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Music Avenue
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取り急ぎの御連絡です! ◇ 2007年 10月 18日
皆さん、こんばんは。

実は昨日書いた記事「仰天したこと・・・!?」の件ですが、本日"m"さんご本人よりお詫びのご連絡を頂き、またブログにおいても誠意ある対応をして下さいました。
皆さんには大変ご心配をおかけしましたが、一応決着いたしました。

shuさん、Kenny Uさん、00:54の鍵コメさん、
ご心配頂き、また励ましのお言葉本当にありがとうございました。

kotaroさん、たにぴさん、しげぞうさん、ayukiさん、Skenさん、monksiiruさん、Musicmanさん、15:48の鍵コメさん、15:50の鍵コメさん、15:51の鍵コメさん、smiletinyさん、mana99buさん、DENTAさん、本来でしたら一人一人皆さんのコメントに対し返事を書かなければならないのですが、mさんから誠意ある対応をして頂いたので、これ以上この件を長引かせるのも私の本意ではないということで、誠に勝手ながらこの場でのお礼の言葉をもって、コメントのお返事とさせて頂きます。
皆さん、ご心配頂き、また励ましや温かい言葉を頂戴して本当に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
またコメントの返事を割愛させていただいた我侭をご容赦下さい。

加えて、Musicmanさんとmana99buさんにおかれては、やっと秋らしく涼しくなったというのに余計な汗をかかせてしまったようで・・・ゴメンナサイ!(笑)

また、ブログとは別にメールやメッセージを頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
今はとても晴れやかな気分です。皆さんの温かいメッセージがとてもありがたかったです。

最後に"m"さんへ
この度は、ご丁寧なお詫びの言葉ならびに誠意ある対応に対し感謝いたします。
ありがとうございます。
mさんもお分かりだと思いますが、私の文章はボキャブラリーの乏しさに自分で呆れるくらいの文章しか書けないのですが、なんとか懸命になって書いてます。そんな拙い文章にも関わらず、今回コメントを頂戴した皆さんを始め、沢山の方が記事に対してのコメントを寄せて下さいます。
本当にありがたく、こういう皆さんのコメントが次の記事を書く原動力になっているんです。
下手な文章でも気持ちを込めて書けば伝わるものだということを、ブログを始めてから学びました。
mさんのブログを拝見しましたが、私と同じように音楽が大好きなんだなということ、ちゃんと書けば私よりはるかに上手い文章が書ける方なんじゃないかとも感じました。
これからは頑張って自分の言葉で記事を書いて下さいね。楽しみにしています。
頑張って下さい!私も頑張りますので・・・。

本当の最後に・・・繰り返しになりますが、皆さんありがとうございました。
これからまた音楽の記事を書かなければならないので、これで失礼します(笑)
仰天したこと・・・!? ◇ 2007年 10月 18日
今回はアルバム・レビューはお休みして、ちょっと日記みたいなことを書かせてもらいます。

私も良い年齢なので、今まで"驚いたこと"はそれなりに沢山ありました。しかし、"仰天"という言葉がぴったりくるほどの驚きというのはそうはありません。今日、まさにその"仰天"の出来事に遭遇したのでその事を書きたいと思います。

それはネット巡回中のこと。あるミュージシャンについて調べたいなと思い、Googleでミュージシャンの名前を入れて検索してました。検索結果は左程多くはなかったので、検索結果順にサイトやブログを見ていました。検索にひっかかったあるブログの記事を読んでいて「あれっ?憶えのある記事だなぁ・・・」と思っていたら、それが何と私の記事だったんですよね。全く知らないブログに私の記事が載っていたんです。驚いてそのブログの過去記事についても調べてみたら、これがまさに"仰天"でした(笑)

仮にそのブログの管理人さんを"m"さんとしましょうか。そのmさんのブログは、今年6月に開設されたようなんですが、過去記事を調べてみると8月頃から私の記事がコピペ(コピー&ペースト)されているようでした。ブログ開設して4ヶ月ほどですが記事の量は相当なもので、1日に3~4件の記事がアップされています。私の記事も1日に2件ほどコピペされているようで、詳しくは数えていないのですが8月以降、90件ほど私の記事がコピペされていました。ご丁寧にジャケット写真なんかもそのまま使われています。
全部の記事を読んで確認した訳ではないのですが、明らかに私の記事なんですよね。これは書いた本人なんで分かります。完全なコピペかというとそうでもなくて、私は記事の本文中ではアーティストやミュージシャンの名前を失礼ながらも敬称を略して書いていますが、mさんは丁寧に敬称を加えています。しかし、たまに見落としているのか敬称が抜けているのがありましてこれはご愛嬌でしょう(笑)
自分で書いた文章なら敬称があったり、無かったりというのは不自然なんですけれど・・・。

