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林田 健司_WORKS ◇ 2010年 01月 31日
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今回紹介するのは、私の大好きなアーティストである林田 健司が、2009年7月に作家デビュー20周年を記念してリリースされた、提供曲によるセルフ・カヴァー・アルバム『WORKS』です。
林田 健司は、1990年代にデビューしたアーティストの中で私が最も注目していたアーティストです。メジャー・レーベル(BMG)時代のアルバムは全て持っており、今尚その動向が気になるという私にとっては数少ない貴重なアーティストでもあります。

そんな林田 健司のアーティスト・デビューは1991年。今回紹介する『WORKS』が作家デビュー20周年の記念アルバムですから、作家デビューの方が早かったということになります。それだけメロディー・メーカーとして業界には注目されていたということなんでしょうね。
林田 健司はSMAPへ「$10」、「KANSHAして」、「青いイナズマ」、「君色思い」のヒット曲を提供しており、知名度としては作家としての方が高いかも知れませんが、ソング・ライターとしてだけでなく素晴らしいヴォーカリストでもあります。特にFUNK系の歌を歌わせたら本当に上手いです。

アルバム『WORKS』は、1996年~2009年の間に関ジャニ∞、郷 ひろみ、SMAP、中森 明菜、ブラック・ビスケッツ、KinKi Kids、中山 美穂、AAA、藤井 隆に提供した楽曲10曲をセルフ・カヴァーしています。
恥ずかしい話なんですが、この10曲の中でオリジナルを知っていたのは3曲だけでした(笑)。
しかし、提供曲ということもあって、林田 健司のヴォーカルでありながらも提供したアーティストが歌ったら似合いそうだという感じが伝わってきました。それだけ林田 健司がアーティストのイメージでメロディーを書いているということなんでしょうね。

私は基本的に打ち込みがメインというのは好みではないのですが、林田 健司だけは別ですね。彼の作る楽曲は打ち込みがよく似合いますし、歌声も迫力はあって演奏に負けていないので打ち込みが苦にならない感じです。
勿論、OVERHEAD CHAMPION、佐久間 誠、清水 信之、CHOKKAKU等が良いアレンジを施しているというのも大きいと思います。
オリジナルを知らなくても十分に楽しめるアルバムに仕上がっていると思います。
久しく林田 健司の音楽に接していない方にはお薦めの1枚ですよ。

『林田 健司 / WORKS』
()内は提供アーティスト名
01. イッツ マイ ソウル (関ジャニ∞)
02. 強引Love (郷 ひろみ)
03. 青いイナズマ (SMAP)
04. 落花流水 (中森 明菜)
05. スタミナ (ブラック・ビスケッツ)
06. ビロードの闇 (KinKi Kids)
07. 泣かない指輪 (中山 美穂)
08. Get or Loose (AAA)
09. Sa ら Sa (藤井 隆)
10. 夏模様 (KinKi Kids)

ピックアップ曲:
「イッツ マイ ソウル」 / 作詞:上中 丈弥、作曲:林田 健司、編曲:OVERHEAD CHAMPION
関ジャニ∞が2007年にリリースしたシングル曲。当然私はオリジナルは知りませんし、最近のジャニーズ系のアイドルには全く無知ですが、関ジャニ∞の名前くらいは知ってます(笑)。踊りながら歌うジャニーズ系アイドルの歌にはピッタリのPOPでキャッチーなナンバーです。この曲は林田 健司自身が歌っても全然可笑しくない林田 健司らしい曲と言えますね。

「強引Love」 / 作詞:白井 祐紀、新 美香、作曲:林田 健司、編曲:佐久間 誠
2009年にリリースされたシングル「男願(Dan Gan) Groove!」のカップリングとして収録された曲です。この曲に関しては明らかに郷 ひろみが歌うことをイメージしてメロディーを書いたと思われます。嫁さんが一言「確かに郷 ひろみが歌いそうだね・・・」(笑)。梶原 順のギターがフィーチャーされています。

「青いイナズマ (WORKS version)」 / 作詞:森 浩美、作曲:林田 健司、編曲:清水 信之
SMAPの1996年の大ヒット曲です。今更レビューする必要が無いような有名な曲ですが、特に今回注目したいのが清水 信之のアレンジです。イントロを聴いただけでは「青いイナズマ」だと気付かないでしょう。今までと違って少し大人っぽい落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

「落花流水」 / 作詞:松本 隆、作曲:林田 健司、編曲:CHOKKAKU
2005年の中森 明菜のシングル曲。オリジナルを知らないので比較出来ませんが、林田ヴァージョンはCHOKKAKUのエキゾチックなアレンジが印象的です。自身のアーティスト活動の中では聴けないタイプの曲かも知れませんが、なかなか良い曲ですね。機会があれば中森 明菜のオリジナルも聴いてみたいと思いました。

「ビロードの闇」 / 作詞:Satomi、作曲:林田 健司、編曲:清水 信之
KinKi Kidsの2005年のシングル曲。KinKiの曲なんで当然売れましたね。実は林田 健司がKinKiに曲を提供したとしって注目していた曲でもありました。1970年代終盤の久保田 早紀の世界観を彷彿させるような清水 信之のアレンジが絶妙です。ジャニーズ系でも独特な音楽の世界を持つKinKi Kidsにピッタリの曲という気がします。良い曲ですね。

