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BOOK OFFにて250円で売られている安いCDを探すのが、今や私の趣味のひとつになっています(笑)
安いからこそ冒険が出来ますね。特にコンピレーションものは安くなっているケースが多いですね。
そこを狙って面白いものを探すのが楽しいのです。
夏に向けてドライブのBGMに何か良いアルバムが無いかとお探しならば、ぜひBOOK OFFの安棚コーナーを探してみて下さい。必ずと言って良い程、夏向けのコンピレーションが250円で売られているでしょう。私も何枚も買いました。定価で買う気がしなくても、また収録曲の半分以上の曲を既に所有していたとしても、250円なら買ってしまえるのが不思議です。

今回紹介するコンピレーションも、正真正銘BOOK OFFで250円で購入した夏向けのアルバムです。タイトルが『SUMMER MUSIC - 私を海につれてって-』。何の捻りも無いストレートなタイトルですよね。
1989年に東芝EMIが発売したものですが、収録曲は東芝EMIのJ-POP関連の音源を集めたものになっています。
他のコンピレーションと少し違っているのは、波の音のSEが全編にバックに流れていることでしょう。海辺で聴いている雰囲気を演出したものでしょう。波の音のSE自体は珍しくありませんが、常に波の音がバックで流れているのは、こういうコンピレーションはあまりないかも知れません。
このアルバムに関しては、部屋で聴いても気持ち良い感じになれると思います。

『SUMMER MUSIC - 私を海につれてって-』
01. 君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。 / 中原 めいこ
02. IN SUMMER DAY / 山本 達彦
03. あなたはショッキング・シャイン / 尾崎 亜美
04. 入り江 / 鈴木 康博
05. HAVANA CANDY / Hi-Fi SET
06. エスケイプ / 稲垣 潤一
07. SWEET LIPS / 山本 達彦
08. 潮の香り / オフコース
09. Sunset Freeway / 中原 めいこ
10. 夏のシャングリラ / 伊藤 銀次
11. 渚のカンパリ・ソーダ / 寺尾 聰
12. 夏の行方 / 稲垣 潤一
13. SUMMER HOLIDAY / 山本 達彦
14. 渚のDaydream / 中原 めいこ
15. 渚・モデラート / 高中 正義

割りと有名な曲と渋めの曲とを上手く配分しているのではないでしょうか。
04の鈴木 康博の曲や、パティ・オースチンの名曲をカヴァーしたHi-Fi SETの05なんかはかなり渋い選曲だと思いますね。
山本 達彦の02、07、13の曲は、彼の夏の定番曲と言えるナンバー。
オフコースのサマー・チューンとして欠かせない08。小田 和正ではこの雰囲気は出せません。鈴木ならではの名曲。
個人的に大好きな中原 めいこの09。サウンド的には少し他の曲から浮いた感じはあるものの伊藤 銀次の10もなかなかの曲。
波の音によく似合う寺尾 聰の11、そして稲垣 潤一の12への流れは私のお気に入りです。
最後は高中のギターで締め括るのも憎い演出ですねぇ(笑)

如何ですか?250円にしては結構楽しめるアルバムでしょ?
もちろん発売当時の定価は2,300円位しますけど・・・。
この250円で見つけたアルバムを紹介するカテゴリでは、これから何枚か今回紹介したような夏向きコンピレーションを紹介しようと思っています。

皆さんも探してみてはどうでしょう。探す楽しさがあって、聴く楽しみもある。そして何より安いのが魅力です。これだからBOOK OFF通いは止められません(笑)
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NOVO_novo complete ◇ 2006年 06月 28日
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海外で活躍する日本人アーティストの中で、私が大好きなアーティストにYUTAKA(横倉 裕)がいます。YUTAKAは、デイヴ・グルーシンとラリー・ローゼンが立ち上げたレーベル・GRPに日本人として初めて契約したアーティストです。以前、ここでも彼の初リーダー・アルバム『LOVE LIGHT』(1978年/アルファ・レコード)を紹介しました。
セルジオ・メンデスの音楽に出会いにより音楽を始めたという横倉 裕は、ブラジル音楽のポップ性、エモーショナルな部分に惹かれたと言います。まさにポップの原点がブラジル音楽なのではないかとも語っています。
今回紹介するNOVOというグループは、横倉 裕のそんなブラジル音楽との関わりや、原点を垣間見ることの出来る貴重なアルバムです。

