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KAIGAN GROWN ◇ 2009年 03月 29日
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私の住んでいる千葉県は、房総半島とも呼ばれているように海に囲まれた県です。物心付いた時分より千葉県に住んでいる私にとって"海"は身近な存在であり、何かにつけて海が見たくなってしまいます。
千葉県は"内房の海"と"外房の海"とがあり、"内房の海"は東京湾で水は綺麗とは言えませんが穏やかな海ですし、"外房の海"は太平洋で荒々しい海の二つの"海"が楽しめます。

70年代終盤頃、私は大学生でしたがその頃ウォークマンが流行しましたし、小型のラジカセも売れ始めた頃でした。もちろん車にはオートリバース付きのカセット・デッキが・・・(笑)
それまでは音楽は家の中で聴くもの、あるいはせいぜい車で楽しむものだったのが、完全な屋外でも楽しめるようになりました。
実際浜辺へラジカセを持ち込んで夏らしい曲を集めたカセット・テープを聴いて、風景と音楽のコラボレーションを楽しんでました。例えばボズ・スキャッグスの「HARBOR LIGHTS」を港で聴きたいが為に深夜に近くの港まで友人と車で出かけたり・・・、良い思い出です。

前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するアルバムはそんな海を見ながら聴きたいようなコンピレーション・アルバムです。
[湘南を拠点に音楽を通じて日本の"カイガン"文化を創造するレーベル]として1996年に設立されたカイガン・レコードの第一回作品としてリリースされたのが、今回紹介する『KAIGAN GROWN』(1996年)です。
私がこのレコード会社(今はもう無いようです)やアルバムの存在を知ったのは最近のことです。お馴染みのBOOK OFFの探索中に見つけました。
参加しているアーティストで私が知っていたのは数名で、後は全く知らないアーティストでした。派手な曲やインパクトの強い曲は皆無に近いのですが、どの曲もシンプルで耳に馴染んでくる曲ばかりで、海を見ながら聴いたら最高に気持ち良いであろうアルバムです。

『KAIGAN GROWN』
01. 友達 / Half Moon
02. Kaigan Girl / Alan Mirikitani
03. Dancing Flame ~2 Little G.~ / 岩沢 二弓
04. (They Long To Be) Close To You / Tyrone橋本
05. Christmas Bell / 宮手 健雄
06. 陽のあたる道 / 端山 龍麿
07. Station / 桐明 孝侍
08. こもれび / 森田 哲朗
09. Lonely In The Night / 及川 ひろみ
10. BREVET (手紙) / 岩沢シーマ

桑田バンドのベーシストとして知られた琢磨 仁&啓子の夫婦のユニット・Half Moonの01。このアルバムでは夫婦の他に柴山 義政(g)、 伊藤 薫(per)を加えた4名でHalf Moonとして紹介されています。琢磨 啓子の作詞・作曲のナンバーで、アコースティックなサウンド主体のシンプルながらも風のように爽やかなナンバーです。

L.A.のブルース・ロック・バンド"The Buddaheads"の中心人物で、日系三世のアラン・ミリキタニのナンバー02。オーソドックスなブルース系のナンバーですが、アコースティックなサウンドの端々にC&Wの匂いもしてなかなか聴いていて心地良いナンバーです。

兄弟デュオ・Bread & Butterの弟、岩沢 二弓のナンバー03。アルバム中で最もAORチックなナンバーです。このアルバムの為に書き下ろしたと思いますが、1997年にリリースされた岩沢 二弓のソロ・アルバム『二弓』にも収録されていたようです。但し、同じテイクかどうかは不明です。

私の大好きなアーティストの一人であるタイロン橋本のナンバー04。あのカーペンターズで有名なバート・バカラックの名曲のカヴァーです。この曲をここまでソウルフルに仕上げているのを他に知りません。全て打ち込みによるサウンドですが、ソウルフルなヴォーカルは健在です。気持ち良いナンバーですね。

地元湘南を活動の拠点として、ハワイアンテイストの音楽を聴かせてくれる"テミヤン"こと宮手 健雄の05。季節外れのクリスマス・ソングですが、サウンドはあくまでハワイアンテイスト溢れるもので、ハワイのクリスマスといった感じのする1曲です。

初めて知ったシンガー・ソング・ライターである端山 龍麿の06。1970年代終わり頃から湘南で音楽活動を続けていたらしいですが、正式なデビューは去年(2008年)のようです。なんとものんびりとした空気感の漂うC&W風ナンバーです。

私はよく知りませんが、1980年代にパンク系バンド"THE KIDS"というグループに中心人物だった桐明 孝侍のナンバー07。とてもパンク系の音楽を演っていたとは思えないアコースティックなサウンドとメロディアスな曲が印象的です。

シンガー・ソング・ライター森田 哲朗の08。この人もこのアルバムのリリース時にはデビューはしていなかったようです。メロディーは懐かしい感じのフォーク調ですが、ハワイアンテイストのアレンジで聴き易い感じに仕上がっています。

ブックレットの写真と声が一致せず、驚いたシンガー・及川 ひろみのバラード・ナンバー09。失礼な話、最初ニューハーフかと思ったくらい俄かに女性とは思えないユニークな歌声に驚かされます。知らない人が聴いたら100%男性が歌っていると思うでしょうね。CDで聴く分には問題ありませんが・・・(笑) 曲は良い曲ですよ。

岩沢 二弓の娘・岩沢シーマのナンバー10。彼女は親父さんと"マンデイズ"というユニットでも活躍してますね。なかなか魅力的な歌声です。カヴァー曲のようですが、詳細は分かりません。アコースティックなサウンドですが、エスニックな楽器を用いて独特の柔らかでソフトな雰囲気を作り上げています。

