Music Avenue
musicave.exblog.jp
Top
<   2006年 09月 ( 31 )   > この月の画像一覧
| |
e0081370_341518.jpg 

唐突ですが、ピンク・フロイドです(笑)
私のブログで紹介するアルバムとしては、異質な感じを受けるかも知れません。しかし、1970年代の10年間は、私の10代そのものの10年間でもありまして、70年代半ば頃まではビートルズに狂い、ロックばかり聴いてた少年でした。

お決まりのパープルやツェッペリンを筆頭に、キッスやクイーン等もリアル・タイムで聴いてました。
そんな中一時期嵌ったのがプログレッシブ・ロック。ピンク・フロイド、イエス、キング・クリムゾン、エマーソン、レイク&パーマー辺りを好んで聴いておりました。レコードも相当数所有しているのですが、70年代終り頃からFUSIONに嵌り、AORに嵌り、CITY POPに魅了されはじめてからは、次第にロックは聴かなくなりました(笑)
当然、CDで買い直す事のないま今日に至っています。

先日BOOK OFFで1,000円以上のCDは200円引きというセールをやっておりまして、たまたまこの『狂気』が1,000円でした。これはかなり安い方で、通常ピンク・フロイドのアルバムだとオフでも2,000円を超える値段設定が多いですから・・・。懐かしさの余り、200円引きセール+割り引き券100円分を使って700円で購入しました。

1973年にリリースされたこの『狂気』は、ロックが好きな人には「何を今更」って感じのアルバムですよね。741週連続チャート・インするというギネス・ブック公認の驚異的記録を誇るモンスター・アルバム。
当時(今でもそうかも知れませんが・・・)、シングル至上主義の時代においてコンセプトを持ったアルバム作りをしていたのがプログレのバンドだったと言えるでしょう。今では当たり前の事ですけど。つまりアルバム1枚が1作品で、その中の1曲だけ取り出して聴いてもつまらない訳です。曲順通りにアルバムを通して聴かないとつまらなくなってしまうのです。
今回久しぶりにCDでこのアルバムを聴いて、その完成度の高さ、アイディア、立体感溢れる音に改めて感動しました。時代を超越した名盤ですね。

『PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON (狂気)』
01. a) SPEAK TO ME  b) BREATHE
02. ON THE RUN
03. TIME
04. THE GREAT GIG IN THE SKY
05. MONEY
06. US AND THEM
07. ANY COLOUR YOU LIKE
08. BRAIN DAMAGE
09. ECLIPSE

レコードの時代から変わらず、スタートしてからなかなか音の聴こえてこなくて苛つく01ですが、「BREATHE」の何とも心地良いサウンドに触れると許せますね(笑)
プログレっぽさ全開の02。ピンク・フロイドの場合、この手の曲でも不思議と耳障りではありません。
久しぶりに聴いて、突然の時計の鐘の音に驚いてしまいましたが大好きなナンバー03。立体感のあるサウンドにキャッチーなメロディー、良い曲です。
クレア・トリーの素晴らしいヴォーカル(?)と緻密にアレンジされた演奏のマッチングが素晴らしい04。
お馴染みのヒット・ナンバー05。最も親しみやすい曲かも知れませんね。最初のレジのSEを聴いていると、怪獣カネゴンを思い出してしまうのは私だけでしょうね(笑)
美しいオルガンで始まる06。これも素晴らしいナンバーで大好きな1曲です。ディック・パリーのサックスも聴き所。癖になる曲です。
言葉では表現しにくい07(笑)
タイトルのイメージとは違って、親しみやすいメロディーと美しいコーラス・ワークが魅力な08。途中で入る男の笑い声が不気味ですが・・・。
08からそのまま流れ込むエンディング09。構成力が素晴らしいです。

1973年にこういうアルバムを作り上げた事が驚異です。
当時、このアルバムはドラッグ・パーティーのBGMによく使用されたという話を聞いた事があります。普通に聴いていてもこれだけ気持ち良いのですから、薬を服用している時に聴いたのなら随分良いトリップが出来たのかも知れませんね(笑)
[PR]
e0081370_23231317.jpg 

ブログを始めた頃に紹介したアルバムには大好きなモノが多いのですが、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらなので改めて紹介するPart 2シリーズ(笑)

山下 達郎のプロデュースで、アン・ルイスが1979年にリリースした『PINK PUSSY CAT』。ちなにみ過去の記事をご覧になりたい方はコチラからどうぞ。
数多い山下 達郎のプロデュース作品の中でもベスト3に入る位好きなアルバムです。

アイドル路線でデビュー後、一貫して歌謡曲路線だったアン・ルイスが「歌謡ロック」という独自の音楽性を打ち出すまでの過渡期の作品と言えるでしょう。シンガーとして、その上手さをアピール出来た事やCITY POPとディスコ・サウンドの融合とも思える作品に出会えた事は、彼女にとって大きな収穫だったように思います。
アン・ルイスの特徴を上手く捉えて、彼女が1番光る楽曲を揃えてきた達郎のプロデューサーとしての力量に脱帽です。

