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IMAGINE ~JOHN LENNON FOREVER~ ◇ 2009年 10月 10日
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今回紹介するのは、1992年にリリースされたジョン・レノンのトリビュート・アルバム『IMAGINE ~JOHN LENNON FOREVER~』です。
アルバム・ジャケットのデザインのセンスの無さはどうかと思いますが、中身は実に渋いです。ビートルズ関連のトリビュート・アルバムは沢山リリースされていますが、私がこのアルバムを購入した理由は、プロデュースが中村 照夫だったからということに尽きます。中村 照夫はJAZZ/FUSION系の音楽が好きな方にはお馴染みかも知れませんが、1964年に単身でN.Y.へ渡り、N.Y.を中心に活躍してきた名ベーシストです。
その中村 照夫が、ブラコン系のシンガーと腕利きミュージシャンを集め、ジョン・レノンの名曲の数々をカヴァーしているのですから、これは聴かずにはいられません(笑)

参加しているシンガーは、LANI GROVES、J.T.TAYLOR、PATTI AUSTIN、JAMES"D-TRAIN"WILLIAMS、NONA HENDRYX、GWEN GUTHRIEという実に渋い顔触れですね。バックを支えるミュージシャンは、BERNARD PURDIE(ds)、WILL LEE(b)、BARRY CAMPBELL(b)、MARK EGAN(b)、STEVE LOVE(g)、ANDREW CARILLO(g)、BARRY FINNERTY(g)、RAY CHEW(key)、RICHARD TEE(key)、STEVE THORNTON(per)、GROVER WASHINGTON Jr.(sax)、KIM WATERS(Sax)。アレンジはRAY CHEWとSTEVE LOVEが手掛けています。

肝心の中身ですが、参加しているシンガーからも予想できると思いますがR&B色が強いと言うか、かなりソウルフルな仕上がりになっています。オリジナルとのイメージが違うものもありますが、黒っぽいジョン・レノンというのも面白いですし、これだけ上手いシンガーが歌っていますので気持ち良く聴けますね。
JAZZ/FUSION系音楽が好きな人にも楽しめる1枚だと思いますよ。

『IMAGINE ~JOHN LENNON FOREVER~』
01. INSTANT KARMA! / LANI GROVES
02. IMAGINE / J.T.TAYLOR
03. WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT / PATTI AUSTIN
04. WOMAN / JAMES"D-TRAIN"WILLIAMS
05. I'M LOSING YOU / NONA HENDRYX
06. WATCHING THE WHEELS / GWEN GUTHRIE
07. OH, MY LOVE / NONA HENDRYX
08. HAPPY X'MAS (WAR IS OVER) / JAMES"D-TRAIN"WILLIAMS
09. IT'S ONLY LOVE / LANI GROVES
10. COME TOGETHER / GROVER WASHINGTON Jr.

ピックアップ曲:
「IMAGINE」 / 作詞・曲:John Lennon、編曲:Ray Chew
クール&ザ・ギャング第二期黄金期のリード・ヴォーカルだったJ.T.TAYLORが歌う軽快なイマジンです。この曲がこんなに軽快なゴスペル調になっているのは珍しいかも知れません。全編打ち込みの軽快でシンプルなリズムが心地良く、間奏のKIM WATERSのソプラノ・サックスが良いアクセントになっています。

「WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT」 / 作詞・曲:John Lennon、編曲:Ray Chew
邦題「真夜中を突っ走れ」で知られる1974年のヒット曲ですね。この曲はオリジナルよりもテンポを落とし、ゆったりした雰囲気が漂うアレンジが素晴らしいです。PATTI AUSTINのヴォーカル、多重コーラスがベテランならではのゆとりを感じさせ、安心して聴いていられます。

「HAPPY X'MAS (WAR IS OVER)」 / 作詞・曲:John Lennon & Yoko Ono、編曲:Ray Chew & Steve Love
個人的にこの曲がたまらなく好きなんで取り上げない訳にいきません(笑)。この曲も本当に沢山のカヴァーが存在しますが、雰囲気はどれもオリジナルに似ているものが多いですね。多分オリジナルのアレンジを超えるのは難しいのだろうと思います。ここではJAMES"D-TRAIN"WILLIAMSがソウルフルな素晴らしい歌声を聴かせてくれます。

「COME TOGETHER」 / 作詞・曲:Lennon-MaCartney、編曲:Ray Chew
このアルバムにはビートルズ時代の曲が2曲収録されています。アルバム『Help!』に収録されていた「IT'S ONLY LOVE」と『Abbey Road』に収録されていたお馴染みのナンバーであるこの「COME TOGETHER」です。アルバム中唯一のインスト・ナンバーです。GROVER WASHINGTON Jr.のテナー・サックスの渋い音色にRICHARD TEEのピアノという贅沢な組み合わせとRay ChewのN.Y.の夜景を思わすような都会的なアレンジが素晴らしい1曲です。このアルバムのハイライトと言える1曲。
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by kaz-shin | 2009-10-10 21:36 | Compilation / Cover | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by Apollo at 2009-10-10 22:50 x
kaz-shinさん、こんばんは。

このアルバムは、まだ聴いたことがありませんが、アレンジャーと参加メンバーの名前を見るだけで、音が聞こえてきます。
「安心印」のメンバーですよね。
私にとって、John Lennonという人は「詩人」であって、メロディ・メイカーとしては残しているものは少ないと思っています。
その「名曲」がほとんど網羅されているアルバムですね。
これは持ってる価値があるかもしれません。
私、Lani Grovesのファンですし。
Commented by kaz-shin at 2009-10-12 22:20
Apolloさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

これApolloさんが想像している音に間違い無いと思いますよ(笑)
Lani Grovesって一般的に知名度が高くない印象がありますが、70年代から多くの名盤に関わってきている名シンガーですよね。
ここで歌っているシンガー達は本当に上手い人達ばかりなんで、安心して聴けますし、聴いていて気持ち良いですよ。
お薦めです。
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