最初は少し腹立たしく思って、私の記事に対して全てトラックバックしてみようかとも思ったのですが、大人げ無いですし管理人の権限で削除されればそれまでですから止めました。
次に苦情を直接コメントとしてに書きこもうとも思いましたが、それも止めました。そして、あえて私のブログに記事として書く事にしました。
私はmさんに対して、「ブログの記事を削除しろ」とも「ブログを批判する」つもりもありません。記事をコピペしていることに関して、文句を言うつもりもありません。逆にそれだけ多くの記事を流用しているのですから、私のブログを楽しみにしてくれているのだと思っています。同じブログを開設している人間として頑張って欲しいなとも思っています。

ただ、mさんに理解して欲しい事があるんです。私は拙い文章ながらも毎日時間を費やして一生懸命に記事を書いています。その記事の中には私の想いが詰っています。コピペされた記事の中には、音楽だけでなく観た映画やDVDの記事や個人的な思い出話が書かれたものも含まれていました。それは私の想いであって、mさんの想いではないはずです。そんな記事に対し、コメントが寄せられればきちんとレスを付けているようなんですが、それって空しくないですか?
記事の流用は構いませんから、出来れば自分の想いを自分の言葉で書いて付け足してもらえればなと思います。私以外の記事がmさんの書かれたものかどうかは分かりませんが、文章の感じや書き方がバラバラでは不自然ですよ。
偉そうな事を書いてますが、私だって記事を書くときに多くのサイトやブログの記事を参考にさせてもらっています。でも出来る限り自分の言葉で書くように努力しています。そうでなければ読んで下さる方に伝わらないと思うから・・・。
mさんのブログを楽しみに毎日訪れてくれてる人がいることを忘れないで下さい。そんな人達が私の存在を知ったらどう思うか、もう1度考えてみて下さい。別にこれからも記事を流用してもらっても構いませんから、どうか自分の言葉に置き換えて自分の感想や意見を加えた記事を書いて下さい。

ネットの世界は広いようで意外に狭いものです。現実に私がmさんのブログに辿り着いてしまったのですから、思ったよりも狭い世界かも知れませんね(笑)
mさんが今日の記事を読んでくれる事を願いながら書きました。そして、もし読んでくれたのならじっくり考えてみて下さいね。特に「何故、ブログを開設しようと思ったのか?」を・・・。そこに答えがあるのではないでしょうか?

さて、明日以降はまた大好きなアルバムを紹介していこうと思います。いつも音楽ネタばかりだと書いている私も煮詰まってきますので、たまには音楽ネタ以外の記事を書いてみました。
たまには良いですよね?(笑)
ANDREW GOLD_THE BEST OF ANDREW GOLD ◇ 2007年 10月 17日
ANDREW GOLD_THE BEST OF ANDREW GOLD_e0081370_21584684.jpg 

今回紹介するのは、1997年にリリースされたアンドリュー・ゴールドの初のベスト盤『THE BEST OF ANDREW GOLD』です。
アンドリュー・ゴールドと言えば、リンダ・ロンシュタットのサポートで一躍注目を集めたソング・ライター兼ほとんどの楽器をこなせるマルチ・プレイヤーで、ウエスト・コーストらしい乾いたサウンドにビートルズの影響の色濃い英国風なポップ・ソングを聴かせてくれる才能あるアーティストです。実力の割には知名度が左程高くないような気もしますが、海外進出を狙っていた日本のビッグ・スター、矢沢 永吉をプロデュースしたことで"永ちゃん"ファンにはお馴染みの人のようですね。

この『THE BEST OF ANDREW GOLD』には、デビュー・アルバム『ANDREW GOLD』(1975年)、ピーター・アッシャーのプロデュースによる2ndアルバム『WHAT'S WRONG WITH THIS PICTURE? (邦題:自画像)』(1977年)、初のセルフ・プロデュース作である3rdアルバム『ALL THIS AND HEAVEN TOO (邦題:幸福を売る男)』(1978年)、4thアルバム『WHIRLWIND (邦題:風にくちづけ)』(1980年)の4枚から選曲された19曲が収められており、アンドリュー・ゴールドの魅力が詰った内容で、彼の音楽性を知るにはピッタリな1枚だと思います。

