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大橋 純子_Tea For Tears ◇ 2010年 01月 20日
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今回紹介するのは、大橋 純子が1981年にリリースした『Tea For Tears』です。このアルバムは、美乃家セントラル・ステイションを解散し、ソロとしての復帰第一弾となったアルバムですね。
美乃家セントラル・ステイションと組んでいた頃は、FUNK色が強く、大橋 純子の迫力に満ちたヴォーカルがひとつの売りだったのですが、ソロとなった本作ではAOR色が強いPOPなナンバーを聴かせてくれます。大橋 純子のヴォーカルも憎いくらいに余裕のある歌い方で、実に耳に心地良く響きます。
J-AOR、CITY POPが好きな方にはお薦めの1枚です。

プロデュースは、大橋 純子の音楽を語る上で絶対に外せない本城 和治。収録曲10曲全ての作詞を三浦 徳子が手掛けおり、米倉 良広、佐藤 健、後藤 輝夫、萩田 光雄、安部 恭弘、天波 博文が作曲を手掛けています。中でも佐藤 健の楽曲が特に良いですね。アレンジは全曲萩田 光雄が手掛けています。AORファンならニヤリとしてしまうようなアレンジがあったり、いかにも萩田 光雄らしいストリングス・アレンジがあったりで、なかなか聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

参加ミュージシャンは、島村 英二(ds)、菊池 丈夫(ds)、村上 秀一(ds)、渡嘉敷 祐一(ds)、長岡 道夫(b)、岡沢 章(b)、矢島 賢(g)、今 剛(g)、土方 隆行(g)、杉本 喜代志(g)、大谷 和夫(key)、富樫 春生(key)、萩田 光雄(key)、羽田 健太郎(key)、鳴島 英治(per)、EVE(cho)、ジェイク・H・コンセプション(sax、fl)、数原 晋(tp)、新井 英治(tb)等という贅沢な顔触れです。特に矢島 賢、今 剛、土方 隆行の3人のギター・プレイは各々の個性が良く出ていて面白いですよ。

ちなみに私の所有している『Tea For Tears』は、2009年の大橋 純子デビュー35周年を記念して再発されたものなので、アルバム収録曲10曲にボーナス・トラック4曲が加わって14曲が収録されています。しかも価格は2,000円ですから、買って損は無いと思いますよ(笑)

『大橋 純子 / Tea For Tears』
01. ANOTHER DAY, ANOTHER LOVE
02. 恋のアドリブ
03. サイレーン (海の精の物語)
04. ラ・ローザ
05. テレフォン・ナンバー
06. MAROON PERSON
07. シジフォスの朝
08. ブックエンド
09. 名前のない馬
10. TEA FOR TEARS
BONUS TRACK
11. ファンタジック・ウーマン
12. アプローズ
13. 過ぎてきた河
14. 夏の嵐

ピックアップ曲:
「ANOTHER DAY, ANOTHER LOVE」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:米倉 良広、編曲:萩田 光雄
ゆったりとしたリズムと萩田 光雄らしいストリングス・アレンジが印象的なメロウなナンバー。潮風の心地良い高台で暮れゆく夕陽を眺めながら聴きたい、そんな感じの曲です。聴けば聴くほどに気分が穏やかになるような気がします(笑)

「恋のアドリブ」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
軽快な故・菊池 丈夫のドラミングと矢島 賢の渋いギター・プレイ、そして何よりもキャッチーなメロディーが特徴のPOPチューンです。力強いピアノは、故・羽田 健太郎です。サビのメロディーは1度聴けば忘れませんね。ドライブしながら聴きたい、そんな1曲です。

「テレフォン・ナンバー」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
とにかくお洒落でAORチックなナンバーですね。特にホーン・アレンジが秀逸です。1981年という年代を感じさせる今 剛のギター・カッティングもたまりません(笑)。メロディー、アレンジ、演奏、ヴォーカルのどれもが素晴らしい仕上がりになってます。名曲ですよ。

「MAROON PERSON」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
スティーリー・ダンを彷彿させるアレンジが特徴のAOR色全開の1曲。佐藤 健がこのアルバムに書き下ろした曲はとにかくどれも良いんですよね。中でも渋さで言えばこの曲が断トツですね。村上 秀一のドラミングと矢島 賢のギター・プレイは百戦錬磨といった感のある素晴らしいプレイです。

「ブックエンド」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:佐藤 健、編曲:萩田 光雄
カッティングの名手・土方 隆行のプレイが光るポップ・ナンバー。メロディー的には地味かも知れませんが、アレンジとのバランスが良く、心地良く耳に溶け込んでくるようなナンバーです。聴き込むほどに味わい深くなってきます。

「名前のない馬」 / 作詞:三浦 徳子、作曲:天波 博文、編曲:萩田 光雄
マイケル・マクドナルド風のアレンジ(この表現だけで伝わると思いますが・・・笑)とサビのメロディーが印象的なナンバーです。何とも余裕綽々といった感じの大橋 純子のヴォーカルには脱帽です。きっと彼女のポテンシャルからすれば鼻歌程度なのでは?と思ってしまいます(笑)

ボーナス・トラックも含め、全曲捨て曲無しの良いアルバムです。美乃家セントラル・ステイションと組んでいた頃のアルバムなら『FULL HOUSE』、そしてソロ名義ならこの『Tea For Tears』は私が絶対の自信を持ってお薦め出来るアルバムなので、興味があったらぜひ聴いてみて下さい。
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by kaz-shin | 2010-01-20 00:30 | CITY POP / J-AOR系 | Trackback | Comments(2) | |
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Commented by まるいチーズ at 2010-01-24 21:54 x
こんばんは
すっかりご無沙汰しておりました。
もう門松も取れましたが、明けましておめでとうございます。
ブログは拝見しておりましたが、仕事が忙しくなかなかお邪魔することができませんでした。厳しい景況感が言われる中、私の会社は忙しい忙しい(笑)でもありがたいことです。
いきなり脱線しましたが、このアルバムは時代を反映してかAOR色が濃いですね。ソロ第一作ということで、普通なら気合が入るところでしょうが、逆に伸び伸びと余裕を持った純子さんの歌がとても印象的で好感が持てます。萩田さんのアレンジもさすがですね。
まだ忙しい日々が続いていますが、またお邪魔いたします。kaz-shin さんもお体に気をつけてください。今年もよろしくお願いいたします。
Commented by kaz-shin at 2010-01-24 23:53
まるいチーズさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そして明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

ここのところ、ずっと忙しそうですね。
この時期忙しいというのは、確かにありがたいことではありますが、くれぐれもお体ご自愛下さい。

さて、このアルバムにコメントを頂戴したこと、本当に嬉しかったです。
こんなに良いアルバムを聴いてない人が多いのかなと思ってました(笑)
このアルバムを聴くと、改めて大橋さんの歌の上手さと言うか、ポテンシャルの高さを感じますね。本当に余裕すら感じる歌は見事の一言です。
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