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二名 敦子_FLUORESCENT LAMP ◇ 2009年 09月 12日
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またも久しぶりの更新になってしまいました(汗)
ここのところ毎週、3泊4日の出張が続いておりまして、正直なところ疲れがピークにきております。そんな忙しさも来週で終わる予定なので、連休のあたりから通常のペースに戻れるかも知れません。
今回は出張の全てが九州方面で、既に長崎、佐賀、小倉、大分、博多での仕事を終え、来週は宮崎、鹿児島、熊本方面の予定です。天気が良いのは有り難いのですが、如何せん暑い!朝晩は過ごしやすいものの昼間は夏の陽射しですね。五十路の体にはきついものがあります(笑)
頂戴したコメントのレスも滞りがちですが、どうかご容赦下さい。

前置きが長くなりました。今回紹介するのは私のブログの検索ワードランキングにおいて、ここ数年必ずベスト3に入っているアーティストであり、この9月16日には待望のベスト・アルバムがリリースされる二名 敦子の通算6枚目となる『FLUORESCENT LAMP』(1987年)です。
この『FLUORESCENT LAMP』は、今まで紹介してきた『LOCO ISLAND』(1984年)、『WINDY ISLAND』(1985年)、『him』(1986年)に比べCITY POP色は薄くなっていますが、全曲二名 敦子の作詞・作曲で占められ、よりアーティスト色を全面に出して新たな魅力を打ち出そうとしたアルバムと言えるかも知れません。

プロデュースは、キーボード奏者であり作詞家でもある安藤 芳彦。アレンジは船山 基紀、萩田 光雄、安藤 芳彦、富樫 春生、今 剛が手掛けており、この顔触れを見てもそれまでの二名 敦子のサウンドとは少し違うであろうと予想できますよね。

『二名 敦子 / FLUORESCENT LAMP』
01. カヌーソング
02. 堤防
03. 展覧会の午後
04. illusion
05. 夕暮れまで
06. ステージライト
07. アップルティーとピーナッツ
08. トンカチ
09. ビーチサイド
10. プロポーズは聞かない

二名 敦子がチェレスタの弾き語りで歌う01。プロローグ的な感じの短いナンバーです。正直この曲を冒頭に置いた意味が掴めませんが、今までの二名 敦子のイメージとは違うという印象を与える曲ではありますね。

船山 基紀のアレンジが心地良い02は、CITY POP色の強いナンバーです。個人的にはかなりお気に入りの1曲になっています。タイトルは地味ですが、POPでキャッチーなメロディーを持っています。なかなかソングライターとして良いモノを持っていると感じさせます。

萩田 光雄のアレンジによる03は、萩田 光雄らしいストリングス・アレンジが際立っているメロウなナンバーです。この曲もメロディアスで二名 敦子の声質にとてもよく似合っていて、心地良い気分にさせてくれる1曲です。

JAZZYなバラード・ナンバー04。エモーショナルな淵野 繁雄のサックスがフィーチャーされており、ヴォーカリストとしての二名 敦子の魅力を感じられる曲ではないでしょうか。アレンジは船山 基紀です。

どこか懐かしい香りのする05。70年代のアイドル歌謡を思い出させるメロディーと、萩田 光雄のアレンジが印象的です。CITY POPというイメージには繋がらない曲ですが、曲としては決して悪くありません。どんなタイプの曲も作れる、歌えるという器用さを感じさせます。

軽快なPOPチューン06。安藤 芳彦のアレンジで松原 正樹、今 剛という黄金のギター・コンビが参加しており、パラシュート好きにはたまらないサウンドの1曲ですね。メロディーがキャッチーなのも良いですが、やはり松原&今のギター・プレイに神経が集中してしまいますね(笑)

FUSIONっぽいアレンジが秀逸な07。かなり格好良いアレンジです。アレンジは船山 基紀ですが、高水 健司のベースと松下 誠のギターのプレイがかなり渋いです。02同様CITY POP色の強く、これもかなり気に入ってる1曲です。

アルバム中で最も異色なナンバー08。富樫 春生のアレンジがかなりエキセントリックで、山木 秀夫のドラム、浜口 茂外也のパーカッション以外は打ち込みとシンセです。特にテクノという感じでもなくて、独特な雰囲気を持っている曲です。メロディー自体は聴き易いです。面白い曲だと思います。

