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竹内 まりや_University Street ◇ 2006年 07月 31日
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世間一般的には、子供達や学生さん達は夏休みの真最中ですね。社会人になると夏休みは長い人で一週間、短い人は3日間位でしょうか。中には夏休み返上で仕事をしている方もいる事でしょう。こうなると学生時代が懐かしく、羨ましくなってきますね(笑)

私にとって学生時代を思い出させてくれるアルバムが、今回紹介する竹内 まりやの1979年にリリースされた2ndアルバム『University Street』です。
1stアルバム『Beginning』が、色んなタイプの曲を盛り込んだカタログ的なアルバムに対して、この2ndはキャンパス・ライフを題材にしたコンセプト・アルバムに仕上がっています。
当時アイドル的な扱いを受けていた彼女が、アーティストとしての志向を示したアルバムと言えるかも知れませんね。

作家陣は1stとほとんど同じで、杉 真理、林 哲司、山下 達郎、加藤 和彦、大貫 妙子、梅垣 達志に竹内 まりや自身も2曲作曲しています。
学生時代のどこか甘酸っぱい感じのラヴ・ソングで綴られたアルバムになっています。
竹内 まりやというアーティストに本気で注目したアルバムでもありました。

『竹内 まりや / University Street』
01. オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート
02. 涙のワンサイデッド・ラヴ
03. 想い出のサマーデイズ
04. Isn't It Always Love
05. ホールド・オン
06. J-Boy
07. ブルー・ホライズン
08. ドリーム・オブ・ユー ~ レモンライムの青い風 ~
09. かえらぬ面影
10. グッドバイ・ユニヴァーシティ

竹内 まりやの作詞・曲によるポップ・ソング01。バックはセンチメンタル・シティ・ロマンスです。コーラスとブラスのアレンジは杉 真理。
彼女のソング・ライターとしての才能が開花し始めたと言っても過言ではない名曲02。お得意の3連タイプの曲ですね。注目は、山下 達郎のアレンジとドラムまで自分で叩いているその演奏でしょう。現在に通じる竹内 まりやとの相性の良さを既に感じる1曲。
林 哲司作・編曲による03。林 哲司らしいポップなメロディーとドゥービー・ブラザーズを彷彿させるアレンジが良いですね。
04は初の洋楽カヴァー。カーラ・ボノフの作品で、演奏は当時リンダ・ロンシュタットのバック・バンドとして来日していたドン・グロルニック、ラス・カンケル、ワディ・ワクテル、ケニー・エドワーズらがレコーディングに参加しています。
杉 真理の作ったバラードの名曲05。杉自身も1980年のソロ・デビュー・アルバムでセルフ・カヴァーしています。曲中のギター・ソロは、杉 真理。
いかにも杉 真理らしいキャッチーなポップ・ナンバー06。この手の曲を書かせたら本当に上手い人ですね、杉 真理は。センチの演奏も良いです。
大貫 妙子作詞、山下 達郎作・編曲の07。流石に達郎、良い曲です。村上 秀一、松木 恒秀、小原 礼、佐藤 博、土岐 英史、吉田 美奈子がバックをつとめます。
達郎のア・カペラ・コーラスで始まる08。加藤 和彦が作曲したヒット・シングル曲。清涼飲料のCFのイメージ・ソングでした。達郎のアレンジで07と同じ面々が演奏しています。
大貫 妙子作詞・曲の09。地味な印象の曲ですが、何回も聴くと沁みてくるそんなバラード曲ですね。土岐 英史のサックス・ソロが渋いです。
竹内 まりやが作詞した英語詞に、梅垣 達志がメロディーをつけた10。演奏には、芳野 藤丸、後藤 次利が参加しています。

このアルバムは、竹内 まりやの卒業記念的な意味もあったようです。しかし、結局単位が足りず留年してしまったようです(笑)
私にとってこの頃の竹内 まりやのアルバムは、すごく重要な意味を持っています。まだデビュー前の杉 真理や安部 恭弘という、後に私の大好きなアーティスト達の名前を知った事や林 哲司という素晴らしい作曲家に注目し始めたのも竹内 まりやのアルバムからでした。

今聴いても古臭さは感じないですし、夏のこの時期に聴いても違和感のないポップなアルバムです。
学生時代を懐かしみながら聴くのも良いかも知れませんよ。
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鳥山 雄司_A Taste of Paradise ◇ 2006年 07月 30日
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休日前夜、しかも翌朝決まった時間に起きなくて良いとなると、つい夜更かししてしまいますね。
皆さんは、時間帯で聴きたいアルバムってありますか?例えば深夜に聴きたいアルバムとか、早朝に聴きたいアルバムであるとか・・・。真昼間や夕方の時間帯に聴きたいアルバムというのもあるかも知れませんね。

私の場合、例えば休日の早朝、大好きな海釣りへ出かける時に高中 正義の『T-WAVE』を聴くとワクワクして、テンションが上がったりします(笑)
『T-WAVE』に関しては、いずれ記事を書こうと思っていますが、今回紹介するアルバムは深夜に聴きたくなるアルバムです。

鳥山 雄司が1985年にリリースした『A Taste of Paradise』です。通算4枚目のアルバムですね。鳥山 雄司というと、個人的にはギター・フュージョン色が強い1stアルバム『Take A Break』や2nd『SILVER SHOES』あたりが大好きなんですが、このアルバムではギターをバリバリ弾いてギターを聴かせるというより、楽曲自体をバランス良く聴かせるということに重点をおいて作られた感じで、これはこれで凄く気持ち良いアルバムで好きなんです。

