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昨日の記事が高校生時代に絡んだ内容だったので、今回もうひとつ高校生時代の想い出話を・・・。
高校生の頃、学期末テストが終わると友人宅に集まって夜通し色んな話をしたり、ボード・ゲームをしたり、音楽を聴いてテストが終わった開放感に浸っておりました。
その遊びの中で一時流行ったのが、レコードに合わせて歌を歌うことでした。でもただ歌うのではありません。じゃんけんで歌う順番を決めたら、ヘッドフォンをして自分の声も周りの声も全く聞こえない程の大音量で音楽を流し、その音楽に合わせて歌うという実にくだらないゲームです(笑)

一度試してみると分かりますが、自分の声が全く聞こえない状態では非常に音程を取るのが難しいのです。自分では上手くレコードに合わせて気持ち良く歌っていても、傍から聞けば腹が捩れる位に笑える下手な奴が何人かは出てくるものです。
私の友人の中に、このゲームをやると必ず周りを大爆笑の渦に巻き込む奴がおりまして、その友人が必ず歌ったのが今回紹介するアルバムのタイトル曲だった「ぼくがつくった愛のうた」でした。この歌は、実は凄く難しい歌なんですよね。その友人は元々歌が下手くそなのにこういう難しい歌を歌いたがり、結果周囲の人間を大爆笑させていたという憎めない奴でした(笑)

前書きが長くなりましたが、今回紹介するのは私にとって懐かしくも楽しい想い出がつまったTULIPのアルバム『ぼくがつくった愛のうた』(1974年)です。通算6作目のアルバムですが、当時は年2枚のアルバムをリリースしており、1972年のデビューから僅か2年しか経過していません。それでいてデビュー当時から比べ、楽曲、アレンジ、サウンドははるかに成長しているのが伺えます。

TULIPは、財津 和夫がリーダーであり実質的には彼のバンドであったというのは周知の事実です。実際に財津 和夫は疑う余地の無い程に音楽的に有能な人物であったことは、その後の作曲家として数多くのヒット曲を生み出したことで証明されています。
しかし、私はTULIPの成功の影の立役者は姫野 達也だと思っているんです。もしヴォーカルが財津 和夫の1本だったなら、あるいは「心の旅」というヒット曲は生まれなかったかも知れません。
姫野 達也のヴォーカルには人を惹き付ける魅力がありますし、メロディ・メーカーとしても素晴らしいセンスを持っています。『ぼくがつくった愛のうた』を聴くといつもそのことを感じるんですよね。

『TULIP / ぼくがつくった愛のうた』
01. ひとつの星
02. 私のアイドル
03. なくした言葉
04. この暗闇の中
05. ここはどこ
06. 踊り娘
07. 仔牛のロー・カウジー
08. アンクル・スパゲティー (三文歌手)
09. 走れ!ムーン号
10. ぼくがつくった愛のうた (いとしのEmily)
11. Mr. プレスマン
12. 歌は生きている
13. 世界の果てで

ピックアップ曲:
「私のアイドル」 / 作詞・作曲:財津 和夫
いかにもTULIPらしいナンバーです。ビートルズやビーチ・ボーイズの影響を色濃く感じるノリの良さが特徴ですね。コーラス・ワークにもTULIPらしさが前面に出ています。ライブで映える楽曲でしょうね。

「なくした言葉」 / 作詞:財津 和夫、作曲:姫野 達也
淡々としたスロー・ナンバーなんですが、そのメロディーとヴォーカルに妙に惹かれる曲です。この曲を聴くと、姫野 達也のソングライターとしての才能の豊かさ、そして魅力的なヴォーカリストであると再認識させられます。数あるTULIPの楽曲の中で、ふとした時に口ずさんでしまうのが何故かこの曲だったりします(笑)

「ここはどこ」 / 作詞:安部 俊幸、作曲:姫野 達也
姫野 達也の書く曲は私にとっては本当に魅力的で、財津 和夫よりも独創的なメロディーが書けると思っています。"TULIP=財津 和夫"というのが基本でしょうが、姫野の楽曲があることが良いアクセントになってTULIPの音楽の幅が広がっているように思えるのは私だけでしょうか・・・。

「ぼくがつくった愛のうた (いとしのEmily)」 / 作詞・作曲:財津 和夫
高校生時代の楽しい想い出(笑)と共に私にとっての名曲のひとつです。もしこの曲のリード・ヴォーカルが財津 和夫だったら、これ程魅力的な曲にはなっていなかったでしょうね。そういう意味では、姫野 達也に歌わせた財津 和夫のセンスの良さは流石だと思います。
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中学生の頃、明けても暮れてもビートルズ漬けの毎日だったのですが、高校生になると友人の影響を受けて色んな音楽を聴くようになりました。
中学とは違って高校は色んな地域から生徒が集まってくることもあって、友人達も様々な音楽的な嗜好の奴がおりました。フォーク一辺倒の奴、ブリティッシュ・ロックしか聴かない奴、相変わらずビートルズばっかり聴いている奴、そして少数派でしたがプログレッシブ・ロックが好きな奴等・・・。
そんな中において当時から私は雑食系とでも言いましょうか、ジャンルに縛られることなく何でも聴いてました(笑)