それまでの二名 敦子のイメージに近いサマー・ソング09。夏の終わりを感じさせるバラード・ナンバーに仕上がっています。今 剛のアレンジです。

ラスト・ナンバー10は、テンポが心地良いミディアム・ナンバーです。今 剛のアレンジ曲で、ギターを松原 正樹が、ペダル・スティール・ギターを今 剛が弾いてます。夏に関係の無い歌詞なんですが、歌詞を替えればかなりお洒落なサマー・ソングになっただろうと思います。メロディーが良いだけに歌詞がちょっと残念な気がする1曲ですね。

アルバムとしてのコンセプトや色みたいなものはあまり感じない印象ですし、どちらかと言えば地味な印象を与えるかも知れません。しかし、それまでシンガーというイメージだった二名 敦子が、ソングライターとしての才能があることを示していると思います。特に作曲のセンスはかなり良いのではないのでしょうか。多分このアルバムは、シンガー・ソングライターとしての新たな1歩を踏み出そうとした作品なのかも知れません。残念ながらこのアルバムを最後に作品はリリースされていないと思います。
そんな二名 敦子のベスト・アルバムが来週リリースされます。きっと多くの人が待ち望んでいたんではないでしょうか。そして、まだ二名 敦子の音楽を聴いたことが無い人は、この機会にぜひ聴いてみて下さい。
私のブログの検索ワード・ランキングにおいて長い間常にベスト3に入っているという、その理由がきっと分かると思いますよ。
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by kaz-shin | 2009-09-12 23:53 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(6) | |
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Commented by kotaro at 2009-09-13 05:42 x
お帰りやす。検索ワードって不思議で微妙ですよね。
ちょっと通好みで対象内と対象外の間みたいなゾーンを
表象しているのでしょうか。
安藤芳彦とパラシュート第2期的なところが聴いてみたいですね。
この人一時期、歌謡曲雑誌で作詞家講座までやっていて
ちょっと興味がありました。
Commented by kaz-shin at 2009-09-15 00:21
kotaroさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
検索ワードは本当に面白いですよ。
月末になると大体同じ顔触れで落ち着くんですが、月初めは色んな名前が出てきます。
今回リリースされるベスト盤は、2ndからこの6作目までの5枚のアルバムから3~4曲収録されているようです。
ぜひ聴いてみて下さい。
Commented by まるいチーズ at 2009-09-16 07:49 x
おはようございます
お忙しい中更新を続けておられますね、ご無理なさらぬように。
ベスト盤が売れてアルバムが再発されたらいいですね。二名さんは「LOCO ISLAND」、「WINDY ISLAND」のレコードを発売時に買ったのですが、当時はあまり売れなかったような記憶があります。CDは中古市場で凄い値段がついていますよね、今になって評価が高まってきたということでしょうか?他の作品は聴いたことがないのでベスト盤はぜひ買いたいと思います。
Commented by kaz-shin at 2009-09-19 22:45
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
レスが遅くなってすみません。レスが遅れている間にリリースされましたね。
もう買われましたか?私は出張中にAmazonから届いてました。
この連休にゆっくり聴こうかと思います。
Commented by kadomania at 2009-09-27 01:49 x
さらにっ!

と言うことで、このアルバムも好きです(全部好きですが)

当時、一曲目のチェレスタが来た時に、「お、路線を変えるのか?」と、
感じたことを思い出します。後の評価では、どうしても夏路線の数枚が
取り上げられますが、このアルバムが二名さんの本当にやりたかった
音なのかなあと思います。

夕暮れまで~トンカチまでの、ちょっと上がってくるような流れが好きで
す。で、ビーチサイドでほっとするって感じでしょうか。
ちょっと地味ですが、彼女の声にあった優しいアルバムで良いですよね。

Commented by kaz-shin at 2009-09-27 19:48
kadomaniaさん、コメントありがとうございます。
確かに1曲目を聴いた時には若干の違和感はありましたが、聴いていくうちに良いなと思えるようになりました。
またソングライターとしても才能のある方だなと思いましたね。
このアルバム以降、アルバムがリリースされてませんが、ソングライターとしての成長を見守りたかったなという気がしてます。
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