「泣かない指輪」 / 作詞:松井 五郎、作・編曲:林田 健司
中山 美穂の1990年のアルバム『Jeweluna』に収録されていたバラード曲。林田 健司というとテンポのある曲を連想しますが、バラードを書かせたら本当に良い曲を書きます。この曲も例外ではなく、本当に良い曲だと思います。何より驚いたのは、林田 健司がアレンジャーとしてかなり成長していることでした。

「夏模様」 / 作詞:Satomi、作曲:林田 健司、編曲:佐久間 誠
KinKi Kidsの2006年のシングル曲。梶原 順のアコースティック・ギターをメインにした素朴なアレンジとそれにピッタリと嵌るメロディーが心地良いナンバーです。今までの林田 健司には無かったタイプの曲と言えるでしょうね。それにしてもKinKi Kidsというのは曲に恵まれてますね~(笑)
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映画館で2回も観たMichael Jacksonの『THIS IS IT』。
その『THIS IS IT』のDVDが発売されましたね~。私は予約こそしませんでしたが、買う気満々ではありました(笑)
そしてDVDを買おうと思った時に、ふと私にある思いが湧き起こったのです。
"『THIS IS IT』があれだけ良かったのだから、これはぜひ本意気のMJが観てみたい"と・・・。
それで『THIS IS IT』と一緒に購入したのが、『LIVE IN BUCHAREST:THE DANGEROUS TOUR』です。

これは1992年にルーマニアのブカレストで行われた「THE DANGEROUS TOUR」の模様を収めたDVDですね。今から18年前、MJもまだ32~33歳という年齢の時のライヴですから、勢いもありますし、体のキレもあり、見応え十分といった感じです。
ライヴにおける視覚的な演出の部分においては、『THIS IS IT』のツアーで予定されていたものに比べればやはり時代を感じますが、そのエンターテイメント性の高さは流石だと思いますね。
セット・リストも『THIS IS IT』ツアーで予定されていたリストと似ていますし、『THIS IS IT』を観た方なら楽しめると思いますよ。

とにかくダンスのキレが良いですね。歌に関しては曲によっては"口パク"もありますが、これは演出上の問題からきているものだと思います。
バンドのメンバーも凄いです。まずミュージカル・ディレクターがGreg Philinganes。ドラムにRicky Lawson、ベースにDon Boyette、リズム・ギターにDavid Willams、キーボードにBrad Buxerが参加しています。
そして『THIS IS IT』で話題になった超テク女性ギタリスト・Orianthi同様、『THE DANGEROUS TOUR』でも超テク女性ギタリストが参加しているんですね~。名前はJennifer Batten。あのJeff Beckとも共演しているらしいです。ヴィジュアル的にはOrianthiの方が良いですが、とにかく派手で髪型や衣装はPUNKしてます(笑)。でもギター・プレイはなかなか凄いです。

DVD『THE DANGEROUS TOUR』を観て尚更、『THIS IS IT』ツアーが実現しなかったことが残念でなりません。

『MICHAEL JACKSON / LIVE IN BUCHAREST:THE DANGEROUS TOUR』
01. Main Title (オープニング)
02. Jam
03. Wanna Be Startin' Somethin'
04. Human Nature
05. Smooth Criminal
06. I Just Can't Stop Loving You
07. She's Out Of My Life
08. I Want You Back ~ The Love You Save
09. I'll Be There
10. Thriller
11. Billie Jean
12. Working Day & Night
13. Beat It
14. Will You Be There
15. Black Or White
16. Heal The World
17. Man In The Mirror
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松本 伊代_Private file ◇ 2010年 01月 28日
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今回紹介するのは、松本 伊代が1989年にリリースしたアルバム『Private file』です。当ブログでも今まで『風のように』(1987年)、『天使のバカ』(1986年)の2枚を紹介しましたが、この時代の松本 伊代のアルバムは本当に良いんですね。アルバム自体がよくまとまっていて、曲も良い曲が多いですね。

私もそうだったんですが、デビュー当時の♪伊代はまだ16だから~♪という曲のイメージや、バラエティ番組等で見せる"天然キャラ"のイメージが強いせいか、歌手として正当な評価を受けていないような気がして残念です。そんな私も最近になってから林 哲司プロデュースの『風のように』を聴いて、ある意味でショックを受けてアルバムを聴くようになったので偉そうなことは言えません(笑)
去年アルバムが再発されていますので、もし興味があれば聴いてみて下さい。なかなか魅力的な歌い手ですよ、松本 伊代は・・・。

さて、『Private file』は松本 伊代が24歳位の時のアルバムで、"短大を卒業して就職し、2~3年経過したOLの日常を描いた作品というイメージがアルバム全体に漂いますね。

曲を提供している作家陣も多彩で、西脇 辰弥、KAN、REIMY、村松 邦男、小西 康陽、小林 義典、大江 千里、崎谷 健次郎、井上 ヨシマサというメロディー・メーカーが揃い踏みといった感じです。
アレンジは、西脇 辰弥、新川 博、村松 邦男、小西 康陽、武部 聡志が手掛けています。打ち込みが中心ですが、曲によっては生のリズムを上手く使われていて、聴いていて心地良いサウンドに仕上がっています。