陽水、かぐや姫、アリスなんかも聴いてましたし、登竜門みたいなCREAM、DEEP PURPLE、LED ZEPPELINも聴いてました。中でもROCK音楽は新鮮で面白かったのでよく聴いていましたが、私にとって特に衝撃的という訳でも無かったですね。しかし、ある日プログレ・フリークの友人宅で聴かされた1枚のアルバムには衝撃を受けました。それが今回紹介するEMERSON, LAKE & PALMER(以下ELPと表記)の『PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』です。
今まで聴いてきたギター・サウンド中心の声を張り上げるヴォーカル・スタイルとは違って、シンセを軸としたキーボード・サウンド中心でヴォーカルも割とソフトでしたし、演奏主体の何となく知的なスタイルが私を惹き付けたのです。
このアルバムに出会ってからは、ELPは勿論のこと、KING CRIMSON、YES、PINK FLOYD辺りを聴き漁っていましたね。

『PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』は、ご存知の方も多いでしょうが、クラシックの名曲のひとつであるムソルグスキーが作曲した『展覧会の絵』をELP独自の解釈と編成で演奏されたライブ盤です。リリースされたのが1971年。当初このライブ録音はリリース予定が無かったものの、海賊盤が出回るようになり急遽発売に至ったという経緯があるようです。そんな経緯でリリースされたにも関わらずELPの代表作の1枚となる程に売れ、評価の良いアルバムになっているのもELPの音楽性の確かさにあるのかも知れませんね。

『EMERSON, LAKE & PALMER / PICTURES AT AN EXHIBITION (展覧会の絵)』
01. PROMNADE
02. THE GNOME
03. PROMNADE
04. THE SAGE
05. THE OLD CASTLE
06. BLUES VARIATION
07. PROMNADE
08. THE HUT OF BAYA YAGA
09. THE CURSE OF BAYA YAGA
10. THE HUT OF BAYA YAGA
11. THE GREAT GATES OF KIEV
THE END
12. NUTROCKER

ピックアップ曲:
「PROMNADE」 / Mussorgsky
「展覧会の絵」で真っ先に思い浮かぶメロディー・パート部ですね。01、03、07と3回登場しますが、それぞれスタイルが違っています。
シンプルにメロディーを奏でる01、グレッグ・レイクが歌詞を付けた03、ロック調にアレンジされた07、同じメロディーでありながらも雰囲気が異なり面白いですね。

「THE SAGE (邦題:賢人)」 / Greg Lake
アコースティック・ギターをバックにしっとりと歌われる美しいオリジナル曲。クレジットには記載されていませんが、ギターはグレッグ・レイクでしょうね。初めて聴いた時から変わらずに今でも大好きな曲です。グレッグ・レイクの才能の豊かさを改めて感じさせる1曲ですね。

「BLUES VARIATION」 / Emerson, Lake & Palmer
スピード感溢れるキース・エマーソンのオルガン・プレイと軽快なカール・パーマーのドラミングが魅力的なナンバー。この曲のようにヴォーカルの無いROCKというのも当時新鮮でしたし、プログレを好んで聴いていたんで後にFUSION音楽にもすんなり入っていけたのかも知れません。

「NUTROCKER」 / Kim Fowley
アンコール曲として演奏された曲です。オリジナルは1960年代初期のB. Bumble & The Stringersというバンドのようです。チャイコフスキーの「胡桃割り人形」をモチーフにしていますが、作者はKim Fowleyなる人物です。調べてみるとシンガー、ソングライター、アレンジャー、レコードプロデューサーと多才なアメリカ人で、これまで数多くのゴールド・ディスクを獲得しているそうです。
お馴染みのメロディーが軽快でノリの良いアレンジで演奏されており、アンコール曲なんですがお気に入りの1曲になっています。実際この曲はシングル・カットされたと記憶しています。
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クリスマス・キャロル ◇ 2009年 11月 22日
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昨晩レイトショーで、ディズニー映画『クリスマス・キャロル』を観てきました。
監督は、私の大好きな監督の一人であるロバート・ゼメキス。
ロバート・ゼメキス監督と言えば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』という作品で有名ですね。

私がゼメキス作品で1番好きな作品は、今回の『クリスマス・キャロル』同様、パフォーマンス・キャプチャー(モーション・キャプチャーを進化させたモノといった感じでしょうか・・・)を駆使した全編CGによる作品『ポーラー・エクスプレス』なんです。
『ポーラー・エクスプレス』は2004年に公開されたんですが、初めて観た時にその映像のリアルさ、美しさに驚き、とても感動したんですね。ですから今回の『クリスマス・キャロル』はどうしても観たかったんです(笑)。

『ポーラー・エクスプレス』から僅か5年しか経っていないのですが、CGの世界における技術は驚くほど進歩しており、人間の動きや顔の表情のリアルさは凄いの一言です。いまや映画の世界はCG無しでは成り立たない程になっていますが、この作品はその恩恵を最大限に活かしています。映像化が困難だと思われている絵本や小説を映画化するのも容易になるのでしょうね。

さて『クリスマス・キャロル』はご存知の方も多いと思いますが、イギリスの作家・チャールズ・ディケンズが1843年に書いた小説です。
主人公の老人・エベネーザ・スクルージは、守銭奴で冷酷な人間。そのスクルージがクリスマス・イブのよるに超常現象を体験し、それ以来心を入れ変えるというお話。超常現象というのは、3人の精霊に出会うというもの。今まで何度も映画化された話ですが、精霊が出てくるという点においては今回のCG作品の方が映像化しやすいかも知れませんね。

CGの凄さ、美しさを楽しめますし、クリスマスも近いということもあって子供・大人に関わらず、家族皆で楽しめる作品だと思います。

クリマスまであと1ヶ月。クリスマスに家族で楽しめる映画をもう1作品紹介しておきます。
既に↑で書いてますが、ゼメキスの監督作品『ポーラー・エクスプレス』です。
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アメリカの児童文学作家・クリス・ヴァン・オールズバーグが書いた絵本「急行『北極号』」をCGによって映像化した作品なんですが、アドベンチャー有り、ファンタジー有りという素晴らしい作品です。

