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今回は少し趣向を変えさせて頂いて、音楽の話題ではなく、当ブログ初めてゲームの話を・・・。
実はつい最近、任天堂のゲーム機"Wii"を購入しました。いい歳したオッサンのあるまじき行為と思いつつも、リモコンを使った新しい操作性を持ったこのゲーム機に魅力を感じておりました(笑)

初代任天堂ファミコンが登場したのは、今から25年近くも前の1983年の事。私が社会人となった時期とほぼ同時期になります。大学生時代、喫茶店に入り浸ってインベーダー・ゲームを必死になってやっていた年代ですから、家庭でゲームを100円玉を積み重ねることなく遊べるというのはとても魅力的でした。当然、ゲーム機を買って遊びまくってきました。
ゲーム機も色々ありましたね。任天堂だけでもファミコンに始まって、スーパー・ファミコン、ゲーム・ボーイ、64、ゲーム・キューブ、DS、Wii等・・・。その他にもPCエンジン、メガドライブ、セガ・サターン、ネオジオなんていうのもあり、やがてソニーがプレイ・ステーションを発表して、そのグラフィック性能の高さに度肝を抜かされたものです。

PSが出現してからは、任天堂のゲーム(機)から離れてしまい、PSそしてPS2と遊んできました。そしてPS3の登場となります。ただ、ゲーム機本体で4~5万円というのは考えてしまいます。圧倒的なグラフィック能力は認めますが、いつの頃からかゲームの内容よりもグラフィックをいかにリアルに表現していくかを重要視されている気がしてなりません。
その点、任天堂のゲームは昔から子供も大人も楽しめるというゲーム・バランスに拘ってきた会社です。
その任天堂のWiiのリモコンを使った新しい操作性に、何か面白いゲームが出てきそうだという予感がしました。値段も2万5千円というのもPS3の半分というのは魅力的でしたね。

さて前置きが長くなりましたが、私が今嵌っているゲームがあります。毎日1時間程度楽しんでいるんですが、Wii用ゲーム・ソフト『FOREVER BLUE』です。これが実に癒されるゲームなんです。
自分がプロのダイバーとなって、海の中を自由に散策出来るダイビング・ゲームです。もちろんゲームですから、ストーリーが存在してある目的を達成することでエンディングを迎えますが、時間的な制限が無く、ほとんど自由気ままに遊べるのが良いんです。
画面を見ているだけで、ダイビングをしているような気分を味わえるのはもちろん、イルカをパートナーにダイビングしたり、熱帯魚に餌を与えたり、可愛がることが出来たり、マンタやクジラの迫力に圧倒されたり、デッキチェアに座ってただぼんやり海を見たり・・・。本当に海を満喫している気分にさせてくれるゲームです。
リモコンを使った操作も簡単ですから、50歳間近で激しいアクション・ゲームで遊ぶには辛い私のような年代でも楽しめるゲームです(笑)

他にもリモコンを振ったりして遊ぶスポーツ・ゲームもあるのですが、実際筋肉痛になることもあります(笑)
子供がゲームに夢中になるのを顔を顰めて見ているなら、こういうゲーム機で親子で遊ぶというのは面白いと思いますね。さすがゲーム機のパイオニアの任天堂です。
これからどんなゲームが出てくるかか楽しみですね。

『FOREVER BLUE』がどんなゲームなのかは、任天堂の公式サイト(コチラからどうぞ)をぜひご覧になって下さい。海好きな方はおそらくやってみたいと思うゲームだと思いますよ(笑)

今夜も寝る前に少し遊んで癒されてから、寝ようとおもいます。
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VALERIE CARTER_WILD CHILD ◇ 2007年 08月 30日
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女性アーティスト(シンガー)の作品をAORと定義するのは、男性アーティスト(シンガー)よりもはるかに難しい気がします。AORの魅力のひとつである洗練されたミュージシャンの演奏とヴォーカルとの調和、あるいはバランスの良さという点で考えると、歌が上手すぎても駄目ですし、逆に演奏ばかりが目立ってしまってもAORに成り得ない訳です。感情表現の素晴らしい女性シンガーが歌い上げてしまうと、それでもうAORでは無くなってしまう・・・、そんな感じでしょうか。

そんな中、今回紹介するヴァレリー・カーターの1978年にリリースされた2ndアルバム『WILD CHILD』は、AOR好きな人も納得のAOR作品と言えるアルバムでしょう。
何とも無味乾燥なアルバム・ジャケットで、インパクトは強いけれど決してお洒落なイメージはありません。しかし、アルバムに詰った楽曲はどれも素晴らしいものばかりです。
プロデュースは、当時エルトン・ジョンのバンドで活躍していたキーボード奏者のジェイムス・ニュートン・ハワードが担当し、バックにはジェフ・ポーカロ(ds)、デヴィッド・ハンゲイト(b)、チャック・レイニー(b)、スティーヴ・ルカサー(g)、レイ・パーカー.Jr.(g)、ジェイ・グレイドン(g)、ヴィクター・フェルドマン(key / per)、ジェイムス・ニュートン・ハワード(key)といった豪華な顔触れが揃っています。曲もバラエティに富んでおり、聴き込んでも厭きのこない素晴らしいアルバムに仕上がっています。

『VALERIE CARTER / WILD CHILD』
01. CRAZY
02. DA DOO RENDEZVOUS (ランデブー)
03. WHAT'S BECOME OF US
04. TAKING THE LONG WAY HOME (家路)
05. LADY IN THE DARK (暗闇の中の女)
06. THE STORY OF LOVE (恋物語)
07. THE BLUE SIDE
08. CHANGE IN LUCK
09. TRYING TO GET TO YOU (あなたをつかまえたい)
10. WILD CHILD

軽く弾むようなリズムが心地良いナンバー01。ジェフ・ポーカロとデヴィッド・ハンゲイトによるリズム隊のかっちりとしたリズムに乗せ、ルークのギターがバッキングにソロにと大活躍する1曲です。ヴァレリー自身によるコーラスも美しいですね。