1曲1曲を見れば地味とも思えるのですが、アルバムとして10曲通して聴くと実に気持ちの良いアルバムです。もう少し暖かくなったら私の家から車で15分程の海浜公園へ出かけて、海風を感じつつ海を眺めながらぜひともこのアルバムを携帯プレイヤーで聴きたいと思います。
余計なことを考えず、ただ心地良く音楽を聴きたいという願望を叶えてくれるようなアルバムですね。機会があったらぜひ聴いてみて下さい。
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いつも"Music Avenue"をご贔屓頂き、ありがとうございます。
年度末ということで多忙な毎日を送っております。加えて持病の腰痛の為、更新やレスが滞ってしまっています。拙い記事にも関わらず、更新を楽しみにして下さっている皆さんやコメントを頂戴した皆さんにはご迷惑おかけしてます。すみません。

忙しいとは言え、しっかり音楽を楽しんでおります。と言うより音楽の無い生活は考えられないので、通勤時や車で出かける時は必ず音楽と一緒です。色々紹介したいアルバムもあるのですが、ぼちぼちと更新していきますので今後ともよろしくお願いします。

さて、私が利用しているエキサイト・ブログも去年8月頃から記事にYou Tubeの画像を貼り付けることが出来るようになりました。紹介したアーティストの関連画像等を貼り付けている親切なブロガーも沢山いますが、私のブログはアルバム紹介がメインなので、極力テキスト・ベース基本にしています。また画像を貼り付けることで重くなってしまうのも嫌だったので・・・。
しかし、折角の機能ですから1度位は使ってみようかと思います(笑)
私が選んだ画像は、8歳の天才ドラマー・内田 龍芽君。数々のTV番組にも出演していますのでご存知の方も多いかも知れません。通常才能のある子供に対して"天才"という冠を付けることはよくありますが、内田 龍芽君の場合はまさに"天才"と呼ぶに相応しいと思っています。
8歳でロック、JAZZ、ダンス・ミュージック等あらゆるジャンルの音楽を吸収しているドラマーです。特に今回貼り付ける画像はチック・コリアの名曲「Spain」です。8歳の子供が「Spain」ですからね、本当に凄いもんです。この子が将来プロとなって、クレジットに載ってくるのを楽しみにしたいと思います。
皆さんもそのテクニックをじっくり鑑賞下さい。





日曜日(29日)の夜には記事を更新しようと思っています。
これからも"Music Avenue"をよろしくお願い致します。
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祝!!WBC連覇! ◇ 2009年 03月 24日
いや~、決勝戦ならではの良い試合でしたね~。
もちろん仕事中なんでTVなんて見られません。sports naviの一球速報を仕事中に盗み見しながら、ハラハラしておりました(笑)
最悪なことに午後1番で会議・・・。後輩に頼んで状況を携帯メールに送ってもらってましたよ。
延長10回、イチローのタイムリーで2点追加したというメールが入って時には、机の下で握り拳を作ってガッツポーズ。
ダルビッシュが何とか抑えて勝ったというメールが入った時には、これまた机の下で両手で握り拳を作ってガッツポーズ(笑)

イチローの並外れた集中力や気迫の凄さ、MVPを獲った松坂のピッチング、今日の岩隈の好投・・・。どれもみな素晴らしかったですし、感動をもらいました。
でも私個人的には、杉内にMVPをあげたい気分です。慣れない中継ぎでしたが、しっかり役目を果たしてましたよね。何より凄いのは通算の防御率が0.00ですよ!1安打も許していないのは凄いです。決して楽な時に登板していた訳ではないですからね。

人間ですから、調子の良い時もあれば悪い時もある。今回のWBCでは、調子の悪い選手を他の選手が良い感じで助けてきたという一体感を侍ジャパンに感じました。
いずれにせよ勝って良かった!

おめでとう!侍ジャパン!

会社での書き込みなんでこの辺で・・・(汗)
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Toshiki Kadomatsu vol.36_NO TURNS ◇ 2009年 03月 22日
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私のブログで唯一個人名のカテゴリを作っているのが角松 敏生です。彼の音楽は、80年代における私の音楽的嗜好に大きな影響を与えており、私にとって重要なアーティストであることは間違いありません。
このようなことを書くと私が角松 敏生のファンであるという印象を与えてしまうかも知れませんが、正確にはそうではありません。
アルバム(作品)を聴いて、その洒落たサウンドや美しく魅力的なメロディーに惹かれ、病み付きになったアルバム(作品)の多くが80年代の角松 敏生のアルバム(作品)だったということに過ぎません。
デビュー以来、ずっとリアルタイムで聴き続けてきたアーティストでもある角松 敏生が、3月18日に約2年8ヶ月振りとなるオリジナル・アルバム『NO TURNS』をリリースしました。

前回の記事で、レビュー記事を書こうか書くまいか思案しておりましたが、今まで良くも悪くも彼の作品については記事を書いてきていますし、ここで私の"想い"を書いておくのも良いだろうと思い、書く事にしました。
但し、今回は曲毎のレビュー形式ではなく、このアルバムを入手して数回通して聴いた感想と言うか、嘘偽りの無い私の感情をを書いてみようと思います。
箇条書きの形になりますが、アルバムを聴いて素直に感じたままを書いていきます。ですから、"何故?"、"どうして?"という質問を受けても明確にはお応え出来ないかも知れませんが、ご容赦下さい(笑)

(1)初めてこのアルバムを聴いた時に、多くの曲が「あれ?これと似たような曲が以前のアルバムに無かったっけ?」という思いが頭をよぎり、曲に集中出来ませんでした。言い換えれば、全く私にとって新鮮味の無いメロディー・ラインの曲ばかりだったということだと思います。

(2)金澤 寿和氏のブログにおける、このアルバムの紹介記事に"80年代的なAOR、ブラック・コンテンポラリー色が若干強くなった気がする。最近の音についていけなくなってたオールド・ファンには、多少耳に優しいかも"という記述がありましたが、最近の音についていけなくなったのがオールド・ファンであるならば、私は100%オールド・ファンなんだなと感じると同時に、"多少耳に優しいかも"という記述部分においても頷ける部分もありました。
しかし、それはあくまでもアレンジや演奏の部分であって、メロディーそのものは最近の角松作品そのものであるという認識でした。

