暦の上では春ですが、朝晩はまだ寒い日がありますので皆さんも気を付けて下さい。
さて、今まで私が敬愛する作曲家・林 哲司の楽曲を何曲も取り上げてきましたが、今回は林 哲司の楽曲の中で私が最も好きな曲であり、1番思い入れの強い曲を紹介しようと思います。と言うか、私にとってこの楽曲無しでは林 哲司は語れない、そんな楽曲なんです。
その楽曲とは、松原 みきが1979年にリリースしたデビュー・シングル曲「真夜中のドア ~Stay With Me~」です。CITY POP好きな方ならお馴染みですし、既にYouTubeには沢山の音源がUPされているので今更という感じもしないでもありませんが、私にとっては本当に格別な曲なので今回UPしてしまいました(笑)
1979年、ラジオから流れてきた「真夜中のドア」を初めて聴いた時、大袈裟では無く衝撃が身体を走りました。"日本にこんなに洋楽っぽくて、格好良い曲があるんだ!!"というのが最初の印象でした。
それまで林 哲司の名前は、大橋 純子への楽曲提供なんかで既に知っていたのですが、この曲を聴いてからというもの、いわゆる"林 哲司フォロワー"になってしまったと同時に、CITY POPという当時のJ-POPのジャンルにどっぷりと浸ることになるきっかけにもなりました。
"日本にも洋楽に負けないセンスを持った作曲家が存在し、洋楽に負けない素晴らしい技術を持ったミュージシャンが存在する"ことを改めて「真夜中のドア」で感じることが出来た気がします。
私にとっては、本当に何回聴いても厭きるという事の無い名曲です。
センスの良いメロディー・ライン、Carole Bayer Sagerの「It's The Falling In Love」を彷彿させる小粋なアレンジ・・・。
確かにアレンジに関してはパクリだという声もありましたが、見事にメロディーと融合させてしまっている手腕は、並のセンスでは無いと思います。
日本で洋楽のエッセンスを上手く取り込んだアレンジを施せるのは、筒美 京平と林 哲司が断トツだろうと思っています。
そして「真夜中のドア」のもうひとつの魅力は、素晴らしいミュージシャンの演奏でしょう。
特に後藤 次利のベースと松原 正樹のギターが素晴らしく、この二人の演奏があったからこそ、一層輝きを増した曲だろうと思います。松原 正樹の終盤のギター・ソロは、彼の長いスタジオ・セッションの中においても屈指のソロ・プレイだろうと思います。
色々語りたいことは尽きませんが、実際に曲を聴いてもらった方が早い気がします(笑)
知っている人が多いとは思いますが、ぜひ改めて聴いてみて下さい。
実は「真夜中のドア」には、シングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンが存在しまして、今回は両方をUPしました。イントロのコーラス部や曲の長さ等、どこが違うのか聴き比べてみるのも面白いと思います。
まずは、シングル・ヴァージョン。
「真夜中のドア ~Stay With Me~」(Single Version) / 作詞:三浦 徳子、作・編曲:林 哲司
続いてアルバム・ヴァージョン。
「真夜中のドア ~Stay With Me~」(Album Version) / 作詞:三浦 徳子、作・編曲:林 哲司
Drums : 林 立夫
Bass : 後藤 次利
Guitar : 松原 正樹
Keyboards : 渋井 博
Percussion : 穴井 忠臣
Trumpet : 数原 晋、岸 義和 他
Trombone : 新井 英治、岡田 澄雄 他
Saxphone : Jake H. Conception、村岡 健、砂原 俊三
Chorus : 梅垣 達志、尾形 道子 他
Strings : 多アンサンブル
子供ながらに衝撃受けましたね~
若くして亡くなってしまったみきさん、残念でたまりませんね。
若くして亡くなられたのは本当に残念です。
しかし、シングルバ-ジョンとアルバムバ-ジョンがあったのには驚きました!聴き比べて…?? (笑)
松原みきの歌唱(声)には誰も適わないように思います(言い過ぎかな)
最近発売されたベスト・アルバムで久しぶりに『真夜中のドア』と『あいつのブラウン・シューズ』のシングル・バージョンが
収録されましたよ
全ての音源が出揃うのはまだまだ先になりそうですね(笑)。
三寒四温、春も間近です
お体大切にして下さい。
私も、この曲は印象、強かったです。確かAMラジオで、この曲自体
の宣伝用CMが流れていて、それで知ったと記憶しています。
その当時ミュージシャンまでは知りませんでしたが、やはりあの
お二人が演奏されていたわけですね。
私は、アルバム・ヴァージョンでなら、
途中のサックスソロ&ラストのギターソロまで
フレーズ丸ごと覚えているのに!
シングルエディットは、最初のコーラスの感じからミックスが違いますね!
そして、エンディング、
カッコE、ギターソロに至るまでのサビが2コーラス分も短いんですね!