チャック・レイニーのベース・プレイ、そしてスティーヴ・ルカサー、レイ・パーカー.Jr.、フレッド・タケットの3人のギタリストのプレイが光る02。サビのメロディーがとてもキャッチーで、ヴァレリーのヴォーカルも可愛らしくて良いですね。レイ・パーカー.Jr.のギター・ソロは絶品です。こういう曲をAORと呼ばずに何と呼ぶって感じの1曲(笑)

03もメロディーが素晴らしいミディアム・ナンバー。間奏でのジェイ・グレイドンのギター・ソロがマイルドで、いかにもジェイ・グレイドンらしくて印象的です。ヴァレリーのヴォーカルが際立ったナンバーです。

しっとりとしたヴォーカルが魅力の04。エレピ主体の前半から、徐々に盛り上がるアレンジが面白く、哀愁漂うドン・メリックのサックス・ソロが印象的です。

TOTOっぽいサウンドがたまらない05。ジェフ・ポーカロのドラミング、ルークのギター、ジェイム・ニュートン・ハワードのピアノのプレイが素晴らしいのですが、特にルークのギター・ソロは彼のソロ・プレイの中でも歌心が前面に出た素晴らしいプレイだと思います。

FUNKYかつソウルフルなナンバー06。個人的にはこういう曲が大好きなんです。TOM TOM 84アレンジによるホーン・セクションとルークのバッキングがとにかく格好良いですね。ヴァレリーも難しい曲ですが、難なく歌いこなしています。

デヴィッド・ラズリーが作曲、コーラスに参加している素晴らしいバラード曲07。メロディーの美しさとジェイ・グレイドンらしいギター・リフが印象的なナンバーです。

都会的で洒落たアレンジが心地良いミディアム・ナンバー08。目立ちませんが、チャック・レイニーのベースが素晴らしいですね。ルークのギター・カッティングも軽快ですし、ヴィクター・フェルドマンのピアノのプレイにも注目して欲しい1曲。

ホーン・セクションをフィーチャーしたスケールの大きさを感じるバラード曲09。ジェイムス・ニュートン・ハワードのエレピのプレイ、ドン・メリックのエモーショナルなサックス・ソロ、TOM TOM84の洒落たホーン・アレンジ、そして抑え気味に歌うヴァレリーのヴォーカルのバランスが絶妙な素晴らしいナンバーです。

アルバム・タイトル曲10。しっとりとした大人の味わいのあるバラード・ナンバーで、ヴァイブやマリンバを巧みに使ったアレンジが素晴らしい1曲。曲中でデヴィッド・ハンゲイトのベース・ソロが聴けるのも魅力です。

AORの魅力である楽曲・演奏・歌という3拍子揃った素晴らしいアルバムです。とにかく捨て曲無しで、それぞれの楽曲で違った表情を見せるヴァレリー・カーターのヴォーカルが凄いですよ。本当はもっと歌い上げることも出来るのでしょうが、あえて抑え気味にしているのが正解だったような気がします。
AOR好きな人には、ジェイ・P・モーガンの『JAYE P. MORGAN』と並んで1度は聴いて欲しい傑作アルバムです。自信を持って推薦できる作品なので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
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高村 亜留_ARU FIRST ◇ 2007年 08月 29日
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今回は少々マニアック・ネタかも知れません。実は、私もBOOK OFFでこのCDを見つけ、購入するまでは全く知らなかったアーティストなのです。このCDをBOOK OFFで見つけた時、当然内容は確認出来ませんからジャケット裏に書かれている曲名だけを見て、何故かピンとくるものがあったんですね。年代的にも85年頃に制作されたようでしたし・・・。実際に聴いてみると、これがズバリ「大正解」の1枚だったのです(笑)

その「大正解」だったアルバムとは、高村 亜留の1985年リリースの『ARU FIRST』です。
高村 亜留なる女性シンガーについて、色々調べてみたんですが詳細は一切分かりませんでした。プロデュースは、このアルバムがリリースされた1985年当時、プロデューサーとして頭角を表してきた長戸 大幸と徳光 英和です。アレンジは、全10曲中9曲を笹路 正徳、残り1曲をザ・スクェアの初代メンバーの一人だった宮城 純子が担当しています。参加メンバーもなかなか豪華で、長谷部 徹(ds)、青山 純(ds)、渡嘉敷 祐一(ds)、松原 秀樹(b)、伊藤 広規(b)、岡沢 章(b)、富倉 安生(b)、土方 隆行(g)、北島 健二(g)、笹路 正徳(key)、宮城 純子(key)、斉藤 ノブ(per)、EVE(cho)、小室 和之(cho)、楠瀬 誠志郎(cho)、村田 有美(cho)等という顔触れです。

『高村 亜留 / ARU FIRST』
01. LAST STEP
02. 恋は最高 (I'm In Love)
03. 恋のやりとり
04. ハートブレイク・サマービーチ
05. パーティーが終った後で
06. 今夜だけワンス・アゲイン
07. ブレーキを踏んで怒って
08. LET'S YOUR LOVE GROW (ほどけたハート)
09. SAY THAT YOU LOVE ME
10. 恋はデリケート

吉田 美奈子や山下 達郎でお馴染みのあの名曲のカヴァー01。ソウルフル低い声の高村のヴォーカルが渋いです。長谷部 徹の間の良いドラミングが心地良いです。また、ドラマーとして活躍して欲しいですね。

青山・伊藤の強力リズム隊のグルーブがたまらないFUNKYな02。ギターは北島 健二なんですが、彼がこういうFUNK色の強いリフ、リズムのギターを弾いているのが新鮮でした。笹路 正徳のアレンジが光る1曲。

斉藤 誠が作詞・作曲の03は、軽快なポップ・ナンバーです。高村の女性には珍しい低く太い歌声によく似合っているメロディーですね。伊藤 広規のベース・プレイが印象的です。