シンセサイザーを上手く取り入れ、時には打ち込みのリズムと青山 純とのドラミングを組み合わせたりと80年代半ばらしい音作りではありますが、非常にメロディーも親しみやすく聴きやすいです。そしてギターも素晴らしいプレイをちゃんと聴かせてくれます。

『鳥山 雄司 / A Taste of Paradise』
01. FLASHBACK
02. EYES OF GOD
03. ISLAND RAIN
04. CITY SCREAM
05. A TASTE OF PARADISE
06. BLUEROCK BOULEVARD
07. BAY/SKY PROVINCETOWN 1977
08. MAZE
09. SOMETHING GOING ON TONIGHT

シンセを上手く使っていて、ギターの音色も凄く好きなナンバー01。夜中のドライブにピッタリな曲だと思います。伊藤 広規と青山 純のリズム隊はやはり良いですね。
今は亡きCindyのヴォーカルをフィーチャーした02。鳥山さんとCindyは相性が良いようで、中山 美穂のアルバムでもコンビで仕事してましたね。軽快でポップなナンバーです。
メロウなインスト・ナンバー03。どうしてもシンセやギターの音色が夜向きに感じてしまうのは私だけでしょうか?メロディアスで好きなナンバーです。
再びCindyのヴォーカル曲04。FUNKYなナンバーで、Cindyらしさ全開のナンバーですね。ロック色の強いギター・ソロが印象的です。
アジアン・テイストのイントロではじまる05。メロディーをシンセが奏でるというのが、いかにも鳥山さんらしいですね。曲全体のバランスを考えて作られたのを窺い知れるナンバーです。ギター・ソロももちろん聴けます。
今度はギターが主役のナンバー06。リフもソロも格好良いミディアム・ナンバーで、青山 純のタイトなドラミングが好きです。
真夜中の都会をドライブしながら聴きたい07。
全編打ち込みによるリズムの08。実験的な曲なのかも知れませんが、ちょっと他の曲と比べると異質な感じがします。
EVEのコーラスをフィーチャーした09。打ち込みっぽいドラムは山木 秀夫です。ギター・ソロが素晴らしいですね。

不思議なんですが、夏場の真夜中に近い時間になるとたまに無性にこのアルバムが聴きたくなります。
気持ち良いと言うか、癒されると言うのか、とにかく好きなアルバムですね。夜の雰囲気にぴったりなアルバムだと思います(私だけかも知れませんが・・・汗)
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いつもお世話になっているブログ仲間のdaisukeさんのブログ「無駄遣いな日々」の記事にキャンディーズのことが書かれており、思わず懐かしくて記事を書きたくなりました。

キャンディーズは、私にとっては永遠のアイドルです。
1973年9月のデビューから1978年4月4日の伝説の解散コンサートまで、僅か4年半の活動期間を走り抜けた伊藤 蘭、田中 好子、藤村 美樹の3人。
彼女達のアイドルとは言え、その仕事ぶりはまさにプロフェッショナルでしたね。歌はもちろん、バラエティー番組「8時だョ! 全員集合」や「みごろ! たべごろ! 笑いごろ!!」で見せてくれたお笑いのセンス。本当に素晴らしいアイドルでした。

最初はTVで観ていて「可愛いなぁ」とか、バラエティーで見せるお笑いの部分を観て「器用なアイドルだなぁ」と思っていただけでした。ところがふと彼女達のコンサートを観たくなったんですね。アイドルのコンサートってどんな感じなんだろうという興味もあったんでしょうね。
初めて足を運んだコンサートが忘れもしない1977年7月17日に日比谷野音で開かれた「キャンディーズサマージャック77」。
体中が感動で鳥肌が立ってました(笑)
どうして小さくて華奢な体の中に、あれほどのパワーが隠れているんだろうと不思議でした。
オリジナル曲はもちろんのこと、洋楽カヴァー曲の選曲も素晴らしくセンスが良いものでした。

アイドルのコンサートってカラオケで歌うものだと思っていたのですが、キャンディーズにはMMP+ホーン・スペクトラムという専属のバンドがいました。このバンドの演奏がとにかく凄かったですね。アース、ウィンド&ファイアーのカヴァー曲などはオリジナルに近くて驚いたことを覚えています。
実はこのバンド、後のスペクトラムなんですね。スペクトラムとしてデビューした時は、これだけの技術をもっていればキャンディーズのバック・バンドで終ってしまうのは勿体無いと思ってましたから嬉しかったですね。

このコンサートの終盤に、彼女達の口から信じられない言葉が・・・。
「私達、解散します!・・・・・・普通の女の子に戻りたい!!」
初めて観に行ったコンサートで換算宣言を食らってしまったのです(笑)
頭の中は真っ白・・・、どうやって家へ帰ったのか覚えていません。

それから1978年4月4日後楽園球場で開かれた解散コンサート当日までは、まさに追っかけ状態でしたね。都内近郊で行われるコンサート、TVの公開録画、ラジオの公開録音には出来る限り出かけていきました。残り少ないキャンディーズの勇姿をしっかりこの目に焼き付けておきたかったんでしょうね(笑)
当時の私は高校3年生。受験シーズンの真最中でしたが、そんなことお構い無しで追っかけやってました。当然の事ながら受験失敗、一浪しました。
でも私にとっては、あの半年間はまさに「青春」でしたね。本当に貴重で、熱い青春を送れたと思っていますし、キャンディーズに出会えて本当に良かったと思っています。
懐かしい思い出です。