(3)昔の曲と比較しても無意味であることは重々承知していますが、昔の曲はどちらかと言うと"メロディーに歌詞が乗っかっている感じ"でしたが、最近の曲は"歌詞にメロディーを付けてる感じ"が強くて、どうにもメロディーの収まりが悪くて気持ち良くない!(ニュアンスが伝われば幸いです)

(4)相変わらず一人多重コーラスがうざったい。何でここまで多重コーラスに拘るのか、歌いたがるのかが解せない。「アー」とか「ウー」だけのパターン化したコーラス・アレンジも如何なものか?大きなお世話ですがコーラスそのものをしっかり勉強して欲しい気もする。

(5)次回の新作からは急いで購入しないで、まずレンタルで聴いてから"良かった"と思える作品だけを購入しようかな・・・。

以上の5点が、私がアルバムを聴きながら感じた率直な感情です。
私が角松 敏生というアーティストのファンであるならば、「角松の作る音楽は良いんだ!」という思い込みのもと、好意的なレビュー記事は書けるのだと思いますが、残念ながらそういう気持ちはありませんし、そんな義理も無いので思うがままに書いてみました。
逆にこのアルバムの素晴らしさを伝えてくれる記事やブログがあればぜひとも読んで参考にしたいと思っています。

これだけのことを書いているので「つまらなかったらもう聴くのを止めれば?」と感じる方も多いでしょうね(笑)
私も「もう聴かない!」と宣言出来れば楽なんですけど・・・・。それだけ角松 敏生の過去の作品が私にとって魅力的だったということなんだと思います。
ですが、ここ数年のアルバムは正直心底"良い"と思えた作品はありませんでした。ですから上の(5)のような思いになったかも知れません(笑)

最後になりますが、私は決して角松 敏生個人やアルバムについて批判するつもりは全くありません。CDの帯に書かれているように「真面目に音楽を聴こうとする人々に贈る・・・」という言葉は彼の本心だろうし、今尚音楽に真摯な態度で取り組み、色々悩み考えながらアルバム制作していることは私も分かっているつもりです。
そんな彼の作品を絶賛して終わるばかりの記事があるも良し、私のようなひねくれた見方をする記事もあって良いかなと思っております。

「もっと昔のように耳に溶け込んできて、1度聴いたら忘れられないような素敵な角松のメロディーを私は聴きたい!」
ただそれだけの想いだけで書かせてもらいました。ご清読ありがとうございました。
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思案中・・・? ◇ 2009年 03月 20日
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アルバム買いました。
ん~、微妙・・・。レビュー書こうか止めようか思案中です。
(今日は手抜きですみません・・・汗)
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今回紹介するのは、今1番嵌っているアルバムです。つい最近、当ブログで皆さんから情報頂いてから聴くようになったアーティストで、刀根 麻理子を初めて聴いた時と同じ、いやそれ以上の衝撃を受けたかも知れません。
こんな素晴らしいシンガー・ソングライターを今まで聴いていなかったなんて・・・。
それほど今嵌っているのは西脇 唯です。そして紹介するのは、1993年にリリースされた1stフル・アルバム『さよならの場所で会いましょう』です。

とにかく曲が良いの一言です。歌詞も気取った感じのしない言葉遣いで好感が持てます。そして何よりメロディー・センスの良さが光ります。このアルバムに収録されている10曲全てが私好みで、1曲も今ひとつという感じがしないアルバムは本当に珍しいです。私にとって捨て曲無しとはまさにこのアルバムのことなんだと、改めて感じた次第です。もちろん全曲の作詞・作曲は西脇 唯です。
ヴォーカルは決して上手いというタイプではありませんが、実に耳に心地良い声質で嫌味が全く無く、聴き易いですし歌詞がすんなりと耳に届いてきます。
加えてアレンジも素晴らしく、打ち込み主体なんですが尖った感じが無くて、西脇 唯の声質にピッタリな感じのアレンジばかりです。
アレンジャーとしてクレジットされているのは、加藤みちあき、新川 博、槐 洋介、清水 信之、奥 慶一の5人。それぞれの色があってどれも素晴らしいアレンジなんですが、中でも加藤みちあきのアレンジは群を抜いて洒落ています。
そして、清水 信之のアレンジはセンスの良さを感じさせ、流石といった感じですね。

『西脇 唯 / さよならの場所で会いましょう』
01. さよならの場所で会いましょう
02. 風の住む星
03. BLUE ROSES
04. 愛で終わるとはかぎらない
05. 思いだけあたたかい
06. クレッシェンド
07. 7月の雨なら
08. スノーフレークの咲く中庭で
09. 忘れない
10. Only Place

軽快でPOPなアルバム・タイトル・ナンバー01。加藤みちあきのアレンジが秀逸で、打ち込み主体なんですが実に軽妙で心地良いサウンドです。加藤 みちあきに関しては今まであまり関心が無かったのですが、一躍私の中では注目のアレンジャーとなりました(笑)。彼はアレンジャーとしてだけでなく、ギタリストとしても相当な腕前だと思いますね。この曲でも絶妙なカッティング・プレイを披露しています。西脇 辰弥のシンセ・ソロも渋いです。

何とも心地良いナンバー02。実に曲のタイトルにピッタリの雰囲気を持った曲ですね。この曲のアレンジも加藤みちあきです。音数は決して多くはないのですが、バランスが凄く良いように思います。間奏ではなかなか良いギター・ソロも聴かせてくれます。西脇 唯の歌声は初夏の季節のように爽やかで本当に心地良いですね。ポテトチップスのCMソングだったようです。