作詞:三浦 徳子、作曲:鈴木・キサブローによる04。アレンジは宮城 純子です。歌謡曲風なメロディーとラテン色の強いアレンジが特徴で、中森 明菜あたりが歌っても似合いそうな曲です。渡嘉敷 祐一と岡沢 章のリズム隊と斉藤 ノブのパーカッション、そしてこういう曲調では欠かせないEVEのコーラスが光ってます。

作詞:秋元 康、作曲:村田 和人による05。いかにも村田らしいメロディーを持ったミディアム・ポップ・ナンバーです。この曲でも長谷部 徹のドラミングが良いですね。小室 和之と楠瀬 誠志郎による涼しげで美しいコーラス・ワークが魅力です。

笹路 正徳の作・編曲による06。軽快なドライヴィング・ミュージックといった感じのナンバーです。サビのメロディーがキャッチーですが、少し歌謡曲チックな感じもします。

作詞:高村 亜留、作曲:村田 和人によるポップ・ナンバー07。夏っぽさ全開の1曲で、土方・北島のツイン・ギター(ソロは北島 健二)、青山・伊藤のリズム隊、小室・楠瀬のコーラス隊がそれぞれに良い部分を出している1曲です。

作詞:高村 亜留、作曲:土方 隆行によるFUNKチューン08。カッティングの名手・土方らしい格好良いギター・カッティングに痺れます。富倉 安生のスラップ・ベース、青山 純の重量感溢れるドラミング、ホーン・セクションのアクセントも効いています。コーラスは村田 有美。かなりお気に入りの1曲になってます。

作詞:高村 亜留、作曲:笹路 正徳による09。08と同じメンバーによる、これまたFUNKYなナンバーです。青山・富倉というリズム隊もかなり強烈で、相性も抜群ですね。土方 隆行がカッティングにソロにと大活躍な1曲。

最後の10は、軽めのポップ・ナンバーです。アルバムの最後にこういうポップ・ナンバーを持ってくるのも面白いですね。この曲は青山・伊藤のリズム隊で、伊藤のスラップ・ベースが堪能できるナンバーです。

とにかく高村 亜留は、不思議な声の持ち主です。1番最初に1曲目の「ラスト・ステップ」を聴いた時、CDプレイヤーのピッチがおかしくなったのかと思いました(笑)
なんとも低く太い声で、中尾 ミエの声質に似ている気がします。歌はソウルフルでなかなか迫力があります。慣れてくると嵌るタイプの声ですね。
決してセールス的に成功したとは思えないアルバムですが、内容は良いです。80年代に作られたアルバムは、結果的にセールス的に振るわずとも良い作品作りをしていたなと感じます。
また、こういう埋もれた良い作品を探していきたいなと思います。
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お知らせ・・・ ◇ 2007年 08月 27日
いつも当ブログをご贔屓にして頂き、ありがとうございます。

27日~28日にかけて、久しぶりの出張です。
そのため、27日夜(28日付)の記事はお休みします。
別に記事など1日書かずとも影響は無いのですが、コメント頂いたのにレスが出来ないと心苦しいのでお知らせしておきます。帰りましたら、必ず返事は書かせて頂きますので、よろしくお願いします。

出張先で時間に余裕があれば、BOOK OFFを探索してきたいと思っています。
意外と出張先で、掘り出し物に出会えることが多いので楽しみです。

秋の気配を感じつつも、まだまだ暑い日が続きそうです。皆様、お体御自愛下さいませ。
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山梨 鐐平_NICOLA ◇ 2007年 08月 27日
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今回紹介するのは、過ぎ行く夏を惜しみながら聴くのにピッタリな1枚です。山梨 鐐平が1993年にリリースしたソロ通算5作目(?)となる『NICOLA』です。
山梨 鐐平は、藤岡 孝章(元・まりちゃんず)、板垣 秀雄(元・ウィークエンド)と、3人組のグループ「Do!」を結成し、1979年にメジャー・デビューしています。
その後は、長渕剛とスペシャル・バンド「チョコレッツ」結成し、活動していたようです。
実は、私は「Do!」のことも山梨 鐐平のこともほんの数年前までは全く知りませんでした。彼の名前を知ったのは、CITY POP系のガイド本に紹介されていたからでした。
それから中古店で彼のアルバムを何回か見かけていましたが、ガイド本の掲載されていたアルバムでは無かったので手を出さずにいたんですが、ネットで調べてみると今回紹介する『NICOLA』は渚 十吾がアレンジで関わっているのを知り、たまたまBOOK OFFで格安で売られていたのを見つけて購入したものです。

NICOLA』しか聴いていないので、彼の音楽性について語ることなど恐れ多くて出来ませんが、このアルバムに関して言えば、「オトナが作ったオトナのための癒しの音楽」といった感じでしょうか。
とにかくメロディーもアレンジも心地良さを追及したかのように、耳障りな感じは一切無い音楽ですね。
リゾート・ミュージックと言い換えても良いかも知れません。アルバム全体に漂う涼しげ感じが大好きです。このアルバムを紹介するのは、夏の終わり頃と勝手に決めて今日に至りました(笑)

『山梨 鐐平 / NICOLA』
01. 黄昏には・・・
02. シエスタ
03. とても君が綺麗だから
04. 愛の行方
05. NICOLA
06. 恋のソナチネ
07. 夜想曲 (セレナーデ)
08. 君だけに優しい居場所
09. 眠れない魚
10. la festa
11. みじかい秋の短編

美しいストリングスが印象的な01は、三宅 一徳のアレンジが秀逸なナンバーです。名手・金山 功のヴァイブやマリンバが実に涼しげで、冒頭から心地良い空間に誘ってくれます。

渚 十吾のアレンジ曲02。少しウクレレっぽい音色のアコースティック・ギターが効果的なナンバーで、山梨 鐐平の書いたキャッチーなメロディーとヴォーカルが素晴らしい1曲です。

