールディーズっぽいメロディーのミディアム・バラードです。
ドライビング・ミュージックに最適な07は、安部 恭弘の作曲。海岸線のドライブにぴたっりだと思いますよ。アルバム中で1番好きな曲です。
岩沢 幸矢作曲による08は、ユーモラスな歌詞とメロディーを持った曲です。Manaのコーラスがとても効果的で面白いコーラス・アレンジの曲ですね。
レスリー・パール(よく知りません)が作曲した09は、イントロのピアノからAOR風なバラード曲。
ギターのリフ、カッティングがクルージングをイメージさせる10。岩沢 二弓の作曲ですが、ブレバタらしい曲に仕上がっています。彼等が歌っても面白いかもしれません。こういう曲をクルーザーの上で聴けたならいいでしょうね(笑)
二名 敦子作詞・作曲の11は、幻想的な感じですが沈む行く夕陽、そして夕闇という光景が不思議に頭に浮んできます。アルバムの最後に似合いの曲だと思います。

曲やアレンジに関しては、「これは凄い!」というものは正直ありません。しかし、逆につまらない曲も無いのです。アルバムを通してすんなりと気持ち良く聴けるアルバムだと思います。
夏真っ盛りに聴くのではなく、夏本番までもう少しという春の終わり頃=初夏に聴くのが1番似合うアルバムではないでしょうか。
夏が大好きで夏を心待ちにしている人に、この時期聴くアルバムとしてお薦めします(笑)
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ONE LINE BAND_YELLOW MAGIC ◇ 2006年 03月 24日
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1978年に発表されたワン・ライン・バンドの唯一のアルバムです。ワン・ライン・バンドは、芳野 藤丸、長岡 道夫、山木 秀夫、大谷 和夫、中島 御の5人。そうSHOGUNの前身のバンドなのです。TVドラマ「俺たちは天使だ」の音楽担当を引き受けるにあたり、ゴタゴタがあったようですがレコード会社を移籍して、ケーシー・ランキンを加えてSHOGUNと改名した背景があったようです。
CDの帯にも書かれていますが、SHOGUNの実質的デビュー作というのも頷けます。
私がこのワン・ライン・バンドの存在を知ったのは、最近のことです。CITY POPを紹介しているガイド本や『Light Mellow』シリーズのコンピレーション・アルバムで紹介されてからです。
SHOGUNに関してはデビューからリアル・タイムで聴いていましたが、ワン・ライン・バンドとしての音楽を聴くのは初めてです。今年の2月にCD化されました。
最初に感じた印象は、ケーシー・ランキンが参加していない分アクが無い感じと言うか、淡白なSHOGUNというイメージですね。

01. YELLOW MAGIC
02. COLD WIND
03. IN THE MOVEMENT
04. 夢の中まで
05. 渚づたいのフリー・ウェイ
06. 灰色の月
07. YOU'RE THE ONLY ONE
08. Mr.Mへの手紙

藤丸らしいギター・カッティングで始まる01は、藤丸作曲、大谷 和夫のアレンジです。英詞でもありSHOGUNを連想させるナンバー。藤丸のボーカルがSHOGUN時代よりもあっさりめですね。
02も藤丸が書いた曲というのがすぐにわかるナンバー。藤丸節とでも言えるかもしれませんね。ミディアム・テンポのメロウな曲です。
大谷 和夫の作・編曲によるインスト・ナンバー03。ホーン・セクションに藤丸のカッティングが気持ち良いナンバーです。
04はアルバム中で1番歌謡曲風なナンバー。
またも藤丸の軽快なカッティングが印象的な05。ゆったりとしたグルーヴが何とも気持ち良いです。
ゲスト・ミュージシャンとして参加しているキーボード奏者、渋井 博の作・編曲のナンバー06。渋井は70年代~80年代にかけて色んなアーティストをサポートしてきたミュージシャンですが、作曲、編曲を担当しているのは私の知る限りでは数少ないですね。シンセを効果的に使ったバラード曲。
07も渋井 博の作・編曲のナンバーです。イントロを聴いた時にボズ・スキャッグスの「LOWDOWN」にそっくりなので笑えましたが良い曲です。アレンジも間奏でのヴァイヴのソロを使ったりしていて洒落た感じに仕上がっています。
ベースの長岡 道夫が作曲、そしてヴォーカルというのが珍しい08。ユーモラスな曲ですが、ベース・ランニングなどは長岡らしさ全開です。

