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先日、古いダンボール箱の中から古いカセット・テープが出てきました。テープの銘柄からするとかなり古いものだと判ります。
普通だったら、インデックスに曲名やアーティスト名を書いているんですが、何にも書いてない・・・。
こういうテープは大概が適当に録音したものなんですね。ただ、テープから察するにかなり古いものなので、試しに聴いてみました。

録音されていた曲の内容は、洋楽を集めたモノ。しかも70年代の曲ばかりでした。時代的には曲の内容から推測すると、80年代初め頃に録音したのかも知れません。
これが笑っちゃうくらいにハチャメチャな選曲で、選曲に関してのコンセプトなんて微塵も感じられないお粗末なモノでした(笑)
本当に当時好きだった曲を片っ端から録音したようなテープなんですが、聴いてると意外に厭きずに聴けてしまうんですね、不思議な事に。内容をすっかり忘れていただけに、次にどんな曲が出てくるのか楽しみだったりして、一般に発売されているコンピレーション・アルバムより面白かったですね。

70'sの洋楽が好きな方には、お馴染みというかベタ過ぎる内容でお恥ずかしいのですが、若かりし頃の自分を紹介するつもりで書いてみます。
ロックばかり聴いていた頃から、ブラコンやAORに興味が移っていった時代に作ったのだと分かります(笑)

『懐かしの自作カセット・テープ~70's洋楽集(笑)』
01. Layla / Derek & the Dominos
02. Boogie Oogie Oogie / A Taste of Honey
03. Lovin' You / Minnie Riperton
04. We're An American Band / Grand Trunk Western Railroad
05. Without You / Nilsson
06. Killing Me Softly With His Song / Roberta Flack
07. Can't give you anything, but my love / The Stylistics
08. Just The Way You Are / Billy Joel
09. My Love / Paul McCartney & Wings
10. We're All Alone / Boz Scaggs
11. More Than A Feeling / Boston
12. She's Not There / Santana
13. Reunited / Peaches & Herb
14. Telephone Line / Electric Light Orchestra
15. After The Love Is Gone / Earth,Wind & Fire

ここ2~3日、寝る時のBGMはこれを聴いてます。カセットのウォークマンが無いので、わざわざCD-Rに焼きました(笑)
皆さんも昔録音したカセットが押入れに眠っていませんか?たまに聴いてみるのも面白いと思いますよ!
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桑名 正博_NEW BEST ◇ 2008年 08月 27日
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もう夏も終わりといった感じのする今日この頃、夏の終わり頃になると聴きたくなるアルバムを紹介します。1994年にリリースされた桑名 正博のベスト・アルバム『NEW BEST』です。桑名 正博も結構な数のベスト盤が存在しますが、個人的にはこの『NEW BEST』が選曲が1番良いと思っています。
桑名 正博の独特な歌い方は、好き嫌いがはっきりと別れるかも知れません。好きな人にはたまらないのですが・・・(笑)。
正直暑苦しい歌い方という感じもしますが、何故か私は夏の終わりに聴きたくなります。これはおそらく夏の終わりをテーマにした曲が、このベスト・アルバムに数曲収められているのが影響しているかも知れません。個人的に桑名 正博の曲で1番好きな曲「さよならの夏」が収録されているベスト・アルバムは、私の知るところではこの『NEW BEST』くらいだと思います。逆に言えば初期のアルバムが入手困難で、「さよならの夏」聴きたさに購入したと言っても良いベスト・アルバムなのです。

御大・筒美 京平と組んだヒット曲も多く含まれていますし、名曲と誉れの高い曲ももちろん収録されていますから、桑名 正博の入門編あるいは久しぶりに聴いてみたいと思った人にはお薦めのベスト・アルバムです。新品の入手は難しいかも知れませんが、中古店等で見かけますので興味のある方は聴いてみて下さい。

『桑名 正博 / NEW BEST』
01. セクシャル バイオレットNo.1
02. 追跡ハートエイク
03. オン・ザ・ハイウェイ
04. さよならの夏
05. 夜の海
06. セントラル・パーク
07. テキーラ・ムーン
08. 月のあかり
09. The Super Star
10. 哀愁トゥナイト
11. スコーピオン
12. ロンリネス
13. RAINな20才にさよならを
14. ダーティー・ヒーロー
15. サード・レディー

1979年にカネボウ化粧品キャンペーンソングに採用され、オリコン1位を獲得した桑名 正博の代表曲として知られる大ヒット・シングル01。筒美 京平らしいキャッチーなメロディーですが、個人的には然程好きなタイプの曲ではありません。ソロ6作目のアルバム『COMMUNICATION』にも収録されていました。

1981年のシングル曲02。桑名 正博の作・編曲のロックンロール・ナンバーで、桑名節が炸裂しています。今聴くと古臭い感じがするのは否めませんね。

ソロ3作目のアルバム『TEQUILA MOON』の冒頭を飾ったウエスト・コースト・ロック風のナンバー03。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博で、渇いた感じのサウンドが妙に心地良い曲で、ドライブのお供にピッタリな感じです。

名曲04。桑名 正博の曲の中では断トツで1番好きなナンバーです。作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:萩田 光雄、演奏メンバーは、高中 正義、後藤 次利、高橋 ユキヒロ、羽田 健太郎、斎藤 ノブ、桑名 晴子という豪華な顔触れ。今聴かずにいつ聴くんだと思える程、夏の終わりにピッタリなミディアム・バラードです。自信を持ってお薦め出来る1曲。ソロ2作目のアルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていましたし、確かシングル「哀愁トゥナイト」のカップリング曲だったと思います。

05も夏の終わりがテーマのバラードの名曲。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博です。桑名 晴子の兄妹ならではの息の合ったコーラスも聴き所のひとつですが、落ち着いた雰囲気の正博のヴォーカルが際立っています。ソロ1作目のアルバム『Who Are You?』に収録されていました。

CITY POP色の強いアレンジが時代を感じさせる06。原宿がテーマというのが、いかにもと言う感じです。悪い曲ではありませんが、インパクトに欠けますね。アルバム『TEQUILA MOON』
に収録されていました。

1978年のシングル曲で、アルバム『COMMUNICATION』に収録されていた07。筒美 京平が桑名 正博の個性を活かして書いた曲といった感じです。最初に聴いた時には、桑名のオリジナルかと思った程、彼にピッタリなナンバーです。アクの強さが魅力とも言えます。

アルバム『TEQUILA MOON』に収録されていた名バラード曲08。大阪ではカラオケの定番曲で、多くの人が歌えると聞いたことがあります。作詞:下田 逸郎、作曲:桑名 正博による名曲ですね。船山 基紀によるストリングス・アレンジも控え気味ですが、凄く効果的に曲を盛り上げています。

アルバム『COMMUNICATION』に収録されており、シングル曲でもあった09。松本&筒美のコンビ作品で、いかにもヒット狙いといった感じの歌謡曲チックな作品ですね。これは決して悪い意味では無く、万人に聞き易い曲としての魅力があります。