NOVOは、横倉 裕が大学生時代に組んだグループで1973年にシングル「愛を育てる」、「白い森」をリリースしています。当時、日本でもセルジオ・メンデスの人気は高かったものの、日本人による本格的なブラジリアン・ミュージックは受け入れられなかったらしく、セールス的に振るわず結局レコーディングを終えていたアルバムも発売中止になったらしいです。
2003年に未発表のアルバム用楽曲、既に発表されたシングル曲を含めたNOVOの音源がリリースされました。それがこの『novo complete』です。

アルバムを聴いてまず驚かされたのが、33~34年前にこれだけ本格的なブラジリアン・グルーヴを演っていたグループがいた事です。メロディー、演奏とものクオリティが非常に高いです。中心人物だった横倉の作曲・アレンジのセンスが当時から光っていたことが窺えます。
日本人グループによる極上のブラジリアン・グルーヴを堪能できる1枚です。

『novo complete / NOVO』
01. 白い森
02. SAMBA DO COMEGO
03. 幸福のノクターン
04. この星の上で
05. 風のささやき
06. 翔ける愛の翼
07. 愛を育てる
08. やさしい朝
09. You Are The Sea
10. 悲しみのはてに
11. 窓に明りがともる時
12. 白い森 - album version -

シングル・リリースされた01は、横倉 裕作曲・編曲によるナンバーで、藤川 あおいと横倉のボーカルが心地良いポップな1曲です。
テンポの速いサンバのリズムに、スキャットのみという02も横倉の作品。スリリングな演奏が聴き所です。
カーリー・サイモンのカヴァー曲03。オリジナル・メンバーだったダイアン・シルバーソンのヴォーカルと横倉のローズのプレイが光ります。
原題「THE WINDMILLS OF YOUR MIND」として有名な05。聴けば知っている人も多いだろうと思います。ここでの横倉のアレンジとグループの演奏技術の高さには驚かされます。とても日本人のものとは思えないグルーヴが素晴らしいです。
デビュー・シングル曲07は、山上 路夫作詞・村井 邦彦作曲。プロの作家らしいキャッチーなメロディーです。当時の事を考えれば、シングル向きなのは頷けるそんな1曲。
横倉の弾くギターが味わい深いバラード曲08やボサノヴァ曲09(カヴァー曲)。
フォーク・グループ、赤い鳥のカヴァー曲11。そこにはフォークっぽさはありません。ブラジリアン・テイストたっぷりのデュエット・ソングで、横倉のブラス・アレンジも面白い1曲です。

ブラジリアン・テイストが好きな人やYUTAKAのアルバムを聴いていた人には、強力にお薦めしたい1枚です。特にブラジル音楽に興味のない人でも、この心地良いサウンドは受け入れてもらえると思います。日曜日のブランチのBGMとしても最適なのではないでしょうか。
この気持ち良さは癖になりますよ(笑)
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お知らせ・・・ ◇ 2006年 06月 26日
いつも当ブログを訪問頂き、ありがとうございます。

出張の為、26日~27日の間は記事のアップとコメントの返信が出来ません。
28日夜に帰る予定です。

よろしくお願い致します。
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SMOOTH VINTAGE ◇ 2006年 06月 26日
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コンピレーション・アルバムの中には、しっかりとしたコンセプトのもとでシリーズ化されたものも数多く存在します。今回紹介する『SMOOTH』もそんなコンピレーション・シリーズです。
プロデュースと監修は、人気プロデューサーの松尾 潔です。ライナーによると「R&Bをはじめとしたブラック・オリジンの音楽がもたらしてくれる愉しさ、心地良さをSMOOTHという言葉で切り取ったアルバム」が『SMOOTH』シリーズであるとの事。

6作ほどあるシリーズの中で、私が選曲に最も興味を持ち、購入したアルバムが『SMOOTH VINTAGE』でした。21世紀以前、つまり70年代~90年代のSMOOTHなグルーヴを集めたアルバムです。
選曲も良いですし、以前より興味のあったアーティストの曲も収録されていたので購入してみました。
葛谷 葉子はこのコンピをきっかけに遡って聴くようになりました。
とろけるような甘いバラードでもない、強烈なリズムのファンキーでもない、まさにスムースな曲で構成されていて良いアルバムだと思います。