集めたメンバーも豪華で、松原 正樹、松木 恒秀、椎名 和夫、佐藤 博、坂本 龍一、細野 晴臣、岡沢 章、田中 章弘、渡嘉敷 祐一、上原 裕、高橋 幸宏、斎藤 ノブ、吉田 美奈子、桑名 正博&TEAR DROPS等。
楽曲提供も吉田 美奈子、ダイアン・ウォーレン、桑名 正博、椎名 和夫、大野 方栄、山下 達郎等に加え、洋楽カバーも含んでいます。

『アン・ルイス / PINK PUSSY CAT』
01. Dream Boat Annie
02. Love Magic
03. Just Another Night
04. ウォッカ or ラム
05. 太陽神 ~恋の女神~
06. Alone in the Dark
07. バスルーム
08. シャンプー
09. Lost in Hollywood
10. アイム・ア・ロンリー・レディ
11. Dream Boat Annie (Reprise)

インタールード的な短い曲01は、オリジナルを知らないのですがハートのカヴァー曲のようです。
01から間髪入れず始まるディスコ・ファンク・チューン02。吉田 美奈子の作詞・作曲です。曲毎のクレジットが無いのですが、ディスコ・ビートを叩かせたら日本一の渡嘉敷 祐一のドラミングでしょう。ギター・カッティングはおそらく松木 恒秀ですね。吉田 美奈子にもセルフ・カヴァーして欲しい程、格好良い曲です。
ダイアン・ウォーレンが提供した03。これまた良い曲です。佐藤 博のピアノでしっとりと始まります。まさにAORなナンバーで、私のお気に入りの1曲。この曲でのギター・ソロが良いのですが、音色とフレーズから判断すると松原 正樹ではないかと思います。
下田 逸郎と桑名 正博コンビ作の04。バックはTEAR DROPSです。サザン・ロック調なナンバーで、桑名 正博らしい1曲。アン・ルイスは低音域の声に魅力がありますね。
吉田 美奈子の作詞、椎名 和夫の作・編曲による05。軽快なラテン風アレンジが素晴らしいです。パーカッションとホーン・セクションが大活躍。
吉田 美奈子作詞・作曲によるFUNKチューン06。これまた凄く格好良いナンバーです。達郎のアレンジ・センスが光るナンバーで、達郎・美奈子のコーラスも最高です。当時の吉田 美奈子の書く作品は、この手のFUNKYなものが多いですね。兎に角格好良いの一言。
シャワーのSEをバックにエコーの効いたヴォーカルが面白い07。可愛らしい短い曲です。
アルバム中、唯一達郎が曲を提供した08。詞は康 珍化(カン チンファ)。名曲です。達郎も『Pocket Music』でセルフ・カヴァーしています。
英語詞の09は、カヴァーなのか提供曲なのかは分かりませんが、ブルース系ロック・ナンバーです。ギター・サウンドが炸裂しているノリの良い曲で、何よりアンのヴォーカルが素晴らしいです。
シングル曲10。当時はアルバムにシングル曲を収録するというお約束みたいなものがありました。竜 真知子の作詞、加瀬 邦彦の作曲、鈴木 茂のアレンジですが、正直言えばこのアルバムでは浮いてしまう1曲。

捨て曲無しの素晴らしいアルバムなので、アン・ルイスが好きな人や達郎好きな人にもお薦めしたい1枚です。しかし、現在はかなり入手困難でしょう。CD化されましたが、私はBOOK OFFを含め、中古店でこのアルバムを1回も見かけた事がありません。私はオークションでレンタル落ちを落札しました(笑)
ぜひ、リマスターで再発してもらいたいアルバムです。
余談ですが、アナログ盤は半透明の鮮やかなピンク色のレコードでした。おかげで溝が見えにくくて、レコード針を好きな曲の曲間に落とすのにえらく苦労しました(笑)
[PR]
e0081370_22471329.jpg 

日本を代表するヒット・メーカー、ポップス・メーカーとして80年代以降のJ-POPシーンを支えてきた作曲家・林 哲司の通算4作目のアルバム『NINE STORIES』(1986年)を紹介します。
自身のレーベルであるサムライ・レーベルから初めてのリリース作品。

このアルバムがリリースされた1986年頃は、作曲家として絶頂期とも言える頃で年間100曲近くの曲を書き上げていたそうです。
そんな時期に制作されたアルバムですから、全9篇の男女のストーリーはどれも粒揃いの曲が揃っています。決して歌は上手くありませんが、独特な穏やかなヴォーカルも魅力ですね。
注目すべき点は、林 哲司とのコンビで数々の名曲を残している作詞家・康 珍化(カン チンファ)をリリック・プロデューサーとして起用して、映画を思わせるような詞の世界を作り上げています。詞、メロディー、アレンジのどれを取っても完成度の高いアルバムだと思います。

『林 哲司 / NINE STORIES ~Long Time Romance~』
01. 悲しみがいっぱい
02. 左胸の星座
03. 寒い国から来たサーファー
04. TOUCH ME
05. 僕もその映画を見たよ
06. 3人のテーブル
07. 愁いを含んでほのかに甘く
08. 雨のハイウェイ
09. 君の理由