私の大好きな松本&筒美のコンビ作品10。1977年のシングル曲で、アルバム『MASAHIROⅡ』に収録されていました。曲はもちろんですが、この曲のスリリングな演奏が凄いです。高中 正義がギターを弾きまくり、後藤 次利のベースも凄い。ですが1番凄いのは、高橋 ユキヒロ(幸宏)のドラミングでしょうね。このユキヒロのドラミングは聴く価値ありますよ。

1979年のシングル曲で、5枚目のアルバム『KUWANA No.5』に収録されていた11。この曲も松本&筒美のコンビ作品ですが、桑名 正博よりも当時のアン・ルイスが歌った方が似合うような歌謡ロック路線ナンバーです。個人的には今ひとつといった感じです。

1980年のシングル曲12。ゆったりとしたリズムとウエスト・コースト風のサウンドが心地良いナンバーです。テンポのある曲よりもこういう曲調での正博のヴォーカルが私は大好きなので、この曲もお気に入りのひとつになっています。作詞:下田 逸郎、作曲:筒美 京平。

1985年のシングル曲13。大阪を題材にしたブルージーなナンバーです。ひょっとしたら関西方面では人気があるのかな?私自信はあまり馴染みの無い曲でした。

1980年のアルバム『TEARDROPS』に収録されていた下田&桑名コンビによる14。

1978年のシングル曲15。松本&筒美コンビ作品です。今聴くと鈴木 茂のアレンジも垢抜けない感じがしますが、曲は良いですね。私が好きな桑名の曲はどういう訳か1977年、1978年作品に多いのですが、これもそんな1曲です。

薬物所持、傷害事件、アン・ルイスとの結婚等、話題の多かった彼も現在は、実家の家業を継いで社長として頑張っているようです。音楽活動の方もマイペースで続けているようですね。現在の彼の音楽を聴きたいとは正直思いませんが、このアルバムに収められた曲達は私の青春時代の1ページとして忘れられないものになっています。
去り行く夏を惜しみながら、04、05、08をしみじみ聴いてます(笑)
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STARDUST REVUE_STARS ◇ 2008年 08月 24日
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最近、当ブログの検索ワード・ランキングに必ずランクインしているワードが、"スターダストレビュー 夢伝説"なんですね。現在、CMのキリンチューハイ「氷結ZERO」でスタレビの「夢伝説」が使われている影響なんでしょうね。以前も石川 さゆりの「ウイスキーが、お好きでしょ」もCMで流れた途端に、検索ワード・ランキングの上位を占めました。やはりTVの影響というのは大きいですね。
現在CMで流れている「夢伝説」は、新たに録音されたバージョンで8月27日にシングルとしてリリースされます。私が以前取り上げたシングルは(過去記事はコチラ)、オリジナル・バージョンです。

そこで今回取り上げるのは、スターダスト・レビューが2000年にリリースした通算24枚目で、ベスト・アルバムとしては5枚目となる2枚組ベスト・アルバム『STARS』です。20周年をという区切りの年だったこともあり、サービス精神旺盛なスタレビですから、単なるベスト盤ではありません。Disc.1が90年代にリリースされたシングル曲16曲をリリース順に収録されており、Disc.2は、ライブではお馴染みのナンバーをスタジオ・ライブという形で新録音した14曲が収録されています。
私個人としては、三谷 泰弘が脱退した1994年以降の音楽はあまり聴いておらず、Disc.1に関しては馴染みの無い曲が多いのも事実なんですが、Disc.2に関してはライブでもお馴染みの曲ばかりですし、スタジオ・ライブということもあり、Disc.2がお気に入りになっています。これも個人的な感想ですが、スタレビ以上に楽しいライブを観せてくれる、聴かせてくれるバンドはいないと思っています。観客こそ入っていませんが、彼等の魅力が詰まっているのがDisc.2という気がします。

『STARDUST REVUE / STARS』
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Disc.1 Matinee -マチネ-
01. 君のすべてが悲しい
02. こしゃくなレディ
03. 瞳の中の天国
04. 追憶
05. もう一度抱きしめて
06. 木蘭の涙
07. クレイジー・ラブ
08. ふたり
09. 会えないよ
10. Get Up My Soul
11. もうチョットだけ何か足りない
12. 愛してるの続き
13. 何やってんだろう
14. 7月7日
15. ワイン恋物語
16. どうして

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Disc.2 Soiree -ソワレ-
17. Overture "Stars"
18. Northern Lights -輝く君に-
19. Be My Lady
20. Stay My Blue -君が恋しくて-
21. もう一度ハーバーライト
22. 今夜だけきっと
23. ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス
24. 銀座ネオン・パラダイス
25. 銀座カンカン娘
26. 東京ブギウギ
27. 上を向いて歩こう
28. 木蘭の涙
29. 夢伝説
30. Stars

曲数が多いので何曲かピックアップしてレビューします。私的に思い入れが強いDisc.2の"Soiree"が中心となりますが、ご容赦下さい(笑)
私が大好きな曲で言えば、22、23、24、25、26、28、29といったところでしょうか。22は名曲ですね。ここでのバージョンは弦楽四重奏の演奏をイントロに加えています。根本 要の書いた曲の中ではベスト3に入る位に好きな曲です。
23~26の4曲は、初期のスタレビが好きな人にはたまらない曲ばかりです。「夢伝説」や「木蘭の涙」のような曲でスタレビを知った人には、多少違和感があるかも知れません。しかし、昔から聴いていた人にはこの23~26がスタレビらしいと感じる曲です。ライブで盛り上がる定番曲23。タイトルの長さが話題になった曲です(笑)
昭和初期の歌謡曲を彷彿させる24。スタレビお得意のブギウギ・ナンバーです。これもライブで聴くと本当に楽しい1曲ですね。
25は本物の昭和歌謡です。大作曲家・服部 良一の作品で、1949年に高峰 秀子が同名映画の主題歌として発表された曲です。スタレビはこの手の曲を歌わせると本当に上手いですし、よく似合います。スリリングな演奏が楽しめます。
26も昭和歌謡です。やはり服部 良一の作品で、こちらは1948年に笠置 シズ子が歌って大ヒットしたナンバーです。ご存知の方も多いでしょう。いかにも楽しそうに演奏、歌っているスタレビの面々の顔が浮かんできます。
今ではスタレビの代表曲として知られる、ベースの柿沼 清史が書いた名曲28。弦楽四重奏の演奏をフィーチャーしたアレンジになっています。どこか懐かしいようなメロディーが印象に残る曲です。
個人的に最も思い入れの強いのが29です。実はこの曲を今から20年前、私の結婚披露宴の時に新郎新婦の入場の時に使いました。もちろん歌詞入りのオリジナル・ヴァージョンを(笑)。イントロのシンセの重厚なサウンドに、列席して下さった方々は驚かれたようですが、意外にも評判が良かったです。そんな思い出深い1曲になっています。ここでの演奏はいつものライブでの演奏とほぼ同じものです。やはり名曲ですね。