新川 博のアレンジの03は、少しスピード感のあるナンバーです。ギターは松原 正樹です。サビのメロディーが印象的で、1度聴いたら耳に残ってしまいます。西脇 唯の書くメロディーが素晴らしいと思うのは、陰鬱な印象を与えないと言うか暗さが無いというところかも知れませんね。

加藤みちあきのCITY POP色の強いアレンジが格好良い04。メロディーもキャッチーで、この手の曲に弱い私のお気に入りのナンバーのひとつになっています。ゲスト・ミュージシャンとしてサックスに淵野 繁雄が、コーラスに比山 貴詠史、岩崎 元是、やまがたすみこという豪華メンバーがクレジットされています。特に淵野 繁雄の曲の終盤のソロは、実にベテランらしい素晴らしいソロだと思います。

槐 洋介のアレンジによるミディアム・ナンバー05。バンド・サウンドという感じではなくオーケストラの演奏をバックに歌っているという雰囲気に仕上げています。この曲もサビのメロディーが耳に優しく溶け込んでくる幹事で、本当に気持ち良く聴ける曲だと思います。70年代~80年代のJ-POPにおいて、吉川 忠英と人気・実力を二分していた言える笛吹 利明がアコースティック・ギターで参加しています。

最初の頃は地味かなと思えたミディアム・バラード06。ところがこの曲も侮れません(笑)。渇いた心地良い風のようなメロディーと歌声に、聴く回数が増すごとに魅力的に思えてくるから不思議です。アレンジは加藤 みちあきです。

唯一彼女の曲で知っていた07。デビュー・シングルでテレビ朝日系「トゥナイト」のエンディング・テーマに起用された名曲ですね。これは本当に良い曲ですね。このアルバムを購入し、この曲を久しぶりに聴くことになったのですが、あまりに素敵だったので繰り返し3回聴いてしまいました(笑)。歌詞・メロディーともに良いのですが、この曲をここまで素敵なものにしたのは清水 信之のアレンジでしょうね。本当にセンスの良いアレンジです。シングル向けのアレンジとでも言いましょうか、インパクトがありますね。まさに職人の仕事という気がします。クレジットにはマニピュレーターの田端 元の名前しか記載されていませんが、もちろん清水 信之のワンマン・バンドというところでしょう。

奥 慶一のアレンジがどこかヨーロピアンな香りが漂う08。美しいメロディーが印象的です。アレンジャーによって色がこんなにも違うのに、アルバムとして統一感があるのがこのアルバムの素晴らしいところではないでしょうか。吉川 忠英がガット・ギターで、風間 文彦がアコーディオンで参加しています。

2ndシングル曲09。これも良い曲ですね。本当にソング・ライターとして素晴らしい才能を持っていると思います。新川 博のアレンジで、コーラスに比山 貴詠史、木戸やすひろ、広谷 順子というお馴染みのトリオが美しいコーラスを聴かせてくれますし、エンディングのギター・ソロは松原 正樹です。

アルバム中で唯一生のリズム、弦楽器を使っているバラード・ナンバー10。淡々とした印象を受けますが、生の弦楽器の音の柔らかさとメロディーがよくマッチしていて、加藤みちあきのアレンジのセンスの良さを感じます。参加メンバーは、滝本 孝延(ds)、渡辺 茂(b)、加藤みちあき(g)、菅原 祐紀(per)、比山 貴詠史(cho)、木戸やすひろ(cho)、広谷 順子(cho)等です。

私が最も音楽を聴いていなかった90年代にもこんな素晴らしいアーティストが存在していたんですね。当時私の音楽を感知するアンテナが腐っておりまして、特定のアーティスト以外あまり聴いていなかったんです。実に勿体無いことをしたような気がしますが、逆に今ではBOOK OFFで格安で彼女のアルバムが入手出来るので、これからどんどん聴いていきたいと思っています。
実は既に『それはひとつしかなくて』、『いちばんやさしい風はあなたが持っている』、『恋していた時間が忘れるための時間』、『ふたりのあいだ』、『Unison』の5枚を入手済みです(笑)。
まだ入手したばかりで聴き込んでませんので、追々紹介したいなと思っています。まだ西脇 唯を聴いたことが無い方がいましたら、ぜひともこのアルバムを聴いてみて下さい。超強力推薦盤です!
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今回紹介するのは、女性シンガー・ソングライターの中でも群を抜いてストレートでキャッチーなPOPメロディーを書けると思っている、中原 めいこの通算8枚目となる『鏡の中のアクトレス』(1988年)です。私の大好きな女性シンガー・ソングライターの一人で、今までにも当ブログで1stアルバム『COCONUTS HOUSE』(1982年)に2ndアルバム『FRIDAY MAGIC(2時までのシンデレラ )』(1982年)や2枚のベスト盤『Meiko's BEST SELECTION 10+1』と『Happy birthday, Love for you』を紹介してきました。

デビュー当時の中原 めいこの楽曲は、CITY POP系の中でもリゾート・ミュージックという趣きが強く、いかにも夏向けという印象が強かったのですが、本作は勿論夏っぽい曲も含まれていますが、ダンサブルでFUNKYなナンバーが増え、よりCITY POP色が強くなったと言えるでしょう。元々FUNKYな曲も得意としていたようですが、より一層磨きがかかったという感じがします。このアルバムの良さはアレンジの良さであり、打ち込みと生のリズムを上手く使い分けたり、融合させたりした演奏の面白さだと思っています。アレンジャーとしてクレジットされているのは、西平 彰、E.C. JONES(富田 素弘&小路 隆)、小林 信吾、中村 哲。中原 めいこ自身もアレンジとコーラス・アレンジで名前が載っています。
参加しているミュージシャンは、西平 彰(key)、E.C. JONES(key)、小林 信吾(key)、中村 哲(key & sax)、北村 健太(ds)、長谷部 徹(ds)、村上 秀一(ds)、松原 秀樹(b)、美久月 千晴(b)、富倉 安生(b)、高水 健司(b)、角田 順(g)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、斉藤 ノブ(per)、浜口 茂外也(per)、坪倉 唯子(cho)、杉本 和世(cho)、広谷 順子(cho)、比山 貴詠史(cho)、木戸 やすひろ(cho)等です。