関東地方もどうやら来週には梅雨明けのようです。本格的な暑い夏がやってきます。
今でもこの季節になると、ラジオからよく流れてくるのがキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」です。もちろん私の夏の定番ソング。
この曲を聴くと、あの頃の暑かった夏の熱かった青春時代を思い出します。

「キャンディーズ / 暑中お見舞い申し上げます」
Side. A : 暑中お見舞い申し上げます
Side. B : オレンジの海
1977年の6月にリリースされたシングルです。

キャンディーズの夏の歌と言えば・・・
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二名 敦子_WINDY ISLAND ◇ 2006年 07月 29日
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私の使っているエキサイトブログの新しいサービス機能にネームカードというのがあって、それに登録する事で扱える画像容量が1Gになり、詳しいアクセス解析が見れるようになりました。
アクセス解析の中には、「検索ワードランキング」というのがあって、どのワード(人名・名称など)で検索して当ブログを訪れてくれたのかが1位~10位までのランキングで見れるようになっています。

その検索ワードの上位の常連なのが、今回紹介する二名 敦子です。ここのところずっと2位をキープしています。人気の高いアーティストなんだなと驚いている次第です。

今回取り上げるアルバムは、1985年リリースの3rdアルバム『WINDY ISLAND』です。
前作『LOCO ISLAND』(1984年)に引き続いてのリゾート路線。ハワイをテーマにした作品が多く収録されています。前作では演奏にカラパナを迎えていましたが、今作ではパブロ・クルーズを引っ張り出しています。やることが徹底してますね(笑)
そして相変わらず、作家陣が豪華です。REICO、木戸 やすひろ、桜井 哲夫、村田 和人、佐藤 健、加藤 和彦、野呂 一生、パブロ・クルーズに二名 敦子も曲を書いています。

今作も夏向きのポップな作品ばかりですが、やはり注目は芳野 藤丸のアレンジでしょう。彼がアレンジとギターで加わったことで、より一層ポップなギター・サウンドが展開されています。これが実に気持ちが良いです。

『二名 敦子 / WINDY ISLAND』
01. Tonight My Love
02. Soldier Fish
03. 雨のScenic Point
04. PH-8 Pent house 8
05. April Shadow
06. Icebox & Movie
07. The Islander
08. 二人のWednesday
09. Ocean Wind
10. Atlamta June

パブロ・クルーズのメンバーの作品01。オーソドックスなポップ・ソングという感じの曲ですが、オープニングにふさわしく爽やかです。
コーラス・ワークが美しい02。風を感じさせるメロディーとアレンジが見事です。REICOの作曲。
木戸 やすひろ作曲のバラード曲03。聴きやすいメロディー・ラインで、ある意味バラード曲の見本のような感じですね。
藤丸らしいギター・カッティングで始まる04。これはお洒落な曲です。作曲は桜井 哲夫。バウンシーなビートがたまらないナンバーです。
村田 和人作曲によるミディアム・チューン05。いかにも村田 和人らしい爽やかな夏を感じさせる曲です。ギター・カッティングとコーラスの使い方やジェイク・H・コンセプションのサックスが素晴らしいですね。
アルバム中で1番カッコ良いと思ってる06。佐藤 健の都会的で洗練されたメロディーが最高です。アレンジが最高です。
二名 敦子の作詞・作曲による07。ハワイアン・レゲエといった感じのポップ・ナンバー。
加藤 和彦の作曲の08。加藤 和彦のメロディーは安心して聴けますね。これも風を感じる好ナンバーです。
09は野呂 一生の作曲。ちょっとメロディーが掴み辛い感じがします。
パブロ・クルーズのメンバーの作品10。ハワイアン・ポップなナンバーですね。パブロ・クルーズの色が1番出ているかも知れません。

突出して良い曲というのはありませんが、つまらない曲というのもありません。粒の揃った曲が集まっていて、芳野 藤丸のセンスの良いアレンジによって極上のリゾート・アルバムに仕上がっています。
出来れば屋内ではなく、屋外で風を体で感じながら聴きたいアルバムです。

たまにBOOK OFFで見かけるアルバムです。興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
この季節に似合いすぎるくらいのアルバムです。
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Toshiki Kadomatsu vol.14_Prayer ◇ 2006年 07月 28日
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26日に角松 敏生の新譜『Prayer』がAmazonから届いた。本来であれば聴き込んでから、アルバム・レヴューするところなんですが、昨夜から4回続けて聴いた印象を書いてみようかと・・・(笑)

結論から言いますと、「悪くはない。しかし、凄く良いアルバムとも言い難い」というところですね。実はこの感想は、角松が活動を解凍した1999年以降にリリースされたアルバム全てに共通しています。
個人的な感想なんでこれで良いのですが、活動凍結以前のアルバムと比較した場合において明らかに良いと断言できるのが無いというのも淋しく感じます。

そこで何故なんだろうと、自分なりに考えてみました。興味のない方は読み飛ばして下さいね(笑)
まず、角松の作品について考える場合において、今回は曲の命とも言えるメロディー・ラインについてのみ自分なりの分析をしてみます。詞やアレンジも曲の重要なファクターであることは事実ですが、詞というのは心血を注いで書いた詞であろうが、フィクションで書かれた詞であろうが、要はリスナーの思想、状況、精神状態によって理解度や共感度が決まると思っています。また、アレンジに関しては活動の凍結前後においても、角松のアレンジ(ミュージシャンのセレクト、アレンジの構成・手法)に関して不満に感じたことはありません。よって今回は、メロディーに焦点を絞って感じたことを書いてみます。

