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LOVE NOTES / J-WAVE presents 'AZ-WAVE' compilation ◇ 2009年 08月 13日
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今回紹介するのは、BOOK OFFの250円コーナーで見つけたお洒落で涼しげなコンピレーション・アルバムです。1993年にFM局"J-WAVE"が開局5周年を記念してレコード会社7社とのコラボレーションによるコンピレーション・アルバム7枚がリリースされました。紹介するのは、その中の1枚である『LOVE NOTES / J-WAVE presents 'AZ-WAVE' compilation (MCA VICTOR edition)』です。

1970年代には頻繁に聴いていたFM(当時はNHK-FMとFM東京だけでした)ですが、成人したころか徐々に聴かなくなってしまいました。ですから"J-WAVE"という局にも正直馴染みはありません。
「メガロポリス TOKIOに、潤いと安らぎ、そして心地よい刺激を発信する環境メディア」を目標に1988年に開局された"J-WAVE"。1993年当時、その"J-WAVE"の最も大きなタイム・スペースだった「AZ-WAVE」という番組のコンピレーションCDということのようです。
協力しているレコード会社は、BMG VICTOR、EPIC/SONY、VICTOR ENTERTAINMENT、WARNER MUSIC、POLYDOR、TOSHIBA EMIと今回紹介するMCA VICTORの7社。BOOK OFFに今回購入したアルバムの他に数枚ありましたが、どれも選曲のセンスは良さそうでした。そんな中で私の琴線に触れたのがMCA VICTOR editionだった訳です。

このコンピレーションの特徴としては、AOR、AC、FUSION、NAC等非常に幅広いジャンルから選曲されており、その選曲の良さが光ります。イメージとしては都会的なソフト・アーバンといった感じでしょうか・・・。夜のドライブには最高のBGMになるようなアルバムですね。特にMCA VICTOR editionは、MCA、GEFFEN、GRPといったレーベルに所属していたアーティストの楽曲なので、FUSION系が好きな方には特にお薦めの1枚ですね。

『LOVE NOTES / J-WAVE presents 'AZ-WAVE' compilation (MCA VICTOR edition)』
01. J-WAVE ジングル
02. CROSS YOUR MIND / GEORGE HOWARD
03. IF I EVER FALL IN LOVE (Remix) / SHAI
04. LEMBRANCA / YUTAKA
05. WAITING IN VAIN / LEE RITENOUR
06. LINUS & LUCY / DAVID BENOIT
07. NIGHT RIDE HOME / JONI MITCHELL
08. PEAPLE MAKE THE WORLD GO 'ROUND / RAMSEY LEWIS
09. SURVIVOR / mr FINGERS
10. PIPO'S SONG / SPYRO GYRA
11. THROUGH THE TEST OF TIME / PATTI AUSTIN
12. JUST MY IMAGINATION / LARRY CARLTON
13. SOMEWHERE IN MY HEART / DONNA DeLORY
14. MR. CHOW / ACOUSTIC ALCHEMY
15. THEME FROM "ST. ELSEWHERE" / DAVE GRUSIN
16. SOMEONE TO WATCH OVER ME / SHEENA EASTON
17. J-WAVE ジングル

01と17は"J-WAVE"のジングルなんですが、これがまたお洒落な出来栄え。01は約30秒、17は約1分です。特に01はお洒落で、イントロを聴いてこれがジングルだと思う人はまずいないでしょうね。

ソプラノ・サックス・プレイヤーであるジョージ・ハワードの1992年のアルバム『DO I EVER CROSS YOUR MIND』からの1曲02。メロウなバラード・ナンバーです。ヴォーカル曲で、ヴォーカルはジョージ・ハワード自身のようです。サビのメロディーが印象的でお洒落な曲ですよ。

名門ハワード大学の同窓生4人によって結成されたコーラス・グループ、SHAIの1992年のデビュー・アルバム『IF I EVER FALL IN LOVE』のアルバム・タイトル曲であり、デビュー曲でもある03。個人的には若干暗いイメージを持っている曲なんですが、素晴らしいコーラス・ワークは健在です。