内容は、クリスマス前夜にサンタを信じる子(信じていない子もいる)だけが、ポーラー・エクスプレスに乗り込み不思議な体験をするといった旅物語。

この映画の主役(?)でもあるトム・ハンクスが原作に惚れ込んで、ゼメキスに映画化の話を持ち込んだと言われています。
観ていて心が温まる作品です。今年のクリスマスの夜に家族揃ってDVDを鑑賞するのも良いのではないでしょうか。
自信を持ってお薦め出来る作品ですので、良かったらDVDで観て下さい。
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西脇 唯_Unison ◇ 2009年 11月 19日
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今回紹介するのは、西脇 唯が1996年にリリースした通算5枚目のフル・アルバム『Unison』です。このアルバムは本当に好きなアルバムでもっと早く紹介しようとも思っていたんですが、このアルバムが似合う今の季節まで温存しておりました(笑)

『Unison』は、以前紹介した1stアルバム『さよならの場所で会いましょう』や2ndアルバム『いちばんやさしい風はあなたが持っている』に比べるとインパクトに欠ける印象がありますが、それは最初のうちだけで聴けば聴くほどに味わいを増してくるというアルバムですね。本当に良い曲を書く人です。
私が今まで聴いてきた女性アーティストの中では、ソング・ライティングという点においてはBest 3に入ると思います。
特に詞が良いんですよね。私は、昔からどういう訳か歌詞に関しては無頓着と言うか、あまり頭に歌詞が入ってこないタイプの人間なんですが、西脇 唯の曲はメロディーと共に歌詞がすんなり入ってくるんです。
50過ぎのオヤジが書くのもなんですが(汗)、彼女の詞に多くの女性が共感したことでしょうし、励みにもなったんだろうなと思います。上手く表現出来ませんが、解り易く飾らない言葉で女性の気持ちを上手く表現しているような気がします。
切なさの中にも温もりを感じる歌詞と、キャッチーなメロディーが西脇 唯の魅力ですね。

アルバムに収録されている12曲全てが西脇 唯の作詞・作曲です。アレンジは、本間 昭光、武部 聡志、Joe Rinoie、木原 龍太郎、加藤みちあき、十川 知司、清水 信之の7人が手掛けています。バラエティに富んだアレンジなんですが、西脇 唯が歌うことでしっかり彼女の世界観が出ていて、全体的なバランスも良いと思います。この季節にピッタリなのでぜひ聴いてみて下さい。

『西脇 唯 / Unison』
01. Holy Snow
02. 花梨 (KARIN)
03. 恋でなければ もういらない
04. 最後のバレンタイン (Album Mix)
05. Once and again
06. CALLING
07. 愛しているとは言えない (Album Mix)
08. 無限の会いたさで
09. Dear Friend
10. はじめての一人暮らし
11. 冬の惑星
12. イノセント

ピックアップ曲:
「Holy Snow」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:十川 知司
澄んだ空気を思わせるウインター・ソングと言うより、あまりベタな感じのしないクリスマス・ソングといった感じでしょうか(笑)。西脇 唯のヴォーカルも1stアルバムの頃よりも数段上手くなっていますね。凍てつく冬の代夜空を見上げながら聴きたい、そんな1曲です。今 剛のアコースティック・ギターのソロがたまらなく良いです。

「恋でなければ もういらない」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:本間 昭光
グルーヴィーなアレンジが都会的で実に渋いナンバーです。かなりこの曲は気に入っております。サビのメロディーとアレンジが絶妙にマッチしているのと、終盤のコーラスとヴォーカルの絡みがかなりカッコ良いです。

「最後のバレンタイン (Album Mix)」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:清水 信之
メロディーよりも切ない歌詞が印象に残った曲です。歌詞に無頓着な私が歌詞に耳を奪われた稀な曲でもあります(笑)

「CALLING」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:Joe Rinoie、鈴川 真樹
スピーディーかつハードなサウンドが新鮮なナンバーです。 鈴川 真樹のハードなギター・ワークと西脇 唯の透明感のあるヴォーカルのコントラストが気持ち良く感じます。この曲にようにスピード感のある曲もなかなか良いですね。

「無限の会いたさで」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:木原 龍太郎
メロディーにソングライターとしてのセンスの良さを感じる1曲です。この曲を聴いてもヴォーカルの成長ぶりを感じさせます。ソングライターだけでなく、ヴォーカリストとしても素晴らしい才能を持ってますね。小林 正弘のフリューゲル・ホーンの響きが心地良いです。

「Dear Friend」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:十川 知司、コーラス・アレンジ:楠瀬 誠志郎
まさにGirls Popsといった感じのPOPナンバーです。歌詞もメロディーも素晴らしいのですが、この曲の1番の聴き所は楠瀬 誠志郎のコーラス・ワークです。彼のコーラスが入ったことでよりPOPさが出たような気がします。聴き応えのある1曲です。

「冬の惑星」 / 作詞・作曲:西脇 唯、編曲:本間 昭光
珍しく低音域のヴォーカルを聴かせてくれるミディアム・ナンバーです。とにかくサビのメロディーが私好みなんです(笑)。シンプルな打ち込みのリズムに古川 昌義のJAZZYなギターというのも実に心地良いです。
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今回紹介するのは、70年代終盤から80年代にかけて私を夢中にさせた"CITY POP"を現代に継承しているとも言えるクニモンド瀧口によるオウンユニットである流線形と沖縄出身のシンガー・比屋定 篤子によるコラボレーション・アルバム『ナチュラル・ウーマン』です。
このアルバムは11月4日に発売されたばかりなのですが、CITY POP好きの私にとってはヘビーローテーションになるのは必須であり、事実毎日のように聴いてます(笑)