重実 徹のアレンジ曲03は、少しテンポのあるナンバーです。今 剛がアコースティック・ギター、エレキ・ギターにと大活躍しています。そして、八木 のぶおのブルース・ハープが南部の香りを運んできます。乾いた感じが心地良い1曲です。

山田 秀俊のピアノのイントロが印象的なバラード曲04。山梨 鐐平の書くメロディーは、当たり前かも知れませんが本当に彼の歌声によく似合いますね。渚 十吾のアレンジ曲ですが、ストリングスの美しさが際立つナンバーです。

私の個人的な考えですが、アルバム・タイトル曲である05が1番山梨 鐐平らしい曲かも知れないという気がしています。タンゴ調のナンバーです。聴いたことがないのですが、彼のアルバムに『LA HABANERA』というのがあるのですが、ハバネラというのは欧州で生れ、キューバで育った舞曲らしくヨーロッパへ逆輸入の形で流行したそうです。まさに、この曲はそんな雰囲気を持ったナンバーです。

ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのみによる演奏で、スタジオ・ライブ録音されたヨーロピアンな香り漂うバラード曲06。この曲はもうシャンソンと呼んでも良いようなナンバーですね。

渕野 繁雄のサックスが渋い07は、渚 十吾のアレンジによって都会的な香り漂う仕上がりになっています。やはりメロディーはヨーロピアンな雰囲気を持っていますが、どこか70年代の歌謡曲風な感じがして懐かしさも感じます。

舞台がヨーロッパから東京へ戻った感じのバラード曲08。アコースティックなサウンドが心地良く、私個人的にはヨーロピアン色が強い曲よりも、さりげないこういうバラード曲の方が好きですね。

再びヨーロピアンな雰囲気のミディアム・ナンバー09。やはり07同様、キャッチーなメロディーなんですが、歌謡曲風な印象があります。きっと、70年代の日本の歌謡曲というのはヨーロッパのタンゴやシャンソンの影響を色濃く受けていたのかも知れませんね。

同じヨーロッパでも10は、スパニッシュなナンバーです。情熱的なスパニッシュとは少し違った清涼感溢れるスパニッシュとでも言いましょうか・・・。不思議に耳に残る1曲です。

しっとりとしたバラード曲11。08に近い印象の曲ですが、ドラムとギター、トランペットだけの演奏ですが、物足りなさを感じさせない渚 十吾のアレンジは流石ですね。

ヨーロッパ風の音楽が苦手な人にはお薦め出来ませんが、私のように苦手ながらも秋~冬にかけてはヨーロピアン・サウンドが何故か似合うと思っているようなタイプの人には聴いて欲しいなと思います(笑)
好き嫌いに関わらず、山梨 鐐平の書くキャッチーなメロディーと歌声、そしてサウンドがきっと貴方を涼しげな気分にさせてくれること請け合いです。
今後も色々とアルバムを聴いてみたいなと思っているアーティストのひとりですね。
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TAN TAN_TRYING TO GET TO YOU ◇ 2007年 08月 26日
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スタジオ・セッション等で名前はよく知っているのに、ソロとしての作品は聴いたことがないというアーティストって意外に多いですよね。最近はこういうアーティストの作品がCD化されてきて、昔は聴く機会が無かった作品を聴くことが出来るようになったのはすごく嬉しいです。
今回紹介するのもそんな1枚です。TAN TANが1978年にリリースしたソロ・アルバム『TRYING TO GET TO YOU』です。洋楽曲のカヴァーを中心にしたアルバムで、全曲英語で歌われています。

私がTAN TANを知ったのは、おそらくサディスティックスのアルバム『SADISTICS』や高中 正義のアルバム『SEYCHELLES』、『TAKANAKA』での素晴らしい歌声だったと思います。
当然、当時はTAN TANという名前しか知らず、素性も分からなかったですが不思議な魅力の歌声は印象深いものでしたね。
1978年当時、このアルバムの存在は知ってましたが、洋楽カヴァー集という感じだったので購入しませんでした。もし、全曲日本語詞のオリジナル・アルバムなら購入していたかも知れません。

プロデュースにはギタリストとして活躍していたデヴィッド・ウォルファート、アレンジャーにはサックス奏者であり、HEATで活躍したトム・サヴィアーノを迎え、エド・グリーン(ds)、ジャイ・ウィンディング(key)、スティーヴ・ルカサー(g)、クッカー・ロプレスト(b)、レニー・コステロ(per)等の豪華メンバーが集まっています。
選曲に関しては、洋楽に左程詳しくない私はカヴァー曲の大半は知らない曲でしたので、新鮮な気持ちで聴けました。そんな私にもTAN TANの魅力を上手く引き出した選曲だなと思います。洋楽に詳しい人ならば、また違った楽しみがあるかも知れませんね。

『TAN TAN / TRYING TO GET TO YOU』
01. Daybreak
02. You Stepped Into My Life
03. Better Days
04. Bring Me Your Broken Heart
05. Poor Side Of Town
06. Isn't It Always Love
07. Trying To Get To You
08. Let The Morning Come
09. Don't Ever Say Goodbye
10. I'm Gonna Love You

デヴィッド・ポメランツとスペンサー・プロファーの共作01。シェリル・リンのデビュー・アルバムに収録されていました。イントロのジャイ・ウィンディングのピアノが美しく、バラードの職人・デヴィッド・ポメランツらしい素晴らしいバラード曲です。

ビー・ジーズの1976年のアルバム『Children of the World』に収録されていた曲のカヴァー02。当時のディスコ調のノリの良さを大切にしたアレンジとTAN TANのヴォーカルが奔放な感じで良い仕上がりになっています。

キャロル・ベイヤー・セイガーとメリサ・マンチェスターの共作ナンバー03。メリサ・マンチェスターの1976年のアルバム『Better Days & Happy Ending』にオリジナルが収録されています。メロウなバラード曲で、伸びやかなTAN TANの歌声が心地良い1曲。

