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MORE THAN PARADISE_Love Parade ◇ 2009年 07月 05日
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6月24日の記事で鈴木 雄大のアルバム『THE BEAT OF YOUR HEART』したんですが、このアルバムに出会ってから鈴木 雄大のソングライティングのセンスの良さに惚れ込んでしまい、他にも聴いてみたいとあちこちのBOOK OFFや中古のCDを扱う店を探したんですが、まだ見つかっていません。
その替わりと言っては変ですが、鈴木 雄大が参加していたユニット"MORE THAN PARADISE"の2ndアルバムを見つけることが出来ました。
実際に聴いてみると予想をはるかに上回る良いアルバムだったので、今回紹介することにしました(笑)

そのアルバムは1992年にリリースされた『Love Parade』です。
MORE THAN PARADISEは、鈴木 雄大、景家 淳、鎌田"A-mi"英子の3人のユニットです。彼らの音楽はジャケット写真からも想像可能だと思いますが、実に夏向きのリゾート感溢れるモノです。1980年代におけるCITY POPにも通じる作品と言えると思います。
私個人の勝手な思い込みによるCITY POPの定義では、楽曲・アレンジ(演奏)・歌の三拍子揃っていることが最低条件なんですが、MORE THAN PARADISEの音楽が見事なまでにその条件をクリアしています。

まずは作曲陣。鈴木 雄大、景家 淳、神保 彰、山田 秀俊、増崎 孝司で、鈴木 雄大が4曲、景家 淳が2曲書いています。鈴木 雄大のメロディー・センスはここでも光っていますね。

次にアレンジと演奏ですが、アレンジは全曲・船山 基紀が手掛けています。流石にプロのアレンジャーだなという渋いアレンジばかりです。加えて素晴らしいミュージシャンによる演奏が、このアルバムの完成度を高めていると言っても過言ではないでしょうね。
参加しているミュージシャンは、リズム隊に神保 彰(ds)と桜井 哲夫(b)の"ジンサク"コンビ、増崎 孝司(g)、羽田 一郎(g)、山田 秀俊(key)、浜口 茂外也(per)というまさに少数精鋭といった感じです。

『MORE THAN PARADISE / Love Parade』
01. LOVE PARADE
02. SPARKLING SUMMER
03. 南風
04. DESERT OF LOVE
05. SHINING BLUE
06. FIREWORKS
07. 8月の白いマーメイド
08. 言葉じゃ足りない
09. 南回帰線

作詞・作曲:鈴木 雄大による南国情緒たっぷりなサンバ・ナンバー01。波の音のSEで始まるところも実に夏らしい演出です。スピード感のあるキャッチーなメロディーに鈴木 雄大とA-miのヴォーカルが絶妙にマッチしています。そして何より素晴らしいの演奏ですね。特に神保 彰のドラミング、増崎 孝司のギターは素晴らしいです。

作詞:夏実 唯、作曲:神保 彰によるボッサ調のナンバー02。まるで神保 彰のソロ・アルバムを思い起こさせるような曲です。ここでも神保 彰のドラミングが光っていますね。山田 秀俊のピアノ・ソロも聴き所でしょう。まさにミッド・サマー・チューンといったところでしょうか(笑)

作詞:夏実 唯、作曲:景家 淳によるAORチックなナンバー03。実に渋い曲で、若干ロック色を出していのですが、ヴォーカルやコーラスも曲調によく似合っています。不思議な魅力を持っている曲だと思います。

作詞・作曲:鈴木 雄大による04。どこか都会的で、切ないメロディー・ラインが印象的でCITY POP色の強いバラード・ナンバーです。この曲でも鈴木 雄大のソングライターとしての非凡な才能を感じさせてくれます。

作詞:夏実 唯、作曲:景家 淳による爽快感のあるPOPチューン05。キャッチーなメロディー、特にサビのメロディーは秀逸で、聴いていると真っ青な空と海が目の前に広がっているような錯覚に陥ります(笑)

作詞:夏実 唯、作曲:山田 秀俊による06。桜井 哲夫の素晴らしいベース・プレイから始まります。歌詞にも出てくるのですが、まさに夜の羽田空港で、遠くに大都会・東京のイルミネーションを眺めながら聴きたくなるようなボッサ・ナンバーに仕上がっています。この曲もサビのメロディーが秀逸です。

作詞:A-mi、作曲:増崎 孝司による07。シンセを巧みに使ったCITY POP色の強いミディアム・ナンバーです。A-miの独特な歌声と、神保 彰のハイハット・ワークが心地良い曲です。8月がテーマになっていますが、爽やかな夏をイメージさせます。

作詞・作曲:鈴木 雄大による08。鈴木 雄大らしさ全開の曲で、ソロ・アルバムに収録されていても不思議ではありません。聴く者を惹き込んでしまうメロディー・ラインですね。これだけのソング・ライターとして素晴らしい才能を持っているのですから、もっと注目されても良いと思えるアーティストです。