CDの解説に芳野 藤丸自身が、ビートを刻みながらカッティングしてグルーヴ感を出す難しさ、面白さを語っていました。このアルバムでもその素晴らしいカッティングを随所で聴かせてくれます。これはワン・ライン・バンドだけに限らず、SHOGUNやAB'Sでも藤丸の拘りは変わっていないように思います。
職人・芳野 藤丸を感じさせますね(笑)
ボーカルもSHOGUN時代よりも抑えた感じですし、サウンド的にも渋井 博の参加によりバラエティの富んだPOPな仕上がりになっています。
CITY POPの好きな方にはお薦めの1枚です。
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CARL ANDERSON_FANTASY HOTEL ◇ 2006年 03月 23日
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2004年2月に惜しくも急性白血病で亡くなった激ウマ・ヴォーカリスト、カール・アンダーソンが1992年に発表したアルバムで、彼自身の通算7枚目、GRPレーベル移籍後の第二弾となる作品です。
カール・アンダーソンは、70年代にミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』のユダ役で一躍注目を集めたシンガーです。松居 和の1stアルバム『TIME NO LONGER』やウェザー・リポートのアルバムでのゲスト・ヴォーカリストとして活躍を思い出します。
GRPレーベル移籍第一弾の『夏の夢のかけら』も非常に良いアルバムで、2002年に再発されています。私はGRP時代のカール・アンダーソンしか聴いたことがありませんが、人気の高い『夏の夢のかけら』よりもポップでAORテイストの強いこのアルバムを紹介しようと思います。
プロデュースは、ラス・フリーマンが5曲、アンドレ・フィッシャーが4曲、カール自身が1曲担当しています。特にラス・フリーマンのプロデュース曲の出来が良いように思います。

01. I WILL BE THERE
02. IF NOT FOR LOVE
03. ONCE IN A LIFETIME LOVE
04. LOVE WILL FOLLOW
05. ENOUGH SAID
06. ALL I WANNA DO
07. THE CLOSEST THING TO HEAVEN
08. LOVER'S MASK
09. I'M NO STRANGER
10. WISH I COULD STAY (FANTASY HOTEL)

ラス・フリーマンのギター、アレンジが際立っている01。AORテイストの強いミディアム・ナンバーです。サビのメロディーが印象的なナンバー。
アンドレ・フィッシャーのプロデュース曲02は、あのデヴィッド・フォスターの作曲、アレンジの作品です。ブラッド・コールの華麗なピアノとデヴィッド・ボラフのサックス、カールのボーカルが見事に絡み合うナンバー。デヴィッド・フォスターの書いたメロディーもさすがです。
ヒット・ソングライター・チームであるグラハム・ライル&テリー・ブリットンの曲03。キャッチーなメロディーに、カールの力強いヴォーカルが素晴らしい1曲。ラス・フリーマンのギターにも注目です。
ケニー・ロギンス&トム・スノウの書いた04は、当然ですがAOR色の強い曲です。ネイザン・イーストのベースと、ここでもラス・フリーマンのギターが光ります。
どことなくスティーリー・ダンのサウンドを彷彿させる05は、ところどころにJAZZ風の味付けのされた渋い曲です。大好きな曲。アルフォンソ・ジョンソンのベースとトニー・モラレスのドラミングが素晴らしいナンバー。ラス・フリーマンのアレンジ・プロデュースです。
打ち込みによるサウンドが、80年代のNYファンク・ナンバーのようです。リズミカルな曲で、アレンジと打ち込みはラス・フリーマンの手によるものです。
イギリスのソングライター・チーム・Denne & Goldのケン・ゴールドの作品07は、爽やかなバラード曲です。AORなナンバーですね。
AOR系のアーティスト・マイケル・ラフの作品08。レゲエのリズムに乗せて切ないメロディーを切々と歌っています。
09は、全ての楽器(打ち込み)をブラッド・コールが演奏しています。80年代半ば頃に流行った打ち込みサウンドですが、ピアノ・ソロが素晴らしく安っぽくなっていません。
ミシェル・コロンビエーの書いたアルバム・タイトル曲10。しっとりと聴かせるバラード曲です。