ベイビー・グランドというバンドが1977年にリリースしたシングル曲のカヴァー04。グルーヴの効いたアレンジが素晴らしいナンバーです。

ジョニー・リヴァースが1966年に全米No.1に輝いた曲のカヴァー05。どこかカントリーの匂いのするバラード曲で、美しいストリングスが魅力的です。

カーラ・ボノフの1977年の1stアルバム『Karla Bonoff』に収録されていた曲のカヴァー06。AORが好きな人ならばご存知かも知れませんね。ポップな曲調とTAN TANの声がよく似合っているナンバーですね。

シャイ・ライツのリーダー、ユージン・レコードの1978年のアルバム『TRYING TO GET TO YOU』のタイトル曲のカヴァー07。私はオリジナルは知りませんが、ヴァレリー・カーターの名盤『WILD CHILD』で、この曲を取り上げていたのは知っております。都会的でソウルフルな1曲です。ヴァレリー・カーターのカヴァーと聴き比べても面白いと思います。

デヴィッド・ウォルファートとスティーヴ・ネルソンの共作ナンバー08。しっとりと聴かせるバラード曲です。ジャイ・ウィンディングのピアノ、ルークのギターが光る1曲です。

デヴィッド・ウォルファートとデヴィッド・フォスターの共作で、ポール・アンカの1978年のアルバム『Listen To Your Heart』に収録されていた曲のカヴァー09。いかにもデヴィッド・フォスターらしい展開のバラード曲です。ポール・アンカのオリジナルを聴いたことがないので何とも言えませんが、このメロディーは女性シンガーの方が似合う気がします。

デヴィッド・ウォルファートとスティーヴ・ネルソンの共作ナンバー10。軽快なポップ・チューンなんですが、この曲でのTAN TANの歌声が特に好きなんです。とても日本人が歌っているとは思えないですね。

このアルバムの素晴らしいのはアレンジですね。これだけのミュージシャンを集めていながらも、ソロ・パートはほとんど無いに等しいくらいです。スティーヴ・ルカサーにおいてはソロは1曲も無く、オーソドックスなバッキングに徹しています。でも逆に、このアレンジがTAN TANのヴォーカルがこのアルバムの主役なんだと主張しているようにも思えるのです。今聴いても心地良く聴ける1枚ですね。

TAN TANは、本名の森野 多恵子、TAN TAN、大空 はるみと名前を替えながらも音楽活動を続けてきましたが、残念ながら現在は故人となっています。このアルバムが、CDとなって多くの人に聴いてもらえてるのを天国できっと喜んでいるでしょうね。
蝉の声も徐々に減って、代わりに秋の虫の鳴声が夜風に乗せて聞えるようになった昨今。こんなアルバムを聴きながら、夏を惜しむのも良いのではないでしょうか・・・。
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さぁ、リベンジです(笑)
久しぶりにコンピレーション・アルバムを紹介しようと思います。今回紹介するのは、「知的な香りとスタイリッシュな響き。生活空間を彩るオトナのポップスをここに凝縮。今、改めてAOR!!」というキャッチ・コピーのもとに、中田 利樹、金澤 寿和の両氏が監修・選曲した2001年リリースのAORのコンピレーション・シリーズ、『AOR Light Mellow』のWARNER Editionです。
このコンピレーション・シリーズはレコード会社別に編集されたものがリリースされておりまして、私の所有しているものだけでも5枚あります。どれも選曲が良く、ドライブのBGMには最適なアルバムなので、機会をみて色々紹介したいなと思っています。

さて、今回のワーナー・エディションはAOR好きな方なら、このレコード会社名だけでも色んなアーティストを思い浮かべ、期待が膨らむかも知れませんね。実際、期待を裏切らない内容になっています。
もちろんベタな有名な曲もありますが、あえて渋い選曲のものがあったりと聴いていて厭きがきません。
19曲収録というボリュームも嬉しい限りです(笑)
このシリーズは、アルバム1枚に平均17~18曲程度収録されているので、5枚もあればどっぷりとAORの世界に浸れることができます。あまりメジャーではない曲やアーティストも取り上げられていて、そこら辺のAORのベスト盤とは違って新鮮な気持ちで聴けるのも魅力です。これはコンパイラーの二人のセンスの良さということなのでしょう。AOR好きな方なら持っていて損のないコンピレーション・アルバムだと思います。

『AOR Light Mellow ~ WARNER Edition ~』
01. We're In This Love Together (奏でる愛) / Al Jarreau
02. Genevieve / Andrew Gold
03. Who'll Be The Fool Tonight (今夜は気まぐれ) / Larsen-Feiten Band
04. Is It You / Lee Ritenour
05. It's The Falling In Love (恋をしましょう) / Carole Bayer Sager
06. Too Young / Crackin'
07. The One You Love (恋人) / Glenn Frey
08. You Belong To Me / The Doobie Brothers
09. Why I Came To California (カリフォルニアの恋人たち) / Leon Ware
10. Stay With Me / Peter Cetera
11. Ride Like The Wind (風立ちぬ) / Christopher Cross
12. Hot Rod Hearts / Robbie Dupree
13. Let's Be Friends / Marilyn Scott
14. Your Secret's Safe With Me (ふたりのシークレット) / Michael Franks
15. How Much I Feel / Ambrosia
16. Love Is The Answer (愛こそ証) / England Dan & John Ford Coley
17. Who, What, When, Where, Why / The Manhattan Transfer
18. We Got To Get Back (想い出にカム・バック) / Jimmy Messina
19. Sara / Bill Champlin

アル・ジャロウがジェイ・グレイドンのプロデュースで1981年にリリースした名作『Breakin' Away』に収録されていた01。このコンピ・アルバムの冒頭に相応しい1曲だと思います。