「木蘭の涙」辺りからスタレビを知った人や、最近のCMで興味を持った人にとっては、割と入りやすいベスト盤だと思います。スタレビのライブを経験したことの無い人達には、Disc.2を聴いてもらえればこういう曲も演奏しているのかと分かってもらえると思います。
しかし、本当のスタレビの魅力は、CDを聴いただけでは分かりません。機会があったらぜひライブへ出かけてみて下さい。曲なんか知らなくても楽しませてくれる、それがスタレビです。
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米米CLUB_SORRY MUSIC ENTERTAINMENT ◇ 2008年 08月 21日
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今回紹介するのは、いつもとは毛色の違う作品です。人にはあまりお薦め出来ませんが、個人的には好きな作品なので紹介してみたいと思います。
その人にはあまりお薦め出来ないという作品は、米米CLUBが1995年にリリースした2枚組アルバム『SORRY MUSIC ENTERTAINMENT』です。
1度でも米米CLUBのライブをご覧になった事がある方はご存知でしょうが、米米CLUBには「浪漫飛行」や「君がいるだけで」のような正統派POPSを披露する、いわゆる表とも言える一面と、下ネタ炸裂で実に下らないおふざけソングを披露する、いわゆる裏とも言える一面の両面の顔があって、この『SORRY MUSIC ENTERTAINMENT』はその"Sorry Song"を37曲も集めた大作(?)です。

"Sorry Music"とは、カールスモーキー石井によって命名された造語で、ライブ等で演奏前、または演奏後、客に「ゴメンナサイ!」、「I'm Sorry!」、「どうもすいません!」と謝るような曲なんだそうです。
とにかく下ネタも多く、意味不明で訳の分からない曲が満載です。これはもう好きな人でなければ37曲聴くのは難儀かも知れません。しかし、米米CLUBの持つ音楽性の幅の広さを活かして、ド演歌有り、ラテン有り、FUNK有り、AOR有りで歌詞はともかくメロディーに関しては"格好良いぞ!"と思わせるものも沢山あります。

『米米CLUB / SORRY MUSIC ENTERTAINMENT』
Disc.1
01. I'm Sorry
02. ボッサボサノバ
03. 男同士 -POSTホモ伝説-
04. VIVAみたいなもの
05. ワンダフルSUNでぃ
06. サマーラブストーリー
07. 0721
08. THE HAIR
09. 日本の夏
10. DEEP IN YOUR NICE BODY
11. いただきました
12. 虫の息
13. 露骨にルンバ
14. ポンコツとガラクタ君
15. アンジュール
16. サンサルバドルの雪
17. 世界ミュージックアラモード
18. タトゥーレ
Disc.2
19. 伴天連の人魚
20. スカンジナビアで逢いませう
21. 金・金・金
22. てんぱってんだよ
23. プロは大変だ
24. プヨプヨ
25. 鶴のしかえし
26. オーチャンガ
27. パパは893
28. ヤスちゃん
29. でましたプルルンじーさん
30. VIVE PEPE
31. アバンギャルド
32. マンボ踊り
33. DRY MAN
34. MY GIRL 第3章
35. ハードでゆこう
36. 芸術家
37. コロンビアのお花畑

手抜きと思われるかも知れませんが、今回は曲毎のレビューはありません。と言うかレビュー出来ません、あまりにくだらないのと下ネタが多過ぎるので勘弁願います(笑)
でも特に凄いなと思う曲を何曲か紹介しておきましょう。
このアルバムで1番有名であろう曲は、やはり05でしょうね。シングル曲でアサヒビールのCMで使われていた曲です。個人的にはあまり好みではありませんが・・・。
私のお薦め曲は、ズバリ06と10です。06は波の音のSEで始まり、冒頭のナレーションが若干ふざけていますが、女性ヴォーカル(誰が歌っているのかは不明ですが)による美しいメロディーが印象的なバラードです・・・が、サビに入ると曲調が変わり、カールスモーキー石井とジェームス小野田によるおちゃらけ曲になってしまいます。このおちゃらけ部分が無ければ詞もまともですし、素晴らしいバラードに仕上がったはずなんですけどね~。あまりの勿体無さに腹立つ1曲です(汗)
次の注目曲は10です。聴いてもらえば分かると思いますが、実はこの曲は山下 達郎の名曲「SPARKLE」にそっくりのパクリ曲なんです。何でもこの曲やりたさに達郎に許可をもらいに行ったとか・・・。この曲の演奏はまんま「SPARKLE」です。何気無く聴き流していると、かなり格好良いと思う人が多いと思います。しかし、歌詞は最低です(笑)。あまりの下ネタで、歌詞カードにも内容が過激過ぎる為に全てローマ字表記になって読み辛くしてある位です。カールスモーキー石井のヴォーカルも見事で、こんな歌詞ですから集中して聴かないと聴き取れないようなフェイク交じりの歌い方をしています。これはかなりのお気に入りです。

BOOK OFFでは安棚で米米CLUBのアルバムを数多く見かけますが、何故かこのアルバムだけは見かけたことがありません。セールス的には今ひとつだったようなんで市場へ出回っている数が少ないのか、理由は分かりません。例え、もし見つけることが出来ても、あまりお薦めはしません、お笑い好きかあるいは下ネタ好きな人以外は・・・(笑)
07や08のタイトルを見てどう思われます?
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木村 恵子_STyLE ◇ 2008年 08月 18日
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どうして休みというのは、時間が経つのが早いのでしょうか。夏休みも今日で終わり。それにしても通常の仕事をしている時と、休みの時とでは同じ時間でも、休みの時の方が2倍も3倍も時が経つのが早く感じるのは、何故なんでしょうね(笑)

さて、今回紹介するのは、1988年リリースの木村 恵子の1stアルバム『STyLE』です。鈴木 茂のプロデュースによるライトメロウな雰囲気が詰まったCITY POPなアルバムで、私のお気に入りの1枚になっています。
以前、彼女の3rdアルバム『CAFE 1984』(1989年)を紹介しました。『CAFE 1984』では、ソングライターとしての木村 恵子の魅力が詰まったアルバムでしたが、この『STyLE』では彼女の気怠い感じのアンニュイなヴォーカルが魅力的で、鈴木 茂の素晴らしいアレンジとの相乗効果によってCITY POP色の強い作品に仕上がっていると思います。

曲を提供している作家陣も豪華で、作詞は松本 隆、湯川 れい子、安井 かずみ、作曲には鈴木 茂、杉 真理、加藤 和彦、門 あさ美という顔触れです。木村 恵子も作詞で2曲、作曲で2曲加わっています。

『木村 恵子 / STyLE』
01. Good Morning
02. 泉に誘って
03. 電話しないで
04. シンジラレネーション
05. 水の都
06. コルトレーンで愛して
07. Do you remember me
08. 黒いマニキュア
09. Good-bye Eggman
10. シャレード'88