セールス的には決して成功したとは言えなかったようですが、私個人としては名盤としてお薦めしたい1枚ですね。

『松本 伊代 / Private file』
01. Private fileは開けたままで・・・
02. 土曜日のparty
03. 短大終わると短い大人の夢を見る
04. バビロン・ホテル
05. 有給休暇
06. 泣かないでギャツビーII
07. Sonatine (impressive version)
08. ソリチュードにもたれて
09. 淋しさならひとつ
10. 少しだけ遠くに

ピックアップ曲:
「Private fileは開けたままで・・・」 / 作詞:国分 広域、作・編曲:西脇 辰弥
軽快なビートが心地良いダンサブルなPOPナンバーで、アルバムの冒頭にピッタリな1曲だなと思います。松本 伊代のヴォーカルはいつもながら決して上手いとは言い難いのですが、とても丁寧に歌っています。テンポに上手く乗っているとは思えない、ちょっと危なっかしい感じがまた魅力なんですよね(笑)。

「バビロン・ホテル」 / 作詞:宮原 芽映、作・編曲:村松 邦男
何ともノスタルジックで、どこか歌謡曲チックな雰囲気を持ったナンバーです。何故か強く印象に残る曲で、大好きなナンバーになっています。メロディーも良いのですが、アレンジが非常に緻密で聴いていて楽しいですね。青山 純と伊藤 広規の重厚なリズム隊、軽快な村松 邦男と角田 順のギター、目立ちませんが乾 裕樹の渋いピアノ・プレイ、そして何よりJake H. Conceptionのエモーショナルなクラリネット・ソロが素晴らしいです。

「有給休暇」 / 作詞・作曲・編曲:小西 康陽、Horn & Strings Arranged by 高浪 慶太郎
まさに"PIZZICATO FIVE featuring Iyo Matsumoto"といった感じのナンバーですね。この曲はPIZZICATO FIVEのファンにも評価が高いみたいですね。確かに良い曲です。難しいメロディーですが、松本 伊代が頑張って歌っています。相当練習したのかも知れませんが、自分の曲だという自負を感じさせるヴォーカルです。聴けば聴くほどに味わい深くなる、そんな名曲です。

「泣かないでギャツビーII」 / 作詞:戸沢 暢美、作曲:小林 義典、編曲:新川 博
1988年にリリースされたシングル「泣かないでギャツビー」とどう違うのかは、シングルを聴いたことがないので不明ですが、純粋にメロディアスな良いバラード曲ですね。松本 伊代のヴォーカルで私が好きなのが、実はバラード曲なんです。丁寧かつ心を込めて歌っているという感じが伝わってくるんですよ。土方 隆行のギター・ソロが絶品です。

「Sonatine (impressive version)」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:新川 博
この曲も1988年にシングルとしてリリースされているようです。調べてみるとシングルは"silent night version"らしく、アルバム収録の"mpressive version"とは若干違っているようです。いわゆるクリスマス・ソングですが、切ない歌詞と美しいメロディーが心を打ちます。街の雑踏のSEを上手く使い、雰囲気のあるアレンジが秀逸です。
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From α_First fruits ◇ 2010年 01月 23日
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今回紹介するのは、私にとってはまさに"満を持して"という感じの1枚であり、滅多に取り上げないインディーズ・レーベルのアルバムです。
2008年の夏に出会った1枚のアルバム・・・。いつかは紹介したいなと温めておいたアルバムなんですが、ある事情で紹介していませんでした。
ある事情というのは、まずアーティストご本人にブログ掲載の許可を得ること。そしてもうひとつは、もし聴いてみたいという方が出来てきた時の為に、どうすればアルバムが入手可能なのかをぜひ掲載したかったので、その確認に多少時間がかかってしまいました。
そして今回晴れてアーティストご本人と連絡が取れまして許可を頂き、記事を書くことが出来るようになったのです。

前置きが長くなりました(笑)。
今回取り上げるのは、"From α (フロム アルファ)"というユニットが2005年にリリースした1stミニ・アルバム『First fruits』です。
From αのメンバーは3人。メイン・ヴォーカルとバッキング・ヴォーカルを担当するのは、1994年にメジャー・デビューした"ONE STEP COMMUNICATE"の一員だった中川 顕一。
サウンドプロデュース、アレンジ、All instrumentsを手掛けているのが、同じく"ONE STEP COMMUNICATE"の一員だった矢野 弘佳。
そして、収録曲6曲の全ての楽曲の作詞・作曲とバッキング・ヴォーカルを担当しているのがYou-Juという人物です。

実はこのYou-Juなる人物は、私のブログでよくコメントを頂戴する"てつ"さんなんです。
ここからは"てつ"さん改めYou-Juさんというお名前で統一させて頂きます。You-Juさんとは、私のブログを通じて音楽の趣味がよく似ているということで、たまにメールのやり取りをするようになり、そんな中で本作を紹介して頂いたんです。
You-Juさんの書かれる曲は、惜しくも昨年秋に鬼籍に入られた音楽プロデューサー・藤田 浩一氏が手掛けたいわゆるトライアングル・プロダクション・サウンド(オメガトライブ、菊池 桃子等)や藤田氏の手掛けたアルバムには欠かせなかった林 哲司や和泉 常寛の曲を彷彿させます。
とにかくポップでキャッチーで、80年代のCITY POP系が好きな人にはまさにドンピシャといった感じだと思います。