数多くの楽器をこなすマルチ・クリエイター、アンドリュー・ゴールドの1978年のアルバム『All This And Heaven Too (幸福を売る男)』に収録されていた02。1度機会があったら、じっくり聴いてみたいと思っているアーティストの一人です。

FUSION好きのみならず、AOR好きをも唸らせたラーセン・フェイトン・バンドの1980年リリースの名盤『Larsen-Feiten Band』の中の代表曲03。お馴染みのナンバーですね。

リー・リトナーが、1981年にAORに取り組んだ傑作『RIT』に収録されていた名曲04。

キャロル・ベイヤー・セイガーの1978年リリースの『...Too』に収録されていた、デヴィッド・フォスターの作曲による名曲05。マイケル・ジャクソンが『Off The Wall』(1979年)でカヴァーしていました。J-POPにおいては松原 みきの名曲「真夜中のドア」は、作・編曲の林 哲司があきらかにこの曲を意識して書いた曲だろうと思います。

クラッキンの1978年リリースのアルバム『Specail Touch』に収録されていた06。

イーグルスの顔とも言えるグレン・フライの1982年のアルバム『No Fun Aloud』に収録されていたラヴ・ソング07。アーニー・ワッツとジム・ホーンのサックスが光るナンバーです。

ドゥービー・ブラザーズの1977年の名盤『Livin' On The Fault Line』に収録されていた、マイケル・マクドナルド節全開の08。良い曲です。

メロウ大王、マーヴィン・ゲイの影武者とも言われたリオン・ウェアの1982年リリースのAOR作品『LEON WARE (夜の恋人たち)』に収録されていた09。マンハッタン・トランスファーのジャニス・シーゲルとの渋いデュエット曲。

日本映画「竹取物語」の為にボビー・コールドウェルが曲を書き、ピーター・セテラが歌ったという名バラード曲10。ボビー・コールドウェルも1989年のアルバム『Heart Of Mine』でカヴァーしています。

クリストファー・クロスの1980年のデビュー・アルバムにしてAORの名盤の1枚『CHRISTOPHER CROSS (南から来た男) 』の中の大ヒット曲11。説明の必要は無いですね(笑)

ロビー・デュプリーの1980年のデビュー・アルバム『Robbie Dupree (ふたりだけの夜)』に収録されていた12。このアルバムで「Steal Away」が有名ですが、ビル・ラバウンティの書いたこの曲も渋いです。

ソウルフルなベテラン・シンガー、マリリン・スコットの1979年の1stアルバム『Dream Of Tomorrow』に収録されていた13。イエロー・ジャケッツのラッセル・フェランテが作曲したナンバーです。

AORを代表するアーティスト、マイケル・フランクスが1985年にリリースしたアルバム『Skin Drive』に収録されていた14。マイケル・フランクスらしい素晴らしいナンバーですね。名曲です。

「Biggest Prat Of Me」の大ヒット曲で知られるアンブロージアの1979年のアルバム『Life Beyond L.A. (遥かなるロスの灯)』に収録されていたヒット曲15。

イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーの1979年の名盤『Dr.Heckel And Mr.Jive』に収められていたトッド・ラングレンの名曲のカヴァー16。オリジナルを凌駕するほど、素晴らしい仕上がりになっています。

マンハッタン・トランスファーの1978年のアルバム『Pastiche (ニューヨーク・エッセンス)』に収録されていた17。ルパート・ホームズの作品です。

ジム・メッシーナの1983年リリースのアルバム『One More Mile』に収録されていた18。ジムの歌はもちろん良い雰囲気ですきなんですが、それよりもギター・プレイが光る1曲です。

デヴィッド・フォスターのプロデュースによるビル・チャンプリンの1981年のアルバム『Runaway』に収録されていた名バラード曲19。

どうですか?なかなか聴き応えのあるアルバムだと思いませんか?
AORに限らず洋楽の好きな方なら、気に入ってもらえるコンピレーション・アルバムだと思います。現在は新品で入手は難しいかも知れませんが、もし中古店等で見つけたら購入をお薦めします。ドライブのBGMとしても最適ですから、車に積んでおくのも良いと思いますよ。

それにしても記事を書き終えてホッとしています(笑)
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今日は日記です・・・。 ◇ 2007年 08月 24日
皆さん、こんばんは。いつも当ブログをご贔屓いただいてありがとうございます。
今日は、アルバム紹介でなく日記を書いてみようと思います。

今から数分前の出来事でした。
いつものようにアルバム紹介記事を一生懸命書いておりました。1時間30分以上かけて、やっと完成。
さぁ、記事をアップしようとした時に事件は起きました。
そうなんです。記事を誤って消してしまいました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(失笑)

消してしまった瞬間、時間にして5秒程だったと思いますが、体中凍りついておりました。
その後に襲ってきたのが、嫌悪感と脱力感。老いですかね~(笑)

完全に気力が萎えてしまいました。
そんな訳で今夜はアルバム紹介をお休みします。明日、再チャレンジしますのでしばらくお待ち下さい。

そしてコメント下さった皆さん、本当に我侭言って申し訳ありませんが、返事は明日の夜にさせて下さい。
残ったカスのような気力で、やっとこの日記を書いてる次第なもので・・・。

今夜はもう寝ます。明日頑張りますので、呆れずにお付き合い下さいませ。
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須藤 薫_PARADISE TOUR ◇ 2007年 08月 23日
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今回紹介するのは、本日発売になった須藤 薫のCBSソニー時代の初期作品の再発(紙ジャケット、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き)5枚の中から、1981年にリリースされた2ndアルバム『PARADISE TOUR』です。本来なら5枚全て買いたかったのですが、予算の都合上CDで所有してなかった1st、2nd、4thアルバムの3枚を購入しました。残り2枚は後ろ髪を引かれる思いでしたが諦めました。持っているアルバムをまた買うということに、何故か躊躇してしまうんですよね(笑)