軽快なギター・カッティングが心地良いAOR風アレンジが印象的なCITY POPナンバー01。どことなくアル・ジャロウの名曲「Mornin'」を彷彿させますね。爽やかなサウンドと気怠さ漂う木村 恵子のヴォーカルとが絶妙にマッチしています。作詞:松本 隆、作・編曲:鈴木 茂です。

ボッサ調のメロウ・ナンバー02。木村 恵子の声質にボッサは本当によく似合っています。間奏のアコースティック・ギター・ソロも渋いです。メロディー云々ではなく、とにかく雰囲気が最高に良いですね。作詞:松本 隆、作・編曲:鈴木 茂です。

グルーヴィーなミディアム・ナンバー03。都会的でCITY POPと呼ぶに相応しい1曲だと思います。雰囲気的には80年代初め頃のCITY POP全盛期を思わせる曲で、この手の曲が大好きな私としては凄く喜ばしい1曲です(笑)。この曲も作詞:松本 隆、作・編曲:鈴木 茂です。

作詞:木村 恵子、作曲:杉 真理、編曲:鈴木 茂によるミディアム・ナンバー04。洒落たメロディーが印象的で、POPSの職人・杉 真理らしさを感じる1曲です。木村 恵子のヴォーカルともよくマッチしています。

作詞:松本 隆、作・編曲:鈴木 茂によるバラード・ナンバー05。美しいメロディー・ラインとストリングス・アレンジが耳に残りますが、この曲で1番印象的だったのは、いかにも松本 隆らしい歌詞でした。良い曲だと思います。

作詞:湯川 れい子、作・編曲:鈴木 茂によるボッサ調のしっとりとしたナンバー06。これも雰囲気があって良い曲ですね。木村 恵子のヴォーカル・スタイルに似合うようなアレンジを施している鈴木 茂のセンスには脱帽と言った感じです。

1980年に岡崎 友紀がYUKI名義でリリースし、大ヒットした曲のカヴァー07。数多いカヴァーが存在する安井 かずみ、加藤 和彦夫妻による名曲ですね。鈴木 茂のアレンジは、オリジナルのイメージを壊すこともなく、オーソドックスなPOPチューンに仕上げています。

作詞:松本 隆、作曲:木村 恵子、編曲:鈴木 茂によるアンニュイなナンバー08。彼女の音楽のベースは、ブラジル音楽だったり、ボサノヴァだったりするんだろうなと感じる1曲ですね。インパクトの強さはありませんが、聴けば聴くほどに味わい深い、そんな曲です。

作詞・作曲:木村 恵子、編曲:鈴木 茂によるミディアム・ポップ・ナンバー09。ジョン・レノンを歌ったナンバーで、ビートルズ・ナンバーの曲名が歌詞に沢山登場します。アルバムの中でもガールズ・ポップという言葉が1番似合うナンバーかも知れません。

作詞:湯川 れい子、作曲:門 あさ美、編曲:鈴木 茂による10。門 あさ美の曲ということで期待したんですが、初期の作風ではなくヨーロピアン・サウンドに傾倒していた頃の影響を色濃く感じる曲でした。決して悪い曲ではありませんが、もっと門 あさ美らしい色香の漂う曲が聴きたかったです。

1988年頃と言えば、打ち込み系のサウンドが幅を利かせていた頃でした。そんな中でもこのようなCITY POP色の強いバンド・サウンドに拘っていたのは、やはりプロデューサーでありアレンジャーの鈴木 茂の影響なのでしょうね。CITY POPが大好きな私にとって、01~03の流れは素晴らしく、大好きなナンバーになっています。他の曲も繰り返し聴いても厭きのこない感じの曲ばかりです。CITY POP好きな方には、ぜひ聴いて欲しい1枚です。
BOOK OFF等の中古店を探せば見つかると思いますし、駄目ならR盤で入手可能です。
夏の終わりから初秋にかけて気持ち良く聴けるアルバムとしてもお薦めです。
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岩崎 元是_Summery ◇ 2008年 08月 17日
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待望の岩崎 元是の新譜(ミニ・アルバム)がAmazonから届きました。発売から1週間遅れとなりましたが、無事到着で一安心(笑)。8月11日にWindyのアルバムの紹介記事を書いたばかりですが、思いきり夏しているアルバムなので、今紹介しないと意味が無いということで再び岩崎 元是の登場です。

まず帯に書かれていたコピーが洒落ておりました。
"音楽が季節をつげる時代があった。音のスコールが、楽しく懐かしく、そしてほろ苦い、あの夏をつれてくる。"
昨年20年ぶりにリリースされたアルバム『FOR A LONG TIME』同様、80年代の香りが詰まったミニ・アルバムに仕上がっています。単に懐古主義という言葉で片付けてしまうのは簡単なことですが、岩崎 元是の音楽に触れるとそんな単純なことではないことに気付きます。きっと岩崎 元是にとっても80年代の音楽には独特の輝きがあって、彼の音楽活動において最も重要な意味を持っていたんでしょう。立場が違いますが、単純に音楽を聴いて楽しむという私においても、80年代の音楽は眩しいくらい私の中で輝き続けています。
岩崎 元是はきっと、同年代の人にはあの頃の音楽の持っていた輝きを味わってもらいたい、若い世代の人達にはコピーにもあるように、音楽で季節を楽しんで欲しいというメッセージが込められているのではないでしょうか・・・。

収録曲4曲はどれも岩崎 元是の世界が広がる、いかにも"らしい"楽曲です。全ての楽曲の作詞・作曲・編曲はもちろん、プログラミングや全ての楽器、全てのヴォーカル、コーラスを岩崎 元是一人でこなしています。しかもミックスダウンからマスタリングまで彼が手掛けているという徹底ぶりです。彼の作る打ち込みは、機械的な部分は極力排除されており、サンプリング技術を駆使していかにも生の演奏によるサウンドに近づけているところが素晴らしいですね。

『岩崎 元是 / Summery』
01. 君は夏色の風
02. 素肌のドレス
03. Reminiscence (for "summer wing"~To go back to '86~)
04. さよならの夏

"夏だ!海だ!潮風だ!・・・岩崎 元是だ!"みたいな01(笑)。相変わらず、すんなり耳に馴染むキャッチーなメロディー、爽やかなコーラス、ナイアガラ・サウンドを彷彿させるアレンジは健在です。岩崎 元是の楽曲はどれも、聴いていると目の前に情景が広がってくるから不思議です。真っ青な空、真っ白な雲、そしてエメラルド・グリーンの海が目の前に広がっています(笑)

山下 達郎の影響を色濃く感じるアレンジ、コーラスが素晴らしい02。メロディーはもちろん岩崎節全開で、とても気持ち良く聴けます。この曲のアレンジは本当に好きですね。ギターやグロッケンの使い方、間奏での唯一のゲスト・プレイヤーである包国 充のサックス・ソロの入れ方、コーラス・ワークにおいて達郎の影がちらつきますが、これが好きな者にはたまりません。個人的には今回最も気に入っているナンバーです。