以前、流線形の通算3枚目にして初めてのフル・アルバム『TOKYO SNIPER』(2006年)を紹介しました。決して今の時代に売れる音楽とは言い難いのですが、CITY POPが好きな人が聴けばきっとそのサウンドにホッとすると同時に、クニモンド瀧口の洒落っ気のあるアレンジやサウンド・メイクに顔がニヤついてしまうこと請け合いです。
『TOKYO SNIPER』では、ヴォーカルに江口 ニカ(一十三十一)を迎えて制作されましたが、今回は沖縄出身のシンガー・比屋定 篤子を迎え、「流線形と比屋定 篤子」名義でのアルバム・リリースとなりました。これはアルバムの構成が、比屋定 篤子のセルフ・カヴァーと3曲とクニモンド瀧口が比屋定 篤子に歌って貰いたいとJ-POPのカヴァー2曲、流線形のオリジナル3曲となっており、比屋定 篤子を前面に押し出した形によるものでしょう。

流線形の音楽の面白さ・良さは実際に聴いてもらった方が、私が拙い文章であれこれ書くよりもずっと早いと思います(笑)。特にCITY POPやAORを好んで聴いていた人ならば、流線形の面白さは理解して頂けるような気がします。興味のある方はぜひ1度聴いてみて下さい。

『流線形と比屋定 篤子 / ナチュラル・ウーマン』
01. ムーンライト・イヴニング
02. あたらしい日々
03. 何もいらない (大貫 妙子のカヴァー)
04. まわれ まわれ (比屋定 篤子のセルフ・カヴァー)
05. オレンジ色の午後に (比屋定 篤子のセルフ・カヴァー)
06. サマー・イン・サマー ~想い出は、素肌に焼いて~ (八神 純子のカヴァー)
07. メビウス (比屋定 篤子のセルフ・カヴァー)
08. ナチュラル・ウーマン

ピックアップ曲:
「ムーンライト・イヴニング」 / 作詞・作曲・編曲:クニモンド瀧口
クニモンド瀧口自身によるライナーに"今井 裕さん解釈のDr. Buzzard's Original Savannah Band的な曲"と書かれていたのがこの曲でしょう。今井 裕のアルバム『A COOL EVENING』に収録されていても違和感の無いナンバーに仕上がっています。もし、ヴォーカルが桑名 晴子だったなら、今井 裕の曲と勘違いしたかも知れません(笑)

「何もいらない」 / 作詞・作曲:大貫 妙子、編曲:クニモンド瀧口
大貫 妙子のカヴァーで1977年にリリースされた2ndアルバム『Sunshower』に収録されていたナンバーです。オリジナルのアレンジは坂本 龍一なんですが、クニモンド瀧口のアレンジはオリジナルのイメージを崩すことのない、割とオリジナルに忠実なアレンジに仕上げています。選曲やアレンジのセンスの良さを感じると共に、比屋定 篤子と大貫 妙子のヴォーカルが、非常によく似ていることに驚かされます。

「まわれ まわれ」 / 作詞:比屋定 篤子、作曲:小林 治郎、編曲:クニモンド瀧口
比屋定 篤子のセルフ・カヴァー曲で、1999年の2ndアルバム『ささやかれた夢の話』に収録されていた曲のようです。彼女のオリジナルを聴いたことが無いので、オリジナルのアレンジがどうなっているのか不明ですが、このアルバムでのアレンジはまんまTOTOの「Georgy Porgy」です(笑)。これがクニモンド瀧口の凄いところですね。この曲を聴いて単に"パクってる"と思うような人は、流線形の音楽を心底楽しめません。逆に曲を聴いて頬が緩んでしまう人こそ、流線形の音楽を堪能出来るでしょう。

「サマー・イン・サマー ~想い出は、素肌に焼いて~」 / 作詞:山川 啓介、作曲:八神 純子、編曲:クニモンド瀧口
八神 純子の1982年のシングルのカヴァーです。何とも渋い選曲ですね。実はオリジナルも大好きな曲だったので、流線形が取り上げてくれたのが非常に嬉しいです。八神 純子とは全く違うヴォーカル・スタイルの比屋定 篤子ですが、これが実に心地良いヴォーカルでメロディーによくマッチしているのが驚きでした。そしてもうひとつ驚いたのがコーラス。内川 佳子なる人物のコーラスなんですが、これが八神 純子にそっくりなんですよ。このコーラスを聴くだけでも価値ありますよ!(笑)。
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今回紹介するのは、以前観に行ってきたと紹介したMichael Jackson(以降"MJ"と表記)の映画「THIS IS IT」のインスパイア・アルバムとなるベスト盤『THIS IS IT』です。収録曲の多くは既に所有しているのですが、新曲「THIS IS IT」とDeluxe Edtionならではの未発表音源に惹かれて購入しました。

この『THIS IS IT』、先週末に出かけた会津旅行の時に大活躍してくれました。先週末は天気も良く、まさに行楽日和。往復の高速道路は、事故渋滞もありましたが案の定あちこちで渋滞に巻き込まれました。元来気が短いので渋滞に巻き込まれると"イライラ"してしまうのです・・・(汗)
その"イライラ"を解消してくれたのが、この『THIS IS IT』でした。小気味良いリズム、感性が迸るといった感じがピッタリのMJのヴォーカルを聴いていると、その魅力に引き込まれいつしか"イライラ"は解消されていました(笑)。
普段洋楽にはあまり興味の無い嫁さんもこのアルバムは気に入ったようでしたし、旅行中だけでも5~6回は聴いていました。