『SMOOTH VINTAGE』
01. TRUE LIES / 葛谷 葉子
02. 真夜中のドア ~stay with me~ / 松原 みき
03. 揺れる体温 (UK mix) / ACO
04. Misty Nauve / 鈴木 雅之
05. BLACK EYE LADY / 吉田 美奈子
06. BURNING (GIVE ME YOUR LOVE) / 羽根田 征子
07. たそがれマイ・ラブ / 大橋 純子
08. TIME STOP / 米米クラブ
09. バイブレイション (LOVE CELEBRATION) / 笠井 紀美子
10. Distance (Remix) / 古内 東子
11. Lamp Shade Blue / GWINKO
12. TAXI / 鈴木 聖美 with RATS & STAR
13. Missing / 久保田 利伸
14. Candy (KC melts "Miss G." Remix) / 具島 直子

お馴染みの曲も多いと思いますが、お薦めしたい曲としてはまず01。葛谷 葉子のデビュー曲であり、1stアルバム『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』に収録されています。松尾 潔がプロデュースなんですが、素晴らしいのは彼女の作曲センスですね。現在は作曲家としても活躍されているようです。R&Bテイストのグルーブ感が魅力的です。
03のACOの作品も、01に似たテイストのナンバーです。ACOの作詞・曲なんですが、一体どういう音楽を聴いて育ったのかが不思議でなりませんね(笑)
04の鈴木 雅之と09の笠井 紀美子のナンバーは、どちらも山下 達郎の書いたナンバーで、達郎自身もセルフ・カヴァーしているので聴き比べると面白いと思います。特に09の曲は、雰囲気がまるで異なっているので1度お試しあれ。
吉田 美奈子プロデュース、作詞・曲の06も注目です。88年のアルバム『Beating Mess』からのナンバーです。羽根田 征子は、伊藤 征子、羽根田ユキコと名前を変えながらも活躍中のようです。
07は大橋 純子の大ヒット曲です。本当はもっと他に良い曲があるのですが、松尾 潔はこの曲のカヴァーを制作したことがあるらしく、この曲の難しさをよく知っていて選曲したようです。作曲家・筒美 京平の作品ですが、たしかに聴いていると感じませんが、歌うとなると非常に難しい曲だと思いますね。大橋 純子は、あえて抑え目に歌っています。上手いからこそ出来る芸当ですね(笑)

アルバム全体の印象としては、比較的落ち着いた雰囲気を持っています。
夜のドライブなどにはピッタリだと思います。季節を問わず聴けるアルバムとしてもお薦めです。
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2006年6月24日(土) 横浜アリーナでの角松 敏生デビュー25周年の記念ライブへ行ってきました。
とにかく長いライブだったようです。だったようですと言うのは、終電の都合で夜11時を過ぎたあたりで会場を後にしてしまったからです。
ネットで調べたら終了が12時30分に近い時間だったとか・・・。6時30分の開演ですから6時間に及ぶライブだった訳ですね・・・。

まず最初に書き記しておきたいこと。
ステージ上にベーシスト・故青木 智仁氏の遺影と花束が飾られていました。
ステージが始まると、聴こえてきたベースはまさに青木 智仁氏のベースでした。
レコーディングでの青木氏のベース・トラックを使用したのだと思います。
角松のサウンド、ましてや25周年という晴れの舞台には青木氏のベースは不可欠なのです。
数曲を演奏後にメンバー紹介。角松は「ベース、青木 智仁!」とだけ紹介。会場に鳴り響く大拍手・・・。
胸が熱くなりました。

青木 智仁 様
今日は、貴方のラスト・ステージを見せてもらったような気がします。
生身の体はステージ上には無かったですが、その魂と存在感のあるそのベースをステージから感じる事が出来ました。
「IZUMO」を聴いていた時、涙が溢れ出てしまいました。
本当に良い演奏でした。青木さん、ありがとう。そしてさよなら。

角松 敏生 様
25周年おめでとうございます。デビューから25年間リアル・タイムで貴方の音楽を聴き続けてきた一人として大変嬉しく思っています。
それにしても長いライブだったようですね。ご苦労様でした。
残念ながら途中退場してしまいました。最後まで見届けたかったです。

生意気を言わせてもらいます。貴方より私の方が年上ということで勘弁を。
沖縄・宮古かぶれもほどほどにした方がよろしいかと・・・。2部が始まって1時間位ゲストの歌でしたね。
ゲストの方の熱演に対し、非常に失礼な事を書いているというのは十分に承知しています。
あえて書かせて頂きますが、あの時間がもっと短かったならば・・・最後までステージを観れたかも知れないのです。
ファン・クラブに入っている訳ではないので、チケット発売日に夫婦で必死に取ったチケットです。
出来れば最後まで見届けたかった。それが出来なかったのが悔しかったですね。