私の大好きなアーティストの一人、YUTAKA(横倉 裕)が1993年にリリースしたアルバム『ANOTHER SUN』の中のインスト・ナンバー04。爽やかなサウンドと琴の音色が実に涼しげで心地良いですね。伝統的な琴の奏法なのかは不明ですが、いずれにせよ琴という日本古来からの楽器の魅力を十分に知らしめていると思います。

リー・リトナーが、ジャズ・ギタリストの巨匠・ウェス・モンゴメリーに捧げた1993年のアルバム『WES BOUND』からの1曲05。ボブ・マーレイのカヴァー曲で、ヴォーカルでマキシ・プリーストがフィーチャーされています。軽やかなレゲエのリズムとリトナーのオクターブ奏法が耳に優しいナンバーです。

スヌーピーの生誕40周年を祝った1989年のアルバム『HAPPY ANNIVERSARY, CHARLIE BROWN』の中の1曲06。ライナスとルーシーのテーマということでしょうか、曲もどこか明るくて軽やかです。デヴィッド・べノワらしいピアノが堪能出来るナンバーです。

1968年のデビュー以来、40年以上も活躍し続け、歌手としてでなく画家、写真家としても活躍している才女・ジョニ・ミッチェルの1991年のアルバム『NIGHT RIDE HOME』のアルバム・タイトル曲07。アコースティックなサウンドの素朴な感じの曲ですが、ジョニ・ミッチェル独特のハスキー・ヴォイスとよくマッチしています。バックで流れている鈴虫の声が涼しげです(笑)

1956年のデビューから半世紀以上経っても現役であるジャズ・ピアニスト、ラムゼイ・ルイスの1992年のGRP移籍第一弾のアルバム『IVORY PYRAMID』からの1曲08。都会的でアーバンな雰囲気とブルージーなピアノ・プレイが実に渋い曲です。

ハウス・ミュージックの歴史にその名を残したと言われるMr.フィンガーズの1992年のメジャー・デビュー・アルバム『INTRODUCTION』からの1曲09。大ヒットした「Closer」ではなくて、この曲を選曲しているところがコンパイラーのセンスを感じますね。

FUSIONファンにはお馴染みのグループ、スパイロ・ジャイラの1992年のアルバム『THREE WISHES』の冒頭を飾った名曲10。アコースティックなサウンドを軸にした実に軽やかでメロディアスなインスト・ナンバーです。有名な曲なので聴いたことのある人も多いかも知れません。

私の大好きな女性シンガーであるパティ・オースティンのGRP移籍第一弾となる1990年のアルバム『LOVE IS GONNA GETCHA』からの11。デイヴ・グルーシンのプロデュースと贅沢なメンバーを集めて作られたアルバムでした。どんなアルバムでも安心して聴けるヴォーカルがたまりません。

ラリー・カールトンの1992年のアルバム『KID GLOVES』からの1曲12。1971年のテンプテーションズの大ヒット曲のカヴァーです。カールトンのギターって、弾いているというより歌っているという表現がぴったりきますね。この曲でも存分に歌ってます。

マドンナのバック・コーラスとしてデビュー前から脚光を浴びていたというドナ・デロリーの1992年のデビュー・アルバム『DONNA DeLORY』から珠玉のバラード・ナンバー13。マドンナの大ヒット曲「LIKE A VIRGIN」を書いたビリー・スタインバーグ&トム・ケリーの作品です。

イギリス出身のアコースティック・ギター・デュオ、アコースティック・アルケミーの1987年のデビュー・アルバム『RED DUST & SPANISH LACE』に収録されていた14。曲のタイトルからも判るように、東洋(中国)をイメージしたようなナンバーです。それにしても欧米人の持つ東洋のサウンドのイメージというのは面白いですよね。

プロデューサー、アレンジャー、作曲家、演奏家のどれをとっても超一流であるデイヴ・グルーシンの1983年のアルバム『NIGHT-LINES』の中の1曲15。全米で大ヒットしたTVシリーズのテーマ曲だそうで、打ち込みのリズムの音が時代を感じさせますが、美しいメロディーと緻密なアレンジが印象的です。

