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研 ナオコ_研 ナオコ ベストヒット ◇ 2010年 02月 08日
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最近のBOOK OFFは、以前に比べると経営方針が変わったのか、採算のとれない店舗を次々閉めたり、お馴染みのお店の看板カラーを黄色からオレンジに変更したりしてますね。根拠の解らない値段設定は相変わらずという部分もありますが、以前に比べると高めの値段設定が多いような気がします。酷いものになると、数ヶ月前に250円で売っていたものが突然950円になっていたりします。本当に摩訶不思議なところです、BOOK OFFは・・・(笑)

そんなBOOK OFFですから、最近はなかなか"掘り出しモノ"に出えません。私の考える"掘り出しモノ"というのは、「こんなアルバムをこんな値段で売っちゃうの!?」という類のモノなんですが、昔に比べると回数が減りましたがごくたまにそんなアルバムに出会えます。
今回紹介するのもそんな1枚で、新品同様な帯付きで250円でした。
そのアルバムとは、2007年にリリースされた研 ナオコのベスト盤『研 ナオコ ベストヒット』です。
研 ナオコのようないわゆる歌謡曲と呼ばれるジャンルの歌手のCDは、その多くがベスト盤という形でお茶を濁しているといった感じですよね。実際、私は研 ナオコのCDはベスト盤以外見たことがありません。
今回紹介するベスト盤も基本的にはシングル曲を時系列(一部前後してますが)に並べているだけという安易なものばかりです。そんなベスト盤ですから、定価(このCDの場合は1,800円ですが)では買う気が起こりません。でも好きな曲も結構入っていますし、250円ならお買い得だと思い購入したものです。

このアルバムを聴いていて面白いなと思ったのは、曲自体よりも1975年から1979年のわずか5年の間に劇的にサウンドが変化している点です。
まずは演奏面。1975年当時の歌謡曲の主流は、レコード会社お抱えのオーケストラが演奏するというスタイルが圧倒的で、しかもストリングスが主体で、リズム楽器(ドラムやベース)はおまけ程度といった感じでした。しかし、70年代終盤になるとスタジオ・ミュージシャンを起用したバンド・スタイルが主流となり、逆にストリングスは脇役といった感じになっていきます。勿論アレンジャーによって多少傾向は変わりますし、70年代終盤にはシンセが広く普及したというのも大きく影響しているとは思いますが・・・。
次に録音技術や音のバランスの違いですね。この辺りは洋楽等の影響もあるでしょうし、録音機材の発達やエンジニアのセンスが向上しているということもあるでしょうね。そう考えると1970年代後半というのは実に面白い時代だったと改めて感じました。

『研 ナオコ / 研 ナオコ ベストヒット』
01. 愚図
02. 一年草
03. LA-LA-LA
04. あばよ
05. 風をくらって
06. 窓ガラス
07. ひとりぼっちで躍らせて
08. ボサノバ
09. 泣かせて
10. 六本木レイン
11. 夏をあきらめて
12. Tokyo見返り美人
13. 悲しい女
14. かもめはかもめ

ピックアップ曲:
「LA-LA-LA」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:クニ 河内
1976年のシングル曲。研 ナオコのシングル曲で初めて中島 みゆきが提供した曲だと思います。当時この曲が好きでシングル・レコードを買いました。今聴くと何とも演奏とミキシングはしょぼくて笑えます(笑)

「あばよ」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:クニ 河内
1976年のシングルで研 ナオコの最大のヒット曲であり、歌手としての存在を世に知らしめた曲かも知れませんね。個人的には然程好きな曲ではないのですが、純粋に良い曲だと思います。本人のキャラクターとは裏腹に歌ではシリアスな面を前面に出しているところが、中島 みゆきと共通していて面白いですね。

「ひとりぼっちで躍らせて」 / 作詞・作曲:中島 みゆき、編曲:石川 鷹彦
1979年のシングルです。この曲好きなんですよね~。研 ナオコに提供した中島 みゆきの曲の中では1番好きかも知れません。とにかくメロディーが良いですね。文句無しの名曲だと思います。

「ボサノバ」 / 作詞・作曲:福島 邦子、編曲:若草 恵
1981年のシングル曲。福島 邦子のオリジナルは以前当ブログ(紹介記事はコチラ)でも紹介しました。福島 邦子よりも研 ナオコの歌声に似合っているような気もします。1981年の作品ということもあって、演奏も録音も数段良くなっていますね。派手さはありませんが、この曲も良い曲ですね。

「泣かせて」 / 作詞・作曲:小椋 佳、編曲:奥 慶一
1983年のシングル曲。いかにも小椋 佳らしい美しいメロディーと切ない歌詞が印象的です。アレンジャーに奥 慶一の名前が出てくるのもいかにも80年代に入ったという感じですね(笑)

「夏をあきらめて」 / 作詞・作曲:桑田 佳祐、編曲:若草 恵
サザンの名曲のカヴァーですが、発売されたのはサザンの『NUDE MAN』が1982年7月、研 ナオコのシングルが1982年の9月ということで時期的にはほぼ一緒だったんですね。この曲での研 ナオコのヴォーカルは風邪をひいていたのか、声が出ておらず非常に残念ですね。
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by kaz-shin | 2010-02-08 01:35 | 250 - BOOK OFF | Trackback | Comments(4) | |
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Commented by kotaro at 2010-02-08 09:44 x
大人にならないと判らない研ナオコ、いいですね。
管理人氏の着眼にブラボーです。
こういう歌手が、安定的に年に2〜3曲出せていた芸能、音楽界。昔はテレビを見ていても疲れなかったです。

日本のテレビが滅茶苦茶になる前は、フランス型と米国型のボードビルや「笑い」の世界がありました。それを海外に行った時に考えるのが面白かった、たけしや石立鉄男はフランス型だな、とか。

研さんは志村けんとのコラボもあるので微妙な欧州型かな。
やっぱりここのサイトのレゾンデートルはこういった楽曲を取り上げていただけることでしょう。
Commented by kaz-shin at 2010-02-11 09:42
kotaroさん、コメントありがとうございます。
おそらくこの記事にコメントを頂けるとしたら、kotaroさんだけだろうなと思っておりました(笑)

私の音楽の嗜好において"歌謡曲"というのはやはりベースなんですよね。
世代を超えて多くの人が楽しんで聴けるというのが"歌謡曲"の魅力だったと思っています。
今、"歌謡曲"が呼べる音楽が消滅してしまい、世代を超えて楽しめる曲がないという状態が非常に寂しい気がします。

たまにこんなアルバムを聴くとほっとした気分になりますね。

それにしても石立鉄男さん、懐かしいですね~。
石立さん主演のコメディーは欠かさず見ていました。特に亡くなった大原麗子さんと共演していた「雑居時代」は好きでしたよ。
Commented by tada at 2010-02-14 04:59 x
中島みゆきをきいていいる影響でよくきいてましたが、数年前、夕方のTVプログラムで見たものはいまでも忘れられないもんでした。声かすれてる、音程があきらかにはずれてると散々なものでした。なんか見るのも辛かったのでさっさとチャンネルかえました。きつかった。
Commented by kaz-shin at 2010-02-14 22:00
tadaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
最近歌っていないとやはり駄目なんでしょうね。
元々声量のあるタイプの歌い手ではないので、歌っていないと声はでないでしょうね。
なんだか寂しい話ですね。
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