単にベスト盤と言ってしまえばそれまでですが、個人的には映画本編の登場順で名曲の数々が収録されており、その曲順がすごく気に入っています。曲順というのは結構重要で、同じベスト盤でも曲順によって印象もかなり違ってきます。そういう意味では聴いていて厭きのこない良いベスト盤だと思います。

『MICHAEL JACKSON / THIS IS IT (Deluxe Edition)』
DISC 1
01. Wanna Be Startin' Somethin'
02. Jam
03. They Don't Care About Us
04. Human Nature
05. Smooth Criminal
06. The Way You Make Me Feel
07. Shake Your Body (Down To The Ground) / The Jacksons
08. I Just Can't Stop Loving You / With Siedah Garrett
09. Thriller
10. Beat It
11. Black Or White
12. Earth Song
13. Billie Jean
14. Man In The Mirror
15. This Is It
16. This Is IT (Orchestra Version)

DISC 2
17. She's Out Of My Life (Demo)
18. Wanna Be Startin' Somethin' (Demo)
19. Beat It (Demo)
20. Planet Earth (Poem)

ピックアップ曲:
「They Don't Care About Us」 / Written by Michael Jackson
こんなにシンプルである意味単調な曲をここまでカッコ良く仕上げてしまうのは、やはりMJならではかも知れませんね。アレンジもシンプルながら曲の魅力を上手く引き出していて、何回聴いても厭きのこない曲です。MJの書く曲にはシンプルなメロディーの繰り返しというパターンが多く、それが魅力のひとつなのかも知れません。アルバム『HIStory』に収録。

「Smooth Criminal」 / Written by Michael Jackson
イントロが流れるだけでテンションの上がってくる曲です。文句無しにカッコ良い曲ですね。イライラ解消に打って付けの1曲(笑)。アルバム『BAD』に収録。

「Shake Your Body (Down To The Ground)」 / Written by Michael Jackson and Randy Jacson
単純にMJのベスト盤なら収録されることのないThe Jacksonsのナンバーが収録されているのもこのアルバムの魅力ですね。1979年のヒット・ナンバーです。MJのソロとは一味違ったストレートなFUNKYチューンですが、これがまた良いんですよね。

「I Just Can't Stop Loving You」 / Written by Michael Jackson
バラードを歌うMJは、FUNKYナンバーを歌うMJとはまるで別人のようです。優しく柔らかい歌声はまさにメロウの一言ですね。この曲はやはりQuincy Jonesのアレンジが光る1曲だと思います。アルバム『BAD』に収録。

「Black Or White」 / Written by Michael Jackson
理屈抜きに大好きなナンバーです。自然と体が動いてしまいます(笑)。ジョン・ランディスが監督のMVも大好きでした。MJのMVの中では1番好きかも知れません。特にモーフィング映像は、当時としては斬新でしたね。映画「THIS IS IT」では、この曲と「Beat It」での金髪のギターのお姉さんがとにかく格好良くて見入っておりました(笑)。アルバム『DANGEROUS』に収録。

「She's Out Of My Life (Demo)」 / Written by Tom Bahler
デラックス・エディションならではの1曲であり、個人的に大当たりだったナンバーです。オリジナルは名盤『OFF THE WALL』に収録されているバラードです。このデモ・バージョンはアコースティック・ギター1本をバックに歌われていて、これが凄く良いんですよね。このデモ・バージョンが聴けただけでもデラックス・エディションを買った甲斐がありました。
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会津旅行記 ~宿編~ ◇ 2009年 11月 09日
11月7日~8日の会津旅行の宿と宿での食事を紹介する"宿編"です。
2日間の旅行の詳細に興味のある方は"行程編"をご覧になって下さいね。

旅の醍醐味のひとつは"宿"だと思っているので、我々夫婦は結構宿に拘っています。多少高い値段であってもゆったりくつろげて、おいしそうな食事の出る宿を探します。
今回選んだのは、会津若松の東山温泉にある"瀧の湯"さん。
この"瀧の湯"さんが今年の1月にオープンしたばかりの客室専用露天風呂付のスイートルーム4部屋からなる"松島閣"です。
この"松島閣"は、花・鳥・風・月から名前を取った4部屋の"はなれ"という形になっています。
我々夫婦が予約したのは、7階建ての建物の最上階にある"月の間"でした。

エレベーターに乗ると7階へのボタンがありません。実は7階へのボタンは隠しボタンになっておりました(笑)。
7階でエレベーターを降りると、そのエレベーター・ホール自体が専用の玄関と喫煙スペースになっております。
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中に入ると広い洋室になっています。
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専用の露天風呂は檜だと思いますが、大人4~5人が同時に入れるほどの広さです。
まずは夜の写真。
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朝の写真。
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瀧の湯さんは川のほとりにあり、川を挟んだ反対側には舞台があり、毎晩能や舞を披露してくれます。
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続いては宿での1番の楽しみと言っても良い"食事"です。はなれの部屋は、基本的に夕食・朝食ともに部屋出しです。冷蔵庫の中の飲み物や食事の時の飲み物は全てフリーになっていました。
まずは"夕食"から。

先附3品と鍋物
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↑生春巻タルタルソース敷、鰊の山椒漬、新薯蒸し銀餡掛、鯛かぶら鍋

