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BOW WOW TV ◇ 2007年 01月 31日
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本当は今回、ソウル系の洋楽アルバムを紹介しようと思っていたんですが、会社帰りに近所のBOOK OFFで250円のコンピを購入しまして、急遽それを紹介する事にしました。
コンピレーション・アルバムは、本当に沢山リリースされています。シリーズ化されているものも多くて、例えばソニー系なら"MAX"、EMI系なら"NOW"というのは有名ですよね。今回購入したのは、ポリドール系のコンピレーション・シリーズ"BOW WOW"の1996年にリリースされたもので、TVのドラマ主題歌やCF曲を集めた『BOW WOW TV』です。現在でもCF曲を集めたコンピレーションは沢山あって私も何枚か所有していますが、今回購入した『BOW WOW TV』は値段が安かった事と選曲が気に入って購入しました。

TVというメディアで流れていたという事が唯一のコンセプトなので、選曲については良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えば無節操なのが楽しみのひとつと言えます。
1996年夏頃のリリースなので、今から10~11年前位にTVで流れていた曲ですから憶えている人も多いでしょうし、楽曲自体が有名なので洋楽好きの人にはお馴染みのナンバーが多いと思います。この手のコンピレーション・アルバムは、真剣に聴くというよりはBGM的な聴き方がぴったりきます。特にブログの記事を書きながら・・・というのに最適です(笑)

『BOW WOW TV』
01. 若葉のころ / THE BEE GEES (TBS系ドラマ「若葉のころ」オープニング・テーマ曲)
02. サンキュー / BOYZ Ⅱ MEN (トヨタ カリブ CF曲)
03. LIFE~ステイ・ゴールド / STEVIE WONDER (トヨタ カムリ CF曲)
04. 愛はかげろうのように / CHARLENE (アサヒ 江戸前 CF曲)
05. セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト / VANNESA WILLIAMS (シオノギ セデス CF曲)
06. ワンダフル・トゥナイト / ERIC CLAPTON (フジテレビ系ドラマ「幸せの決断」テーマ曲)
07. アイム・ノット・イン・ラヴ / 10CC (キリン ブラウマイスター CF曲)
08. アローン・アゲイン / GILBERT O'SULLIVAN (日本信販カード CF曲)
09. ハート・オブ・マイン / BOBBY CALDWELL (パーラメント CF曲)
10. ロミオとジュリエット / ENGELBERT HUMPERDINCK (ホンダ レジェンド CF曲)
11. イッツ・マイ・スタイル / CATHY DENNIS (VENEZEL CF曲)
12. 恋のサヴァイヴァル / GLORIA GAYNOR (フジテレビ系ドラマ「都合のいい女」挿入歌)
13. トムズ・ダイナー / DNA featuring SUZANNE VEGA (AGF CF曲)
14. カプリ・コーリング / YELLO (アウディ CF曲)
15. ビター・スウィート・サンバ / HERB ALPERT'S TIJUANA BRASS (日産 ローレル CF曲)
16. ホワイト・ルーム / CREAM (日産 グロリア CF曲)

レビューの必要の無いくらいに有名曲が揃ってますので、今回レビューはありません(笑)
ただ、当時のCMも曲自体も知らなかったのは02、11、13、14の4曲のみでした。洋楽好きな方なら知っているのでしょうけど・・・。
私のような中年世代には、別の意味で思い入れが強い曲も多いですね。例えば01は、映画「小さな恋のメロディー」の挿入歌としての方が印象が深いですし、15については深夜放送「オールナイト・ニッポン」のオープニング・テーマ曲としての方が馴染みが深いです。なんせ毎晩聞いてましたから・・・(笑)
16は、何故か車のCF曲として使われる事が多いですね。特に日産のCFに多い気がします。
こういうアルバムをデジタル・オーディオ・プレイヤーに入れたり、車に積んでおくと結構楽しめます。
BOOK OFFでは古いコンピレーションは、極端に安く入手出来るので助かります。
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小林 信吾_The Borderland ◇ 2007年 01月 30日
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今回紹介するのは、浜崎 あゆみ、角松 敏生、佐藤 竹善、中島 みゆきのライブのサポートをはじめ、平原 綾香のプロデュース、数多くのアーティストのレコーディングやアレンジに関わっている日本を代表するキーボード奏者、小林 信吾が1994年にリリースした初リーダー・アルバム『The Borderland』です。

キーボード奏者のリーダー・アルバムと言う事で、インスト曲中心のアルバムかと思いきや、意外にも70年代の洋楽の名曲カヴァー7曲と小林 信吾のオリジナルのインスト曲3曲で構成されています。
1958年生れの小林 信吾にとって、1970年代の洋楽は特別な意味があったと思います。同年代である私がそうであるように・・・(笑)
この頃の音楽に夢中になり、影響を受け、現在の小林 信吾があるのだというのが伝わってくるアルバムですね。
カヴァー曲では小林 信吾のアレンジ・センスの良さを、オリジナル曲ではキーボード・プレイを味わえます。