このアルバムがリリースされた当時は、スタッフ、ミュージシャン、そしてアーティストが一丸となって良い音楽を作ろうという意気込みみたいなものが、作品から感じ取れるものが多かったように思います。
この須藤 薫の一連のアルバム達もまさにそんな意気込みを感じたものでした。今回の再発盤のライナーにも書かれていましたが、まずプロデューサーである川端 薫の頭の中には須藤 薫をどう育てていくかのプランがあり、そのプランを実現すべく作家やアレンジャー、ミュージシャンが集めて楽曲が作られ、ヴォーカルの部分で須藤 薫が頑張っているという、まさに多くの熱意のもとに制作されたアルバムであると言えますね。

当時はシンガー・ソング・ライターがもてはやされた時代でしたが、曲を書かない純粋なシンガーだった須藤 薫の歌がこんなに輝いて聴こえるのは、きっとそんな多くの熱意があったからなんでしょう。
1stアルバムである程度の手応えがあったのでしょう、この2ndアルバムでも1stに続き60'sのアメリカン・ポップスの雰囲気を交えながら、須藤 薫の声にピッタリな明るいポップなアルバムに仕上がっています。
アレンジャーに松任谷 正隆(7曲)と松下 誠(3曲)を迎え、ミュージシャンも豪華そのものです(個々に書いていくと長くなるので割愛しますが・・・)
前作でも素晴らしいPOPナンバーを提供していた杉 真理が、本作でも半分の5曲を作曲しています。杉 真理がソング・ライターとして成長期の作品と言えるかも知れません。

『須藤 薫 / PARADISE TOUR』
01. 思い出のスクール・ラブ
02. 恋のダイビング
03. 素敵なステディ
04. シークレット・ラブ
05. 涙のマイ・ボーイ
06. 最後の夏休み
07. 悲しみのジューク・ハウス
08. サムシング・サムバディ
09. 花いちめん夢いっぱい
10. 24トゥデイ
Bonus Tracks
11. 恋のビーチ・ドライバー
12. 花いちめん夢いっぱい (Alternate Version)
13. ボーイ・ハント (Live Version)

作詞:伊達 歩、作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆による明るいポップ・ナンバー01。明るい曲調とは裏腹に少し切ない歌詞です。高水 健司のベースと鈴木 茂のギター・ソロが印象的なナンバー。

作詞:有川 正沙子、作曲:堀口 和男、編曲:松任谷 正隆 / 町支 寛二による02は、波の音のSEからフェード・インしてくるのはレゲエ調のリズム。ところが歌が始まるとビーチ・ボーイズ風のコーラスが見事なポップ・ナンバーに変わります。間奏の素晴らしいギター・ソロは、松原 正樹、ビーチ・ボーイズ風男性コーラスは、町支 寛二の多重録音です。

作詞:有川 正沙子、作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆 / 杉 真理による03。杉、町支の二人による分厚いコーラスが印象的なナンバー。オールディーズ風なポップ・ナンバーで、杉 真理らしい曲ですね。松原 正樹のギター・リフが渋いです。

作詞・作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆 / 杉 真理による04は、マイナー調のバラード曲。杉 真理の多重コーラスと吉川 忠英のウクレレが耳に残るナンバーです。しっとりとしたバラード曲においても須藤 薫のヴォーカルは存在感がありますね。

作詞:有川 正沙子、作曲:堀口 和男、編曲:松任谷 正隆 / 町支 寛二による05。耳に馴染むメロディーも良いのですが、やはり町支 寛二の多重コーラスに耳を奪われてしまう1曲です。

ドゥービーの例の曲を彷彿させるリズムに思わずにやけてしまう06。作詞:山川 圭介、作曲:久我 潔、編曲:松任谷 正隆によるナンバーです。可も無く不可も無くと言った感じのメロディーなんですが、松任谷 正隆のアレンジによって聴きやすさが数段アップした感じですね。

作詞:伊達 歩、作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆による07は、インパクトは強くないのですが聴くうちに嵌っていくような不思議な魅力を持ったミディアム・ポップ・ナンバーです。松任谷 正隆のストリングスとブラスのアレンジが素晴らしいです。須藤 薫が歌う為に生まれた曲のように思える1曲。

作詞・作曲:金森 隆、編曲:松下 誠によるブルース・ナンバー08。松任谷のアレンジ曲に比べてしまうと、正直物足りなさを感じてしまいます。決して悪いアレンジではないですが・・・。

作詞:山川 圭介、作曲:杉 真理、編曲:松下 誠による元気一杯のナンバー09。大好きな1曲です。1度聴いたら忘れられないくらいキャッチーなサビのメロディーとBUZZの二人に松下 誠、須藤 薫によるコーラス・ワークが素晴らしい曲です。何よりも伸びやかな須藤 薫のヴォーカルが心地良いですね。

作詞・作曲:戸塚 修、編曲:松下 誠によるバラード曲10。

ボーナス・トラックの1曲目の11は、このアルバムがリリースされる前にリリースされたシングル曲です。作詞:伊達 歩、作曲:杉 真理、編曲:松任谷 正隆による作品で、テンポのあるサマー・ポップ・ナンバーです。炎天下の海辺のドライブに最適な1曲です。

ボーナス・トラックの2曲目の12は、09の別テイクです。アレンジが松任谷 正隆で、元々は伊勢丹の館内で放送する目的で作られたバージョンだとか。聴き比べると面白いですが、違う感じに仕上がっています。歌詞も一部違っています。松原 正樹(おそらくですが)のロック・フィーリング溢れるギター・ソロが素晴らしいです。貴重な1曲ですね。