『From α / First fruits』
01. Summer Tears
02. 微笑みにSea side wind
03. Endless Beat
04. 遅れてきたリグレット
05. 永遠のMellow
06. 約束のticket

ピックアップ曲:(全曲ですが・・・笑)
「Summer Tears」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
アルバムの冒頭を飾るに相応しい軽快なテンポのPOPナンバーです。
キャッチーなサビのメロディー、杉山 清貴時代のオメガトライブを彷彿させるサウンド、中川 顕一のヴォーカルとコーラス・ワークも心地良く響きます。

「微笑みにSea side wind」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
聴いた人を80'sへとタイム・スリップさせてくれるようなキャッチーなナンバーです。私自身、1番好きな曲であり、名曲だと思っています。
今の時代、こういうタイプの曲が少なくなっており、逆に今だからこそ必要な曲なのかも知れないとさえ思えます。1度聴いたら口ずさめそうなメロディーと夏を感じさせるアレンジ、爽やかなヴォーカルのバランスの良さが光ります。シングル向けの曲ですね。間奏のギター・ソロも良いんですよね~。

「Endless Beat」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
アコースティックなサウンドを軸にしたボッサ調のバラード曲。都会の黄昏の美しさと儚さみたいなものを感じます。アップテンポの曲が2曲続いてのバラードということで、一息つけるような妙な安堵感のあるバラードです。

「遅れてきたリグレット」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
軽妙なギター・カッティングが実に気持ち良く、アレンジではこの曲が1番好きです。シンセ・ベースの使い方も上手く、リズミカルに仕上がっています。You-Juさんの作り出すメロディーはとにかくキャッチーなのがたまりません(笑)

「永遠のMellow」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
CITY POP好きにはタイトルからそそられますね。スピード感のあるスリリングなアレンジに、どこか懐かしさの漂うようなAメロ。ギター・ソロも迫力があって聴き応えがある1曲です。ドライブしながら聴くのも気持ち良さそうです。

「約束のticket」 / 作詞・作曲:You-Ju、編曲:矢野 弘佳
ちょっと切ないけれど前向きなラヴ・ソングといった感じのバラード曲。アルバムの最後らしいスケールの大きさを感じさせるアレンジとサビのメロディーの美しさが強く印象に残ります。

このレビュー記事を読んだ人の中には、80'sを懐かしんだ懐古主義の音楽という印象を持った方もいるかも知れません。しかし、私は決して懐古主義だとは思っていません。私は"原点回帰"であると思っているんです。
70年代から80年代にかけて、CITY POP系の音楽を聴いてワクワクしていましたし、実際にワクワクできたんです。そんなワクワク感を今の時代に届けようとしているのがFrom αの音楽ではないかという気がしています。

『First fruits』の帯にはこんなコピーが書かれています。
"「あの頃」へのオマージュ。大切な思い出、そして未来への記憶へ。"
このコピーそのままがユニット名になったのでしょうね。アルファ、すなわちここからがスタートだと・・・。

もしFrom αの音楽に興味のある方は、下のリンク先から申し込めば購入可能です。
http://www.interq.or.jp/bass/hnyoko/mail5/mail.html

お薦めの1枚ですので、ぜひ聴いてみて下さい。
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変な記事のタイトルですがご容赦下さい。

先日、ふとタイトルにあるようにBEATLESの名盤『ABBEY ROAD』のB面が聴きたくなりました。
1982年にCDが生産されるようになってから28年が過ぎ、また私が大枚はたいて初めてCDプレイヤーを購入したのが1988年頃。それから計算してもCDとの付き合いは22年も経過している訳です。
それだけCDと長く付き合ってきているにも関わらず、アナログ盤(LP盤)時代の感覚というのが未だに抜けません。

現在ではアナログ時代にリリースされたアルバムの多くがCD化され、レコード盤のように傷や誇りに細心の注意を払わなくてもノイズの無いクリアな音で音楽が楽しめるようになりました。これは喜ぶべきことであって私自身何の不満もありません。

しかし反面、アナログ時代にリリースされたアルバムには、A面・B面にそれぞれ特色やコンセプトを持たせているものが結構あって、CD時代になって1枚の中にA面もB面もなく収録されてしまっているのがどうも味気無かったりしますね。

アナログ時代のA面からB面へレコードをひっくり返し、針を乗せるというほんの僅かな時間というのは結構重要だったように思えます。この僅かな時間に気分がリセットされ、新たな気分で音楽を楽しめたと言いますか・・・。
今の若い世代の人は、そんな面倒なことをしなくて良いCDの方が絶対良いと思うかも知れませんよね(笑)
私のように長年アナログ・レコードに親しんできたオヤジにとっては、アナログ時代にリリースされたアルバムのCDを購入しても気分はアナログ時代のままなんでしょうね、きっと。

時折、『ABBEY ROAD』のB面が聴きたいという衝動にかられてしまうのです。勿論、『ABBEY ROAD』のCDの場合、7曲目から聴けば同じことなんですが、B面1曲目というのと単に7曲目というのは不思議なことに気分的に全くちがうんですよね~(笑)
アナログ盤の場合、片面で完結出来る音楽の聴き方(楽しみ方)がちょっと懐かしく思えたりする今日この頃です。