一人多重アカペラ・コーラスによる短いナンバー03。歌詞は無く、インタールード的な役目の曲でしょう。

美しいバラード・ナンバー04。しっとりと聴かせるというよりも、夏らしいサウンドをバックに爽やかに聴かせるといった感じのバラード曲です。本当に安心して聴けるのが岩崎メロディーの特徴なんですが、この曲も例外ではありません。爽やかなのに、寂しい気持ちにさせるそんな感傷的なナンバーです。良い曲です。「さよならの夏」と言えば、桑名 正博にも同名の曲があります。こちらも筒美 京平の作曲で、演奏がサディスティックスという名曲が存在します。機会があればこちらもぜひ聴いてみて下さい。

正直言えば4曲(実質的には3曲)では全然物足りません(笑)
もっと聴きたいと思わせてくれるのが、岩崎 元是なんですね。しかし、考えてみれば××年ぶりにアルバムをリリース、普通はそれ以降続くことが少ないケースが多い中で、ミニ・アルバムという形でもコンスタントに新譜をリリースしてくれるというのは意味があると思いますし、岩崎 元是の音楽が好きな私にとっては本当に嬉しいことです。全て一人で作っていますので、フル・アルバムを完成させるには時間もかかるでしょう。そういう観点から考えても、こういう形で構わないのでこれからも新譜を届けて欲しいものです。
希望を言えば、今年の冬にX'masソングなんかを収録した冬の曲を集めたミニ・アルバムを聴きてみたいものです(笑)
精神的にも肉体的にも若かった80年代の夏。あのころの自分の輝きを思い出したいのなら、ぜひこのミニ・アルバムを聴いてみて下さい。また、夏・海が好きな人にもお薦めです。
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JIVE_COOKIN' ◇ 2008年 08月 16日
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久しぶりの更新になってしまいました。コメントを頂いた皆さん、レスが遅くなってしまい申し訳ありません。短い夏休みをエンジョイしておりました。別に旅行に行ったという訳でもないのですが、映画を観たり、ドライブへ出かけたりと気儘な時間を過ごしていました。おかげで気分もリフレッシュ!またマイペースで更新していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

さて、今回紹介するのは少々マニアックな部類(かなりかな?笑)に入ると思われますが、JIVEというコーラス・グループが1987年にリリースした3rdアルバム『COOKIN'』です。
JIVEというグループの名前を知らなくても彼等の歌声を一度は耳にしているのではないでしょうか。実は彼等は物凄い数のCMソングを歌っているんですね。私もHPを見て、「このCMもJIVEだったんだ~!」と驚いている次第です。現在でもメンバー交代はあったものの活動は続けているようです。そんな彼等の音楽に興味を持ったのは、CITY POP好きの私のバイブル的存在のガイド本「Light Mellow 和モノ669」に、彼等の1984年リリースの1stアルバム『FIRST LETTER』が紹介されてまして、その曲を提供している顔触れの豪華さとコーラス好きということもあって、聴いてみたいと中古店等をずっと探していたんですが見つからず、やっと出会えたのがこの『COOKIN'』でした。

この頃のメンバーは、高橋 誠、内海 秀和、前田 克美、宮下 文一の4人組。現在は高橋 誠に代わって鮎川 麻弥がメンバーとなっているようです。

『JIVE / COOKIN'』
01. DISNEY GIRLS
02. 白いドレスにこぼれた嫉妬
03. Smoky
04. 口唇は花びら
05. 街角の想い
06. 狂った果実
07. Sunday, Your Birthday
08. SEX APPEAL
09. カーラジオから流れるグレンミラー
10. MOOD INDIGO

Bruce Johnstonの曲に、来生 えつこが訳詞を付けた01。ゆったりとしたリズムとあっさり気味のコーラス・ワークが爽やかなナンバーです。全編コーラスを聴かせるというよりも、リード・ヴォーカルを際立たせるバック・コーラス的なコーラスがJIVEの魅力なんですね。

作詞:三浦 徳子、作曲:羽場 仁志によるビートの効いたダンサブルなナンバー02。羽場 仁志らしいキャッチーなサビのメロディーが印象的な1曲です。かなりCITY POP色の強いナンバーで、個人的にお気に入りの1曲になっています。

作詞:来生 えつこ、作曲:村井 邦彦による03。都会的な雰囲気がたまらないメロウ・ナンバーです。決して出過ぎることがなく、自然と耳に馴染んでくるそのコーラス・ワークがとても良いですね。コーラス・アレンジが見事だと思います。

作詞:浅野 裕子、作曲:かまやつひろしによるテクノっぽいナンバー04。好みから言えば今ひとつでしょうか(笑)

作詞:三浦 徳子、作曲:タケカワユキヒデによるバラード・ナンバー05。この曲ではコーラスを前面に押し出した形になっています。ようやく5曲目にしてコーラス・グループらしい楽曲と言える曲です。

現・東京都知事である石原 慎太郎氏の小説「狂った果実」の映画化に伴い、主題歌として石原 裕次郎が歌った曲のカヴァー06。作詞は石原 慎太郎です。JIVEは波の音のSEをバックに、アカペラで歌っています。1956年の曲とは思えない程、JIVEのコーラス・アレンジが素晴らしく、その涼しげな歌声は今でも十分に通用するでしょう。

作詞:真沙木 唯、作曲:Osny Meloによるポップ・チューン07。ちょっとチープな打ち込みのサウンドですが、これがメロディーによくマッチしていて聴いていて楽しい気分になれる1曲です。

メンバーのオリジナル・ナンバー08。FUNK色の強いナンバーですが、若干アレンジに迫力が無いのが残念な気がします。ラップも取り入れてますから、もっと重たい打ち込みのサウンドの方が良かったと思いますね。サウンドが軽過ぎます。

続く09もメンバーのオリジナル曲。マンハッタン・トランスファーを彷彿させるJAZZYなコーラスが堪能出来る1曲です。軽快なポップ・ナンバーですが、JIVEのコーラスの実力を垣間見れるナンバーだと思います。コーラスの楽しさを味わえます。

デューク・エリントンでお馴染みのJAZZのスタンダード・ナンバーのカヴァー10。実に渋い大人向けのコーラスを聴かせてくれます。声でミュート・トランペットを表現したり、絶妙なコーラスを聴かせてくれます。打ち込みではなく本物のビッグ・バンドをバックに歌ったら、もっと面白くなっただろうなと思います。