煮物椀
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↑大根餅の清し仕立

向附
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↑岩魚をはじめとした川魚、鮪などのお造り

焼きもの
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↑会津牛の朴葉石焼

酢の物替り
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↑トマトと蟹のミルフィーユ仕立

追加注文した握り寿司
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↑左から桜肉の握り、地鶏の握り、和牛の握り

この他にも香の物や止椀、デザートに柚のシャーベットやシュークセルマロンなるケーキも出ました。
ご飯は会津湯川産のコシヒカリも大変おいしかったですよ。

続いて"朝食"です。
個人的な感想ですが、高い宿の特徴として朝食が豪華だという気がします。細かく解説は無しで写真だけですが・・・(笑)
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この他につきたての餅を雑煮やきなこ餅等お好みに合わせて出してくれます。↓雑煮ときなこ餅です。
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まだまだ出ます。↓豆乳鍋。
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朝からこれだけ食べるとかなり苦しいですね~(笑)
でもおいしかったですよ。

従業員さんも感じも良いですし、良い宿でした。

ちなみに気になる宿泊費ですが、1人約5万円です。
実際安くはありませんが、けれどこれだけの部屋と料理ですから高いとは思いませんでした。
会津へ旅行する機会があったらぜひ。
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会津旅行記 ~行程編~ ◇ 2009年 11月 09日
11月7日~8日と紅葉を楽しもうと会津へ旅行してきました。
今回は音楽ネタではありませんが、なかなか楽しい旅行でしたので、皆さんにもその雰囲気を御裾分けしたいということで旅行記ですがお付き合い下さい。

まずは"行程編"です。

『1日目』

11月8日午前6時に家を出発。
一路会津を目指し首都高速"中央環状線"から"川口線"へ入り"東北自動車道"へ向かうのですが、ここでいきなりのアクシデント・・・。東北自動車"浦和~加須"まで20Km以上の事故渋滞!しばらくは我慢です(笑)
渋滞を抜け、東北自動車道"郡山JCT"から磐越自動車道へ。"猪苗代磐梯高原IC"で高速を降り、第一の目的地"諸橋近代美術館"へ向かいます。進行方向左側に"磐梯山"を眺めながら走ります。期待していた紅葉は、残念なことに終わりかけていました。おそらく11月初めの寒波で葉が散ってしまったのでしょう。実際7日~10日前までは綺麗だったようです。

出発から5時間後の午前11時に"諸橋近代美術館"に到着しました。
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なかなかお洒落な建物です。目の前には池や小川が流れていて雰囲気がとても良い所ですね。
この美術館には、シュルレアリスムの鬼才と呼ばれるスペインの芸術家・サルバドール・ダリの作品が数多く展示されています。ダリと言えば"奇人・変人"といったイメージを持っていましたが、実際に絵画や彫刻の数々を眺めていると、やはり"天才"であると再認識しましたね。

美術館を後にして、次に向かったのは裏磐梯の名所のひとつ"五色沼"へ。とりあえず美術館からすぐの場所にある"毘沙門沼"へ。
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池のほとりにあるもみじの木は綺麗に色付いてました。
時間は既に昼過ぎ。お腹も空いてきたので、当初から予定していた喜多方へ向かいます。
目的は"ラーメン"です(笑)。もちろん古い造り酒屋の蔵の見学も楽しみです。
喜多方へ向かう途中、"桧原湖"を沿うように車を走らせます。猪苗代湖に比べれば小さい湖ですが、高原の風景とマッチした綺麗な湖でした。
写真は、道の駅から桧原湖を写したものです。

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約1時間のドライブで喜多方に到着。下の写真の大和川酒造・北方風土館の駐車場に車を入れて、少し散策。
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案内所でラーメン・マップを貰い、ラーメンの写真を見て食べたいと思ったお店へ向かいます。
行ったお店は"松食堂"。お隣は人気店"坂内食堂"で、凄い行列が出来てました。"坂内食堂"にも興味はあったのですが、写真で見る限り"松食堂"のラーメンがおいしそうだったので"松食堂"に決めました。"松食堂"もそこそこお客さんが並んでました。
メニューはラーメンとチャーシューメン、その大盛りの4種だけです。迷わず頼んだのは"チャーシューメン"(笑)
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あっさり系しょうゆスープに太麺。太麺好きのわたしにはたまりません(笑)
チャーシューも柔らかく、スープとよくマッチしていて本当においしかったです。

続いて向かったのは、本日の宿のある東山温泉のある会津若松。
会津若松と言えば見ておきたいのが"鶴ヶ城"です。のんびりと車を走らせて約1時間。午後3時30分頃に"鶴ヶ城"に到着しました。
裏磐梯よりも南に位置しているせいか、紅葉も若干残ってました。
まずは"鶴ヶ城"
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敷地内ではまだ紅葉が楽しめました。
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約1時間程散策して、本日の宿のある東山温泉へ向かいます。
東山温泉は会津若松から車で10分~15分程度という便の良い温泉地です。
本日の宿は、"瀧の湯"が、今年1月のオープンしたばかりの客室専用露天風呂付のスイートルーム4部屋からなる"松島閣"です。
宿の様子や食事については『会津旅行記 ~宿編~』で・・・(笑)
宿ではのんびり風呂に入り、おいしい食事を頂きました。流石に疲れたのか、爆睡できました。