「悲しい色やね」、「悲しみがとまらない」に続く悲しみ3部作と呼ばれている01。林 哲司がアーティストとしての初ヒット曲でもあります。キャッチーなサビのメロディーがいかにも林 哲司らしいです。
洋楽的なアプローチの02。キレの良いギター・カッティングとタイトなビート、コーラスの入れ方が渋い曲です。AORな1曲。
ゆったりとしたリズムとセンチメンタルな歌詞が特徴な03。杉山 清貴&オメガトライブへ提供していた一連の作品に通じるような趣があるナンバーです。
バラードを書かせたら抜群な林 哲司ですが、04もまさにそんな才能を発揮した名バラードです。アレンジを含めデヴィッド・フォスターの作品を彷彿させる、そんな曲。
ミディアム・ポップ・ナンバー05。途中で転調しているような感じがしますが、そこが不思議な魅力になっています。リズム・アレンジが心地良いです。
アルバム中、最もアーティスト・林 哲司らしい曲だと思う06。自分の為に書いた曲という気がします。ヴォーカルとメロディーが1番マッチしている気がします。
少し懐かしいモータウン・サウンド風な07。どこかで聴いたことがあるような懐かしさを感じるキャッチーなポップ・ソングです。
イントロから渋いアレンジが施された08。サビまでの落ち着いた雰囲気で、サビで盛り上げる構成が面白いです。タイトル通り、雨のドライヴに最適かも知れません。
「君の理由」と書いて書いて「きみのリーズン」と読ませる09。バラードと思いきや、打ち込みによるミディアム・ナンバー。地味とも思えるアレンジですが、メロディーに変化があって聴いていて飽きのこない曲。林・康コンビの特徴でもあるコーラスで歌の主人公の相手の気持ちを表現する手法を取り入れています。

インパクトの強い曲はありません。以前紹介した3rdアルバム『SUMMER WINE』は、エアプレイ、TOTOのサウンドを意識した作品も多かったですが、今回のアルバムは林 哲司という色が強く出た作品だと思います。気付くと口ずさんでいる、そんな親しみやすいメロディーを持った曲が多く、落ち着いた雰囲気が特徴です。これからの季節にお薦めの1枚です。
[PR]
濱田 金吾_Fall in Love ◇ 2006年 09月 27日
e0081370_1911853.jpg 

私の中で安部 恭弘と並んで、CITY POPを語る上で絶対に外せないアーティストが濱田 金吾です。彼のアルバムには、常に都会とそこに住む男女の恋愛ドラマが描かれています。
親しみやすいメロディー・ラインと甘い歌声が聴くものを魅了する、まさにCITY POPの代表的アーティストだと思っています。

今回紹介するアルバムは、1985年にリリースされた通算7作目で、目下のところのオリジナル・アルバムとしては最新作になります。つまり20年以上新作が残念な事にリリースされていません。最近ではCDの再発や、ベスト盤のリリースで濱田 金吾の音楽を楽しむ事は出来ますが、ニュー・アルバムも聴きたいところです。

『濱田 金吾 / Fall in Love』
01. FOOL IN THE CITY
02. モーニングコールはマービンゲイ
03. シャレード
04. コールド・スケッチ
05. ダイヤル045
06. 心のままにOnce Again
07. Gipsy
08. 悲しきBy-Player
09. ビリーホリディに背を向けて

スリリングなイントロで始まる01は、都会の夜を歌ったビートの効いたナンバーで、ドライヴィング・ミュージックにピッタリです。松下 誠のギターが冴える1曲。
軽快なリズムとホーン・セクションが爽やかな02。どことなくモータウン風なサウンドが洒落ています。
これぞ濱田 金吾節と言える繊細なバラード曲03。濱田 金吾自身がアレンジしています。
ウエスト・コースト・ロック風な04。タイトなリズムとギター・リフが印象的です。
ミステリアスな雰囲気を醸し出すメロディーの05。サスペンス・ドラマのエンディング・テーマにお似合いな感じですね(笑)
キャッチーなメロディーと軽めのリズム・アレンジが耳に心地良い06。聴くほどに味が出てくる、まさにそんな曲です。
シンセを駆使したグルーヴ感が良い07。この曲も濱田 金吾のアレンジなのですが、アレンジャーとしても素晴らしいセンスを持っていると感じさせてくれる曲ですね。
最高にステキなメロウ・ナンバー08。アルバムで1番好きなナンバーです。このメロディー・ラインとヴォーカル・スタイルがたまらなく良いですね。曲の終盤でのピアノ・プレイが聴き所です。
落ち着いた雰囲気とJAZZYな香り漂うデュエット曲09。デュエットのお相手は小林 明子。洋楽のデュエット曲にも引けを取らない素晴らしいメロディーを持ったバラード曲です。

濱田 金吾のアルバムの中では、正直なところ1番地味なアルバムかも知れません。ただ、決して手抜きという訳ではありません。松下 誠のアレンジも派手さはないもののツボを抑えた感じですし、力の抜けた力作って感じでしょうか(笑)
秋から冬にかけて、聴きたくなる濱田 金吾のアルバムは何故かこのアルバムです。
現在は、東芝EMI時代の6作目とこのアルバムは入手困難ですが、つい先日東芝時代の音源を含んだベスト盤が発売されていますので、興味があればそのベスト盤を聴いてみる事をお薦めします。
大人が作った大人の為のポップスが満載ですよ。
[PR]
太田 裕美_12ページの詩集 ◇ 2006年 09月 26日
e0081370_214432.jpg 