突出した曲が無いのでインパクトが薄い感じは否めませんが、そのコーラス・ワークは緩急自在といった感じで、コーラスをよく研究しているグループだなと思います。曲によってはコーラス・グループを意識させないCITY POP系の曲もありますし、結構楽しめるアルバムです。ほとんどの方は知らないだろうと思いますが、コーラスが好きな人にはお薦め出来るグループであり、アルバムです。
いつかは幻の1stアルバム『FIRST LETTER』を聴いてみたいものです(笑)
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岩崎 元是 & WINDY_HEART WASH ◇ 2008年 08月 11日
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今回は、本当に久しぶりに"CD化してくれ!"のカテゴリの記事です。正確には"再発してくれ!"なんですけどね・・・。
今回紹介するのは、この8月8日にミニ・アルバム『Summery』がリリースされているにも関わらず、予約したAmazonから未だにCD化が届かなくてヤキモキさせる岩崎 元是が、1986年に岩崎 元是 & WINDYというグループでデビューした時の1stアルバム『HEART WASH』です。
以前紹介した彼等の2ndアルバム『From South Avenue』(1987年)は、何とか中古店で発掘することが出来たのですが、この1stだけはなかなか見つかりません。たまにオークションにも出品されるのですが、いつも競り負けてしまいます(汗)
いつか入手してやると密かに闘志を燃やしていると同時に、何とか再発してくれないかと切に願っているのが、この隠れた夏の名盤『HEART WASH』なんですね。私にとって夏には欠かせない1枚なんですが、現在は友人が持っているレコードを借りてデジタル化して楽しんでいる次第です。
手前味噌ですが、結構良い音でデジタル化出来たので満足はしているのですが・・・。でもやはりCDが欲しい!!(笑)

WINDYは、リーダーの岩崎 元是(vo, g)を始めとした稲葉 真弘(key)、村中 義仁(b, per)、関 和則(ds)の4人組。どことなく杉山 清貴を彷彿させる岩崎のヴォーカルと、彼の書く捻りの無いキャッチーかつストレートなメロディー・ラインは、とても爽やかですんなりと耳に馴染んできます。ナイアガラ・フォロワーとも言われている岩崎 元是の作る楽曲は、実に爽快でナイアガラ・サウンドが好きな人をも魅了すると思います。
アルバムを紹介する以上、より沢山の人にこの爽やかさを感じて欲しいのですが、如何せん入手困難な状態です。だからこそ"CD化(再発)してくれ!"と大きな声で叫びたい!

『岩崎 元是 & WINDY / HEART WASH』
01. 夏の翼
02. My Favorite Girl
03. 壊れたままのLonely Night
04. Strings-1
05. Parking
06. School Days
07. 風のStaition
08. Blue Monday
09. 涙のクラクション
10. Strings-2
11. 二人だけのシンフォニー

記念すべきデビュー・シングル01。初めてこのアルバムを聴いた時、1曲目のこの曲だけで降参状態でした(笑)。名曲です。岩崎 元是の一人多重コーラスで始まるこの曲、今の時代でもビールや清涼飲料水、航空会社に夏のキャンペーン・ソングに使われても違和感の無いような爽快感溢れるポップ・チューンです。イメージ的には、太陽が照りつける真っ白な砂浜に立ち、目の前に広がるマリン・ブルーの海を見ている。ちょっと強めの海風が何とも言えず心地良く体を包んでくれているといった感じでしょうか・・・。間奏のサックス・ソロはおそらくジェイク・H・コンセプションでしょう。彼のソロは実に夏を感じさせてくれて、曲を盛り上げています。

02も多重コーラスで始まります。オールディーズ風な味わいのアレンジと、どことなく歌謡曲チックな馴染み易いメロディーが印象的なミディアム・ナンバーです。特にサビのメロディーは、私と同年代の方は何とも言えぬ郷愁みたいなものを感じることでしょう。

いかにもナイアガラ・フォロワーらしさを感じるミディアム・バラード・ナンバー03。曲の雰囲気はまさに大瀧 詠一の『LONG VACATION』に通じるものがあります。派手さはありませんが、ベースのプレイなど緻密にアレンジされていると思います。80年代の音楽の楽しさをよく知っている岩崎 元是らしい作品かも知れません。

02を重厚なストリングスで奏でたインタルード的な小曲04。

『LONG VACATION』の中の「雨のウェンズデイ」に通じる名曲05。これも本当に良い曲です。おそらく意識的に「雨のウェンズデイ」を意識して書いた曲だと思います。雨というキーワードも一緒ですし、夏の暑さをクールダウンしてくれるような涼しげな雰囲気もそっくりです。これ以上分かりやすく出来ないであろうというキャッチーなメロディーが最高です。

切なさの募るバラード・ナンバー06。誰にでも甘酸っぱい学生時代の想い出があるのではないでしょうか・・・。そんな青春の1ページをめくってくれる曲です。ストリングスの美しい調べが印象的な1曲です。

多重コーラスの使い方が実に上手い曲07。このコーラスがタイトルにある"風"を感じさせてくれます。メロディーは昭和歌謡といった趣があって、初めて聴いた時もどこか懐かしさを感じたのを覚えています。昔のTVドラマの挿入歌とかに似合いそうな曲です(笑)

彼女と楽しく過ごした週末。しかし、もう日曜の深夜・・・。夜が明ければ退屈な日常が待っている。そんなマンデイ・ブルーを歌った08。都会的でありながらも何とも言えないような気だるい感じのアレンジが秀逸です。これも大好きな1曲です。この曲は達郎の「Monday Blue」にインスパイアされたのかも知れませんね。

またもナイアガラ・サウンドが炸裂する09。初期の須藤 薫の音楽を思い起こさせるようなオールディーズ風なミディアム・ナンバーです。須藤 薫が歌っても絶対に似合う曲だと思います。

09を重厚なストリングスで奏でたインタルード的な小曲10。

80年代の香りがプンプンと匂ってきそうなポップ・チューン11。最近ではほとんど聴けなくなってしまったタイプの曲のひとつかも知れません。私個人的には、チェッカーズを思い出させる曲なんですよね。何故かは説明出来ません!何となくです(笑)

自信を持って推薦出来るアルバムですが、入手困難というのが実に残念です。しかし、そんな岩崎 元是が2007年に20年ぶりとなるアルバム『FOR A LONG TIME』をリリースしました。これが今の時代にあえて80年代の音楽を蘇らせた傑作です。岩崎 元是の魅力はこのアルバムでも十分理解して頂けると思います。こちらはまだ入手可能だと思いますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
そしてまだ手元に来ない新譜(ミニ・アルバム)のジャケットは↓のような感じらしいです。
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どうですか?聴いてみたくなりません?
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藤田 朋子_COLORS OF LOVE ◇ 2008年 08月 09日
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最近、洋楽系のアルバム紹介が滞ってしまってます。元々洋楽には然程強くないので仕方がないのですが・・・(汗)。そんな訳で今回は洋楽チックなアルバムを紹介します。邦人アーティストのアルバムなんですが、収録曲のほとんどが英語曲で、知らずに聴いていると洋楽のアルバムを聴いているような錯覚に陥るような作品です。
丁度1ヶ月前の7月9日にも紹介した(過去記事はコチラ)女優・藤田 朋子の1990年リリースの2ndアルバム『COLORS OF LOVE』です。前作『THE WOMAN IN ME』は、私の敬愛するアーティスト・横倉 裕のプロデュースということで興味を持ち、BOOK OFFにて無事入手出来ました。思いの他良く出来たアルバムだったので、他のアルバムを聴いてみたくなり、この2ndアルバムや3rdアルバムも入手しました。