カール・アンダーソンのヴォーカルは、決して熱唱型ではないです。もちろんそういう歌い方も出来るはずですが、あえて抑え気味に力を入れないで歌っているような気がします。それでいて、これだけの歌が歌えるのですから只者ではありません。本当に上手いです。
この歌声がもう聴けないと思うとさびしいですね。
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細野 晴臣_TROPICAL DANDY ◇ 2006年 03月 22日
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1975年に発表された細野 晴臣のソロ・アルバムです。いわゆるリゾート・ミュージック元祖と言えるかもしれませんね。
リゾート感覚溢れる音楽と言えば、高中 正義を思い浮かべる人も多いでしょう。高中の音楽がジェット機で南国リゾートへ出かける旅ならば、細野の音楽は、ゆったり船旅による世界一周旅行といったイメージではないでしょうか(笑)
歌が上手い・下手とか、サウンド的にどうとか言うよりアルバム全体に漂う不思議なムードに酔えてしまうのが細野 晴臣の音楽なんですよね。
どこかの国の缶詰のラベルのようなジャケット・デザイン。世界のあちこちのリズムや音を取り上げ、まさしく航海日誌のようなアルバムに仕上がっています。
理屈抜きにリラックス・ムードの中、楽しんで聴ける1枚です。バックを支えるのは、もちろんティン・パン・アレーの面々が中心です。

01. CHATTANOOGA CHOO CHOO
02. HURRICANE DOROTHY
03. 絹街道
04. 熱帯夜
05. 北京ダック
06. 漂流記
07. HONEY MOON
08. 三時の子守唄
09. 三時の子守唄
10. 漂流記

01は、1940年代にグレン・ミラー楽団がヒットさせて有名な曲のカバーです。ブラジリアン・サウンド風に仕立てられています。林 立夫のドラミングが見事な1曲。
ハリウッド映画「ハリケーン」からのイメージで作られたらしい02。タイトルのハリケーンのイメージは無く、カリブの熱い風を感じさせてくれる気持ち良い曲です。
03は、西遊記をイメージして作られたとのことです。シルクロードを旅する孫悟空一行の姿が浮んできます。甲高い声で南 こうせつがコーラスで参加しています。
波の音に鳥の囀りのSE、フェンダー・ローズの調べが南国ムード満点の04。日本の蒸し暑い夏の夜に聴けば、気持ち良く寝れることでしょう。アルバム中1番好きな曲です。
チャンキーな雰囲気の05は、舞台は横浜中華街です。以前中華街へ行った時に、不思議にこの曲が頭の中を流れました(笑)
75年の映画「宵待草」のテーマ曲として作られた曲08。なんとものどかな感じの曲です。
ボサノバ調の07。この曲も夜にぴったりくるナンバーです。新婚旅行のハニー・ムーンとは無関係だそうです。
サブ・タイトルに「冬の出逢い」という名前の付いた08。前作のアルバムに収録出来ずに、このアルバムに入れたそうです。フォーキーな感じの曲。
09、10は、06、08のインスト・バージョンです。

このミュージシャンの、このソロが凄いとかいうのはありません。演奏は地味であってもところどころ光るプレイは沢山あります。しかし、このアルバムの本当の良さは、全体に漂う不思議な細野ワールドをただ楽しめば良いというところではないかと思っています。
睡眠のお供にお薦めの1枚です。
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