曲のジャンルに関係なく、その人が歌うと独自の世界が出来上がってしまうアーティストっていますよね。
私にとっては太田 裕美がその代表的なアーティストの一人なんです。

歌っている曲は、歌謡曲、フォーク、ポップス等様々のジャンルに至っていますが、一度彼女の歌声、舌足らずによるものもなのか・・・独特な滑舌の悪さ(笑)が太田 裕美という世界を作り上げているような気がします。
つまり、どんな歌を歌おうとも太田 裕美が歌えば、それは「太田 裕美の曲」なんですね。ジャンル分けの意味を感じなくなってしまう、不思議なアーティストです。

今回紹介するアルバムは、秋になると何故か聴きたくなるアルバムです。1976年にリリースされた通算5枚目になる『12ページの詩集』です。
阿木 燿子、喜多条 忠、荒井 由実、松本 隆、伊勢 正三、イルカ、谷村 新司、太田 裕美という8人による12篇の詩集を歌にしたというコンセプトなのでしょう。作曲もニューミュージック系のアーティスト中心です。あえてジャンルでたとえるならフォーク、ニューミュージック風の色合いが強いアルバムかも知れません。

『太田 裕美 / 12ページの詩集』
01. あさき夢みし
02. 失くした耳飾り
03. 青い傘
04. カーテン
05. 君と歩いた青春
06. 最後の一葉
07. 湘南アフタヌーン
08. 一つの朝
09. ミモザの下で
10. 赤い花緒
11. ガラスの腕時計
12. 恋の予感

作詞:阿木 燿子、作曲:宇崎 竜童、編曲:萩田 光雄による01。宇崎 竜童らしいエキゾチックなメロディーに、滑舌の悪いヴォーカルが逆に不思議な魅力を醸し出しています(笑)
作詞:喜多条 忠、作曲:田山 雅充、編曲:萩田 光雄による02。田山 雅充と言えば、やはり「春うらら」ですが、この曲も似た雰囲気を持ったフォーク色の強い作品です。
作詞・作曲:荒井 由実、編曲:萩田 光雄による03。ユーミンの作品にしてはフォークっぽい作品かも知れません。荒井 由実時代にはこういう曲調が結構ありましたね。しかし、詞はユーミンらしいです。
作詞:松本 隆、作曲:ケン田村、編曲:筒美 京平による04。後にCITY POP系の素晴らしいアルバムをリリースするケン田村が曲を提供しています。編曲は師匠にあたる筒美 京平という事で、美しいメロディー・ラインのバラード曲で洒落た雰囲気に仕上がっています。
作詞・作曲:伊勢 正三、編曲:萩田 光雄による名曲05。何も言う事はありません、名曲です。しかし、最近は「青春」なんてタイトルの付く曲にお目にかかれませんね(笑)
作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:萩田 光雄による06。さすが天才・筒美 京平ですね。歌謡曲というのを知り尽くした人しか書けないメロディーです。
作詞:松本 隆、作曲:山田 つぐと、編曲:萩田 光雄による07。タイトルとは裏腹にベタなフォーク・ソングです(笑) 山田 パンダらしい曲ですが、私個人的には苦手なタイプです。
作詞:松本 隆、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄による08。アルバム中で1番好きなナンバーで、さすがに佐藤 健と思わせるLight Mellowなバラード曲。今聴いても違和感をまったく感じないメロディーと太田 裕美のファルセット・ヴォイスが絶妙にマッチしています。
作詞・作曲:イルカ、編曲:萩田 光雄による09。イルカらしいほのぼのとした歌。萩田 光雄のアレンジがベタなフォーク調になっていないのが良いです。
作詞・作曲:谷村 新司、編曲:萩田 光雄による10。谷村 新司にしては明るめの曲で、アレンジもC&W風になっています。なかなかの曲。ただ、谷村 新司の歌詞は昔から演歌の香りがしますね(笑)
作詞:松本 隆、作曲・編曲:萩田 光雄による11。マイナーなバラード曲ですが、起承転結の少ないメロディー構成が面白いですね。間奏での太田 裕美のナレーションが入ります。
作詞・作曲:太田 裕美、編曲:萩田 光雄による12。自作曲という事もありますが、自身の声を1番生かした曲かも知れません。親しみやすいメロディーのバラード曲。

1970年代半ば迄は、結構フォーク系の音楽をよく聴いていたんですが、CITY POP系の音楽を聴くようになってからはその洒落たメロディー・センスとアレンジに魅せられてしまい、フォーク系の音楽は全く聴かなくなりました(笑)
ただ、太田 裕美のアルバムだけはフォーク色の強い作品でも、何故かたまに聴きたくなります。
やはり彼女の声の魅力だと思います。聴いているとほんわかした気分になるんですね。
ストレス解消に太田 裕美の歌は効果があるのかも知れませんね。
[PR]
安部 恭弘_THE PANORAMA MEMORY ◇ 2006年 09月 25日
e0081370_21401728.jpg 