そして、今日のライブを観てはっきりと自覚した事がありました。
それは貴方が歌いたい歌、観客に聞かせたい歌と私が聴きたい曲とがずれてきている事でした。
以前から感じていた部分でしたが、今日その事をはっきりと自覚しました。
どうやら私という人間は、25年もの長い間貴方の音楽を聴き続けていたにも関わらず、貴方が思い描く理想のファンにはなれなかったようです。
今夜の記念ライブを区切りに、おそらくこれから貴方のライブへ出かける事は少なくなると思います。
ただ、アルバムはこれからも聴き続けていきたいと思っています。

これからもずっと遠巻きながら応援しています。頑張って下さい。

今夜は何だかいつもと違う記事になってしまいました。ご容赦下さい。
興味の無い人にはつまらない記事だったかも知れませんが、どうしても書きたかったので・・・。
今夜のライブをもしご覧になった方がいらっしゃったら、11時以降の様子を教えていただけると嬉しいです。11時ちょっと過ぎに会場を出たにも関わらず、帰宅は1時30分でした(笑)
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1976年に発表されたスティーヴィー・ワンダー渾身の大作であり、大傑作アルバム『SONGS IN THE KEY OF LIFE』を紹介します。アナログ盤は2枚組+4曲入り17センチ盤1枚でした。
全21曲すべてが美しく親しみやすいポップなメロディーで溢れています。
スティーヴィーは、時に多重録音を駆使して様々な楽器を演奏し、時に豪華なゲスト・ミュージシャンと共演しながら、そのハートフルかつソウルフルな非常に暖かいヴォーカルを聴かせてくれます。

スティーヴィーの作品の中には、メッセージ性の強い思想のこもった作品が少なくないのですが、詞を重視するあまり曲調が暗くなったりすることは決してありません。あくまでもポップに仕上げています。
しかも難解なメロディーや高度なアレンジに拘らず、あくまでもシンプル。それでいてサルサ、ボサノヴァ、ロック、ジャズ等色々なジャンルの音楽を取り込んで、スティーヴィー独自の音楽性を展開しているのには驚かされますね。
これだけの大作ならば今一つという曲も普通は存在するものですが、このアルバムに限ってはその手の曲が見当たりません。それどころか、名曲のオン・パレードという感じなのです。
現在ではCDで気軽に聴いてますが、このアルバムが発売された当時は、2枚組+17センチ盤に24ページのブックレットがずっしりと重くて、宝物を扱うようにターン・テーブルに乗せていました(笑)

今回はアナログ盤の形で曲名を紹介します(CD2枚にすると少し味気無いので・・・)

『STEVIE WONDER / SONGS IN THE KEY OF LIFE』
Side One
01. LOVE'S IN NEED OF LOVE TODAY
02. HAVE A TALK WITH GOD
03. VILLAGE GHETTO LAND
04. CONTUSION
05. SIR DUKE
Side Two
06. I WISH
07. KNOCK ME OFF MY FEET
08. PASTIME PARADISE
09. SUMMER SOFT
10. ORDINARY PAIN
Side Three
11. ISN'T SHE LOVELY
12. JOY INSIDE MY TEARS
13. BLACK MAN
Side Four
14. NGICULELA - ES UNA HISTORIA - I AM SINGING
15. IF IT'S MAGIC
16. AS
17. ANOTHER STAR
Bonus Record
Side One
18. SATURN
19. EBONY EYES
Side Two
20. ALL DAY SUCKER
21. EASY GOIN' EVENING (MY MAMA'S CALL)

さすがに全曲レヴューはきついのでピック・アップして紹介します。
愛には愛が必要と切々と歌う01。1曲目からハート・ウォームなナンバーですね。ほとんど全ての楽器をスティーヴィーが演奏しています。
一人多重録音の場合、リズム楽器から録音するのが普通ですが、スティーヴィーはキーボードから録音し、それに合わせてドラムを叩くそうです。微妙にもたったりするのもそのせいなんですね。でも味があって良いもんです。
03も一人で演奏しています。シンセの多重録音でオーケストレーションの雰囲気を上手く出しています。
インスト・ナンバーでFUSIONっぽさ全開の04。
デューク・エリントンを称えた05。名曲です。この曲のブラス・アレンジはインパクト十分です。昔、キャンディーズが好んでカヴァーしていたのを思い出します(笑)
グルーヴ感がたまらない06。これも名曲。
何故かその不思議な雰囲気に引き込まれる08。
ソフト&メロウな09。私の夏の定番曲のひとつです。
軽快なリズムに1度聴けば覚えてしまえるような親しみやすいメロディーの11。これも有名なナンバーで、リー・リトナーのカヴァーも好きでした。
南国ムード漂う14。シンセを駆使したサウンドの割りにはテクノっぽくなっていません。アレンジのセンスが光る曲です。
この曲も数多くのカヴァー曲の存在する名曲16。ハービー・ハンコックがゲストで参加しています。
熱いラテン・リズムの大作17。これもカヴァー曲が多い曲のひとつです。ジョージ・ベンソンがギター、コーラスで参加。