『中原 めいこ / 鏡の中のアクトレス』
01. Dance in the memories
02. What's going on
03. Don't be silly (冗談じゃないわ)
04. Infinite Love (無限の愛)
05. 鏡の中のアクトレス
06. Paradise Island
07. Caribbean Night
08. ビーチ・バーからの手紙
09. CASANOVA
10. In your eyes

いかにも80年代らしい打ち込みのダンス・ビートに中原 めいこらしいキャッチーなメロディーの01。この曲で耳に残るのは、坪倉 唯子と杉本 和世のコーラス・ワークです。アルバムのTOPに相応しい聴き易いナンバーに仕上がっています。

ダンサブルでFUNKYな02。文句無く格好良いナンバーです。北村 健太のタイトなドラミング、シンセ・ベースに被ってくる松原 秀樹のベース(特に間奏時のベース・ソロに注目です)、今 剛ならではの絶妙なギター・カッティング、坪倉&杉本のコーラス・ワーク等、アレンジが絶妙です。それにしても中原 めいこのメロディー・センスは素晴らしいですね。

中原 めいこらしさ全開のポップ・ナンバー03。土方 隆行のギター・カッティングと中原 めいこのコーラス・アレンジによるコーラス・ワークが、どちらかと言えば地味な印象のアレンジの中でも光っています。

80'sのCity Pop色の強いアレンジ(小林 信吾のアレンジ)が今聴いても心地良い04。メロディーも洒落ており、中原 めいこの非凡な才能を感じさせる1曲ですね。特にカッティングの名手・土方 隆行のギター・プレイが文句無しで格好良いですよ。

私は知りませんでしたが、アニメの主題歌でシングル曲だった05。ロック色の強いアレンジとノリの良さとキャッチーなサビのメロディーは、確かにアニメの主題歌にぴったりな感じですし、シングル向きに書かれた曲という気がします。ディストーションの効いたハードなギターを弾いているのは角田 順です。

彼女の十八番とも言えるリゾート系なナンバー06。生のリズムとシンセ・ベース、ホーン・セクションを上手く組み合わせいます。夏向きの爽やかなナンバーで、ドライブのBGMの最適でしょう。間奏の今 剛のギター・ソロは流石の一言!

曲のタイトルから中原 めいこらしい07(笑)。メロディーも初期の楽曲を彷彿させる楽しい曲ですが、この曲は早見 優に提供した曲のセルフ・カヴァーとのこと。言われてみると早見 優が歌っても似合いそうな気がしますね。この曲では土方 隆行がカッティングにソロに大活躍で、素晴らしいギター・プレイを披露してくれます。

ボッサ調のアレンジが心地良い08。本当に幅広いジャンルの曲を書ける人です、中原 めいこは。ノリの良い曲では坪倉&杉本のソウルフルなコーラスで、このような柔らかい曲では広谷、比山、木戸の3人をコーラスで起用しているところなど心憎いです。

アルバムの中で、1番中原 めいこらしい曲だと思ったのがこの09でした。この手の曲は、まさに彼女の真骨頂とも言えますね。打ち込みを極力控え、生のリズムとホーン・セクションを使った中村 哲のアレンジが良いです。今 剛のギター・ソロに注目して欲しい1曲。

甘いバラード・ナンバー10。中村 哲のアレンジが秀逸で、JAZZYな演奏と美しいストリングスが印象的です。村上 秀一のドラム、高水 健司のウッド・ベース、今 剛のギターの全てがこれぞプロという演奏を聴かせてくれます。今 剛のここまでJAZZYなギター・プレイは珍しいと思いますね。

中原 めいこのアルバムはどれを聴いても本当にハズレがありません。どの作品も安心して聴けるんですよね。
1992年以降、自身のアルバムはリリースされていませんが、ぜひとも復活して欲しい一人ですね。
まだ聴いたことがなければ、ぜひ1度聴いてみて下さい。初期の作品は、BOOK OFF等の中古店ではなかなか見つけることが出来ませんが、このアルバムは結構見つけやすいと思いますし、値段も安いことが多いです。中原 めいこのアルバムの中でもバランスの良さではトップ・クラスだと思っていますので、自信を持ってお薦め出来ます。興味があれば聴いてみて下さい。これから夏のドライブ・ミュージックに最適ですよ。
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吉田 朋代_DIAMOND EXPRESS ◇ 2009年 03月 10日
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今回紹介するのも前回の松田 聖子のアルバム同様、最近のヘビー・ローテーションとなっている1枚です。先月の18日に1stアルバム『White magic』を紹介したばかりの吉田 朋代の2ndアルバム『DIAMOND EXPRESS』(1995年リリース)を紹介しましょう。実は1stアルバムを紹介した時点では、この2ndアルバムは入手していませんでした。紹介記事のコメントに2ndも良いとのコメントをいくつか頂いて、気になって探して入手したものです(笑)
良いと言われると聴いてみたいという衝動を抑えきれないのが"悪い癖"なんですよね・・・(恥)