今回の新譜をはじめとして活動解凍後にリリースされたアルバムを聴いて感じることは、どれも似たような感じのメロディーだということです。どうも目新しさとか変化というものを感じないのです。
「そんなことは無いよ!」と感じてる方も大勢いるでしょう。確かにアレンジを含めた形であればそうかも知れませんが、メロディーだけを切り出して考えた場合、私には新しさは感じられません。

ここに角松 敏生という引き出しがあります。デビューから活動凍結までの引き出しは、とても大きな容量のものでした。引き出しの中には、形・大きさが様々な沢山の積み木が入っていました。その積み木のパーツは、角松が好んで聴いていた音楽の要素(J-POP、AOR、FUSION、HIP HOP、ウェスト・コースト・ロック、ブラック・コンテンポラリー等)で作られたもので、それこそ沢山のパーツがあります。その沢山のパーツを使って、自由奔放に様々な造形物を作っていたのが、活動凍結前の作品だったような気がしています。
ところが活動解凍後になると、この引き出しがオリジナリティーという呪縛にかかってしまい容量の少ないものに変わってしまいました。容量が少なければ当然、引き出しに入れることの出来る積み木のパーツは少なくなります。少ないパーツで造形物を作ろうと思っても限度があります。積み上げられた積み木は、どこか似たような形の造形物しか出来なくなってしまった。そんな風に感じています。

今回の新譜を4回通して聴きましたが、口ずさんで出てくるメロディーがありません。年齢のせいかも知れませんが、メロディーが覚え辛くて仕方がありません(笑)
それだけ凝ったメロディーということなのかな?どちらにしろ、私には馴染み辛いものですね。
アルバムを聴き終わって、頭の中を「初恋」のメロディーだけがぐるぐると駆け回るというのは、何とも淋しい話ではあるのですが・・・。

好き勝手に書きました。長々とつまらない講釈にお付き合い頂き、ありがとうございました。
まだまだ角松 敏生のアーティスト活動は続いていくでしょう。そして私は、まだまだ角松の次回作に期待を込めて聴き続けていくのです。

『角松 敏生 / Prayer』
01. UGAM
02. Movin'
03. You made it
04. 恋の落とし穴
05. Still know nothing at all
06. かなし花
07. 日照雨
08. アイシテル
09. Mannequin
10. 黙想
11. Prayer
12. Smile(album version)
special track of remembrance
13. 初恋 (2003.11.15 YOKOHAMA ARENA)
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林田 健司_紅組 / 白組 ◇ 2006年 07月 27日
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私が1990年代に出会った日本人アーティストで、最も衝撃的だったのが林田 健司です。まず、1991年のデビュー曲「SHERRY」というバラード曲でノック・アウトされました。
FUNKYなサウンドでキャッチーなメロディーな曲も沢山ある中で、あえてバラード曲でデビュー。CFのイメージ・ソングだったという理由もあると思いますが、レコード会社側もこの曲に惚れ込んでいたんだと思います。
今まで聴いてきた数多いバラード曲の中で、私の好きなバラード曲のベスト5に入るほど好きな曲です。

そんな林田 健司が1994年、面白いアルバムをリリースしました。正確に言うと、ミニ・アルバムを2枚同時にリリースしたのです。それが今回紹介する『花の紅白歌合戦 - 紅組 / 白組』です。しかも、2枚のミニ・アルバムの売上枚数や投票によって『紅組』、『白組』の勝敗を決めるという企画でした。

一見面白そうな企画ですが、その裏側にはレコード会社や林田自身にとって、勝敗の行方が重要な意味を持つ企画だったのではないかと思ってました。
この2枚のアルバムを聴いたことがある人なら分かると思いますが、『白組』にはポップでキャッチーなメロディーで、誰が聴いても分かりやすいもの。『紅組』にはFUNKYで少々マニアックな路線の曲が多く収録されています。林田は、アーティスト・デビュー以前よりソング・ライターとして色々なアーティストに曲を提供していました。ソング・ライターとして重要なファクターはヒットさせること。つまり多くのリスナーの支持を受けなければならない訳です。
一方、アーティスト・林田 健司は自分の作りたい、歌いたい曲がある訳ですね。そこには当然のごとく、ギャップが生まれます。
この2枚のミニ・アルバムは、リスナーがソング・ライター・林田を選ぶのか、アーティスト・林田を選ぶのかで今後の音楽の方向性を見極めようとしていたのではないかと勝手に想像してます(笑)

果たして勝敗の行方は・・・・?。僅差だったらしいのですが『白組』の勝利だったようです。

前置きが長くなりましたが、林田 健司の魅力がタップリ詰まったミニ・アルバムであることは間違いありません。ぜひ、1度聴いてみて下さい。BOOK OFFならかなり格安で入手可能だと思いますので・・・。

『紅組』
01. Cool
02. ぞう3
03. 僕の知り合い
04. こんなもんじゃない
05. Happy Wedding Bell
06. This Is Not Message
07. Bobby
08. 空・雲・星・月

『白組』
01. 青いイナズマ
02. ランデヴー In the Sky
03. 夜空かけて
04. このまま二人だけで
05. 波音に今…
06. シャララ
07. Real Love
08. Give Me Your Love