様々なジャンルの音楽好きな人をも魅了してしまう幅広い音楽性とメロディー・センスは、もはや天才という他ありませんね。このアルバムが発表されてから30年経ちますが、今尚聴くたびに新鮮で感動をもたらしてくれる素晴らしい作品です。
残念なのはCD化された時に、収録時間の問題なのでしょうが、ボーナス・レコードの曲がバラバラに分散されてしまい、アナログ盤の印象と多少変わってしまっているところでしょうか。
曲の魅力に影響するわけでは無いのですが、アナログ盤で聴き込んだ人間には多少の違和感があります。
未聴の方はぜひ1度聴いてみて下さい。自信を持ってお薦めできるアルバムです。
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今回も私の夏の定番アルバムを紹介します。サザンオールスターズが1979年にリリースした2ndアルバム『10ナンバーズ・からっと』です。サザンと言えば夏というイメージがありますし、好きなアルバムが沢山(特に初期作品が多いのですが)ありますが、私にとって思い入れの強いのがこのアルバムです。
このアルバムが発売された頃は、既に大学生でした。この年の夏休みに仲間10人位で、海辺の貸し別荘を1週間借りて、昼は海で疲れ果てるまで泳いで遊び、夜は自炊で飲んで騒いで楽しい時間を過ごしてました。その時にいつもラジカセから流れていたのがこのアルバムでした。酔っ払って皆で大合唱したり・・・(笑) 
今となっては楽しい思い出です。

この頃にサンヨーからU4(ユーフォー)という小型のラジカセが流行りまして、海岸へもラジカセを持っていって、いつも音楽を聴いてました。皆それぞれが編集してきた自慢の夏向きのカセットを交互にかけて、誰のカセットの選曲が良いかを順番決めたりしてましたね。

話を戻しますが、このアルバムを今聴くとやはり演奏も歌も若いです。荒削りな感じもありますが、桑田の才能の高さを見せつけられたアルバムでもありました。洋楽っぽいメロディーに乗せた語呂合わせのような歌詞。新鮮でしたね。記号だらけの歌詞カードなんて初めて見ましたからね(笑)
演奏だって今時のアマチュア・バンドの方が上手いでしょう。しかし、そんなところを補っても余りある程のメロディーの良さ、曲自体の輝きを感じました。私がサザンらしさを1番感じるアルバムです。

『SOTHERN ALL STARS / 10ナンバーズ・からっと』
01. お願いD.J.
02. 奥歯を食いしばれ
03. ラチエン通りのシスター
04. 思い過ごしも恋のうち
05. アブダ・カ・ダブラ (TYPE 1)
06. アブダ・カ・ダブラ (TYPE 2)
07. 気分しだいで責めないで
08. Let It Boogie
09. ブルースへようこそ
10. いとしのエリー

ウエスト・コースト・サウンド風な軽めのポップ・ナンバー01。桑田 佳祐のボーカルもまだそれほどアクが強く無くて良い感じです。
当時にしては渋いアレンジの02。ブルース、ロック、レゲエを混ぜこんだ感じもなかなか洒落た感じに仕上がっていますね。
仲間内で人気の高かった03。この手の曲を書かせると抜群に上手いです。
4枚目のシングル曲04。しかし、こういう詞ををよく思いつくもんだと感心します。
ディキシー調の05。演奏は薗田 憲一&ディキシー・キングス。
05からの続きとなる06。
2ndシングルとなった07。テンポの感じや全体的な印象は、デビュー曲「勝手にシンドバッド」の路線を受け継いでいます。インパクトのある曲です。
ブギとは言え、昭和歌謡によく聴かれたタイプの08。桑田も杉 真理と同じように「~風」という曲を書かせると天下一品ですね。
横浜ブルースな09。柳 ジョージや松田 優作あたりを連想してしまいます。
「勝手にシンドバッド」を聴いて、顔を顰めていた大人達を驚かせ、サザンの名前を全国に知らしめた名曲10。3枚目のシングルで、後世に残る名曲を書いてしまったというのも凄い事ですね。私と同年代でこの曲を知らない人は、おそらく皆無に近いのではないでしょうか。まさに名曲と呼ぶにふさわしい曲だと思います。