『小林 信吾 / The Borderland』
01. SOFT & LIQUID
02. GOLDEN LADY
03. FEELING
04. A NIGHT IN TUNISIA
05. ALONE AGAIN (NATURALLY)
06. GIVE ME A BREAK
07. YOUR SONG
08. IT'S TOO LATE
09. RONNIE, WHERE ARE YOU?
10. BURN
11. SOFT & LIQUID (Reprise)
12. MOTHER

小林 信吾作曲によるインスト曲01。まるで1970年代初め頃にタイム・スリップしたかのような懐かしい雰囲気を持ったナンバーで、CTIレーベルでのデオダード辺りを彷彿させます。
スティーヴィー・ワンダーの1973年の名作『Innervisions』に収録されていた名曲のカヴァー02。ゲスト・ヴォーカルは佐藤 竹善で、彼の伸びやかなヴォーカルと勝田 一樹のサックス・ソロが素晴らしいです。
モーリス・アルバートが1975年に大ヒットさせ、日本ではHi-Fi SETがカヴァーしてヒットした03。ゲスト・ヴォーカルは今は亡きCANDEEこと高尾 のぞみです。打ち込み中心のリズムに今 剛のJAZZYなギターが絡み、しっとりと歌うCANDEEの歌声が心に沁みます。
1950年代のアート・ブレイキーの名演が有名で、その後数え切れない程のカヴァーが存在するJAZZの名曲04。ゲストに村上 秀一(ds)、野村 義男(g)、小林 正弘(tp)、小池 修(sax)、勝田 一樹(sax)を迎え、スリリングな演奏を聴かせてくれます。お気に入りの1曲です。
ギルバート・オサリバンの名曲中の名曲05。レゲエ調のアレンジで、オリジナルよりも明るい雰囲気に仕上がっています。ゲスト・ヴォーカルのKANの歌声も曲によく似合っています。
06は小林 信吾のオリジナル・インスト・ナンバーです。沼澤 尚(ds)と松原 秀樹(b)のリズム隊によるタイトなリズムとシンセによるホーン・セクション・パートが印象的です。
エルトン・ジョンの代表曲で、邦題「僕の歌は君の歌」でお馴染みの07。ゲスト・ヴォーカルの中西 圭三の素晴らしい歌声は、本家エルトン・ジョンを彷彿させます。アレンジもゴスペル調のコーラスを入れてシックに仕上げています。
キャロル・キングの1971年の名盤『Tapestry』からの名曲08。沼澤、松原の強力リズムも聴き所ですが、1番のハイライトはゲスト・ヴォーカルの杉山 清貴でしょう。ミス・マッチにも思えますが、なかなかどうして良い感じの仕上がりです。小林 信吾のオルガン・プレイに注目です。
小林 信吾のオリジナル・インスト・ナンバー09。全て打ち込みによるサウンドですが、軽快なピアノのプレイが耳に残ります。
70年代という時代をティーン・エイジャーとして過ごしてきた者は、必ず1度は聴いたと言っても過言ではないディープ・パープルの代表曲10。ゲスト・ヴォーカルの坪倉 唯子の力強い歌声が曲にぴったりマッチしています。福原 将宣のギターも注目です。
ジョン・レノンのカヴァー12。ゲスト・ヴォーカル、ギターに角松 敏生を迎えています。あくまで個人的な感想ですが、角松にこの歌は似合わなかったように思います。ゴスペル調のアレンジは面白いですが・・・。

このアルバムはキーボード奏者・小林 信吾のリーダー作というだけでなく、70年代に青春を過ごした年代の人や、洋楽を愛する人達にも楽しんでもらえる好盤だと思います。
小林 信吾のピアノ・プレイを単純に楽しみたいなら、友成好宏とのピアノ・デュオ・ユニット"MAOCHICA"のアルバムをお薦めします。
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1977年11月に「迷い道」でデビューを飾った渡辺 真知子。今年でデビュー30周年を迎え、17年ぶりに全曲新録音のオリジナル・アルバム『鴎30~海からのメッセージ~』を2月14日にリリースするようです。今回紹介するのは、1986年にリリースされたベスト・アルバム『MACHIKO WATANABE BEST COLLECTION』です。

1970年代半ばにユーミンが登場以来、八神 純子や渡辺 真知子のような女性シンガー・ソング・ライターが続々登場し、音楽シーンを賑わせました。ユーミンとは異なり、メディアにも積極的に登場して人気を集めましたね。メディアに数多く登場したと言っても、八神 純子や渡辺 真知子の場合は当然の事ながら容姿で勝負するのではなく、彼女達の作った曲を自分で歌って人気を集めました。当時の女性シンガー・ソング・ライター達の多くは、ソング・ライティングの才能だけでなく、シンガーとしても素晴らしい表現力を持った歌の上手い人達でしたね。昨今のR&B系の女性シンガーは、技巧的な上手さは素晴らしいものを持っていますが、表現力に関しては乏しいような気がします。
このベスト盤は、シングル曲が中心の為に時代を感じさせるアレンジやメロディーの曲が多いのは否めませんが、親しみやすいメロディーで人を惹き付ける魅力は十分に持っていますね。