皆さんはどうですか?
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大橋 純子_Tea For Tears ◇ 2010年 01月 20日
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今回紹介するのは、大橋 純子が1981年にリリースした『Tea For Tears』です。このアルバムは、美乃家セントラル・ステイションを解散し、ソロとしての復帰第一弾となったアルバムですね。
美乃家セントラル・ステイションと組んでいた頃は、FUNK色が強く、大橋 純子の迫力に満ちたヴォーカルがひとつの売りだったのですが、ソロとなった本作ではAOR色が強いPOPなナンバーを聴かせてくれます。大橋 純子のヴォーカルも憎いくらいに余裕のある歌い方で、実に耳に心地良く響きます。
J-AOR、CITY POPが好きな方にはお薦めの1枚です。

プロデュースは、大橋 純子の音楽を語る上で絶対に外せない本城 和治。収録曲10曲全ての作詞を三浦 徳子が手掛けおり、米倉 良広、佐藤 健、後藤 輝夫、萩田 光雄、安部 恭弘、天波 博文が作曲を手掛けています。中でも佐藤 健の楽曲が特に良いですね。アレンジは全曲萩田 光雄が手掛けています。AORファンならニヤリとしてしまうようなアレンジがあったり、いかにも萩田 光雄らしいストリングス・アレンジがあったりで、なかなか聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

参加ミュージシャンは、島村 英二(ds)、菊池 丈夫(ds)、村上 秀一(ds)、渡嘉敷 祐一(ds)、長岡 道夫(b)、岡沢 章(b)、矢島 賢(g)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、杉本 喜代志(g)、大谷 和夫(key)、富樫 春生(key)、萩田 光雄(key)、羽田 健太郎(key)、鳴島 英治(per)、EVE(cho)、ジェイク・H・コンセプション(sax、fl)、数原 晋(tp)、新井 英治(tb)等という贅沢な顔触れです。特に矢島 賢、今 剛、土方 隆行の3人のギター・プレイは各々の個性が良く出ていて面白いですよ。

ちなみに私の所有している『Tea For Tears』は、2009年の大橋 純子デビュー35周年を記念して再発されたものなので、アルバム収録曲10曲にボーナス・トラック4曲が加わって14曲が収録されています。しかも価格は2,000円ですから、買って損は無いと思いますよ(笑)

『大橋 純子 / Tea For Tears』
01. ANOTHER DAY, ANOTHER LOVE
02. 恋のアドリブ
03. サイレーン (海の精の物語)
04. ラ・ローザ
05. テレフォン・ナンバー
06. MAROON PERSON
07. シジフォスの朝
08. ブックエンド
09. 名前のない馬
10. TEA FOR TEARS
BONUS TRACK
11. ファンタジック・ウーマン
12. アプローズ
13. 過ぎてきた河
14. 夏の嵐

ピックアップ曲:
「ANOTHER DAY, ANOTHER LOVE」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:米倉 良広、編曲:萩田 光雄
ゆったりとしたリズムと萩田 光雄らしいストリングス・アレンジが印象的なメロウなナンバー。潮風の心地良い高台で暮れゆく夕陽を眺めながら聴きたい、そんな感じの曲です。聴けば聴くほどに気分が穏やかになるような気がします(笑)

「恋のアドリブ」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
軽快な故・菊池 丈夫のドラミングと矢島 賢の渋いギター・プレイ、そして何よりもキャッチーなメロディーが特徴のPOPチューンです。力強いピアノは、故・羽田 健太郎です。サビのメロディーは1度聴けば忘れませんね。ドライブしながら聴きたい、そんな1曲です。

「テレフォン・ナンバー」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
とにかくお洒落でAORチックなナンバーですね。特にホーン・アレンジが秀逸です。1981年という年代を感じさせる今 剛のギター・カッティングもたまりません(笑)。メロディー、アレンジ、演奏、ヴォーカルのどれもが素晴らしい仕上がりになってます。名曲ですよ。

「MAROON PERSON」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
スティーリー・ダンを彷彿させるアレンジが特徴のAOR色全開の1曲。佐藤 健がこのアルバムに書き下ろした曲はとにかくどれも良いんですよね。中でも渋さで言えばこの曲が断トツですね。村上 秀一のドラミングと矢島 賢のギター・プレイは百戦錬磨といった感のある素晴らしいプレイです。

「ブックエンド」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
カッティングの名手・土方 隆行のプレイが光るポップ・ナンバー。メロディー的には地味かも知れませんが、アレンジとのバランスが良く、心地良く耳に溶け込んでくるようなナンバーです。聴き込むほどに味わい深くなってきます。

「名前のない馬」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:天波 博文、編曲:萩田 光雄
マイケル・マクドナルド風のアレンジ(この表現だけで伝わると思いますが・・・笑)とサビのメロディーが印象的なナンバーです。何とも余裕綽々といった感じの大橋 純子のヴォーカルには脱帽です。きっと彼女のポテンシャルからすれば鼻歌程度なのでは?と思ってしまいます(笑)

ボーナス・トラックも含め、全曲捨て曲無しの良いアルバムです。美乃家セントラル・ステイションと組んでいた頃のアルバムなら『FULL HOUSE』、そしてソロ名義ならこの『Tea For Tears』は私が絶対の自信を持ってお薦め出来るアルバムなので、興味があったらぜひ聴いてみて下さい。
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STEVIE WOODS_Take Me To Your Heaven ◇ 2010年 01月 17日
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久しぶりに"CD化してくれ !"のカテゴリーのネタです。