全体のミックスダウンもシングルらしい、やや硬質な感じに思えます。
ところで、私も、オリジナル盤以外に、一枚だけ、ベスト盤を持っています。
『アンソロジー 松原 みき BEST』PCCA-01678
こちらも引っ張り出して聴いてみましたが、
5分11秒のLPヴァージョンでした!
ある意味、EPヴァージョンの収録されたCD音源は貴重かも知れませんよね。
追記:
最近チェックしたカヴァーで、
唐沢美帆が、歌っています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00067A1FG
僕はアルバムから入っているので、シングル・バージョンは知りませんでした。聞き比べると確かに違いますね。
僕が持っている'85年にリリースされたCD「ベストセレクション」を取り出して、PCに入れたら4:36と表示されました。
これってシングル・バージョンだったんですね。気が付いてない。(^_^;
数日前に松原みきさんが歌っているジョビンの<波>をYouTubeにアップしました。いつも、そっと限定でアップしているからまだ僕以外誰も聞いていません。(笑)
ジャジーなテイストを、もう一度聴きたいと思いますが、思い出でしのぶしか術がありません。
いい歌なので、ずっと歌い継いで行ってもらいたいですね。
レスが遅くなってしまい、本当に失礼しました。
kocrispさん世代にも評判が良いんですね、うれしいです。
松原みきさんは私と同年代なんで、まだまだ歌い続けていて欲しかったです。
50歳代の松原さんの「真夜中のドア」が聴きたかった・・・。
レスが遅くなりました。すみません。
この曲が私に与えた影響は本当に大きかったです。
今でも本当に大切な曲のひとつになってます。
シングルとアルバム・ヴァージョンの聴き比べって、間違い探しみたいで楽しくありませんか?(笑)
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。
>この曲をカバーするアーティストが何人もいますが松原みきの歌唱(声)には誰も適わないように思います
仰る通りですね。面白いカヴァーは沢山存在しますが、やはりオリジナルのクオリティを超えることは出来ない、そんな感じですね。
この曲はまさに松原みきさんの為の曲だったんでしょう。だからこそ、林哲司さんのセンスに魅了されたんだと思いますね。
レスが遅くなってしまい、すみませんでした。
メロディーや松原みきさんの歌声に惹かれたのは勿論なんですが、演奏が素晴らしかったというのも大きな魅力でした。
当時は松原正樹さんと後藤次利さんのセッションが結構沢山あるのですが、その中でも輝いている1曲だと思います。
レスが遅くなってしまい、すみません。
さすがに良い耳を持ってらっしゃいますね~(笑)
おそらくミックスの違いというのがメインという気がしますね。
当時はわざわざ表記してませんが、シングルとアルバムではヴァージョンが違うのって結構ありましたね。
今だったら絶対表記するでしょうけど・・・。
さらっと聴いていると、ヴァージョン違いの存在を気付かないかも知れませんね。
曲の長さで「あれっ?」と思う人も多かったかも知れませんが、
CDでアルバムとベスト盤を買う人も少ないでしょうから、気付いていない人が多いのかななんて思ってます。
松原みきさんの独特な歌声、JAZZYなフレージング等を含め、松原みきさんの為の曲だと改めて感じます。
サビのメロディー部のこの雰囲気は松原みきさん以外は出せないものだと思います。
私もぜひ聴き継がれていって欲しい曲だと思います。
当時付き合っていた年上の彼女が松原みきによく似ていたので、ソッチ方面も含めてこの曲への思い入れは相当なもんです、俺の場合・・・(笑)
真打が登場していたのですね。
自分は、(実は)シングル・ヴァージョンしか知らなかったです。
アルバム・ヴァージョンと何故か思い込んでいました。
この機会に『POCKET PARK』購入しようかな。
いや、せねば。
何気なく聴いているとヴァージョン違いがあることに気付かないかも知れませんね。
私はアルバム・ヴァージョンが好きなんですよ。
takaさんの好みはどちらでしょう?(笑)
松原みき、いいですよねー。
僕はシングルを買ってからアルバムを買ったので
出だしのコーラスに彼女の声が入っているシングルに
くらべると、コーラスだけのアルバムの方は
パンチ不足のような気がして
シングルバージョン支持派です。
後にも先にも同じ曲を目的にシングルとアルバムを
両方購入した唯一の女性シンガーで、カセットに
アルバムを録音した際にシングル版も入れていたことを
思い出しました。
うろ覚えですが、デビュー直後か、直前に
FM東京でDJやってませんでしたか?
高校生の僕はそのオンエアで気にいって
買ったように思うんですが…
そういう情報はないんですよね。
それとIt's so creamyってクリープかなんかの
タイアップじゃないんでしょうか?
当時、シングルを買わずにアルバムが出るのを待ったこともあり、私にとって"真夜中のドア"はアルバム・ヴァージョンだったりします。
後にシングルとヴァージョン違いだということを知ったのですが・・・。
やはり出会いのヴァージョンが強く印象に残るのでしょうね。
松原さんがデビューした頃は大学生となり、あまりラジオを聴かなくなってしまいました。
なのでラジオ番組についてはあまり詳しくありません。
すみません。