現在でも絶大な人気を誇り、第一線で活躍し続けるサザン。素晴らしいバンドですね。
しかし、正直なところ私は8枚目『KAMAKURA』以降、まともにアルバムを聴いていません。
別に嫌いになった訳ではないのですが、この頃感じた驚きや感動を感じられなくなったからでしょう。
何を聴いても「桑田らしいなぁ」という感想で終ってしまうようになったのです。
最近のアルバムも聴いてみようかとも思っていますが、果たしてどういう感想を持つのかなと自分でも興味ありますね(笑)
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松田 聖子_Pineapple ◇ 2006年 06月 22日
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「シュロの香り、南風、いま、ココナツ色の気分・・・聖子」という帯のフレーズ。私の夏の定番アルバムを紹介します。松田 聖子の通算5枚目で、1982年にリリースされた『Pineapple』です。このアルバムは、松田 聖子の初期の作品の中では傑作だと思っています。曲・アレンジともに粒揃いで、捨て曲無しのアルバムですね。夏に車を走らせながら聴くには最適な1枚です。

このアルバムの良さは色々あるんですが、まず鮮やかな色を感じる事でしょうか。曲のタイトルの多くに色の名前や色を連想させる曲が多いのです。この色鮮やかな感じも夏を感じさせてくれますね。
次に曲の良さですね。全10曲の詞を書いているのが松本 隆。当時の松田 聖子には欠かせない人ですよね。松本 隆の凄いところは、プロデューサー的な視点で詞が書けるところでしょうね。どういう詞を書けば、松田 聖子が光るかを考えて書いている気がします。まさにプロ。
そして、作曲陣も来生 たかおが3曲、原田 真二が2曲、財津 和夫が2曲、呉田 軽穂(ユーミン)が3曲と豪華です。最初は、来生 たかおの書くメロディーは松田 聖子には似合わないと思っていたのですが、来生もやはりプロですね。いかにも来生節という曲ではなく、アルバムの雰囲気に合った曲を書いています。流石ですね。
そして、松田 聖子の歌(声)の魅力があります。この頃は、人気も絶頂で歌番組などの出演で連日ハードなスケジュールをこなしていたんでしょう、声が枯れ気味になっています。声を張る部分は良いのですが、トーンを落とし気味の時にすこし擦れた感じになってますが、これが逆に魅力的に感じます。
全体のバランスがとても良いアルバムだと思います。

『松田 聖子 / Pineapple』
pineapple side
01. P・R・E・S・E・N・T
02. パイナップル・アイランド
03. ひまわりの丘
04. LOVE SONG
05. 渚のバルコニー
orange side
06. ピンクのスクーター
07. レモネードの夏
08. 赤いスイートピー
09. 水色の朝
10. SUNSET BEACH

とにかく松原 正樹のギターの爽やかさが印象的な01。来生 たかおの作品ですが、何とも魅力的なメロディーです。大村 雅朗のアレンジが光る1曲。
原田 真二作曲、大村 雅朗アレンジの02。この曲も好きなんですが、惜しいのはドラムが打ち込みな事。伊藤 広規のベースが跳ねてるだけに、ここは青山 純を起用して欲しかったですね。
来生 たかお作曲、船山 基紀アレンジの03。来生らしいメロディーと言える曲かも知れませんね。アレンジもメロディーの雰囲気によく似合ってます。曲毎のアレンジャーの振り分けも見事だと思います。
財津 和夫作曲、瀬尾 一三アレンジの04。財津ほどアーティスト色を出さずに曲を書ける人も珍しいと思ってます。しっとりとしたラブ・ソングを枯れ気味の声で歌ってますが、味があって良いと思います。
ユーミン作曲、松任谷 正隆アレンジによる大ヒット曲05。BUZZと須藤 薫のコーラスが目立ちませんが効果的に使われてます。
原田 真二作曲、大村 雅朗アレンジの06。これも好きな曲。松原 正樹のギターとキーボードの山田 秀俊の多重コーラスが素晴らしいですね。
ユーミン作曲、新川 博アレンジの07。同じユーミンの曲でもアレンジャーの違いで感じも変わりますね。悪くないアレンジですが、オーソドックスな感じが地味に感じてしまいます。
名曲08。ユーミン作曲、松任谷 正隆アレンジです。何も言う事ありません(笑)
財津 和夫作曲、大村 雅朗アレンジによる09。これは隠れた名曲だと思っている1曲です。ボサノヴァっぽいアレンジが気持ち良くて、吉川 忠英、笛吹 利明という二人にアコースティック・ギターの名手に、松原 正樹のE.ギター。そこに山田 秀俊のコーラスが絶妙に絡んだ素晴らしいアレンジだと思いますね。
目の前にオレンジ色の夕陽が浮んできそうな10。来生 たかお作曲、大村 雅朗アレンジです。サビの部分で曲調が変わるアイディアも面白いです。松田 聖子が良い歌声を聴かせてくれます。