私がいつも参考に、そして色々勉強させてもらっているucchiさんのブログ「'ROUND MIDNIGHT'S WEBLOG」を拝見していたところ、非常に興味深い記事を見つけました。
以前から聴いてみたいと思っていたAORの名盤と誉れの高いSTEVIE WOODSの『Take Me To Your Heaven』(1981年)が、iTunes Music Storeから配信されており、900円でアルバム全曲をダウンロード出来ると知り、速攻で購入しました(笑)

STEVIE WOODSのこのアルバムは、中田 利樹氏監修のDISC GUIDE SERIES「AOR」にもアーバン・ソウル系AORの名盤として紹介されており、ずっと聴いてみたいと思っていた1枚でした。しかし、CD化されておらず半ば諦めていたんですよね。
当然のことながら正式にCD化されていないので、配信されている音源はアナログ盤からの取り込みなのでしょう、音的には今ひとつという感じですが、諦めていた音源が聴けるんですから文句を言っては罰が当たりますね。

今回の記事を書くにあたり、アルバムの曲順や参加ミュージシャンに関する情報を、ucchiさんの記事を参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

『Take Me To Your Heaven』を聴いてみて、多くの人が名盤と評していることに偽りは無いですね。凄く良いです。甘い歌声にセンスの良いカヴァー曲の選曲がたまりません。特にアナログ盤A面にあたる前半5曲は繰り返し聴いても全く飽きがきません。アーバン・ソウル系のAORが好きな方なら、絶対に聴いて損の無いアルバムではないでしょうか。

参加ミュージシャンは、Ray Parker Jr.(g)、Steve Lukather(g)、 Paul Jackson Jr.(g)、Nathan East(b)、Michael Boddicker(key)、Greg Mathieson(key)、 Michael Baird(ds)、James Gadson(ds)、Leon Ndugu Chancler(ds)、Paulinho Da Costa(per)、Ernie Watts(sax)、Bill Champlin(cho)等という顔触れのようです。

『STEVIE WOODS / Take Me To Your Heaven』
01. Fly Away
02. Just Can't Win'em All
03. Take Me To Your Heaven
04. Steal The Night
05. Through The Years
06. Wanna' Be Close To You
07. Read Between The Lines
08. Throw A Little Bit Of Love My Way
09. Gotcha

ピックアップ曲:
「Fly Away」 / 作詞:Carol Bayer Sager、作曲:Peter Allen、編曲:不明
PETER ALLENの名盤『Bi-Coastal』に収録されており、竹内 まりやの1980年リリースのアルバム『Love Songs』の冒頭を飾った曲のカヴァーですね。どこか都会的なサウンドに甘いヴォーカルはまさにアーバン・ソウルといった趣の仕上がりです。

「Just Can't Win'em All」 / 作詞・作曲・編曲:不明
ある意味では白人系のストレートなAORといった印象の好ナンバーです。Christopher Crossの「Ride Like The Wind」を彷彿させるリズム・アレンジが実に心地良いですね。配信なので曲毎のクレジットについては全く分かりませんが、コーラスは間違いなくBill Champlinが加わってますね。サビのコーラスがカッコ良いですよ。

「Take Me To Your Heaven」 / 作詞・作曲:Steve Wilson & Kelly Wilson、編曲:不明
1979年リリースのWILSON BROTHERS唯一のアルバムにて名盤である『ANOTHER NIGHT』に収録されていた邦題「君のすべてを今夜」でも知られる名曲のカヴァーですね。オリジナルよりもゆったりとしたリズム・アレンジが絶妙です。軽やかでソウルフルなSTEVIE WOODSのヴォーカルも秀逸です。

「Steal The Night」 / 作詞・作曲・編曲:不明
まさにメロウという表現がぴったりなナンバーです。ハーモニカやギターの使い方が上手く、印象に残りますね。タイトルとは裏腹に非常に爽やかで、朝でも昼間でも気持ち良く聴ける、そんなナンバーですね。

「Through The Years」 / 作詞・作曲・編曲:不明
1981年にカントリー・シンガーのKenny Rogersがシングルでリリースし、ヒットさせたというバラード曲のカヴァーです。やはり黒人シンガーが歌うバラードは良いですね。ストリングスの美しさと力強いヴォーカルのコントラストが面白いです。

「Throw A Little Bit Of Love My Way」 / 作詞・作曲・編曲:不明
実に都会的な渋いバラード・ナンバーです。深夜、ドライブしながら聴いたらさぞかし気持ち良いだろうなと思える1曲です(笑)

「Gotcha」 / 作詞・作曲・編曲:不明
ご機嫌なFUNKチューンです。例えAORでなくとも私はこういうFUNKYなアレンジは大歓迎ですし、大好きなんです。ギターのカッティングやスラップ・ベースが実に私好みです。

最近は音楽配信というのが当たり前の時代になっていますが、アナログ世代の私にはどうしても馴染めません(汗)
音楽だけを純粋に楽しむなら、こういう形態もありなんでしょうが、やはりアルバムというのはジャケットやミュージシャンやプロデューサー、エンジニアのクレジットをも含め、初めてひとつの完成品となると思っている人間なので、どうも音楽配信では音楽を堪能できた気分になりません(笑)
こういう事を言っていると時代についていけなくなるんでしょうね、きっと。