私がCITY POPという括りで、真っ先に思い浮かぶアーティストは安部 恭弘です。
都会的で洒落たメロディー・センスと独特な甘い歌声。まさにCITY POPであり、J-AORと言った感じの音楽を届けてくれるアーティストです。
何故か彼の歌声は、秋から冬にかけてが似合うような気がします。毎年この季節になると聴きたくなります。

私が1番好きなアルバムは、以前紹介した1984年にリリースされた3rdアルバム『SLIT』なんですが、今回紹介するのは趣向を凝らしたベスト・アルバムです。1985年にリリースされた『THE PANORAMA MEMORY』というアルバムです。
1stアルバム『Hold Me Tight』、2ndアルバム『MODERATO』、3rdアルバム『SLIT』の3枚から選曲されているのですが、一般的に人気のある曲からではなく都会的なイメージの強い渋めの選曲になっています。
どちらかと言うとコンセプト・アルバム的な特徴を持っている気がします。

いつも素晴らしいアレンジで安部 恭弘の曲を彩っている清水 信之が、アルバム・プロデュースとエディット、リミックスまで手掛けています。インスト・ナンバーやSEを効果的に織り交ぜて、都会のイメージを上手く表現しているのではないでしょうか。

『安部 恭弘 / THE PANORAMA MEMORY』
01. 'Cause I Love You [INSTRUMENTAL]
02. Music
03. Hold Me Tight
04. MANHATTAN [INSTRUMENTAL]
05. New York Night
06. STILL I LOVE YOU
07. トパーズ色の月
08. MANHATTAN [INSTRUMENTAL]
09. DOUBLE IMAGINATION
10. FUNNY LADY
11. 君の愛がすべて
12. グッバイは甘いリズムにのせて
13. KISS MARK
14. 裸足のバレリーナ [INSTRUMENTAL]

3rdアルバム収録曲のインスト・バージョン01。1分弱の短い曲です。
2ndアルバムに収録されていた02。跳ねたJAZZ風なビートにホーン・セクション、JAZZYなギターがお洒落なナンバーです。チャーリー・カレロのアレンジ曲。
1stアルバム・タイトル曲03。キャッチーなサビのメロディーの曲で、村上 秀一のドラミングと清水 靖晃のテナー・サックスのプレイが光るミディアム・ナンバーです。
1stアルバムに収録されていた曲のインスト・バージョン04。摩天楼の夜景を連想させるメロディーです。作詞家としても活躍していたクリス・モスデルのナレーション入り。
3rdアルバムに収録されていた05。この曲もタイトル通り、ニューヨークの夜を歌ったもので雰囲気が凄く良いですね。清水 信之らしいリズム・アレンジが光るナンバー。
シングル曲のカップリング曲でしたが人気の高い名曲06。ライブの観衆の声と手拍子を合成してライブ風なサウンドに仕上げています。
2ndアルバムに収録されていた美しいバラード曲07。何故か私の友人達に評判の良い曲です(笑)
再び04と同じインスト曲。ストリングスの美しさが際立ったアレンジが特徴です。1分弱の曲。
3rdアルバムに収録されており、シングルも切られた09。CMでも使われたポップなメロディーの曲です。オリジナルには無いエディットが施されています。
1stアルバムからの10。ミュージカル・ソングのような優雅な雰囲気が漂う曲ですね。メロディーもアレンジも大人向けといった趣の曲です。
3rdアルバムのラスト・ナンバーだった11。メロディアスなナンバーですが、切ないラブ・ソングです。
2ndアルバムからの12。軽め感じでまさに「甘いリズム」という形容がピッタリくる曲です。別れの曲にしては明るめの感じに仕上がっています。
シングル曲13。後に4枚目のオリジナル・アルバム『FRAME OF MIND』に収録されます。テンポのあるポップ・ナンバーです。
私の大好きな1stアルバムに収録されており、デビュー・シングルのカップリング曲だった14。この曲との出会った事で安部 恭弘が好きになりました。個人的には名曲中の名曲だと信じて疑わない曲です。ここではインスト・バージョンが収録されていますが、出来ればオリジナルの方が良かったように思います。クリス・モスデルのナレーションが少しうざいです(笑)

ただ良い曲を集めたベスト盤というのは、とっつきやすい反面味気の無いものが多かったりしますが、こういった編集を施したり、リミックスしたり、インスト・バージョンを加えたりしていると変化があって楽しめます。現在はこのCDは入手困難なようです。
オリジナル・アルバムは再発されているので、出来ればオリジナル・アルバムを聴く事をお薦めします。
どのアルバムを聴いてもハズレはありません。自信を持ってお薦め出来るアーティストの一人です。
[PR]
e0081370_0282527.jpg 

日を追う毎に秋めいてきてますね。昨日(23日)はお彼岸でしたのでお墓参りに出かけたのですが、天気もまずまずでした。何より空気が乾いてきてますから、とても気持ちが良かったです。
やはり天気も音楽も乾いた感じが気持ち良いですよね。
今回は爽やかで聴いていて気持ちの良いアルバムを紹介します。