『渡辺 真知子 / MACHIKO WATANABE BEST COLLECTION』
01. 気になるあいつ
02. かもめが翔んだ日
03. ANTA
04. 泣いてララバイ
05. 好きと言って
06. なのにあいつ
07. ホールド・ミー・タイト
08. 迷い道
09. たかが恋
10. 唇よ、熱く君を語れ
11. ブルー
12. Off Shoreの風
13. Espressoでお別れ
14. 真夜中のハイウェイ
15. Sailing Night

1985年シングル曲01。軽快なシャッフルなリズムのポップ・ナンバーで、80年代半ばという時代の打ち込みによるサウンドが微笑ましいですね。
1978年の2ndシングル曲で大ヒットした02。♪ハーバーライトが 朝日に変わる♪という歌い出しのインパクトの強さと船山 基紀の歌謡曲チックなアレンジが秀逸な曲です。確かに歌謡曲というイメージは強いですが、自作曲でヒット・チャートに入ったという才能は凄いですね。
1983年リリースのアルバム『メリーさんは知らない』に収録されていた03。ストリングスをバックにしっとりと歌うバラード曲です。
1983年のシングル曲04。リズミカルなミディアム・ナンバーで、渡辺 真知子らしいメロディーを持ったナンバーです。典型的なララバイ・ソングですね(笑)
1982年のシングル曲05。ラテン調のナンバーで、伸び伸びとした彼女の歌声が印象的な好ナンバー。船山 基紀のアレンジは、渡辺 真知子の書くメロディーを上手く活かした見事なものです。
02の「かもめが翔んだ日」のカップリング曲で、1stアルバム『海につれていって』にも収録されていた06。ボッサ調のナンバーで人気の高い曲で、私も好きなナンバーです。
1980年のシングル曲07。コーラスをフィーチャーして、ウェスト・コースト風なサウンドを意識したようなミディアム・ナンバーです。
冒頭の♪現在・過去・未来~♪というワンフレーズだけで聴く者を魅了してしまった1977年のデビュー区億08。ヒットしても当然と思えるキャッチーなメロディーとインパクトのある曲ですね。
1981年のシングル曲09。波の音のSEの入ったバラード曲ですが、独特な暗さを持った曲と言えますね。
1980年のシングル曲で、カネボウ春のキャンペーン・ソングとして大ヒットした10。軽快なリズムとメロディーが特徴で、渡辺 真知子の才能の高さを感じた曲でした。ちなみ同年資生堂の春のキャンペーン・ソングは、竹内 まりやの「不思議なピーチパイ」でした。松原 正樹のギターに注目です。
渡辺 真知子のシングル曲の中で1番好きな曲11。1978年リリースの3枚目のシングルでした。1st、2ndシングルとは異なり、インパクトよりもメロディー重視で作られたのかも知れませんね。メロディー、アレンジ、歌唱の3拍子が嵌った曲だと思います。
1984年リリースのシングル「真夜中のハイウェイ」のカップリング曲で、アルバム『B♭m』に収録されていたメロウ・ナンバー12。鈴木 茂のアレンジでAORな1曲です。朝焼けに光る海を眺めながら聴きたい名曲です。
1984年のシングル曲13。夏向きなボッサ調のアレンジが秀逸です。この頃になると、渡辺 真知子の書くメロディーはかなりAOR風になってきます。
1984年のシングル曲14。時代を感じる打ち込みサウンドが残念ですが、メロディーはかなりAORな雰囲気です。アレンジを変えれば結構良くなる曲です。
1983年リリースのアルバム『Welcome To Yokosuka』に収録されていた15。夜の東京湾クルーズがテーマのバラード曲です。船に乗っているような心地良さを感じるJAZZYな大谷 和夫のアレンジが見事です。大好きな曲のひとつになっています。

1980年代半ば以降の彼女の作品には、CITY POPやAOR風な作品が多くなってきます。デビュー曲でヒットを出してしまった影響で、デビューから暫くの間はヒットさせることを余儀なくされて本来自分の歌いたい曲を書けなかったのかも知れませんね。以前紹介したアルバム『FEEL FREE』等はかなりAOR色の強い作品で、お薦めの1枚です。
残念ながら現在では、1stアルバム以外のアルバムは入手困難です。私も1991年にCD選書でCD化された時に買いそびれて、オリジナル・アルバムはLPのみの状態です。デビュー30周年を記念して、ぜひリマスタリングを施して再発して欲しいものです。
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届きました! ◇ 2007年 01月 28日
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Sony Music Shopというオンライン・ショップで、オーダーメイド・ファクトリーと言って現在廃盤になってしまったCDとか未CD化のアルバムをリクエストにより、復刻してお届けするというサービスがあります。まず1stステージでリクエストを募り言ってリクエスト数が100%に達すると2ndステージへ。2ndステージでは約1ヶ月間、予約注文を取って一定数を越えるとめでたく復刻、初CD化となるものです。

そして、めでたくCD化されて私の手元に昨日届いたのが、1978年にリリースされた大野 雄二の初リーダー・アルバム『SPACE KID』です。本当に待ち遠しかったです。
このブログ3度目の登場なので、レビューはコチラをご覧下さい。
ただ、嬉しかったのでUPしてしまいました(笑)