さて、『White magic』でもデビュー・アルバムとは思えない堂々たる歌いっぷりを聴かせてくれた吉田 朋代ですが、この2ndでも素晴らしい歌を聴かせてくれます。本当に人だと上手いますね。ブレイクこそしなかったものの、角松 敏生や林 哲司にも認められ、現在でもシンガーとして活動を続けているのは、まさに彼女の歌の上手さがあったからこそではないかという気がします。
今回のアルバムにおける作家陣は、作詞に黒部 真弓、天野 滋、松井 五郎、吉田 朋代が、作曲には高橋 圭一、荒木 真樹彦、都志見 隆、羽田 一郎、山口 美央子、土橋 雅樹という顔触れです。不思議なことにアレンジャーについて記載されていないんですね、このアルバム。
全編打ち込みによるサウンドが軸になっているのですが、そんな中でギターが凄く良いんですね。参加しているギタリストはHISASHI、松原 正樹、古川 昌義、渡辺 格の4人なんですが、この中でも7曲でギターを弾いているHISASHIのプレイは素晴らしいの一言。
HISASHIと言っても、GLAYのHISASHIでもなければ、BUCK-TICKのHISASHIでも無く、インディーズ・レーベルからデビューした超技巧派のギタリストらしいです。このHISASHIのプレイにも注目して欲しいアルバムです。

『吉田 朋代 / DIAMOND EXPRESS』
01. Turning point
02. BRAND-NEW SELF
03. Don't kiss me
04. A-HA-HA
05. NO. NO. BE MY BOY!
06. 悲しみのカウントダウン
07. SHOUT
08. EYES
09. 恋するシーズン
10. TEARS FOR YOU

いきなりHISASHIのギターが炸裂する疾走感溢れるナンバー01。キャッチーなメロディーと軽快な打ち込みのリズム、ハードなギター・プレイの数々(素晴らしいソロも聴けます)に吉田 朋代の多重コーラス等のバランスが絶妙なナンバーです。元気をもらえる、そんな1曲だと思います。

02も前向きになれる曲で、女性の共感を得るであろうナンバーですね。01同様にテンポがあり、ハードなギター・リフを使っていて力強さを感じさせます。多重コーラスを含めた吉田 朋代のヴォーカルも溌剌としていて素晴らしく、聴いていてスカッとした気分にさせてくれます。

荒木 真樹彦らしいPOPでキャッチーなメロディーがたまらない03。私がこのアルバムの中で最も好きなナンバーです。とにかくこの手の曲に弱いんですよね。天野 滋の歌詞もCity Pop色が強くて洒落ています。HISASHIのギターもそれまでのハード・ロック色の強いギターではなく、軽快なギター・カッティングでCity Pop色の強いナンバーにピッタリなプレイを披露しています。

タイトルとは裏腹なしっとりとしたバラード・ナンバー04。都志見 隆の切なくも美しいメロディー・ラインが印象的です。アレンジが誰だが不明なのが残念ですが、打ち込みながら嫌味が無く、自然に耳に溶け込んでくるアレンジは見事です。バラード曲での吉田 朋代のヴォーカルは説得力が加わって、すごく良い感じですね。

都志見 隆作曲のキャッチーなPopナンバー05。これも大好きなナンバーのひとつになっています。松原 正樹には珍しいハードなギター・サウンドが印象的です。吉田 朋代のハーモニー・ヴォーカルも耳に心地良くて好きですなんですが、唯一「Hey!」という掛け声は必要無かったような気が・・・(笑)

80年代の打ち込み系のサウンドを象徴しているようなテンポのあるナンバー06。歌詞の中に出てくる"ハイパーナルシスト"って一体・・・?羽田 一郎の作曲です。HISASHIがここでも素晴らしいギター・ソロを聴かせてくれます。

都会的でグルーヴ感が心地良いミディアム・ナンバー07。荒木 真樹彦の作曲によるナンバーで、City Pop色の強い曲ですね。このアルバムに荒木 真樹彦が提供している2曲は、いずれも良い曲で私の好みにドンピシャです。この曲も良いですよ。

山口 美央子の作曲によるJAZZYで洒落たナンバー08。山口 美央子も本当にセンスの良い曲を書く人で、彼女のアルバムもぜひCD化して欲しいと思い続けているアーティストです。古川 昌義がエレキとアコースティック・ギターで派手さは無いものの渋いプレイを聴かせてくれますし、Amazonsのコーラス・ワークも流石といった感じです。

典型的なGirls Popといった趣きのあるミディアム・ナンバー09。インパクトの強さは無いものの、繰り返し聴いていても苦にならない、自然と耳に溶け込んでくるようなナンバーですね。アルバムの中では地味な曲と言えるかも知れません。

バラードらしいバラード曲10。羽田 一郎の作曲です。聴き易いメロディーですが、実際に歌うとなるとかなり難しい歌だと思います。さりげなく歌っているように聴こえますが、かなり実力が無いと聴く者に訴えてこないタイプの曲なので、吉田 朋代の力量を感じさせる曲だと言えるでしょう。

私が最近聴くようになったアーティストの中で、特にお気に入りのアーティストになっている吉田 朋代。ぜひとも多くの人に聴いて欲しいと思います。特にGirls Popが好きな方は必聴と言っても大袈裟では無いと思いますよ。1stアルバム、2ndアルバム共に楽曲も歌も良く、まさに捨て曲無しのアルバムです。BOOK OFFでは250円コーナーで売られていることも多いので、ぜひとも聴いてみて下さい。
吉田 朋代名義のオリジナル・アルバムが、この2枚だけというのが実に勿体無い話です。ぜひとも吉田 朋代名義での新作アルバムを聴きたいですし、J-POPのカヴァー・アルバムというのも面白いかなと思っています。今後も頑張って活動してもらいたいアーティストです。
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松田 聖子_Vanity Fair ◇ 2009年 03月 08日
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最近BOOK OFFで仕入れたアルバムの中に、結構お気に入りのアルバムが数枚ありまして、ここ数日はそのお気に入りのアルバムを繰り返し聴いています。その中の1枚が今回紹介する、松田 聖子が1996年にリリースした通算27枚目となるアルバム『Vanity Fair』です。それまで15年間所属していたソニーを離れ、マーキュリー・ミュージックエンタテインメントへの移籍第一弾となったアルバムでもあります。収録曲10曲中8曲のプロデュースを松田 聖子と小倉 良が手掛けており、サウンド・プロデュースを鳥山 雄司が手掛けています。残り2曲はRobbie Nevilが作・編曲とプロデュースを手掛けています。また、全曲松田 聖子の作詞で、松田 聖子がプロデュースした8曲の作曲は松田 聖子と小倉 良の共同名義、アレンジは鳥山 雄司です。