それでも私はCDに拘りたいです。だからこそ、このアルバムは"CD化してくれ !"で取り上げました。
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大江 千里_Pleasure ◇ 2010年 01月 15日
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日の経つのは早いもので、新しい年になって既に15日経過しました。正月気分も抜けて、忙しい日々を送っている人も多いのではないでしょうか。
私も今週は新年会や出張もあり、ゆっくりPCの前に座る時間もなかなか取れませんでした。沢山のコメントを頂戴していながらレスも出来ない状態が続いてしまい、本当にすみませんでした。

さて今回紹介するのは、一時は"男版ユーミン"とも評されていた大江 千里が1984年にリリースした2ndアルバム『Pleasure』です。
今大江 千里の初期のアルバムを聴くと、当時のバブリー景気の中、軟派なサークルに入ってキャンパス・ライフを謳歌している大学生といったイメージがあって、ある意味では"良い時代だったなぁ"というような感覚が沸き起こってきますね(笑)
歌はお世辞にも上手いとは言い難いですし、曲もメロディアスというタイプではなく、どちらかと言えば親しみやすく耳に馴染んでくるというようなPOPなメロディーが大江 千里の魅力かも知れませんね。

アルバム『Pleasure』は、故・大村 憲司がプロデュースとアレンジを手掛けています。
大村 憲司は1stアルバム『WAKU WAKU』もプロデュースを手掛けているようですが、残念ながら私はまだ1stは聴いたことがありません。私がこのアルバムに興味を持ったのも、大村 憲司がプロデュースしていたというのが大きな理由のひとつでした。
大江 千里のPOPな世界を、大村 憲司のアレンジによってカラフルに仕上げられたという気がします。
POPな曲のアレンジにかけては、以前紹介した3rdアルバム『未成年』のプロデュース、アレンジを手掛けた清水 信之の方が上手いですが、大村 憲司らしいギター・サウンドを活かしたアレンジも結構良いですよ。

参加ミュージシャンは、大村 憲司(g)、青山 純(ds)、富倉 安生(b)、中村 哲(key,sax)、浜口 茂外也(per)、EPO(cho)、TM NETWORK(cho)という顔触れです。

『大江 千里 / Pleasure』
01. シンデレラにはかなわない
02. かわいいハートブレイカー
03. 待ちわびて
04. リップスティック・グラフティ
05. 浮気なLINDA
06. 恋せよシルビア
07. 三人目のパートナー
08. HAPPY BIRTHDAY
09. BOYS & GIRLS
10. ふたつの宿題

ピックアップ曲:
「シンデレラにはかなわない」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:大村 憲司
アルバムの冒頭を飾るのに相応しいキャッチーなPOPナンバーです。私の中では大江 千里のイメージと言うと、この曲のようなタイプが思い浮かびます。正直なところリズム感が良いとは思えないヴォーカルですが、その辺りを大村 憲司がアレンジで上手く補っているような感じでしょうか・・・。

「かわいいハートブレイカー」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:大村 憲司
サビのメロディーとシンプルなアレンジが印象的なゆったりとしたPOPナンバー。シンプルでオーソドックスな感じのアレンジがサビのメロディーを際立たせています。私個人の感想としては、大江 千里の歌声にはミディアムあるいはミディアム・スローなナンバーが似合うような気がしますね。お気に入りの1曲です。

「待ちわびて」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:大村 憲司
EPOのコーラスが印象的かつ効果的に使われているナンバーです。青山 純のタイトなドラミングや大村 憲司の渋いギター・リフが心地良く響きます。かっちりした演奏なんで、大江 千里だけのヴォーカルだけでは演奏に負けてしまう感じですが、EPOのコーラスは入ることで凄くバランスが良くなっている気がしますね。大村 憲司のアレンジャーとしてのセンスを感じる1曲です。

「三人目のパートナー」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:大村 憲司
アルバム中で最も好きなアレンジの曲です。メロディーもインパクトはありませんが、耳に馴染んでくるような心地良いものです。とにかく大村 憲司のギターの音色の心地良さは最高です。アレンジに惚れ込んだという曲です(笑)

「ふたつの宿題」 / 作詞・作曲:大江 千里、編曲:大村 憲司
3枚目のシングル曲。最初はシングルにしては地味過ぎるかなという印象が強かったのですが、何度か聴いているうちに印象深くなってくる・・・、そんな曲ですね。「三人目のパートナー」同様、大村 憲司にしては柔らかい感じのアレンジが秀逸です。
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門 あさ美_FASCINATION (Part 2) ◇ 2010年 01月 10日
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今回もまたブログを始めた頃に紹介したものの、今読み返すとあまりにも記事の内容が薄っぺらだったので改めて紹介するPart 2シリーズでございます。

今回取り上げるのは、門 あさ美が1979年にリリースした1stアルバム『FASCINATION』(以前の紹介記事はコチラ)です。
彼女の歌を初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れません。シングル「FASCINATION」がリリースされた1979年の秋頃というのは、私が大学生で20歳になったばかりの時でした。この歌を聴いた時、その官能的で何とも淫靡とも思える歌詞、ちょっとけだるそうな艶っぽい歌声、ミステリアスで妖艶な容姿、そして何よりもキャッチーなメロディー・ラインに圧倒されました。
特に歌詞は強烈で、当時20歳そこそこの若者が夢中になるというのも当然だったのかも知れませんね。