この『COLORS OF LOVE』では、トータル的なプロデュースを作詞家の奈良橋 陽子他が手掛けていますが、サウンド・プロデュースとして鳥山 雄司、ロサンゼルス在住のプロデューサーで日本でもSMAP、リンドバーグ、タッキー&翼、小柳 ゆき等数多くの日本人アーティストに曲を提供していることでもお馴染みのJOEY CARBONE、横倉 裕、アリッサ・ミラノ等のプロデュースも手掛けているKATZ NAGASAWA、ジャズ・ドラマー出身で映画音楽や舞踏音楽の分野でも活躍している音楽家・YAS-KAZを招いて制作されています。それぞれのサウンド・プロデューサーの色が出ていて、ジャンルも様々。バラエティに富んだ面白いアルバムに仕上がっています。
藤田 朋子のヴォーカルも1stアルバムよりも力が抜けており、素晴らしい歌声を聴かせてくれます。女優が単に人気に乗じてアルバムをリリースしたという低レベルのアルバムでは断じてありませんね。良く出来たアルバムだと思います。

『藤田 朋子 / COLORS OF LOVE』
01. Cheez, Pleez
02. I'm Ready For Love
03. Shooting For The Stars
04. Run To Him
05. More Than Just A Feeling
06. Marshmallow Words
07. Rainy Night
08. Color Me With Love
09. Time To Say Goodbye
10. Home

作詞はTOKO(藤田 朋子)、作曲は彼女が大ファンだったというタケカワ ユキヒデが手掛けた01。サウンド・プロデュースとアレンジを鳥山 雄司が手掛けています。軽妙なポップ・チューンで、鳥山 雄司の打ち込みによるアレンジが見事です。それにしても鳥山 雄司も本当に幅広いスタイルのギターを弾ける人だと感心します。ギター・ソロも聴けます。

ストレートなロック・ナンバー02。藤田 朋子の力強いヴォーカルが冴えたナンバーです。奈良橋 陽子が作詞、JOEY CARBONE & GEORGE DOERINGが作曲、アレンジはJOEY CARBONE。スピーディーかつスリリングなナンバーで個人的にはお気に入りの1曲になっています。

イントロを聴いただけで横倉 裕のプロダクションによる曲だと判る03。横倉 裕らしい心地良いブラジリアン・サウンドが広がります。この曲も大のお気に入りの1曲です。作詞はLORRAINE FEATHER、作・編曲は横倉 裕です。この曲での藤田 朋子のヴォーカルは、良い意味で緩くて聴いて心地良く、メロディーとよくマッチしています。

作詞はTOKOと奈良橋 陽子、作・編曲はMARK DAVIS(馬飼野 康二)による美しいバラード・ナンバー04。サウンド・プロデュースはKATZ NAGASAWAです。美しいメロディーとツボを押さえたアレンジが絶妙な1曲。

AORな05は、02と同じ奈良橋 陽子が作詞、JOEY CARBONE & GEORGE DOERINGが作曲です。このJOEY CARBONEという人物、なかなか日本人の感性をくすぐる曲を書くのが上手い人ですね(笑)。キャッチーで良い曲です。藤田 朋子のヴォーカルも素晴らしいですよ。

TOKOが作詞、YAS-KAZが作・編曲、サウンド・プロデュースを手掛けた唯一の日本語詞のナンバー06。不思議な世界観が広がるナンバーで、正直アルバムの中でも異色と言える1曲になっています。パーカッション主体のサウンドなのですが、正直苦手な1曲です。

雨音のSEで始まる07は、作詞が奈良橋 陽子&TOKO、作曲がJOEY CARBONE&DENNIS BELFIELD、アレンジとサウンド・プロデュースはJOEY CARBONE。ミディアム・テンポの聴きやすいナンバーです。聴く回数が増える毎に耳に馴染んでくる、そんなタイプの曲だと思います。

07と同じ作家(作詞は奈良橋 陽子のみですが)による08。これが軽快で、アイドル系歌手が歌っても似合いそうなキャッチーなメロディーが印象的なナンバーです。単純に良い曲だと思いますし、アレンジも実に日本の音楽シーンを知り尽くしたJOEY CARBONEらしい、日本人が受け入れやすい感じに仕上がってますね。

奈良橋 陽子が作詞、タカカワ ユキヒデが作曲というゴダイゴ時代の黄金コンビの作品09。ミディアム・バラードという趣の1曲。アレンジとサウンド・プロデュースは鳥山 雄司です。ちなみにヴォーカル・アレンジは横倉 裕(01も同様)です。本田 雅人のサックスがフィーチャーされています。

しっとりとしたバラード・ナンバー10。横倉 裕のアレンジ&サウンド・プロデュースです。優しいサウンドが広がり、特に美しいストリングスが印象的です。1stアルバムとおそらく同時期の録音されていたと思うのですが、明らかにヴォーカルはこの2ndの方が確実に上手くなっているような気がします。気のせいでしょうか・・・(笑)

TVドラマで活躍している藤田 朋子をイメージしてしまうと、このアルバムを聴いた時にそのギャップに驚くことでしょうね(笑)。逆に言うなら、女優が歌っているアルバムというイメージを払拭して聴いて欲しい1枚です。私はこのアルバムのジャケット写真を見て、かなり洋楽を意識して制作したものだと感じました。そうなると個人的には06を除いた全9曲にした方が、トータル的なバランスや完成度が高くなったような気もします。06が悪い訳ではないのですが、この曲だけがどうしても浮いてしまうんですね。この辺りが若干残念な気もしますが、それでも良いアルバムだと思います。洋楽好きな人にも1度聴いて欲しい、そんなアルバムです。
BOOK OFF等をマメに探せば格安で入手出来ると思いますので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。
3rdアルバムは、SONYへ移籍して全曲日本語のアルバムです。これはまた別の機会に紹介したいと思っています。
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今回紹介するのは、先月16日に待望の単独CD化となった岩崎 良美の1981年7月リリースの3rdアルバム10曲にシングル曲8曲を加えた『Weather Report + シングルコレクション』です。実はそれまで岩崎 良美の曲はシングル曲数曲と、この前紹介した私の大好きなアルバム『Wardrobe』位しか聴いたことがありませんでしたが、この『Weather Report』も評判が良いのでこのCD化を待ってましたとばかり購入した次第です(笑)