そして、大野 雄二ファンには朗報が・・・。なんと2ndアルバム『コスモス』の予約注文がオーダーメイド・ファクトリーで始まっています。もちろん、このアルバムも未CD化です。私もこの『コスモス』は未聴なので早速予約してきました。予約が一定数を超えないとCD化されませんので、興味のある方は是非予約して下さい。一般には発売されず、予約枚数のみの販売になります。
詳細はコチラです。

今、『SPACE KID』を聴いてます。やっぱり良いですね~(笑)
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PAUL DAVIS_COOL NIGHT ◇ 2007年 01月 28日
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今回紹介するのは、AORの王道とも言えるアーティストの一人、ポール・デイヴィスが1981年にリリースし、最大のヒット・アルバムとなった『COOL NIGHT』です。
ポール・デイヴィスは、1977年に「I GO CRAZY」がTOP10入りする大ヒット、1980年にはAORの名盤の1枚と言える『PAUL DAVIS』をリリースし、「DO RIGHT」や「CRY JUST A LITTLE」をヒットさせています。
カントリー・ミュージックやソウル・ミュージックの影響を受けながらも、ロック・バンドに参加したりスタジオ・セッション・ミュージシャンとして活動したらしいですね。そんな幅広いジャンルの音楽と接してきたことが、ポール・デイヴィスの書くポップな楽曲に反映されているのかも知れません。

一見仙人風な髭面とは裏腹なソフトで暖かみのある歌声が特徴で、『COOL NIGHT』のポップ・ロック路線の楽曲によくマッチしていると思います。そしてこのアルバムから3曲のシングル・ヒットが生れています。まさにポール・デイヴィスの代表作と言える1枚です。

『PAUL DAVIS / COOL NIGHT』
01. COOL NIGHT
02. YOU CAME TO ME
03. ONE MORE TIME FOR THE LONELY
04. NATHAN JONES
05. ORIENTAL EYES
06. '65 LOVE AFFAIR
07. SOMEBODY'S GETTIN TO YOU
08. LOVE OR LET ME BE LONELY
09. WHAT YOU GOT TO SAY ABOUT LOVE
10. WE'RE STILL TOGETHER

AOR好きならお馴染みの名曲01。センチメンタルな歌詞とキャッチーなメロディーを、ポール・デイヴィスの甘いヴォーカルで盛り上げます。本当に名曲ですね。
邦題「愛のマジック・タッチ」がピッタリくる02は、軽快なポップ・チューン。軽さが魅力と言っても過言では無い曲で、この軽さが実に心地良いです。
ポップ・ロック・バラードといった感じの03。どことなく土の香りが漂うのが、ポール・デイヴィスらしいと言えるのかも知れませんね。
ダイアナ・ロス脱退後のスプリームスのカヴァー曲04。ソウル・テイストを残しつつも、軽いポップ・ロック調に仕上がっているのが特徴です。
AORな雰囲気がたっぷりな05。旅先で知り合った東洋の女性に対する想いを歌っています。親しみやすいメロディーとソフトなヴォーカルが、メロウな世界を作りあげています。
シングル・ヒット曲06は、タイトル通りに60年代を彷彿させるロックン・ロール・テイストのナンバーです。コーラス・ワークが素晴らしく、明るい曲調とキャッチーなメロディーで01以上のヒット曲となりました。
07も独特な軽さが魅力のポップ・チューンです。
フレンズ・オブ・ディスティンクションの70年のヒット曲のカヴァー08。オリジナル曲は全く知りませんが、ポール・デイヴィスにぴったりな明るさと軽さを持ったポップ・ソングですね。この曲をシングル・カットしたのも頷けます。良い曲です。
ポップ・ロック路線の09。アルバムの中でもロック色の強いナンバーです。とは言っても甘いヴォーカルは健在で、変に重たくなっていないのが良いですね。
躍動感があって、活き活きとした感じが印象的なポップ・ソング10。

ヴォーカリストとしても、ソング・ライターとしても素晴らしい才能を持っていると思います。アルバム全体に漂う独特な軽さがたまらなく好きです。アーティストによっては、どんなに名作と誉れの高いアルバムであっても、1回聴けば当分の間聴かなくても十分という場合もありますが、ポール・デイヴィスのアルバムは、何回でも繰り返し聴けてしまいます(笑)
派手さはありませんが、独特な味わいのある名作だと思います。
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SHAMBARA_SHAMBARA ◇ 2007年 01月 27日
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今回紹介するのは、1989年に当時カシオペアに在籍中だった神保 彰と桜井 哲夫のプロデュースによるヴォーカル・バンド"SHAMBARA"の唯一のアルバム『SHAMBARA』(1989年)です。
神保、桜井の両名が、SHAMBARAを結成したことで野呂 一生、向谷 実と対立。それをきっかけに神保、桜井がカシオペアを脱退してしまいます。ある意味ではカシオペア・ファンには、印象深いアルバムかも知れませんね。正直なところ、私には何故野呂、向谷がSHAMBARA結成に意義を唱えたのかはわかりませんが、幅広い音楽活動を積極的に行おうとしていた神保・桜井の姿勢は、素晴らしいことだと思うのですが・・・。SHAMBARA活動後、神保・桜井は"ジンサク"を結成して活動していきましたね。