「松田 聖子は曲に恵まれている」という話を当時からよく耳にしました。確かに否定できない部分ですが、果たしてそれだけでこれだけ多くの人を魅了できるでしょうか?良い曲を歌っていても売れない歌手を、私は沢山知っていますし、聴いてきました。
松田 聖子が多くの人に支持されるのは、彼女に人を惹きつける「何か」を持っているからだと思います。
「何か」は、人によって違うでしょう。容姿が好きな人、声や歌い方が好きな人、曲が好きな人様々でしょうが、松田 聖子には生まれ持った魅力が存在しているんだと思いますね。
だからこそスターなんでしょうね。よく分かりませんけど・・・(笑)
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水越 けいこ_Lady ◇ 2006年 06月 21日
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1978年にリリースされた水越 けいこのデビュー・アルバムです。イメージ的にはどちらかと言うとフォーキーな印象がありますが、なかなかどうしてポップでメロディアスな曲もあります。夏をテーマにした曲が多いのですが、明るい太陽の下で弾ける女性が歌っているというイメージは無くて、日傘の下で眩しげに夏の情景を眺めてるという大人の女性を連想させます。

水越 けいことの最初の出会いは、このアルバムが発売された頃だと思うのですが、田中 星児と出演していた朝の情報番組「8時の空」でした。この番組の中で、リクエストに応えてギターの弾き語りで歌っていたのを見て興味を持ち、このアルバムを購入しました。ソング・ライターとして12曲中4曲を作曲しています。残りのうち7曲の作詞・作曲しているのが伊藤 薫です。「Too Far Away」や「ラブ・イズ・オーバー」等のヒット曲を書いていますが、私が伊藤 薫という名前に初めて目にしたのがこのアルバムでした。キャッチーで親しみやすい曲を書く人です。
アルバム全体のイメージとしては、ポップな曲もありますがどちらかと言うと、歌謡曲とフォークが上手くブレンドされた感じですね。明と暗で言うならば暗のイメージでしょう。しかし、彼女の声、歌い方が曲の雰囲気に合っていて好きなんです。

『水越 けいこ / Lady』
01. A day
02. Feeling blue
03. 夏の舞踏会
04. 渚にかえって・・・
05. しあわせをありがとう
06. 海と少年
07. めぐり逢いすれ違い
08. 地図
09. 夏の日だけの恋
10. つゆくさ
11. Rainy friday
12. 星の子守唄

佐藤 準の作曲による清々しい朝を連想させるインスト曲01に続いて、水越 けいこの作曲した02。いきなり二股かけられてる女性の切なさを歌った曲。サビのメロディーが印象的です。
ホーンセクションを使った明るくポップな03。アレンジは、スペクトラムの新田 一郎です。
水越 けいこ作曲の04は、フォークっぽい作品なのですが不思議に耳に残るメロディーですし、渚の雰囲気を感じます。
デビュー曲05。70年代の歌謡曲そのままといった感じです。苦手なタイプの曲です(笑)
水越 けいこ作曲による06。この曲も耳に残るメロディーですね。水越 けいこの作る曲と私の感性の相性が良いようです。何故か惹かれます。
07は、渡辺 真知子の路線と言えば判り易いかも知れません。もちろん渡辺 真知子を知っていればの話ですが・・・。
思い切りフォーク・ソング路線の08。
テンポがあってドライブ向きの09。山口 百恵が歌っても似合いそうな曲です。おそらくベースは後藤 次利だと思いますが、良いプレイを聞かせてくれます。
五輪 真弓を連想させるような10。
11も水越 けいこの作曲ですが、やはり耳に残ります。良い曲だと思います。決して明るい曲調ではありませんが、メロディー、アレンジともに雨の雰囲気をよく表現されていると思います。
小さな男の子が歌っているように聴こえる水越 けいこのボーカルが見事な12。可愛い曲です。