まずは、アーティスト・アルバムと言えるだろう『紅組』から。
林田ならではのFUNKYなナンバー01、02、04、07。日本人離れしたそのヴォーカル・スタイルが光ります。
ギター1本で弾き語りのポップ・ロックな03。
心温まるウェディング・ソング05。結婚式の二次会のオープニングなんかにピッタリかも知れません。
ニューヨークのクラブ・シーンで流れていそうなミディアム・ファンク06。渋い曲です。
林田流の究極のラヴ・ソング08。林田の歌の上手さはFUNKナンバーだけではありません。こういうバラード曲で聴かせるヴォーカルも素晴らしいの一言です。

次に思いっきりポップでキャッチーな『白組』。ソング・ライターとしての才能を見せつけられるアルバムです。
SMAPがカヴァーして大ヒットした01は、ご存知の人も多いでしょう。1度聴き比べると林田のヴォーカリストとしての凄さが理解できると思います。
1度聴いたら口ずさめそうなキャッチーなサビのメロディーを持つ02。林田のポップ・ワールド全開のナンバーです。
ラテン調のリズムが軽快な03。Kinki Kidsが歌ったら似合いそうな曲です(笑)
ヨーロピアンな雰囲気で迫るバラード曲04。少し歌謡曲風な味わいがあります。
アコースティック・ギターを中心にしたシンプルなアレンジの美しいバラード05。大好きなナンバーです。派手なアレンジだろうとシンプルなアレンジだろうと、林田のヴォーカルの存在感は一緒なのが凄いと思います。
メロディーがとてもキャッチーで、親しみやすい06。
林田らしいFUNKY歌謡といった感じの07。この曲が1番林田 健司らしい曲かも知れません。
ライヴのラスト・ナンバーに相応しそうなスケールの大きい08。SMAPが歌っても違和感が無いでしょう。

ソング・ライター、ヴォーカリスト、アーティストとして非凡な才能を感じることの出来る2枚のアルバム。林田 健司を知らない人ならば、『白組』が聴きやすいのでお薦めです。
しかし、本当の林田 健司の魅力を知ってもらうには、やはり2枚とも聴いて欲しいですね。
現在でも活動を続けている林田 健司。中森 明菜のニュー・アルバム、Kinki Kidsのニュー・シングルに曲を提供しています。
私が1990年代で1番好きなアーティスト。自信を持って推薦できるアーティストです。
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ALICE COOPER_FROM THE INSIDE ◇ 2006年 07月 26日
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当ブログに以前から遊びに来て下さった方なら、今まで紹介してきたアルバムからのあまりの豹変ぶりに驚くかも知れませんね。大丈夫ですよ!気は確かですから(笑)

今回紹介するのは、"ショック・ロッカー"という異名を取ったアリス・クーパーの1978年の作品『FROM THE INSIDE (閉ざされた世界)』です。
実は、1970年代半ば位まではロックばかり聴いていたんです。ただし、いわゆる王道とも言えるロック、ツェッペリンやパープルだったり、ピンク・フロイドやイエス、EL&Pあたりが中心でした。アリス・クーパーのような過激な感じのロックは、正直好きでは無かったのです(笑)
それでも、アリス・クーパーの人気のあった曲、「School's Out」とか「Billon Dollar Babies」は知っています。でも、レコードまで買って聴こうとは思わなかったですね。ですから今回紹介するのが、私の所有する唯一のアリス・クーパーのアルバムなんです。

このアルバムを購入した理由はひとつ。あのデヴィッド・フォスターのプロデュースだからです。アリス・クーパーとデヴィッド・フォスターという想像し難い組み合わせだったので、これはもう聴くしかないと・・・(笑)
70年代半ば位までの、ボブ・エズリンがプロデュースしていた頃のアリス・クーパーを聴いていた人はきっと戸惑ったのかも知れませんが、何とも聴きやすい明るいポップ・ロックですね。やはりデヴィッド・フォスターの手腕なんでしょう。アリス・クーパーの個性を消さずに明るいポップな感じに仕上げているのは流石です。

アルバム・コンセプトは「精神病院」なんだとか。当時アリス・クーパーは酷いアルコール中毒だったらしく、実際に精神病院にも入れられたことがあるらしいです。その経験がこのアルバムを作るきっかけになったのかと勝手に想像しています。全曲の作詞を担当したのが、エルトン・ジョンのパートナーとして有名なバーニー・トウピンです。

『ALICE COOPER / FROM THE INSIDE (閉ざされた世界)』
01. FROM THE INSIDE
02. WISH I WERE BORN IN BEVERLY HILLS
03. THE QUIET ROOM
04. NURSE ROZETTA
05. MILLIE AND BILLIE
06. SERIOUS
07. HOW YOU GONNA SEE ME NOW
08. FOR VERONICA'S SAKE
09. JACKKNIFE JOHNNY
10. INMATES (WE'RE ALL CRAZY)

軽快なビートに乗せたギター・サウンドが心地良い01。ヴォーカルを変えればTOTOっぽい感じになるような気がする1曲。
ギター・サウンド炸裂の02。リフやカッティングに凝った曲。ストレートなロック・ナンバーです。
デヴィッド・フォスターの美しいピアノで始まるバラード曲03。
まさにAORサウンド04。ロック色が強いながらもデヴィッド・フォスターらしいリズム・アレンジ。
本当にアリス・クーパーなの?と疑ってしまった05。カントリー調のデュエット・ナンバーです。この曲が1番意外で驚きました。良いメロディーを持ったナンバーです。
ハード・ロックな06。ハードなのに親しみやすいメロディーを持っています。コーラスはAOR風です。
これはもう立派なAORなバラード曲07。シングル・カットされヒットしたナンバーです。デヴィッド・フォスターの本領発揮といった感のあるアレンジです。
ソリッドなロック・ナンバー08。
アコースティックな優しいサウンドに包まれた09。
スケールの大きな組曲風の10。シカゴのアルバム『シカゴ16』を彷彿させます。デヴィッド・フォスターだからこそ可能なアレンジかも知れません。