神保 彰(ds)、桜井 哲夫(b)、国分 友里恵(vo)、秋元 薫(vo)、古川 望(g)、梁 邦彦(key)という6人組で、ヴォーカル曲を中心に親しみやすいPOPなナンバーを聴かせてくれます。メロディーはキャッチーで親しみやすいものばかりですが、演奏面ではやはり神保、桜井という強力なリズム隊の印象に残りますね。

『SHAMBARA / SHAMBARA』
01. ON THE EARTH
02. 恋の瞬間 ~ Can't stop my love
03. TAKE ME HIGHER
04. SOLID DANCE
05. LOVIN' YOU
06. DELICIOUS LOVER
07. MONOCHROME
08. Aquariumの都会
09. HURRY UP TO YOU
10. In The Universe

タイトル通り地球の広大さを感じる幻想的なシンセ、躍動的なリズムが特徴な01。ドキュメンタリー番組のイメージ・ソングにピッタリな感じでしょうか。
80年代終り頃に人気絶頂だったWINKを彷彿させるような02。キャッチーなメロディーにタイトなリズム、WINKよりははるかに迫力のあるツイン・ヴォーカルです(笑)
神保・桜井の強力なリズム隊が大活躍のファンキー・チューン03。ツイン・ヴォーカルの利点を活かした曲だと思いますね。神保 彰の作曲です。
CITY POP風なダンス・チューン04。ギターの古川 望の作曲ですが、都会的な雰囲気が詰まったメロディー・ラインとアレンジがまさにCITY POPな1曲です。
桜井 哲夫作曲によるバラード曲05。この時期にぴったりな内容の歌詞です。
とにかく神保のドラミングと桜井のベースが強烈なダンス・チューン06。ここまでリズムが強烈だと演奏に耳を奪われてしまいますが、サビのメロディーなどはキャッチーで好きな曲です。
07もCITY POP風で、アーバン・メロウといった雰囲気を持ったミディアム・ナンバー。
都会的なサウンドが特徴の08は、早朝の都会を車で走る時のBGMにはぴったりなナンバーでしょう。
09もドライヴィング・ミュージックとして最適な軽快なポップ・ナンバーです。特に海岸線を車で流す時には気持ち良く聴ける曲だと思います。
優しさいっぱいの歌詞に明るい曲調が特徴の10。

印象に残るのは、神保 彰の作曲センスの良さですね。神保の書くメロディーは、桜井の書く曲よりもキャッチーで歌モノによく合います。元々歌モノが好きなのかも知れませんね。
アレンジにSHAMBARAの他に岩本 正樹が加わっているのが、より都会的でCITY POP色の強いアルバムに仕上がった要因だと思います。
FUSIONも好き、CITY POPも好きという私にとっては、大好きなアルバムなんですが、カシオペアのファンにはどのように受け取られているのでしょうか?少し気になりますね(笑)
CITY POPファンには聴いて欲しい1枚です。
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日本の音楽シーンを影で支えてきたトップ・ドラマー、村上 秀一のデビュー25周年を記念して1998年にリリースされたアルバム『Welcome to My Life』を紹介します。
何と表現したら良いのでしょうか・・・、まさにお祭り騒ぎのような楽しさてんこ盛りのアルバムです。総勢100人近いゲストを招き、彼が支えてきた様々なジャンルの音楽を取り上げ、ゲストとともに演奏しています。
村上 秀一が25年ものセッション・ドラマーとしての活動の中で自然と築かれた交友関係の広さと、多種多様なドラミングにはただ驚かされるばかりです。単純に音楽としても楽しめますし、村上 秀一の様々なスタイルのドラミングを聴くだけでも楽しいアルバムだと思います。

『村上"ポンタ"秀一 / Welcome to My Life』
01. Jaco Pastorius Medley
☆Soul Intro ~ The Chicken ~ Elegant Peaple ~ Liberty City
02. I Want You Back
03. Travelling
04. I've Got You Under My Skin
05. 青い山脈
06. Oh! Darling
07. Jane Birkin Medley
☆Yesterday Yes A Day ~ Les Dessous Chis ~ Ballade De Johnny-Jane ~ Di Doo Dah
08. 津軽 ~ 南部俵積み唄
09. It Might As Well Stay Monday From Now On
10. Time Is On My Side
11. We Can Talk
12. Left Alone
13. ヨイトマケの唄
14. Mambo No.5
15. (The White Room ~ Sunshine Of Your Love) ~ Knockin' On Heaven's Door
16. Welcome To My Rhythm(こんなオイラに誰がした) ~ 嵐を呼ぶ男