1970年代初め頃から半ば頃にフォークを好んで聴いていた私のような人間には、すんなり聴けるアルバムだと思いますが、ポップな感じが好きな方には暗く感じてしまうでしょう。
全ての人にお薦め出来るアルバムではないですが、快晴ばかりの天気というのは有り得ない話で、曇りもあれば雨も降ります。たまにこういう感じのアルバムも聴きたくなります。
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井上 大輔_BLUE ◇ 2006年 06月 20日
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名作曲家、井上 大輔が1988年にリリースしたアルバム『BLUE』。私と同年代の人には井上 大輔よりも本名・井上 忠夫の方が馴染みがあるかも知れませんね。
1960年代のGSブームの時に、ブルー・コメッツの一員としてボーカルとフルートで活躍しました。1967年には彼が作曲した「ブルー・シャトウ」が大ヒット。小学生の時に「森とんかつ~、泉にんにく~」と歌った人も多いのではないでしょうか(笑)
1972年にブルー・コメッツ解散後、作曲家に転身して大活躍しました。フィンガー5の「学園天国」、シャネルズの「ランナウェイ」等のヒット曲の作曲や数多くのCM曲も手掛けています。特に意識していなくても、必ず井上 大輔の曲は聴いていたと言っても過言ではないでしょうね。

この『BLUE』は、ジャケット写真そのものと言った感じの爽やかなビート・ポップが満載の1枚。CMソングも数多く収録されています。特にコカ・コーラのCMソングの名曲「I FEEL COKE」が含まれています。
このアルバムに収録された曲とのタイアップは、
ミズノ・ゴルフシューズ・テクノトップ
クアーズライト
コカ・コーラ
アサヒビール
ポカリスエット
バドワイザー
カメリア・ダイヤモンド・・・など。
凄いの一言ですね。
そんなお馴染みの曲達、全11曲中9曲を井上 鑑がアレンジを担当しており、ビートの効いたサウンドを効かせてくれます。

『井上 大輔 / BLUE』
01. UP TO YOU
02. YOU'RE THE LIGHT
03. I FEEL COKE
04. SUMMER LOVE
05. REACH OUT
06. LET THE GOOD TIME ROLL
07. I FEEL YOUR LOVE
08. BLUE SKY
09. WOMAN IN LOVE
10. HURRICANE
11. ON THE BOX from '87 to '88 Daisuke Inoue (CM Special Mix)

ロック色の強いアレンジながら、メロディーはあくまでもポップでキャッチーな01。終盤での井上 大輔のサックス・ソロも聴き所です。
クアーズのCMソングだった02。冷えたビールで喉を潤したくなるそんな曲です。
名曲03。コカ・コーラのCMソングです。CMでは、佐藤 竹善が歌っていました。井上 大輔のヴォーカル・バージョンもなかなかのものです。しかも佐藤 竹善がコーラスで参加しています。
尾崎 紀世彦に提供してヒットした曲のセルフ・カヴァー04。
05もCM曲でした。確かな記憶では無いのですが、ポカリスエットのCMだったと思います。
英語詞によるロック・ナンバー06。典型的なロック風なメロディーでドライヴにぴったりなノリの良いナンバー。
AOR色の強い洒落た英語詞によるミディアム・ナンバー07。浜辺で海風に吹かれながら聴いてみたい1曲。
シンセ・ベースとベースが効果的に使われている08。この曲も英語詞です。メロディーはシンプルで爽やかなイメージ。これもCM曲でした(何のCMかは覚えていません・・・汗)
サーカスへの提供曲のセルフ・カヴァー09。アルバム中最も歌謡曲チックなメロディーの曲、アレンジです。アレンジは船山 基紀。
スケールの大きさを感じる10。これもCM曲だったはずです。
11は、CM曲のメドレーになっています。このアルバムに収録されていない曲も含んでいます。

初めてこのアルバムを聴く人でも、おそらく聴いた曲が必ずあると思います。それだけ井上 大輔の曲がCMに使われていたという事なんでしょうね。しかも現在とは違って、既存の曲をイメージとして使うのではなく、CMの為に書いた曲だというのが凄いですね。並のセンスでは出来ない芸当だと思います。まさに日本を代表する偉大なメロディー・メーカーと言えるでしょう。
2000年に享年58歳で逝去されたので、今はもう彼の書いたメロディーを聴く事ができないのは残念ですね。

夏の季節、海、ドライヴに最適な1枚だと思います。
カンカン照りの暑い昼間に大音量で聴いたら気持ち良いと思いますよ(笑)
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