AORのコンピレーション・アルバム等では、必ずといって良い程収録されている名曲「DANCE WITH ME」でお馴染みのオーリアンズの1975年にリリースされた通算3作目となる『LET THERE BE MUSIC (邦題:歌こそすべて)』です。
実は1974年に『DANCE WITH ME』を録音していたんですが、当時発売直前にオクラ入りになったそうです。この事がきっかけでレコード会社をアサイラムへと移籍して75年に発売されたのが『LET THERE BE MUSIC (邦題:歌こそすべて)』だったようです。
今では『DANCE WITH ME』を聴く事ができますが、当時は2作目という位置付けだったのでしょうね。

オーリアンズは、ジョン・ホール(G/Key/Vo)、ランス・ホッペン(B/Vo)、ラリー・ホッペン(Vo/Key/G)、ウェルズ・ケリー(Dr/vo)の4人組(当時)です。
楽曲が良いですし、コーラスも美しく演奏もしっかりしている実に良いバンドなんですね。
「DANCE WITH ME」のイメージが強いせいか、アコースティックなサウンドをメインにしたグループと思われがち(私も最初そう思ってました)ですが、実際はC&W、FUNK、ウエスト・コースト・ロック、レゲエ等様々なジャンルの音楽を聴かせてくれます。アルバムとしても色んなジャンルの音楽が混在しているものの、バランス良くまとまっているのが魅力です。

『ORLEANS / LET THERE BE MUSIC』
01. FRESH WIND (風さわやかに)
02. DANCE WITH ME
03. TIME PASSES ON (愛が過ぎて行く)
04. YOUR LIFE MY FRIEND
05. LET THERE BE MUSIC (歌こそすべて)
06. BUSINESS AS USUAL
07. COLD SPELL
08. ENDING OF A SONG
09. GIVE ONE HEART
10. YOU'VE GIVEN ME SOMETHING (君がくれた大切なもの)

爽やかなアコースティック・ギターのカッティングが印象的な01。ニューオリンズの香りが漂う、コーラスの美しいナンバーです。邦題がピッタリ似合っています。
お馴染みの名曲02。FUSION好きな方には、アール・クルーのカヴァーでお馴染みでしょう。J-POPにおいても、村田 和人が『SINGLE COLLECTION』の中で素晴らしい多重コーラスを聴かせてくれます。実に爽やかな風のような曲ですね。
これまた実に良いバラード曲03。名曲です。アコースティックなサウンドに乗せた美しいメロディーが大好きです。この曲でのコーラスもオーソドックスですが見事なコーラスを聴かせてくれます。
AOR風な洒落たアレンジの04。イントロの感じが大好きです。ジョン・ホール、ラリー・ホッペンのギター・コンビの演奏は、技術も確かですね。C&Wの香りがする1曲です。
初期のドゥービー・ブラザーズのサウンドを彷彿させる05。ギター・サウンド全開でノリの良い曲です。どの曲にも共通していますが、とにかくコーラスが素晴らしさには驚かされます。
大好きな曲06。FUNKYでご機嫌なナンバーです。ギター・リフ、カッティング、ソロ共に格好良いです。コーラスの入れ方もアルバム中で1番好きです。
ロック色の強い07。小気味良いサウンドと凝ったコーラス・ワークが特徴ですね。
ピアノによるイントロがAOR風バラードの香り漂う08。聴くほどに味が出てくる、そんなバラードです。
レゲエ風アレンジによる09。どんなタイプの曲においても美しいコーラスは健在で、レゲエ風のサウンドに違和感のないコーラス・アレンジが見事。軽い感じの曲ですが、彼らの演奏力の確かさを感じます。
ドライヴ感溢れるナンバー10。実に軽快なリズムが気持ち良い1曲です。

全10曲中8曲をジョン・ホールとジョアンナ・ホールのコンビが書いています。あまり詳しくないのですが、この二人はご夫婦なんでしょうか?本当に魅力的な曲を書いています。
何度聴いても飽きのこない爽やかなアルバムです。お薦めですよ。

実はこのアルバムもBOOK OFFで250円で購入しました。BOOK OFFの場合、洋楽の安棚コーナーの多くが750円ですね。しかし、探せばこんなに良いアルバムが見つかりますよ。
これだからBOOK OFF巡りは止められません(笑)
[PR]
一周年・・・。 ◇ 2006年 09月 23日
いつも当ブログを訪問して下さり、またご贔屓下さりありがとうございます。

今日、9月23日で私がブログを開設してちょうど1年になります。そして、どうでも良い事ではありますが、私の誕生日でもあります(笑)
ブログを始める前はHPを作って同じように好きな音楽を紹介しておりましたが、その頃からお世話になっていたKINGOさんから「あなたはブログに向いているから、ブログを始めてみたら?」と薦めてくれました。
ブログに関して右も左も解らず、ましてやトラックバックって一体何?みたいな状態でしたが、1年前とりあえずやってみるかと始めてしまいました(笑)

ブログを始めるにあたり一つの目標を定めました。「とりあえず1年間は、出来るだけ毎日記事を書こう!」という目標です。昨日(9月22日)迄に、仕事の都合上毎日というのは無理でしたが、395件の記事をアップする事が出来ました。計算上では1日1つの記事を書いた事になります。
飽きっぽい私にしてみれば、はっきり言って快挙かも知れません(笑)

当初1番不安だったのが「一体どれだけの人が見てくれるのか?」でした。しかし、日数を経過する毎に訪問者数が増えていき、昨日まで28,000人の方が当ブログを訪れてくれました。
こんな古い音楽ばかりを紹介していて、記事の内容も拙いものばかりなのに・・・。
訪れて下さった皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
本当に、本当にありがとうございます!