『ANDREW GOLD / THE BEST OF ANDREW GOLD』
01. That's Why I Love You (そよ風のきみ)
02. A Note From You
03. Love Hurts
04. Heartaches In Heartaches (傷心)
05. I'm Coming Home
06. Stay
07. One Of Them Is Me (このままでいたい)
08. Lonely Boy
09. Go Back Home Again (家へ帰ろう)
10. Do Wah Diddy
11. Learning The Game (人生はくりかえし)
12. Thank You For Being A Friend (気の合う二人)
13. Never Let Her Slip Away (彼女に首ったけ)
14. How Can This Be Love (愛しているのに)
15. Genevieve
16. Kiss This One Goodbye (風にくちづけ)
17. Nine To Five
18. Brand New Face (見知らぬ恋人)
19. Make Up Your Mind (恋の手ほどき)

19曲というボリュームなので、今回は1曲毎のレビューは書くのが大変なので手抜きさせてもらいます(汗)
まず、01~05までが1stアルバム『ANDREW GOLD』に収録されていたナンバーです。01がシングル・リリースされました。いかにもウエスト・コースト・サウンドといった爽やかなナンバーが多いのが特徴ですね。ギター・カッティングが軽快な02。しっとりとしたラヴ・バラード03。軽やかなポップ・ナンバー04。ウエスト・コースト・ロックな05。このアルバムでは、ほとんどの楽器をアンドリューがこなしています。

06~11までが2ndアルバム『WHAT'S WRONG WITH THIS PICTURE?』に収録されていたナンバーで、ラス・カンケル、リー・スクラー、ダニー・クーチマー、ワディ・ワクテル等を起用して制作された名盤と呼べるアルバムですね。彼の代表曲とも言える08を中心に、モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックスのドゥー・ワップの名曲06、マンフレッド・マンでお馴染みの10、バディー・ホリーの11という名曲のカヴァーも楽しめます。そんな中でも自伝的要素の強い08がやはり印象深いですね。

12~15までが3rdアルバム『ALL THIS AND HEAVEN TOO』に収録されていたナンバーです。AOR好きな人の中にはこのアルバムが1番好きという人が多いかも知れません。シングル・カットされた12。キャッチーなメロディーとアレンジが面白い13。リフが印象的な14。洒落たアレンジがAORな15も名曲です。

16~19が4thアルバム『WHIRLWIND』に収録されていたナンバーです。最もロック色の強いアルバムかも知れませんが、メロディーは相変らずキャッチーで聴きやすいです。タイトルとは裏腹にハードなギター・ワークが印象深い16。エッジの効いたギター・サウンドの17。ロックン・ナンバー18。穏やかなナンバー19。01~15とは違ってハードなサウンドが、このアルバムの特徴でしょう。

ソング・ライター、アレンジャー、ミュージシャン、シンガー、プロデューサーというまさにマルチな才能を持ったアンドリュー・ゴールドですが、この人の本質は表舞台よりも裏方の仕事でよりその才能を発揮するタイプなのかなとふと思ってしまいます。このベスト盤に収録されている曲は粒揃いでアーティストとして十分魅力的ですが、私はカヴァー曲のアレンジの手法などのアレンジャーとかプロデューサーとしての彼のセンスが好きですね。アンドリュー・ゴールドの入門編として最適なベスト盤としてお薦めの1枚です。
麗美(Reimy)_MAGIC RAILWAY ◇ 2007年 10月 16日
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今回紹介するのは、麗美(Reimy)が1992年にリリースしたアルバム『MAGIC RAILWAY』です。以前、ベスト・アルバム『REIMY BRAND』(1986年)を紹介したんですが、その時はまだ『REIMY BRAND』しか聴いた事がありませんでした。その記事に対するコメントでこの『MAGIC RAILWAY』が良いですよと薦められたのと、私の所有しているコンピレーションにアルバム・タイトル曲「MAGIC RAILWAY」が入っていて結構好きな曲だったので聴いてみたいと探していました。
しかし、なかなか見つからず、その間にも『夢はおいてませんか?』(1991年)を見つけて聴いていたりしたんですが、先日ようやく見つけることが出来ました。

この『MAGIC RAILWAY』は良い意味で驚きの連続でした。まずはジャケット写真。ショート・カットの髪で何とも活動的なポージングのショット。そして、音楽自体にも大きな変化が・・・。それまでの私の麗美のイメージ(とは言っても、『REIMY BRAND』と『夢はおいていませんか?』しか聴いたことが無かったのですが)は、どちらかと言えば"静"のイメージだったのですが、このアルバムは彼女の"陽"の部分がまるで火山が噴火したかのように爆発した、それまでに無い明るく軽快な作品が多いのにびっくりしました。と同時にソング・ライターとして、シンガーとしてより大きく成長した麗美を感じることが出来たアルバムです。