松田 聖子というアーティストは、私にとっては実に面白い存在です。デビュー当時から、容姿やキャラクターに関しては全く好きになれません。それなのに楽曲や歌声は私にとっては実に魅力的なんですね。アイドル全盛期のあの独特な語尾がしゃくれ上がる歌い方が耳に付くのにそれが魅力にさえ思えてくる始末・・・。何だかんだ言っても松田 聖子のアルバムは当ブログで既に6枚紹介していますので、単純に彼女の歌、歌声が好きなんでしょうね(笑)
このアルバムがリリースされた当時は彼女は34歳で世間的には立派な大人なんですが、どこかアイドルっぽさ、少女っぽさも残しつつ大人の歌も聴かせるという絶妙なバランスを保っている気がします。
彼女は自分がどういう風に歌えば、自分の歌声が魅力的に聴こえるのかを本能的に知っているのだと思います。加えて、美空 ひばり、山口 百恵と並んで素晴らしい"耳"を持ったシンガーではないかと思っています。

『松田 聖子 / Vanity Fair』
01. 明日へと駆け出してゆこう
02. Crazy Shopper
03. Darling You're The Best
04. あなたに逢いたくて ~Missing You~
05. 白いバラをあなたに・・・
06. 未来への扉
07. ロマンティックにKissしましょう!!
08. あふれる想い
09. もし、もう一度戻れるなら
10. Dear My Children

新しいレコード会社で「心機一転頑張るぞ!」という意気込みのようなものを感じさせる01。前向きな歌詞とキャッチーなメロディーで、アルバムの冒頭に相応しい曲だと言えると思います。鳥山 雄司のアレンジは、打ち込み主体なんですが、非常に聴きやすく耳に馴染んできます。そして素晴らしいギター・プレイも聴かせてくれるのが嬉しいですね。

流行を追いかける女性の歌02。色んなブランド名が登場する曲で、歌詞の内容としてはベタな感じなんですが、メロディーとアレンジのおかげで魅力的な曲になりました。ある意味松田 聖子の魅力の詰まった曲なのかも知れません。私もこの曲大好きなんです。特に鳥山 雄司のアレンジは秀逸ですね。

Robbie Nevilの作・編曲による03。いかにも洋楽チックなメロディーですが、ヴォーカルをイコライザー処理したような感じで面白く、単調な曲でありながら耳に残る曲ですね。私のそれまで聴いてきた松田 聖子の曲とは違った感じで新鮮な曲でしたね。この曲も好きな曲のひとつです。

8年振りにチャートの1位を獲得したという名バラード曲04。文句無しに良い曲、良いメロディーだと思います。特にこの曲の松田 聖子のヴォーカルには人を惹き付ける何かを持っている気がしてなりません。鳥山 雄司の繊細で打ち込みらしさをかんじさせないアレンジが見事です。

私にはアイドル時代の松田 聖子を彷彿させるミディアム・ナンバー05。ゆったりとしたリズムと鳥山 雄司のギターが実に心地良い1曲です。

松田 聖子風ウエディング・ソングといった感じの06。派手さはありませんが、なかなか沁みる曲です。披露宴のBGMに使っても良いでしょうね。それにしても鳥山 雄司のアレンジはどの曲も素晴らしく、このアルバムの影の立役者が彼であることは間違いないですね。どんなタイプの曲でも主役はいつも松田 聖子の歌声だということが伝わってくるアレンジは凄いの一言です。

軽快でPopなナンバー07。ありがちな歌詞なんですが、松田 聖子が歌うと不思議に嵌るんですよね(笑)

Robbie Nevilの作・編曲による08。Robbie Nevilも松田 聖子の魅力をよく知っているのか、彼女によく似合うメロディーを書きますね。日本人に馴染み易いメロディーだと思います。聴くほどに魅力的に思えてきたナンバーです。

09と10はしっとりと聴かせるバラード曲です。2曲とも決して悪い曲では無いのですが、面白みに欠けている気がして私個人とてはただ聴いているといった感じの曲になってしまっています。それまでの8曲が気に入っていただけにちょっと残念な気持ちがありますね。

このアルバムは本当に気に入ってまして(特に01~08)毎日のように聴いています。松田 聖子が嫌いという人は私の周りにも沢山います。しかし、嫌いな理由というのは大抵歌に関してではないようです。冒頭に書いた私と同じで、容姿やキャラクターが駄目というケースが多いのではないでしょうかね。
そんな聖子嫌いの人には、一度じっくり彼女のアルバムを聴いて欲しいなと思いますね。歌の上手い下手を超越したところで、人を惹き付けることの出来る声質と歌を歌えるシンガーというのはそうは存在しません。
その証拠に80年代をアイドルとして活躍して、現在も歌で勝負している、勝負出来ている人は松田 聖子くらいなものでしょう。喋りや芝居が下手だから、歌で勝負するしかなかったのかも知れませんが・・・(汗)
一度騙されたと思って聴いてみて下さい。結構良いですよ、お薦めです。
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Pop★Idol★Paradise ◇ 2009年 03月 05日
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私がBOOK OFFの探索をする時、一際時間をかけて物色するのが、安棚のオムニバス・コーナーです。
何故オムニバス・コーナーを熱心に探すかと言うと、ここには非売品のアルバムも売られているからなんです。特に大手企業とレコード会社が組んで、宣伝用とかプレゼント用に制作されたアルバムが売られていることが多いですね。こういうアルバムを探すのも一興で、センスの良い選曲のものもあれば、選曲に何にも考えていないような大雑把なものまで多種多様で、車で聴いたりするには結構楽しめるんですね。