『2日目』

2日目は宿を午前9時30分に出発。
向かったのは今回の旅行の目当てのひとつ南会津にある"大内宿"。宿からは約1時間程のドライブです。
"大内宿"では萱葺き屋根が並ぶ旧街道の風情を楽しむのと、名物"三澤屋"さんの「高遠そば」を食べることです。
"大内宿"の手前までは順調でしたが、あと1kmというところで駐車場へ入る車で渋滞!。結局駐車場に入るのに40分程かかりました。駐車場に車を入れ、まずは"三澤屋"へ。
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超人気店なので、まず予約しないと食べれません。11時30分頃に予約入れた時にはすでに1時間30分待ちでした(笑)。
その待ち時間の間に"大内宿"を散策しました。
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お土産屋さんをぶらぶら眺めながら時間を潰して、午後1時"三澤屋"へ。
頼んだのは勿論、長ネギを箸代わりに食べる"高遠そば"。
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冷たい鰹だしのつゆに大根おろし、鰹節が乗ったそばです。長ネギをかじりながらそばを食べるのですが、これが美味でした。1時間30分待っただけに余計おいしく感じたのかも知れませんね(笑)
私が店を出る頃は2時間以上の待ち時間だったようです。

今回の旅行の最後に訪れたのは、"大内宿"から近い"塔のへつり"へ。
"塔のへつり"は、南会津東部を流れる大川が形成する渓谷にあり、長年の歳月による浸食と風化の作用によって形成された柱状の断崖です。
駐車場の裏が雑木林になっており、一面落ち葉の絨毯状態になってました。
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お目当ての"塔のへつり"です。
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写真の吊り橋はかなり揺れるようです。私は高所恐怖症なので渡れません(汗)
嫁さんひとりで渡っていきました・・・(笑)

既に時刻は午後2時30分。ここから白河まで一般道を走り、東北自動車道"白河IC"から千葉へ・・・。
途中4~5箇所で渋滞に巻き込まれながらも午後8時に我が家に到着しました。5時間30分のドライブはさすがに疲れました(笑)
でも2日間は、会津地方も天気が良くて、11月とは思えない20度近い気温でした。
本当に行楽日和の2日間で楽しい旅行でしたから、リフレッシュできたので良かったです。
ちなみに2日間の走行距離は700kmでした。

もし興味があれば『会津旅行記 ~宿編~』も見て下さいね。
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ROBERT KRAFT_RETRO ACTIVE ◇ 2009年 11月 06日
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今回紹介するのは、ROBERT KRAFTが1982年にリリースしたAORの名盤と評判の高い『RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』です。
AORの魅力のひとつは、やはり腕利きミュージシャンの素晴らしい演奏にあります。勿論楽曲が良くなければいくら演奏が良くても完成度は低くなってしまいますから、楽曲の良さも重要です。この『RETRO ACTIVE』は、そのバランスがとても良い作品だと思います・・・が、正直このアルバムの1番の聴き所はズバリ演奏の良さにありますね。

それもその筈で、プロデュースはLARRY CARLTON。ミュージシャンは、JEFF PORCARO(ds)、RICK MAROTTA(ds)、ED GREENE(ds)、ALEX ACUNA(ds)、ABRAHAM LABORIEL(b)、MICHAEL OMARTIAN(key)、ROBERT KRAFT(key)、PAULINHO DA COSTA(per)、PAGES(cho)、JANIS SIEGEL(vo)に加え、LARRY CARLTONのアルバムではお馴染みのTERRY TROTTER(key)やBRIAN MANN(key)も参加しています。これだけでもLARRY CARLTON色が強いというのが分かりますね。

聴き様によっては、LARRY CARLTONのアルバムにROBERT KRAFTがヴォーカルで参加しているという感じがしない訳ではありませんが、ROBERT KRAFTはお世辞にも歌が上手くはありません。LARRY CARLTONのアルバムなら彼自身が歌っていたでしょう(笑)
ただROBERT KRAFTは、ソングライターとしては素晴らしいセンスを持っており、楽曲的には良く出来ていると思います。ROBERT KRAFTの弱いヴォーカルをバックのミュージシャンとコーラス隊が盛り上げているという感じですね。なかなか聞き応えのある1枚です。

『ROBERT KRAFT / RETRO ACTIVE (邦題:ラバーズ・メロディー)』
01. SINGLE, SOLO
02. JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST
03. OUT WITH MY EX
04. YOU'RE BLUE TOO
05. I WONDER WHAT YOU'RE LIKE
06. HEARTLESS
07. WHAT PRICE GLORY?
08. TEACH ME HOW TO KISS YOU
09. CAN WE BE IN LOVE AGAIN?
10. ON THE WEST SIDE
11. LET'S HOLD EACH OTHER ONCE MORE

ピックアップ曲:
「SINGLE, SOLO」 / ROBERT KRAFT & PHIL GOLDSTON
DON FREEMANのクラヴィネット、ブルージーなLARRY CARLTONのギター、美しいPAGESのコーラス・ワークが印象的なナンバーです。特にPAGESのコーラスが無くては平凡な感じになっていたでしょうね。派手なプレイはありませんが、JEFF PORCAROのドラミングも小気味良いです。

「JUST ANOTHER NOTCH ON THE BEDPOST」 / ROBERT KRAFT
キャッチーでPOPなAORナンバーです。ソングライターとしてのセンスの良さを感じさせる1曲で、お気に入りです。色んな音色を弾き分けているLARRY CARLTONのギター・プレイに耳を奪われます(笑)

「YOU'RE BLUE TOO」 / ROBERT KRAFT & JANIS SIEGEL
JANIS SIEGELとのデュエット・ナンバー。洒落たミディアム・ナンバーに仕上がっています。ROBERT KRAFTのヴォーカルも頑張っていますが、JANISの存在感には敵いませんよね(笑)。おそらくLARRY WILLAMSだと思われるサックス・ソロが渋いです。