まずプロデュース、全曲の作詞・作曲・編曲を麗美自身が手掛けています。コ・プロデュースに富樫 明生が参加しており、彼が作詞やアレンジの面でのサポートをしています。打ち込み主体ながらも練られたアレンジのものが多く、とにかく陽気な麗美を堪能出来ます。

『Reimy / MAGIC RAILWAY』
01. Platform
02. Magic Railway
03. 言いだせなくて
04. Barcelona
05. DIAMOND WING
06. あなたがいなければ
07. きらめきの瞬間に
08. HIT MIX RADIO CLUB
09. 抱きしめたい
10. Sad Day ~悲しい日には~
11. おとなの運動会
12. 波止場にて
13. OCEAN
14. Last Fragrance
15. Magic Railway Reprise

プロローグ01に続いて始まる02。キャッチーなメロディーが印象的なナンバーです。まるで銀河鉄道に乗っているような雰囲気が心地良く、かつ不思議な気分にさせてくれる1曲です。

m.c.A・T色の強いアレンジが面白い03。中西 圭三をゲストに迎えたデュエット・ナンバーです。中西 圭三に負けない力強いヴォーカルやラップを披露している麗美に成長を感じた曲でした。

稲葉 政裕の素晴らしいスパニッシュ・ギターの04とメドレーのように始まるスパニッシュ風な味わいのあるポップ・チューン05。このアルバムでは麗美がコーラスもほとんど一人で歌っているのですが、このコーラス・パートにも注目して欲しいほど素晴らしいですね。お気に入りの1曲です。

綺麗なメロディー・ラインのバラード曲06。打ち込み主体ですがアレンジのセンスの良さを感じるナンバー。

楽しげな雰囲気が伝わってくるポップなナンバー07。曲毎にヴォーカルの雰囲気や表情が変えていて、ヴォーカリストとしても成長著しいなと感じた曲です。

ラジオを選曲している様子のSE風な08に続く09は、ディキシーランド風な陽気なナンバーです。ちょっと気だるそうに歌う麗美のヴォーカルとアレンジが絶妙にマッチしている曲です。

タイトルとは裏腹に09と引き続きディキシーランド風なナンバー10。コーラスが凝っていて、おそらく時間をかけて録音されたものだと思います。バイリンガルの麗美ならではの1曲と言えます。

見事なラップを聴かせる11。歌詞が面白いのですが、それまでの麗美とは全く違った一面を見せて(聴かせて)くれた1曲です。間奏のピアノ・ソロも聴き所です。

波止場のSE12に続いては英語詞のバラード曲13。美しいヴォーカルとコーラスが際立っている1曲です。

ミディアム・バラード曲14。フィリー・サウンドを彷彿させるアレンジと耳に馴染むメロディーが心地良いナンバーで、余韻を楽しめるような曲ですね。

アルバム数枚しか聴いたことのない私でさえ、この変貌ぶりには驚いたのですから、デビュー当時から麗美のファンだった人には驚きと戸惑いがあったのではないでしょうか。大袈裟に言えば突然変異と言ってしまえるようなアルバムですが、きっと麗美自身は以前からこういうアルバムをつくりたいという欲求があったんでしょうね。そうでなければ、これだけ完成度の高いアルバムをいきなりは作れないと思います。もちろん、全面的にバック・アップしている富樫 明生の功績も大きいと思いますが、麗美に潜在する音楽的なポテンシャルの高さを感じました。
ユーミンの曲をしとやかに歌っていた麗美が好きだった人にもぜひ聴いて欲しいアルバムですね。
驚きと新鮮な感動を味わえる1枚だと思いますよ。
SING LIKE TALKING_togetherness ◇ 2007年 10月 15日
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今回紹介するのは、コアなファンの多いと言われるシング・ライク・トーキング(以下、S.L.T.と表記します)の通算7枚目のアルバムで1994年にリリースされた『togetherness』です。
私とS.L.T.の出会いは1988年の1stアルバム『TRY AND TRY AGAIN』でした。何故、どのように彼らを知ったのかは憶えていないのですが、おそらく音楽雑誌のレビュー記事を読んだのだろうと思います。それ以降、全部ではありませんが気になるアルバムを数枚買って聴いています。私のブログでは初登場のS.L.T.なんですが、どのアルバムから紹介しようか迷った挙句大好きな『togetherness』を選びました。