ラスト・ナンバー09も鈴木 雄大の書いたナンバーです。再び波の音のSEが入り、夏を感じさせる演出と軽やかなスロー・サンバ調のアレンジが実に心地良いです。

リゾート気分を満喫させてくれる反面、都会の魅力も感じさせてくれる楽曲も入っており、曲順も練られていて最後まで厭きることなく一気に聴けてしまうアルバムです。
1990年代にもこんなにCITY POPなアルバムが存在していたんですね~。このアルバムは1980年代前半のCITY POP全盛の頃の雰囲気を持っていて、最近のヘビー・ローテーションになっています。
こうなるとMORE THAN PARADISEの1991年の1stアルバム『MORE THAN PARADISE』が無性に聴きたくなってしまいました(笑)。
暫くは鈴木 雄大とMORE THAN PARADISEのアルバム探しが続きそうです・・・。
BOOK OFFでは250円~500円程度で入手可能だと思いますので、興味のある方は探してみて下さい。
私が自信を持ってお薦めする"夏向き"の1枚です。
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by kaz-shin | 2009-07-05 00:45 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by SaToshi at 2009-07-06 18:16 x
More Than Paradiseをkaz-shinさんが聞いてなかったとは思いませんでしたが、僕はリアルタイムで聞いています。
1stのジャケットやユニット名がリゾートっぽかったし、ジンサクに松原正樹さん土岐英史さんの名前で買う気になったんじゃないかな。
ちなみに、1stもプロデュース&アレンジは船山基紀さんです。

この記事を見て久しぶりに聞いてみようと2ndをPCに入れたら、
Media Playerでの曲名は1stのものになってました。
1stを入れたらそのまま1stの曲名が出てきます。

最初、間違えて1stと2ndのディスクを反対に入れてしまっていたんじゃないかと思いましたよ。(苦笑)
Commented by まつのすけ at 2009-07-07 17:18 x
MORE THAN PARADISEと船山さんつながりですが、Selfishという三人組ユニットがアルバム「Colors of Love」(1993年)をリリースしています。全曲のアレンジを、メンバーで現在は音楽プロデューサーの大坪直樹さんと船山基紀さんの共同で手がけています。もちろんMORE THAN PARADISEや羽田一郎さん、増崎孝司さん、山田秀俊さんも参加していますが、ベースで美久月千晴、渡辺直樹の両氏、コーラスでEVE、木戸泰弘·広谷順子夫妻、比山貴咏史さんなどが参加しています。

JADOES、中西圭三、横山輝一あたりが好きなら、聴いて損はないと思います。ブックオフでは比較的見つかりやすい方だと思います。
Commented by kaz-shin at 2009-07-07 18:06
SaToshiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
MORE THAN PARADISEに関しては全くノーマークでした(笑)
そもそも90年代は偏った音楽にしか接していなかった時代でもありましたので・・・。
最近になって中古店でもよく見かけていましたが、なかなか手が出ませんでした。
鈴木 雄大さんの音楽にもっと早く出会っていれば、MORE THAN PARADISEも早くに興味を持ったと思います。

1stもぜひとも聴いてみたいですね。探しているのですが、なかなか見つかりません。欲しいと思っているとなかなか見つからないものですね(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-07-07 18:52
まつのすけさん、コメントありがとうございます。
Selfishは確かにBOOK OFFでもよく見かけます。
どんな音楽なのか分からないと、いくら中古で安いとは言え手が出ません。
そうですか~。JADOES、中西圭三さん、横山輝一さんは好きなんで聴いてみる価値ありそうですね。
今度見かけたら購入を検討してみます。
情報ありがとうございました。
Commented by You-Ju at 2010-02-02 02:59 x
こんばんは!以前、鈴木雄大さんの記事にコメントしましたので、こちらにも書かせて頂きますね。このアルバム良いですよね。特に好きなのは「LOVE PARADE」「FIREWORKS」「言葉じゃ足りない」です。雄大さんのメロディも良いし、彼の声も独特で好きです。もちろん、アレンジ含め全体のバランスも素晴らしいです。雄大さんがソロでデビューした当時は、安部恭弘さんとか、宇佐元恭一さんとかと並んで、シティポップの新時代の旗手みたいな取り上げ方をされていた記憶がありますが、正直なところ、シングル曲でインパクトがあるものが少ないような気がして、その頃は、それほど聴いておりませんでした。あとになって、アルバムを聴くようになって、良い曲を書かれる素晴らしいアーティストであることを再認識いたしました。
Commented by kaz-shin at 2010-02-03 12:13
You-Juさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってしまいました。すみません。

雄大さんの書く曲は良いですよね。
ソロの時とはまた一味違っていて、曲としてはこちらの方が一般受けしやすいかも知れません。
昨今の再発ブームの中、初期作品を含めてぜひとも再発して欲しいと願っている一人です。
雄大さんのメロディーって、単にキャッチーということだけではなく、人を惹き付ける魅力を持っている気がしますね。
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