ロックのアルバムと言うより、AORなアルバムだと思います。非常に聴きやすいメロディーを持った曲が多いですし、アリスのヴォーカルにも嫌味は全く感じません。良いアルバムだと思います。
個人的な想像ですが、デヴィッド・フォスターの根底にある音楽はロックなんじゃないかと思います。きっとロックが好きで、演りたくて仕方がないのではないかと・・・。
デヴッド・フォスターのプロデュース作品で、ギターを弾くのがジェイ・グレイドンよりもスティーヴ・ルカサーの方がはるかに多いのもそんな理由なのかなと思ってしまいます(笑)
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DAVID SANBORN_STRAIGHT TO THE HEART ◇ 2006年 07月 25日
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かなりの枚数のレコードやCDを所有しているにも関わらず、どういう訳かライブ盤はあまり持っていません。別に嫌いということでも無いのですが、積極的にライブ盤を買うことがないのです。スタジオ録音の方が単純に好きなんだと思います(笑)
それでも何枚かはライブ盤を持っていますが、その中で大好きなアルバムが2枚あります。1枚は、山下 達郎の『JOY』(1989年)。そしてもう1枚が今回紹介するデヴィッド・サンボーンの『STRAIGHT TO THE HEART』(1984年)です。

ライブ盤とは言え、プロデュースにマーカス・ミラー、エグゼクティヴ・プロデューサーにラス・タイトルマン、録音とミックスにスティーリー・ダンでもお馴染みのエリオット・シャイナーを迎えての作品です。贅沢にも程がありますね(笑)
バックを努めるミュージシャンは、ドン・グロルニック(key)、ハイラム・ブロック(g)、バディ・ウィリアムス(ds)、マーカス・ミラー(b)。そしてゲスト・プレイヤーにラルフ・マクドナルド(per)、マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ジョン・ファディス(horns)、ハミッシュ・スチュワート(vo)という夢のような豪華メンバー。
これだけの面子が揃っての演奏で悪い訳がありませんね。とにかく最高のライブ・パフォーマンスを披露してくれます。

『DAVID SANBORN / STRAIGHT TO THE HEART』
01. HIDEAWAY
02. STRAIGHT TO THE HEART
03. RUN FOR COVER
04. SMILE
05. LISA
06. LOVE & HAPPINESS
07. LOTUS BLOSSOM
08. ONE HUNDRED WAYS

1979年のアルバム『Hideaway』からの01。リラックスしたムードの中でも、サンボーンのエモーショナルなアルト・サックスは健在です。ハイラムのギター・ソロに続き、マーカスのベース・ソロ。凄いの一言です。そして再びサンボーンのソロへ・・・。バディ・ウィリアムスの派手さはないけれど、素晴らしいタイトなドラミングが一層まわりの演奏を引き立てます。
マーカス・ミラーの作曲による02。美しいメロディー・ラインを持ったバラード曲です。サンボーンの吹くアルト・サックスはまさにワン・アンド・オンリーですね。歌心のあるサックスに酔いしれて下さい。
1980年のアルバム『VOYEUR』からの03。大好きな曲です。最初からマーカスによるベースの独壇場です。この曲でのマーカスのプレイを聴いていると、先月惜しくも亡くなった青木 智仁のベースを思い出してしまいます。青木氏は相当マーカスのプレイを研究していたことが、この曲を聴くとよくわかる気がします。サンボーンには申し訳無いですが、マーカスあっての曲ですね。ベースを弾く人はぜひ聴いて欲しい曲です。
10分を超える大作04。ドン・グロルニックの美しいピアノで始まるバラード。サンボーンの哀愁を帯びた泣きのアルト・サックスが素晴らしいですね。ハイラムの暖かいソロも聴き逃せません。
05も『Hideaway』に収録されていたナンバーです。
元アヴェレージ・ホワイト・バンドのハミッシュ・スチュワートがヴォーカルで参加した06。ハミッシュのヴォーカルよりもサンボーンのアルトの方がはるかにソウルフルです。どの曲もそうですが、バディ・ウィリアムスの堅実なドラミングが本当に気持ち良いリズムを生んでます。
ドン・グロルニック作曲の07。哀愁漂うバラード曲です。
最後は軽快なナンバー08。夕陽に染まる海を見ながら聴きたいようなナンバーですね。こういう曲を最後にもってくるというのは何ともお洒落です。

演奏、録音ともに完璧に近い仕上がりだと思います。名作の多いサンボーンですが、このアルバムも疑いの余地の無い名作です。熱い演奏の中にもクールな味わいがあります。
どんな季節にもぴったりくる1枚なので、FUSIONが好きな方にはお薦めの1枚です。
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村田 和人_evergreen ◇ 2006年 07月 24日
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私の中で夏をイメージさせるアーティストのNo.1が村田 和人です。今回紹介するアルバムは、通算10枚目になる『evergreen』です。1994年のリリース。