ブログを始めてから、本当に沢山の音楽を愛する方々に出会う事が出来ました。素晴らしい皆さんに刺激され、また影響を受けました。この1年間、どれだけCDの枚数が増えた事か!(笑)
皆さんに出会えた事が私にとって財産だと思っています。ありがとうございます。

今日から気持ちも新たに、また記事を書いていこうと思っています。
またお付き合いの程、よろしくお願い致します!



今日で、47歳になります。
「えー!そんなおっさんのブログだったの!?」と驚いている方もいらっしゃるでしょうね(笑)
しかし、私のブログで紹介しているアーティストの大半は、私と同年代あるいは年上のアーティスト達です。今でも現役で頑張っているアーティストばかりです。
そんなアーティスト達が、頑張って良い音楽を提供してくれています。何の労力も使わず、ただ聴いて楽しんでいるだけの私はもっともっと頑張らなければと思っています。
稚拙な文章力しか持たない私ですが、良い音楽を提供してくれる素晴らしいアーティスト達に感謝の気持ちを込めて、これからも記事を書いていこうと思っています。
[PR]
松任谷 由実_PEARL PIERCE ◇ 2006年 09月 22日
e0081370_2385498.jpg 

今回紹介するアルバムは、ユーミンの1982年にリリースした『PEARL PIERCE』です。
主役のユーミンを差し置いて申し訳無いのですが、このアルバムの凄いのはズバリ松任谷 正隆のアレンジ・ワークです。とにかく神懸りとしか思えないような素晴らしいアレンジの楽曲満載のアルバムです。もちろん、ユーミンの作る歌の素晴らしさは言うまでもありません。
しかし、1度このアルバムを聴いたら演奏の格好良さに度肝を抜かされます。おそらく洋楽でもここまで緻密な計算されたアレンジというのはあまり無いのではないでしょうか。

初めてこのアルバムを聴いた時、1曲から2曲目の流れを聴いただけで鳥肌が立ちました(笑)
アレンジの素晴らしさはもちろんの事、その緻密なアレンジを実現可能にするだけの卓越した技量を持ったミュージシャン達の演奏の凄さに圧倒されます。
このアルバムのリズム・セクションを支えているのは、松原 正樹、鈴木 茂(G)、高水 健司(B)、林 立夫、島村 英二(Dr)、斎藤 ノブ、浜口 茂外也(Per)、そして松任谷 正隆(Key)。
ユーミンを始めとして、松任谷 正隆が関わってきたアーティストの作品を沢山聴いてきましたが、アレンジの冴えという面ではこのアルバムがベスト1だと思います。

『松任谷 由実 / PEARL PIERCE』
のっけから松原 正樹の格好良いギター・リフとカッティングに参った状態になってしまう01。ハンド・クラップやホーン・セクションの使い方も抜群です。ストリングスの入れ方も見事の一言。EVEならではのコーラスも効果的ですね。
01のカット・アウトからすかさず軽快なギター・カッティングで入ってくる02。とにかく格好良いですね。高水 健司のスラッピング・ベースも良いですね。間奏の松原 正樹のギター・ソロも素晴らしいですよ。私の中では01と02がセットになって1曲みたいな感じがしています。歌の内容としては怖い女性の歌ですね・・・。別な意味で鳥肌がたちますね(笑)
長閑な昼下がりという雰囲気がよく伝わってくる03。比較的地味な曲ですね。
アーバン・ソウルな雰囲気が漂う04。ゆったりしたリズムながらしっかりとしたグルーヴ感がたまりません。間奏のギター・ソロはおそらく鈴木 茂でしょう。
涼しげな風が吹かれているような05。パーカッションやサックスの入れ方が絶妙です。
またしてもゆったりしたグルーヴが心地良い06。松原 正樹のカッティングとゴスペル風のコーラスが光ってます。間奏のオルガンが曲の雰囲気にピッタリですね。
イントロの美しさが印象的な07。アルバムの中で最もキャッチーなナンバーですね。サビの部分のリズム・アレンジが大好きな1曲です。ストリングスの美しさと高水 健司のベースに注目したい曲。
都会的なサウンドで彩られたイントロが渋い08。まさにCITY POPなナンバーですね。
AORなバラード曲09。アレンジもボズ・スキャッグス辺りのサウンドを連想させます。ジェイ・グレイドンばりのギター・ソロはもちろん松原 正樹です。サビのメロディーはユーミンらしい上手さを感じます。
真夜中の静けさが伝わってくる10。鈴木 茂のギターの響きが印象的です。

ユーミンが作った楽曲だけで言えば、他に素晴らしい作品を収録したアルバムが沢山ありますが、松任谷 正隆のアレンジを考えた場合はこのアルバムが断然光っていますね。
70年代終わり頃から80年代初め頃における、松任谷 正隆、坂本 龍一、井上 鑑のアレンジは素晴らしいものが多いですね。本家AORのデヴィッド・フォスターやジェイ・グレイドンのアレンジも確かに素晴らしいですが、日本人ならではの緻密で繊細なアレンジというのは世界に誇れるものだと思っています。
01と02は特に素晴らしい流れを持ったアレンジなので、ぜひ1度聴いてみて下さい。
[PR]
ラジ_ACOUSTIC MOON ◇ 2006年 09月 21日
e0081370_21393481.jpg 