門 あさ美がアルバム『FASCINATION』をリリースしたのが24歳の頃。私とは4歳しか違わないのにえらく大人の女性という印象がありました。加えて彼女はほとんどメディアにも登場せず、ライブも行わないというアーティストだったので、酸いも甘いも知り尽くした"大人の女"というイメージが先行してしまい、曲を聴く度に妄想の世界に引きずり込まれていた感じでしたね(笑)

あれから30年経過した今聴いても、そのメロウで官能的な世界観に古臭さを感じさせないのは、門 あさ美がソングライターとして素晴らしい素質とセンスを兼ね備えていたからに違いありません。
『FASCINATION』は、インスト曲(作・編曲:戸塚 修)以外の9曲の作曲、8曲の作詞を門 あさ美が手掛けています。更に全曲英語のタイトルですし、2枚目以降のアルバムでは影を潜めましたが、アルバム全体を通してリバーヴを効かせたサウンドに仕上げており、トータル的にバランスの良い作品になっているのが特徴ですね。

『門 あさ美 / FASCINATION』
01. Morning Kiss
02. Keep on Loving
03. Stop Passing Night
04. South Shore
05. Good Luck
06. Fascination
07. Darling
08. Smile for Me
09. Fancy Evening
10. Blue

ピックアップ曲:
「Morning Kiss」 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:戸塚 修サウンド的には爽やかな朝のイメージもあるのですが、そこは門 あさ美ですからちょっと官能的な朝の世界になってしまいます。何故か朝の歌なのに夜に聞いても違和感の無いのが不思議です(笑)。このアルバムで唯一残念なのは、ミュージシャン・クレジットが無いことですね。ただアレンジャーから大体の面子は想像出来ますが・・・。

「Keep on Loving」 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:鈴木 茂
ボッサ調のアレンジが軽快なPOPチューンです。特にサビのメロディーが良いですね~。天気の良い昼さがりに海岸線をドライブしながら聴きたい、そんな曲です。このアルバムの中で昼間に聴きたいと思う数少ない曲でもあります(笑)

「Stop Passing Night」 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:戸塚 修
門 あさ美の書いた曲の中でもBEST 3に入る位好きな曲です。これは名曲です。まさにCITY POPと呼ぶに相応しく、楽曲・アレンジ(演奏)・歌唱の三拍子揃った曲だと思います。人気の無くなった都心の夜、ドライブしながら聴いたら鳥肌モノですよ。終盤のリフで入ってくるカスタネットがたまらなく好きです(笑)

「South Shore」 / 作・編曲:戸塚 修
インタールード的なインスト曲です。これがまた上質なSummer Fusionといった趣のある良い曲なんですね。鈴木 茂と思われるギターや数原 晋と思われるフリューゲルが、実に心地良いです。2分30秒に満たない短い曲ですが、聴き応えのある1曲です。

「Fascination」 / 作詞:岡田 冨美子、作曲:門 あさ美、編曲:戸塚 修
門 あさ美を語る上で絶対に外せない大名曲ですね。とにかく歌詞が凄い!岡田 冨美子も門 あさ美をイメージして書いたんでしょうが、とにかく似合い過ぎてます。当時の若者が悶々とするのも当然ですよね(笑)

「Darling」 / 作詞・作曲:門 あさ美、編曲:鈴木 茂
メロディアスなミディアム・ナンバー。メロディーの良さも勿論ですが、何ともけだるく艶っぽいヴォーカルがたまりません。鈴木 茂らしいギターが堪能出来ます。

YouTubeというのは何でもあるんですね~。貴重な門 あさ美の映像があったので埋め込んでおきます。


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検索ワードランキング ◇ 2010年 01月 07日
去年の12月27日に小田 和正をメインにした音楽番組「クリスマスの約束2009」の記事をアップして以来、当ブログのアクセス数が脅威的に増加しました。
それだけ人気がある番組だと思っていましたし、去年の「クリスマスの約束2009」は多くの人に感動を与えたんでしょうね。

いずれアクセス数も落ち着くだろうと思っていたのですが・・・、年が明けて1週間近く経過してもアクセス数があまり減りません。おかしいなと思いつつ、何気なく検索ワードランキングを覗いてみると驚くべきことが起こってました。
何と、検索ワードランキングのベスト10内に「クリスマスの約束」関連のキーワードが8個も入ってました。
あれから10日近く経過しているにも関わらずです。こんな状態は初めてだったので記事にした次第です。
せっかく検索してアクセスしてくれたのに大した内容の記事じゃないのが心苦しいですが・・・(笑)

ベスト10の残り2つは、「music avenue」と「ウイスキーがお好きでしょ」。
「ウイスキーがお好きでしょ」もここ1年位必ずベスト10入りしているキーワードです。

そう言えば、去年の紅白歌合戦で坂本 冬美が"いいちこ"のCMソング「また君に恋してる」を歌ってましたね。ならば石川 さゆりも対抗して「ウイスキーが、お好きでしょ」を歌ったならもっと盛り上がったような気がするんですが、如何でしょう?(笑)

ちなみに↓が1月5日現在の検索ワードランキングです。
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