さて、最初にトータル的な感想を書いてしまいます。面白いです、このアルバム!『Wardrobe』と比べると凄くアイドルチックです。しかし、それは決して悪い意味ではありません。当時の岩崎 良美のポジションがそのまま歌に出ているという感じでしょうか。アイドル系には違いないのですが、キャピキャピなアイドルではない。そうかと言ってアーティスト志向が強い訳でもない・・・。この微妙なバランス感覚が面白いんですね。優れたソングライター達が、岩崎 良美のイメージに似合う曲を書いたら、様々な曲が集まってしまったみたいな感じがするんですよね。キャラは強くないけど歌は上手い岩崎 良美ならではの面白さなのでしょう。結構お気に入りのアルバムになってまして、最近のヘビーローテーションの1枚です。

作曲陣はやはり80年代ですね、豪華です(笑)。しかもかなり渋い人選だと思います。ケン田村、網倉 一也、南 佳孝、来生 たかお、佐藤 準、尾崎 亜美、岩沢 二弓といった面々で、これだけヒット・メーカーを集めて制作されたアルバムですから、悪い訳がないですね。アレンジは、大村 雅朗、船山 基紀、佐藤 準、鈴木 茂という大御所がずらり。かなり贅沢なアルバムだと思います。そこにはプロデューサーの渡辺 有三の気合を感じるのですが如何でしょう?

『岩崎 良美 / Weather Report + シングルコレクション』
『Wether Report』
01. Good-day Sunshine
02. I THINK SO
03. LA WOMAN
04. CITY ポルカ
05. 今夜は私 RICHな気分
06. Baby Love
07. 四季
08. 東海岸 - イーストコースト -
09. 夏をひとりじめ
10. アビ・ルージュの息づかいで
「シングルコレクション」
11. 赤と黒
12. 涼風 (すずかぜ)
13. あなた色のマノン
14. ごめんねDarling
15. 愛してモナムール
16. どきどき旅行
17. Vacance
18. 化粧なんて似合わない

いかにも夏っぽいポップ・チューン01は、私の好きなアーティストの一人であるケン田村の作曲です。大村 雅朗のアレンジもホーン・セクションやEVE(おそらくですが・・・)のコーラスを上手く使って、夏の眩しい日差しのようでキラキラと輝いています。流石に筒美 京平氏のお弟子さんだけあるケン田村。良い曲を書きますね。

1980年リリースの4枚目のシングル曲02。シングル・バージョンをリミックスし、ヴォーカルは新録音のようです。言われてみればシングル・バージョンよりもヴォーカルがリラックスした漢字で軽やかな気がします。数々のヒット曲を生んだ網倉 一也の作曲です。才能豊かなメロディー・メーカーだと思っていましたが、最近名前を聞かなくなってしまいましたね。

1981年リリースの6枚目のシングル曲03。南 佳孝の作曲です。サビのメロディーよりもAメロ辺りに南 佳孝っぽさを感じます。オーソドックスながらもツボを押さえたアレンジは、流石百戦錬磨の船山 基紀ですね。

こういうホンワカした雰囲気を持った曲04。こういう曲を書かせたら、来生 たかおの右に出る人はいないでしょう。作曲家として書いたという印象の強い曲で、おそらく自身では歌わないタイプの曲かも知れません。

5枚目のシングル曲「四季」(07)のカップリング曲だった05。佐藤 準の作・編曲によるCITY POP色の強いナンバーです。残念ながらミュージシャン・クレジットが記載されていませんが、100%今 剛のギターと分かる曲です(笑) 今 剛の華麗なギター・カッティングが光ってます。この曲もアルバム収録時にヴォーカルを新たに録音しているようです。

尾崎 亜美の作詞・作曲、鈴木 茂の編曲による06。岩崎 良美に提供した尾崎 亜美の曲は良い曲が多いですね。当時尾崎 亜美はかなり岩崎 良美には肩入れしていたのか、コーラスで参加しているケースが多いです。この曲もそんな1曲です。

1981年リリースの5枚目のシングル曲07。正直こういう渋い曲をシングルにするところが凄いですね。佐藤 準の作・編曲によるナンバーですが、私はメロディーよりもアレンジが素晴らしいなと思っているナンバーです。本当に渋い曲です。

夏っぽいナンバー08は、南 佳孝の作曲です。この頃の曲のアレンジは、やはりCITY POPの影響が強い感じがします。腕利きミュージシャンを集めた素晴らしい演奏が時にメロディーよりも強く印象に残りますね。それにしても岩崎 良美の低音域の歌声はお姉さんのそっくりです。

メロディーだけを追いかけると、ブレバタ・ワールドが全開といった感のある09。岩沢 二弓らしい優しくて温かい、そして涼しげな海風のようなメロディーが実に心地良い1曲です。岩崎 良美の歌声も伸びやかで気持ち良さそうに歌っています。船山 基紀のアレンジも派手さはありませんが、実にメロディーによくマッチしていて見事です。

佐藤 準の作・編曲による渋いナンバー10。聴く度に良さが分かってくる、そんな曲ですね。ここでのギターもおそらく今 剛でしょう。でもリフのギターの音色は松原 正樹っぽくも聴こえるんですけど・・・。

アルバムのレビューは以上ですが、今回はシングル曲で数曲レビューを加えてみます。

まず記念すべきデビュー曲11。アイドル系歌手のデビュー曲とは俄かに信じがたいような渋い曲ですが、私は本当にこの曲が大好きなんです。芳野 藤丸の提供曲ではピカイチだと思っていますし、故・大谷 和夫のアレンジも素晴らしいですね。何と言ってもいかにもSHOGUNといったサウンドがたまりません。

尾崎 亜美と岩崎 良美のコラボの最高の形だと思っている名曲14。尾崎 亜美らしいポップでキャッチーなメロディー、尾崎 亜美のコーラス・ワーク、アレンジも手掛けた鈴木 茂のギター・プレイ等、聴き所が一杯詰まった曲です。

PANTAの作曲、清水 信之の編曲という異色コンビの作品17。不思議な魅力を持った曲で、夏になるとふと聴きたくなる、そんなナンバーです。個人的には80年代の「ムーンライト・サーファー」だと思っています(笑)

耳に馴染むメロディーですが、歌うとなると結構難しいであろう18。サビのメロディーと秀逸で、この曲を聴き終わると、サビのメロディーが頭の中でリフレインしてしまいます(笑)。この頃の 鈴木 茂のアレンジは本当に神懸っているかのようです。

18曲も収録されていると聴き応えがありますね。これで2,100円なんですからお買い得ですよね。今回初めて『Wardrobe』以外のアルバムを聴きましたが、良いですね~。もっと早くから聴いておけば良かったなと思いますし、BOXがリリースされた時に購入しておけば良かったと後悔しております。現在の音楽を否定するつもりは毛頭ありませんが、80年代という時代のパワーは確実に存在していて、そのパワーの後押しされたこの頃の音楽は、本当に私の心の琴線に触れるのです。昨今の再発ブームというのは、案外そんな80年代の時代が持っていたパワーの面白さを、再認識している人が多くなっているというのも背景にあるのかも知れませんね。最近そんな気がしてます。
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