S.L.Tは、佐藤 竹善、藤田 千章、西村 智彦の3人組です。彼らの作り出す音楽は、AOR、R&B、JAZZ、LATIN、FUSIONなどの様々な音楽を取り込んだ懐の広いPOPSです。特にAOR好きな人には、まさにJ-AORという雰囲気を分かってもらえると思います。
『togetherness』は、S.L.T.に加えてキャット・グレイ(13Cats)、エンジニアのラリー・ファーガッソンがプロデュースを担当しており、ゲスト・ミュージシャンとして13Cats、塩谷 哲、ジム・ケルトナー、ネッド・ドヒニー、エモーションズ等という豪華な顔触れが参加しています。

『SING LIKE TALKING / togetherness』
01. Together
02. Joy
03. 風に抱かれて
04. My Eye's On You
05. Between Us
06. 幻に恋する日々
07. Night Rhythm
08. Will
09. Your Love
10. Standing
11. 点し火のように

13Catsが前面的にバック・アップしているポップ・ファンク・ナンバー01。沼澤 尚のタイトなドラミングと打ち込み、そしてホーン・セクションが絶妙に絡みあったサウンドがいかにも13Catsらしいですね。アルバムの冒頭を飾るに相応しいインパクトの強い曲です。

どことなくゴスペル風な味付けが施されたミディアム・ナンバー02。キャッチーなメロディーのサビ部分や間奏部での地味目ですがJAZZYなギター・ソロが印象的です。

ホーン・セクションのアレンジが素晴らしく、塩谷 哲のピアノが美しいAORナンバー03。この曲のように打ち込みを使っていないグルーヴ感はやはり気持ちが良いですね。エモーションズのコーラスも聴き所です。

佐藤 竹善のメロディー・メイカーとしての才能を遺憾なく発揮した04。曲も素晴らしいですが、日本人でここまでファルセット・ヴォイスを巧みに使えるシンガーはそうはいないでしょう。キャット・グレイのホーン・アレンジが素晴らしく、とにかく洒落たナンバーで、ブラック・アイド・ソウルとでも呼びたくなる1曲です(笑)

グルーヴィーなナンバー05。塩谷 哲のピアノが大活躍の1曲です。沼澤 尚(ds)、松原 秀樹(b)のリズム隊のコンビネーションも素晴らしく、エモーションズのコーラス、ホーン・セクションが曲を盛り上げています。

しっとりと聴かせるバラード曲06。それにしても佐藤 竹善はファルセット・ヴォイスの使い方が本当に上手いですね。打ち込みのみの演奏というのが、個人的にちょっと残念だったです。

西村 智彦の作曲・編曲・プロデュースによるインスト・ナンバー07。西村自身のギターをフィーチャーした南国風な味わいのある心地良い曲です。

04と並んでこのアルバムの中で大好きなナンバー08。キャッチーなメロディーが印象的で、斉藤 ノブのパーカッションや塩谷 哲のピアノ、ヴァイブ、そして佐藤 竹善のコーラス・ワークが素晴らしく耳に残ります。軽快なポップ・ナンバーです。ゲスト参加の八木 のぶおのハーモニカもさすが存在感があります。

美しいストリングス、ジム・ケルトナー(ds)やネッド・ドヒニー(a,g)が参加した美しいバラード曲09。この曲ではゲスト陣のプレイよりもストリングスが際立っているナンバーですね。西村 智彦の弾くエレクトリック・シタールの音色が良いアクセントになっています。

軽やかなミディアム・ポップ・チューン10。起伏のメロディー・ラインなので単調に聴こえるかも知れませんが、それが逆に心地良さになっている気がします。

リズム楽器を一切使わず弦楽器とピアネット(古い楽器ですね)で奏でられるバラード曲11。五月雨という歌詞が出てくるものの、X'masの時期にも似合いそうな曲です。

佐藤 竹善の声が独特なので好き嫌いがはっきり別れるかも知れませんね。声が苦手でなければ、曲も良いですしアレンジも緻密で凝ったものが多くAOR好きな人にはお薦めです。このアルバムも完成度は高いと思います。音も良いですし・・・。ただ、バラード曲がノリの良い曲に比べて印象に残るような曲が少ないのが残念な気もします。
高い音楽性の割に知名度が高いという感じのしない不思議なグループですが、これからも頑張って欲しいと思っています。しかし、現在は佐藤 竹善もソロ活動に力を入れているようでグループとしては活動休止中みたいですね。キャリアの割にリリースされているアルバムも多くは無いですね。この辺の中途半端な感じが今ひとつ知名度にも影響しているのかも知れません。
音楽的には優れているので興味のある方は聴いてみて下さい。
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