「I WONDER WHAT YOU'RE LIKE」 / ROBERT KRAFT & LARRY CARLTON & CAROL HAFF
メロウなAORナンバーです。とにかく洒落たアレンジが良いです。LARRY CARLTONがベースも弾いています。MICHAEL OMARTIANのローズとPAGESのコーラス、JERRY HEYのフリューゲルのソロ、LARRYのギター等、美しい音色に溢れているナンバーです。
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金井 夕子_écran ◇ 2009年 11月 01日
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今回紹介するのは、2007年9月にリリースされた4枚組CD『78 - 82 ぼくらのベスト 金井 夕子 アナログ・アルバム 完全復刻パッケージ』の中から、1981年2月に発売された4thアルバム『écran』です。

個人的な感想ですが、金井 夕子のアルバムって統一性が無いと言うのか、コンセプトがはっきりしないと言うのか、どうもトータル的なバランスがお世辞にも良いとは思えないものがあります。そんな中において1stアルバム『FEELING LADY』や3rdアルバム『CHINA ROSE』は、まだバランスが良い方ですね。しかし、2nd『invitation』や本作はどうしても地味な印象が拭えません。
ただ、収録されている曲の中にはかなり地味ながらも良い曲が結構ありますし、何故か私はデビュー当時から金井 夕子に惹かれていました。彼女の歌声が好きで何気に聴いてしまいます(笑)

作家陣に、尾崎 亜美、佐藤 準、大貫 妙子、細野 晴臣、近田 春夫、後藤 次利、山口 美央子、糸井 重里という渋い面子が揃っていて、楽曲もバラエティに富んでいます。またボーナス・トラックには、シングル曲や"金井 由布子"名義のシングルも収録されています。
万人に受けるアルバムだとは思えませんが、金井 夕子のファンには楽しめるアルバムと言えるでしょうね。

『金井 夕子 / écran』
01. 海(女)~空(男)へ
02. J's BAR
03. Wait My Darling (Album Version)
04. 失恋STORY
05. I'm In Love With You
06. 可愛い女と呼ばないで
07. SAFE HARBOR - 安らぎの港-
08. RECORDER SONATA
09. 走れウサギ (Ver.1)
10. 銀幕の恋人
Bonus Track
11. Wait My Darling (Single Version)
12. Wait My Darling (Single Long Version)
13. ハートブレーカーのために
14. 走れウサギ (Ver.0)
15. 星と水の物語
16. とけいくメモリー

ピックアップ曲:
「海(女)~空(男)へ」 / 作詞・作曲・編曲:尾崎 亜美
私の抱いている金井 夕子のイメージと曲調がピッタリとマッチしている曲です。地味と言えば地味な曲なんですけど・・・(笑)。シンプルな演奏と尾崎 亜美の多重コーラスが何とも神秘な雰囲気を醸し出しています。

「Wait My Darling (Album Version)」 / 作詞:大貫 妙子、作曲・編曲:細野 晴臣、コーラス・アレンジ:大貫 妙子
何とも大貫 妙子らしい曲です。最初にこの曲を聴いた時に、詞も曲も大貫 妙子だとばかり思っていたんですが、曲は細野 晴臣だと知り驚いたのを憶えています。大貫 妙子自身が歌っても全く違和感の無いでしょうね。大貫 妙子のコーラスが印象的です。

「可愛い女と呼ばないで」 / 作詞・作曲:山口 美央子、編曲:鈴木 茂
金井 夕子の9枚目のシングル曲です。実はこの曲が大好きでして・・・。山口 美央子も自身のアルバム『NIRVANA』(1981年)でセルフカヴァーしています。山口ヴァージョンは井上 鑑のアレンジで、これが実に良いんですよ。聴き比べると面白いのですが、残念なことに山口 美央子のアルバムはCD化されていません。金井 夕子の声質にピッタリに似合っています。

「走れウサギ (Ver.1)」 / 作詞:糸井 重里、作曲・編曲:細野 晴臣
特に好きな曲と言う訳ではないのですが、実はこの曲は80年のシングル「Wait My Darling」のカップリング曲「ハートブレーカーのために」(13)の歌詞違いなんですね。しかも歌詞は双方とも糸井 重里です。アレンジもほぼ一緒です。個人的には「ハートブレーカーのために」の方が好みです。

「銀幕の恋人」 / 作詞・作曲:尾崎 亜美、編曲:鈴木 茂
尾崎 亜美も自身のアルバムで『Air Kiss』(1981年)でセルフカヴァーしている名バラード曲です。サビのメロディーがいかにも尾崎 亜美らしいですね。尾崎 亜美ヴァージョンも良いですが、私は金井 夕子ヴァージョンが1番好きです。ちなみにメンバーは、山木 秀夫(ds)、後藤 次利(b)、佐藤 準(key)、鈴木 茂(g)、吉川 忠英(a-g)、浜口 茂外也(per)、尾崎 亜美(cho)です。この演奏が良いんですよ。

「とけいくメモリー」 / 作詞:藤田 明子、補作詞: 青木 茗、作曲・編曲:林 哲司
"金井 由布子"名義でリリースされた10枚目のシングル「星と水の物語」(1982年)のカップリング曲です。「星と水の物語」も林 哲司の作曲ですが、この曲の方がずっと良いですね。メロディーやアレンジが実に林 哲司らしくて、バラードの職人ならではの曲という気がします。隠れた名曲だと思います。
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