天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスのメドレー01。村田 陽一ソリッド・プラスを迎え、バカボン鈴木のジャコを彷彿させるベースも素晴らしいメドレーです。
ジャクソン5の名曲のカヴァー02。NOKKOのヴォーカルが、幼い頃のマイケル・ジャクソンの声に似ていて驚きました。白井 良明のギターも軽快です。コーラスには亀渕 友香が参加。
Sax Playerとして有名なレイ・ガスキンスの名曲03。この歌を持ち歌のように大事にしている近藤 房之助がヴォーカル、Charがギターで参加しています。
偉大な作曲家コール・ポーターの作品で、フランク・シナトラが歌ったことで有名な04。このJAZZYなナンバーを山下 達郎が熱唱しています。
服部 良一作曲による昭和の名曲05。矢野 顕子ワールド全開です。矢野 顕子、山下 洋輔のピアノが素晴らしいですね。
ビートルズのお馴染みのナンバー06。井上 陽水、大村 憲司、岡沢 章が参加していますが、井上 陽水の声とこの曲は似合わない気が・・・(笑)
モデル、映画・舞台女優、歌手、デザイナー(バックで有名ですね)等まさに多彩な才能を持ったジェーン・バーキンのメドレー07。大貫 妙子、森 まどか、EPOがヴォーカルを担当しています。
二代目・高橋 竹山の津軽三味線と香西 かおりの民謡が素晴らしい08。二代目・高橋 竹山は確か女性でしたね。本当に凄い三味線を聴かせてくれます。
おそらく"赤い鳥"時代のレパートリーだったと思われる09。山本 潤子のヴォーカル曲です。
ローリング・ストーンズのナンバーを、沢田 研二が熱唱する10。この歌は沢田 研二がタイガース時代から歌っていたようですね。大村 憲司、和田 アキラのツイン・ギターに注目です。
THE BANDの名曲のカヴァー11。忌野 清志郎とジョニー吉長がヴォーカル、仲井戸 麗市がギターで参加しています。日本語の訳詞も忌野 清志郎です。
ジャズピアニスト、マル・ウォルドロンの作曲した名曲12。歌詞はビリー・ホリデイです。吉田 美奈子の素晴らしい歌が堪能出来ます。ギターで渡辺 香津美が参加しています。
美輪 明宏の作詞・作曲による13。女手1つで自分を育てた亡き母を回顧する歌ですが、少し前までは差別用語が含まれているということで放送自粛されていた曲ですね。泉谷 しげるの歌が心に染みる1曲です。
高中 正義のレパートリーとして有名な14。高中 正義、小原 礼、国府 弘子、MALTA、高橋 ゲタ夫、中島 啓江等の豪華メンバーによる演奏・歌です。
スタジオ・ライブっぽい15は、おそらく一発録音ではないかなと思います。桑田 佳祐のヴォーカル曲。
日本を代表するドラマーを集めてのドラム合戦を聴かせてくれる16。10分を超える大作で、とにかく凄いドラマーが揃っています。興味のある方はぜひアルバム聴いて下さい(笑)

とにかく楽しいアルバムなので、私の拙いレビューを読むより実際に聴いてもらった方が、その楽しさが伝わると思います。幅広いジャンルの音楽を網羅していますので、多くの人に楽しんでもらえるアルバムですよ。
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VOICE OF JAPAN_VOJA ◇ 2007年 01月 24日
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興味のある音楽やアーティストがいるけど聴いた事がなく、だけどアルバムを新譜で買うというのには抵抗があるという事ってありませんか?そういうアルバムをBOOK OFFや中古店で安く買えると嬉しいものです。
今回紹介するアルバムもまさにそんな1枚で、BOOK OFFで250円で買いました。安い値段で聴く音楽の幅が広がるなんて有難いですよね。

さて紹介するアルバムは、亀渕 友香を中心に1993年に結成されたゴスペルを主とするクワイアー、VOJA(ヴォイス・オブ・ジャパン / 正確にはThe Voices of Japan)の1stアルバム『VOJA』(1997年)です。
亀渕 友香は、日本のゴスペルシンガーの第一人者であり、ヴォイストレーナーとしても有名なシンガーですが、私のような年代ですとやはり日本のR&Bグループの草分けとも言える「リッキー&960ポンド」のヴォーカリストとしての印象が強いですね。
その亀渕 友香を中心に、男女合わせて60名程のクワイヤー、つまり聖歌隊によるオリジナル曲やカヴァー曲、ゴスペルが収められたアルバムで、大勢で歌うことの楽しさが伝わってきます。

『VOICE OF JAPAN / VOJA』
01. SHINE
02. FREE YOURSELF
03. JOYFUL, JOYFUL
04. PLEASURE ~大地~
05. ボクノダイスキナ
06. WORSHIP THE LORD
07. PLEASURE ~祈り~
08. ひょっこりひょうたん島
09. MONKEY MAGIC
10. PLEASURE ~未来へ~
11. 太陽のあかし