村田 和人は、1982年にムーン・レーベルから『また明日』でデビュー。5作目『Boy's Life』を1987年にリリース後、翌1988年に東芝EMI/イーストワールドへ移籍しました。
東芝時代は『GO POP』、『太陽の季節』、『空を泳ぐ日』の3枚をリリースしていますが、この時代の村田の音楽は正直私好みではありません。曲(メロディー)は村田らしいのですが、打ち込み中心のサウンドがどうにもしっくりこなかったですね。
やはり村田 和人の歌声はバンド・サウンドでこそ活きると思っていました。

1993年の今度は、ビクター/Rouxへ移籍して『HELLO AGAIN』をリリース。村田 和人らしさが戻ってきたなと思いつつも、まだ打ち込み中心のサウンドでした。
そして、今回紹介するビクター移籍第2弾で、ようやくデビューの頃の村田 和人が戻ってました(笑)
ア・カペラ曲2曲を除いた10曲全てがバンド・サウンドです。村田 和人はこれでないといけません!
素晴らしい村田サウンドに再び出会えて、凄く嬉しかったことを思い出します。

『村田 和人 / evergreen』
01. Naughty Boy Shuffle
02. TRUST
03. 君はMAGIC
04. Mc's Roadで逢いましょう
05. Fade Away
06. Slide On Your Season (Summer Version)
07. Sky of Joy
08. もう少し眠りなよ
09. 絵日記の夏
10. 心のままで
11. 彼方に~Family of Love
12. 夏を忘れた瞳に

フェード・インしてくる01は、村田お得意の多重録音による一人ア・カペラ。今後の展開を期待させてくれます。
来た-!!これぞ村田節という02。いきなり山下 達郎のコーラスが炸裂で盛り上がります。デビューした頃の村田が、今帰ってきたという感じのご機嫌な1曲です。海岸線を窓を全開にして車を飛ばしながら聴きたい、そんなナンバーですよ。
ブラス・セクションをフィーチャーした03も山下 達郎がコーラスで参加。軽めのポップ・チューンです。
ミディアム・グルーヴな04。渡嘉敷 祐一(dr)、岡沢 章(b)のリズム隊のグルーヴ感がたまらないです。この曲もお気に入りの1曲。
黄昏をイメージさせるバラード曲05。サビのメロディーは、いかにも村田らしくて安心して聴ける1曲です。
当時のバンド・メンバー、向山 テツ(dr)、湯川 トーベン(b)、友成 好宏(key)、佐橋 佳幸(g)に村田という息の合った演奏を聴かせる06。ウェスト・コースト・ロック風なナンバーで、こういう曲を歌わせたら右に出る人はいないでしょうね。
達郎の曲かと錯覚した07。軽快なギター・カッティングの爽快感溢れるナンバーです。達郎の「LOVELAND, ISLAND」を彷彿させるサマー・チューン。土岐 英史のサックス、安部 恭弘のコーラスの気持ち良さは格別!
しっとりとしたアコースティック・バラード曲08。
ラテン・パーカッションを上手く使ったミディアム・ナンバー09。湘南を歌った曲なんですが、江ノ電に乗りながら聴いたら最高でしょうね。
元気一杯のロック・ナンバー10。こういう曲は絶対に打ち込みでは表現出来ませんね。やはり村田 和人はバンド・サウンドでこそ活きるアーティストだと再認識させられます。
杉 真理が作詞、村田が作曲のバラード曲11。
ラストの12は、リズムボックス風な打ち込みのビートと村田 和人と安部 恭弘の二人による重厚なコーラスのみというバラード曲。ほとんどア・カペラと言えるナンバー。美しいコーラスにうっとりさせられます。

熱帯夜が続き、寝不足気味であろうが、連日の猛暑のバテ気味になろうが、村田 和人の音楽を聴くと「夏って良いなぁ」と思わせてくれる。
だから毎年、夏になると村田 和人の音楽を聴いてバテ気味の体に元気をもらっています(笑)

1995年にリリースされた『sweet vibration』以降、オリジナル・アルバムはリリースされていません。
現在でもライブでは活躍されているので、ぜひ新しい村田 和人の夏をぜひ聴きたいものです。
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CITY POP - SONY MUSIC edition ◇ 2006年 07月 23日
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2003年に発売された木村 ユタカの監修・選曲によるシティ・ポップス・コンピレーション『CITY POP』シリーズ。レコード会社4社、WARNER、SONY、COLUMBIA、BMG FUNHOUSEから各1枚ずつ計4枚リリースされたのですが、当ブログで既に『CITY POP / WARNER MUSIC JAPAN edition』『CITY POP / BMG FUNHOUSE edition』は紹介したので、今回は『CITY POP / SONY MUSIC edition』を紹介しましょう。

そもそもこのコンピレーションのシリーズは、木村 ユタカが監修して2003年に発刊されたガイド本「JAPANESE CITY POP」のCD版を作るという企画です。ジャケットは80年代の様々なアルバムを手掛けたイラストレーター、鈴木 英人。「都市とリゾートが交差するシティ・ポップ」をテーマに選曲された素晴らしい楽曲を楽しめます。とりわけSONY MUSICということで有名なアーティストが揃っており、まさにCITY POPの王道を歩んでる気がしますね。
これからの季節にもピッタリですし、「CITY POPって何ぞや?」という人達の入門編としてもお薦め出来る1枚です。