今回紹介するのもそんな中の1枚です。シャープが企画して、ビクターが制作した非売品のアルバム『Pop★Idol★Paradise』です。おそらく家電製品や音響製品を買うともらえるといったものなんでしょう。制作されたのは1986年のようですね。収録されているのは、当時ビクターに所属していた女性アイドルの曲が集められています。選曲の基準が今ひとつ分からないところはあるのですが・・・、でもそれはそれで面白いのも事実です。収録されているアイドルは6人で、小泉 今日子、岡本 舞子、飯島 真理、水谷 麻里、長山 洋子、岩崎 宏美。収録曲は9曲です。岡本 舞子や水谷 麻里は知らない存在だったので、興味深く聴く事が出来ましたし、懐かしい楽曲も多かったので250円という値段の割りには楽しめました(笑)

『Pop★Idol★Paradise』
01. フラミンゴ in パラダイス / 荻野目 洋子
02. 100%男女交際 / 小泉 今日子
03. 臆病なヴィーナス / 岡本 舞子
04. 愛・おぼえていますか / 飯島 真理
05. 21世紀まで愛して / 水谷 麻里
06. 雲にのりたい / 長山 洋子
07. 好きにならずにいられない / 岩崎 宏美
08. スターダスト・メモリー / 小泉 今日子
09. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) / 荻野目 洋子

荻野目 洋子が1986年にリリースした8枚目のシングル曲01。1985年の「ダンシング・ヒーロー」の大ヒットの次のシングルで、この曲も結構売れたと記憶しています。「ダンシング・ヒーロー」は洋楽カヴァーだったのに対し、歌謡ロック路線に定評のあるNobodyが作曲を手掛け、当然でしょうが前作路線を引き継いだ形のような曲ですね。作詞:売野 雅勇、作曲:Nobody、編曲:船山 基紀。

小泉 今日子の18枚目のシングルで1986年リリースの02。前年にリリースした「なんてったってアイドル」があまりにもインパクトが強く、印象が薄い感じは否めませんが、曲を聴けば「こんな曲あったな」という感じでしたね。小泉 今日子にとって1986年と言えば、アイドルとしての絶頂期とも言える時代なので歌にもそんな勢いみたいなものを感じますね。作詞:麻生 圭子、作曲:馬飼野 康二、編曲:山川 恵津子。

岡本 舞子の1986年リリースの5枚目のシングル03。名前に覚えがあったものの、容姿や曲に関しては全く記憶に残っていませんでした(笑) 調べてみるとヒットには恵まれなかったようですね。でも歌は結構しっかりしていて上手いと思いますね。80年代にアイドルとして成功することの難しさを物語っているようです。尾崎 亜美の作品なんですが結構良い曲です。作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:今 剛。

飯島 真理の1984年リリースの3枚目のシングル曲で、彼女の代表曲とも言える04。アニメのテーマ曲だったようで、アニメ好きの方々には声優としても人気が高かったようですね。確かに飯島 真理の歌声とその歌声にピッタリのメロディーが心地良い名曲です。作詞:安井 かずみ、作曲:加藤 和彦、編曲:清水 信之。

名前も存在も全く記憶に無かった水谷 麻里・・・(笑)。彼女の1986年のデビュー・シングル05。作家陣は豪華なんですが、如何せん歌が酷いです。作詞:松本 隆、作曲:筒美 京平、編曲:船山 基紀。

長山 洋子がアイドル時代の1986年にリリースした7枚目のシングル曲06。私の年代であれば、黛ジュンの1969年のオリジナルの方が馴染みが深いかも知れませんね。演歌歌手を目指していたものの、アイドルとしてデビューしてしまった彼女ですが、この手の曲を歌わせると現在の片鱗を感じさせますね。作詞:大石 良蔵、補作詞:なかにし礼、作曲:鈴木 邦彦、編曲:大谷 和夫。

岩崎 宏美の39枚目のシングルで、1986年リリースの07。この頃は岩崎 宏美の曲に触れることが少なくなってしまっていた頃なので、新鮮な気持ちで聴けました。悪い曲ではありませんが、シングル曲としては地味な印象ですね。作曲の山川 恵津子は才能豊かな人で、作曲はもちろん編曲も出来るし、歌も上手い人ですね。興味のある方は山川 恵津子の歌を堪能出来る『東北新幹線 / THRU TRAFFIC』を聴いてみて下さい。作詞:松井 五郎、作曲:山川 恵津子、編曲:奥 慶一。

小泉 今日子の1984年リリースの13枚目のシングル08。アルフィーの高見沢 俊彦が他アーティストへの楽曲提供を始めた頃の作品だったように思います。小泉 今日子が歌った高見沢作品の中では、個人的には「木枯しに抱かれて」が1番好きだったりしますが・・・。作詞:高見沢 俊彦、高橋 研、作曲:高見沢 俊彦、編曲:井上 鑑。

ご存知荻野目 洋子をトップ・アイドルへ押し上げたヒット・シングル09。1985年にリリースされた7枚目のシングルです。正直なところ、この曲は当時から好きではなくて、何故こんなに売れたのか不思議に思っていた曲です(笑)。A.Kyte - T.Baker、訳詞:篠原 仁志、編曲:馬飼野 康二。

このようなオムニバス・アルバムって、余程気に入ったものでないと3,000円近い金額を出して買おうという気になりませんが、250円なら気軽に買えますよね。ましてや非売品ですから、BOOK OFFでも安い価格設定になるアルバムです。
私の場合、250円程度で買えるなら、1曲だけでも聴きたいなと思える曲があったなら買ってしまいますね。毎日聴くようなアルバムではありませんが、記事の冒頭でも書いたように車で聴くには悪くありませんよ。曲数も9曲で聴いていて厭きるほどの曲数でも無く丁度良い感じです。
BOOK OFFでこういうアルバムを探してみるのも楽しいですよ。ぜひお試しあれ!
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