オリジナル曲ですが、ゴスペル調の01。大勢の合唱というのは元気をもらえますが、この曲も希望をテーマにしていて元気をもらえる1曲です。
60年代のロック風なアレンジが特徴の02。亀渕 友香のヴォーカルはやはり迫力があります。
ゴスペルの定番曲03。この曲で思い出すのは、映画「天使にラブ・ソングを2」ですね。ウーピー・ゴールドバーグ扮する偽シスターとローリン・ヒル等が演じる学生の聖歌隊がコンクールで聴かせてくれた素晴らしい歌がこの「JOYFUL, JOYFUL」でした。VOJAの「JOYFUL, JOYFUL」しっとりと独唱で始まり、力強くビートの効いたリズムにのせた合唱が素晴らしいです。
コーラスのみの小曲04は、亀渕 友香作曲でアフリカの民族音楽を匂わせます。
レゲエ調のリズムを中心に、沖縄民謡やアフリカ民族音楽をミックスさせたような不思議な魅力のある05。オリジナル曲だと思います。
ゴスペルの定番曲として有名な06。打ち込みによるデジタル・ビートと人間味溢れるコーラスとの融合が面白いです。
小曲07。テーマが祈りということもあり讃美歌風な曲です。
私のような昭和30年代生れには何とも懐かしく思い入れのある08。NHKで放送されていた人形劇「ひょっこりひょうたん島」の主題歌です。この曲で昔元気をもらったことを思い出します(笑)
ゴダイゴの名曲であり、名作ドラマ「西遊記」の主題歌だった09。もちろん香取 慎吾ではなく堺 正章の「西遊記」ですが・・・。オリジナルに負けないくらいFUNKYなアレンジが施されています。
小曲10に続いて、アフリカの大地のような壮大さを感じさせる曲11。「みんなのうた」に使われても良さそうな感じの曲ですね。いとうせいこうの詞が素晴らしく、メロディーも親しみやすく良い曲だと思います。

The Voices of Japanの事を知らない人も多いと思いますが、結構活躍してまして最近では年末の紅白歌合戦のドリカムのバックで歌っていたのもThe Voices of Japanの面々でした。
大勢の合唱というのは本来、生で聴くのが1番良いと思います。しかし、このアルバムを聴くと大勢で合唱する楽しさが伝わってきますし、やはり元気をもらえる気がしますね。
誰にでもお薦めできるアルバムではありませんが、興味のある方は聴いてみて下さい。
何となく元気の無い時に聴けば、きっと活力が沸いてきますよ(笑)
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国分 友里恵_STEPS ◇ 2007年 01月 23日
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今回紹介するのは、知名度こそ高くありませんが歌の実力は相当な女性ヴォーカリスト、国分 友里恵が1987年にリリースした2ndアルバム『STEPS』です。
CITY POP好きな人には、以前紹介した林 哲司プロデュースによる1983年のデビュー・アルバム『Relief 72 Hours』を強くお薦めしたいのですが、如何せんCD化されていません。
国分 友里恵と言えば、角松 敏生のファンの間では角松と「It's Hard To Say Good-bye」をデュエットしたことで有名ですし、山下 達郎のツアーにコーラスで参加したりで知る人ぞ知るといった存在です。声量、歌唱力ともに申し分ないヴォーカリストだと思います。

アルバム『STEPS』は、岩本 正樹のプロデュースでブラック・コンテンポラリー色が強い仕上がりになっています。打ち込みによる、いかにもデジタルなダンス・ビートは時代を感じますが、それを補って余りある程に国分 友里恵のパワフルな歌が堪能できる作品だと思います。
バックのミュージシャンも、北島 健二(g)、長田 進(g)、山岸 潤史(g)、青木 智仁(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、渡嘉敷 祐一(ds)、山木 秀夫(ds)、岩本 正樹(key)、佐藤 博(key)といった実力派揃いです。

『国分 友里恵 / STEPS』
01. I Got You Inside Out
02. I Wanna Be With You
03. Cosmic Love
04. Just Go Up
05. Take A Little Bit Of My Love
06. Counting Down The Days
07. In Your Eyes
08. Margarita
09. You Are Love For Me

デジタルなダンス・ビートに長田 進のギター・カッティングと北島 健二のガッツ溢れるギター・ソロが炸裂するダンス・ナンバー01。
渡嘉敷 祐一、青木 智仁というリズム隊のグルーヴがたまらないミディアム・ナンバー02。この手のグルーヴ感は絶対に打ち込みには出せませんね。
02に負けじと山木 秀夫、富倉 安生のデジタル・チックなリズムが楽しい03。親しみやすいメロディーを持ったサビが特徴のダンス・ナンバーです。
デジタル・ビート炸裂なダンス・チューン04。個人的に大好きな曲です。長田 進のギター・カッティングが実に気持ちよくて、キャッチーなメロディーを持った曲です。
打ち込みとシンセのみで奏でられる、しっとりとしたバラード曲05。英語詞なんですが、それまでのダンス・ナンバーと変わり、艶やかなヴォーカルを披露してくれます。良い曲です。
ノリの良いダンス・ナンバー06。この曲のハイライトは、ズバリ山岸 潤史のギターです。とにかく鳥肌が立つくらいのカッティングを聴かせてくれます。どうしても歌よりギターに耳が傾いてしまいます(笑)
バラード曲07。シンセによるストリングスが美しく効果的です。
どことなくプログレ風なアレンジとAOR風なアレンジが混ざったようなナンバー08。富倉 安生のベースが耳に残ります。デジタルっぽく聴こえるドラミングは山木 秀夫。
佐藤 博の美しいピアノと高水 健司のウッド・ベースがフィーチャーされたバラード曲09。ラストを飾るに相応しいJAZZYで、しっとりと聴かせるバラードに仕上がっています。