ボーナス・トラックの3曲目の13は、1999年8月のON AIR EASTでのライブ音源でコニー・フランシスのカヴァー曲です。

今までレコードでしか聴いていなかった大好きなアルバムを、CDで聴けるのは本当に嬉しいものです。リマスターされた音もなかなかですし、貴重なボーナス・トラックも付いていますし、須藤 薫のヴォーカルには癒されますし、本当に言う事無しですね。
既にCDで持っているアルバムも、ボーナス・トラック次第では買ってしまいそうです(笑)
ぜひ、皆さんもこの機会に須藤 薫を聴いて欲しいと思いますし、既によくご存知の方は早めに購入されることをお薦めします。
毎年夏になれば、必ず聴きたくなるのは間違い無いですよ!
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8月も残すところ、あと10日ばかりになりました。9月に入っても暑い日が続くとは思いますが、やはり8月が終ると夏が終るという気分になりますね。
そんな夏を惜しみつつ、夏の間に紹介しておきたいアルバムが残っています。今回紹介するのは、杉山 清貴&オメガトライブの1983年の1stアルバム『AQUA CITY』です。アルバム・タイトルからして、CITY POPのど真ん中ストライク的なイメージがありますね。
1983年4月にシングル「SUMMER SUSPICION」でデビューを果たしますが、当時オメガトライブが所属する音楽事務所に角松 敏生も所属しておりましたが、彼等と入れ替わるように事務所を離れています。販売戦力上の問題で角松 敏生は事務所を離れたと言われていますが、オメガトライブのその後のブレイクを見ると、もし角松が事務所に残っていたならば大ブレイクしたんでしょうか(笑)

まず、オメガトライブと言えば、音楽的に絶対に欠かせないブレーンである林 哲司の存在無しでは語れませんね。このアルバムでも9曲中6曲が林 哲司の作曲です。残り3曲が杉山 清貴の作曲。詞は3曲が康 珍化、6曲を秋元 康が手掛けています。詞に関してはいかにも80年代のトレンドといった感じの秋元 康が中心になっていますが、個人的には康 珍化の歌詞が好きです。アレンジは、林 哲司が6曲、後藤 次利が1曲、志熊 研三が2曲手掛けています。
有名な話でありますが、バンドという形式をとっておきながらレコーディングでは腕利きスタジオ・ミュージシャンを起用し、洗練されたサウンドに仕上げられています。これはもう音を聴けば分かる人には分かりますね。

『杉山 清貴&オメガトライブ / AQUA CITY』
01. SUMMER SUSPICION
02. PADDLING TO YOU
03. MIDNIGHT DOWN TOWN
04. LIGHT MORNING
05. UMIKAZE TSUSHIN
06. TRANSIT IN SUMMER
07. TRADE WIND
08. SEXY HALATION
09. ALONE AGAIN

イントロのリズム・パターンで既にCITY POP好きは耳を奪われる01。オメガトライブのデビュー曲です。サビのメロディーのインパクトの強さは、さすが林 哲司だと思わせます。ギター・カッティングはどう聴いても今 剛ですね(笑)

杉山 清貴の作曲で、後藤 次利のアレンジが冴える02。コーラス・ワークが美しく、夏らしいポップなナンバーです。割とありがちなメロディーなんですが、アレンジに助けられたという感じかも知れませんね。

パーカッション、ベース、ギターのリフによるイントロから魅力たっぷりな03。2ndアルバム『RIVER'S ISLAND』へ繋がっていくような都会的なナンバーですね。私個人的には、こういう都会的な曲と杉山 清貴の声はよく似合うと思います。この曲での素晴らしいギターは、100%今 剛です。

杉山 清貴の作曲、志熊 研三の編曲によるミディアム・ポップ・チューン04。音域を上手く使った曲で、杉山 清貴のヴォーカリストとしての魅力を感じます。曲は林 哲司からの影響を色濃く感じます。志熊 研三も80年代を代表する素晴らしいアレンジャーの一人だと思います。

05は、「海風通信」をあえてローマ字表記にするあたりなど、いかにも80年代っぽい曲ですね。プロデューサーの藤田 浩一のアイディアだとは思いますが・・・。康 珍化、林 哲司のコンビ作品はやはり良いですね。この曲での素晴らしいギターは、おそらく松原 正樹でしょうね。

AOR風な林 哲司の作曲センスとアレンジが光る06。林 哲司は作曲家としてはもちろんですが、アレンジャーとしても素晴らしい才能を発揮しますね。やはり、作曲とアレンジを一人でこなせる作家は強いですね。イメージをそのままサウンドで表現してきますから・・・。良い曲です。

何とも心地良いギター・カッティングで始まるサマー・チューン07。杉山 清貴の作曲、志熊 研三のアレンジ曲ですが、涼しげな風のようなアレンジにのせ、コーラスも杉山のヴォーカルも爽やかに響きます。

康 珍化、林 哲司コンビ作品08。この曲も林 哲司のアレンジが素晴らしい1曲ですね。AORを意識してなければ出来ないアレンジですね。今聴くといかにもオメガトライブらしい曲だと思える曲で、林 哲司がオメガトライブのサウンドを作り上げたんだというのを改めて感じました。

美しいバラード曲09。林 哲司の本領発揮ですね。キャッチーなメロディーですが、歌うとなるとかなり難しい歌だと思います。ファルセットを巧みに使って歌い上げる杉山 清貴も見事です。間奏のギター・ソロやおそらく木戸 やすひろ、比山 貴咏史等と思われるコーラスも素晴らしく、最後は波の音のSEで幕を閉じます。

1stアルバムながらも、かなり高い完成度のアルバムですね。それは林 哲司の類稀なる作・編曲のセンスがあってこそですね。ただ仕方無いことですが、杉山のヴォーカルが固いですね。2ndアルバムではその固さも取れて、のびのびと歌っています。その成長ぶりは、杉山のヴォーカリストとしての資質の高さゆえなのでしょう。
杉山 清貴&オメガトライブ→1986オメガトライブ→カルロス・トシキ&オメガトライブ→ブランニュー・オメガトライブへと続くオメガトライブの歴史は、まさにこのアルバムから始まったんですね。感慨深いアルバムです。
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