シーナ・イーストンがスタンダード・ナンバーを歌った1993年のアルバム『NO STRINGS』からの名曲16。それにしてもシーナ・イーストンがこんなに上手かったっけ?と思わせてくれる1枚です。POPSを歌っているシーナとは別人と言っても良いかも知れません。素晴らしい歌声に感動しました。

邦楽・洋楽を問わず、コアな音楽ファンの中にはコンピレーションをあまり買わないという人も多いみたいですが、私は好きなんですよね(笑)
邦楽なら多少の知識がありますが、洋楽には本当に疎いので、このようなコンピレーションでお気に入りのアーティストを見つけることも多いのです。
特に拘りを持った、センスの良いコンパイラーが監修したアルバムというのは、アルバムとしてのトータル・バランス、完成度も優れていて本当に気持ち良く聴けるものが多いです。加えてBOOK OFFのような中古店では値崩れも早いので、根気良く探せば良いコンピレーションに出会えると思います。
本作も大人の夜の一時のBGMとして聴く分には最高のアルバムだと思いますし、大人の人へのお薦めの1枚です。
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by kaz-shin | 2009-08-13 20:55 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by 伊勢音頭 at 2009-08-14 13:55 x
 タイトルだけ聞くと、ラムゼイ・ルイスのアルバムかと思いますね。
こんな面白そうなコンピレーションアルバムが250円で売りにでてたら、私も買っちゃうと思います!

 拙宅の近くにはブックオフのほかに、ブックワンという同業の店があって、そこにも廉価なアルバムが(100円、280円コーナーが有り)並んでいます。ここのページで紹介されているような作品がないかとよくのぞきに行きます。でも、なかなか見かけません~(涙)。
 
Commented by kaz-shin at 2009-08-14 23:32
伊勢音頭さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このコンピレーションは、選曲・曲順ともによく練られていて、凄くお洒落な感じに仕上がっていますよ。
多分、同じシリーズの他のレコード会社のものも同様だろうと思います。

私が若い女性だったら、例え曲を知らなくてもこういう洒落た曲を車のBGMで流してくれる男性に魅力を感じることでしょう(笑)

安くて良いものを探すコツは特にありませんが、あえて言うなら棚の隅から隅までをじっくり探す時間(余裕)でしょうか・・・。
Commented by Kenny U at 2009-08-20 23:56 x
上のコメントに書かれている様に『LOVE NOTES』って言えば
ラムゼイ・ルイスのアルバム・タイトル思い浮かべますねー!
「スプリング・ハイ」(スティービー・ワンダーの提供曲)や
「スター誕生愛のテーマ」(映画の主題歌/唄:バーブラ・ストライザンド)を
ピアノ・メロでカッコよくやっているんで、一時期とっても愛聴していたアルバムです。
(こんなピアノは、"どない"頑張っても弾けんでー・・・という感じです)

安くて良いものを探すのはホント難しいですよねー。
今日も時間裂いて、めったに行かないお店の500円コーナーを
隅から隅まで、じーーーっくり探しましたー!
ものすごい時間かかりますよね・・・
何枚か買いましたがその中で一枚美味しいのが見つかりましたー。
ゴダイゴのタケカワユキヒデのソロなんですけど、
何と・・・リズムセクションがエービーズのお二人なんです。
『I LOVE YOU』1989 です。

ご紹介のCDと全然関係ないコメントになりすいませーん(笑)
Commented by kaz-shin at 2009-08-22 10:48
Kenny Uさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ラムゼイ・ルイスのアルバムをちゃんと聴いたことが無いのですが良さそうですね~。
機会があったら聴いてみたいと思います。

CD棚を隅々まで探すのは、確かに時間もかかるし疲れますよね。
でも良いアルバムを250円とか500円で見つけた時は、その疲れも忘れられるのでは?(笑)
安くて良い物を手に入れるには、労力を惜しんでは駄目なんでしょうね。
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