久しぶりの「CD化してくれ!」のカテゴリで紹介するアルバムは、ラジの1981年にリリースした通算5作目『ACOUSTIC MOON』です。CBSソニー時代のラジのアルバムでCD化されているのは1st『HEART TO HEART』と2nd『LOVE HERAT』のみです。確かにこの2枚はCITY POPの名作なのでCD化されたのは嬉しい限りです。

1stから音楽的なブレーンであった高橋 幸宏とのコラボレイトが続き、3作目『QUATRE』や4作目の『真昼の舗道』では、テクノ風なサウンドによるヨーロピアン・ポップス色の強いものになっていきました。
この2作品も良いアルバムでCD化して欲しいアルバムですが、一般的に聴きやすいPOPな感じに戻ったこの『ACOUSTIC MOON』は、この季節にピッタリなアルバムで大人が楽しめるPOPなアルバムに仕上がっていて沢山の人に聴いて欲しい1枚です。

作家陣も豪華です。作詞は、来生 えつこ、糸井 重里、大貫 妙子、山川 啓介。
作曲は、杉 真理、筒美 京平、井上 鑑、南 佳孝、NOBODY、後藤 次利、高橋 幸宏という面々。
アレンジは当時、最も勢いのある井上 鑑。
ミュージシャンも林 立夫、渡嘉敷 祐一、上原 ゆかり、後藤 次利、マイク・ダン、今 剛、鈴木 茂、井上 鑑を中心にした豪華メンバーです。

『ラジ / ACOUSTIC MOON』
01. ROSY BLUE
02. 紫苑 (シオン)
03. アコースティック・ムーン
04. ストーミー・ナイト
05. ブラック・ムーン
06. 薔薇のグラス
07. Do you wanna dance
08. パラダイス・ワイン
09. メモリー・スルー (追想)
10. パズル・ヌーン
11. リラの日曜日

杉 真理の作曲によるキャッチーなメロディーな01。杉 真理は本当に良い曲を書きますね。鈴木 茂の今 剛と間違いそうな位キレのあるギター・カッティングが素晴らしい1曲です。
ラジの美しい多重コーラスで始まるヨーロピアンな雰囲気の02。筒美 京平の作曲ですが、さすがに天才です。良いメロディーです。後藤 次利のベース・プレイがとにかく渋いです。
井上 鑑作曲の弦楽四重奏の美しいインスト曲03。
同じく井上 鑑作曲の04。この曲は、アレンジが1番井上 鑑らしい曲かも知れません。ここでも後藤 次利のベースが光ります。アーバンなミディアム・チューン。今 剛のソロも聴き所です。
南 佳孝作曲の05。マクセルのカセット・テープのCMソングでした。このCMには黒の3部作と言って、吉田 美奈子の『Black Eye Lady』、大貫 妙子の『黒のクレール』とこの曲が使われました。ブラジリアン・テイストのすごく良い曲なんですが、この曲だけ未CD化なんです。鈴木 茂のギター・ソロが素晴らしいナンバー。
同じく南 佳孝作曲のスロー・バラード06。ボッサ風のアレンジでアーバンな香り漂う作品。
レトロな歌謡曲っぽい07は、NOBODYの作曲。俗っぽい感じのメロディーなんですが、ラジが歌うと下世話にならないんですね。何故か癖になるそんな曲です(笑)
サンバのアレンジが軽快な08。南 佳孝の作曲です。寺尾 聰のアルバムに通じる雰囲気を持った曲。
JAZZYなアレンジが心地良いミディアム・チューン09。中林 憲昭作曲。鈴木 茂のギター・ソロ、土岐 英史のアルト・サックスのソロが見事としか言い様の無いプレイを披露します。
後藤 次利作曲による10。ベーシックな部分のベースはマイク・ダンが弾いていますが、曲中で素晴らしいフレットレス・ベースのソロを弾いているのが後藤 次利です。サウンド的にはパラシュートに近いですね。
大貫 妙子作詞、高橋 幸宏作曲による11。ラジとの相性が良い高橋 幸宏によるヨーロピアンなバラード曲。他の曲に比べると地味な印象です。後藤 次利のベースは本当に凄いの一言です。

いつの時代も同じだと思うのですが、音楽業界がターゲットとする年齢層は10代、20代、30代が中心です。それは仕方がない事かも知れませんが、40代、50代の年齢層が楽しめるPOPSが少ないのも事実だと思います。その結果、若い頃は音楽が好きだったのに現在はあまり聴かなくなってしまうのかも知れません。
ラジのアルバムのように、素晴らしい声で決してやかましく感じる事もなく、大人でも気持ち良く聴けるアルバムをもっとリリースして欲しいですね。
そんな意味でもぜひCD化して欲しい素晴らしいアルバムだと思います。
[PR]
ページトップ
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Ice Green Skin by Sun&Moon