国分 友里恵のヴォーカルを聴いていて感じるのは、激しいダンス・ビートの曲でも、落ち着いた雰囲気のバラード曲においても一切力みを感じないところですね。それでいてダンス・ナンバーでは激しく、バラードでは艶やかな歌を聴かせてくれます。
言い方を変えれば国分 友里恵独自のヴォーカル・スタイルを持っているということなんでしょう。
1990年代のR&Bディーヴァと呼ばれた、黒人の物真似としか思えないシンガーとは一味違いますね。
いかにも80年代といった感じの打ち込み系のサウンドが嫌いでなければ、お薦めの1枚です。
ただし現在は廃盤で、中古CDを探すしかないようです。
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RICHARD TEE_INSIDE YOU ◇ 2007年 01月 22日
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今回紹介するアルバムは、1993年に惜しくも膵臓癌で亡くなったリチャード・ティーが1989年にリリースした4枚目のソロ・アルバム『INSIDE YOU』です。リチャード・ティーと言えば、そのワン・アンド・オンリーなピアノやローズのプレイが特徴で、FUSIONやAORファンの間ではお馴染みですね。
リチャード・ティーのソロ・アルバムでは、1978年にタッパンジー・レーベルからリリースされた『Strokin』や1985年の『THE BOTTOM LINE』辺りが評判が高く有名ですが、先日BOOK OFFでこのアルバムを見つけ、聴いた事がなかったので購入してみました。

リチャード・ティーの魅力は、シンセサイザー等に興味を示さずに徹底的にピアノに拘ったところにあると思います。彼が曰く、「まだ、ピアノだってマスターしていない。ピアノのまだ入り口に立ったばかりの時に、シンセなんてものに興味がいく訳がないよ」と・・・。そんな彼の拘りが大好きでした。事実、このアルバムでも1曲だけDX-7を使っているだけで、他はピアノ・ローズ・B-3ハモンドのプレイのみです。
独特のタッチの強いピアノ、反対に繊細で叙情的なローズ、そしてハートフルなリチャードのヴォーカルが楽しめる好盤です。

『RICHARD TEE / INSIDE YOU』
01. Inside You
02. Thinking Of You
03. Chalk It All Up
04. Precious Thing
05. Crying In My Sleep Tonight
06. Louisiana Sunday Afternoon
07. Lullabye
08. So Hard To Handle
09. Will You Be There
10. Changes
11. Wishing

デイヴ・ウェックル(ds)とマーカス・ミラー(b)のタイトなリズムにのせ、リチャードのブルージーな歌声が魅力の01。マーカスらしいベースに耳を奪われる1曲です。
インスト曲02。まんまニューヨーク・サウンドといった感じのリチャードのローズのプレイと、歌心たっぷりのジョン・トロペイのギター・ソロ、レニー・ピケットのソロが素晴らしいです。
哀愁ただようメロディーを持ったボーカル曲03。ここではスティーヴ・ガッド(ds)とマーカス・ミラーのリズム隊ですが、ガッドのドラミングが光っています。
インスト曲04。なんとなくスタッフ時代のサウンドを彷彿させるナンバーで、ストリングスとリチャードのピアノ・プレイの美しさが際立っているナンバーです。
ローズの音色が夜の雰囲気を醸し出す05。ムーディーなバラード曲で、リチャードのハートフルな歌声とエディー・ゴメスとマーカス・ミラーのツイン・ベースという豪華な演出です。
日曜日の午後のまどろみ・・・。タイトルにぴったりな雰囲気の06。ハモンド・オルガンとレニー・ピケットのアルト・サックスが曲を盛り上げます。
ニューヨークの深夜を思わせるようなインスト曲07。スタッフ時代から変わらないリチャードのローズのプレイ・スタイルとピアノのタッチが嬉しくなります。
FUNKYなナンバー08。デイヴ・ウェックルとマーカス・ミラーのFUNKYなプレイとジョン・トロペイの軽めのギター・プレイが絶妙なヴォーカル・ナンバーです。
リチャード・ティーらしいプレイを堪能できるインストのバラード曲09。ガッドのドラミングとの相性はやはり抜群だと思わされた曲です。
JAZZYなバラード・ナンバー10。エディー・ゴメスのアコースティック・ベースとジョン・トロペイのJAZZYなプレイがこの曲の要と言えるでしょう。
ピアノ一本によるインスト曲11。この曲を聴くと、リチャードがいかにピアノに拘っていたのかが分かる気がします。まさにワン・アンド・オンリーなプレイです。

取り立ててインパクトの強い曲がある訳ではありませんが、アルバムとしてのバランスが良くて、例えば夜のドライブやバー・ラウンジ等でBGMとして聴くには最高だと思います。
決して演奏技術を披露しようというのではなく、単純に音楽として楽しんでもらいたいというリチャード・ティーの想いみたいなものを感じるアルバムです。
最近、夜寝る時にBGMとして聴くことが多いのですが、部屋を暗くして聴くと一層雰囲気が出るアルバムかも知れません。夜(深夜)に聴くのにお勧めの1枚です(笑)
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