『CITY POP - SONY MUSIC edition』
01. 君は天然色 / 大瀧 詠一
02. 想い出のサマー・ソング / 五十嵐 浩晃
03. 冒険者たち / 楠瀬 誠志郎
04. 中央フリーウェイ / Hi-Fi SET
05. ウィンド・サーフィン / 桐ヶ谷 仁
06. 渚に行こう / ブレッド&バター
07. オリーブの午后 / 大瀧 詠一
08. Travelin' Heart / 野田 幹子
09. 夢で逢えたら / サーカス
10. ストップ・ザ・レイン / 佐藤 博
11. 日付変更線 / 南 佳孝
12. あなたから遠くへ / 渡辺 真里奈
13. マジカル・コネクション / ピチカート・ファイヴ
14. YELLOW MAGIC CARNIVAL / マナ
15. 恋の手ほどき / 吉田 美奈子
16. ジャスト・イン・ザ・レイン / ラジ
17. Tシャツに口紅 / ラッツ&スター
18. 涙のステップ / 須藤 薫
19. Crying Angel / 杉 真理

今更紹介の必要もないであろう01。まさに80'sのシティ・ポップの幕開けとも言える曲ですね。
「ペガサスの朝」で知られる五十嵐 浩晃のシティ・ポップな02。鈴木 茂がサウンド・プロデュースしたアルバム『想い出のサマー・ソング』(1981年)から。コーラスが大瀧 詠一と杉 真理という豪華さです。
楠瀬 誠志郎の初期の作品の中でも名曲だと思う03。井上 鑑のアレンジと楠瀬のハイトーン・ヴォイスが清々しいナンバー。アルバム『冒険者たち』(1987年)から。
荒井 由実の名盤『14番目の月』に収録されていた曲のカヴァー04。これもお馴染みの曲ですね。アルバム『LOVE COLLECTION』(1977年)から。
去年1stと2ndアルバムが2枚組で初CD化された桐ヶ谷 仁の05。朝早くに起きて、ウィンド・サーフィンへ出かける感じがよく表現されている曲です。爽やかな歌声が特徴ですね。アルバム『WINDY』(1981年/2005年にCD化)から。
ブレッド&バターがアルファ時代に残した名作の1枚『LATE LATE SUMMER』(1979年)からの06。このアルバムも2005年に再発されました。海へのドライヴにピッタリな1曲。
1982年の話題作『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』からの07。リゾート感覚溢れる大瀧ワールドが展開される名曲。01よりもはるかに夏らしい曲と言えるかも知れません。
シンガー・ソング・ライターでソムリエの資格も持つという野田 幹子の08。1990年のアルバム『VACANCE EST VACANCE』からのボッサ・テイストの軽快なポップ・ナンバーです。
大瀧 詠一の作った名曲のカヴァー09。吉田 美奈子やシリア・ポール、ラッツ&スターも歌っていたまさに名曲中の名曲。前田 憲男によるサンバ調のアレンジが夏らしくて気持ち良いですね。アルバム『CIRCUS 1』(1978年)から。
佐藤 博の1989年のアルバム『TOUCH THE HEART』からの10。この人の打ち込みの音は、何故か古臭さを感じないのが不思議です。爽やかな雨の歌って感じの1曲。
南 佳孝の名盤『SOUTH OF THE BORDER』からの11。これは良い曲です。アレンジは坂本 龍一。この頃の教授のアレンジはまさに神懸りとも思えるほど凄いですね。大貫 妙子とのデュエットが絶妙なナンバー。気持ち良い曲ですよ。
渡辺 真里奈の1996年のミニ・アルバム『RING-A-BELL』からの12。金延 幸子の『み空』に収録されていた曲のカヴァーです。ボッサ調の軽さと井上 鑑のアレンジによるストリングスがナイアガラ・サウンドを彷彿させます。
ジョン・セバスチャンの名曲のカヴァー13。アルバム『COUPLES』(1987年)から。
コケティッシュなヴォーカルが特徴のマナの14。細野 晴臣の作詞・曲によるオリエンタルなナンバーです。ブレッド&バターの岩沢 幸矢の奥さんでもあります。
1978年のアルバム『愛は思うまま』からの15。山下 達郎作曲のメロウなナンバーです。
私の大好きなシンガー、ラジのナンバー16。アルバム『LOVE HEART』(1978年)から。高橋 幸宏の作詞・曲、坂本 龍一のアレンジによるライト・ソウルといった感じのナンバーです。山下 達郎のコーラスが見事ですよ。
大瀧 詠一がプロデュースしたアルバム『SOUL VACATION』(1983年)からの17。シングルとしてもヒットした曲です。作詞:松本 隆、作曲:大瀧 詠一、編曲:井上 鑑という豪華さです。
ポップスの歌姫、須藤 薫の18。それにしても良い声ですね。杉 真理の多重コーラスとの相性もばっちりな、ちょっと切ないバラード曲です。アルバム『AMAZING TOYS』(1982年)から。
1987年のアルバム『HAVE A HOT DAY!』からの19。オリジナル・バージョンは、『SYMPHONY#10』(1985年)に収録されていますが、こちらのより夏らしいアレンジになっています。ビーチ・ボーイズ風なコーラスがたまらない杉 真理らしい1曲です。

この記事を書くために改めてこのアルバムを聴いているのですが、なかなか良いですね。特にCITY POPに興味の無かった人でも、1度は聴いた事があるだろうと思われる曲も入っていますので入門編として最適な1枚だと思います。
曲順通りに聴いても良し、ランダム(シャッフル)プレイで聴いても楽しめるアルバムだと思います。まだ店頭に並んでるかも知れませんので、興味のある方はぜひ!
このCITY POPシリーズは買って損は無いアルバムです。
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